JP2001341935A - シート排出装置および画像形成装置 - Google Patents

シート排出装置および画像形成装置

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JP2001341935A
JP2001341935A JP2000271010A JP2000271010A JP2001341935A JP 2001341935 A JP2001341935 A JP 2001341935A JP 2000271010 A JP2000271010 A JP 2000271010A JP 2000271010 A JP2000271010 A JP 2000271010A JP 2001341935 A JP2001341935 A JP 2001341935A
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Japan
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sheet
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light
sheet discharging
image forming
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JP2000271010A
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English (en)
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Hideaki Mochimaru
英明 持丸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の載置部を備えた場合に排出されるシー
トの存在状態を正確に判別できるようにして外部におい
てシートの排出状態を容易に認識できる構成を備えたシ
ート排出装置を提供する。 【解決手段】 載置部が上下に隣接して設けられ、上下
各載置部を対象とした光反射型の第1,第2の検知手段
でシート検知手段が構成され、上記第1,および第2の
シート検出手段の光路には、上記シートが存在しないと
きに上記シート検知手段からの検知光が受光部に到達し
ないように光帰還阻止処理が施され、シートが存在する
ときにのみ上記報知手段を作動させる構成とされている
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙などのシー
トを排出するシート排出装置およびこれを用いる画像形
成装置に関し、さらに詳しくは、排出されたシートの残
存状態を識別するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の複
数の機能を備えた機器の一例である画像形成装置におい
て、モードの選択に応じて複数の機能、例えば、プリン
タと複写機、あるいはプリンタとファクシミリ等に使い
分け、各モードに対応するシートの排出部を個別に設け
ておけば、シートを個別に取り出すことができるので便
利である。モード選択に応じて複数の機能を果たす画像
形成装置でなくても、シートのたとえばサイズ毎に排出
部を選択するようにできれば、シートを個別に取り出せ
るために排出後の揃え作業が不要となる点で便利であ
る。
【0003】画像を読み取る画像読み取り部と、この画
像読み取り部の下方に空間部を介して設けられた排紙収
納部とを備え、空間部にシートを排出することで、通
常、装置本体側面から突設されていた排紙収納部をなく
して装置の設置面積を小さくした画像形成装置が提案さ
れている。このような装置設置面積を考慮して空間部に
シートを排出する画像形成装置の一例としては、特開平
9−142716号公報に記載のものが挙げられる。特
開平9−142716号公報に記載のものは、受け台と
しての仕切部材で空間部内を画像形成装置の上下方向に
少なくとも2つに区分し、仕切部材の排紙方向における
先端及び後端を空間部に設けた支持部材で支持してい
る。
【0004】モード選択に応じて複数の機能を果たす画
像形成装置では、たとえば、複写時にファクシリミリ装
置での受信が行われると、その受信結果を即座にプリン
トアウトして出力することがある。この場合には、複写
出力によるシートとファクシミリ装置での出力によるシ
ートとを区分しないで排出するとシート同士が同じ排紙
収納部において紛れてしまい好ましきない。
【0005】従来、このような不具合を解消するために
複数の排紙収納部を設け、いずれかの排紙収納部に機能
毎あるいはサイズ毎に区分して排出する構成が提案され
ており、このような構成においてはいずれかの排紙収納
部にシートが存在しているかを識別できる構成も備えら
れている(例えば、特開平8−337349号公報、特
開平9−106122号公報、特開平10−26504
9号公報)。これら公報には、シートを収納可能な複数
のビントレイを設け、それらビントレイの一部、つまり
シートを取り出す側の縁部に切り欠きを形成してビント
レイの奥側までを視認できるようにしたり(特開平8−
337349号公報)、複数の排紙トレイに照明光源を
設け、画像形成装置に人が接近した際に光源を点灯して
排紙トレイ内を照明したりあるいは光源からの光を照射
するようにしている(特開平9−106122号公報、
特開平10−265049号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる構成では、画像形成装置後角でのみビントレイのシ
ートの存在を確認できるだけであって、画像形成装置か
ら離れた位置に置いて容易に確認することはできない。
例えば、ビントレイの一部に切り欠きを設けた構成で
は、ファクシミリ装置からの出力はオペレータの意志と
は関係なく外部からの信号により行われるために画像形
成装置Akらはなれている場合にその出力によるシート
がビントレイに排出されたことを意図的に認識すること
は殆どない。このため、ビントレイ内にシートが排出さ
れたことを画像形成装置から離れた位置で容易に判別す
ることができない。このような現象は、人が近づいた場
合にのみビントレイを照明するようになっている構成に
おいても同じである。また、特開平10−265049
号公報に開示された構成は、光源を用いるのもの、その
光源が排紙トレイ上を照明するためではなく、この点で
上記各公報に開示されたものと目的は異なるものの、光
の透過状態によりシートの存在を判別するようになって
いるが、遮蔽壁を設けて受光センサへの外乱光の入射を
防止するようになっているだけで、前述した構成と同様
に画像形成装置から離れた位置でのシートの存在を確認
できるようにはなっていない。
【0007】本発明は、上記従来の排出されたシートの
存在を確認する際の問題に鑑み、第1の目的として、複
数の載置部を備えた場合に排出されるシートの存在状態
を正確に判別できるようにして外部においてシートの排
出状態を容易に認識できる構成を備えたシート排出装置
を提供することにある。
【0008】第2の目的は、複数の載置部を備えた場合
にそれら載置部でのシートの存否検知を行うシート検知
手段の誤検知をなくして検知の信頼性を向上させ、載置
部でのシートの排出状態を正確にオペレータに表示でき
る構成を備えたシート排出装置を提供することにある。
【0009】第3の目的は、複数の載置部を備えた場合
にいずれの載置部でのシートの存在を容易に識別できる
構成を備えたシート排出装置を提供することにある。
【0010】第4の目的は、複数の載置部におけるシー
トの存否を検知する複数のシート検知手段を設ける場合
にシート検知手段の取り付け作業を簡単にすることがで
きる構成を備えたシート排出装置を提供することにあ
る。
【0011】第5の目的は、複数の載置部を備えた場合
に一方の載置部にシートが存在していない場合の誤検知
をなくすことができる構成を備えたシート排出装置を提
供することにある。
【0012】第6の目的は、第5の目的に加えて、載置
部の他方として既設の載置部が対象となった場合でも一
方に加えて他方の載置部でのシートの存否を正確に判別
できる構成を備えたシート排出装置を提供することにあ
る。
