JP2002002216A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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Abstract
ライ本体部6aとベルト層7との間で終端することによ
り、ベルト層7との間に5〜40mmの巾W1の重なり
部9を形成する。カーカスコード21のコード角度βを
70〜86度とすることによりプライ本体部6aとプラ
イ折返し部6bとの間でカーカスコード21は交差す
る。トレッドゴム2Gのタイヤ赤道におけるゴムゲージ
厚さTcと、ショルダ点Sにおけるゴムゲージ厚さTs
との比Ts/Tcは0.75〜0.95である。
Description
した空気入りタイヤに関する。
年の自動車の高出力化、高性能化に伴い、ラジアル構造
のカーカスの外側に強靱なベルト層を巻装した偏平なラ
ジアルタイヤが多用されている。この種のタイヤでは、
高速走行時、トレッド面の接地/非接地でのくり返し変
形に起因してトレッド部の特にショルダ側でのゴム発熱
が高く、ゴムの熱劣化等に起因してベルト層外端から剥
離損傷が生じるなど高速耐久性を損ねるという問題があ
る。
ョルダ側でのトレッドゴムのゲージ厚tsをタイヤ赤道
側のゲージ厚tcに比して減じ、ショルダー領域でのゴ
ム発熱を抑えることが一部提案されている。
は減少するものの、前記ゲージ厚ts、tcの差によっ
て、接地の際、ベルト層aの外端部が逆反り状に変形す
るなど変形量が逆に増加し、その結果、期待するほどに
は高速耐久性の向上効果が得られない。
部をベルト層と所定巾で重ね合わせた超ハイターンアッ
プ構造を採用するとともに、少なくとも重なり部におい
てタイヤ周方向に対するカーカスコードのコード角度を
70〜86度としてプライ本体部とプライ折返し部との
間でカーカスコードを交差配列させることを基本とし
て、ショルダ側での曲げ剛性を大幅に向上でき、ベルト
層の外端部における変形量を低減し、高速耐久性を大巾
に向上しうる空気入りタイヤの提供を目的としている。
に、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォ
ール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部
に前記ビードコアの廻りでタイヤ軸方向内側から外側に
折り返されるプライ折返し部を一連に設けた1枚のカー
カスプライからなるカーカスと、トレッド部の内方かつ
カーカスの外側に配される少なくとも2枚のベルトプラ
イからなるベルト層とを有する空気入りタイヤであっ
て、前記プライ折返し部は、その終端を前記プライ本体
部と前記ベルト層との間に位置させることにより前記ベ
ルト層とタイヤ半径方向内外で重なる重なり部を形成し
かつこの重なり部のタイヤ軸方向の巾W1を5〜40m
mとするとともに、前記カーカスプライは、前記プライ
本体部とプライ折返し部との間でカーカスコードが交差
配列し、かつ少なくとも前記重なり部においてカーカス
コードがタイヤ周方向に対して70〜86度の角度で傾
斜し、しかも前記ベルト層の外面からトレッド面までの
トレッドゴムのタイヤ赤道におけるゴムゲージ厚さTc
と、ベルト層の外端からタイヤ軸方向内方に20mmを
隔てたショルダ点におけるゴムゲージ厚さTsとの比T
s/Tcは0.75〜0.95であることを特徴として
いる。
部のカーカスコードのタイヤ周方向に対する傾斜の向き
は、半径方向最内側のベルトプライのベルトコードのタ
イヤ周方向に対する傾斜の向きと同方向であることを特
徴としている。
組みし正規内圧を充填した無負荷の正規状態において、
タイヤ断面巾W0と前記ベルト層のベルト巾WBとの差
W0−WBは、25〜50mmの範囲であることを特徴
としている。
は、ベルト層の半径方向外方にバンド層を具えていない
ことを特徴としている。
図示例とともに説明する。図1は、本実施形態の空気入
りタイヤが乗用車用タイヤとして形成されるとともに正
規リムRにリム組みされかつ正規内圧を充填された無負
荷の正規状態における子午線断面図を示している。
いている規格を含む規格体系において、当該規格がタイ
ヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標
準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETR
TOであれば "Measuring Rim"とする。また、前記「正
規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧
であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれ
ば表 "TIRE LOADLI MITS AT VARIOUS COLD INFLATION
PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであ れば "I
