JPH05238208A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH05238208A JPH05238208A JP4043736A JP4373692A JPH05238208A JP H05238208 A JPH05238208 A JP H05238208A JP 4043736 A JP4043736 A JP 4043736A JP 4373692 A JP4373692 A JP 4373692A JP H05238208 A JPH05238208 A JP H05238208A
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- JP
- Japan
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- carcass
- belt
- belt layer
- tire
- layer
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 タイヤのトレッド部の補強構造を改良してロ
ードノイズの低減を図る空気入りタイヤを提供する。 【構成】 左右一対の環状ビード部と、両ビード部をト
ロイド状に延びる繊維コードから成るラジアルカーカス
３と、カーカスのクラウン部に位置するトレッド部６
と、カーカスとトレッド間に非伸長性コードをタイヤの
赤道面に対して浅い角度で傾斜配列しそれらコードが互
いに交差するように重ね合わせたベルト層４を含み、ま
たカーカスプライの両端部をビードリング２の周りを軸
方向外向きに夫々巻き上げてベルト層側部と重なる位置
まで延長したタイヤにおいて、上記ベルト層側部とカー
カスプライ端部の間にタイヤの赤道面に対しベルト層の
補強コードの傾斜角度より小さい角度で配列したゴム引
きコードの少なくとも１枚のベルト補助層５を介在させ
たことを特徴とする。
ードノイズの低減を図る空気入りタイヤを提供する。 【構成】 左右一対の環状ビード部と、両ビード部をト
ロイド状に延びる繊維コードから成るラジアルカーカス
３と、カーカスのクラウン部に位置するトレッド部６
と、カーカスとトレッド間に非伸長性コードをタイヤの
赤道面に対して浅い角度で傾斜配列しそれらコードが互
いに交差するように重ね合わせたベルト層４を含み、ま
たカーカスプライの両端部をビードリング２の周りを軸
方向外向きに夫々巻き上げてベルト層側部と重なる位置
まで延長したタイヤにおいて、上記ベルト層側部とカー
カスプライ端部の間にタイヤの赤道面に対しベルト層の
補強コードの傾斜角度より小さい角度で配列したゴム引
きコードの少なくとも１枚のベルト補助層５を介在させ
たことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビード部の周りに折り
返されたカーカスの折り返し端部をタイヤの軸方向外向
きに巻き上げ、ベルト層側部と重なる位置まで延長して
カーカスプライの両端部を、ベルト層とカーカスとで挟
持したタイプの空気入りタイヤのトレッド部の補強構造
の改良に関する。
返されたカーカスの折り返し端部をタイヤの軸方向外向
きに巻き上げ、ベルト層側部と重なる位置まで延長して
カーカスプライの両端部を、ベルト層とカーカスとで挟
持したタイプの空気入りタイヤのトレッド部の補強構造
の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より存在するこの種の空気入りタイ
ヤとしては左右一対の環状ビード部と、両ビード部間を
トロイド状に延びる繊維コードプライからなるラジアル
カーカスと、そのカーカスのクラウン部に位置するトレ
ッド部と、上記カーカスとトレッド間に非伸長性コード
をタイヤの赤道面に対して傾斜配列した層の通常２枚以
上を、それらのコードが互いに交差するように重ね合わ
せたベルト層を有し、かつ上記カーカスプライの両端部
を各ビード部に埋没したビードリングの周りを軸方向外
向きに夫々巻き上げてカーカスの折返し端部がタイヤ最
大幅位置よりも径方向まで延びており、複数個のベルト
層をトレッドゴム間に補強層をベルト層の外端上側辺り
にベルト層端よりはみ出させて配設したものがあり、ま
た通常の空気入りタイヤにおいて、複数枚のベルト層と