【0013】第7の目的は、シートがない状態を検知可
能なシート検知手段の誤動作を載置部自体で防ぎながら
正確に判別できる構成を備えたシート排出装置を提供す
ることにある。
【0014】第8の目的は、第6の目的に加えてシート
検知手段の誤動作防止を最小限のスペースにより済ませ
ることができる構成を備えたシート排出装置を提供する
ことにある。
【0015】第9の目的は、シート検知手段の誤動作防
止に用いる構成において分別作業が必要となる場合にそ
の分別作業を簡単に行うことが可能な構成を備えたシー
ト排出装置を提供することにある。
【0016】第10の目的は、載置部でのシートの搬送
を良好に維持させながらシート検知が正確に行える構成
を備えたシート排出装置を提供することにある。
【0017】第11の目的は、載置部の載置面に接触す
るシートの排出性能を悪化させることなく低コストでシ
ートの正確な存否判別が可能な構成を備えたシート排出
装置を提供することにある。
【0018】第12の目的は、載置部自体でシート検知
の際にシート検知手段が誤動作するのを簡単な構成によ
り可能にできるシート排出装置を提供することにある。
【0019】第13の目的は、載置部とシート検知手段
とに要する加工コストを低減させてシート検知手段の誤
動作を防止することが可能な構成を備えたシート排出装
置を提供することにある。
【0020】第14の目的は、シート検知手段の誤動作
を防止する構成を安価に設けることができるシート排出
装置を提供することにある。
【0021】第15の目的は、シート検知手段の誤動作
を防止できると共に、誤動作防止に用いられる構成が廃
棄処分されるような場合の作業を簡略化することができ
る構成を備えたシート排出装置を提供することにある。
【0022】第16の目的は、複数の載置部を備えた場
合に各載置部でのシートの存否が必然的にわかるように
できる構成を備えたシート排出装置を提供することにあ
る。
【0023】第17の目的は、複数の載置部におけるシ
ートの存否状態を外部から容易に視認できる構成を備え
たシート排出装置を提供することにある。
【0024】第18の目的は、排出されるシートの排出
状況が確認しやすい構成を備えた画像形成装置を提供す
ることにある。
【0025】第19の目的は、シートの排出状況がシー
ト排出装置という限られた場所の報知部だけでなく、そ
れ以外の場所でも識別できるようにして排出状況の確認
を正確に行うことができる構成を備えた画像形成装置を
提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
排出されるシートを収容可能な載置部を備えたシート排
出装置において、上記載置部は上記シートの搬送路の一
部が分岐されて複数配置可能であり、上記載置部には、
排出されたシートの存在を検知するシート検知手段が設
けられ、上記シート検知手段は上記載置部でのシートの
検知状態を報知する報知手段に接続されていることを特
徴としている。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
ート排出装置において、上記載置部が上下に隣接して設
けられ、上記シート検知手段が上下各載置部を対象とし
た光反射型の第1,第2の検知手段で構成され、上記第
1,および第2のシート検出手段の光路には、上記シー
トが存在しないときに上記シート検知手段からの検知光
が受光部に到達しないように光帰還阻止処理が施され、
シートが存在するときにのみ上記報知手段を作動させる
構成とされていることを特徴としている。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項2記載のシ
ート排出装置において、上記シート検知手段は、各載置
部の位置関係に対応させて配置されていることを特徴と
している。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載のシート排出装置において、上記第1,第2のシー
ト検知手段は同一の保持手段により支持され、該同一の
保持手段は、上記上下に隣接する載置部の間に配置され
ていることを特徴としている。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項2乃至4の
うちの一つに記載のシート排出装置において、上記第
1,第2のシート検知手段の一方は、原稿走査を行う読
み取り部のフレームに指向させて光路が構成されている
ことを特徴としている。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項2乃至4の
うちの一つに記載のシート排出装置において、上記第
1,第2のシート検知手段の他方は、載置部のうちで既
設の載置部に指向させて光路が構成されていることを特
徴としている。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項1乃至5の
うちの一つに記載のシート排出装置において、上記読み
取り部のフレームには、上記第1,第2のシート検知手
段の一方からの光路に光帰還阻止可能な形状部が設けら
れていることを特徴としている。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項1乃至5の
うちの一つに記載のシート排出装置において、上記読み
取り部のフレームには、上記第1,第2のシート検知手
段の一方からの光路に光帰還阻止可能な処理を施された
部材が設置されていることを特徴としている。
【0034】請求項9記載の発明は、請求項8記載のシ
ート排出装置において、上記光帰還阻止可能な処理が施
された部材は、上記フレームから除去可能であることを
特徴としている。
【0035】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
シート排出装置において、上記光帰還阻止可能な処理が
施された部材は、上記フレーム下面に設置されて上記シ
ートの排出ガイドが可能なガイド部材で構成されている
ことを特徴としている。
【0036】請求項11記載の発明は、請求項2乃至4
および6のうちの一つに記載のシート排出装置におい
て、上記既設の載置部には、上記第1,第2のシート検
知手段の他方からの光路に、載置面から遠ざかるように
窪ませた凹部が光帰還阻止部として設けられていること
を特徴としている。
【0037】請求項12記載の発明は、請求項2乃至4
および6のうちの一つに記載のシート排出装置におい
て、上記既設の載置部には、上記第1,第2のシート検
知手段の他方からの光路に、光が乱反射する凹凸部が設
けられて光帰還阻止部とされていることを特徴としてい
る。
【0038】請求項13記載の発明は、請求項11また
は12記載のシート排出装置において、上記光帰還阻止
部は、上記既設の載置部と同じ材料により一体成形され
ていることを特徴としている。
【0039】請求項14記載の発明は、請求項2乃至4
および6のうちの一つに記載のシート排出装置におい
て、上記光帰還阻止部と上記既設の載置部とが暗色とさ
れていることを特徴としている。
【0040】請求項15記載の発明は、請求項2乃至4
および6記載のシート排出装置において、上記第1,第
2のシート検知手段の他方からの光路に位置する既設の
載置部には、該載置部と同一材料からなる暗い色のシー
ト材または表面粗さが顕著なシート材が設けられている
ことを特徴としている。
【0041】請求項16記載の発明は、請求項2乃至
8、11,12のうちの一つに記載のシート排出装置に
おいて、上記第1,第2のシート検知手段に応答可能な
報知手段は、上記上下に位置する載置部の並置方向に対
応させて配置されていることを特徴としている。
【0042】請求項17記載の発明は、請求項1、2ま
たは15記載のシート排出装置において、上記報知手段
は、上記並置された載置部よりも上方で外部から視認可
能な位置に配置されていることを特徴としている。
【0043】請求項18記載の発明は、請求項1乃至1
7のうちの一つに記載のシート排出装置を用いる画像形
成装置であって、上記載置部の設置状態に応じて上記シ
ートの搬送経路を切り換え可能な構成を備え、上記シー
ト検知手段が上記搬送路を切り換え可能な構成の近傍に
配置されて各載置部を対象としたシートの存否検知が行
われることを特徴としている。
