JP2007266913A - プログラム及び原稿読取システム - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿搬送機構に準備された原稿について意図しないプレスキャン動作が実行されることを防止する。
【解決手段】原稿読取装置としての複合機1は、読取ユニット3において、原稿を載置する原稿台4aと、複数の原稿を搬送する自動原稿搬送装置5(ADF5)と、原稿を読み取るCIS71と、原稿搬送機構に原稿が準備されたか否かを検出するセンサ101とが設けられている。複合機1を制御するプログラムでは、スキャン動作に先立って行われるプレスキャン動作の実行指示を取得した場合、センサ101により原稿の準備が検出されたか否かを確認し、原稿の準備検出が確認された場合にプレスキャン動作の禁止処理を実行する。一方、原稿の準備が確認されない場合にはプレスキャン動作の許可処理を実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、原稿読取装置を制御するコンピュータ読取可能なプログラム及び原稿読取システムに関する。
従来より、原稿読取装置によってスキャン動作を行うにあたり、スキャン動作に先立ってプレスキャン動作を行う構成が提供されている。このようなプレスキャン動作によれば、ユーザがスキャン動作前に大まかなレイアウトを確認できたり、或いはスキャン動作する場所を指定できることとなるため、ユーザにとって利便性が高まる。
特開2002−247303公報
しかしながら、プレスキャン動作が実行可能な構成の場合、意図しない状況でプレスキャン動作が実行されてしまう虞がある。例えば、原稿搬送機構に多量の原稿が準備されているにもかかわらず自動的にプレスキャン動作が実行されてしまうと、ユーザはすべての原稿に対するプレスキャン動作が終了するまで他の動作(本スキャン動作など)を行うことができなくなってしまう。このような構成とすると、ユーザが原稿搬送機構に準備された原稿のプレスキャン動作を全く望まない場合には特に不便である。また、原稿搬送機構の原稿に対して意図しないプレスキャン動作が実行された場合、本スキャン動作を行う前に自動搬送された原稿を再び原稿搬送機構に準備し直さなければならないというデメリットもある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、原稿搬送機構に準備された原稿について意図しないプレスキャン動作が実行されることを防止する構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、原稿を載置する原稿台と、複数の原稿を搬送する原稿搬送機構と、前記原稿を読み取る読取手段と、前記原稿搬送機構に原稿が準備されたか否かを検出する検出手段と、を備えた原稿読取装置を制御するコンピュータ読取可能なプログラムであって、コンピュータに、前記読取手段によるスキャン動作に先立って行われるプレスキャン動作の実行指示を取得する取得ステップと、前記プレスキャン動作の実行指示があった場合に、前記検出手段により前記原稿の準備が検出されたか否かを確認する確認ステップと、前記確認ステップにて前記原稿の準備検出が確認された場合に前記プレスキャン動作の禁止処理を制御手段に実行させる禁止ステップと、前記確認ステップにて前記原稿の準備が確認されない場合に前記プレスキャン動作の許可処理を前記制御手段に実行させる許可ステップと、を実行させる構成をなしている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のプログラムにおいて、前記禁止ステップは、表示手段に警告表示を行わせる警告表示ステップを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のプログラムにおいて、前記禁止ステップは、前記確認ステップにて前記原稿の準備が確認された場合に、前記プレスキャン動作の実行前に、前記原稿搬送機構を用いたプレスキャン動作を実行するか否かを選択する選択画面を表示手段に表示させる実行選択ステップと、前記実行選択ステップにて実行が選択された場合、前記原稿搬送機構を用いたプレスキャン動作の実行を許可する禁止解除ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記スキャン動作と、前記プレスキャン動作とを選択する選択画面を表示手段に表示させる動作選択ステップと、前記動作選択ステップにて前記プレスキャン動作が選択されたか否かを判断する判断ステップと、を備え、前記判断ステップにて前記プレスキャン動作が選択されたと判断され、かつ前記確認ステップにて前記原稿の準備が確認された場合に、前記禁止ステップを実行することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記原稿読取装置は、前記読取手段が、前記原稿搬送機構に準備される原稿の読み取りを、前記原稿台に載置される原稿の読み取りよりも優先して行うものであることを特徴とする。
