JP2002311521A - 原稿押圧板 - Google Patents

原稿押圧板

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JP2002311521A
JP2002311521A JP2001120857A JP2001120857A JP2002311521A JP 2002311521 A JP2002311521 A JP 2002311521A JP 2001120857 A JP2001120857 A JP 2001120857A JP 2001120857 A JP2001120857 A JP 2001120857A JP 2002311521 A JP2002311521 A JP 2002311521A
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document pressing
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Application number
JP2001120857A
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English (en)
Inventor
Akito Yamauchi
昭人 山内
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿押圧板を閉じるとき原稿載置台上の原稿
がズレることなく、また、勢い良く開放しても原稿が舞
い上がらない原稿押圧板を簡単な機構で得る。 【解決手段】 原稿押圧部材26には原稿押圧板24の
自由端側の一部に矩形穴28が形成されており、原稿押
さえ部材30が収納可能となっている。この矩形穴28
の底部と原稿押さえ部材30との間にスプリング42を
配置し、原稿押さえ部材30を矩形穴28から突出する
方向へ付勢して、原稿押圧部材26の押圧面26Aから
突出及び矩形穴28内に収納可能としている。原稿押さ
え部材30が原稿押圧部材26の押圧面26Aから突出
していることで、原稿押圧板24を閉じるとき、原稿押
さえ部材30が押圧面26Aより先に原稿を押圧して原
稿の位置ズレを防止すると共に、原稿押圧板24を勢い
良く開放しても、原稿が舞い上がることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿載置台に対し
て回動可能に設けられ、閉止された状態で原稿載置台上
に載置された原稿を押圧する原稿押圧板に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等
の画像形成装置の画像読取装置や、単独の装置としての
画像読取装置には、プラテンガラス等の原稿載置台が設
けられており、この原稿載置台上に原稿が載置される。
また、画像読取装置には原稿押圧板が回動可能に軸支さ
れており、原稿押圧板を閉止させて原稿載置台に載置さ
れた原稿を押圧する。
【0003】ここで、原稿載置台上に原稿を載置した状
態で原稿押圧板を閉止させると、風圧等により、原稿が
位置合わせした位置からズレてしまい、被複写物に対し
てズレた状態で画像が形成される場合がある。
【0004】また、被複写物に画像を形成させた後、原
稿を取り出すとき原稿押圧板勢い良く開放すると、原稿
押圧板によって発生する空気の渦によって、図10に示
すように、原稿Pが舞い上がり、画像読取装置100の
周辺へ落下してしまう。
【0005】このため、実開平3−122445では、
原稿載置台に載置された原稿の位置ズレを目視可能な透
明又は半透明の弾性シートで形成された下押さえ部と、
下押さえ部を覆う上押さえ部と、で構成された原稿押圧
板が開示されている。
【0006】これにより、原稿を複写するとき、下押さ
え部によって原稿の位置を確認した後、上押さえ部で下
押さえ部を覆うため、原稿がズレた状態で被複写物に画
像が形成されることはない。
【0007】しかし、原稿押圧板が2重構造となってお
り、原稿を複写するとき、通常、一回で済む閉止動作
を、下押さえ部と上押さえ部とで2回行わなければなら
ず、作業が面倒である。
【0008】一方、実開昭63−24547では、原稿
押圧板の回動移動に連動して原稿押さえ部が原稿載置台
に対して接離移動して原稿載置台に載置された原稿の一
端部を押さえるようにした原稿押さえ装置が開示されて
いる。
【0009】これにより、原稿載置台上に原稿を載置し
