JP3540966B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽量化しつつランフラット性能を向上しうる空気入りタイヤ、とりわけ乗用車用として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、パンク等によりタイヤの空気抜けが生じた場合にも継続して走行を可能とする、いわゆるランフラット性能を具えた空気入りタイヤが種々開発されている。このようなタイヤは、安全な場所まで車を走行させてタイヤ交換等を行うことを可能とし、またスペアタイヤの搭載を不要とすることで車両の荷室スペースを拡大するのに役立つ。
【0003】
この種のタイヤは、一般的にサイドウオール部内側に断面略三日月状の補強ゴム層を具えており、パンク時には該補強ゴム層がタイヤの縦たわみを軽減し、カーカスなどの構造破壊を遅らせうる。しかし、前記縦たわみを軽減しランフラット性能を得るためには、該補強ゴム層のボリュームが多く必要であり、タイヤの大幅な重量増加を招きやすい。
【0004】
また特開平6−143947号公報、特開平6−183222号公報、特開平7−117420号公報などでは、タイヤのサイドウォール部を補強するものとして、図4に示すように、スチールコードからなるコード補強層aを配することが提案されている。このようなコード補強層は、前記補強ゴム層に比べるとタイヤの重量増加を抑制しうるものの、通常、そのタイヤ半径方向の外端a1が、屈曲の激しいサイドウォール部b内で終端しているため、パンク走行時には、この外端a1を起点としたクラックが早期に生じ実質的なパンク時の走行性能を得ることができない。
【0005】
本発明は、このような実状に鑑み案出なされたもので、サイドウォール部に、スチールコードからなるコード補強層を設けるとともに、そのタイヤ半径方向内外の端部の位置などを適切に規制することを基本として、タイヤ重量の大幅な増加を伴うことなくランフラット性能を向上しうる空気入りラジアルタイヤ、とりわけ乗用車用ラジアルタイヤを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、ビード部に埋設された一対のビードコア間をトロイド状に跨るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配置されたベルト層とを有する偏平率が50%以下の空気入りラジアルタイヤであって、前記カーカスは、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至る本体部と、この本体部に連なりかつ前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返した折返し部とを有する有機繊維コードからなる1枚の折り返しプライから形成され、かつ前記サイドウォール部に、スチールコードを並列したコード補強層を設けるとともに、前記コード補強層は、そのタイヤ半径方向の外端が前記カーカスと前記ベルト層との間で終端しかつ前記ベルト層と重なり合うタイヤ軸方向の重なり長さが該ベルト層のタイヤ軸方向の最大幅の0.05〜0.4倍であり、しかも正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の正規状態において、前記コード補強層のタイヤ半径方向の内端が、前記正規リムのリムフランジのタイヤ半径方向の最外側端よりもタイヤ半径方向内側で終端し、かつ前記ビード部は、前記本体部と折返し部との間を前記ビードコアの外面からタイヤ半径方向外側にのびるJISA硬度が60〜99゜の硬質ゴムからなるビードエーペックスを具えるとともに、前記コード補強層は、少なくとも一部が前記ビードエーペックスと前記本体部との間をのびることを特徴としている。
【0007】
ここで、「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば”Design Rim、或いはETRTOであれば"Measuring Rim" となる。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば"INFLATION PRESSURE"であるが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。
【0008】
また請求項2記載の発明は、前記ビード部は、正規リムのリムフランジのタイヤ半径方向外側を覆うように突出しパンク時にリムフランジと当接することにより、タイヤサイド部の過度の縦撓みを抑制するリムプロテクタを具えることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を乗用車用空気入りラジアルタイヤを例にとり図面に基づき説明する。図1には、正規リムRにリム組みして正規内圧を充填しかつ無負荷とした正規状態のタイヤ子午線右半分断面図を示している(左断面もほぼ対称に構成される。)。図において、本実施形態の空気入りラジアルタイヤ1は、トレッド部2と、その両側からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、該サイドウォール部3の内方端に設けられかつ前記正規リムRにリム組みされる一対のビード部4とを具える。
