JP2006335235A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 限界時における車輛の挙動安定性が向上する空気入りタイヤを得る。
【解決手段】 トレッド16に複数本の周方向溝28が配置され、周方向溝28により区画されて、このトレッド16の外表面が複数本の陸部30に分割されると共に、サイプが各陸部30に配置される。左右の周方向溝28の外寄り部分がそれぞれショルダー領域16Aとされ、これらショルダー領域16Aの間の領域がセンター領域16Bとされる。ショルダー領域16Aにおける幅方向エッジ成分長さをSとし、センター領域16Bにおける幅方向エッジ成分長さをCとしたとき、S/C≧2の関係とされる。センター領域16Bを構成するゴム材の硬度より、ショルダー領域16Aを構成するゴム材の硬度が低くされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、限界時における車輛の挙動安定性を向上させ得る空気入りタイヤに関し、主として空気入りラジアルタイヤに好適なものである。
従来より、例えば空気入りラジアルタイヤが使用されるような乗用車等の車輛では、タイヤに内蔵されている補強用のベルトの傾き角度を小さくしてタイヤの周方向の剛性を低くすることで、コーナリングパワーの荷重依存性を低減することや、ビードフィラーの高さ及び硬度を高くすることによる縦ばね及び横ばねをそれぞれ高めることが、コーナリング等の高荷重の限界時において車輛の安定性を向上する為に、行われている。
特開平3−25003号公報
しかし、特に小型車輛においては、居住空間の増加を目的として、車輛高が高くなるのに合わせて車輛の重心が高くなる傾向を近年有していた。そして、これに伴ってコーナリング時に車輛のロールが大きくなる結果として、限界時においてオーバーステア傾向となって車輛の挙動が不安定となることがあった。
これに対して、従来のようなベルトやビードフイラー等の構造変更では、限界時における挙動の安定化を十分に図ることはできず、車輛の走行安定性の向上のための十分な効果が得られなかった。
本発明は上記事実を考慮し、限界時における車輛の挙動安定性を向上させ得る空気入りタイヤを提供することが目的である。
請求項1に係る空気入りタイヤは、一対のサイド部にカーカスがそれぞれ複数枚ずつ配置されると共に、ゴム材により形成されて一対のサイド部間に位置するトレッドに複数の周方向溝が配置され、
トレッドの最も外側に位置する周方向溝の外寄り部分をそれぞれショルダー領域とし、これらショルダー領域の間の領域をセンター領域とした空気入りタイヤであって、
センター領域の幅方向エッジ成分長さをCとし、ショルダー領域の幅方向エッジ成分長さをSとしたとき、S/C≧2の関係とされ、
センター領域を構成するゴム材の硬度に対して、ショルダー領域を構成するゴム材の硬度が同一或いは低いことを特徴とする。
請求項1に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項に係る空気入りタイヤでは、一対のサイド部にカーカスがそれぞれ複数枚ずつ配置されると共に、ゴム材により形成されるトレッドが一対のサイド部間に位置している。また、このトレッドに複数の周方向溝が配置されていて、トレッドの最も外側に位置する周方向溝の外寄り部分をそれぞれショルダー領域とし、これらショルダー領域の間の領域をセンター領域としている。
さらに、本請求項では、センター領域の幅方向エッジ成分長さをCとし、ショルダー領域の幅方向エッジ成分長さをSとしたとき、S/C≧2の関係とされている。また、センター領域を構成するゴム材の硬度に対して、ショルダー領域を構成するゴム材の硬度が同一或いは低くされている。
従って、本請求項では、一対のサイド部にカーカスをそれぞれ複数枚ずつ配置して剛性を高め、縦ばね及び横ばねをそれぞれ高めたことで、車輛のロールが直接的に抑えられ、限界時における車輛の挙動を安定化することができる。
さらに、トレッドの幅方向エッジ成分長さ比をセンター領域対比でショルダー領域を2倍以上とし、また、センター領域対比でショルダー領域のトレッドのゴム材の硬度を同一或いは低くしたことにより、センター領域対比でショルダー領域を構成する陸部のブロック剛性が低下するようになった。この結果として、ショルダー領域の接地圧が大きくなる限界高荷重時において、コーナリングパワーの発生を抑えて車輌の挙動を効果的に安定化することができる。
この一方、通常荷重時には、空気入りタイヤの全体剛性の内のセンター領域の剛性が支配的となるので、コーナリングパワー及びセルフアライニングトルクを維持して、通常荷重時における操縦安定性を確保できる。
以上より、本請求項に係る空気入りタイヤでは、一対のサイド部にカーカスがそれぞれ複数枚ずつ配置されることで、縦ばね及び横ばねがそれぞれ高められ、さらに、幅方向エッジ成分長さ比の規定によるコーナリングパワーの抑制や、トレッドのゴム材の硬度比の規定によるコーナリングパワーの抑制により、限界時における車輛の挙動を非常に効果的に安定化させた。
請求項2に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、カーカスがビードコアで折り返され、折り返されたカーカスの端部がトレッドの下部に位置するベルトに達していることで、サイド部にカーカスが2枚配置されたという構成を有している。