た後、原稿押さえ部を原稿載置台へ近接させて原稿を押
さえることで、原稿押圧板を閉止するとき、原稿押圧板
による風圧を受けたとしても、原稿が位置ズレすること
がない。
【0010】また、原稿押圧板を開放して原稿を取り出
すとき、原稿押さえ部によって原稿を押さえることで、
原稿押圧板に吸着した原稿を原稿押圧板から剥がすこと
ができる。
【0011】以上のように、前述した二つの問題は解消
されるが、原稿押圧板の回動移動に連動して原稿押さえ
部を原稿載置台に対して上下移動させる原稿押さえ装置
が必要であるため、原稿押圧板が複雑化してしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、原稿押圧板を閉止させるとき、原稿載置台上に載
置させた原稿が風圧等でズレることなく、また、被複写
物に画像を形成させた後原稿を取り出すとき、原稿押圧
板を勢い良く開放しても原稿が舞い上がらない原稿押圧
板を簡単な機構で得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、原稿載置台に対して原稿押圧板が回動可能に設けら
れており、閉止された状態で押圧面により原稿載置台上
に載置された原稿を押圧する。
【0014】押圧面からは原稿押さえ手段が突出してお
り、この原稿押さえ手段は原稿押圧板を閉止操作すると
押圧面より先に原稿を押圧し、原稿押圧板を閉じると押
圧面と面一となり、原稿押圧板を開放すると押圧面から
突出する。
【0015】このように、原稿押圧板を閉止操作する
と、原稿押さえ手段が押圧面より先に原稿を押圧するた
め、原稿押圧板を閉止操作時に、原稿押圧板による風圧
を受けても、原稿が位置合わせした位置からズレること
はい。
【0016】一方、原稿を複写した後、原稿を取り出す
とき原稿押圧板を勢い良く開放すると、原稿押圧板によ
って発生する空気の渦により、原稿が舞い上がる場合が
あるが、本発明では、原稿押圧板を開放すると、原稿押
さえ手段が押圧面から突出するため、原稿押圧板を勢い
良く開放しても、原稿は舞い上がらない。
【0017】また、静電気等により原稿が押圧面に吸着
した場合でも、原稿押さえ手段が押圧面から突出するた
め、原稿は押圧面から剥がれ易くなる。このため、原稿
は舞い上がり難くなる。
【0018】請求項2に記載の発明では、原稿押圧板の
押圧面には、凹部が凹設されている。凹部内にはガイド
部を設けており、第1の原稿押さえ部材がガイド部と係
合し、スライドして凹部から突出及び凹部に収納可能と
している。また、第1の原稿押さえ部材と凹部との間に
は、第1の原稿押さえ部材を凹部から突出する方向へ付
勢する付勢部材を配置している。
【0019】これにより、原稿押圧板を開放すると、付
勢部材の付勢力により、第1の原稿押さえ部材がガイド
部と係合した状態で凹部から突出する方向へ移動し、原
稿押圧板が閉じた状態では、付勢部材が押し縮められ、
第1の原稿押さえ部材がガイド部と係合した状態で凹部
に収納される。
【0020】このように、付勢部材によって第1の原稿
押さえ部材を凹部から突出及び凹部に収納させるため、
原稿押さえ手段の機構が簡単であり、低コストで実現で
きる。
【0021】請求項3に記載の発明では、原稿押圧板の
押圧面には、凹部が凹設されており、凹部内には軸支部
が設けられている。この軸支部にアームを軸支させ、原
稿押圧板の開閉操作で回動して凹部から突出又は凹部に
収納可能となるようにしている。また、アームの先端部
には、原稿に当接するローラを回転可能に軸支させてい
る。
【0022】これにより、原稿押圧板を閉止操作する
と、アームが回動して凹部から突出し、押圧面より先に
ローラが原稿に当接して原稿の位置ズレを防止し、原稿
押圧板を閉じると、ローラが凹部に収納される。一方、
原稿押圧板を開放すると、アームが回動して凹部から突
出するため、原稿押圧板によって発生する空気の渦によ
り原稿が舞い上がることはない。
【0023】請求項4に記載の発明では、原稿押圧板を
開放操作すると、ローラより先に原稿から離れ、原稿押
圧板を閉止操作するとローラの後に原稿に当接可能な第
2の原稿押さえ部材をアームに設けている。
【0024】これにより、原稿押圧板を開放すると、押
圧面、第2の原稿押さえ部材、ローラの順番で原稿から
離れる。このため、静電気などにより原稿が押圧面に吸
着した場合でも、第2の原稿押さえ部材によって原稿は
剥がされ、仮に、第2の原稿押さえ部材に原稿が吸着し
たとしても、ローラの当接により原稿は第2の原稿押さ
え部材から剥がれる。
