JP2007161027A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた高速耐久性及び操縦安定性を確保しつつ、軽量化を達成する。
【解決手段】タイヤ周方向に対して10〜35°の角度θ1で配列したスチールコード11cを有する第1のベルトプライ11、及び該第1のベルトプライ11の巾W1の50〜90%の巾W2を有するプライ主部13と、少なくとも前記プライ主部13の外端13eと第1のベルトプライ11の外端11eとの間の領域Yをのびるプライ副部14とを具える。プライ主部13は、タイヤ周方向に対して10〜35°の角度で配列しかつ前記スチールコード11cと交差する向きのスチールコード13cを有する。前記プライ副部14は、タイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回するスチールコード14cを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ベルト層を改善することにより、優れた高速耐久性を確保しながら軽量化を図りうる空気入りタイヤに関する。
ラジアルタイヤでは、図6に示すように、トレッド部aを補強し優れた操縦安定性及び耐久性を確保するために、タイヤの骨格をなすカーカスbの半径方向外側に、強靱なベルト層cを形成している。このベルト層cは、通常、スチールコードをタイヤ周方向に対して例えば15〜30°の角度で傾斜配列させた2枚のカットエンドのベルトプライc1,c2からなり、ベルトプライc1,c2を、各スチールコードがプライ間相互で交差するように傾斜の向きを違えて重置することによりベルト剛性を高め補強効果を向上させている。なおベルトプライc1,c2の外端間には、応力を緩和させる目的で、タイヤ軸方向に5±4mm程度の間隔fが設けられている。
しかしこのようなカットエンドのベルトプライc1,c2では、その外端部ceで各スチールコードが切断されて途切れるため、タイヤへの拘束力が弱くなる。そのため高速走行する際、遠心力によってトレッドショルダー部shが半径方向外方に迫り出す所謂リフティングが発生する。その結果、トレッドショルダー部shで歪と発熱が高まり、前記間隔fを設けたとしてもベルト層cの前記外端部ceにおいてコードルースが生じるなど高速耐久性能を低下させる。
そこで、例えば最高速度表記がHレンジ以上のタイヤにおいては、従来、前記ベルト層cの半径方向外側に、ナイロン等の有機繊維のバンドコードを周方向に螺旋巻きしたタガ効果の高いジョイントレスのバンドプライdを設け、ベルト層cの外端部ceでの拘束力を高めて前記リフティングを抑制している。(例えば特許文献1など参照)。
実開昭61−15604号公報
しかし、このようなバンドプライの形成は、タイヤ重量の増加によって燃費性を低下させるとともに、生産性の低下、コストの上昇などを招くという問題がある。
そこで本発明は、一方のベルトプライを、スチールコードが傾斜配列するカットエンドのプライ主部と、その両外側に延在しかつスチールコードが螺旋巻きするジョイントレスのプライ副部とで構成することを基本として、リフティングを効果的に抑制でき、優れた操縦安定性を確保しつつ高速耐久性を向上しうるとともに、軽量化を図りうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの半径方向外側に配されるベルト層とを具える空気入りタイヤであって、
前記ベルト層は、タイヤ周方向に対して10〜35°の角度で配列したスチールコードを有する第1のベルトプライと、この第1のベルトプライの半径方向内側又は外側に配される第2のベルトプライとからなり、
かつ該第2のベルトプライは、
タイヤ周方向に対して10〜35°の角度で配列しかつ前記第1のベルトプライのスチールコードと交差する向きに傾斜するスチールコードを有するとともに、前記第1のベルトプライのタイヤ軸方向の巾W1の50〜90%の巾W2を有するプライ主部と、
タイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回するスチールコードを有し、かつ少なくとも前記プライ主部の外端と第1のベルトプライの外端との間の領域をのびるプライ副部とを具えることを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記第1のベルトプライの巾W1は、前記トレッド部の接地巾TWの80〜120%の範囲としたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記プライ副部は、前記プライ主部の外端部とその半径方向外側で重置する重なり部を有し、かつ該重なり部のタイヤ軸方向の長さを5〜50mmの範囲としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記プライ副部は、前記第1のベルトプライの外端をこえてタイヤ軸方向外方にのびる延出部を有し、かつ該延出部のタイヤ軸方向の長さを5〜30mmの範囲としたことを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記プライ副部は、前記第1のベルトプライの半径方向外側に配されることを特徴としている。