従って、上記のようなエンベロープ構造にカーカスがされて、サイド部にカーカスが2枚配置されることにより、空気入りタイヤの縦ばね及び横ばねがそれぞれ確実に高められた。これに伴い、車輛のロールを直接的に抑えて、限界時における車輛の挙動を安定化する請求項1の作用効果をより確実に奏するようになった。
請求項3に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、カーカスを形成するコードの延びる方向の傾きとされるバイアス角度が2°〜16°の範囲とされ、隣り合う各カーカス間でコードの延びる方向が相互に逆の傾きの形に各カーカスが配置されるという構成を有している。
従って、バイアス角度が2°〜16°の範囲とされるカーカスをサイド部に複数枚配置するだけでなく、上記のように隣り合う各カーカス間でコードの延びる方向が相互に逆の傾きの形に各カーカスが配置される構造にしたことで、縦ばね及び横ばねがそれぞれ確実に高められた。これに伴い、車輛のロールを直接的に抑えて、限界時における車輛の挙動を安定化する請求項1の作用効果がより確実に奏されるようになった。
請求項4に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1から請求項3と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、ショルダー領域におけるトレッドの外表面の曲率半径を28mm以下としたという構成を有している。
従って、ショルダー領域における外表面の曲率半径を28mm以下と小さくしたことで、高荷重時におけるトレッドの接地幅の増加が抑制され、限界高荷重時のコーナリングパワーの発生を抑えて、限界時における車輛の挙動を安定化する請求項1の作用効果がより確実に奏されるようになった。
以上説明したように本発明の上記構成によれば、限界時における車輛の挙動安定性を向上させ得る空気入りタイヤを提供できるという優れた効果を有し、主として空気入りラジアルタイヤで特に優れた効果を発揮する。
本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10の例としてラジアル構造の車輛用タイヤを示しており、この空気入りタイヤ10の外周側を円弧状であるクラウン形状に形成されたクラウン部12が構成している。
本実施の形態では、図1に示すように、このクラウン部12を貫通するように空気入りタイヤ10の骨格を構成するカーカス14がクラウン部12内に埋設されており、このカーカス14は、この空気入りタイヤ10の赤道面CLに対して直交方向にナイロンコードを配列した形に形成されている。
そして、このクラウン部12には、ゴム材により形成されて路面と接する外皮であるトレッド16が配置されており、クラウン部12におけるカーカス14とトレッド16との間の部分には、スチール製のベルトコードが多数の束ねられて形成されたベルト18が補強の為に配置されている。
一方、この空気入りタイヤ10の両端の下部には、それぞれリング状にスチールワイヤーが巻かれて束ねられた一対のビードコア22が配置されている。これら一対のビードコア22にそれぞれカーカス14の両端寄り部分が巻き付けられるように折り返されており、このビードコア22の上部のカーカス14間の隙間には、硬質ゴム製で先細り形状に形成されたビードフィラー24がそれぞれ埋設されている。
このビードコア22で折り返されたカーカス14の端部Eがトレッド16の下部に位置するベルト18に達するようなエンベロープ構造に、カーカス14が形成されており、これに伴い、ビードコア22とクラウン部12との間を繋ぐ部分である空気入りタイヤ10の一対のサイド部26には、カーカス14がそれぞれ2枚ずつ配置された形になっている。
他方、図2に示すように、トレッド16には、例えばその周方向にほぼ沿って延びる複数本(本実施の形態では3本)の周方向溝28が配置されている。そして、これら周方向溝28により区画されて、このトレッド16の外表面が複数本の陸部30に分割されると共に、細溝であるサイプ32が各陸部30に配置されるようなトレッドパターンを本実施の形態の空気入りタイヤ10は有している。
さらに、これら3本の周方向溝28の内の最も外側に位置する左右の周方向溝28の外寄り部分がそれぞれショルダー領域16Aとされ、また、これらショルダー領域16Aの間の領域がセンター領域16Bとされている。このショルダー領域16Aにおけるトレッド16の周方向に沿った単位長さ寸法L当たりの幅方向エッジ成分長さをSとし、センター領域16Bにおけるトレッド16の周方向に沿った単位長さ寸法L当たりの幅方向エッジ成分長さをCとしたとき、S/C≧2の関係とされている。
尚、この幅方向エッジ成分長さとは、単位長さ当たりにおけるサイプ32等の溝により形成される陸部30のエッジ部分を図2のX方向で示すトレッド16の周方向に沿って投影した長さの累計である。従って、トレッド16には、例えばその周方向に沿って延びるような周方向溝28のよる陸部30のエッジ部分が存在するが、この周方向溝28によるエッジ部分によっては、幅方向エッジ成分長さは生じないことになる。