トレッドゴム間に補強層をベルト層の外端上側辺りにベ
ルト層端よりはみ出させて配設したものも周知である。
ヤとしては左右一対の環状ビード部と、両ビード部間を
トロイド状に延びる繊維コードプライからなるラジアル
カーカスと、そのカーカスのクラウン部に位置するトレ
ッド部と、上記カーカスとトレッド間に非伸長性コード
をタイヤの赤道面に対して傾斜配列した層の通常２枚以
上を、それらのコードが互いに交差するように重ね合わ
せたベルト層を有し、かつ上記カーカスプライの両端部
を各ビード部に埋没したビードリングの周りを軸方向外
向きに夫々巻き上げてカーカスの折返し端部がタイヤ最
大幅位置よりも径方向まで延びており、複数個のベルト
層をトレッドゴム間に補強層をベルト層の外端上側辺り
にベルト層端よりはみ出させて配設したものがあり、ま
た通常の空気入りタイヤにおいて、複数枚のベルト層と
トレッドゴム間に補強層をベルト層の外端上側辺りにベ
ルト層端よりはみ出させて配設したものも周知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなカーカス
の折返し部の径方向外端がタイヤ最大幅位置より径方向
外側まで延びている所謂ハイターンアップ構造のタイヤ
では、カーカスの折返し部がタイヤ最大幅位置より径方
向内側にある所謂通常の空気入りタイヤのようなロータ
ーンアップ構造のタイヤよりはタイヤの撓み等による応
力がカーカスの折返し端部に集中しにくく、その部分の
セパレーションを起こしにくい反面、折返し端部が高く
配置されることによってサイドウオールの剛性が過大と
なり、ロードノイズが悪化して乗り心地を悪くするとい
う問題があり、それを解消するには、図３の比較例に示
すような普通の空気入りタイヤのようにベルト層とトレ
ッドゴム間に補強層（図３における５′）をベルト層の
外端上側辺りにベルト層よりはみ出すように配設したも
のがあるが、そのような対策ではロードノイズの低減と
いう面から未だ十分なものとはいえなかった。
の折返し部の径方向外端がタイヤ最大幅位置より径方向
外側まで延びている所謂ハイターンアップ構造のタイヤ
では、カーカスの折返し部がタイヤ最大幅位置より径方
向内側にある所謂通常の空気入りタイヤのようなロータ
ーンアップ構造のタイヤよりはタイヤの撓み等による応
力がカーカスの折返し端部に集中しにくく、その部分の
セパレーションを起こしにくい反面、折返し端部が高く
配置されることによってサイドウオールの剛性が過大と
なり、ロードノイズが悪化して乗り心地を悪くするとい
う問題があり、それを解消するには、図３の比較例に示
すような普通の空気入りタイヤのようにベルト層とトレ
ッドゴム間に補強層（図３における５′）をベルト層の
外端上側辺りにベルト層よりはみ出すように配設したも
のがあるが、そのような対策ではロードノイズの低減と
いう面から未だ十分なものとはいえなかった。
【０００４】本発明は、上記の点を改善するために創案
されたものであり、その目的とするところは、その種の
タイヤのトレッド部の補強構造を改良することによって
ロードノイズの低減を図るようにした空気入りタイヤを
提供するにある。
されたものであり、その目的とするところは、その種の
タイヤのトレッド部の補強構造を改良することによって
ロードノイズの低減を図るようにした空気入りタイヤを
提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の空気入りタイヤにおいては、左右一対の
環状ビード部と、両ビード部をトロイド状に延びる繊維
コードプライから成るラジアルカーカスと、該カーカス
のクラウン部に位置するトレッド部と、上記カーカスと
トレッド間に非伸長性コードをタイヤの赤道面に対して
浅い角度で傾斜配列して層の少なくとも２枚を、それら
コードが互いに交差するように重ね合わせたベルト層を
含み、また上記カーカスプライの両端部を各ビード部に
埋没したビードリングの周りを軸方向外向きに夫々巻き
上げてベルト層側部と重なる位置まで延長して、このベ
ルト層側部とカーカスとで挟持したタイヤにおいて、上
記ベルト層側部とカーカスプライ端部の間にタイヤの赤
道面に対しベルト層の補強コードの傾斜角度より小さい
角度で配列したゴム引きコードの少なくとも１枚のベル
ト補助層を介在させたことを特徴とするものが提供され
る。