前記「接地巾TW」とは、正規リムにリム組しかつ正規内圧を充填した正規内圧状態のタイヤに正規荷重を付加して平面に接地させたときに接地するトレッド接地領域の外端(接地端という)間のタイヤ軸方向の巾を意味する。また前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。また前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。又前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"に0.88を乗じた荷重を意味する。
又本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、前記正規内圧状態で特定される値とする。
本発明は叙上の如く構成しているため、バンドプライ等のコード補強層を設けることなく高速走行に伴うリフティングを抑制でき、優れた高速耐久性、及び操縦安定性を確保しつつ、軽量化を達成することができる。又生産性の向上、コストの低減などにも大きく貢献できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤが、最高速度表記がHレンジ以上の乗用車用タイヤでる場合を例示する正規内圧状態における断面図である。
図1において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具える。なおベルト層7の外側には、有機繊維のバンドコードを用いた従来的なバンド層などは、形成されていない。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば65〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。カーカスコードとしては、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの有機繊維コードが、軽量化の観点から好適に採用される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。そして、該プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5から半径方向外方に向かって先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8を配設している。
本例では、カーカス6は、前記プライ折返し部6bのビードベースラインBLからの半径方向高さh0を、ビードエーペックスゴム8の半径方向高さh1よりも大とした所謂ハイターンアップ構造なし、これによってタイヤ横剛性を高めている。前記ビードエーペックスゴム8の前記高さh1は、特に規制されないが、従来的なタイヤと同様、タイヤ断面高さHの25%〜40%の範囲が好ましく、又プライ折返し部6bは、その高さh0が前記エーペックス高さh1より大であれば、タイヤ最大巾位置Pmよりも半径方向内側、外側、或いは本例の如くタイヤ最大巾位置Pmの近傍で終端することもできる。なお、前記「ビードベースラインBL」とは、タイヤが基づく規格で定められるリム径位置を通るタイヤ軸方向線を意味する。
次に、前記ベルト層7は、半径方向内外に配される第1、第2のベルトプライ11、12からなり、それぞれタイヤ赤道Cを中心として配置される。本例では、半径方向内側に第1のベルトプライ11が配される場合を例示する。
前記第1のベルトプライ11は、図3に示すように、スチールコード11c(ベルトコード)をタイヤ周方向に対して10〜35°の角度θ1で傾斜配列したカットエンドプライからなり、そのタイヤ軸方向の巾W1は、従来的なタイヤと同様、トレッド部2の接地巾TWの80〜120%の範囲に設定される。
これに対して、前記第2のベルトプライ12は、トレッド中央に配されるプライ主部13と、少なくとも前記プライ主部13の外端13eと第1のベルトプライ11の外端11eとの間の領域Y(図2、3に示す)を含む範囲をのびるプライ副部14とから形成される。
前記プライ主部13は、スチールコード13c(ベルトコード)をタイヤ周方向に対して10〜35°の角度θ2で傾斜配列したカットエンドプライからなり、スチールコード11c、13cが互いに交差するように、前記第1のベルトプライ11とはコードの傾斜の向きを違えて配される。又プライ主部13のタイヤ軸方向の巾W2は、第1のベルトプライ11の前記巾W1の50〜90%と従来に比して狭く設定される。なお従来的な乗用車用タイヤでは、93%以上とほぼ同幅に設定されている。
又前記プライ副部14は、スチールコード14c(ベルトコード)をタイヤ周方向に対して5°以下の角度θ3で螺旋状に巻回したジョイントレスプライからなり、少なくとも前記外端11e、13e間の領域Yをのびる。本例では、プライ副部14の内端側に、前記プライ主部13の外端部とは半径方向外側で重置する重なり部14iを有するとともに、外端側に、第1のベルトプライ11の前記外端11eをこえてタイヤ軸方向外方にのびる延出部14oを有するものを例示している。なおプライ副部14は、具体的には、1本ないし複数本(本例では複数本)のスチールコード14cをトッピングゴムで被覆した小幅のストリップ15(図4に示す)を用い、このストリップ15を螺旋状に順次巻き付けることにより形成される。該ストリップ15を螺旋状に巻き付ける態様としては、例えばストリップ15の側縁が互いに接する態様、オーバラップする態様、或いは離間させる態様のいずれでも良いが、均一性や拘束力の観点から接する態様が好ましい。
