JP2002004597A - 片流れ屋根を有する二階建て住宅 - Google Patents

片流れ屋根を有する二階建て住宅

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JP2002004597A
JP2002004597A JP2000188194A JP2000188194A JP2002004597A JP 2002004597 A JP2002004597 A JP 2002004597A JP 2000188194 A JP2000188194 A JP 2000188194A JP 2000188194 A JP2000188194 A JP 2000188194A JP 2002004597 A JP2002004597 A JP 2002004597A
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roof
living
story house
house
way
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JP2000188194A
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English (en)
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Nobuhiko Sakai
伸彦 堺
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片流れ屋根を有する二階建て住宅において、
屋根の軒側下方に配置された空間に棟側からの十分な採
光を確保する。 【解決手段】 片流れ屋根Yを有する二階建て住宅にお
いて、片流れ屋根Y棟側の中央に切欠部が形成され、建
物A内のダイニングコーナー5およびリビングコーナー
6の上方には天井勾配の吹き抜けFが形成され、かつ、
この吹き抜けFに面して切欠部の壁面に開口部28が形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片流れ屋根を有す
る二階建て住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】片流れ屋根を有する住宅は、屋根部分の
体積が大きくなるので、建物内の空気の量を非常に多く
取ることができ、かつ、広々とした開放的な生活空間を
形成することができるという特長を有している。また、
屋根を建物の正面側(道路側)に葺き下ろすことで、建
物にボリューム感を与え、見栄えを向上させることがで
きるという利点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した片
流れ屋根を有する二階建て住宅においては、屋根の軒側
下方に天井勾配の広くて開放的な空間を設けても、軒側
の壁面が葺き下ろしの屋根によって大きく開口できない
構造上、十分な採光を確保するのが困難であるという問
題があった。この問題を解決するため、屋根にトップラ
イトやドーマーウインド等の開口部を設けた住宅は散見
されるが、それでも軒が敷地の北側や西側に配置されて
いる場合には、室内に十分な光を取り込むことができな
い。
【0004】本発明は、上記問題点に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、片流れ屋根を
有する二階建て住宅において、屋根の軒側下方に配置さ
れた空間に棟側からの採光を実現でき、軒側に天井勾配
の広くて明るい居住空間を形成することができる片流れ
屋根を有する住宅を提供しようとするものである。さら
に本発明は、天井勾配の吹き抜けに二階の居住空間同士
を連絡する渡り廊下を架設することで、吹き抜けの開放
感を保持しつつ吹き抜けの有効利用を図ることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明請求項1記載の片流れ屋根のある住宅では、
片流れ屋根を有する二階建て住宅において、前記片流れ
屋根棟側の中央に切欠部が形成され、建物内軒側の少な
くとも中央部分には天井勾配の吹き抜けが形成され、か
つ、この吹き抜けに面して前記切欠部の壁面に開口部が
形成されていることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、前記切欠部の両
側にはそれぞれ二階の居住空間が配置され、これら両居
住空間を接続する渡り廊下が前記天井勾配の吹き抜けに
架設されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態の片流れ屋根を
有する二階建て住宅の西側立面図(正面図)、図2は片
流れ屋根を有する二階建て住宅の南側立面図、図3は片
流れ屋根を有する二階建て住宅のS3−S3断面図、図
4は片流れ屋根を有する二階建て住宅の一階平面図、図
5は片流れ屋根を有する二階建て住宅の二階平面図、図
6は片流れ屋根を有する二階建て住宅の室内斜視図であ
る。
【0008】図に示すように、本実施の形態の片流れ屋
根を有する二階建て住宅は、建物Aの西側,南側が道路
R1,R2に面した敷地内に建築された住宅であって、
道路R1は南側が高くなるように勾配が設けられるとと
もに、敷地は南側が高くなるような小山Mとなってい
て、この小山M内に建物Aにおける南側外面の一階部分
が埋もれる状態で住宅が建築されることにより、道路R
2側からは平屋に見えるようになっている。また、道路
R1側に面した敷地内には、シンボルツリーTWが植え
られている。
【0009】この住宅は、南側に寄せて棟が配置された
片流れ屋根Yを有し、この片流れ屋根Yの棟側中央部
は、二階の床まで矩形状に切欠されていて、この切欠部
分にはバルコニーBが形成されている。このバルコニー
Bは、前記小山Mから出入り可能となっている。前記建
物Aの北側の敷地には、道路R1に面したスロープSを
介して車2台を道路R1に対して縦列に駐車可能な駐車
スペースPが設けられている。また、前記スロープSに
