JP3981519B2 - コネクタホルダ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的コネクタを保持するためのコネクタホルダ及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、定着装置や作像装置を本体に着脱可能なユニットとして設けたものがある。また、オプションの給紙装置やシート処理装置等を本体に装着できるように構成されたものがある。これらの着脱可能なユニット(モジュール)やオプション(以下、オプション装置と総称する)を本体装置に取り付ける場合、関連する部品とオプション装置との間で定められた位置関係を確保するため、オプション装置と本体間でピンと穴等によって機構的に正確に位置決めする必要がある。さらに、オプション装置と本体とにそれぞれ設けられた電気的コネクタの接触部においても、本体側とオプション装置側で位置決めする必要がある。機構的な位置決めとコネクタの位置決めを同時に行うことは、過剰な機構的精度を要するため、一般に、コネクタの一方(一対のコネクタの一方)を遊動的に保持し、機構的位置決め手段で精度を確保しながらコネクタの接続が機構的位置決め手段に倣うように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、遊動側のコネクタをブラケット等に取り付ける場合、段付ネジを用いていた。また、固定側のコネクタは通常のネジで固定していた。これらは何れもドライバを使っての作業であるため、コネクタ取り付け時の作業性が良くないという問題があった。当然、オプション装置を修理あるいはリサイクルを目的として分解・取り外す際の作業性も良くない。
【0004】
また、ネジを使う場合には取付部材にタップ(雌ネジ)を切る工程が必要であり、段付きネジの製作によってもコスト上昇を招く。さらに、雌ネジを設ける部品が樹脂製の場合には、熱によりネジが緩むことがあり、画像形成装置における熱定着装置等では黄銅製のインサートネジを使用している。この場合、コストも嵩むし、リサイクルの観点からも異種材料が含まれており処理が困難であるという問題がある。また、従来はホルダの向きを間違えるとコネクタを取り付けることができず、組み立て作業時にホルダの向きに注意しなければならず、作業性が良くないという問題もあった。
【0005】
ところで、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、オプションの給紙装置やシート処理装置等を本体に装着できるように構成されたものがある。
【0006】
例えば、特開平9−142716号公報には、排紙収納部を上下に仕切るビントレイ(仕切り部材)を着脱可能に設けた画像形成装置が開示されている。
また、特開平9−315645号公報には、複写機能及びファクシミリ機能を有し、それぞれの機能によって排紙部を分け、複写シート排出部を着脱自在に構成した画像形成装置が開示されている。
【0007】
また、特開平8−157082号公報には、装置本体下部にオプションシートフィーダを増設できるようにした画像形成装置が開示されている。
しかしながら、上記特開平9−142716号公報に記載の画像形成装置においては、仕切り部材の着脱は容易であるが、オプション装置である排紙装置の着脱に関しては記載が無く、一般のユーザがオプション装置の着脱をできるか否かは不明であり、容易に着脱するための考慮はなされていないと推察できる。
【0008】
また、上記特開平9−315645号公報に記載の画像形成装置においては、上下に2個あるシート排出部のうち、上方のものを複写シート排出部に特定し、複写機能を必要としない場合に取り外す構成であるが、これを取り外した場合には画像形成装置全体の高さ寸法まで変わるような構造である。このような本体構造が変わるほどの作業は一般ユーザの作業範囲を越えるものであり、オプション装置の容易な着脱を可能とするものではない。
【0009】
さらに、上記特開平8−157082号公報に記載の画像形成装置においては、本体とシートフィーダの装着・結合にロック板やロックピンという特別の部品を使うもので、装着作業は複雑であり、かつ、ロック用の部品費がかかり、ユーザの経済的負担も大きい。
【0010】
本発明は、従来のコネクタホルダにおける上述の問題を解決し、簡単な構成で安価な、且つ、組み立て・分解作業の容易なコネクタホルダを提供することを課題とする。
【0011】
また、オプション装置等を容易に着脱することのできる画像形成装置を提供することも本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本発明により、遊動側コネクタを保持可能かつ固定側コネクタを保持可能に設けられ、前記遊動側コネクタ又は前記固定側コネクタのどちらか一方を保持して被装着部材に装着するためのコネクタホルダにおいて、前記被装着部材への位置決めを行う位置決め部と、前記被装着部材と係合して固定を行う固定部と、遊動側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該遊動側コネクタを遊動的に保持または固定側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該固定側コネクタを固定的に保持する保持部とを有し、前記固定部はホルダ外側に突出する固定用顎部を有するとともに、該固定部は弾性変形部を介してコネクタホルダの基部に設けられ、前記弾性変形部は、コネクタホルダを被装着部材に装着したときに前記固定部をホルダ外側に付勢するよう形成されていることにより解決される。
【0013】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記弾性変形部と前記固定部の間に、弾性変形部の変形を補助する変形補助部を設けることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、樹脂材により一体成型で形成されることを提案する。
【0017】
また、前記の課題は、本発明により、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタホルダを備えたことを特徴とする画像形成装置により解決される。
【0018】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、当該画像形成装置に装着されるオプション装置が前記コネクタホルダによって装着された遊動側または固定側のコネクタを備え、該オプション装置のコネクタに対応する固定側または遊動側コネクタを画像形成装置が備え、前記オプション装置を当該画像形成装置に装着可能なことを提案する。
【0019】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記オプション装置が排紙装置であり、当該排紙装置の主要部と排紙トレイ部とが個別に着脱可能なことを提案する。
【0020】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記オプション装置と画像形成装置とを装着するコネクタの着脱方向が、画像形成装置の操作面から見て前後方向であることを提案する。
【0021】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記コネクタホルダは、前記遊動側または固定側のコネクタが装着される被装着部材のいずれにも装着可能なことを提案する。
【0022】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記オプション装置と画像形成装置との位置決めをする係合部がユニット着脱方向の手前側と奥側に設けられ、前記オプション装置を画像形成装置に装着する際に、オプション装置のコネクタと画像形成装置のコネクタが電気的導通関係で結合する前に前記各係合部の係合が行われるよう構成されていることを提案する。
