JP3800981B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3800981B2
JP3800981B2 JP2001140401A JP2001140401A JP3800981B2 JP 3800981 B2 JP3800981 B2 JP 3800981B2 JP 2001140401 A JP2001140401 A JP 2001140401A JP 2001140401 A JP2001140401 A JP 2001140401A JP 3800981 B2 JP3800981 B2 JP 3800981B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
image reading
plate
reference plate
registration position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001140401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002333683A (ja
Inventor
祐之 湊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001140401A priority Critical patent/JP3800981B2/ja
Publication of JP2002333683A publication Critical patent/JP2002333683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800981B2 publication Critical patent/JP3800981B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば画像形成装置などに用いられる画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置の画像読取装置や、単独の装置としての画像読取装置では、原稿載置台に載置された原稿に光を照射して得られた画像を電気信号に変換し、且つデジタル化した後、種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データに応じて変調した光ビームによって記録紙が複写される。
【0003】
ここで、図11に示すように、画像読取装置100では原稿Pを読み取る際の原稿読取り基準であるレジ位置を原稿載置台102の左奥角部としており、画像読取装置100を正面から見て、原稿載置台102の左側及び奥側にそれぞれレジ基準板104、106を配置し、原稿Pを原稿載置台102に載置する場合、原稿Pのエッジ部をレジ基準板104、106に当接させた状態で原稿Pの角部をレジ位置Qに合わせて原稿Pを位置決めする。
【0004】
しかし、図12に示すように、画像読取装置100は画像形成装置101の上方に配置されているため、レジ位置Qが原稿載置台102の奥側では、車椅子を使用する等障害をもつ操作者が、原稿載置台102に原稿Pを載置する場合、レジ基準板106に原稿Pのエッジ部を当接させることができないこともあり、これらの操作者にとって操作性が良くない。
【0005】
従って、レジ位置Qを原稿載置台102の手前側にすることが考えられる。一方、原稿押圧板108は、原稿載置台102の奥側に設けられたヒンジ部110によって、画像読取装置100の走査方向(図9の矢印方向)に沿って弧を描きながら開閉可能となっている。
【0006】
このため、図13に示すように、レジ位置Qを原稿載置台102の手前にすると、新聞等のサイズの大きな原稿を読み取る際、原稿押圧板108のヒンジ部110が邪魔になり、原稿を折り畳んで複写しなければならず面倒である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、操作者毎に原稿載置台の原稿読取り基準を選択可能な画像読取装置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像読取装置において、原稿載置台に載置された原稿を光学的に読み取って電気信号に変換する画像読取部の主走査方向の原稿読取り基準であり、前記原稿載置台上の奥側と手前側にそれぞれ設けられた一対の基準板と、前記一対の基準板を一体にして、一方の基準板を原稿載置台上に配置すると、他方の基準板を原稿載置台から退避させる進退手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、原稿載置台に載置された原稿は、画像読取部によって光学的に読み取られると共に電気信号に変換される。この画像読取部の主走査方向の原稿読取り基準を原稿載置台上に複数設け、原稿載置台上の原稿読取り基準を選択可能としている。具体的には、原稿読取り基準として、原稿載置台上の奥側と手前側に一対の基準板をそれぞれ設け、該一対の基準板を一体にして、進退手段によって移動させる。つまり、一方の基準板を原稿載置台上に配置させると、一方の基準板に連動して他方の基準板は原稿載置台から退避することとなる。