も2台程度の車を駐車可能となっている。
【0010】次に、建物A内の一階部分について説明す
る。建物の玄関Eは、道路R1に面した西側の中央やや
北寄りに設けられ、さらに詳しくは、壁面の一部を凹設
してそこに玄関ポーチ1が設けられ、この玄関ポーチ1
の北側外壁に玄関ドア2が設けられている。そして、玄
関ポーチ1の正面外壁の東側に玄関ホール4が設けら
れ、この玄関ホール4および玄関ポーチ1の北側に玄関
土間3が設けられている。前記玄関ホール4の奥には、
玄関ホール4と仕切りなしに連続したリビング・ダイニ
ングルームが配置され、北側がダイニングコーナー5、
南側がリビングコーナー6となっている。このリビング
・ダイニングルームの上方は天井勾配の吹き抜けFとな
っている。また、ダイニングコーナー5の奥には対面式
のキッチン7が配置されている。
【0011】前記リビングコーナー6の奥には廊下8お
よび階段9が設けられ、前記キッチン7の東側には廊下
8から連絡可能な洗面所10と浴室11が配置され、ま
た、前記階段9の階段下にはトイレ12が設けられてい
る。前記リビングコーナー6の南側には、リビングコー
ナー6と仕切りなしに連続したピアノ室13が配置され
ている。このピアノ室13の上部は前記バルコニーBが
位置している。そして、ピアノ室13の西側には、ステ
ップ14およびガラス戸15を介して室内の床面よりも
高い位置にテラスTEが設けられている。ピアノ室13
の東側には、前記廊下8の突き当たりに設けられた開き
戸16を介して行き来可能な寝室17が配置されてい
る。そして、この寝室17は引き違い戸18を介して前
記駐車スペースPから直接出入り可能となっている。ま
た、前記テラスTEと玄関ホール4との間には、リビン
グコーナー6から出入り可能な和室19が配置されてい
る。
【0012】続いて、建物Aの二階部分について説明す
る。前記片流れ屋根YのバルコニーBを挟んだ両側の棟
側には、寝室20,21がそれぞれ配置されている。こ
れら両寝室20,21からはそれぞれ引き違い戸22,
23を介して前記バルコニーBへ出入り可能となってい
る。そして、一方の寝室20は階段9を上がった二階の
ホール24から開き戸25を介して行き来可能であり、
他方の寝室21は、ホール24から前記勾配天井の吹き
抜けF部分に架設された渡り廊下26を通過し、開き戸
27を介して行き来する構成となっている。また、バル
コニーBの吹き抜けFに面した壁面には、開口部28が
形成されており、この開口部28から吹き抜けを介して
リビング・ダイニングルームに南側からの採光を取り込
むことができるので、明るく開放的なリビング・ダイニ
ングルームが形成されている。
【0013】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施の形態
では、天井勾配の吹き抜けFを建物の軒側中央に配置さ
れたリビング・ダイニングルームの上方のみに設けた
が、玄関Eやキッチン7の上方に吹き抜けを設けた構成
としても良い。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1記載の片流れ
屋根を有する二階建て住宅にあっては、屋根の棟側に切
欠部を形成し、この切欠部の吹き抜けに面した壁面に開
口部を形成したので、通常は葺き下ろしの屋根によって
壁面に大きな開口を形成できず閉塞されがちな建物軒側
の部屋に、棟側からの採光が実現でき、明るい空間を形
成することができるという効果が得られる。
【0015】請求項2記載の片流れ屋根を有する二階建
て住宅にあっては、切欠部の両側に二階の居住空間をそ
れぞれ配置し、天井勾配の吹き抜けに二階の居住空間同
士を接続する渡り廊下を架設したので、吹き抜けの開放
感を保持しつつ吹き抜けの有効利用が図られるととも
に、二階に離れ感覚で使用できるプライバシー性の高い
空間が形成される。加えて、一階からの眺めも変化に富
んで魅力的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の片流れ屋根を有する二階建て住宅
の西側立面図である。
【図2】片流れ屋根を有する二階建て住宅の南側立面図
である。
【図3】片流れ屋根を有する二階建て住宅のS3−S3
断面図である。
【図4】片流れ屋根を有する二階建て住宅の一階平面図
である。
【図5】片流れ屋根を有する二階建て住宅の二階平面図
である。
【図6】片流れ屋根を有する二階建て住宅の室内斜視図
である。
【符号の説明】
A 建物 B バルコニー E 玄関 F 吹き抜け M 小山 P 駐車スペース R1,R2 道路 S スロープ TE テラス TW シンボルツリー Y 片流れ屋根 1 玄関ポーチ 2 玄関ドア 3 玄関土間 4 玄関ホール 5 ダイニングコーナー 6 リビングコーナー 7 キッチン 8 廊下 9 階段 10 洗面所 11 浴室 12 トイレ 13 ピアノ室 14 ステップ 15 ガラス戸 16,25,27 開き戸 17,20,21 寝室 18,22,23 引き違い戸 19 和室 24 ホール 26 渡り廊下 28 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片流れ屋根を有する二階建て住宅におい
    て、 前記片流れ屋根棟側の中央に切欠部が形成され、 建物内軒側の少なくとも中央部分には天井勾配の吹き抜
    けが形成され、かつ、この吹き抜けに面して前記切欠部
    の壁面に開口部が形成されていることを特徴とする片流
    れ屋根を有する二階建て住宅。
  2. 【請求項2】 前記切欠部の両側にはそれぞれ二階の居
    住空間が配置され、 これら両居住空間を接続する渡り廊下が前記天井勾配の
    吹き抜けに架設されていることを特徴とする請求項1記
    載の片流れ屋根を有する二階建て住宅。
JP2000188194A 2000-06-22 2000-06-22 片流れ屋根を有する二階建て住宅 Pending JP2002004597A (ja)

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