請求項6の発明は、原稿を載置する原稿台と、複数の原稿を搬送する原稿搬送機構と、前記原稿を読み取る読取手段と、前記原稿搬送機構に原稿が準備されたか否かを検出する検出手段と、を備えた原稿読取装置と、前記読取手段によるスキャン動作に先立って行われるプレスキャン動作の実行指示を取得する取得手段と、前記プレスキャン動作の実行指示があった場合に、前記検出手段により前記原稿の準備が検出されたか否かを確認する確認手段と、前記確認手段にて前記原稿の準備検出が確認された場合に前記プレスキャン動作の禁止処理を実行し、前記原稿の準備が確認されない場合に前記プレスキャン動作の許可処理を実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
<請求項1,6の発明>
請求項1,6の発明によれば、原稿搬送機構に原稿が準備された状態でプレスキャン動作の実行指示があった場合に、原稿搬送機構の原稿についてプレスキャン動作が禁止される。従って、原稿搬送機構に準備された原稿についてプレスキャン動作が実行されてしまうことによる弊害を効果的に防止できる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、プレスキャン動作を実行する際に原稿搬送機構に原稿が準備されていたとしても、ユーザがそれを即座に察知でき、適切に対処しやすくなる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、プレスキャン動作を実行する際に原稿搬送機構に原稿が準備されていた場合に、プレスキャン動作を続行するか否かをユーザに判断させることができる。従って、ユーザにとって利便性の高い構成となる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、当該プログラムによってプレスキャン動作の選択が把握できるため、プレスキャン動作選択時に原稿の準備が確認された場合に適切に禁止処理を行うことができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明のように、原稿搬送機構に準備される原稿の読み取りを原稿台に載置される原稿の読み取りよりも優先して行う読取手段の場合、原稿搬送機構に原稿が準備された場合に優先してプレスキャン動作が実行されてしまうため不要なプレスキャン動作が行われやすくなる。本発明では、このような構成において不要なプレスキャン動作を効果的に防止できより一層有効である。
本発明の実施形態1を図面を参照しつつ説明する。
1.全体構成
複合機1は原稿読取装置の一例に相当するものであり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能等を備えており、図1はその外観を示す斜視図である。また、図2は、読取ユニット3を開けた状態を示す複合機1の斜視図である。
この複合機1は、フィーダ部21及び画像形成部22等(図3参照)を内蔵する画像形成ユニット2と、自動搬送原稿読取ユニット(以下「読取ユニット3」ともいう)とを備えている。図1、図2に示すように、読取ユニット3は、上面に原稿を載置する矩形状の原稿台4aが設けられた画像読取装置4と、その原稿台4aを覆うように配される自動原稿搬送装置5(以下「ADF5」ともいう)とを備えて構成されている。図2に示すように、読取ユニット3は、上記操作部6とは反対側の後端部が画像形成ユニット2の上面後端側において回動可能に軸支されている。なお、自動原稿搬送装置5は、複数の原稿を搬送する原稿搬送機構の一例に相当する。
画像読取装置4の一端側(図1で紙面右下方向)には、ユーザによる各種の操作が可能な操作部6が設けられている。操作部6は、モード選択スイッチ96、スタートキー97、各種の操作ボタン98、液晶表示パネル99、が設けられている。モード選択スイッチ96は、コピーモードを選択するためのコピーモードキー96a、FAX(ファックス)モードを選択するためのFAXモードキー96b、スキャナモードを選択するためのスキャナモードキー96cの3つのモードキーが左右に並んで設けられている。スタートキー97は、機能モードに応じた動作を開始させるためのスイッチである。
液晶表示パネル99は、操作ボタン98等の操作で各種の設定に関する表示がされるようになっている。
また、この操作部6の下側の位置には排紙トレイ2a(図3:後述)に連なって開口した用紙取り出し孔7が形成されている。その用紙取り出し孔7の下側には水平方向に伸びるスリット状の開口した手差給紙口8が形成されており、更にその下側には、給紙カセット9が設けられ、操作部6等が配された面と同じ面側から着脱可能に取り外せるようになっている。