【0023】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記オプション装置を画像形成装置に装着する際に、前記各係合部の係合が行われてからオプション装置に設けられた接地部材が画像形成装置に接地され、その後、オプション装置のコネクタと画像形成装置のコネクタが電気的導通関係で結合するよう構成されていることを提案する。
【0024】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、当該画像形成装置は装置上部に画像読取部を配置し、該画像読取部の下方に排紙部空間が形成され、該空間部に前記オプション装置を装着可能に設けられていることを提案する。
【0025】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記オプション装置が、オプション装置を本体装置に係止するためのロック手段と、オプション装置の着脱方向の手前側と奥側に設けられ本体装置に対する位置決めをする係合部とを有し、前記オプション装置を本体装置に装着する際、前記係合部による係合とオプション装置に設けられた接地部材による接地がなされ、次いで、前記コネクタによる電気的接続がなされ、その後、前記ロック手段による係止がなされることを提案する。
【0026】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記オプション装置のロック手段が着脱方向の手前側に設けられ、該ロック手段が係止される被係止部材を覆う開閉可能なカバーを当該画像形成装置の前面側に設けることを提案する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態のコネクタホルダにより遊動側コネクタをブラケットに取り付ける様子を示す分解斜視図である。
【0028】
この図に示すコネクタホルダ1は、凹形の基板2から軸3,3(保持部)が突出して設けられている。軸3,3の先端には、軸3,3よりも小径の位置決め部(導入部)4,4が設けられている。この位置決め部4の先端は、後述するコネクタの貫通穴及びブラケットの円形穴に挿入し易いよう先鋭形状に形成されている。凹形の基板2の両肩部から外方に向かって「U」字形部5,5(弾性変形部)が形成され、その「U」字形部5,5に続いて平板部6,6が設けられている。平板部6,6の中途には指掛け部9,9(変形補助部)が形成されている。さらに、その平板部6,6の先端に爪部7,7(固定部)が形成されている。平板部6,6の長さは軸3,3の長さよりも大きく、爪部7,7の位置は軸3,3よりも前方にある。
【0029】
図1における符号10は遊動側コネクタである。この遊動側コネクタ10は、基部11の両側端部付近に貫通穴12,12が設けられている。また、基部11の一方の側面には接続部13が、基部11の他方の側面にはハーネス保持部16がそれぞれ突出して設けられている。接続部13の上辺の両端部にはピン14,14が設けられ、接続部13の下辺の両端部には後述する受穴(15,15)がそれぞれ設けられている。そして、ハーネス保持部16には、上下2段の受棚17,18が設けられている。
【0030】
ここで、コネクタ10の貫通穴12,12の径は、コネクタホルダ1の軸3,3の径よりも大きく、適度な遊びを持つ大きさに設定されている。また、コネクタの基部11の幅(図のX方向の幅)はホルダ1の平板部6,6間よりも狭い幅とされている。さらに、コネクタの接続部13の幅はホルダ1の凹形の切欠き部8(基板2のへこんだ部分)の幅よりも小さく形成されている。
【0031】
図1における符号30はコネクタ取り付け用のブラケットである。ブラケット30はコネクタ(コネクタホルダ)が装着される被装着部材である。このブラケット30は例えば画像形成装置等の本体、あるいは本体に着脱可能なユニットに固定または一体的に設けられるものである。このブラケット30には、一対の円形穴(位置決め穴)31,31が設けられている。その円形穴31,31の両外側には角穴32,32が設けられている。そして、一対の円形穴31,31の内側に位置して切欠き部33が設けられている。一対の円形穴31,31は、コネクタホルダ1の位置決め部4,4が挿入されるものである。また、一対の角穴32,32は、コネクタホルダ1の平板部6,6の先端爪部7,7が挿入されるものである。なお、切欠き部33の大きさは、コネクタ10のハーネス保持部16よりも大きくされている。
【0032】
このように構成されたコネクタホルダ1と遊動側コネクタ10及びブラケット30において、コネクタ10の一対の貫通穴12,12にコネクタホルダ1の軸3,3が貫通挿入される。このとき、コネクタ10の接続部13は、凹形のコネクタホルダ1の切欠き部8に填まり合う。そして、貫通穴12,12からはコネクタホルダの位置決め部4,4が突出する。コネクタホルダ1がコネクタ10を抱え込んだような状態で、コネクタホルダの位置決め部4,4の先端をブラケット30の円形穴31,31に差し込む。コネクタホルダの平板部6,6の先端爪部7,7をブラケット30の角穴32,32に填め込むと、爪部7,7のあごがブラケット30の壁面に引っ掛かって、コネクタ10がコネクタホルダ1を介してブラケット30に装着される(図3(a)参照)。このとき、コネクタ10のハーネス保持部16がブラケット30の切欠き部33に填まり込むことは言うまでもない。
【0033】
コネクタホルダ1の位置決め部4,4とブラケット30の円形穴31,31は、両者で位置決め部材を構成し、コネクタホルダ1とブラケット30の機構的な位置決めを行う。また、位置決め部4,4は軸3,3よりも小径で先端が尖っていることから、コネクタを保持するための保持部である軸3,3をコネクタ10の貫通穴12,12に挿入する際の導入部材の役目を果たすことができ、容易にコネクタホルダ1の軸3,3を貫通穴12,12に挿入できる。
【0034】
次に、図2は、コネクタホルダ1により固定側コネクタをブラケットに取り付ける様子を示す分解斜視図である。
図2に示すコネクタホルダ1は図1のものと全く同じものである。また、固定側コネクタ10Bも基本的には図1の遊動側コネクタ10と同様である。固定側コネクタ10Bと遊動側コネクタ10で異なる部分は、固定側コネクタ10Bの貫通穴12bの径が遊動側の貫通穴12よりも小さいことである。すなわち、本実施形態では、固定側コネクタ10Bの貫通穴12b,12bの径はコネクタホルダ1の軸3,3の径とほぼ等しく、固定側コネクタ10Bをホルダ1によって保持した時に、軸3,3が貫通穴12b,12bにぴったり填まり込んでコネクタ10Bが固定的に保持されることである。遊動側のコネクタ10においては、コネクタホルダ1によってコネクタが遊動的に(僅かに移動できるように)保持される。
【0035】
なお、コネクタのハーネス保持部16の形状から判るように、図1に示すコネクタ10を180度回転させると図2におけるコネクタ10Bと同じ位置関係となる。また、図1においては、コネクタ10の接続部13の上辺部にあるピン14が、180度回転した図2のコネクタ10Bでは接続部13の下辺部に位置し、図1では接続部13の下辺部にある(図では見えない)受け穴15が、図2では接続部13の上辺部に位置している。遊動側コネクタ10と固定側コネクタ10Bとを接続する時、各コネクタのピン14,14が相手側コネクタの受け穴15,15に嵌合する。
【0036】
図2におけるブラケット30Bも、基本的には図1に示すブラケット30と同様であり、ただ、切欠き部33の形状が異なるだけである。