めに、本発明の空気入りタイヤにおいては、左右一対の
環状ビード部と、両ビード部をトロイド状に延びる繊維
コードプライから成るラジアルカーカスと、該カーカス
のクラウン部に位置するトレッド部と、上記カーカスと
トレッド間に非伸長性コードをタイヤの赤道面に対して
浅い角度で傾斜配列して層の少なくとも２枚を、それら
コードが互いに交差するように重ね合わせたベルト層を
含み、また上記カーカスプライの両端部を各ビード部に
埋没したビードリングの周りを軸方向外向きに夫々巻き
上げてベルト層側部と重なる位置まで延長して、このベ
ルト層側部とカーカスとで挟持したタイヤにおいて、上
記ベルト層側部とカーカスプライ端部の間にタイヤの赤
道面に対しベルト層の補強コードの傾斜角度より小さい
角度で配列したゴム引きコードの少なくとも１枚のベル
ト補助層を介在させたことを特徴とするものが提供され
る。
【０００６】
【作用】上記のように空気入りタイヤを構成すること、
即ち、カーカス折返し端部を軸方向外向きに巻き上げ、
ベルト層側部と重なる位置まで延長し、カーカスプライ
の両端部をベルト層側部とカーカスとで挟持する構造と
することによってセパレーションの発生を効果的に抑え
るようにする一方、タイヤのショルダー部のベルト層側
部とカーカスプライ端部の間にタイヤの赤道面に対して
ベルト層の補強コードの傾斜角度より小さい角度で配列
したタイヤ周方向の引張り剛性の高いベルト補助層を介
在させることによってベルトの剛性を高めて、タイヤ全
体としては構造力学的にもバランスを保たせ、結果的に
ロードノイズの低減を図ることができるとともに耐セパ
レーション特性、操縦安定性の改善を図ることが達成で
きるのである。
即ち、カーカス折返し端部を軸方向外向きに巻き上げ、
ベルト層側部と重なる位置まで延長し、カーカスプライ
の両端部をベルト層側部とカーカスとで挟持する構造と
することによってセパレーションの発生を効果的に抑え
るようにする一方、タイヤのショルダー部のベルト層側
部とカーカスプライ端部の間にタイヤの赤道面に対して
ベルト層の補強コードの傾斜角度より小さい角度で配列
したタイヤ周方向の引張り剛性の高いベルト補助層を介
在させることによってベルトの剛性を高めて、タイヤ全
体としては構造力学的にもバランスを保たせ、結果的に
ロードノイズの低減を図ることができるとともに耐セパ
レーション特性、操縦安定性の改善を図ることが達成で
きるのである。
【０００７】上記の構成においてベルト補助層のコード
の赤道面に対する傾斜角度はベルト層のコードの傾斜角
度（通常１０°〜３０°）よりは小さい角度のゴム引き
コードが適用される。その場合のコードの傾斜角度は０
°も含むものである。またコードの材料としては引張り
弾性率の高いもの、例えば１０％伸長時の弾性率６００
ｋｇｆ／ｍｍ2 以上のものが望ましい。
の赤道面に対する傾斜角度はベルト層のコードの傾斜角
度（通常１０°〜３０°）よりは小さい角度のゴム引き
コードが適用される。その場合のコードの傾斜角度は０
°も含むものである。またコードの材料としては引張り
弾性率の高いもの、例えば１０％伸長時の弾性率６００
ｋｇｆ／ｍｍ2 以上のものが望ましい。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１において、空気入りタイヤ１は、左右１対の
ビードリング２からなる環状ビード部と、そのビード部
の間にトロイド状に繊維コードプライからなるラジアル
カーカス３と、そのカーカス３のクラウン部にあるトレ
ッド部６と、そのカーカス３とトレッド部６の間にレー
ヨン、ポリエステル繊維等の有機繊維或いは金属繊維等
からなる非伸長性コードを赤道面に対して１０°〜３０
°の浅い傾斜角度で配列され、それらのコードが互いに
交差するように重ね合されたベルト層４（４1 ，４2 ）
から構成されている。そしてカーカスプライ３の両端部
はそれぞれのビードに埋設したビードリング２の周りを
タイヤの軸方向外向きにそれぞれ巻き上げられ、ベルト
層側部４Ａ，４Ｂと重なる位置まで延長されていてこの
ベルト層側部４Ａ，４Ｂとカーカス３とで挟持されてい
る。しかもこのベルト層側部４Ａ，４Ｂとカーカスプラ
イ３の端部３Ａの間にはタイヤ１の赤道面に対してベル
ト層４の第１ベルト層４1 の補強コード（図示なし）の
傾斜角度１０°〜３０°よりも小さい角度で傾斜したゴ