【0044】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の画像形成装置において、上記載置部にシートの存否状
況がシート排出装置以外の場所で識別できる構成を備え
たことを特徴としている。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
について図面を用いて説明する。図1は、本発明実施例
によるシート排出装置が適用される画像形成装置の内部
構造を説明するための模式図であり、図2は図1に示し
た画像形成装置の外観図である。図1および2において
画像形成装置は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部
3が上部に配置され、この画像読み取り部3の下方に空
間部S(図1参照)を隔てて画像形成部1が略装置の中
央に配置されている。画像形成部1の下方には、給紙部
2が配置されている。画像形成装置の正面側(以下「装
置正面側」と記す)には、操作パネル45が配置されて
いる。本実施例では、この装置正面側が操作面側となっ
ている。空間部Sは、画像形成装置の奥側(以下「装置
奥側」と記す)と右側面が塞がれていて、装置正面側す
なわち操作面側と左側面側が開放されており、装置操作
者が手を入れて作業できるようになっている。給紙部2
の下方には、必要に応じて別の給紙部を増設することが
できる。
【0046】給紙部2の横には、図1に示すように、増
設された給紙部から給紙されるシートに相当する用紙4
2の給紙取入口40が形成されている。画像形成装置に
は、手差し給紙を行うための手差し給紙台47が開閉自
在に画像形成装置の右側面に設けられている。手差し給
紙台47は、通常、画像形成装置内に収納されており、
必要に応じて支点47Jを中心に回動させて倒した状態
にして使用するようになっている。手差し給紙台47の
先端側からは、手差し給紙台47内に収納された補助台
47aが引出せるようになっている。
【0047】画像形成部1では、像担持体としてのドラ
ム状の感光体5の周囲に、感光体5の表面に帯電処理を
行う帯電装置6、画像情報を感光体5の表面にレーザ光
で照射する露光装置7、感光体5の表面に露光されて形
成された静電潜像を可視化する現像装置8、感光体5上
で現像されたトナー像を用紙42に転写する転写装置
9、転写後の感光体5の表面に残留するトナーを除去回
収するクリーニング装置10等がそれぞれ配置されてい
る。トナー像が用紙42に転写される転写部(転写装置
9の位置)よりも矢印aで示す排出方向(以下「排出方
向a」と記す)側には、用紙42に転写されたトナーを
定着処理する定着装置11が配置されている。
【0048】給紙部2は、主に未使用の用紙42を積載
収納するための給紙カセット21を備えている。給紙カ
セット21には、裏紙などをセットしても良い。給紙カ
セット21は、装置正面側から画像形成装置に対して着
脱可能であり、用紙補給時の操作性や作業性を良くして
いる。給紙カセット21内で回動可能に支持された底板
22は用紙42が積載され、その最上位の用紙42を給
紙ローラ23に押しつけるようバネ24で加圧されてい
る。給紙部2では、画像形成指令があると、最上位の用
紙42が給紙ローラ23の回転により給紙カセット21
から送り出され、転写部(転写装置9の位置)の手前に
設けたレジストローラ14へと搬送される。搬送された
用紙42は、レジストローラ14によってその搬送を一
時止められ、感光体5上のトナー像と用紙42の先端と
の位置関係が所定の位置になるようにタイミングを設定
されたうえで給送され、転写部を通過する際にトナー像
を複写される。複写を終えた用紙42は、定着装置11
を通過する間にトナー像が定着される。
【0049】画像読み取り部3では、コンタクトガラス
32上に載置される図示しない原稿の画像の読み取り走
査を行うために、原稿照明用光源43と複数のミラー4
4Mよりなる読み取り走行体31が往復移動する。この
読み取り走行体31により走査された画像情報は、レン
ズ31aの後方に設置されているCCD等の光電変換素
子44で画像信号として読み込まれる。この読み込まれ
た画像信号は、デジタル化されて画像処理される。画像
読み取り部3では、画像処理された信号に基づいて、露
光装置7の図示しないレーザダイオードの発光により感
光体5の表面に静電潜像を形成する。すなわち、レーザ
ダイオードからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレ
ンズを介して感光体5に至り、感光体5の表面に静電潜
像を形成する。静電潜像は感光体5の回転とともに移動
し、現像装置8から供給されるトナーで可視像化され、
さらに移動して転写装置9に向う。図示していないが、
画像読み取り部3の上方には、原稿を自動的にコンタク
トガラス上に搬送する自動原稿搬送装置が取り付けられ
るようになっている。自動原稿搬送装置は、任意に着脱
できるようになっていて、画像形成装置に必ずしも装備
されていなくても良い。
【0050】空間部Sには、用紙42をこの空間部S内
に排出する排出部50を備えたシート排出装置としての
用紙処理装置100と、用紙42を空間部Sに排出する
今ひとつのシート排出装置としての排紙装置300とが
定着装置11よりも排出方向aの下流側にそれぞれ設け
られている。用紙処理装置100は、排紙装置300の
上方に位置するように配置される。これら用紙処理装置
100や排紙装置300のうちで排紙装置300は画像
形成装置に常設されている。排紙装置300は、図示し
ない装置のフレームなどに固定された一対のガイド部材
301,302で搬送路303を構成している。搬送路
303は、排紙ローラ12と定着装置11との間をつな
いでいて、転写後の用紙42を排紙ローラ12へと案内
している。排紙ローラ12は、図示しない駆動モータで
回転駆動され、用紙42を空間部Sに排出するようにな
っている。
【0051】空間部S内には、排出ローラ12で排出さ
れた用紙42を積載収納可能な載置部4と、排出部50
から排出される用紙42を積載収納可能な積載部として
機能する受け台であるレシービングトレイTとが設けら
れている。載置部4は、空間部Sの底部、すなわち画像
形成部1の上部で構成されている。本実施例における画
像形成装置は、原稿を走査して読み取り、デジタル化し
て用紙42に複写する、いわゆるデジタル複写機として
の機能の他に、図示しない制御装置により画像読み取り
部3の原稿の画像情報や、コンピュータに代表される情
報処理機器が扱う画像情報等を遠隔地と授受するファク
シミリとしての機能や、上記情報処理機器が扱う画像情
報を用紙42上に印刷する、いわゆるプリンタとしての
機能を有する多機能複合型の画像形成装置であり、使用
する機能により用紙42を載置部4あるいはレシービン
グトレイTの何れかに選択的に排出して積載するように
なっている。本実施例の画像形成装置では、載置部4あ
るいはレシービングトレイTに排出される用紙42を、
その画像面が下向きとなって排出されるように画像形成
装置内の各構成をレイアウトされており、複写機、ファ
クシミリ、プリンタの各機能で扱う原稿の処理順が1ペ
ージから行われてプリントされても、載置部4やレシー
ビングトレイTから取り出したときに、1ページ目が最
上位になり、改めてページを揃えるなどの作業から開放
されるようになっている。
【0052】画像形成装置には、図2に示すように、用
紙処理装置100を装着する装着位置近傍を装置正面側
から見えないように覆うカバーCが、装置正面側から画
像形成装置に対して着脱可能に設けられている。このカ
バーCには、載置部4やレシービングトレイTに対して
用紙42が積載されたことを表示する表示部L1,L2
が設けられている。図2において、符号35は画像形成
装置を起動するメインスイッチを示す。画像形成装置
は、メインスイッチ35が押されてオン状態となると、
各構成部を待機状態とする。そして、メインスイッチ3
5のオン後に操作パネル45の図示しないスタートキー
や、画像形成装置に接続される情報処理機器が操作され
て画像形成指令が発せられると、画像形成動作が実行さ
れるようになっている。本実施例での画像形成動作と
は、画像読み取り部3による画像読み取り動作や、用紙
42が給紙部2から給紙されて装置外部に排紙されるま