図1及び図2における符号40,41は、それぞれハーネスコネクタとハーネス(平ケーブル)である。仮に遊動側コネクタ10を本体装置側に装着し、固定側コネクタ10Bを本体装置に着脱可能なユニットに装着するとするならば、図1におけるハーネス41は本体装置の電装部から伸びるものであり、図2におけるハーネス41はユニットの電気的負荷に接続されるものである。ハーネスコネクタ40は各コネクタのハーネス保持部16の受棚17,18に差し込まれ、受棚17,18の奥にある図示しない接続部に接続される。これにより、各ハーネス41はハーネスコネクタ40を介して各コネクタに接続されて保持される。そして、遊動側コネクタ10と固定側コネクタ10Bとを接続することによって、本体装置の電装部とユニットの負荷とが電気的に接続される。
【0037】
図3は、遊動側コネクタ10及び固定側コネクタ10Bがコネクタホルダ1を介してそれぞれブラケット30及び30Bに装着された状態を示すものである。図3(a)は遊動側を図3(b)は固定側を示している。
【0038】
図3(a)において、遊動側コネクタ10の基部11に設けられた貫通穴12,12(図1参照)にコネクタホルダ1の軸3,3が挿入され、位置決め部4,4がブラケット30の円形穴31,31(図1参照)から突き出ている。このとき、コネクタホルダ1の両端部にある平板部6,6の先端爪部7,7はブラケット30の角穴32,32(図1参照)に入り込み、爪部7,7のあごがブラケット30の壁面(板面)に掛かって抜け止めされる。これにより、遊動側コネクタ10は、コネクタホルダ1を介してブラケット30に装着される。
【0039】
前述したように、遊動側コネクタ10の貫通穴12,12の径はコネクタホルダ1の軸3,3よりも大きく、所定の遊びを有する大きさとされている。そのため、コネクタホルダ1を介してブラケット30に装着された遊動側コネクタ10は、ブラケット30と平行な面内で任意の方向に僅かに移動することが可能に保持されている。なお、コネクタ10の接続部13がコネクタホルダ1の切欠き部8の中で、又、コネクタ10のハーネス保持部16がブラケット30の切欠き部33の中で、夫々移動できるように各部の大きさが形成されている。したがって、コネクタホルダ1により遊動可能に保持されたコネクタ10の移動を接続部13及びハーネス保持部16が妨げることはない。
【0040】
他方、図3(b)において、固定側コネクタ10Bの基部11に設けられた貫通穴12b,12b(図2参照)にコネクタホルダ1の軸3,3が挿入され、位置決め部4,4がブラケット30Bの円形穴31,31(図2参照)から突き出ている。遊動側と同様、コネクタホルダ1の爪部7,7のあごがブラケット30Bの壁面(板面)に掛かって抜け止めされる。固定側においては、貫通穴12b,12bの径はコネクタホルダ1の軸3,3とほぼ同じであり、コネクタホルダ1を介してブラケット30Bに装着された固定側コネクタ10Bは固定的に保持される。
【0041】
このように、コネクタホルダ1によって夫々ブラケット30とブラケット30Bに装着されるコネクタ10及び10Bは、一方の固定側コネクタ10Bが固定的に保持され、他方の遊動側コネクタ10が遊動的に保持されている。各コネクタの接続面には、夫々ピン14,14とそれに対応する受け穴15,15とが設けられ、両コネクタが接続されるときにピン14,14と受け穴15,15とが嵌合する。前述の如く、固定側コネクタ10Bはブラケット30Bに固定的に装着されているが、遊動側コネクタ10はブラケット30に遊動的に装着されている。
【0042】
したがって、例えば画像形成装置の本体に遊動側コネクタ10を装着し、その本体に着脱されるユニット(例えば排紙ユニット)に固定側コネクタ10Bを装着したとすると、各コネクタは本体装置及びユニットに所定の精度で位置決めして設けられる。これにより、ユニットを本体装置の定められた位置に装着する時、遊動側コネクタ10が固定側コネクタ10Bの位置に倣って多少移動することができ、これによって、コネクタ同士の厳密な位置決め精度を要求されずに接続が可能となる。そのため、例えば画像形成装置等において、部品の精度や組み立て精度に過剰に高い精度を要求されない。
【0043】
本実施形態では、コネクタホルダ1の基板2から弾性変形部である「U」字形部5,5を介して平板部6,6を設けており、この弾性変形部5,5は先端爪部7,7が外側にすこし広がるように設けられている。すなわち、コネクタホルダ1がブラケット30,30Bにセットされていない状態では、平板部6,6は軸3,3と平行ではなく、先端爪部7,7がやや外側に開いた状態となっている。そして、コネクタホルダ1をブラケット30又は30Bにセットする場合は、手で指掛け部9を両側からつまむか、指で外側から押すことにより、先端爪部7,7を容易にブラケットの穴32,32(図1,2参照)に挿入できる。指掛け部9は、弾性変形部5,5の変形を助け爪部7,7をブラケットの穴32,32に容易に挿入するための変形補助部である。
【0044】
そして、爪部7,7は、平板部6,6から突出した顎(アゴ)部を両外側に有していることと、弾性変形部である「U」字形部5,5が爪部7,7を外側に少し開くような付勢力を有していることから、爪部7,7がブラケットの穴32,32に挿入されると、爪部7,7が当初位置に戻ろうとして爪部7,7のアゴがブラケットの板面に引っ掛かり、コネクタホルダ1がブラケット30又は30Bから抜け止めされて確実に保持される。
【0045】
一方、コネクタ10,10B及びコネクタホルダ1をブラケット30,30Bから取り外す際は、手で指掛け部9を両外側からつまむか指で外側から押してやれば、「U」字形部5,5が弾性変形して爪部7,7を容易にブラケットから外すことができる。指掛け部9は、弾性変形部5,5の変形を助け爪部7,7をブラケットの穴32,32から容易に取り外すための変形補助部である。
【0046】
このように本実施形態のコネクタホルダによれば、従来のコネクタホルダのようにドライバ等を用いて固定部をこじる必要がなく、また、ネジを緩める作業も伴わない。そのため、コネクタの取り外し、コネクタとホルダの分解が容易であり、メンテナンスの作業性を高めることができる。また、リサイクル時の分解・取り外し作業も容易なことから、リサイクル性を高めることができる。
【0047】
図4は、遊動側コネクタ10及び固定側コネクタ10Bの接続面を示す正面図である。この図は、図3を(a),(b)の中間で折り曲げた(水平線で折った)時に両コネクタの接続面が見える状態で示したものである。したがって、図4(b)の固定側コネクタ10Bの接続面は上下関係が逆になっている。
【0048】
図4に示すように、各コネクタ10及び10Bには、夫々ピン14,14と受け穴15,15とが設けられている。各コネクタを対向させて接続するとき、各々のピン14,14が受け穴15,15に嵌合する。また、遊動側コネクタ10には接点19が設けられ、それに対応して固定側コネクタ10Bに接点19bが設けられている。さらに、遊動側コネクタ10には接点20が設けられ、それに対応して固定側コネクタ10Bに接点20bが設けられている。両コネクタを対向させて接続すると、接点19が接点19bに、接点20が接点20bに接続され、両コネクタ間で電気的な接続が行われる。
【0049】
図5は、遊動側コネクタ10と固定側コネクタ10Bが完全に接続された状態を示す平面図である。遊動側コネクタ10が装着されたブラケット30を本体装置側、固定側コネクタ10Bが装着されたブラケット30Bをユニット側とすると、本体装置にユニットが装着されて両者が各コネクタ10,10Bにより電気的に接続された状態である。この図では、各コネクタにハーネス41が接続されている。各ハーネスは、図1,2に示すように、ハーネスコネクタ40によりハーネス保持部16に保持される。これらのハーネス41(及びハーネスコネクタ40)は、コネクタ10,10Bの抜き差しには関係無く、一度セットされたらそのまま維持されるものである。
【0050】
また、図6に示すように、遊動側及び固定側のコネクタ10,10Bにおいて、貫通穴12,12及び12b,12bの中心を結ぶ線からコネクタの接点19,20及び19b、20bのハウジングの外側までの距離をa,bとする。そして、図7に示すように、コネクタホルダ1の軸3,3の中心を結ぶ線から切欠き部8の底部までの距離をcとする。