また、本実施の形態では、トレッド16の内のショルダー領域16Aを構成するゴム材とセンター領域16Bを構成するゴム材とでは材質を異ならせていて、センター領域16Bを構成するゴム材の硬度より、ショルダー領域16Aを構成するゴム材の硬度が低くなっている。そして、このショルダー領域16Aにおけるトレッド16の外表面の曲率半径Rが28mm以下とされている。
次に、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10の作用を以下に説明する。
本実施の形態に係る空気入りタイヤ10では、ビードコア22で折り返されたカーカス14の端部Eが、図1及び図2に示すようにゴム材により形成されたトレッド16の下部に位置するベルト18に達していることで、一対のサイド部26にカーカス14がそれぞれ2枚ずつ配置された形になっている。
そして、一対のサイド部26間に位置するこのトレッド16に複数の周方向溝28が配置されていて、本実施の形態では、トレッド16の最も外側に位置する周方向溝28の外寄り部分をそれぞれショルダー領域16Aとし、これらショルダー領域16Aの間の領域をセンター領域16Bとしている。
さらに、幅方向エッジ成分長さ比がS/C≧2の関係とされて、トレッド16の幅方向エッジ成分長さをセンター領域16B対比でショルダー領域16Aを2倍以上としている。また、センター領域16Bを構成するゴム材の硬度より、ショルダー領域16Aを構成するゴム材の硬度が低くされて、ショルダー領域16Aのゴム材の硬度を基準とするゴム材の硬度比が1以上とされており、このショルダー領域16Aにおけるトレッド16の外表面の曲率半径Rが28mm以下とされている。
従って、本実施の形態では、ビードコア22で折り返されたカーカス14の端部Eが、トレッド16の下部に位置するベルト18に達するエンベロープ構造として、一対のサイド部26にカーカス14をそれぞれ2枚配置するようにした。つまり、サイド部26にカーカス14を2枚配置して、空気入りタイヤ10の縦ばね及び横ばねをそれぞれ高めたことで、車輛のロールが直接的に抑えられ、限界時における車輛の挙動を安定化することができた。
さらに、トレッド16の幅方向エッジ成分長さをセンター領域16B対比でショルダー領域16Aを2倍以上とし、また、センター領域16B対比でショルダー領域16Aのトレッド16のゴム材の硬度を低くしたことにより、センター領域16B対比でショルダー領域16Aを構成する陸部30のブロック剛性が低下するようになった。この結果として、ショルダー領域16Aの接地圧が大きくなる限界高荷重時において、コーナリングパワーの発生を抑えてこれによっも車輌の挙動を効果的に安定化することができる。
一方、通常荷重時には、空気入りタイヤ10の全体剛性の内のセンター領域16Bの剛性が支配的となるので、コーナリングパワー及びセルフアライニングトルクを維持して、通常荷重時における操縦安定性を確保できる。
以上より、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10では、一対のサイド部26にカーカス14が実質的にそれぞれ2枚配置されることで、空気入りタイヤ10の縦ばね及び横ばねがそれぞれ高められ、さらに、幅方向エッジ成分長さ比の規定によるコーナリングパワーの抑制や、トレッド16を構成するゴム材の硬度比の規定によるコーナリングパワーの抑制によって、限界時における車輛の挙動を非常に効果的に安定化することができた。
他方、本実施の形態では、ショルダー領域16Aにおけるトレッド16の外表面の曲率半径Rが28mm以下と小さくされたことで、高荷重時におけるトレッド16の接地幅の増加が抑制され、これによっても限界高荷重時のコーナリングパワーの発生が抑えられ、限界時における車輛の挙動をより確実に安定化することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを図3及び図4に基づき説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図3及び図4に示す本実施の形態となる空気入りタイヤ10でも、第1の実施の形態と同様に、S/C≧2の関係とされて、トレッド16の幅方向エッジ成分長さをセンター領域16B対比でショルダー領域16Aを2倍以上とし、センター領域16Bを構成するゴム材の硬度より、ショルダー領域16Aを構成するゴム材の硬度が低くされている。
但し、本実施の形態では、カーカス14がエンベロープ構造にされる替わりに、図4に示すように、カーカスを形成するコードKの延びる方向の傾きとされるバイアス角度θが2°〜16°の範囲とされ、隣り合う各カーカス14A、14B間でコードKの延びる方向が相互に逆の傾きの形に各カーカス14A、14Bが配置されるいわゆるX構造となるように、カーカス14A、14Bが空気入りタイヤ10内に複数枚(本実施の形態では2枚)埋設されている。
つまり、図4に示すタイヤ幅方向に沿った軸Vに対するカーカス14Aを構成するコードKのバイアス角度θが、2°〜16°の範囲の角度とされつつ、コードKが直線状に配置されており、これに隣り合ったカーカス14Bを構成するコードKのバイアス角度θも、2°〜16°の範囲の角度とされているものの、コードKの延びる方向が逆の傾きとされている。