【0009】
画像形成装置では画像読取装置が上方に配置されているため、車椅子を使用する等障害をもつ操作者の場合、基準板が原稿載置台の奥側では手が届き難く、原稿を基準板に位置合わせすることができないという問題が生じるが、進退手段によって基準板を原稿載置台の手前側にすることで、基準板に手が届き易く、操作し易くなる。
【0010】
また、基準板が原稿載置台の手前側の場合、原稿押圧板を多少開放するだけで原稿を該基準板に位置合わせすることができるため、原稿を原稿載置台に載置するときに原稿押圧板を全開しなくても良く、障害をもつ操作者の負担が少なくて済む。
【0011】
一方、新聞等のサイズの大きな原稿を読取る場合、進退手段によって基準板を原稿載置台の奥側に切り替えると、原稿押圧板を開閉させるヒンジ部が邪魔にならず、原稿を折り畳んで複写する必要もなく使い勝手が良い。このように、操作者毎に原稿載置台の原稿読取り基準を選択して切り替えることができるため、便利である。
ここで、必要な基準板を原稿載置台上に配置させると共に、不要な基準板を原稿載置台から退避させることで、間違った位置に原稿を載置する恐れがなくなる。また、不要な基準板を退避させることで、原稿載置台上に原稿を載置するとき、不要な基準板に原稿が乗り上げて折れ曲がることがない。さらに、基準板の進退状態を見ただけで、原稿読取り基準が分かるため、原稿を複写する時、原稿読取り基準を変える必要があるか否か判断することができる。また、原稿読取り基準が原稿載置台に設けられた基準板であるため、原稿を原稿載置台上に載置するとき、基準板に原稿のエッジ部を当接させれば良いので、原稿を位置合わせし易い。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記進退手段が、前記一方の基準板と前記他方の基準板を連結する動力伝達板と、一方の基準板を引き寄せる引っ張りバネと、前記引っ張りバネの付勢力に抗する方向へ押し出し可能なソレノイドと、で構成されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、動力伝達板によって、一方の基準板と他方の基準板を連結させ、一方の基準板を引っ張りバネによって引き寄せ、ソレノイドによって該引っ張りバネの付勢力に抗する方向へ一方の基準板を押し出し可能としている。この一方の基準板に連動して他方の基準板を原稿載置台に対して進退させる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像読取装置において、前記画像読取部を操作する操作部に前記ソレノイドのON・OFFを切り替える操作スイッチが設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、ソレノイドのON・OFFを切り替える操作スイッチを画像読取部を操作する操作部に設けることで、車椅子を使用する操作者でも容易に手が届くので、操作し易い。また、操作スイッチを押圧するだけで、原稿読取り基準が切り替わるため、操作性が良い。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像読取装置において、前記原稿載置台上に載置された原稿を押圧する原稿押圧板が、前記画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉可能に設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、原稿載置台上に載置された原稿を押圧する原稿押圧板を、画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉可能に設けている。原稿押圧板を画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉させるには、原稿押圧板を開閉させるためのヒンジ部を画像読取部の主走査方向と平行に設ける必要がある。つまり、画像読取装置を正面から見た場合、ヒンジ部は画像読取装置の左右に設けられる。
一方、従来のように、ヒンジ部が画像読取装置の奥方に配置している場合、新聞等のサイズの大きな原稿を複写する際、ヒンジ部が邪魔になるため、原稿を折り畳まなければならない。しかし、画像読取部の主走査方向と平行にヒンジ部を設け、原稿押圧板を画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉させることで、このような原稿を複写する場合でも、従来のように原稿を折り畳む必要がなくなる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像読取装置において、前記原稿載置台上に載置された原稿を押圧する原稿押圧板に自動原稿送り装置が設けられ、前記自動原稿送り装置の原稿読取り基準が前記操作部側に配置されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、自動原稿送り装置の原稿読取り基準が操作者側に配置されているため、車椅子を使用する等障害をもつ操作者でも、自動原稿送り装置に原稿をセットし易く、操作性が良い。