なお、以下の説明では、複合機1について、操作部6が設けられた面側(図1で紙面右下方向)を「前方」、その反対側(図1で紙面左上方向)を「後方」とする。
(画像形成ユニット)
画像形成ユニット2の各構成について、図3を参照しつつ説明する。図3は、複合機1を給紙ローラ25等の軸方向から見た要部側断面図であり、同図において紙面右側が複合機1の前方であり、紙面左側が複合機1の後方となる。
画像形成ユニット2のケーシング20内には、用紙Wを給紙するためのフィーダ部21や、給紙された用紙Wに所定の画像を形成するための画像形成部22などが備えられている。また、画像形成部22の上部には、画像形成部22により画像形成され、排出された用紙Wを保持するために用いられる排紙トレイ2aが配されている。
フィーダ部21は、給紙カセット9と、給紙カセット9内に設けられた揺動可能な用紙押圧板(図示略)と、給紙カセット9の前端側端部の上方に設けられる給紙ローラ25などによって構成されている。給紙カセット9は、ケーシング20内の下方側において着脱可能に装着されており、この中に用紙Wを積層して収納するために用いられる。給紙カセット9では、給紙ローラ25によって最上位の用紙Wが順次送られる。
レジストローラ29は、1対のローラから構成されており、給紙ローラ25の近傍に配置された図示しない位置センサによる検知タイミングに基づいて、駆動および停止の動作が制御装置(図示略)により制御される。そして、この制御により用紙Wの斜行が修正される。
画像形成部22は、スキャナユニット40、プロセスユニット41、定着ユニット42などを備えている。スキャナユニット40は、ケーシング20内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、ポリゴンモータ43により回転駆動されるポリゴンミラー44、レンズ45および46、反射鏡47および48などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー44、レンズ45、反射鏡47、レンズ46、反射鏡48の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット41における感光体ドラム52の表面上に高速走査にて照射させている。
複合機1には、画像形成ユニット2の本体部に対して着脱可能なプロセスユニット41が設けられている。プロセスユニット41は、ドラムカートリッジ50と、現像カートリッジ51とから構成されている。
プロセスユニット41のうち、ドラムカートリッジ50には、感光体ドラム52、スコロトロン型帯電器53、転写ローラ54を備えている。また、現像カートリッジ51には、現像ローラ55、現像ローラ55上に圧接される層厚規制ブレード56、トナー供給ローラ57およびトナー(現像剤)が充填されるトナーボックス58などを備えている。
感光体ドラム52は、現像ローラ55の側方位置において、その現像ローラ55と対向するような状態で時計方向に回転可能に配設されている。
スコロトロン型帯電器53は、正帯電用のスコロトロン型の帯電器である。感光体ドラム52の表面は、スコロトロン型帯電器53により一様に正帯電された後、スキャナユニット40からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ55の回転により、現像ローラ55上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム52に対向して接触する時に、感光体ドラム52の表面上に形成される静電潜像に供給される。
転写ローラ54は、感光体ドラム52の下方において、この感光体ドラム52に対向するように配置され、ドラムカートリッジ50に反時計方向に回転可能に支持されている。そして、感光体ドラム52の表面上に担持された可視像は、用紙Wが感光体ドラム52と転写ローラ54との間を通る間に用紙Wに転写される。
定着ユニット42は、プロセスユニット41よりも用紙搬送方向下流側(後方側)に配設され、定着ユニット42は転写された用紙上のトナーを加熱溶融させるための加熱ローラ63と、給送される用紙を加熱ローラ63に向けて押圧する押圧ローラ64と、サーモスタット65とを備えている。さらに加熱ローラ63は、画像定着後の用紙Wを、ガイド部材67,68により形成される排紙パスを介して、排出ローラ69まで搬送する。そして、排出ローラ69は、送られてきた用紙Wを排紙トレイ2a上に排紙する。
(読取ユニット)
読取ユニット3は、画像読取装置4とADF5とを備え、画像読取装置4は、画像形成ユニット2の排紙トレイ2aの上方において、その下面4bが当該排紙トレイ2aと対向し、この排紙トレイ2aを覆うように配されている。