ム引きコードのベルト補助層５が１枚介在している。図
２に示す実施例では２枚であり、１枚以上であればよ
い。また、そのベルト補助層５は複数のフィラメントが
撚られたコードでもよいし、単なるフィラメントであっ
てもよい。そのコードの弾性率は１０％伸長時の弾性率
が６００ｋｇｆ／ｍｍ2 以上の高い弾性率のものであれ
ば、タイヤ周方向の曲げ剛性が著しく向上する。しかも
このベルト補助層５の配置位置はベルト層４の最大幅
（Ｗ）である第１ベルト層４1 の端部４Ａと重なるよう
に配置され、ベルト層４のベルト補助層５の軸方向外端
がベルト層４の最大幅（Ｗ）の２〜８％ほどその最大幅
端４Ａより外側へはみ出しているのがよく、好適には５
％程度が最適である。また、上記ベルト補助層５のベル
ト層４の最大幅（Ｗ）との重なり幅をｗ1 とすると、そ
の幅（ｗ1 ）はベルト層４の最大幅（Ｗ）の１０〜３５
％範囲であるのが望ましい。さらに、上記図１の実施例
のようにカーカス３の折返し端３Ａがベルト層４の径方
向内側まで延びているときには、ベルト補助層５を配置
する位置は、その外端がベルト補助層５の幅（ｗ2 ）＝
ベルト層４の最大幅（Ｗ）×１．０５％の位置に配置さ
れるのがよい。
する。図１において、空気入りタイヤ１は、左右１対の
ビードリング２からなる環状ビード部と、そのビード部
の間にトロイド状に繊維コードプライからなるラジアル
カーカス３と、そのカーカス３のクラウン部にあるトレ
ッド部６と、そのカーカス３とトレッド部６の間にレー
ヨン、ポリエステル繊維等の有機繊維或いは金属繊維等
からなる非伸長性コードを赤道面に対して１０°〜３０
°の浅い傾斜角度で配列され、それらのコードが互いに
交差するように重ね合されたベルト層４（４1 ，４2 ）
から構成されている。そしてカーカスプライ３の両端部
はそれぞれのビードに埋設したビードリング２の周りを
タイヤの軸方向外向きにそれぞれ巻き上げられ、ベルト
層側部４Ａ，４Ｂと重なる位置まで延長されていてこの
ベルト層側部４Ａ，４Ｂとカーカス３とで挟持されてい
る。しかもこのベルト層側部４Ａ，４Ｂとカーカスプラ
イ３の端部３Ａの間にはタイヤ１の赤道面に対してベル
ト層４の第１ベルト層４1 の補強コード（図示なし）の
傾斜角度１０°〜３０°よりも小さい角度で傾斜したゴ
ム引きコードのベルト補助層５が１枚介在している。図
２に示す実施例では２枚であり、１枚以上であればよ
い。また、そのベルト補助層５は複数のフィラメントが
撚られたコードでもよいし、単なるフィラメントであっ
てもよい。そのコードの弾性率は１０％伸長時の弾性率
が６００ｋｇｆ／ｍｍ2 以上の高い弾性率のものであれ
ば、タイヤ周方向の曲げ剛性が著しく向上する。しかも
このベルト補助層５の配置位置はベルト層４の最大幅
（Ｗ）である第１ベルト層４1 の端部４Ａと重なるよう
に配置され、ベルト層４のベルト補助層５の軸方向外端
がベルト層４の最大幅（Ｗ）の２〜８％ほどその最大幅
端４Ａより外側へはみ出しているのがよく、好適には５
％程度が最適である。また、上記ベルト補助層５のベル
ト層４の最大幅（Ｗ）との重なり幅をｗ1 とすると、そ
の幅（ｗ1 ）はベルト層４の最大幅（Ｗ）の１０〜３５
％範囲であるのが望ましい。さらに、上記図１の実施例
のようにカーカス３の折返し端３Ａがベルト層４の径方
向内側まで延びているときには、ベルト補助層５を配置
する位置は、その外端がベルト補助層５の幅（ｗ2 ）＝
ベルト層４の最大幅（Ｗ）×１．０５％の位置に配置さ
れるのがよい。
【０００９】図１に示す実施例において上記のような条
件を設定すれば、カーカスのセパレーションを抑制する
だけでなく、タイヤの周方向の曲げ剛性を強化すること
ができるので、耐セパレーションの向上のみならず、ロ
ードノイズの低減へ導き、乗り心地の改善へ寄与する。
件を設定すれば、カーカスのセパレーションを抑制する
だけでなく、タイヤの周方向の曲げ剛性を強化すること
ができるので、耐セパレーションの向上のみならず、ロ
ードノイズの低減へ導き、乗り心地の改善へ寄与する。
【００１０】次に、上記のような条件を備えた具体的数
値等を選定したタイヤサイズ２０５／６５Ｒ１５に適用
した図１に示す実施例及び３つの比較例の寸法構造等の
条件を示すとともに、それら実施例と比較例のタイヤを
乗用車に装着してドラム上を走行した試験条件及び試験
結果を示すと次のとおりである。