【0016】
請求項6に記載の発明では、基準板を原稿載置台から進退させる進退手段を設けている。例えば、進退手段を操作スイッチと連動させ、操作スイッチによって原稿読取り基準を切り替えると、自動的に必要な基準板を原稿載置台上に配置させると共に、不要な基準板を原稿載置台から退避させることで、間違った位置に原稿を載置する恐れがなくなる。
【0017】
また、基準板の進退状態を見ただけで、原稿読取り基準が分かるため、原稿を複写する時、原稿読取り基準を変える必要があるか否か判断でき、原稿読取り基準を変える必要がない場合は操作スイッチを押圧しなくて良い。
【0018】
請求項7に記載の発明では、原稿載置台上に載置され、原稿を押圧する原稿押圧板を画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉可能に設けている。このように、原稿押圧板を画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉させるには、原稿押圧板を開閉させるためのヒンジ部を画像読取部の主走査方向と平行に設ける。すなわち、画像読取装置を正面から見た場合、ヒンジ部は画像読取装置の左右に設けられる。
【0019】
ここで、従来のように、ヒンジ部が画像読取装置の奥方に配置している場合、新聞等のサイズの大きな原稿を複写する際、ヒンジ部が邪魔になるため、原稿を折り畳まなければならなかったが、画像読取部の主走査方向と平行にヒンジ部を設け、原稿押圧板を画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉させることで、このような原稿を複写する場合でも、従来のように原稿を折り畳む必要がなくなる。
【0020】
請求項8に記載の発明では、原稿押圧板に自動原稿送り装置を設けており、自動原稿送り装置の原稿読取り基準を操作部側に配置している。これにより、例えば、車椅子を使用する等障害をもつ操作者の場合、自動原稿送り装置の原稿読取り基準が操作者側に配置されているため、自動原稿送り装置に原稿をセットし易く、操作性が良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る画像読取装置について説明する。
【0022】
まず、画像読取装置の概要について説明する。図1に示すように、画像読取装置10の筐体12の上面には、プラテンガラス14が設けられており、複写する原稿が載置可能となっている。
【0023】
筐体12の内部には、露光ランプ16、反射ミラー18、20、22、結像レンズ24及びCCD26がそれぞれ配設されており、露光ランプ16によって、プラテンガラス14上に載置された原稿は照射され、反射ミラー18、20、22によって、原稿からの反射光が所定の方向に反射する。
【0024】
ここで、露光ランプ16と反射ミラー18、20、22は、図示しないキャリッジに搭載されており、キャリッジと共に矢印方向(副走査方向)に移動して原稿を光学走査する。
【0025】
反射ミラー18、20、22によって反射された反射光は、筐体12内部に固定された結像レンズ24を介してCCD26へ入力され、このCCD26によって光電変換されてアナログ画像信号に変換される。
【0026】
ところで、画像読取装置10は、図2に示すように、画像形成装置28の上方に配設されており、アナログ画像信号に変換された画像データは、画像形成装置28に備えられた図示しない画像形成部によって種々の画像処理を施して記録用の画像データとされ、この画像データに応じて変調した光ビームによって、記録紙給紙トレイ30から給紙された記録紙に画像が形成される。このようにして、画像が形成された記録紙は、排出トレイ31から排出される。
【0027】
一方、図2〜図4に示すように、画像読取装置10の正面から見て画像読取装置10の筐体12上面の奥側左右には、軸支部32が設けられており、この軸支部32によって、平板状の原稿押圧板34に設けられた図示しないシャフトが所定角度内を回動可能に軸支されている。これにより、原稿押圧板34を閉止させたとき、原稿押圧板34がプラテンガラス14に対面して遮蔽可能となっている。
【0028】
原稿押圧板34には、原稿押圧板34を閉止させたとき、プラテンガラス14と対面する側に板状の原稿押圧部材36が固定されており、プラテンガラス14上に載置された原稿を押圧可能となっている。原稿押圧部材36は軟質材を用いており、原稿押圧板34を閉止するとき、プラテンガラス14に衝撃を与えないようにしている。
【0029】
ところで、図1及び図2に示すように、原稿押圧板34には、自動原稿送り装置38が一体に取り付けられている。この自動原稿送り装置38は、原稿をセットするための原稿トレイ40と、この原稿トレイ40から一枚ずつ分離された原稿を所定の搬送経路に沿って給送する搬送ローラ42と、を有しており、原稿トレイ40から繰り出された原稿を搬送ローラ42の回転によってプラテンガラス14上に給送し、排出トレイ44から原稿を排出させる。
【0030】
次に、第1形態に係る画像読取装置の要部について説明する。
【0031】