読取ユニット3は、フラットベッド方式のスキャナとして構成されており、このフラットベッド方式の構成では、ADF5が後方に開くと、原稿台4aが露出するようになっており(図2参照)、その原稿台4a上に本やその他の各種原稿を載置した状態で当該原稿に対する読み取りができるように構成されている。
なお、原稿の読取りは、原稿台4a上に原稿を載置して行う場合と、ADF5を利用する場合とがある。原稿台4a上に原稿を載置して行う場合には、原稿の搬送方向に沿って延びる軸79に沿って、かつ、原稿台4aに沿ってCIS(コンタクトイメージセンサ)71が移動され、その際に1ラインずつ、原稿台4a上に載置された原稿の読取りが行われる。また、一方、ADF5を利用する場合には、CIS71が原稿台4aの左端部側に移動され、その位置で保持されて、ADF5により搬送される原稿の読取りが1ラインずつ行われるようになっている。なお、CIS71は、原稿を読み取る読取手段の一例に相当する。
なお、本実施形態に係る複合機1では、読取手段たるCIS71が、自動原稿搬送装置5(以下「ADF5」という)に準備される原稿の読み取りを、原稿台4aに載置される原稿の読み取りよりも優先して行うように構成されている。
(電気的構成)
図4は、複合機及びこれに接続されるコンピュータを示すブロック図である。
複合機1は、各種の入力操作を受け付ける操作部6と、原稿の読取を行う画像読取装置4と、画像データに基づく画像形成を行う画像形成部22とが制御部90に接続されている。制御部90は、ROM、RAM、NVRAM(不揮発性メモリ)、CPUなどによって構成されている。さらに、電話回線等の通信回線に接続されるファクシミリインターフェース94と、後述のコンピュータ200に接続されるネットワークインターフェース95とが制御部90に接続されている。画像読取装置4は、上述の自動原稿搬送装置5(ADF5)と、自動原稿搬送装置5に原稿がセットされたか否かを検出するセンサ101が設けられている。センサ101は、原稿搬送機構に原稿が準備されたか否かを検出する検出手段の一例に相当する。なお、センサ101は、原稿がセットされているか否かを検出できるものであればよく、例えば、光電センサなどの光学式センサや、原稿のセットに応じて部材が変位しその変位を読み取る機械式センサなどが挙げられる。
2.コンピュータ
次に、ネットワークインターフェース95に接続されているコンピュータ200について説明する。
コンピュータ200は、CPU203、ROM204、RAM205、HDD(ハードディスクドライブ)206、インターフェース208、表示部201、マウスやキーボード等の操作部202からなる。
そして、HDD206には、ワープロ等のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションとする)と、プリンタドライバ、図示しないOSなどが格納されている。アプリケーションは処理の実行時に、HDD206からRAM205の所定の領域にロードされてCPU203によって実行される。これにより、操作部202を通じて入力操作を行うことで印刷対象となる文書を作成できる。
プリンタドライバには変換プログラムが含まれている。変換プログラムは、印刷指示内容をプリンタ言語に変換するためのプログラムであって、OSを通じて印刷指令を受けると、アプリケーションにより作成された印刷データをPDLデータに変換する展開(変換)処理を行う。そして、プリンタドライバによって生成されたPDLデータはインターフェース208を通じて、上述の複合機1に送られることとなる。
次に、原稿読取処理について説明する。
図5は、原稿読取装置としての複合機1を制御するコンピュータ読取可能なプログラムの流れの一例を示すものであり、コンピュータ200のCPU203に対して演算、加工等を行わせると共に複合機1を制御するドライバとして構成されるものである。
当該プログラムは、アプリケーションからの情報取得(アプリケーションの起動、アプリケーションからのプレスキャン動作の実行指示)に伴って実行されるものである。当該プログラムが起動されると、CPU203は、アプリケーションがユーザインターフェースモード(以下、UIモードともいう)であるか否かを判断する(S10)。ユーザインターフェースモードである場合にはS10にてYESに進み、そうでない場合にはS10にてNOに進む。
ユーザインターフェースモードは、コンピュータとその利用者(ユーザ)の間での情報のやりとりが可能なモードであり、スキャン動作、プレスキャン動作がドライバ主導で実行されるモードである。したがって、後述するように、複合機1に対するスキャン動作、プレスキャン動作の指示は当該ドライバによって行われる。ユーザインターフェースモードでない場合(ノンユーザインターフェースモードの場合)には、プレスキャン動作がアプリケーション主導で行われる。