【0051】
このとき、cがa又はbのどちらかよりも小さい場合にはコネクタ10,10Bをコネクタホルダ1に取り付ける向きが限定されることになる。仮に、a>c,b<cの場合には、コネクタのb側(距離bの側)をコネクタホルダ1の切欠き部8に嵌め込んで取り付けることができるが、コネクタのa側(距離aの側)はホルダ1の切欠き部8に収まらず、コネクタをホルダに取り付けることができない。したがって、取り付ける向きが限定されてしまう。
【0052】
しかし、本実施形態では、a<cかつb<cに設定することにより、コネクタ10,10Bをどちらの向きでもコネクタホルダ1に取り付けることができ、逆にいえば、コネクタホルダ1の向きがどちらでもコネクタ10,10Bを保持することができ、ホルダを上下の逆ということがなく何れの方向でも使用することができる。このため、画像形成装置および画像形成装置に装着されるユニットまたはオプション装置等にコネクタを取り付ける際に、コネクタホルダの上下の向きに特に注意を払う必要がなく、作業効率を向上させることができる。
【0053】
ところで、本実施形態におけるコネクタホルダ1は、樹脂、例えばポリアセタール等のエンジニアリング・プラスチックなどによる一体成型品である。このため、製造が容易で低コストである。また、一体成型なので形状的精度が確保でき、例えば、軸3,3と平板部6,6及び爪部7,7などの形状・位置関係の精度が良い。
【0054】
図8は、画像形成装置のオプションユニットであるシート処理装置50に固定側コネクタ10Bが設けられた例を示す斜視図である。このシート処理装置50は、後述する画像形成装置本体の所定のセット位置に装着され、固定側コネクタ10Bが遊動側コネクタ10に接続される。もちろん、本体装置に固定側コネクタ10Bを設け、ユニット側に遊動側コネクタ10を設けても良い。
【0055】
次に、本発明コネクタホルダの他の実施形態について説明する。
図9に示すコネクタホルダ21において、四角い枠型の基板22から軸3,3(保持部)が突出して設けられている。軸3,3の先端には、軸3,3よりも小径の位置決め部(導入部)4,4が設けられている。また、軸3,3の両側から外方に向かって「U」字形部の弾性変形部が形成され、その弾性変形部に続いて平板部が設けられ、さらに、その平板部の先端に爪部7,7(固定部)が形成されていることは前記実施形態のコネクタホルダ1と同様である。図9では符号を付さない「U」字形の弾性変形部(5,5)、平板部(6,6)及び指掛け部9,9については図1を参照されたい。前記実施形態のコネクタホルダ1と異なる点は、基板22が切欠き部8を取り囲んで四角い枠型に形成されていることである。
【0056】
そして、本実施形態のコネクタホルダ21では、両側の軸3,3の中心を結ぶ線CLに対して、弾性変形部(5,5)から爪部7,7までの固定部(コネクタホルダ21をブラケット30,30Bに固定するための固定部)と、切欠き部8とが対称形に設けられている。また、切欠き部8の高さdは、コネクタ10,10Bにおける距離a,b(図6)の和よりも大きく形成してある。なお、本実施形態では中心線CLに対して切欠き部8が対称形であるので、中心線CLから切欠き部8の上辺または下辺までの距離は共に等しく、d/2であり、中心線CLから切欠き部8の上辺または下辺までの距離がそれぞれコネクタ10,10Bにおける距離a,bよりも大きい。
【0057】
したがって、コネクタホルダ21の上下の向きをどちらにしても(コネクタホルダ21が図9の向きでも、図9とは180度回転させた向きでも)、コネクタ10,10Bを保持することができ、上下の向きを気にせずに取り付け作業を行うことができる。
【0058】
さらに、本実施形態のコネクタホルダ21では、基板22が切欠き部8を囲んで連続している枠型の形状であるので、ホルダの強度を向上させることができる。
【0059】
図10及び図11は、本発明に係るコネクタホルダを備える画像形成装置の一実施形態を示すもので、それぞれ、図8に示すオプションユニットのシート処理装置50を装着する前の状態(図10)、装着後の状態(図11)を示すものである。
【0060】
図10,11に示す画像形成装置100において、装置本体の略中央に画像形成部101が配置されている。また、装置本体の最下部には給紙部102が設けられている。この画像形成装置100では、必要に応じて給紙部102を積み重ねて増設することができる。画像形成部101の上方には、胴内排紙空間104を隔てて画像読取部103が配設されている。胴内排紙空間104の底面が排紙トレイ105として形成され、画像形成された記録媒体(以下、用紙という)が排紙収納される。
【0061】
画像形成部101では、ドラム状をした感光体106の周囲に、感光体の表面に帯電処理を行う帯電装置、画像情報を感光体表面にレーザ光で照射する露光装置、感光体の表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する現像装置、感光体上で現像されたトナー像を用紙に転写する転写装置、転写後感光体表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置等がそれぞれ配置されている。トナー像を得た用紙上のトナーを定着処理する定着装置107が上記画像形成部101の下流(用紙の搬送経路での下流)に配置されている。定着装置を通過した用紙は排紙ローラ108により排紙収納部104に排紙収納される。
【0062】
給紙部102においては、給紙カセット109に未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持された底板が最上の用紙を給紙ローラ110に押しつけるようバネが加圧する。給紙ローラの回転により、最上紙は給紙カセットから送り出され、レジストローラ111へと搬送される。レジストローラ111は用紙の搬送を一時止め、感光体表面のトナー像と用紙の先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回転が開始するよう制御される。
【0063】
画像読取部103では、コンタクトガラス上に載置される原稿(不図示)の読み取り走査を行うために、原稿照明用光源とミラーよりなる読み取り走行体が往復移動する。この読み取り走行体により走査された画像情報は、レンズ群の後方に設置されているCCDに画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。画像処理された信号に基づいて、露光装置のレーザダイオード(不図示)の発光により感光体106の表面に静電潜像が形成される。LDからの光信号は、公知ポリゴンミラーやレンズを介して感光体に至る。図示していないが、画像読取部103の上方に、原稿を自動的にコンタクトガラス上に搬送する自動原稿搬送装置が取り付けられるようになっている。
【0064】
本実施形態の画像形成装置は、上述した如く原稿を走査して読み取り、デジタル化して用紙に複写する、いわゆるデジタル複写機としての機能の他に、図示せぬ制御装置により原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である。どの機能によって形成された画像も排紙トレイ105またはレシービングトレイ114(図11)上に排出・収納される。排紙収納部にスタックされた用紙は画像面が下面になった状態であり、複写、ファクシミリ、プリンタで扱う原稿の処理順が1ページから行われて印刷されても、排紙収納部から取り出したとき、1ページ目が最上になっており、改めてページを揃えるなどの作業から開放される。全体斜視図である図12に示すように排紙収納部からの複写・印刷物の取り出しは装置前面からできるし、用紙の補給のための給紙カセット109の操作も装置前面からできる。