図3及び図4に示すように、画像読取装置10の正面には、操作パネル46が設けられており、この操作パネル46を操作して画像読取装置10を稼動させる。操作パネル46には原稿読取り基準を切り替える操作スイッチ48が設けられており、この操作スイッチ48を押圧すると、原稿読取り基準であるレジ位置が切り替わる。
【0032】
ここで、プラテンガラス14の上面の左手前をレジ位置Rとし、左奥をレジ位置Qとする。このレジ位置Q、Rは操作スイッチ48によって切り替え可能となっており、CCD26(図1参照)によって読取られた画像情報がデジタル化された後、図示しないCPUによってレジ位置Q又はレジ位置Rに合わせて記録紙の書き込みが行われるようになっている。
【0033】
一方、プラテンガラス14の上面の左側、手前側及び奥側には、それぞれレジ位置基準板50、52、54が配置されており、レジ位置Rの場合、レジ位置基準板50、52を基準とし、原稿を載置するとき、原稿のエッジ部をレジ位置基準板50、52に当接させた状態で原稿の角部をレジ位置Rに合わせる。
【0034】
また、レジ位置Qの場合、レジ位置基準板50、54を基準とし、原稿を載置するとき、原稿のエッジ部をレジ位置基準板50、54に当接させた状態で原稿の角部をレジ位置Qに合わせる。
【0035】
このように、操作スイッチ48によって、原稿読取り基準をレジ位置R或いはレジ位置Qで切り替え可能とすることで、操作者毎にプラテンガラス14上の原稿読取り基準を選択して切り替えることができる。
【0036】
このため、例えば、車椅子を使用する等障害をもつ操作者の場合、原稿読取り基準がレジ位置Qでは手が届き難く、原稿をレジ位置Qに位置合わせできない場合も生じるが、原稿読取り基準をレジ位置Rとすることで、操作者の手が届き易く、操作し易くなる。また、操作スイッチ48を操作パネル46に設けることで、車椅子を使用する操作者でも容易に手が届くので、操作し易い。
【0037】
さらに、レジ位置Rの場合、原稿押圧板34を多少開放するだけで原稿をレジ位置Rに合わせることができるため、原稿をプラテンガラス14に載置するときに原稿押圧板34を全開しなくても良く、障害をもつ操作者の負担が少なくて済む。
【0038】
一方、図3に示すように、新聞等のサイズの大きな原稿を読取る場合、レジ位置Qに切り替え、原稿の角部をレジ位置Qに位置合わせした状態で、前方に垂らせば良いため、原稿押圧板34の軸支部32が邪魔にならず、原稿を折り畳んで複写する必要もなく使い勝手が良い。
【0039】
ところで、図4及び図5に示すように、レジ位置基準板52、54は、着脱可能としている。これにより、例えば、図4に示すように、レジ位置Rの場合、レジ位置基準板54を取り外し、原稿の載置場所を間違わないようにしている。
【0040】
また、このように、不要なレジ位置基準板54を取り外すことで、プラテンガラス14上に原稿を載置するとき、レジ位置基準板54に原稿が乗り上げて原稿が折れ曲がることはない。
【0041】
さらに、図4及び図5に示すように、画像読取装置10の筐体12の上面には、レジ位置Q、Rの近傍にそれぞれ穴部56が形成されており、この穴部56からは発光ダイオード58(表示手段)が露出している。
【0042】
この発光ダイオード58は操作スイッチ48に接続させ、操作スイッチ48によって切り替えられた原稿読取り基準(レジ位置Q又はレジ位置R)側の発光ダイオード58を発光させるようにしている。
【0043】
これにより、原稿読取り基準がすぐ検知でき、プラテンガラス14上に原稿を載置するとき、操作者が迷うことがなく、また、間違った位置に原稿が載置されることはない。
【0044】
また、原稿を複写する時、原稿読取り基準を変える必要があるか否か判断でき、原稿読取り基準を変える必要がない場合は、操作スイッチ48を押圧しなくて済む。
【0045】
なお、ここでは、レジ位置基準板52、54を着脱可能としたが、原稿読取り基準が分かれば良いため、これに限るものではない。例えば、プラテンガラス14上に原稿読取り基準を示す基準線を附し、この基準線に合わせて原稿を載置するようにしても良い。
【0046】
また、レジ位置基準板をプラテンガラス14から進退させるようにしても良い。この場合、一手段として以下の方法が挙げられる。
【0047】
図6及び図7(A)、(B)に示すように、画像読取装置200の筐体202の上面に形成された開口部202Aの手前側及び奥側の縁部に、レジ位置基準板204、206が収納可能な収納部208、210をそれぞれ形成する。
【0048】
レジ位置基準板204、206はプラテンガラス205上をスライド可能としており、レジ位置基準板204及びレジ位置基準板206の両端部に動力伝達板212、213を連結し、レジ位置基準板204とレジ位置基準板206とを一体に移動させるようにしている。
【0049】
ここで、動力伝達板212はプラテンガラス205上をスライド可能としており、レジ位置基準板の役割を兼ねている。一方、動力伝達板213は開口部202Aの側縁部に設けられた収納部217に収納され、収納部217内をスライドする。
【0050】