での全ての動作を指し、非動作状態とは、画像形成指令
が発せられてもこれら全ての動作が全て行われない状態
を示す。非動作状態とは、画像読み取り部3による画像
読み取り動作を除く全ての動作が行われない状態であっ
ても良い。
【0053】多機能複合型の画像形成装置にあっては、
用紙42を排出する排出部や、排出された用紙42を積
載する部位が一箇所であると不都合が生じることがあ
る。たとえばファクシミリ機能で受信した情報をプリン
トした用紙が、他の複写・印刷物に紛れ込んだり、画像
形成装置が多人数で使用される場合においては、他人が
複写・印刷物を持ち去ったりすることが生じる。そのよ
うな不具合を鑑みて本実施例での画像形成装置では、図
1に示すように、載置部4とは別に用紙処理装置100
が備えられるようになっている。
【0054】用紙処理装置100は、画像形成装置のユ
ーザの要望によりオプションで装着されるものであり、
画像形成装置に対して着脱可能に設けられている。最初
から用紙処理装置100を装備しないのは、必要としな
いユーザに余計な経済的負担をかけないためである。以
下、用紙処理装置100とそれにかかわる各部の構成に
ついて説明する。用紙処理装置100は、図1に示すよ
うに、用紙42を排出部50へ搬送するための搬送路1
03が一対のガイド部材101,102で構成されてい
る。搬送路103は、排紙ローラ12近傍に配置される
切り換えガイドGと排出部50との間に連続している。
切り換えガイドGは、用紙42の搬送路の一部に設けら
れた分岐位置で排紙ローラ12よりも排出方向aの下流
側に配置されていて、搬送路103を塞いで定着装置1
1を通過した用紙42を排紙ローラ12から排紙収納部
4へと案内する遮蔽位置と、搬送路103から退いて定
着装置11を通過した用紙42を搬送路103へと案内
する導入位置とを占めるように回動可能に設けられてい
る。
【0055】切り換えガイドGは、駆動源としての電磁
ソレノイド25と連結部材140を介して連結されてお
り、電磁ソレノイド25の駆動状態に応じて、遮蔽位置
と導入位置とに適宜切り換えられるように構成されてい
る。切り換えガイドGの切替動作は、あらかじめ設定さ
れたモードを装置操作者、いわゆる、ユーザが指定する
ことで実行される。たとえば、画像形成装置を複写機と
して利用する第1モードを装置操作者が選択した場合に
は、切り換えガイドGが遮蔽位置を占め、ファクシミリ
として利用する第2モードを選択した場合には、切り換
えガイドGが導入位置を占めるようになっている。用紙
42を用紙処理装置100へ案内するモードが設定され
ている場合には、レジストローラ14の停止、回転を制
御するための図示しないセンサ上を用紙42が通過する
ときの信号を受け、電磁ソレノイド25が作動して切り
換えガイドGが導入位置を占めるようになっている。電
磁ソレノイド25には、駆動信号が入力されるとプラン
ジャを引き込むプルタイプのものが採用されている。図
1に示す電磁ソレノイド25は、作動(吸引)状態を示
している。このため、用紙42は搬送路103を通過し
て排出部50を構成する駆動ローラ120と従動ローラ
132によって画像面を下向きにして排出されてレシー
ビングトレイTと搬送ガイド部材102とにまたがって
積載されるようになっている。電磁ソレノイド25が作
動していないときは、図4に示す引っ張りスプリング1
43により、切り換えガイドGが図1に示す状態から反
時計方向に軸G2を中心に回動して遮蔽位置を占め、排
紙ローラ12から用紙42が載置部4上に排出されて積
載されるようになっている。
【0056】レシービングトレイTは、図3に示すよう
に、装置奥側に位置するその側縁に係合部T1が一体で
形成されている。開口部Sの装置奧側に位置する本体フ
レーム57には、係合部T1に嵌合する形状の装着部5
9が形成されている。この装着部59は、レシービング
トレイTを本体フレーム57に片持ち支持し、かつ、装
置前面側から着脱可能に取り付け可能となっている。
【0057】用紙処理装置100の要部となるガイド部
材101,102は、用紙処理装置100が画像形成装
置に装着された状態で、用紙42の排出方向aに長さを
有する部材である。ガイド部材101,102の内、ガ
イド部材101は上部固定側を成し、ガイド部材102
はガイド部材101に対して移動自在な下部移動側を成
しており、搬送路103を開閉可能としている。ガイド
部材102は、図4,図5に示すように、装置奥側に位
置する奥側端の上下に一対の軸支持部125が形成され
ている。装置奥側に位置するガイド部材101の側板1
01aには、図4に示すように、軸支持部125の間隔
より狭い一対の軸支持部114が上下に形成されてい
る。この軸支持部114と軸支持部125とを重合させ
て各軸支持部に形成された穴に軸104を貫通させるこ
とで、ガイド部材101,102は一体化され、かつガ
イド部材102が軸支されて回動可能となる。本実施例
においてガイド部材102の回動側とは、装置奥側を意
味している。
【0058】装置正面側に位置するガイド部材102の
正面側には、係合ピン128及び可撓性のフック部12
9がガイド部材101に向って突設されている。ガイド
部材101には、係合ピン128及びフック部129を
係止するためのピン挿入部122及びフック開口部12
3が形成されている。これら部材は、ガイド部材101
とガイド部材102とを軸104を中心に回動して搬送
路103を閉状態としたときに、互いに係合するように
設けられ、ガイド部材101,102を互いに案内しな
がら搬送路103を閉状態に保持する。この保持状態
は、ガイド部材102の開放側に設けられた指かけ部1
33をつまんでガイド部材101から離間する方向(左
方向)に引き、フック部129を撓ませてフック開口部
123から離脱させることで解除され、これによリ搬送
路103が開かれる。
【0059】ガイド部材101の側面101aにはガイ
ドピン111が、ガイド部材101の装置正面側の側面
101bには2本のガイドピン112と穴113がそれ
ぞれ形成されている。各ガイドピン111,112は、
それぞれ装置奥側に向って突設されている。装置奥側に
は、本体フレーム57に装着される金属製で導電性のブ
ラケット57Aが配置されている。このブラケット57
Aは、図13に示すレシービングトレイTの非組み込み
時における空間部Sの側壁の一部を塞ぐカバー350に
よって空間部Sに露出しない状態とされており、カバー
350が取り外されてレシービングトレイTが組み込ま
れる際に露出するようになっている。ブラケット57A
は、取付部281を介して画像形成装置本体側に取り付
けられており、ガイドピン111を受け入れる穴111
Aとコネクタ116Aが設けられている。装置手前側に
は、図6に示すように、各ガイドピン112を受け入れ
る図示しない位置決め穴及び固定用の雌ねじを有するブ
ラケット58が設けられている。
【0060】用紙処理装置100を画像形成装置に装着
するには、ガイド部材101,102を合体して搬送路
103を閉状態とし、装置正面側から装置奥側に向って
セットする。このとき、あらかじめ図2に示すカバーC
および350(図1参照)を装置から取り外しておき、
図4に示すように、ガイドピン111側から穴111A
に挿入する。そして、ガイドピン112をブラケット5
8に形成した図示しない穴に挿入し、図示しない固定用
ねじを穴113から入れてブラケット58に締結するこ
とで画像形成装置に固定セットする。
【0061】図4において、ガイド部材101の上面に
は除電部材200を保持するための取付部180,19
0が形成されている。除電部材200は、その基板20
1にブラシ状や薄板状の導電性部材202を保持した周
知のものである。基板201の上部両端には、孔20
3,204が形成されており、この孔203,204を
取付部190,180の先端部191,181に係合す
ることで、除電部材200がガイド部材101に装着さ
れる。除電部材200はガイド部材101に装着された
ときに、導電性部材202が駆動ローラ120と従動ロ
ーラ132とのニップ部よりも下方、すなわち排紙部5
0よりも下方に位置して、排紙部50を通過して排出さ
れる用紙42と接触可能に設けられている。
【0062】図4に示すように、取付部190には除電
部材200の抜け止めと、駆動モータMO等を支持する