【0025】さらに、ローラと原稿とは線接触であるた
め、原稿はローラからすぐ剥がれる。このように、徐々
に原稿を押圧する面積を減らすことで、押圧面及び第2
の原稿押さえ部材に吸着した原稿を確実に剥がすことが
できる。
【0026】一方、原稿押圧板を閉止操作すると、ロー
ラが原稿に当接した後、第2の原稿押さえ部材が原稿に
当接して、第2の原稿押さえ部材及び押圧面によって原
稿が押圧される。このように、原稿押圧板の自由端側か
ら基部側へ徐々に原稿に当接することで、多少湾曲した
原稿を伸張させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る原稿押
圧板が適用された画像形成装置について概略説明する。
【0028】図1及び図2に示すように、画像形成装置
10の上方には、画像読取装置12が備えられており、
画像読取装置12の筐体14の上面には、開口部14A
が形成されている。
【0029】この開口部14Aには、透明の板材である
プラテンガラス16が装着されており、プラテンガラス
16に載置された原稿を照射してミラー(図示省略)等
によって反射させ、原稿に記録された画像情報を読み取
っている。
【0030】この画像読取装置12で読み取られた画像
情報に基づいて、画像形成装置10の内部に配置された
図示しない画像形成部において、記録紙給紙トレイ18
から給紙された記録紙に画像が形成され、記録紙排出ト
レイ20から排出される。
【0031】次に、第1形態に係る原稿押圧板について
説明する。
【0032】図1に示すように、筐体14の上面の奥側
左右には、軸支部22が設けられており、この軸支部2
2によって、平板状の原稿押圧板24に設けられた図示
しないシャフトが所定角度内を回動可能に軸支され、原
稿押圧板24を閉止させたとき、原稿押圧板24がプラ
テンガラス16に対面して遮蔽可能となっている。
【0033】原稿押圧板24には、原稿押圧板24を閉
止させたとき、プラテンガラス16と対面する側に板状
の原稿押圧部材26が固定されており、プラテンガラス
16上に載置された原稿を押圧可能となっている。原稿
押圧部材26は軟質材を用いており、原稿押圧板24を
閉止するとき、プラテンガラス16に衝撃を与えないよ
うにしている。
【0034】図2〜図4には原稿押圧板24の説明図が
示されている。図2には第1形態に係る原稿押圧板を備
えた画像読取装置の側面図が図示されており、図3及び
図4には原稿押圧板24の要部を示す正面図が図示され
ている。
【0035】ここで、原稿押圧部材26には原稿押圧板
24の自由端側の一部に矩形穴(凹部)28が形成され
ており、矩形穴28の底部が原稿押圧板24となってい
る。この矩形穴28内には略箱状の原稿押さえ部材30
を上下移動させるスライド機構32(原稿押さえ手段)
が設けられている。
【0036】以下、このスライド機構32について説明
する。原稿押圧部材26に形成された矩形穴28の底部
である原稿押圧板24からは、断面が略L字状の支持ア
ーム34が一対張り出している。
【0037】この支持アーム34の脚部34Aは、矩形
穴28の深さよりも短くなっており、支持アーム34は
矩形穴28内に位置している。また、支持アーム34の
先端部34Bには、それぞれリング状の連結アーム36
が係合しており、上下方向(原稿押圧板24に対して接
離する方向)に移動可能となっている。
【0038】一方、矩形穴28内を上下移動する原稿押
さえ部材30の上面からは、一対の係合部38が張り出
している。この係合部38の端面同士の離間距離は、支
持アーム34の先端面同士の離間距離よりも短くなって
おり、原稿押さえ部材30は支持アーム34間に配置可
能となっている。
【0039】また、係合部38は連結アーム36に係合
可能となっており、連結アーム36内を上下方向にスラ
イド可能となっている。原稿押さえ部材30の下面に
は、原稿押圧部材26と同じ軟質材のフランジ40が張
り出しており、矩形穴28の開口を閉塞可能な大きさと
なっている。
【0040】さらに、矩形穴28の底部(原稿押圧板2
4)と原稿押さえ部材30との間には、スプリング42
が配置されており、一端部が矩形穴28の底部に当接
し、他端部が原稿押さえ部材30の上面に当接して、原
稿押さえ部材30を矩形穴28から突出する方向へ付勢
している。
【0041】このため、図4に示すように、スプリング
42の自由状態では、連結アーム36の上端部が支持ア
ーム34の先端部34Bに位置し、原稿押さえ部材30
の係合部38が連結アーム36の下端部に位置して、原