NFLATION PRESSURE" であるが、乗用車用タイヤである
場合には180K Paとする。
ド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビー
ドコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ
半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト
層7とを具える。なおビード部4には前記ビードコア5
から半径方向外方に立上がるエーペックスゴム8が配さ
れている。
ド繊維コード及びスチールコード等の高弾性のベルトコ
ード20(図2に示す)をタイヤ周方向に対して例えば
10〜35度のコード角度αで配列した少なくとも2
枚、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成さ
れる。前記ベルトコード20は、プライ間で交差するよ
うにタイヤ周方向に対する傾斜の向きを互いに違えて配
されており、これによってトレッド部2の略全巾を強い
タガ効果を有して補強し、かつトレッド剛性を高めてい
る。
は、外側のベルトプライ7Bに比べ巾広に形成され、本
願では、この巾広側のベルトプライのタイヤ軸方向外端
をベルト層7の外端7Eと定義するとともに、この巾広
側のベルトプライのプライ巾を前記ベルト層7のベルト
巾WBと定義している。なおベルトプライ7A、7B間
のプライ巾の差は、15mm以下としている。
めに、このベルト層7の外面からトレッド面2Sまでの
トレッドゴムのゴムゲージ厚さTを、タイヤ赤道C側か
らショルダ側に向かって減少せしめ、ショルダー領域Y
sでのゴム発熱を抑えている。詳しくは、タイヤ赤道C
におけるゴムゲージ厚さTcと、ベルト層7の前記外端
7Eからタイヤ軸方向内方に20mmの距離L0を隔て
たトレッド面2S上のショルダ点Sにおけるゴムゲージ
厚さTsとの比Ts/Tcを0.75〜0.95に減じ
ている。
後述する図3に示すように、ショルダー領域Ysでのゴ
ム発熱が大となり高速耐久性を損ねてしまう。又0.7
5未満では、高速耐久性の更なる向上効果が見込めなく
なるだけでなく、接地巾および接地面積が過小となる結
果、操縦安定性の低下を招く恐れが生じる。
ョルダ点Sよりタイヤ軸方向外側のトレッド部2の領域
を意味している。
ージ厚さTs、Tcの差によるベルト層7の外端7Eで
の変形量の増加を低く抑え、高速耐久性を有効に発揮さ
せるために、カーカス6の構造を以下の如く特定してい
る。
において前記カーカスコード21(図2に示す)がタイ
ヤ周方向に対して70〜86度のコード角度で配列する
ファブリック材からなる1枚のカーカスプライ6Aによ
って形成される。カーカスコード21としては、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有
機繊維コードが好適であり、特に本例のように乗用車用
タイヤの場合には、コード径が0.30〜0.80m
m、かつプライの巾5cm当たりのコード打ち込み本数
を25〜65本とするのが望ましい。
ド部2から前記サイドウォール部3を経て前記ビードコ
ア5に至るプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア
5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に向かって折り返
したプライ折返し部6bを一連に具える。しかも前記プ
ライ折返し部6bは、その終端6beが、前記プライ本
体部6aと前記ベルト層7との間に延在することによ
り、このプライ折返し部6bと前記ベルト層7とがタイ
ヤ半径方向内外で重なり合う重なり部9を形成してい
る。
は、少なくとも前記重なり部9におけるカーカスコード
21のタイヤ周方向に対するコード角度βが前記70〜
86度の角度に維持されるとともに、該プライ本体部6
aとプライ折返し部6bとの間でカーカスコード21が
少なくとも8度以上の角度γで交差配列するクロスプラ
イ構造を構成する。
層下にまで巻き上げた所謂超ハイターンナップ構造とす
ること、並びにプライ本体部6aとプライ折返し部6b
との間でカーカスコード21が交差配列するクロスプラ
イ構造を構成することによって、1枚のカーカスプライ
6Aでありながらサイドウォール部3の全体をバランス
良く補強し、タイヤ横剛性を向上させる。これによっ
て、コーナリングフォースが高く確保され操縦安定性が
高まるとともに、縦たわみが抑制される。
部9を形成することなくサイドウォール部3内で終端し
た場合には、カーカス6は、プライ折返し部6bの終端
6beとベルト層7の外端7Eとの間の領域では、プラ
イ本体部6aのみの一層となってしまう。そのために、
前記タイヤ横剛性の向上効果などが達成されないばかり
か、前記一層部分に応力が集中し、通常走行における耐
久性や操舵応答性が低下する。
て、ベルトコード20とカーカスコード21とがさらに
交差し強固なトラス構造を形成する。このため、前記シ
ョルダー領域Ysにおける曲げ剛性がいっそう向上し、