金属ブラケット150への導通を図るための導電性弾性
部材210が取り付けられる。導電性弾性部材210
は、側面101aの上縁に形成された凹部105に装着
される板状部材である。側板101aよりも装置正面側
に位置する導電性弾性部材210の一側面には、先端部
191が挿入される開口部211が形成され、側板10
1aよりも装置奥側に位置する導電性弾性部材210の
屈曲面には、金属ブラケット150に支持された導電性
の金属軸151の端部に係合する切欠部215が形成さ
れている。導電性弾性部材210は、凹部105にその
本体を水平に装着し、基板201を介して先端部191
に開口部211を挿入することで、除電部材200を先
端部191から抜けないように押さえ込み、切欠部21
5を金属軸151に係合させることで、金属ブラケット
150への導通を図りながら、導電性弾性部材210自
身の外れを防止している。
【0063】金属ブラケット150には、導電性の板バ
ネ155が図示しないネジ止めや、カシメ等の周知の締
結方法により固定される。この板バネ155は、用紙処
理装置100を画像形成装置に取り付けた際にブラケッ
ト57Aに当接し、除電部材200とブラケット57A
とを導通させるようになっている。したがって、用紙処
理装置100から排出される用紙42は、その帯電を除
電されてレシービングトレイTに積載される。金属ブラ
ケット150には、装置側との電気的信号等の授受する
ための接続用コネクタ116が設けられている。接続用
コネクタ116には、用紙処理装置100を画像形成装
置に取り付けた際にコネクタ116Aが接続されるよう
になっている。
【0064】ガイド部材101には、用紙42に直接接
触して用紙42の上方を案内する複数のリブ状のガイド
110が矢印bで示す媒体幅方向(以下「用紙幅方向
b」と記す)に配置されている。このガイド110は、
ガイド部材101と一体成形されている。排出部50の
一方を構成する駆動ローラ120は、側板101aと図
示しない軸受で回転自在に支持された軸120aと一体
回転可能に設けられている。駆動ローラ120は、本形
態では用紙幅方向bに間隔を空けて2つ設けられてお
り、用紙42の中央付近に接触するように配置されてい
る。軸120aの側板101a側の端部には、歯車11
9が装着されている。歯車119は、金属軸151に装
着されたアイドル歯車118を介して駆動モータMOの
出力軸に装着された駆動歯車117と連結され、駆動モ
ータMOの駆動力を駆動ローラ120に伝達している。
駆動モータMOは、制御基板115を介して接続用コネ
クタ116と接続されている。
【0065】ガイド部材101の側面101bの上方、
すなわち、ガイド部材102の回動側と隔たった側とな
るガイド部材101の装置正面側の上部には、搬送路1
03の開閉状態を検知する開閉検知手段としての開閉検
知センサ121が配置されている。この開閉検知センサ
121は、ガイド部材102に形成された検知片127
で押され、図7に示すように、ガイド部材102が開放
されているときは検知片127と離れ、開閉検知ンサ1
21の内部回路が開いて搬送路103の開状態を検知し
ている。本実施例では、開状態が検知されると、駆動モ
ータMO等の電装部品の作動が禁止されるとともに、適
宜操作パネル45や情報処理機器に開放状態が表示され
る。
【0066】ガイド部材101の上面には、基部となる
カバー250がその上面に形成された穴251から図示
しないネジを挿通してガイド部材101の図示しないネ
ジ穴に締結することで装着固定される。カバー250
は、ガイド部材101及びガイド部材102の上方及び
近傍を覆い、その構成を外部から見えなくして美観を良
くするとともに、外部からのゴミや埃などの侵入を抑え
て、ガイド部材102の回動性や駆動ローラ120と従
動ローラ132の滑り、除電部材200の機能低下や、
開閉検知センサ121の誤作動、連結部材140や電磁
ソレノイド25の動作不良の低減を図っている。
【0067】ガイド部材102には、図5に主に示すよ
うに、用紙42を下方から案内する複数のリブ状のガイ
ド126(以下「ガイドリブ126」と記す)が一体に
形成されている。ガイドリブ126の上面126aは、
ガイド部材102が回動する時に、図示しないシート押
圧部材と滑らかに接触するように円弧状に形成されてい
る。ガイドリブ126の上面126aは、従動ローラ1
32よりも排出方向aの内側から従動ローラ132近傍
まで延びていて、用紙42を確実に従動ローラ132と
駆動ローラ120とのニップ部まで案内するようになっ
ている。上面126aは、従動ローラ132よりも排出
方向aの内側から従動ローラ132近傍に向うに従い除
々に高くなるように形成されている。
【0068】従動ローラ132は、板バネとして機能す
るホルダ56に回転可能に保持されてガイド部材102
の略中央上部に配置されており、駆動ローラ120に下
方から圧接するように設けられている。ガイド部材10
2の装置奥側端には、収納部131が形成されている。
この収納部131には、図4に示すように、電磁ソレノ
イド25が取り付けられる。電磁ソレノイド25のプラ
ンジャ160には、連結部材140がピン結合されてい
る。この連結部材140の一端142は、切り換えガイ
ドGの一端のピンG3と係合する。引っ張りスプリング
143の両端は、収納部131と、連結部材140に形
成されたストッパ141とにそれぞれ係止され、プラン
ジャ160が引き出される向きに連結部材140を付勢
している。
【0069】切り換えガイドGは、図5に示すように、
用紙42をガイドする複数の爪部G1が形成されてい
て、その両端G2がガイド部材102の下部で軸支され
ている。このような構成により、ピンG3が連結部材1
40とともに電磁ソレノイド25のプランジャ160の
往復動に連動して、切り換えガイドGが遮蔽位置と導入
位置とへ回動変位される。
【0070】ガイド部材101及びガイド部材102の
上方並びに近傍を覆うカバー250には、図4に示すよ
うに、排出部50から排出される用紙42や、レシービ
ングトレイTに積載された用紙42の後端を上方から押
さえるシート押圧部材(図示されず)が用紙幅方向bに
間隔をもって装着されている。この間隔は、図6に示す
ように、レシービングトレイTに載置される2点鎖線で
示す最小サイズの用紙42Bの後端両側縁を押圧できる
位置に配置されている。同図において符号42Aは最大
サイズの用紙を示す。
【0071】上記構成を備えた画像形成装置では、載置
部4およびレシービングトレイTでの用紙42の排出状
態、つまり、用紙42の存否を検知して報知するための
構成が設けられている。図1において、載置部4および
レシービングトレイTとに対峙可能な位置には、載置部
4およびレシービングトレイTに指向する光路が設定さ
れたシート検知手段である用紙検知センサ130が設け
られている。用紙検知センサ130は、図4において拡
大して示すように、同一の支持部材に相当するブラケッ
ト130Dに装備されている光学センサ130Aおよび
130Bが用いられる。ブラケット130Dは、ガイド
部材102に形成されている開口部102Aに取り付け
られるようになっており、この開口102Aからは、光
学センサ130BによるレシービングトレイTを対象と
した光路が得られるようになっている。ブラケット13
0Dには、図4に示すように、開口部130D1が形成
されており、この開口130D1からは、載置部4を対
象とした光路が得られるようになっている。
【0072】光学センサ130A、130Bは同様な構
成を備えており、図4において光学センサ130Bを対
象として符号LOで示す発光部と符号LRで示す受光部
とを備えた反射型の光学センサが用いられている。光学
センサ130A、130Bは、載置部4あるいはレシー
ビングトレイT上に用紙42が排出されていることを用
紙42からの反射光を受光することで検知した場合に
は、図4中、符号PCBで示すプリント基板に設けられ
ている報知手段であるLEDなどの発光素子L1,L2
を点灯させるようになっている。
【0073】発光素子L1,L2は、プリント基板PC
Bがガイド部材101に取り付けられることでこのガイ
ド部材101を覆う状態に位置するカバー250に形成
されている窓部W1,W2から外部に露呈することがで