値等を選定したタイヤサイズ２０５／６５Ｒ１５に適用
した図１に示す実施例及び３つの比較例の寸法構造等の
条件を示すとともに、それら実施例と比較例のタイヤを
乗用車に装着してドラム上を走行した試験条件及び試験
結果を示すと次のとおりである。
【００１１】（１）寸法、構造等の条件
【００１２】（２）試験方法 タイヤサイズ２０５／６５Ｒ１５の上記実施例及び比較
例の構成の内圧２．０ｋｇｆ／ｃｍ2 の空気入りタイヤ
を供試用乗用車に装着（４輪とも）し、ドラム上で、速
度６０ｋｍ／ｈで２００００ｋｍ、走行した後のカーカ
スの折返し端部におけるセパレーションの発生の有無及
び走行中の操縦安定性のフィーリングを調べた。その結
果は次のとおりである。
例の構成の内圧２．０ｋｇｆ／ｃｍ2 の空気入りタイヤ
を供試用乗用車に装着（４輪とも）し、ドラム上で、速
度６０ｋｍ／ｈで２００００ｋｍ、走行した後のカーカ
スの折返し端部におけるセパレーションの発生の有無及
び走行中の操縦安定性のフィーリングを調べた。その結
果は次のとおりである。
【００１３】（３）試験結果
【００１４】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の空気入り
タイヤは、左右一対の環状ビード部と、両ビード部をト
ロイド状に延びる繊維コードから成るラジアルカーカス
と、該カーカスのクラウン部に位置するトレッド部と、
上記カーカスとトレッド間に非伸長性コードをタイヤの
赤道面に対して浅い角度で傾斜配列して層の少なくとも
２枚を、それらコードが互いに交差するように重ね合わ
せたベルト層を含み、また上記カーカスプライの両端部
を各ビード部に埋設したビードリングの周りを軸方向外
向きに夫々巻き上げてベルト層側部と重なる位置まで延
長して、このベルト層側部とカーカスとで挟持したタイ
ヤにおいて、上記ベルト層側部とカーカスプライ端部の
間にタイヤの赤道面に対しベルト層の補強コードの傾斜
角度より小さい角度で配列したゴム引きコードの少なく
とも１枚のベルト補助層を介在させた構成になっている
ので、従来のこの種のものとくらべて著しくロードノイ
ズを低減することができるだけでなく、耐セパレーショ
ン特性及び操縦安定性の向上を図ることができる等の効
果を奏するものである。
タイヤは、左右一対の環状ビード部と、両ビード部をト
ロイド状に延びる繊維コードから成るラジアルカーカス
と、該カーカスのクラウン部に位置するトレッド部と、
上記カーカスとトレッド間に非伸長性コードをタイヤの
赤道面に対して浅い角度で傾斜配列して層の少なくとも
２枚を、それらコードが互いに交差するように重ね合わ
せたベルト層を含み、また上記カーカスプライの両端部
を各ビード部に埋設したビードリングの周りを軸方向外
向きに夫々巻き上げてベルト層側部と重なる位置まで延
長して、このベルト層側部とカーカスとで挟持したタイ
ヤにおいて、上記ベルト層側部とカーカスプライ端部の
間にタイヤの赤道面に対しベルト層の補強コードの傾斜
角度より小さい角度で配列したゴム引きコードの少なく
とも１枚のベルト補助層を介在させた構成になっている
ので、従来のこの種のものとくらべて著しくロードノイ
ズを低減することができるだけでなく、耐セパレーショ
ン特性及び操縦安定性の向上を図ることができる等の効
果を奏するものである。
【図１】本発明の実施例を示す空気入りタイヤの断面図
である。
である。
【図２】本発明の別の実施例を示す空気入りタイヤの断
面図である。
面図である。
【図３】比較例を示す空気入りタイヤの断面図である。
１ 空気入りタイヤ ２ ビードリング ３ カーカス ３1 カーカス折返し部 ３A カーカスの端部 ４ ベルト層 ４1 第１ベルト層 ４2 第２ベルト層 ４A ベルト層側部（第１ベルト層端） ４B ベルト層側部（第２ベルト層端） ５ ベルト補助層 ６ トレッド部
Claims (1)
- 【請求項１】 左右一対の環状ビード部と、両ビード部
をトロイド状に延びる繊維コードプライから成るラジア
ルカーカスと、該カーカスのクラウン部に位置するトレ
ッド部と、上記カーカスとトレッド間に非伸長性コード
をタイヤの赤道面に対して浅い角度で傾斜配列して層の
少なくとも２枚を、それらコードが互いに交差するよう
に重ね合わせたベルト層を含み、また上記カーカスプラ
イの両端部を各ビード部に埋没したビードリングの周り