稿押さえ部材30が原稿押圧部材26の押圧面26Aか
ら突出した状態となる。
【0042】一方、図3に示すように、原稿押さえ部材
30がプラテンガラス16に当接した状態では、スプリ
ング42の付勢力と抗する方向へ押圧されて押縮めら
れ、原稿押さえ部材30の係合部38が連結アーム36
に沿ってスライドして連結アーム36の上端部に移動
し、連結アーム36の下端側が支持アーム34の先端部
34Bに位置する。
【0043】このとき、連結アーム36の下端部と支持
アーム34の先端部34Bとの間には、多少クリアラン
スが生じるようにしており、各部品間による寸法のバラ
ツキによって、原稿押圧板24を閉止させた状態で、原
稿押さえ部材30が押圧面26Aから突出することがな
いようにしている。
【0044】これにより、原稿押さえ部材30は矩形穴
28内に収納され、この状態で原稿押圧部材26の押圧
面26Aと原稿押さえ部材30のフランジ40とが面一
となり、押圧面26Aとフランジ40とで原稿を押圧す
る。
【0045】このスライド機構32により、原稿押圧板
24の開放時には、スプリング42の付勢力によって、
原稿押さえ部材30が原稿押圧部材26の押圧面26A
の面一から突出しているため、原稿押圧板24を閉止操
作すると、押圧面26Aより先に原稿押さえ部材30が
原稿を押圧し、さらに、原稿押圧板24を閉じると、押
圧面26Aが原稿に面接触して原稿を押圧する。
【0046】このように、プラテンガラス16上で原稿
を位置決めした後、押圧面26Aより先に原稿押さえ部
材30が原稿を押圧するため、原稿押圧板24による風
圧を受けても、プラテンガラス16上の原稿の位置がズ
レることはない。
【0047】一方、原稿をプラテンガラス16から取り
出すとき、原稿押圧板24を開放操作すると、原稿押さ
え部材30がスプリング42の付勢力によって押圧面2
6Aから突出する。これにより、原稿押圧板24を勢い
良く開放した場合でも、原稿が舞い上がることはない。
【0048】また、静電気等により原稿が押圧面26A
に吸着した場合でも、原稿押さえ部材30が押圧面26
Aから突出するため、原稿は押圧面26Aから剥がれ易
くなる。このため、原稿が舞い上がり難くなる。
【0049】以上のように、スプリング42によって原
稿押さえ部材30を矩形穴28内から突出させるだけ
で、原稿押圧板24を閉じるときにはプラテンガラス1
6上に載置された原稿の位置ズレを防止すると共に、原
稿押圧板24を開放操作すると原稿を舞い上がらないよ
うにするため、機構が簡単であり、低コストで実現でき
る。
【0050】なお、ここでは、原稿押さえ部材30を押
圧面26Aから突出させるため、スプリング42を用い
たが、スプリングに限るものではなく、板バネ等の付勢
部材であっても良く、自重により、押圧面26Aから突
出させるようにしても良い。
【0051】次に、第2形態に係る原稿押圧板について
説明する。なお、第1形態と略同一の内容については、
説明を割愛する。
【0052】図5〜図9には原稿押圧板44の説明図が
示されている。図5には第2形態に係る原稿押圧板44
を備えた画像読取装置45の側面図が図示されており、
図6〜図9には原稿押圧板44の要部を示す拡大図が図
示されている。
【0053】図5及び図6に示すように、原稿押圧部材
54に形成された矩形穴46の底部に位置する原稿押圧
板44には、軸支部48が設けられており、この軸支部
48にはアーム50が所定角度内を回動可能に軸支され
ている。このアーム50の先端部には、ローラ52が回
転可能に軸支されており、ローラ52及びアーム50
は、矩形穴46内に収納可能となっている。
【0054】ここで、アーム50には原稿押圧部材54
と同じ軟質材の押圧部材56が固定されており、ローラ
52及びアーム50が矩形穴46内に収納された状態
で、押圧部材56が原稿押圧部材54の押圧面54Aと
面一となる。
【0055】原稿押圧板44を閉止させるとき、図7に
示すように、アーム50は回動により押圧面54Aより
先にプラテンガラス16上で位置決めされた原稿にロー
ラ52が当接し、次に押圧部材56が原稿に当接して、
押圧部材56及び押圧面54Aで原稿を押圧する。
【0056】このように、押圧面54Aより先にローラ
52が原稿に当接することで、原稿押圧板24による風
圧を受けても、プラテンガラス16上の原稿が位置ズレ
しないようにしている。
【0057】また、ローラ52、押圧部材56、原稿押
圧部材54の順番で、原稿押圧板44の自由端側から基