まず、アプリケーションがノンユーザインターフェースモードである場合について説明する。当該プログラムが起動され、アプリケーションがノンユーザインターフェースモードである場合、S10にてNOに進み、アプリケーションからプレスキャンの実行指示がなされているか否か(若しくはアプリケーションが自動的にプレスキャンを実行するものであるか否か)を判断する(S90)。実行指示がなされていない場合には、S90にてNOに進み、当該処理を終了する。実行指示がなされている場合には、S90にてYESに進み、S100にてADF5に原稿がセットされているか否かを判断する。
本実施形態では、上述のように、原稿の準備を検出するセンサ101が設けられておりこのセンサ101から検出信号が発せられている場合には、自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿がセットされていると判断する。なお、アプリケーションがノンユーザインターフェースモードである場合、当該プログラムを起動するステップが、読取手段によるスキャン動作に先立って行われるプレスキャン動作の実行指示を取得する取得ステップに相当する。また、ノンユーザインターフェースモードである場合、S100のステップが、プレスキャン動作の実行指示があった場合に検出手段により原稿の準備が検出されたか否かを確認する確認ステップに相当する。
S100にて自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿がセットされていると判断された場合、S100にてYESに進み、S110にてアラート表示を行う。一方、S100にて、自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿がセットされていないと判断された場合、S100にてNOに進む。S110では、図6のような画像をコンピュータ200の表示部201に表示する。このアラート表示では、ADF5に原稿がセットされていることを伝達すると共に、ADFを用いたプレスキャン動作を実行するか否かの選択を促す。そして、ユーザによって続行が選択(図6のOKボタン212が選択)された場合(即ち、ADF5を用いたプレスキャン動作の実行が選択された場合)、S120にてYESに進み、アプリケーションに対してプレスキャン動作の許可を通知する(S130)。一方、ユーザによってキャンセルが選択(図6のキャンセルボタン211が選択)された場合には、アプリケーションに対してプレスキャン動作のキャンセルを通知する(S140)。アプリケーションは、ドライバから許可通知を取得した場合、プレスキャン動作を実施し、キャンセル通知を取得した場合には予定していたプレスキャン動作をキャンセルすることとなる。
ここでは、S110、S120が、確認ステップにて原稿の準備検出が確認された場合にプレスキャン動作の禁止処理をCPU203に実行させる禁止ステップに相当するものである。そのうち、S110は、表示部201に警告表示を行わせる警告表示ステップに相当し、S110は、確認ステップにて原稿の準備が確認された場合に、プレスキャン動作の実行前に、自動原稿搬送装置5を用いたプレスキャン動作を実行するか否かを選択する選択画面を表示部201に表示させる実行選択ステップに相当する。また、S120は、実行選択ステップにて実行が選択された場合、自動原稿搬送装置5を用いたプレスキャン動作の実行を許可する禁止解除ステップに相当する。また、S100、S130は、確認ステップにて原稿の準備が確認されない場合にプレスキャン動作の許可処理をCPU203に実行させる許可ステップに相当する。
次に、アプリケーションがユーザインターフェースモードである場合について説明する。アプリケーションがユーザインタフェースモードである場合、S10にてYESに進み、コンピュータグラフィックスとポインティングデバイスを用いて、直感的な操作を提供するGUI(Graphical User Interface)表示がなされる(S20)。そのGUI表示では、スキャン動作と、プレスキャン動作とを選択する選択画面(図示略)が表示されるようになっており、「スキャン」「プレスキャン」というキーに加えその他のキーが表示され、ポインティングデバイスを用いて「スキャン」「プレスキャン」のいずれかが選択できるようになっている。
そして、「スキャン」キーが選択された場合には、S30において1に進み、本スキャン動作を実行する(S40)。具体的には、複合機1に対して本スキャン動作を実行させる実行指示情報を出力する。一方、「プレスキャン」キーが選択された場合にはS30において2に進む。また、その他のキーが選択された場合には、その他のキーに対応する処理を実行すると共に、S30に戻り、「スキャン」「プレスキャン」キーが選択されるまで待機する。