を軸方向外向きに夫々巻き上げてベルト層側部と重なる
位置まで延長して、このベルト層側部とカーカスとで挟
持したタイヤにおいて、上記ベルト層側部とカーカスプ
ライ端部の間にタイヤの赤道面に対しベルト層の補強コ
ードの傾斜角度より小さい角度で配列したゴム引きコー
ドの少なくとも１枚のベルト補助層を介在させたことを
特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4043736A JPH05238208A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4043736A JPH05238208A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05238208A true JPH05238208A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12672072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4043736A Pending JPH05238208A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05238208A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002526311A (ja) * | 1998-10-02 | 2002-08-20 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | ラジアルタイヤクラウン補強体 |
| JP2005145446A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Goodyear Tire & Rubber Co:The | 空気入りタイヤ |
| JP2007045373A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りラジアルタイヤ |
| JP2008007022A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
| WO2009019915A1 (ja) | 2007-08-08 | 2009-02-12 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
| JP2010120478A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
| JP2011084152A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| DE102010042838A1 (de) | 2009-10-28 | 2011-05-05 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
| JP2012076690A (ja) * | 2010-10-05 | 2012-04-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
| JP2014111420A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-06-19 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4043736A patent/JPH05238208A/ja active Pending
Cited By (13)
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| US7086440B2 (en) * | 2003-11-14 | 2006-08-08 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire with annular reinforcing strip layer |
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