また、画像読取装置200の筐体202の開口部202Aの角部付近にガイドピン214を立設しており、レジ位置基準板204、206の両端側に、レジ位置基準板204、206の移動方向に沿ってガイド穴215を形成している。
【0051】
このガイド穴215はガイドピン214が係合となっており、ガイド穴215をガイドピン214に係合させて、各レジ位置基準板204、206を位置決めする。これにより、ガイドピン214を基準にガイド穴215を介してレジ位置基準板204、206が移動すると共に、ガイドピン214によって移動規制される。
【0052】
また、レジ位置基準板204の両端側に引っ張りバネ216の一端部を当接させ、引っ張りバネ216の他端部を、筐体202の内部に設けられた取付台218に取り付け、レジ位置基準板204を引き寄せるようにしている。
【0053】
一方、筐体202の内部に台座220を設け、この台座220にソレノイド222を取り付け、操作スイッチ48に接続して、操作スイッチ48による切り替えによってソレノイド222がON或いはOFFの状態となるようにする。
【0054】
ここで、図8(A)、(B)に示すように、ソレノイド222にはプランジャー224が軸方向に往復移動可能に設けられている。プランジャー224の先端部にはピン226が設けられており、このピン226を介して略L字状のアーム228(図6参照)が取り付けられている。
【0055】
アーム228の一端部には、ガイド溝230が形成されており、ピン226が係合可能となっている。また、アーム228のエルボ部234には、台座220に設けられた中心軸236が貫通しており、中心軸236を中心に回動可能となっている。
【0056】
これにより、プランジャー224の往復移動によって、ピン226がガイド溝230に沿って移動しながらアーム228が回動する。ここで、アーム228の他端部には、ローラ232が回転可能に軸支されており、収納部208に形成された図示しない穴部を通過して、レジ位置基準板204に当接し、レジ位置基準板204を移動させる。
【0057】
具体的には、図6に示すように、ソレノイド222がOFFの状態では、プランジャー224がソレノイド222内から押し出された状態となっており、アーム228を介してローラ232は図7(A)に示す位置に配置される。
【0058】
このとき、レジ位置基準板204は引っ張りバネ216の引っ張り力によって引っ張られ、プラテンガラス205上から退避する。一方、図6に示すように、動力伝達板212、213を介してレジ位置基準板206(仮想線側)はプラテンガラス205上に配置される。
【0059】
また、ソレノイド222がONの状態では、プランジャー224がソレノイド222内に引き込まれた状態となり、アーム228を介してローラ232は引っ張りバネ216の引っ張り力の抗する方向へレジ位置基準板204を押圧する(図7(B)参照)。一方、レジ位置基準板206(実線側)は動力伝達板212、213を介してプラテンガラス205上から退避する。
【0060】
このように、ピン226及びガイド溝230を介して、中心軸236を中心にアーム228を回動させることによって、レジ位置基準板204、206の移動量を大きくすることができる。
【0061】
以上のような構成によって、レジ位置基準板204、206を連動し、一つのソレノイド222によって進退可能としたが、各レジ位置基準板毎にソレノイドを設け、一方のレジ位置基準板をプラテンガラス上に配置させると共に、他方のレジ位置基準板をプラテンガラス上から退避させるようにしても良い。
【0062】
また、ここでは、動力伝達板212をプラテンガラス205上でスライド可能とし、レジ位置基準板と兼用させたが、必ずしもレジ位置基準板と兼用させる必要はなく、レジ位置基準板をプラテンガラス上に固定し、動力伝達板213のように収納部217内をスライドする動力伝達板を別途設けても良い。
【0063】
次に、第2形態について説明する。なお、第1形態と略同一の内容については、説明を割愛する。
【0064】
図9に示すように、画像読取装置76の正面から見て左側に原稿押圧板78を開閉させる開閉機構としてのヒンジ部80が設けられており、原稿押圧板78が画像読取装置76の主走査方向(矢印方向)と直交する方向に弧を描くように開閉する。
【0065】
このように、画像読取装置76の走査方向に直交する方向に原稿押圧板78を開閉させることで、新聞等のサイズの大きな原稿を載置する際、ヒンジ部80が邪魔になることがなく、原稿を折り畳む必要がなくなる。
【0066】
また、図10に示すように、原稿押圧板78には自動原稿送り装置82を設けており、自動原稿送り装置82の原稿読取り基準を操作パネル84側にする。これにより、例えば、車椅子を使用する等障害をもつ操作者の場合でも、原稿読取り基準が操作者側であるため、自動原稿送り装置82に原稿をセットしやすく、操作性が良い。
【0067】
また、図3に示す原稿押圧板78の開閉機構と異なり、原稿押圧板78の前方(操作パネル84側)にハンドル等を設けると、車椅子を使用する操作者でも原稿押圧板78を全開させることができる。
【0068】
また、ここでは、画像読取装置76の正面から見て左側に原稿押圧板78を開閉させる開閉機構としてのヒンジ部80を設けたが、画像読取装置76の正面から見て右側にヒンジ部80を設けても良い。