【0065】
多機能の画像形成装置にあっては、複写印刷物の排紙収納部が一箇所であることで不都合が生じることがある。たとえば緊急を要するファクシミリによる画像が他の複写印刷物に紛れ込んだり、画像形成装置が多人数で使用されるケースでは、他人が複写・印刷物を持ち去ったりすることが生じる。そのような不具合を鑑みて画像形成装置本体の排紙収納部104とは別に第2の排紙装置50を装着可能にしてある。
【0066】
第2の排紙装置50(図8)を装着するための内部カバー112が排紙収納部104内に設けてある。また、レシービングトレイ114(図11)を差し込むための凹部113も排紙収納部104内に設けてある。
【0067】
レシービングトレイ114を装着することによって形成される第2の排紙収納部104Bは通常の複写機能の場合の排紙部として使用することもでき、また、ファクシミリやプリンタ機能で記録されたアウトプットのための排紙収納部として使用することもできる。すなわち、第2の排紙収納部104Bは画像形成の機能に特定した排紙収納部ではない。レシービングトレイ114を装着した場合、第2の排紙収納部104Bには約125枚の用紙を収納することができ、本体の排紙収納部104にも同量の125枚程度収納できる。なお、第2の排紙装置50(及びレシービングトレイ114)を装着しない場合は排紙収納部104に250枚程度収納することができる。
【0068】
図11は、第2の排紙装置50を装着した状態の画像形成装置100を示すものである。第2排紙装置50の構成については後に詳しく述べるが、揺動可能に支持された切替ガイドGがソレノイド115によって両矢印のごとく切り替えられることにより用紙搬送方向が排紙収納部104またはレシービングトレイ114へ切り替えられる。
【0069】
本実施形態では、第2の排紙装置50は、画像形成装置本体の排紙ローラ108の下流に位置する切り換えガイドGを矢印の方向に回動可能に支持している。オペレータの指示により、特定の複写印刷物に対し、排紙を第2の排紙装置に切り換えるかあらかじめ設定される。排紙を第2の排紙装置50側にする設定になっている場合、用紙がレジストローラの停止・回転を制御するためのセンサ(不図示)を通過するときの信号を受け、切り換えガイドGを回動させるためのソレノイド115が作動する。ソレノイド115とガイドGの間には連接部品が使用されており、第11図はソレノイド115が作動(吸引)している状態を示していて、用紙は搬送路116を通過し、排紙ローラ117によって矢印方向に排出されてレシービングトレイ114の上に画像面を下向きにしてスタックされる。
【0070】
ソレノイド115が作動していない時は後述するスプリングにより切り換えガイドは図11の状態から反時計方向に回動し排紙ローラ108から排出される用紙は排紙トレイ105上にスタックされる。
【0071】
図13は第2の排紙装置50の主要部を表す分解斜視図である。搬送路116(図11)は搬送ガイド部材118と119によって構成されるが、この搬送路116は、回動ピン120により両搬送ガイド部材118,119がそれぞれの軸支持部121,122で合体されることにより構成される。この合体はガイド部材119の上下の軸支持部122の間にガイド部材118の上下の軸支持部121が入り込み、それら軸支持部すべての穴に回動ピン120が貫通され、かつ両搬送ガイド部材118,119の係合部123と124、125と126が係合したときに構成される。
【0072】
図10に示した画像形成装置本体にこの第2の排紙装置50を組み込むには、図8に示すように両搬送ガイド部材118,119を合体した(閉じた)状態で、画像形成装置の正面(操作面)からセットする。あらかじめ画像形成装置の小さなカバー(図12の60)と内部カバー112を取り外しておき、搬送ガイド部材118の端部に有るガイドピン127の方から画像形成装置本体に入れてゆく。カバー112を外すとブラケットBK1が、カバー60を外すとブラケットBK3(図14,15参照)が露出し、排紙装置50を受け入れ可能の状態になる。
【0073】
詳しくは、画像形成装置本体の奧側にはガイドピン127を受け入れる穴127Aを有したブラケットBK1が、画像形成装置本体の手前側にはガイドピン128(2本)を受け入れる穴及び固定用の雌ねじを有するブラケットBK3がそれぞれ備えられている。排紙装置50を押し切ったところで固定用ねじを穴129から入れて本体に固定する。
【0074】
ガイドピン127と128が相手の穴に挿入される順番として、まず127が127Aに入り、その後手前側のピン128がBK3の穴に入るよう、ピンの長さが設定されている。ピンが少しそれぞれの穴に入ったところでは、コネクタの接続はまだ成されないが、接地用の導電性バネ130はブラケットBK1に接するのが好ましい。このとき排紙装置50はすでにガイドピンにより支えられているので、支えていた手は放してもよい。さらに排紙装置50を押し込むと、コネクタの電気的接続がなされる。この電気的接続がされる前に接地がなされていると、たとえスパークが出ても電気的ノイズの発生が抑えられる。本件の例では、ピン127も128も2本としてあるが、127は1本でもよい。その場合穴127Aは丸穴1個でよい。
【0075】
排紙装置50を画像形成装置本体にセットした状態を図14に、搬送ガイド部材119を開いた状態を図15に示す。図14、15ともにカバー131(図13)の図示を省略している。図14にはレシービングトレイに載置される用紙を仮想線で記入している。
【0076】
ところで、図13において、搬送ガイド部材118の上面には除電部材132を保持するための取り付け部133,134が形成されている。除電部材132はその基板135に導電性のブラシや薄板等を保持するもので、公知のものである。基板135には穴136,137が開けられており、前記取り付け部133,134の先端部138,139に取り付けられる。一方の取り付け部139には除電部材132の抜け止めと、駆動モータMO等を支持する金属ブラケットBK2への導通をはかるための導電性弾性部材140が取り付けられる。141が139に、142の欠き部が金属の軸143(金属ブラケットBK2)の端の段部に係合する。金属ブラケットBK2には導電性バネ130がネジ止め或いはカシメにより固定されている。
【0077】
排紙装置50を本体に取り付けたとき、導電性バネ130は、本体の部材BK1に当接し、除電部材132と本体の部材であるブラケットBK1の間には導通関係が成立する。従って排紙装置50から排出される用紙の帯電が除電され、レシービングトレイ114にスタックされる。
【0078】
搬送ガイド部材118の上面にはカバー131が取り付けられる。穴144からネジで搬送ガイド部材118の図示されていないネジ穴に固定される。
ガイドピン127が相手(画像形成装置本体側の部材であるブラケットBK1)の穴127Aにガイドされるとき、電気的信号等の授受するための接続用コネクタCN2も画像形成装置本体側のコネクタCN1と接続される。
【0079】
なお、図13においては、図の煩雑を避けるためにコネクタCN1及びCN2は、コネクタとコネクタホルダとが一体的に描かれているが、より詳しくは夫々のコネクタホルダ1(図1,2参照)によってコネクタCN1がブラケットBK1にコネクタCN2がブラケットBK2に保持されている。
【0080】
図13に示した例では、コネクタCN1及びCN2の取り付けに共通のホルダ1を使用しているが、これはブラケットBK1とBK2の板厚が同じであるためで、もし両者の板厚が極端に異なる場合は別々のホルダを使えばよい。あるいは、固定側のコネクタの取り付けにネジを使用しても良い。また図示していないが、コネクタCN2には、制御基板150,開閉検知センサ151などの電装品から出る信号線がまとめられて接続される。
【0081】