「プレスキャン」キーが選択された場合、S50にて自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿がセットされているか否かを判断する。上述のように、原稿の準備を検出するセンサ101が設けられており、センサ101から検出信号が発せられている場合には、自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿がセットされていると判断する。プレスキャンキーが選択された場合において、S50にて自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿がセットされていると判断された場合、S50にてYESに進み、S60にてアラート表示を行う。一方、S50にて自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿がセットされていないと判断された場合、S50にてNOに進む。
S60では、図6のような画像をコンピュータ200の表示部201に表示する。このアラート表示では、S110と同様に、ADF5に原稿がセットされていることをユーザに伝達すると共に、ADF5を用いたプレスキャン動作を実行するか否かの選択を促す。そして、ユーザによって続行が選択(図6のOKボタン212が選択)された場合(即ち、ADF5を用いたプレスキャン動作の実行が選択された場合)S70にてYESに進み、複合機1に対してプレスキャン動作の実行を指示する(S80)。ここではユーザインターフェースモードであるため、当該ドライバ主導で複合機1に対してプレスキャン動作が実行指示される。
一方、ユーザによってキャンセルが選択(図6のキャンセルボタン211が選択)された場合には、S70にてNOに進み、S30に戻る。なお、ユーザによってキャンセルされた場合に当該処理を終了するようにしてもよい。
ここでは、S20が、スキャン動作とプレスキャン動作とを選択する選択画面を表示手段に表示させる動作選択ステップの一例に相当する。また、S30が、その動作選択ステップにてプレスキャン動作が選択されたか否かを判断する判断ステップの一例に相当する。さらに、S60、S70は、ユーザインターフェースモードにおける禁止ステップの一例に相当し、この禁止ステップは、判断ステップにてプレスキャン動作が選択されたと判断され、かつ確認ステップにて原稿の準備が確認された場合に実行されるようになっている。
以上のように、本実施形態に係る発明によれば、自動原稿搬送装置5(ADF5)に原稿が準備された状態でプレスキャン動作の実行指示があった場合に、自動原稿搬送装置5の原稿についてプレスキャン動作が禁止される。従って、自動原稿搬送装置5に準備された原稿についてプレスキャン動作が実行されてしまうことによる弊害を効果的に防止できる。
また、表示部201に警告表示を行わせる警告表示ステップ(即ち、S60、S110)を備えているため、プレスキャン動作を実行する際に自動原稿搬送装置5に原稿が準備されていたとしても、ユーザがそれを即座に察知でき、適切に対処しやすくなる。
また、禁止ステップは、確認ステップにて原稿の準備が確認された場合に、プレスキャン動作の実行前に、自動原稿搬送装置5を用いたプレスキャン動作を実行するか否かを選択する選択画面を表示部201に表示させる実行選択ステップ(即ち、S60、S110)と、実行選択ステップにて実行が選択された場合、自動原稿搬送装置5を用いたプレスキャン動作の実行を許可する禁止解除ステップ(S70、S80及びS120、S130)と、を備えている。したがって、プレスキャン動作を実行する際に自動原稿搬送装置5に原稿が準備されていた場合に、プレスキャン動作を続行するか否かをユーザに判断させることができる。従って、ユーザにとって利便性の高い構成となる。
さらに、ユーザインターフェースモードにおいて、スキャン動作とプレスキャン動作とを選択する選択画面を表示部201に表示させる動作選択ステップ(S20)と、動作選択ステップにてプレスキャン動作が選択されたか否かを判断する判断ステップ(S30)とを備え、判断ステップにてプレスキャン動作が選択されたと判断され、かつ確認ステップ(S50)にて原稿の準備が確認された場合に禁止ステップ(S60、S70)が実行されるようになっている。従って、当該プログラムによってプレスキャン動作の選択が把握できるため、プレスキャン動作選択時に原稿の準備が確認された場合に適切に禁止処理を行うことができる。
また、本実施形態に係る複合機1では、読取手段たるCIS71が、自動原稿搬送装置5に準備される原稿の読み取りを、原稿台4aに載置される原稿の読み取りよりも優先して行うように構成されている。このような構成の場合、自動原稿搬送装置5に原稿が準備された場合に優先してプレスキャン動作が実行されてしまうため不要なプレスキャン動作が行われやすくなる。本実施形態の構成ではでは、このような構成において不要なプレスキャン動作を効果的に防止でき、より一層有効である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明に係るプログラムは、実施形態1のように画像形成装置と外部接続されるコンピュータを実行させるプログラムに好適に用いることができるが、画像形成装置内に組み込まれたコンピュータを実行させるプログラムとしても適用できる。