【0069】
【発明の効果】
本発明は、上記構成としたので、請求項1及び2に記載の発明では、原稿読取り基準として、原稿載置台上の奥側と手前側に一対の基準板をそれぞれ設け、該一対の基準板を一体にして、進退手段によって移動させることで、操作者毎に原稿載置台の原稿読取り基準を選択して切り替えることができるため、便利である。
【0070】
また、必要な基準板を原稿載置台上に配置させると共に、不要な基準板を原稿載置台から退避させることで、間違った位置に原稿を載置する恐れがなくなる。また、不要な基準板を退避させることで、原稿載置台上に原稿を載置するとき、不要な基準板に原稿が乗り上げて折れ曲がることがない。さらに、基準板の進退状態を見ただけで、原稿読取り基準が分かるため、原稿を複写する時、原稿読取り基準を変える必要があるか否か判断でき、原稿読取り基準を変える必要がない場合はソレノイドを操作する操作スイッチを押圧しなくて良い。
【0071】
請求項3に記載の発明では、車椅子を使用する操作者でも容易に手が届くので、操作し易い。また、操作スイッチを押圧するだけで、原稿読取り基準が切り替わるため、操作性が良い。
【0072】
請求項4に記載の発明では、原稿押圧板を画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉させることで、新聞等のサイズの大きな原稿を複写する際、原稿を折り畳む必要がなくなる。
【0073】
請求項5に記載の発明では、車椅子を使用する等障害をもつ操作者でも、自動原稿送り装置に原稿をセットし易く、操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像読取装置を示す説明図である。
【図2】 第1形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図であり、原稿押圧板を閉止させた状態を示している。
【図3】 第1形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図であり、原稿押圧板を開放させた状態を示している。
【図4】 第1形態に係る画像形成装置の概略平面図であり、原稿読取り基準をレジ位置Rとした場合を示している。
【図5】 第1形態に係る画像形成装置の概略平面図であり、原稿読取り基準をレジ位置Qとした場合を示している。
【図6】 第1形態に係る画像形成装置に用いられたレジ位置基準板の進退手段を示す概略平面図である。
【図7】 第1形態に係る画像形成装置に用いられたレジ位置基準板の進退手段を示す動作図であり、(A)は一方のレジ位置基準板がプラテンガラス上から退避した状態を示し、(B)は一方のレジ位置基準板がプラテンガラス上へ配置された状態を示している。
【図8】 第1形態に係る画像形成装置に用いられたレジ位置基準板の進退手段の機構を示す動作図であり、(A)はソレノイドとアームの関係をを示す概略正面図、(B)はソレノイドとアームの関係を示す概略平面図である。
【図9】 第2形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図であり、原稿押圧板を開放させた状態を示している。
【図10】 第2形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図であり、原稿押圧板を閉止させた状態を示している。
【図11】 従来の画像読取装置の原稿読取り基準を示す図である。
【図12】 従来の画像読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図であり、原稿押圧板を開放させた状態を示している。
【図13】 従来の画像読取装置を備えた画像形成装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 画像読取装置
14 プラテンガラス(原稿載置台)
48 操作スイッチ
50 レジ位置基準板(基準板)
52 レジ位置基準板(基準板)
54 レジ位置基準板(基準板)
58 発光ダイオード(表示手段)
76 画像読取装置
78 原稿押圧板
80 ヒンジ部
82 自動原稿送り装置
P 原稿読取り基準
Q 原稿読取り基準
200 画像読取装置
204 レジ位置基準板(進退手段)
206 レジ位置基準板(進退手段)
208 収納部(進退手段)
210 収納部(進退手段)
212 動力伝達板(進退手段)
213 動力伝達板(進退手段)
217 収納部(進退手段)
216 引っ張りバネ(進退手段)
222 ソレノイド(進退手段)
224 プランジャー(進退手段)
226 ピン(進退手段)
228 アーム(進退手段)
230 ガイド溝(進退手段)
232 ローラ(進退手段)
236 中心軸(進退手段)

Claims (5)

  1. 原稿載置台に載置された原稿を光学的に読み取って電気信号に変換する画像読取部の主走査方向の原稿読取り基準であり、前記原稿載置台上の奥側と手前側にそれぞれ設けられた一対の基準板と、