レシービングトレイ114も画像形成装置の正面(操作面)からセットする。像形成装置本体の奧側のカバー145に、レシービングトレイの一端を受け入れる凹部113があり、そこに一端の部分114aが挿入される(図14,15)。
【0082】
レシービングトレイ114は排紙装置(用紙の搬送部)50とは別体であり、単独でセットできるため、排紙装置(用紙の搬送部)50を組み込む時に手で持っている必要がなく、扱いがし易い、またセットの方向も同じであり、画像形成装置の横に回ったりせずに容易にセットできる。
【0083】
搬送ガイド部材118には用紙に直接接して用紙を案内する複数のリブ状のガイド146が一体に形成されている。排紙ローラ117は端を軸受け(不図示)で回転可能に支持されており、端部に歯車147を有している。モータMOの出力軸の歯車148、アイドル歯車149により、排紙ローラ117は駆動される。BK2には制御基板150が装着されている。また、搬送ガイド部材118には開閉検知センサ151が配置されている。
【0084】
搬送ガイド部部材118は画像形成装置本体に固定されるが、他方の搬送ガイド部材119は回動ピン(軸)120を回動中心にして回動でき搬送路116が開放できる。開放するには搬送ガイド部材119の手前にある指かけ部152をつまんで左の方向に引く。開くと図15の状態となり、ジャムした用紙の除去や、保守作業がやりやすくしてある。搬送ガイド部材119が開放されているときは、突起153が開閉検知センサ151から離れており、開閉検知センサ151の内部回路が開き、モータMO等電装部品の作動を禁止すると共に、適宜表示部(操作パネルやホストコンピュータの表示部)に表示する。
【0085】
搬送ガイド部材119には用紙を案内する複数のリブ状のガイド154が一体に形成されている。従動ローラ155は板バネとして機能するホルダ156(図16)に回転可能に保持され、相手の排紙ローラ117に当接して用紙を搬送する。搬送ガイド部材119の一端にあるソレノイド収納部157内にソレノイド115が取り付けられている。そのプランジャ158には連接部品159が取り付けられている。引っ張りスプリング160の一端はソレノイド収納部157の一部分に支持されており、ストッパ161もソレノイド収納部157の一部分に当接する。そして、この連接部品159の一端162は切り換えガイドGの一端のピン165(図16)と係合する。
【0086】
ガイド部材119を118側から見た斜視図(図16)に示すように、切り換えガイドGは用紙をガイドする複数の爪部163が形成されている。両端の軸164部分が搬送ガイド部材119の下部で軸支されている。ピン165が連結部品159と共にソレノイド115のプランジャ158の往復動に連動することにより、切り換えガイドGが回動する。
【0087】
搬送ガイド部材119に配置された用紙センサ166は、この第2の排紙装置に用紙が排出・スタックされていることを検出する。そして表示部(図12のL2)に表示する。なお同図でのL1は図11の排紙トレイ105上に用紙が在る時点灯する表示部である。
【0088】
次に、図17〜24を参照して、オプション装置と画像形成装置本体との取り付け部の別例を説明する。上記説明した取り付け部の場合は、図8に示した排紙装置(シート処理装置)50を本体装置に装着する際に、排紙装置50の奥側にあるガイドピン127を本体装置のブラケットBK1の穴127Aに入れるように排紙装置50を押し込み、押し切ったところで、排紙装置50の手前側に設けてある穴129に固定用のネジを入れて本体に固定していた。それに対し、図17〜21に示す取り付け部の場合は、排紙装置50Bの手前側にロック部材170が設けてあり、このロック部材170を本体装置のブラケットに装着することで本体に固定される構造となっている。なお、先の例と重複する部分については説明を省略する。
【0089】
図17の排紙装置50Bは、ロック部材170が設けてあること以外は図8の排紙装置50と同じである。そのロック部材170は、図1,2のコネクタ1と同様に「U」字形部5,平板部6,爪部7及び指掛け部9を有している。また、コネクタ1の軸3及び導入部4に相当する部材が図18のガイドピン128である。
【0090】
図18において、図の煩雑を避けるためにコネクタCN1及びCN2は、コネクタとコネクタホルダとが一体的に描かれているが、より詳しくは夫々のコネクタホルダ1(図1,2参照)によってコネクタCN1がブラケットBK1にコネクタCN2がブラケットBK2に保持されている。また、コネクタCN1及びCN2の取り付けに共通のホルダ1を使用しているが、これはブラケットBK1とBK2の板厚が同じであるためで、もし両者の板厚が極端に異なる場合は別々のホルダを使えばよい。あるいは、固定側のコネクタの取り付けにネジを使用しても良い。また図示していないが、コネクタCN2には、制御基板150,開閉検知センサ151,プリント基板171などの電装品から出る信号線がまとめられて接続される。
【0091】
図10に示した画像形成装置本体にこの第2の排紙装置50Bを組み込むには、図17に示すように両搬送ガイド部材118,119を合体した(閉じた)状態で、画像形成装置の正面(操作面)からセットする。あらかじめ画像形成装置の小さなカバー(図12の60)と内部カバー112を取り外しておき、搬送ガイド部材118の端部に有るガイドピン127の方から画像形成装置本体に入れてゆく。
【0092】
図19に示すように、カバー60はヒンジ部61で本体装置に回動可能に支持され、カバー60を閉めたときにはマグネットキャッチあるいはスナップフィット等の固定手段(図示せず)によりブラケットBK3に保持される。本体の内部カバー112はスナップフィットにより本体の構造物に固定されているので、簡単に取り外せるようになっている。カバー112を外すとブラケットBK1が、カバー60を開けるとブラケットBK3が露出し、排紙装置50Bを受け入れ可能の状態になる。
【0093】
カバー60には除去片62が設けられている。この除去片62は3個所の支持部63によって保持されている。この部分は排紙装置50,50Bを本体に装着するときにその上面カバー131(図18)と干渉する部分であり、あらかじめ除去片62を除去してから排紙装置50,50Bを装着する。除去片62を簡単に除去できるよう、支持部63は細く、厚みも薄くしてある。そして、除去片62を除去した後のスペースの高さHが、排紙装置50,50Bのカバー131の高さh(図17)より若干大きくなるように構成してある。
【0094】
ブラケットBK3には、排紙装置50Bの搬送ガイド部材118に突設されたガイドピン128(2本)を受け入れるための穴71とロック部材170の先端の爪部7が入る穴72とが設けてある。
【0095】
図20〜22を参照して排紙装置50Bの装着作業について説明する。
ガイドピン127と128が相手のブラケットの穴に挿入される順番として、図20に示すように、まず127が127A(図18)に入り、その後手前側のピン128がBK3の穴に入るよう、ピンの長さが設定されている。図21に示すように、ピンが少しそれぞれの穴に入ったところでは、コネクタCN1,CN2の接続はまだ成されないが、接地用の導電性バネ130(図18)はブラケットBK1に接するのが好ましい。このとき排紙装置50Bはすでにガイドピンにより支えられているので、支えていた手は放してもよい。さらに排紙装置50Bを押し込むと、コネクタの電気的接続がなされる。この電気的接続がされる前に接地がなされていると、たとえスパークが出ても電気的ノイズの発生が抑えられる。図22に示すように、排紙装置50Bを押し切ったところでロック部材170先端の爪部7がブラケットBK3の穴172に入り、本体装置に固定されて抜け止めされる。
【0096】
本例では、ピン127も128も2本としてあるが、127は1本でもよい。その場合穴127Aは丸穴1個でもよい。爪部7や指掛け部9を有するロック部材170は、図18に示すように、ガイドピン127,128と同様に樹脂製の搬送ガイド部材118に一体成形で設けられている。ロック部材170はその「U」字形部5において撓むことができ、爪部7をブラケットBK3の穴172から外すときには指掛け部9をつまんで少し撓ませれば良い。