きる。本実施例では、発光素子L1,L2が載置部4お
よびレシービングトレイTの並置状態に併せて上下に並
べて配置され、上段に位置する発光素子L2がレシービ
ングトレイTを対象とする光学センサ130Bに接続さ
れ、下段に位置する発光素子L1が載置部4を対象とす
る光学センサ130Aに接続されている。
【0074】プリント基板PCBは、ガイド部材101
における正面側に取り付けられており、これにより、レ
シービングトレイTが画像形成装置の空間部Sに組込ま
れた際には、図2に示すように、画像形成装置の操作面
側である正面側に位置するカバー250の壁面から外部
に露呈することになる。この状態では、上段あるいは下
段のいずれかの発光素子が点灯すると、点灯した位置に
応じて載置部4あるいはレシービングトレイTに用紙4
2が排出されていることを判別することができる。
【0075】カバー250に形成されている窓部W1,
W2は、その高さ方向での位置を高くされることも可能
である。図8に示すように、カバー250の天板部より
も端壁を高くして天板部と同等もしくは天板部よりも高
い位置に形成することも可能である。このような構成の
カバーを画像形成装置に取り付けると、図9に示すよう
に、発光素子L1,L2の位置がより高くなり、画像形
成装置の上方に発光素子L1,L2が位置させることが
でき、これによってこれら発光素子L1,L2の点灯状
態を遠くから視認しやすくすることができる。
【0076】発光素子L1,L2の点灯状態の違い、つ
まり、いずれかが点灯していることによる載置部4ある
いはレシービングトレイTのいずれかに用紙42が排出
されているかを判別しやすくするための構成としては、
発光素子L1,L2の位置関係に限らず、点灯色を異な
らせるようにしてもよい。また、このような報知は、外
部への表示だけでなく、プリンタとして用いられる際の
ホストコンピュータに対して検知結果としての信号を出
力するようにすれば、コンピュータからの画像出力時に
警報とすることができる。
【0077】光学センサ130A、130Bは反射型セ
ンサが用いられている関係上、発光部からの出射光が用
紙以外のものに当たって反射した場合にはその反射光が
受光されてしまうと実際には排出された用紙が存在して
いないにも拘わらず、排出されて存在している場合と同
じ検知結果が得られる。本実施例では、このような光学
センサの誤動作を防止するための構成が設けられてい
る。なお、本実施例では、読み取り部からの漏洩光が受
光センサに入射する場合ではなく、用紙の排出部での光
路を対象とした場合の反射状態の違いによるものを対象
としている。本実施例の場合、読み取り部が閉空間とさ
れた構造であるので、読み取り部からの漏洩光が直接受
光センサに作用することはなく、排出部で用紙以外の部
材で反射した光が受光センサに入射した場合の誤検知を
対象としている。
【0078】本実施例では、光学センサ130での誤検
知を避ける基本的な考えとして、次の根拠を前提として
いる。誤検知を避けるには、光学センサからの出射光が
反射する虞のある部分の反射率を下げたり、センサの感
度を低くすることが考えられる。このため、光学センサ
130A、130Bの感度を下げた場合、レシービング
トレイTとこれを対象とする光学センサ130Bと対向
間隔は小さいのでさほど影響が出ないものの、載置部4
とこれを対象とする光学センサ130Aとは対向間隔が
大きいので感度を下げた場合にはより大きな減衰とな
り、結果的に用紙の検知ができなくなる。このような理
由により、本実施例では、光学センサの感度を下げない
で、載置部4側およびレシービングトレイT側の光路で
の反射率を低くして反射光が受光部側に帰還するのを阻
止するようになっている。
【0079】図10は、載置部4を対象とする光路での
反射率を低くして光の帰還を阻止する例を示している。
同図において、光学センサ130Aに対峙する載置部4
の一部には、光学センサ130Aに対して用紙の載置面
から遠ざかる方向に窪ませた凹状部4Aが設けられてい
る。この構成によれば、用紙が存在していない場合、光
路長を増加させて光量損失を高めることで反射光量の低
下を得ることができる。この場合の凹状部4Aは、用紙
42の移動に影響しない大きさで局部的に形成されるの
で、用紙の搬送性を悪化させることなく誤検知を防止す
ることができる。
【0080】図11には、光学センサ130Aから出射
された光が反射しないようにして光の帰還を阻止する構
成が示されており、光学センサ130Aと対峙する載置
部4の位置が暗色の着色部4Bで構成されている。着色
部4Bは、塗装や印刷などによって得られる。この構成
によれば、光学センサ130Aから出射された光が着色
部4Bで吸収されて反射しないように低反射面化ができ
ることで光学センサ130Aに対する無用な反射光が生
じないようにできる。
【0081】図12には、図11に示した暗色の着色部
に代えて、載置部4とは別部材で暗色部材4Cを構成し
た例が示されている。暗色部材4Cは、紙や樹脂などの
シートが用いられ、これら材質からなるシート状の暗色
部材4Cが載置部4の表面に貼り付けなどによって固定
される。この構成によれば、図11に示した例と同様
に、光学センサ130Aからの出射光は反射することが
ない。暗色部材4Cの厚さは、用紙の移動に抵抗するこ
とがない厚さに設定されること勿論である。これによ
り、排出されて載置される用紙の積層量を低減させない
ようにできるとともに、着色の際にも別の箇所で行える
ので、制度を要求さえるような塗布などを必要とするこ
とがなく製造コストも低減できる。
【0082】図12に示した暗色部材4Cのように、載
置部4とは別部材で暗色部を構成する場合には、載置部
4と同じ材質が用いられる。これは、画像形成装置を破
棄あるいは廃棄処分する場合のリサイクルを考慮したた
めである。画像形成装置の寿命が尽きると破棄あるいは
廃棄処分されることになるが、使用されていた材料を再
利用する場合に載置部4と同一材料で暗色部材4Cが構
成されていると、分別作業を不要にすることができる。
これにより、材料の再利用率を高めることができる。
【0083】図14乃至図17には、レシービングトレ
イTを対象とする光学センサ130Bの光路での反射率
を低くして反射光の帰還を阻止する構成を示している。
なお、図14乃至16において、便宜上、載置部4を対
象とした光帰還阻止部を符号4Bで示しているが、図1
2に示したシートを用いる光帰還阻止部(図12中、符
号4Cで示した部材)が、この位置にある場合も含んで
いる。
【0084】図14に示す例は、レシービングトレイT
を対象とする光学センサ130Bからの光路での光帰還
阻止部3A1がレシービングトレイTの上方に位置する
読み取り部3のフレーム3Aに設けられている。フレー
ム3Aには、ガイド部材102の開口102Aを介して
光学センサ130Bからの出射光が到達する位置が光を
偏向させる形状とされて光帰還阻止部3A1を構成して
いる。光を偏向させる形状としては、図13に示すよう
な波形状あるいは鋸歯形状とされ、この部分で反射した
光が光学センサ130Bの受光部には向かわないように
してある。
【0085】本実施例では、フレーム3Aの一部に直
接、光帰還阻止部が形成されているので、光帰還阻止部
をフレーム3Aから分割する必要がないので、フレーム
3Aと共に廃棄あるいは破棄処分することができる。こ
れにより、廃棄あるいは破棄処分の際の分別作業が不要
となり、材料のリサイクル時での作業効率を向上させる
ことができる。
【0086】図15は、フレーム3Aに設けられている
光帰還阻止部をフレーム3Aとは別部材で構成した例を
示している。図15に示した例では、光帰還阻止部がフ
レーム3Aとは別部材であるシート材3Bで構成されて
おり、シート材3Bは樹脂製のものが用いられ、その表
面、つまり、出射光が入射する側の面が低反射率あるい
は乱反射する表面とされている。シート材3Bは、フレ
ーム3Aに対して接着などにより固定されるが、その
際、一部を残して貼り付けられるようになっている。こ
れは、残された一部がフレーム3Aから浮き上がるリッ
プ片を構成することになり、剥がす際の把持部に用いる
ことができるようにするためである。このような貼り付
け構成によれば、分別作業の際の手間を省くことがで
き、図13に示した例と同様に、材料のリサイクル時で
の作業性を向上させることができる。
【0087】図16および図17は、フレーム3Aに設
けられている光帰還阻止部を用紙42のガイド部として
機能させるようにした例を示している。図16におい
て、フレーム3Aには、図17に示すように、平板の一
面に傾斜した起立片3C1を有するガイド部材3Cが接
着などによって取り付けられている。ガイド部材3Cは
樹脂成型品で構成され、用紙42の排出方向に沿って順
次起立高さが低くなるような起立片3C1の向きを設定
されてフレーム3Aに取り付けられている。起立片3C
1の起立高さが用紙42の排出方向に沿って順次低くな
る理由は次の通りである。
【0088】レシービングトレイTに排出される用紙4
2は、駆動ローラ120と従動ローラ132とで繰り出
される際に先端をかなり上向きな状態とされる。これ
は、図16中、符号P’で示すように、繰り出された用
紙42の先端が垂れ下がってしまうのを防止して、図1
6中、符号Pで示すように、用紙42の先端が駆動ロー
ラ120と従動ローラ132の近傍よりも排出方向前方
においてレシービングトレイTの載置面に載置されるよ
うにして、いわゆる、スタック性を向上させるためであ
る。従って、用紙42の先端がフレーム3Aに突き当た
り接触しながら移動する際には、フレーム3Aに配置さ
れている取り付け部品やネジなどさらには表面に傷があ
ると、それらに干渉して引っ掛かることがある。このた
め、先端が進行しなくなるのを防止するためにフレーム
3Aの表面状態の影響を受けない位置で用紙42をガイ
ドすることがスタック性やつまりの原因をなくす上で好
ましい。このような理由によりガイド部材3Cは、その
構成、特に起立片3C1の構成が設定されている。
【0089】ガイド部材3Cにおける起立片3Cと反対
側の面には凹部3C2が形成されている。この凹部3C
2は、フレーム3Aに取り付けられる側に位置してお
り、フレーム3Aに取り付けられた場合でもフレーム3
Aの表面との間で隙間を構成する。このため、ガイド部
材3Cをフレーム3Aから取り外すような場合、例え
ば、廃棄あるいは破棄時にはドライバ等の既存の工具を
挿入でき、その隙間をこじ開けるようにしてカバー部材
3Cをフレーム3Aから取り外すことができる。
【0090】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、載置部に
設けられているシート検知手段により載置部でのシート
の載置状態を報知することができるので、複数の載置部
を備えた場合に排出されるシートの存在状態を正確に判
別できるようにして外部においてシートの排出状態を容
易に認識することが可能になる。
【0091】請求項2記載の発明によれば、上下に配置
されている載置部毎に設けられたシート検知手段による
光路には光帰還阻止処理が施されているので、各載置部
にシートが存在していない場合に不用意に検知光が取り
込まれてしまうことがない。これにより、複数の載置部
を備えた場合にそれら載置部でのシートの存否検知を行
うシート検知手段の誤検知をなくして検知の信頼性を向
上させ、載置部でのシートの排出状態を正確にオペレー
タに表示することが可能になる。
【0092】請求項3記載の発明によれば、載置部の位
置関係に対応させて報知手段が設けられているので、載
置部と報知手段との整合により各載置部のいずれにシー
トが存在しているかを容易に識別することが可能にな
る。
【0093】請求項4記載の発明によれば、第1,第2
のシート検知手段が同一の保持手段により支持され、保
持手段が各載置部間に配置されているので、複数のシー
ト検知手段の取り付け作業が簡単に行える。
【0094】請求項5および6記載の発明によれば、シ
ート検知手段の光路を検知対象となるシートが載置され
る直接的な部材である載置部の一部に設けているので、
各載置部での実際のシートの存否を確実に検知すること
ができ、複数の載置部を備えた場合の誤検知を防止する
ことが可能になる。
【0095】請求項7記載の発明によれば、シート検知
手段からの光路に位置する光帰還阻止部を既存構造の読
み取り部におけるフレームの一部で構成しているので、
特別な構成を準備することなくシート検知手段の誤検知
をなくすことが可能になる。
【0096】請求項8記載の発明によれば、シート検知
手段からの光路に位置する光帰還阻止部を光帰還阻止処
理が施された部材をフレームに設置しているので、小サ
イズでしかも光路の指向方向に合わせて設置することが
でき、これにより、大がかりな構成を要することなくシ
ート検知手段の誤検知を防止することが可能になる。
【0097】請求項9記載の発明によれば、それが設置
されている箇所から除去可能であるので、設置部分の廃
棄あるい破棄時での分別作業を容易にすることが可能に
なる。
【0098】請求項10記載の発明によれば、光帰還阻
止可能な処理が施された部材がシートの排出ガイド部材
で構成されているので、光帰還阻止と共にシートの搬送
を良好に行わせることが可能となり、単一部材で多機能
を持たせることが可能になる。
【0099】請求項11記載の発明によれば、既設の載
置部での光帰還阻止部として載置面から遠ざかる向きに
窪ませた凹部が用いられるので、載置面でのシートの排
出性能を悪化させることなくシート検知手段の誤検知を
なくすことが可能となる。
【0100】請求項12記載の発明によれば、光帰還阻
止部として光の乱反射を起こさせることができる凹凸部
が用いられるので、シートが存在しない場合でのシート
検知手段の誤検知を確実に防止することが可能になる。
【0101】請求項13記載の発明によれば、光帰還阻
止部が既設の載置部と同一材料であるので、載置部と共
に成型することが可能になり、安価な構成によりシート
検知手段の誤検知を防止することが可能になる。
【0102】請求項14記載の発明によれば、シート検
知手段に対する載置部および光帰還阻止部とが暗色とさ
れているので、シートが存在しない場合の無用な反射が
阻止されてシート検知手段の誤検知を防止することが可
能になる。
【0103】請求項15記載の発明によれば、光帰還阻
止部が載置部と同一材料若しくは暗い色のシート材また
は表面粗さが顕著なシート材が用いられるので、載置部
の廃棄若しくは破棄時での分別作業が不要となり、作業
工数の簡略化が可能となる。
【0104】請求項16記載の発明によれば、報知手段
が載置部の並置方向に対応させて配置されているので、
報知手段の報知状態で各載置部のいずれにシートが存在
しているかを報知手段の配置関係により容易に判別する
ことが可能になる。
【0105】請求項17記載の発明によれば、報知手段
が載置部の上方で外部から視認できるので、遠方からの
視認性を高めて載置部でのシートの排出状態を容易に識
別することが可能になる。
【0106】請求項18記載の発明によれば、各載置部
を対象としたシートの存否状況が行えることで異種シー
トが紛れ込まないようにシートの振り分け排出を行わせ
ることが可能になる。
【0107】請求項19記載の発明によれば、載置部で
のシートの存否状況が載置部以外の場所でも識別できる
ので、シート排出装置を用いる際の排出状況を確認しや
すくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施によるシート排出装置が適用される
画像形成装置の構成を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の外観図である。
【図3】受け台となるレシービングトレイの取り付け構
造を示す分解斜視図である。
【図4】シート排出装置の一形態を示す分解斜視図であ
る。
【図5】移動側のガイド部材の構成を示す拡大斜視図で
ある。
【図6】移動可能なガイド部材が閉位置にある時の状態
を示す平面図である。
【図7】移動可能なガイド部材が閉位置から開位置へと
回動した時の状態を示す平面図である。
【図8】図4に示したシート排出装置に用いられるカバ
ーの一部変形例を示す部分的な斜視図である。
【図9】図8に示したカバーを用いた場合の画像形成装
置の外観図である。
【図10】図4に示したシート排出装置に用いられる載
置部側の光路での光帰還阻止構造を説明するための部分
的な図である。
【図11】図4に示したシート排出装置に用いられる載
置部側の光路での光帰還阻止構造の別例を説明するため
の部分的な図である。
【図12】図4に示したシート排出装置に用いられる載
置部の光路での光帰還阻止構造の他の例を説明するため
の部分的な図である。
【図13】図1に示したレシービングトレイが装備され
ていない状態での画像形成装置の構成の内部構成を示す
模式図である。
【図14】図4に示したシート排出装置に用いられるレ
シービングトレイ側の光路での光帰還阻止構造を説明す
るための部分的な図である。
【図15】図4に示したシート排出装置に用いられるレ
シービングトレイ側の光路での光帰還阻止構造の別例を
説明するための部分的な図である。
【図16】図4に示したシート排出装置に用いられるレ
シービングトレイ側の光路での光帰還阻止構造の他の例
を説明するための部分的な図である。
【図17】図16に示した光帰還阻止構造に用いられる
ガイド部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成部 3 画像読み取り部 3A 画像読み取り部のフレーム 3B 光帰還阻止部材をなすシート材 3C ガイド部材 3C1 起立片 4 載置部 4A 窪ませた凹状部 4B 暗色部 4C 暗色部材 12,50 シート排出部 42 シート 45 操作面 57,290 装置本体(本体フレーム) 100 シート排出装置 101,102 ガイド部材 103 搬送路 130 シート検知手段 L1,L2 報知手段である発光素子

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排出されるシートを収容可能な載置部を備
    えたシート排出装置において、 上記載置部は上記シートの搬送路の一部が分岐されて複
    数配置可能であり、 上記載置部には、排出されたシートの存在を検知するシ
    ート検知手段が設けられ、上記シート検知手段は上記載
    置部でのシートの検知状態を報知する報知手段に接続さ
    れていることを特徴とするシート排出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシート排出装置において、 上記載置部が上下に隣接して設けられ、上記シート検知
    手段が上下各載置部を対象とした光反射型の第1,第2
    の検知手段で構成され、 上記第1,および第2のシート検出手段の光路には、上
    記シートが存在しないときに上記シート検知手段からの
    検知光が受光部に到達しないように光帰還阻止処理が施
    され、シートが存在するときにのみ上記報知手段を作動
    させる構成とされていることを特徴とするシート排出装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のシート排出装置において、 上記シート検知手段は、各載置部の位置関係に対応させ
    て配置されていることを特徴とするシート排出装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のシート排出装置に
    おいて、 上記第1,第2のシート検知手段は同一の保持手段によ
    り支持され、該同一の保持手段は、上記上下に隣接する
    載置部の間に配置されていることを特徴とするシート排
    出装置。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4のうちの一つに記載のシー
    ト排出装置において、 上記第1,第2のシート検知手段の一方は、原稿走査を
    行う読み取り部のフレームに指向させて光路が構成され
    ていることを特徴とするシート排出装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至4のうちの一つに記載のシー
    ト排出装置において、 上記第1,第2のシート検知手段の他方は、載置部のう
    ちで既設の載置部に指向させて光路が構成されているこ
    とを特徴とするシート排出装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のうちの一つに記載のシー
    ト排出装置において、 上記読み取り部のフレームには、上記第1,第2のシー
    ト検知手段の一方からの光路に光帰還阻止可能な形状部
    が設けられていることを特徴とするシート排出装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5のうちの一つに記載のシー
    ト排出装置において、 上記読み取り部のフレームには、上記第1,第2のシー
    ト検知手段の一方からの光路に光帰還阻止可能な処理を
    施された部材が設置されていることを特徴とするシート
    排出装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のシート排出装置において、 上記光帰還阻止可能な処理が施された部材は、上記フレ
    ームから除去可能であることを特徴とするシート排出装
    置。
  10. 【請求項10】請求項8記載のシート排出装置におい
    て、 上記光帰還阻止可能な処理が施された部材は、上記フレ
    ーム下面に設置されて上記シートの排出ガイドが可能な
    ガイド部材で構成されていることを特徴とするシート排
    出装置。
  11. 【請求項11】請求項2乃至4および6のうちの一つに
    記載のシート排出装置において、 上記既設の載置部には、上記第1,第2のシート検知手
    段の他方からの光路に、載置面から遠ざかるように窪ま
    せた凹部が光帰還阻止部として設けられていることを特
    徴とするシート排出装置。
  12. 【請求項12】請求項2乃至4および6のうちの一つに
    記載のシート排出装置において、 上記既設の載置部には、上記第1,第2のシート検知手
    段の他方からの光路に、光が乱反射する凹凸部が設けら
    れて光帰還阻止部とされていることを特徴とするシート
    排出装置。
  13. 【請求項13】請求項11または12記載のシート排出
    装置において、 上記光帰還阻止部は、上記既設の載置部と同じ材料によ
    り一体成形されていることを特徴とするシート排出装
    置。
  14. 【請求項14】請求項2乃至4および6のうちの一つに
    記載のシート排出装置において、 上記光帰還阻止部と上記既設の載置部とが暗色とされて
    いることを特徴とするシート排出装置。
  15. 【請求項15】請求項2乃至4および6記載のシート排
    出装置において、 上記第1,第2のシート検知手段の他方からの光路に位
    置する既設の載置部には、該載置部と同一材料からなる
    暗い色のシート材または表面粗さが顕著なシート材が設
    けられていることを特徴とするシート排出装置。
  16. 【請求項16】請求項2乃至8、11,12のうちの一
    つに記載のシート排出装置において、 上記第1,第2のシート検知手段に応答可能な報知手段
    は、上記上下に位置する載置部の並置方向に対応させて
    配置されていることを特徴とするシート排出装置。
  17. 【請求項17】請求項1、2または15記載のシート排
    出装置において、 上記報知手段は、上記並置された載置部よりも上方で外
    部から視認可能な位置に配置されていることを特徴とす
    るシート排出装置。
  18. 【請求項18】請求項1乃至17のうちの一つに記載の
    シート排出装置を用いる画像形成装置であって、 上記載置部の設置状態に応じて上記シートの搬送経路を
    切り換え可能な構成を備え、上記シート検知手段が上記
    搬送路を切り換え可能な構成の近傍に配置されて各載置
    部を対象としたシートの存否検知が行われることを特徴
    とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の画像形成装置におい
    て、 上記載置部にシートの存否状況がシート排出装置以外の
    場所で識別できる構成を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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