このようなベルト層7は、トレッド中央側では、第1のベルトプライ11のスチールコード11cと、プライ主部13のスチールコード13cとが、従来と同様、(θ1+θ2)の角度αaで互いに交差するため、ベルト剛性を高めトレッド部2を強固に補強できる。又トレッドショルダ側では、第1のベルトプライ11のスチールコード11cと、プライ副部14のスチールコード14cとの交差角度αbが、前記交差角度αaのほぼ1/2となるため、ベルト剛性はトレッド中央側に比しては減少する。しかしプライ副部14にスチールコード14cが用いられること、並びに半径方向への拘束力が高くタガ効果に優れるジョイントレス構造がプライ副部14に採用されることにより、十分なコーナリングフォースを発生させることができ、優れた操縦安定性を発揮しうるとともに、リフティングを効果的に抑制でき、バンドプライなどの他のコード補強層を有する従来的なタイヤと同レベルもしくはそれ以上の高レベルまで高速耐久性を向上させることが可能となる。
このとき、前記第1のベルトプライ11の巾W1が接地巾TWの80%未満、及び前記プライ主部13の巾W2が前記第1のベルトプライ11の巾W1の50%未満では、トレッド面全体の剛性が減じ、コーナリングフォースを不充分とするなど操縦安定性の低下を招く。逆に、前記第1のベルトプライ11の巾W1が接地巾TWの120%を超えると、第1のベルトプライ11の外端11eがタイヤ外側面に近づきすぎて外端11eの歪みが増加し損傷を招きやすくなる。又前記プライ主部13の巾W2が前記第1のベルトプライ11の巾W1の90%を超えると、軽量化のメリットが少なくなるとともに、第1のベルトプライ11及びプライ主部13の各外端11e、13e、及びプライ副部14の外端が互いに近接するため、応力が集中する傾向となり、通常走行において損傷を招きやすくする。このような観点から、前記巾W2は、その下限値を前記巾W1の50%以上とするのが望ましく、又上限値を巾W1の90%以下とするのが望ましい。
又耐久性の更なる向上のために、前記重なり部14iのタイヤ軸方向の長さLiを5〜50mmの範囲、又前記延出部14oのタイヤ軸方向の長さLoを5〜30mmの範囲とするのが好ましい。前記長さLi、Loが5mm未満、及び5mm未満では、各前記外端11e、13eへの被服保護の効果が不充分となり、外端11e、13eでコードルースの傾向を招くなど耐久性の更なる向上が見込めなくなる。又前記長さLiが50mmを超えると、軽量化に不利となるだけでなく、前記重なり部14iの位置で剛性が不均一に高まり、乗り心地性を低下させる。又前記長さLoが30mmを超えると、軽量化に不利となるだけでなく、タイヤ外側面に近づきすぎて損傷を招きやすくなる。
ここで前記ベルト層7では、スチールコード11c、13c、14cのコード構成(材質、撚り構造、太さ等を含む)、コード打ち込み密度などは、タイヤの種類、サイズ、要求特性に応じて、第1のベルトプライ11、第2のベルトプライ12のプライ主部13、プライ副部14毎に設定することができる。しかし、前記プライ主部13としては、第2のベルトプライ11と同じプライ材料を使用する、即ちスチールコード13c、11c、コード角度θ1、θ2、およびコード打ち込み密度をそれぞれ実質的に同一とし、コードの傾斜方向及び巾W1、W2のみ相違させるのがバランスの観点から好ましい。又プライ副部14としては、スチールコード14Cをプライ主部13のスチールコード13Cよりも剛性の低いものとすることが、成形時及び加硫時におけるストレッチの点から望ましい。これはプライ主部のカットベルトと異なりジョイントレス構造をとるためのびないことによる製造工程における損傷を回避するためである。又は剛性が高いと乗心地が悪化するためである。なお前記「実質的に」とは、部品の誤差、タイヤ組立て誤差、成形誤差を許容する範囲を意味する。又コード打ち込み密度とは、コードと直角方向の巾5cm当たりのコードの打ち込み本数を意味する。
なお要求により、前記ベルト層7の半径方向外側に、有機繊維コード或いはスチールコードであるバンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋巻きしたバンド層(図示しない)をさらに形成しても良い。
又図5(A)〜(C)に、ベルト層7の他の実施例を示す。図5(A)、(B)の例では、プライ副部14には、重なり部14iがなく、プライ主部13とプライ副部14とが端部を突き合わせて配されている。なお延出部14oを削除しても良い。又図5(B)では、半径方向内側に第2のベルトプライ12が配されているが、スチールコードのプライ副部14によってリフティングが抑制されるため、高速耐久性を高めることができる。又図5(C)では、プライ主部13とプライ副部14とが、第1のベルトプライ11を隔てて半径方向内外に配されている。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造をなすタイヤサイズが195/65R15 91Hのタイヤを、表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤの重量、コーナリングフォース、一般耐久性、高速耐久性、乗り心地性を評価した。なおベルト層及びバンド層以外の仕様は実質的に同一である。