【0097】
排紙装置50Bを画像形成装置本体にセットした状態を図23に、搬送ガイド部材119を開いた状態を図24に示す。図23、24ともにカバー131(図18)の図示を省略している。図23にはレシービングトレイ114に載置される用紙を仮想線で記入している。
【0098】
再び図18を参照して、排紙部に排出された用紙の検知について説明する。
図18に示すように、センサ181,182を搭載したブラケット180が搬送ガイド部材119の下部に固定されている。センサ181は本体の排紙トレイ105(図10,11)上に在る用紙を検知するセンサである。センサ182はレシービングトレイ114に在る用紙を検知するセンサである。センサ182の用紙検知を可能とするために、搬送ガイド部材119には開口183が設けられている。センサ182は上側に発・受光部が、センサ181は下側に発・受光部が向いている。センサ182の発光部(LO)と受光部(LR)は搬送ガイド部材119の開口183に対向する。これらセンサのタイプは反射型のセンサであり、発光部からの出射光が用紙にあたり反射光が受光部に到達すると用紙が在る、と判断する制御が採用される。
【0099】
センサから用紙が在るとの信号が出ると、基板171に組み込まれているLEDランプL1,L2が点灯する。センサとLEDランプの組み合わせは、181とL1,182とL2で対になっている。基板171は搬送ガイド部材118の側面に固定されており、カバー131の横に設けてある窓185,186からLEDランプL1,L2の発光した光が発せられる。画像形成装置本体に用紙搬送装置を組み込んだとき、これらの窓は図12に示すように操作面側に向いている。
【0100】
図11に示すように、レシービングトレイ114は本体の排紙トレイ105より上に位置している。この位置関係の通りに
LEDランプL1.L2の位置もL2を上側にしてある。どのトレイに記録済みの用紙が存在するのか解りやすくするためである。ランプの発光色をL1とL2で変えておくことも、該当するトレイの判別に有効である。またこの報知の方法であるが、直接画像形成装置の一部に光で出す以外に、つながれているホストコンピュータに知らせるという方法もある。LEDランプをカバー60に設けないので、その開閉時に電線等に触れることがなく、用紙搬送装置50Bの着脱が容易である。
【0101】
以上、コネクタホルダの使用例を排紙装置と画像形成装置本体とで説明したが、給紙装置と画像形成装置とを結合するところなどにも本願発明を適用することができる。その他ユニット同志で電気的接続が必要な、着脱ユニット、モジュールに適用することができる。着脱可能な定着装置に適用する場合は、コネクタホルダの材質は耐熱性のある樹脂を使うのが望ましい。
【0102】
また、本発明のコネクタホルダ及び画像形成装置を図示の各実施形態を例に上げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、コネクタホルダ1に設けるコネクタ保持部(軸3,3)は円筒形の軸に限らず、角形など任意の形状とすることができる。その場合、遊動側コネクタにおいては遊動的にコネクタを保持し、固定側コネクタにおいては固定的にコネクタを保持する形状・大きさとする。また、本体装置とそれに着脱されるユニットの、どちらに遊動側コネクタを装着し、どちらに固定側コネクタを装着するかは限定されない。
【0103】
さらに、コネクタホルダの両側の軸3,3を結ぶ基板の形状は角型に限定されるものではない。例えば、図7に示す第1実施形態のように切欠き部8が開放された形態の場合には、基板2の形状を半円形または半楕円形などに構成することができる。また、図9に示す第2実施形態のように切欠き部8が囲まれた形態の場合には、基板22の形状を円形または楕円形などに構成することができる。これらの場合、切欠き部の形状を半円形または半楕円形あるいは円形または楕円形とすることもできる。要するに、コネクタホルダの基板と切欠き部の形状は、コネクタを保持できる形状であれば良い。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコネクタホルダによれば、被装着部材への位置決めを行う位置決め部と、前記被装着部材と係合して固定を行う固定部と、遊動側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該遊動側コネクタ遊動的に保持または固定側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該固定側コネクタを固定的に保持する保持部とを有し、前記固定部はホルダ外側に突出する固定用顎部を有するとともに、該固定部は弾性変形部を介してコネクタホルダの基部に設けられ、前記弾性変形部は、コネクタホルダを被装着部材に装着したときに前記固定部をホルダ外側に付勢するよう形成されているので、各コネクタを確実に保持することができる。そして、段付きネジ等を使用せずに、簡単な構成で安価に遊動側コネクタを遊動的または固定側コネクタを固定的に保持することができ、組み立て及び分解時の作業性に優れたコネクタホルダを提供することができる。
【0105】
請求項2の構成により、弾性変形部と固定部の間に、弾性変形部の変形を補助する変形補助部を設けたので、コネクタホルダの被装着部材への着脱作業を容易にし、コネクタの装着及び取り外しを容易かつ確実にすることができる。
【0106】
請求項3の構成により、ホルダを樹脂材により一体成型で形成することにより、製造が容易で低コストである。また、一体成型なので形状的精度が確保できる。
【0111】
請求項4の画像形成装置により、コネクタの取り付け・取り外しが容易で分解時の作業性に優れる画像形成装置を提供することができる。
請求項5の構成により、オプション装置の着脱が容易な画像形成装置を提供することができる。
【0112】
請求項6の構成により、排紙装置の主要部と排紙トレイ部とが個別に着脱可能なので、排紙装置の着脱を容易に行なうことができる。
請求項7の構成により、オプション装置を画像形成装置に着脱する際に操作面から見て前後方向に着脱することが可能になり、作業が容易になる。また作業スペースも少なくてすむ。
【0113】
請求項8の構成により、コネクタホルダは、遊動側または固定側のコネクタが装着される被装着部材のいずれにも装着可能なので、一種類のホルダで遊動側及び固定側のコネクタを装着でき、部品種類を少なくして生産・管理上の効率を良くすることができる。
【0114】
請求項9の構成により、ユニットを画像形成装置に装着する際に、ユニットのコネクタと画像形成装置のコネクタが電気的導通関係で結合する前に手前側と奥側の各係合部の係合が行われるので、ユニットが機械的に位置決めされた状態でコネクタの結合が行われ、コネクタが円滑かつ確実に係合される。
【0115】
請求項10の構成により、コネクタの電気的接続がされる前にユニットの接地が行われるので、たとえスパークが出ても電気的ノイズの発生が抑えられる。
請求項11の構成により、画像読取部の下方に形成された排紙部空間にユニットを装着することができるので、ユニットによる機能拡張を設置スペースを増大させることなく実現することができる。例えば画像形成装置に装着するユニットが排紙装置の場合、画像読取部の下方の空間に追加の排紙部が形成され、本体から排紙トレイが出っ張らず、設置面積を増大させることがない。
【0116】
請求項12の構成により、オプション装置の本体装置に対する位置決めが容易で接続時の電気的ノイズ発生がなく、確実な固定(ロック)が可能な画像形成装置を提供することができる。
【0117】