その動きが拘束される。従って、前記ゴムゲージ厚さT
s、Tcの差に起因する接地/非接地でのベルト層外端
での変形を効果的に抑制し、高速耐久性を有効に発揮さ
せることができる。
構造の形成は、高速回転に伴うショルダー領域Ysの半
径方向外方へのせり上がり(所謂リフティング)をも抑
制できる。従って、タイヤの最高速度表記がHレンジ
(210km/h)、或いはVレンジ(230km/
h)以上の偏平な高速タイヤにおいても、従来的なバン
ド層を排除することが可能となり、軽量化、生産性の向
上、生産コストの削減などを達成しうる。
向の巾W1は、5.0〜40.0mmの範囲に設定する
ことが必要であり、該巾W1が5.0mm未満では、前
記ショルダー領域Ysでの接地/非接地における曲げ変
形、および高速回転に伴うリフティングを抑制する効果
が不十分となり、高速耐久性の向上効果が有効に発揮さ
れない。逆に40.0mmを超えると、トレッド部2の
剛性が過度に高められる結果、乗り心地の悪化が著しく
なる。このような観点から巾W1は、前記10.0〜3
0.0mmが好ましい。
い場合を例示しているが、バンド層を形成することもで
き、係る場合には、高速耐久性を20〜30km/h程
度さらに向上させうる。なおバンド層は、周知の如く、
ナイロン等の有機繊維のバンドコードをタイヤ周方向に
沿って例えば螺旋状に巻回してなり、少なくともベルト
層外端を被覆することによってそのリフティングを防止
する。
部9におけるコード角度βは、前述の如く70〜86度
の範囲に設定することが必要であり、86度以上では交
差角度γが過小となるなど充分なクロスプライ構造が得
られ難く、タイヤ横剛性を効果的に向上し得ない。逆に
70度未満では、サイドウォール部3の剛性が著しく高
められ、乗り心地の悪化を招くほか、カーカスコード2
1のパンタグラフ状の変形によりゴムの内部発熱が生じ
やすく、高速耐久性には不向きとなる。このような観点
より、カーカス6のコード角度βは、74〜83度、更
に好ましくは76〜80度とするのが良い。
返し部6bとが重複する領域(前記重なり部9を含む)
では、カーカスコード21のコード角度は、前記重なり
部9でのコード角度βと略同一となる。他方、前記終端
6be、6be間の領域Yにおけるプライ本体部6aで
は、カーカスコード21のコード角度は、加硫成型時の
シェーピング条件等によって90度に向かって変化する
傾向にあり、例えば86度より大になる場合もある。し
かし、係る場合にも、本発明の効果は、充分に発揮され
る。すなわち、カーカス6は、そのコード角度を部分的
に変更することができ、このとき、少なくとも重なり部
9におけるコード角度βが前記範囲内であれば、本発明
の効果は充分に発揮される。
ま、前記重なり部9における剛性をより効果的に高める
ために、本例では、図2に示すように、前記プライ本体
部6aのカーカスコード21のタイヤ周方向に対する傾
斜の向きを、半径方向最内側のベルトプライ7Aのベル
トコード20のタイヤ周方向に対する傾斜の向きと同方
向に設定している。
本体部6aでのカーカスコード21が例えば左上がり、
その外側で隣接するプライ折返し部6bのカーカスコー
ド21が右上がり、その外側で隣接する内側のベルトプ
ライ7Aのベルトコード20が左上がり、その外側で隣
接する外側のベルトプライ7Bのベルトコード20が右
上がりとなるなど、傾斜の向きが互い違いとなり、コー
ドの動きをさらに拘束し合うため、トラス構造をより強
固にかつ高剛性に形成できる。
WBの増大とともにタガ効果が高まるなどリフティング
の抑制効果が増す傾向となる。しかしその反面、接地/
非接地でのベルト層外端での変形量が増加するため、後
述する図4に示すように、従来においては、高速耐久性
の向上効果が充分発揮されなかった。しかし本願では、
前記ベルト層外端での変形が大巾に抑制されるため、ベ
ルト巾WBの増大によってより高い高速耐久性が確保で
き、特に前記正規状態において測定したベルト巾WBと
タイヤ断面巾W0との差W0−WBが25〜50mmの
範囲のタイヤ、さらには差W0−WBが25〜35m
m、さらには25〜30mmの範囲のタイヤにおいて高
速耐久性の向上効果が顕著に現れる。
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
が195/60R15(最高速度表記がHレンジ)の乗
用車用タイヤを表1の仕様により試作するとともに、各
試供タイヤの高速耐久性、操縦安定性についてテストを
行い、その結果を表1に記載した。
ド構成(ポリエステル、1100dtex/2)、コー
ド打ち込み数(61本)、ベルト層は、プライ数(2
枚)、コード構成(スチール、1×3×0.27)、コ
ード角度(+22度/−22度)、コード打ち込み数
(40本)、ビードエーペックスゴムは、ビードベース
ラインからの高さ45cmとし、夫々略同一の仕様とし
ている。
る指数で表示している。数値が小さいほど良好である。
(280kPa)の下でECE30により規定された荷
重/速度性能テストに準拠して、ステップスピード方式