    前記一対の基準板を一体にし、一方の基準板を原稿載置台上に配置すると、他方の基準板を原稿載置台から退避させる進退手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記進退手段が、前記一方の基準板と前記他方の基準板を連結する動力伝達板と、一方の基準板を引き寄せる引っ張りバネと、前記引っ張りバネの付勢力に抗する方向へ押し出し可能なソレノイドと、で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記画像読取部を操作する操作部に前記ソレノイドのON・OFFを切り替える操作スイッチが設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿載置台上に載置された原稿を押圧する原稿押圧板が、前記画像読取部の主走査方向と直交する方向に開閉可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿載置台上に載置された原稿を押圧する原稿押圧板に自動原稿送り装置が設けられ、前記自動原稿送り装置の原稿読取り基準が前記操作部側に配置されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像読取装置。
JP2001140401A 2001-05-10 2001-05-10 画像読取装置 Expired - Fee Related JP3800981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140401A JP3800981B2 (ja) 2001-05-10 2001-05-10 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140401A JP3800981B2 (ja) 2001-05-10 2001-05-10 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002333683A JP2002333683A (ja) 2002-11-22
JP3800981B2 true JP3800981B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=18987012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001140401A Expired - Fee Related JP3800981B2 (ja) 2001-05-10 2001-05-10 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3800981B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002333683A (ja) 2002-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1120267B1 (en) Image forming apparatus
JP5387840B2 (ja) 画像読取装置
EP0297566B1 (en) Original reading apparatus
EP0291042B1 (en) Document scanning machine
JP2002077542A (ja) プラテン方式及びシート供給方式走査機能を提供する脱着可能平面プラテン付き文書走査システム
JP3170986B2 (ja) チルト可能なディスプレイ装置を有する機器
JP3800981B2 (ja) 画像読取装置
JPH10322524A (ja) 原稿位置決めシート付反射型原稿読取り装置
JP3607807B2 (ja) 画像形成装置
JP2001341935A (ja) シート排出装置および画像形成装置
JP2007126235A (ja) シート処理装置、および画像形成装置
JP4715674B2 (ja) 画像読取装置
JP2007124013A (ja) 原稿送り装置および画像読取装置
JP3522458B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2004136999A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JPH0633459Y2 (ja) 画像処理装置
JP3219406B2 (ja) 読み取り兼記録装置およびシート給送装置
JP2001061029A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JPH11100141A (ja) シート搬送装置及び画像読取装置
JP3363755B2 (ja) 画像読み取り装置
JPH0245857Y2 (ja)
KR20080025966A (ko) 화상 형성 장치
JP2555587B2 (ja) 原稿読取り装置
JP3780598B2 (ja) 読み取り装置
JP2004056833A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees