JP2007119114A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成部5にて画像を形成された記録シートを胴内に設けられた胴内排紙部4に排出する画像形成装置1において、排紙トレイ46に排出される記録シートのサイズが所定サイズ未満であるか否かを判断し(S2)、記録シートのサイズが所定サイズ未満であると判断したときに(S2:YES)、その旨を報知するようにする(S4、S5、S6)。
【選択図】 図6
Description
また、特許文献1に記載される画像形成装置は、排紙トレイに突き当て部を設けたり、小サイズの記録シートを突き当て部材に確実に突き当てるために、小サイズの記録シートの搬送速度を速くしたり、搬送経路を小サイズの記録シートと大サイズの記録シートと変える必要があり、構造が特殊且つ複雑であった。
(1)画像形成がなされた記録シートを胴内に設けられた胴内排出部に排出する画像形成装置において、前記胴内排出部に排出される記録シートのサイズが所定サイズ未満であるか否かを判断するサイズ判断手段と、前記サイズ判断手段が、前記記録シートのサイズが所定サイズ未満であると判断したときに、その旨を報知する報知手段と、を有することを特徴とする。
(4)(1)乃至(3)の何れか1つに記載する画像形成装置において、所定サイズ以上の記録シートと、所定サイズ未満の記録シートが前記胴内排出部に積層して排出されたときに、前記報知手段の報知内容を変更する変更手段を有すること、を特徴とする。
(5)(1)乃至(4)の何れか1つに記載する画像形成装置において、前記報知手段が視覚的に報知を行うことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置によれば、所定サイズ以上の記録シートと所定サイズ未満の記録シートが胴内排出部に積層して排出されたときに、変更手段が報知手段による報知内容を変更するので、胴内排紙部に排出された記録シートの中に所定サイズ未満の記録シートが含まれていることの注意を画像形成装置の使用者に喚起して、所定サイズ未満の記録シートの取り忘れを防止できる。
また、本発明の画像形成装置によれば、報知手段が、警報ランプの点滅やメッセージの表示等により視覚的に報知を行うので、騒音を防止できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る複合機1の斜視図である。
本実施形態では、画像形成装置として複合機1を適用する。複合機1は本体ケーシング3を有する画像形成ユニット2の上部側に画像読取ユニット100を配してなり、ファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能を有する。また、詳細には後述するが、この複合機1は胴内排紙型とされ、両ユニット2、100間に排紙トレイ(胴内排出部)46が設けられ、排紙トレイ46に所定サイズ未満の用紙(記録シート)が排出されたときに、その旨を報知するよう構成されている。
尚、以下の説明において、複合機1の奥行き方向をX方向(正面側を+Xとする)、幅方向(図1における左手前側を+Yとする)をY方向とし、高さ方向をZ方向(図1における上側を+Zとする)として説明する。
図2は複合機1の垂直断面図である。
画像形成ユニット2は本体ケーシング3の底側に配置される用紙供給用のフィーダ部4と、その上方に配置される画像形成用の画像形成部5とを有している。
画像読取ユニット100はフラットベット式であって、図2に示すように、前記排紙トレイ46の上面を被覆可能な上部ケーシング101を備えてなる。この上部ケーシング101は上方に開放する箱型をなすとともに、内部にイメージセンサ115を収容させた状態で上面が原稿を載置するためのプラテンガラス107によって塞がれている。イメージセンサ115は図2におけるX軸方向に延設されたライン型のセンサであって、ガイド軸117に支持され、同ガイド軸117に沿って紙面と直交する方向(Y軸方向に)に進退可能とされている。
原稿カバー140はプラテンガラス107の上面を被覆可能な大きさに形成されるとともに、上部ケーシング101における上面の背面寄りの位置に設けられる第二のヒンジ軸J2を介して同上部ケーシング101に回動可能に連結されている。
図4は画像読取ユニット100が開位置にある状態の複合機1を示す斜視図である。
上述した画像読取ユニット100は、複合機1の背面壁1aにおける左右両端部に設けられるヒンジ軸(以下、第一のヒンジ軸J1とする)J1(図2参照)によって、前記画像形成ユニット2に対し回動可能に連結されている。画像形成ユニット2と画像読取ユニット100との間には、一対のガイド部材141,141が設けられている。ガイド部材141は、上端部が上部ケーシング101に回転可能に連結され、下端部が本体ケーシング2の凸縁部43Aに固定されたレール部材143のレール溝に摺動可能に係合している。そのため、ガイド部材141が横向きの姿勢のときには、画像読取ユニット100が排紙トレイ46を覆うように画像形成ユニット2に当接して閉位置で保持され、ガイド部材141が横向きの姿勢から起立した姿勢に変位すると、画像読取ユニット100がガイド部材141に案内されて画像形成ユニット2に対して回動し、閉位置から開位置へ移動する。
図5は、図1に示す複合機1の制御ブロック図である。
制御装置200は、周知のコンピュータであり、複合機1に内蔵され、用紙をフィーダ部4から画像形成部5へ給紙する給紙タイミング、画像形成部5で画像を形成する画像形成タイミングなど複合機1の動作を制御する。制御装置200には、接続ケーブルLANを介して複数のパーソナルコンピュータ(以下「PC」と略記する。)160A,160B,160C…が接続され、複合機1をプリンタとして共用できるようにしている。なお、本実施形態では、複数のPC160A,160B,160C…を接続ケーブルLANを介して複合機1に接続したが、1台のPCを専用ケーブルで複合機1に接続してもよいし、場合によっては、PCを複合機1に接続しなくてもよい。また、複合機1には、公衆電話回線網が接続し、ファクシミリデータを送受信できるようになっている。
入出力インターフェース202は、制御装置200の外部に設けられた機器とデータをやり取りするものである。本実施形態では、入出力インターフェース202にフィーダ部4、画像形成部5、イメージセンサ115、タッチパネル125が接続し、画像形成動作を制御するために必要な信号を入出力するようになっている。また、入出力インターフェース202には、排紙センサ47が接続し、排紙トレイ46に排紙された用紙の有無を検出する検出信号を入力するようになっている。また、入出力インターフェース202には、COPYモードキー126、FAXモードキー127、PRINTモードキー128が接続し、各モードキー126,127,128の押下によって実行する機能を選択する信号を入力するとともに、選択した機能に対応するモードキー126,127,128を点灯させる信号を出力するようになっている。また、入出力インターフェース202には、液晶パネル129が接続し、メッセージなどを表示する信号を出力するようになっている。また、入出力インターフェース202には、スピーカ130が接続し、警報音や警告アナウンスなどの音声を制御する信号を出力するようになっている。
RAM204は、各種プログラムやデータを記憶する揮発性メモリである。
HDD205は、各種プログラムやデータを記憶して読み書きできる不揮発性メモリである。HDD205には、例えば、報知処理プログラム206とカセット用紙サイズ記憶メモリ207、標準サイズ記憶メモリ208が記憶されている。
尚、HDD205に代えてEEPROMにより構成してもよく、また、報知処理プログラム206は、ROM203に記憶させてもよい。
図6は、図1に示す複合機1による報知処理を示すフロー図である。
複合機1は、ファクシミリデータ、印字データ、コピーデータを入力し、各データを用紙に記録する1ジョブ毎に、報知処理プログラム206をHDD205から読み出して実行する。ここでは、複合機1が、コピーデータをA4用紙に印刷した後、ファクシミリデータを受信してB5用紙に記録し、さらにその後PC160Cからの印字指令に基づいて印字データをA4用紙に印刷する場合を例に挙げて説明する。
複合機1の使用者が、COPYモードキー126を押下した後、タッチパネル125でA4サイズを指定して画像読取ユニット100で原稿を読み取り、スタートボタンを押してコピーを行うと、複合機1は、メイン給紙カセット6からA4用紙をピックアップしてコピーデータを印刷し、コピー済み用紙を排紙トレイ46に排紙する。このとき、複合機1は、スタートボタンを押されたときをトリガとして、制御装置200のHDD205から報知処理プログラム206を読み出して実行する。
複合機1は、公衆電話回線網からファクシミリデータを受信すると、ファクシミリデータに含まれる用紙サイズに基づいて給紙カセットを選択する。ここでは、ファクシミリデータの送信元がB5用紙にファクシミリデータを記録することを要求しているので、複合機1は、オプション給紙カセット60を選択する。そして、複合機1は、オプション給紙カセット60からB5用紙をピックアップしてファクシミリデータの記録を行い、排紙トレイ46に排紙する。複合機1は、ファクシミリデータの受信をトリガとして制御装置200のHDD205から報知処理プログラム206を読み出して実行する。
これに対して、警告音やアナウンスをスピーカ130から発するような聴覚的な報知内容は、放置しておくと騒音になる恐れがある。COPYモードやPRINTモードを選択しているときには、使用者の意図に基づいて画像形成を行うため、警告音等が流れると、使用者が排紙トレイ46から用紙を速やかに取り出し、警告音等を止めることが可能であるが、FAXモードを選択しているときには、使用者の意図によらずに画像形成を行うため、留守中にファクシミリデータを受信して小サイズの用紙に画像形成を行うと、警告音等が流れっぱなしになって騒音になる恐れがある。そのため、警告音鳴動は、COPYモードとPRINTモードの報知内容にのみ適用し、FAXモードの報知内容に適用していない。
また、例えば、1台の複合機1に複数のPC160A,160B,160C…を接続している場合、複合機1から離れた位置に設置されたPC利用者は、複合機1の設置場所までわざわざ行って、排紙トレイ46に小サイズの用紙が出力されたか否かを確認しなければならず、効率が悪い。通常、PC使用者は、印字指令を出力した後、直ぐにPCを離れないと考えられる。そこで、PRINTモードでは、PC画面に「小サイズ紙が出力されました。」とのメッセージをポップアップ表示する報知内容を適用している。
また、次の印字指令が、例えばB5用紙に印字するものである場合には(S10:YES)、報知内容を変更せずにS7に戻る。複合機1の使用者が報知を誤報と勘違いする恐れが低いからである。
従って、本実施形態の複合機1は、B5用紙が排紙トレイ46に排紙されると、排紙トレイ46に排出された用紙のサイズが標準サイズ未満であると判断し(図6のS2:YES参照)、標準サイズ未満のB5用紙が排紙トレイ46に排紙されたことを液晶パネル129やPC160Aの画面などの表示や、各モードキー126,127,128の点滅、警告音の鳴動などにより報知するので(図6のS4〜S6参照)、排紙トレイ46に排紙したB5用紙が本体ケーシング3の排出口側(搬送方向上流側)内壁に整合し、用紙取り出し口82の外から視認できない場合でも、複合機1の使用者が、画像読取ユニット100を開かずに、液晶パネル129やPC160Aの画面などの表示や、各モードキー126,127,128の点滅、警告音などによる報知によって排紙トレイ46にB5用紙があることに気付き、B5用紙を排紙トレイ46から取り除くことができる。よって、本実施形態の複合機1によれば、排紙トレイ46の構造や用紙の搬送構造などを特殊で複雑な構造にしなくても、報知処理プログラム206を制御装置200のHDD205に格納するだけで、既存の液晶パネル129や各モードキー126,127,128、スピーカ130等を利用して複合機1の使用者に排紙トレイ46への注意を喚起し、使用者がB5用紙を排紙トレイ46から取り忘れることを防止でき、更には小サイズの用紙が排紙トレイ46にたまりすぎることを防止できる。なお、複合機1は、排紙トレイ46が画像形成ユニット2と画像読取ユニット100の間に設けられ、排紙トレイ46上の隙間が狭いが、画像読取ユニット100がフラットベット式であるため、排紙トレイ46の奥に排紙された用紙でも取り出しやすい。
続いて、本発明の画像形成装置に係る第2実施形態について説明する。
本実施形態の画像形成装置も、第1実施形態と同様に複合機1に適用されるが、報知を手動で停止させる点、及び、報知内容の変更を行わずに簡易な制御を行う点が第1実施形態と相違している。よって、ここでは、第1実施形態と異なる制御フローについて説明し、共通点については説明を省略する。
図7のS21に示すように、排紙トレイ46に排紙された用紙が小サイズであり、所定の報知内容で報知を行うと(S2〜S6)、S21において、使用者が複合機1の操作パネル121に設けられたSTOPキーを押下するまで、報知し続ける。使用者がSTOPキーを押下すると、S8において、報知が停止され、報知処理が完了する。
(2)例えば、上記実施形態では、多段の給紙カセットを備える複合機1について説明したが、給紙カセットを1つだけ備え、給紙カセットにセットする用紙のサイズを切り替えて画像形成する画像形成装置に報知処理を適用してもよい。この場合、例えば、標準サイズ未満のB5用紙が排紙トレイ46に排紙されると、その旨が報知されるので、B5用紙に印刷した後しばらくしてからA4用紙に印刷を行うときに、使用者は複合機1の報知によって給紙カセットの用紙サイズをA4サイズに戻し忘れていることに気付くことができ、便利である。
(3)例えば、上記実施形態では、画像読取ユニット100を画像形成ユニット2に対して回動可能に連結し、画像読取ユニット100と画像形成ユニット2との間に排紙トレイ46を設けたが、画像読み取りユニット100と画像形成ユニット2を一体にした胴内に排紙トレイ46を設けてもよい。
(5)例えば、上記実施形態では、1ジョブ毎に報知処理を実行したが、用紙1枚毎に報知処理を行うようにしてもよい。
(6)例えば、上記実施形態では、記録シートとして普通紙を用いたが、OHPなど材質の異なるものや、厚紙や薄紙などの厚さの異なるもの、さらにはA5サイズの葉書や用紙などのサイズが異なるものを記録シートとして使用してもよい。
(7)例えば、上記第1実施形態では、所定サイズ未満の記録シート(B5用紙)を排紙トレイ46に排紙した後に、所定サイズ以上の記録シート(A4用紙)を排紙トレイ46に排紙したときに、報知内容を変更するようにしたが、所定サイズ以上の記録シートを排紙トレイ46に排紙した後に、所定サイズ未満の記録シートを排紙トレイ46に排紙した場合にも、報知内容を変更するようにしてもよい。
46 排紙トレイ(胴内排紙部)
47 排紙センサ(記録シート検出手段)
206 報知処理プログラム(サイズ判断手段、報知手段、報知停止手段、変更手段)
Claims (5)
- 画像形成がなされた記録シートを胴内に設けられた胴内排出部に排出する画像形成装置において、
前記胴内排出部に排出される記録シートのサイズが所定サイズ未満であるか否かを判断するサイズ判断手段と、
前記サイズ判断手段が、前記記録シートのサイズが所定サイズ未満であると判断したときに、その旨を報知する報知手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載する画像形成装置において、
前記ファクシミリデータを受信して前記記録シートに記録するファクシミリ機能を有し、
前記報知手段が、前記ファクシミリデータを受信して前記記録シートに記録するときにのみ報知を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は請求項2に記載する画像形成装置において、
前記胴内排出部に排出された記録シートの有無を検出する記録シート検出手段と、
前記記録シート検出手段が前記胴内排出部に前記記録シートがないと判断したときに、前記報知手段による報知を停止させる報知停止手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載する画像形成装置において、
所定サイズ以上の記録シートと、所定サイズ未満の記録シートが前記胴内排出部に積層して排出されたときに、前記報知手段の報知内容を変更する変更手段を有すること、を特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載する画像形成装置において、
前記報知手段が視覚的に報知を行うことを特徴とする画像形成装置。
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