従って、本実施の形態では、サイド部26にも複数枚配置されることになるカーカス14A、14Bのバイアス角度が上記の範囲とされるものを採用し、上記のように隣り合う各カーカス14A、14B間でコードKの延びる方向が相互に逆の傾きの形に各カーカス14A、14Bが配置されるX構造にしたことで、空気入りタイヤ10の縦ばね及び横ばねがそれぞれ確実に高められるようになった。
これに伴い、第1の実施の形態と同様に、幅方向エッジ成分長さ比の規定によるコーナリングパワーが抑制されると共に、トレッド16のゴム材の硬度比の規定によるコーナリングパワーがの抑制されるだけでなく、上記のようなカーカス14A、14Bを採用したことで、縦ばね及び横ばねがそれぞれ確実に高められるのに伴い、車輛のロールを直接的に抑えて、限界時における車輛の挙動を安定化できるようになった。
次に、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤと従来例とについて試験した結果を説明する。
先ず試験に用いた試料として、表1に示すように、カーカスの構造であるプライ構造を通常構造とするだけでなく、幅方向エッジ成分長さ比及びゴム材の硬度比をそれぞれ1.0とし、ショルダー領域の曲率半径Rが35mmとされたものを従来例とした。
一方、本発明の実施の形態に対応する実施例としては、プライ構造をエンベロープ構造或いはX構造とすると共に、幅方向エッジ成分長さ比を2.3とした実施例1から実施例4までの4種類の試料を作成した。また、これら各実施例のゴム材の硬度比に関しては、実施例3のゴム材の硬度比を1.2とし、その他の実施例のゴム材の硬度比を1.0とした。さらに、ショルダー領域の曲率半径Rに関しては、実施例4のショルダー領域の曲率半径Rを15mmとし、その他の実施例のショルダー領域の曲率半径Rを35mmとした。
但し、これら各実施例及び従来例のタイヤサイズはそれぞれ185/60R15とし、ホイールを5.5JJとした。また、空気圧が220kPaであって加わる荷重を3.5kN及び2.5kNとした。
Figure 2006335235
表1に表す評価項目としては、縦ばね、横ばね、コーナリングパワー(表1にCPと表す)及び実車フィーリングが挙げられ、これらの評価結果に関しては、従来例を100とした指数で表した。尚、評価の目安として、縦ばね及び横ばねは値が大となる場合を良好とし、コーナリングパワーは車輛のフロント荷重からリヤ荷重を引いた値で示し、この値が小となる場合を良好とし、実車フィーリングは値が大となる場合を良好とした。
そして、この試験の結果を表す表1から、実施例1から実施例4までは縦ばね、横ばね及び実車フィーリングが共に、従来例と比較して高くなり、同じく実施例1から実施例4まではコーナリングパワーが従来例と比較して低くなっていて、各実施例ともに従来例より優れているという結果が得られた。
尚、上記の第2の実施の形態では、カーカスの枚数を2枚としたが3枚以上の複数枚としても良い。また、本実施の形態に係る空気入りタイヤは、主として乗用車に使用されるものであるが、他の車輛等のタイヤに適用することにしても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部破断した平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す一部破断した平面図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
14 カーカス
14A カーカス
14B カーカス
16 トレッド
16A ショルダー領域
16B センター領域
26 サイド部
28 周方向溝

Claims (4)

  1. 一対のサイド部にカーカスがそれぞれ複数枚ずつ配置されると共に、ゴム材により形成されて一対のサイド部間に位置するトレッドに複数の周方向溝が配置され、
    トレッドの最も外側に位置する周方向溝の外寄り部分をそれぞれショルダー領域とし、これらショルダー領域の間の領域をセンター領域とした空気入りタイヤであって、
    センター領域の幅方向エッジ成分長さをCとし、ショルダー領域の幅方向エッジ成分長さをSとしたとき、S/C≧2の関係とされ、
    センター領域を構成するゴム材の硬度に対して、ショルダー領域を構成するゴム材の硬度が同一或いは低いことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. カーカスがビードコアで折り返され、折り返されたカーカスの端部がトレッドの下部に位置するベルトに達することで、サイド部にカーカスが2枚配置されたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. カーカスを形成するコードの延びる方向の傾きとされるバイアス角度が2°〜16°の範囲とされ、隣り合う各カーカス間でコードの延びる方向が相互に逆の傾きの形に各カーカスが配置されることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. ショルダー領域におけるトレッドの外表面の曲率半径を28mm以下としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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