第1のベルトプライにおけるスチールコードのコード構成は2+2/0.23、コード打ち込み密度は38本/5cmであり、第2のベルトプライのプライ主部におけるスチールコードのコード構成は2+2/0.23、コード打ち込み密度は38本/5cmであり、プライ副部におけるスチールコードのコード構成は3×3/0.20、コード打ち込み密度は30本/5cmである。
又バンド層は、バンドコード(コード構成:ナイロン1400dtex/2)を螺旋巻きしたジョイントレスプライからなり、ベルト層の全巾を覆うものをフルバンドプライ(表中FBと表記)、ベルト層の外端部のみを覆うものをエッジバンドプライ(表中EBと表記)と記載した。
(1)タイヤ質量;
タイヤ1本当たりの質量を測定し、比較例1を100とする指数で表示している。指数の小さい方が軽量である。
(2)コーナリングフォース(CF);
室内試験器を用い、リム(15×6JJ)、内圧(200kPa)、スリップ角(4°)、縦荷重(4.35kN)の条件にて測定し、比較例1を100とする指数で表示している。指数の大きい方がコーナリングフォースが大きく操縦安定性に優れている。
(3)一般耐久性;
ドラム走行試験機を用い、リム(15×6JJ)、内圧(200kPa)、荷重(6.96kN)、速度(80km/H)の条件にて走行させ、損傷するまでの走行時間を比較例1を100とした指数によって比較した。数値が大きいほど優れている。
(4)高速耐久性;
ドラム走行試験機を用い、リム(15×6JJ)、内圧(190kPa)、荷重(6.96kN)、速度(160km/H)の条件にて走行させ、損傷するまでの走行時間を比較例1を100とした指数によって比較した。数値が大きいほど優れている。
(5)乗り心地性;
試供タイヤを、リム(15×6JJ)、内圧(200kPa)にて国産FF乗用車(排気量2000cc)の全輪に装着し、2名乗車してアスファルトのタイヤテストコースを走行し、ドライバーの官能評価により比較例1を6とする10点法で評価した。数値が大きいほど優れている。
Figure 2007161027
表の如く、実施例のタイヤは、バンド層を排除し軽量化を図った場合にも、バンド層を有する比較例1のタイヤ以上の高レベルまで一般耐久性、高速耐久性を向上しうるのが確認できる。又プライ主部の巾W2の調整により、操縦安定性及び乗り心地性を比較例1より高めうることも確認できる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 そのトレッド部を拡大して示す断面図である。 ベルト層のコード配列を平面に展開して示す展開図である。 ストリップを示す斜視図である。 (A)〜(C)はベルト層の他の例を示す略図である。 従来タイヤの構造を略字する断面図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
11 第1のベルトプライ
11c、13c、14c スチールコード
12 第2のベルトプライ
13 プライ主部
14 プライ副部
14i 重なり部
14o 延出部
Y 領域

Claims (5)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内方かつ前記カーカスの半径方向外側に配されるベルト層とを具える空気入りタイヤであって、
    前記ベルト層は、タイヤ周方向に対して10〜35°の角度で配列したスチールコードを有する第1のベルトプライと、この第1のベルトプライの半径方向内側又は外側に配される第2のベルトプライとからなり、
    かつ該第2のベルトプライは、
    タイヤ周方向に対して10〜35°の角度で配列しかつ前記第1のベルトプライのスチールコードと交差する向きに傾斜するスチールコードを有するとともに、前記第1のベルトプライのタイヤ軸方向の巾W1の50〜90%の巾W2を有するプライ主部と、
    タイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回するスチールコードを有し、かつ少なくとも前記プライ主部の外端と第1のベルトプライの外端との間の領域をのびるプライ副部とを具えることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1のベルトプライの巾W1は、前記トレッド部の接地巾TWの80〜120%の範囲としたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ
  3. 前記プライ副部は、前記プライ主部の外端部とその半径方向外側で重置する重なり部を有し、かつ該重なり部のタイヤ軸方向の長さを5〜50mmの範囲としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記プライ副部は、前記第1のベルトプライの外端をこえてタイヤ軸方向外方にのびる延出部を有し、かつ該延出部のタイヤ軸方向の長さを5〜30mmの範囲としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに載の空気入りタイヤ。
  5. 前記プライ副部は、前記第1のベルトプライの半径方向外側に配されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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