部側へ徐々に原稿を押圧していくことで、多少湾曲した
原稿を伸張させることができる。
【0058】ここで、ローラ52はアーム50の先端部
に回動可能に軸支されており、原稿押圧部材54の回動
と共に、原稿上を回転する。これにより、プラテンガラ
ス16上に取り付けられたレジスト位置基準板58に原
稿が押し付けられ、レジスト位置基準板58を基準とし
て確実に位置決めされるが、原稿がレジスト位置基準板
58に当接した状態では、ローラ52は原稿上で空回り
するようにしている。
【0059】一方、図8に示すように、原稿押圧板44
を開放操作すると、アーム50が軸支部48に対して回
動し、アーム50及びローラ52が矩形穴46内から突
出するため、原稿押圧板44によって発生する空気の渦
により原稿が舞い上がることはない。
【0060】また、静電気などにより原稿押圧板44の
押圧面54Aに吸着した場合でも、押圧部材56及びロ
ーラ52の突出により、原稿を押圧面54Aから剥がす
ことができる。
【0061】このとき、仮に押圧部材56に吸着したと
しても、原稿押圧板44が所定角度開放すると、図9に
示すように、ローラ52のみが原稿Pを押圧した状態と
なるため、ローラ52によって剥がされる。
【0062】ここで、アーム50は所定角度内を回動可
能に軸支されているため、原稿押圧板44を所定角度以
上開放すると、アーム50の回動規制により、ローラ5
2が原稿Pから離れる。
【0063】ところで、ローラ52は回転可能に軸支さ
れており、原稿P上を回転するため、原稿Pから剥がれ
易い。このように、徐々に原稿Pを押圧する面積を減ら
すことで、押圧面54A及び押圧部材56に吸着した原
稿Pを確実に剥がすことができる。
【0064】なお、本発明では原稿押圧板に設けられた
原稿押圧部材の一部に矩形穴を形成し、この矩形穴内に
原稿押さえ手段を設けたが、原稿押圧板を閉止操作する
とき、押圧面より先に原稿に押圧して、原稿押圧板を開
放すると、押圧面から突出して原稿が舞い上がらないよ
うにできれば良いため、これに限るものではない。例え
ば、原稿押圧板の自由端側に原稿押圧部材の幅方向の全
域に渡って、押圧面から突出可能な突出部材を設けても
良い。
【0065】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1に記載の発明では、原稿押圧板を閉止操作すると、原
稿押さえ手段が押圧面より先に原稿を押圧するため、原
稿押圧板を閉止操作時に、原稿押圧板による風圧を受け
ても、原稿が位置合わせした位置からズレることはい。
一方、原稿を複写した後、原稿を取り出すとき原稿押圧
板を勢い良く開放すると、原稿押圧板によって発生する
空気の渦により、原稿が舞い上がる場合があるが、本発
明では、原稿押圧板を開放すると、原稿押さえ手段が押
圧面から突出するため、原稿押圧板を勢い良く開放して
も、原稿は舞い上がらない。また、静電気等により原稿
が押圧面に吸着した場合でも、原稿押さえ手段が押圧面
から突出するため、原稿は押圧面から剥がれ易くなる。
このため、原稿は舞い上がり難くなる。
【0066】請求項2に記載の発明では、付勢部材によ
って第1の原稿押さえ部材を凹部から突出及び凹部に収
納させるため、原稿押さえ手段の機構が簡単であり、低
コストで実現できる。請求項3に記載の発明では、原稿
押圧板を閉止操作すると、アームが回動して凹部から突
出し、押圧面より先にローラが原稿に当接して原稿の位
置ズレを防止し、原稿押圧板を閉じると、ローラが凹部
に収納される。一方、原稿押圧板を開放すると、アーム
が回動して凹部から突出するため、原稿押圧板によって
発生する空気の渦により原稿が舞い上がることはない。
【0067】請求項4に記載の発明では、静電気などに
より原稿が押圧面に吸着した場合でも、第2の原稿押さ
え部材によって原稿は剥がされ、仮に、第2の原稿押さ
え部材に原稿が吸着したとしても、ローラの当接により
原稿は第2の原稿押さえ部材から剥がれる。さらに、ロ
ーラと原稿とは線接触であるため、原稿はローラからす
ぐ剥がれる。このように、徐々に原稿を押圧する面積を
減らすことで、押圧面及び第2の原稿押さえ部材に吸着
した原稿を確実に剥がすことができる。また、原稿押圧
板の自由端側から基部側へ徐々に原稿に当接すること
で、多少湾曲した原稿を伸張させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置を示す斜視図である。
【図2】 第1形態に係る原稿押圧板を備えた画像読取
装置を示す概略側面図である。