(2)上記実施形態では、S60、S70或いは、S110、S120に示すように、プレスキャン動作を一旦禁止し、ユーザの許可を得てから実行する例を示したが、プレスキャン動作の実行指示があった場合において、検出手段により原稿の準備が検出された場合に、プレスキャン動作を完全に禁止してもよい。
本発明の実施形態1に係る複合機の外観を示す斜視図 図1の複合機について読取ユニットを開いた状態を示す斜視図 図1の複合機の要部側断面図 図1の複合機の電気的構成を例示するブロック図 原稿読取処理の一例を示すフローチャート 選択画面の表示例を示す説明図
符号の説明
1…複合機(画像読取装置)
4a…原稿台
5…自動原稿搬送装置(原稿搬送機構)
71…コンタクトイメージセンサ(読取手段)
101…センサ(検出手段)
201…表示部(表示手段)
203…CPU(制御手段)

Claims (6)

  1. 原稿を載置する原稿台と、複数の原稿を搬送する原稿搬送機構と、前記原稿を読み取る読取手段と、前記原稿搬送機構に原稿が準備されたか否かを検出する検出手段と、を備えた原稿読取装置を制御するコンピュータ読取可能なプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記読取手段によるスキャン動作に先立って行われるプレスキャン動作の実行指示を取得する取得ステップと、
    前記プレスキャン動作の実行指示があった場合に、前記検出手段により前記原稿の準備が検出されたか否かを確認する確認ステップと、
    前記確認ステップにて前記原稿の準備検出が確認された場合に前記プレスキャン動作の禁止処理を制御手段に実行させる禁止ステップと、
    前記確認ステップにて前記原稿の準備が確認されない場合に前記プレスキャン動作の許可処理を前記制御手段に実行させる許可ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  2. 前記禁止ステップは、表示手段に警告表示を行わせる警告表示ステップを備えることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記禁止ステップは、
    前記確認ステップにて前記原稿の準備が確認された場合に、前記プレスキャン動作の実行前に、前記原稿搬送機構を用いたプレスキャン動作を実行するか否かを選択する選択画面を表示手段に表示させる実行選択ステップと、
    前記実行選択ステップにて実行が選択された場合、前記原稿搬送機構を用いたプレスキャン動作の実行を許可する禁止解除ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記スキャン動作と、前記プレスキャン動作とを選択する選択画面を表示手段に表示させる動作選択ステップと、
    前記動作選択ステップにて前記プレスキャン動作が選択されたか否かを判断する判断ステップと、
    を備え、
    前記判断ステップにて前記プレスキャン動作が選択されたと判断され、かつ前記確認ステップにて前記原稿の準備が確認された場合に、前記禁止ステップを実行することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記原稿読取装置は、前記読取手段が、前記原稿搬送機構に準備される原稿の読み取りを、前記原稿台に載置される原稿の読み取りよりも優先して行うものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 原稿を載置する原稿台と、複数の原稿を搬送する原稿搬送機構と、前記原稿を読み取る読取手段と、前記原稿搬送機構に原稿が準備されたか否かを検出する検出手段と、を備えた原稿読取装置と、
    前記読取手段によるスキャン動作に先立って行われるプレスキャン動作の実行指示を取得する取得手段と、
    前記プレスキャン動作の実行指示があった場合に、前記検出手段により前記原稿の準備が検出されたか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段にて前記原稿の準備検出が確認された場合に前記プレスキャン動作の禁止処理を実行し、前記原稿の準備が確認されない場合に前記プレスキャン動作の許可処理を実行する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする原稿読取システム。
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