請求項13の構成により、画像形成装置の前面側に設けたカバーを開けてロック手段の係止又は係止解除ができるので、オプション装置の着脱作業が容易になる。また、側方、後方を壁などに密着して設置された画像形成装置でもオプション装置の着脱を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタホルダにより遊動側コネクタをブラケットに取り付ける様子を示す分解斜視図である。
【図2】そのコネクタホルダにより固定側コネクタをブラケットに取り付ける様子を示す分解斜視図である。
【図3】遊動側及び固定側コネクタがコネクタホルダを介してそれぞれブラケットに装着された状態を示す平面図である。
【図4】遊動側及び固定側コネクタの接続面を示す正面図である。
【図5】遊動側コネクタと固定側コネクタが完全に接続された状態を示す平面図である。
【図6】遊動側及び固定側コネクタにおける貫通軸を中心とした大きさを説明する正面図である。
【図7】コネクタホルダの保持部材である軸を中心とした大きさを説明する正面図である。
【図8】画像形成装置に装着されるオプション装置である排紙装置に固定側コネクタが設けられた例を示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態を説明するための、コネクタホルダの正面図である。
【図10】本発明に係る画像形成装置の一例を示す断面構成図である。
【図11】その画像形成装置に排紙装置を装着した状態を示す断面構成図である。
【図12】その画像形成装置の外観を示す斜視図である。
【図13】図8の排紙装置の構成を示す分解斜視図である。
【図14】その排紙装置を画像形成装置に装着した様子を示す部分平面図である。
【図15】その排紙装置の一部を開放した様子を示す部分平面図である。
【図16】その排紙装置の切替ガイド付近を示す部分斜視図である。
【図17】排紙装置の別例を示す斜視図である。
【図18】その排紙装置の構成を示す分解斜視図である。
【図19】その排紙装置が係止されるブラケットを覆うカバー部を示す斜視図である。
【図20】その排紙装置の装着作業を説明するための部分平面図で、装着作業の当初の状態を示すものである。
【図21】その排紙装置の装着作業を説明するための部分平面図で、装着作業の中間の状態を示すものである。
【図22】その排紙装置の装着作業を説明するための部分平面図で、装着作業が完了した状態を示すものである。
【図23】その排紙装置を画像形成装置に装着した様子を示す部分平面図である。
【図24】その排紙装置の一部を開放した様子を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1,21 コネクタホルダ
2,22 ホルダ基板
3 軸(保持部)
4 導入部(位置決め部)
5 「U」字形部(弾性変形部)
6 平板部
7 爪部(固定部)
9 指掛け部(変形補助部)
10 遊動側コネクタ
10B 固定側コネクタ
12 貫通穴
13 接続部
16 ハーネス保持部
30,30B ブラケット(被装着部材)
31 円形穴
32 角穴
50,50B 排紙装置(オプション装置)
60 カバー
100 画像形成装置
170 ロック部材
Claims (13)
- 遊動側コネクタを保持可能かつ固定側コネクタを保持可能に設けられ、前記遊動側コネクタ又は前記固定側コネクタのどちらか一方を保持して被装着部材に装着するためのコネクタホルダにおいて、
前記被装着部材への位置決めを行う位置決め部と、前記被装着部材と係合して固定を行う固定部と、遊動側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該遊動側コネクタを遊動的に保持または固定側コネクタに設けられた貫通穴に挿入されて該固定側コネクタを固定的に保持する保持部とを有し、
前記固定部はホルダ外側に突出する固定用顎部を有するとともに、該固定部は弾性変形部を介してコネクタホルダの基部に設けられ、
前記弾性変形部は、コネクタホルダを被装着部材に装着したときに前記固定部をホルダ外側に付勢するよう形成されていることを特徴とするコネクタホルダ。 - 前記弾性変形部と前記固定部の間に、弾性変形部の変形を補助する変形補助部を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタホルダ。
- 樹脂材により一体成型で形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタホルダ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタホルダを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 当該画像形成装置に装着されるオプション装置が前記コネクタホルダによって装着された遊動側または固定側のコネクタを備え、該オプション装置のコネクタに対応する固定側または遊動側コネクタを画像形成装置が備え、前記オプション装置を当該画像形成装置に装着可能なことを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記オプション装置が排紙装置であり、当該排紙装置の主要部と排紙トレイ部とが個別に着脱可能なことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記オプション装置と画像形成装置とを装着するコネクタの着脱方向が、画像形成装置の操作面から見て前後方向であることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記コネクタホルダは、前記遊動側または固定側のコネクタが装着される被装着部材のいずれにも装着可能なことを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
- 前記オプション装置と画像形成装置との位置決めをする係合部がユニット着脱方向の手前側と奥側に設けられ、
前記オプション装置を画像形成装置に装着する際に、オプション装置のコネクタと画像形成装置のコネクタが電気的導通関係で結合する前に前記各係合部の係合が行われるよう構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記オプション装置を画像形成装置に装着する際に、前記各係合部の係合が行われてからオプション装置に設けられた接地部材が画像形成装置に接地され、その後、オプション装置のコネクタと画像形成装置のコネクタが電気的導通関係で結合するよう構成されていることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
- 当該画像形成装置は装置上部に画像読取部を配置し、該画像読取部の下方に排紙部空間が形成され、該空間部に前記オプション装置を装着可能に設けられていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記オプション装置が、オプション装置を本体装置に係止するためのロック手段と、オプション装置の着脱方向の手前側と奥側に設けられ本体装置に対する位置決めをする係合部とを有し、
前記オプション装置を本体装置に装着する際、前記係合部による係合とオプション装置に設けられた接地部材による接地がなされ、次いで、前記コネクタによる電気的接続がなされ、その後、前記ロック手段による係止がなされることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記オプション装置のロック手段が着脱方向の手前側に設けられ、該ロック手段が係止される被係止部材を覆う開閉可能なカバーを当該画像形成装置の前面側に設けたことを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
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