【0013】
また空気入りラジアルタイヤ1は、前記ビード部4に埋設された一対のビードコア間5をトロイド状に跨るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配置されたベルト層7とを有し、本例ではタイヤ断面巾Wとタイヤ断面高さHとの比(H/W)から求まる偏平率が50%以下のものが例示される。このような低偏平率のタイヤでは、サイドウォール部3のタイヤ半径方向の長さ相対的に小であるため、本来的に横剛性が高く、ランフラット走行に適している。また本例では、前記ビード部4にリムフランジRFのタイヤ半径方向外側を覆うように突出したリムプロテクタ10を具えたタイヤが例示されている。このようなリムプロテクタ10は、パンク時にはリムフランジRFと当接することにより、タイヤサイド部の過度の縦撓みを抑制できる。なお前記タイヤの断面巾Wは、このリムプロテクタ10や装飾マークなどを除いた図中一点鎖線で示す位置にて測定する。
【0014】
前記カーカス6は、例えばポリエステル、ナイロン、レーヨン、アラミドなどの有機繊維からなるカーカスコードの配列体をトッピングゴムにて被覆したプライから構成され、本例では、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至る本体部6aと、この本体部6aに連なりかつ前記ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返した折返し部6bとを有する1枚の折り返しプライ6Aにて構成されたものが例示される。また前記折り返しプライ6Aは、前記カーカスコードを例えばタイヤ赤道Cに対して80〜90゜の角度で傾けて配列している。なお折り返しプライ6Aは、前記折返し部6bのビードベースラインからの高さhaを、タイヤ断面高さHの50%以上、より好ましくは折返し部6bの端部を前記ベルト層7の半径方向内側まで延在させたいわゆる超ハイターンアップ構造としてサイドウォール部3をさらに補強するのが好ましい。なおこのとき、折返し部6bと前記ベルト層7とのタイヤ軸方向の重なり長さは、ベルト層7の最大巾BWの0.05〜30%とするのが望ましい。
【0015】
また前記本体部6aと折返し部6bとの間には、前記ビードコア5の外面からタイヤ半径方向外側へ先細状でのびるビードエーペックス8が配されている。該ビードエーペックス8は、例えばサイドウォール部3に配されるサイドウォールゴムなどよりも硬質のゴムからなり、ビード部4の曲げ剛性を高めるのに役立つ。このようなビードエーペックス8は、例えばJISA硬度が60〜99゜、好ましくは70〜99゜の硬質ゴムを用いるのが好ましい。またビードベースラインBLからビードエーペックス8の外端までの高さであるビードエーペックス高さは、本例ではタイヤ断面高さHの40〜60%程度としたものを例示している。
【0016】
また前記ベルト層7は、例えばスチールからなるベルトコードをタイヤ赤道Cに対して小角度、例えば10〜35゜で傾けて配列した2枚のベルトプライ7A、7Bから構成される。また各プライ7A、7Bは、ベルトコードがプライ間で交差するように向きを違えて積層されており、カーカス6を強固にタガ締めしトレッド部2の剛性を高めうる。また、ベルトコードには、アラミド、レーヨン等の高弾性の有機繊維コードも必要に応じて組み入れることができる。なおベルト層7は、そのタイヤ軸方向の最大巾BWの巾中心を実質的にタイヤ赤道Cに揃えて配置される。なお図示していないが、例えばベルト層7のタイヤ半径方向外側に、ナイロンコードなどの有機繊維コードを実質的にタイヤ周方向に平行に配列したバンド層などを設けることも好ましく実施しうる。
【0017】
また本実施形態のタイヤは、サイドウォール部3に、スチールコードを並列してゴム引きした1枚のプライからなるコード補強層9を設けている。このようなコード補強層9によって、タイヤの横剛性を高め、パンク走行時の縦撓み量を低減するのに役立つ。なおコード補強層9の補強コードに有機繊維コードを用いた場合には、横剛性の向上効果が十分ではないため好ましくない。本例のコード補強層9は、1×3×0.27の構成を有するスチールコードを、5cm当たり30〜45本、本例では約40本の打ち込み本数で配列したプライから構成される。またコード補強層9のコード角度は、タイヤ周方向に対して10〜90゜とするのが望ましい。前記コード角度が10゜未満であると、実質的にサイド部の剛性を補強し得ない傾向があり、より好ましくは30〜80゜、さらに好ましくは35〜70゜とする。
【0018】