により実施した。テストは、逐次走行速度を上昇させる
とともに、タイヤが破壊したときの速度と時間を判定し
た。
a)の下で、車両(2000cc)の国産乗用車の全輪
に装着し、ドライアスファルトのテストコースを実車走
行し、ドライバーの官能評価により従来例を9とした1
0段階で評価とした、数値が大きいほど良好である。
A1、A2を基本とし、トレッドゴム2Gのゲージ厚さ
Tsのみ変化させて高速耐久性のテストを行い、その時
の比Ts/Tcと高速耐久性との関係を図3に示す。
A1、A2および従来例を基本とし、ベルト巾WBのみ
変化させて高速耐久性のテストを行い、その時の差W0
−WBと高速耐久性との関係を図4に示す。
例のタイヤは、バンド層を排除しつつ、バンド層を有す
る従来例Aと略同等の操縦安定性および高速耐久性を発
揮でき、又バンド層を設けた場合には、高速耐久性をさ
らに20〜30km/h程度向上させうることが確認で
きる。
15/55R16(最高速度表記がVレンジ)の乗用車
用タイヤを表2の仕様により試作するとともに、各試供
タイヤの高速耐久性、操縦安定性について同様のテスト
を行い、その結果を表2に記載した。
ド構成(ポリエステル、従来例1670dtex/2;
実施例1100dtex/2)、コード打ち込み数(従
来例50本;実施例61本)、ベルト層は、プライ数
(2枚)、コード構成(スチール、1×3×0.2
7)、コード角度(+22度/−22度)、コード打ち
込み数(40本)、ビードエーペックスゴムは、ビード
ベースラインからの高さ50cmとし、夫々略同一の仕
様としている。
ド層を排除しつつ、バンド層を有する従来例Bと略同等
の操縦安定性および高速耐久性を発揮しうるのが確認で
きた。なお実施例では何れもカーカスコードが細径化さ
れ、従来例Bより大巾に軽量化された場合を例示してい
る。
折返し部をベルト層と所定巾で重ね合わせた重なり部を
有する超ハイターンアップ構造を採用するとともに、タ
イヤ周方向に対するカーカスコードのコード角度を、少
なくとも前記重なり部において70〜86度としてプラ
イ本体部とプライ折返し部との間でカーカスコードを交
差配列させている。従って、ショルダー領域での曲げ剛
性を大幅に向上でき、ベルト層の外端における変形量を
低減し高速耐久性を大巾に向上できる。
速耐久性との関係を示す線図である。
WBと、高速耐久性との関係を示す線図である。
Claims (4)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
ード部のビードコアに至るプライ本体部に前記ビードコ
アの廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプ
ライ折返し部を一連に設けた1枚のカーカスプライから
なるカーカスと、トレッド部の内方かつカーカスの外側
に配される少なくとも2枚のベルトプライからなるベル
ト層とを有する空気入りタイヤであって、 前記プライ折返し部は、その終端を前記プライ本体部と
前記ベルト層との間に位置させることにより前記ベルト
層とタイヤ半径方向内外で重なる重なり部を形成しかつ
この重なり部のタイヤ軸方向の巾W1を5〜40mmと
するとともに、 前記カーカスプライは、前記プライ本体部とプライ折返
し部との間でカーカスコードが交差配列し、かつ少なく
とも前記重なり部においてカーカスコードがタイヤ周方
向に対して70〜86度の角度で傾斜し、 しかも前記ベルト層の外面からトレッド面までのトレッ
ドゴムのタイヤ赤道におけるゴムゲージ厚さTcと、ベ
ルト層の外端からタイヤ軸方向内方に20mmを隔てた
ショルダ点におけるゴムゲージ厚さTsとの比Ts/T
cは0.75〜0.95であることを特徴とする空気入
りタイヤ。 - 【請求項2】前記プライ本体部のカーカスコードのタイ
ヤ周方向に対する傾斜の向きは、半径方向最内側のベル
トプライのベルトコードのタイヤ周方向に対する傾斜の
向きと同方向であることを特徴とする請求項1記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項3】正規リムにリム組みし正規内圧を充填した
無負荷の正規状態において、タイヤ断面巾W0と前記ベ
ルト層のベルト巾WBとの差W0−WBは、25〜50
mmの範囲であることを特徴とする請求項1、2記載の
空気入りタイヤ。 - 【請求項4】前記トレッド部は、ベルト層の半径方向外
方にバンド層を具えていないことを特徴とする請求項
1、2又は3記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
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JP2000191443A JP4523704B2 (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 空気入りタイヤ |
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