【図3】 第1形態に係る原稿押圧板に設けられた原稿
押さえ部材が矩形穴内に収納された状態を示す正面図で
ある。
【図4】 第1形態に係る原稿押圧板に設けられた原稿
押さえ部材が押圧面から突出した状態を示す正面図であ
る。
【図5】 第2形態に係る原稿押圧板を備えた画像読取
装置を示す概略側面図である。
【図6】 第2形態に係る原稿押圧板に設けられたロー
ラが矩形穴内に収納された状態を示す断面図である。
【図7】 第2形態に係る原稿押圧板に設けられたロー
ラが原稿を押圧している状態を示す断面図である。
【図8】 第2形態に係る原稿押圧板に設けられた押圧
部材によって押圧面から原稿が剥がれた状態を示す断面
図である。
【図9】 第2形態に係る原稿押圧板に設けられたロー
ラのみが原稿に当接している状態を示す断面図である。
【図10】 従来の原稿押圧板を開放したときに原稿が
舞い上がる状態を示した概略側面図である。
【符号の説明】
24 原稿押圧板 26A 押圧面 28 矩形穴(凹部、原稿押さえ手段) 30 原稿押さえ部材(第1の原稿押さえ部材、原稿
押さえ手段) 32 スライド機構(原稿押さえ手段) 34 支持アーム(ガイド部、原稿押さえ手段) 36 連結アーム(ガイド部、原稿押さえ手段) 42 スプリング(付勢部材、原稿押さえ手段) 44 原稿押圧板 46 矩形穴(凹部、原稿押さえ手段) 50 アーム(原稿押さえ手段) 52 ローラ(原稿押さえ手段) 54A 押圧面 56 押圧部材(第2の原稿押さえ部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置台に対して回動可能に設けら
    れ、閉止された状態で押圧面により原稿載置台上に載置
    された原稿を押圧する原稿押圧板であって、 前記押圧面から突出し、原稿押圧板を閉止操作すると押
    圧面より先に原稿を押圧し、原稿押圧板を閉じると押圧
    面と面一となり、原稿押圧板を開放すると前記押圧面か
    ら突出する原稿押さえ手段を有することを特徴とする原
    稿押圧板。
  2. 【請求項2】 前記原稿押さえ手段が、 前記押圧面に凹設された凹部と、 前記凹部内に設けられたガイド部と、 前記ガイド部と係合し、スライドして前記凹部から突出
    及び凹部に収納可能な第1の原稿押さえ部材と、 前記第1の原稿押さえ部材と前記凹部との間に配置さ
    れ、第1の原稿押さえ部材を凹部から突出する方向へ付
    勢する付勢部材と、 で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の原稿押
    圧板。
  3. 【請求項3】 前記原稿押さえ手段が、 前記押圧面に凹設された凹部と、 前記凹部内に設けられた軸支部に軸支され、前記原稿押
    圧板の開閉操作で回動して前記凹部から突出又は凹部に
    収納可能なアームと、 前記アームの先端部に回転可能に軸支され、前記原稿に
    当接するローラと、 で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の原稿押
    圧板。
  4. 【請求項4】 前記原稿押圧板を開放操作すると前記ロ
    ーラより先に前記原稿から離れ、原稿押圧板を閉止操作
    するとローラの後に原稿に当接可能な第2の原稿押さえ
    部材を前記アームに設けたことを特徴とする請求項3に
    記載の原稿押圧板。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006184701A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Funai Electric Co Ltd 画像読み取り装置
JP2012177823A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Brother Ind Ltd 画像読取装置
JP2015103878A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置
US10855861B2 (en) 2016-09-09 2020-12-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Reflective sheet coupling

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