そして、本実施形態ではコード補強層9のタイヤ半径方向の外端9o及び内端9iの位置を次の如く規制している。先ずコード補強層9のタイヤ半径方向の外端9oは、前記カーカス6とベルト層7との間で終端させている。またコード補強層9と該ベルト層7とは、図1に示す如くタイヤ半径方向内外で重なり合うとともに、この部分のタイヤ軸方向に沿った重なり長さLは、該ベルト層7の前記最大巾BWの0.05〜0.4倍、より好ましくは0.1〜0.3倍、さらに好ましくは0.15〜0.25倍に設定されるのが望ましい。一般に、スチールコードを用いたプライの端部には、メッキが施されていないコード切断端が現れるため、ゴムとの接着強度に劣る。そこで、本実施形態のようにスチールコードからなるコード補強層9の外端9oを、パンク走行時においても撓みの少ないベルト層7の内側に位置させることにより、従来、外端9oで生じがちであったクラック等の損傷を効果的に抑制でき、ランフラット走行距離を増大しうる。
【0019】
なお前記重なり長さLが、ベルト層7のタイヤ軸方向の最大幅BWの0.05倍未満であると、コード補強層9の外端9oとベルト層7の端縁とが近接する傾向にあり、むしろこの部分での損傷を誘発するおそれがあり、逆に前記重なり長さLが、ベルト層7のタイヤ軸方向の最大幅BWの0.4倍を超えると、一対のコード補強層9の外端9o、9o同士が接近し、同様に損傷の起点となり易いほか、タイヤ重量を不必要に増加させるなどの不具合がある。
【0020】
次にコード補強層9の内端9iは、前記正規状態において、該正規リムRのリムフランジRFのタイヤ半径方向の最外側端Eよりもタイヤ半径方向内側で終端させる。これにより、コード補強層9の内端9iも、パンク走行時でも撓みの少ないビードエーペックス8とリムJのリムフランジRFとの間で保持されるため、該内端9iが損傷の起点になるのも効果的に防止しうるとともに、タイヤサイド部を広範囲に亘り補強しうる。なおコード補強層9の内端9iは、前記リムフランジRFのタイヤ半径方向の最外側端Eよりもタイヤ半径方向内側で終端するものであれば、種々の位置に設定することができ、本例では前記最外側端Eからタイヤ半径方向内方に小距離Xを隔てて終端している。この小距離Xは、例えば5〜15mm、より好ましくは10〜15mmとするのが望ましい。なお本例では前記内端9iがビードコア5に至らずに終端するものが例示されている。
【0021】
このように、本実施形態では低偏平率の空気入りラジアルタイヤにおいて、スチールコードからなるコード補強層9をサイドウォール部3に配するとともに、その外端9o及び内端9iの位置を規制したことにより、タイヤの重量増加を伴うことなく横剛性を高め、パンク時でも撓みを少なくして比較的長距離のランフラット走行を可能とする。また前記コード補強層9の外端9o及び内端9iが、いずれもパンク時も撓みの少ない領域に配される結果、該端部を起点とする損傷を長期に亘り抑制でき、さらにランフラット走行距離を増大しうる。
【0022】
また本実施形態のコード補強層9は、その一部が前記折り返しプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間をのびるが、本例では少なくとも一部が前記ビードエーペックス8と前記折返し部6bとの間をのびるように配されたものが例示されている。このため、コード補強層9のタイヤ軸方向外側をそれよりも剛性の小さな有機繊維のカーカスコードで覆うことにより、サイドウォール部3のゴムとの剛性段差が緩和され、より耐久性を向上できる。
【0023】
図2では、前記コード補強層9は、少なくとも一部が前記折返し部6bのタイヤ軸方向外側をのびるものが例示されている。つまり、この例ではコード補強層9がカーカス6の外側に配されている。また図3に示すものでは、コード補強層9は、少なくとも一部が前記ビードエーペックス8と前記折り返しプライ6Aの本体部6aとの間をのびるものが例示されている。
【0024】
特に図2に示すものでは、前記折返し部6bの外端が前記コード補強層9によって覆われるため、該折返し部6bの外端とサイドウォールゴムとの干渉を抑えることができ、より高いランフラット走行性能を発揮することができる。なお図1に示すタイヤにおいては、前記折返し部6bをベルト層7の半径方向内外まで延在させることにより、さらに高いランフラット性能を発揮させることが可能である。
【0025】
以上本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、例えばコード補強層を複数枚としたり、また小型トラック用タイヤなどにも好適に使用しうる。
【0026】
【実施例】
タイヤサイズが225/40ZR18である図1〜3に示した乗用車用ラジアルタイヤを試作し、タイヤ重量を測定するとともに実車によるランフラット性能を評価した。なお比較のために、本発明外の乗用車用ラジアルタイヤ(コード補強層の外端がサイドウォール部にて終端しているもの)についても併せて試作し(従来例)、性能を比較した。またランフラット性能は、タイヤを18×8JJの正規リムにリム組みしかつ内圧100kPaを充填するとともに、荷重4400N、速度80km/Hでドラム(外径1707.6mm)上を30分間予備走行を行なった後、タイヤバルブを外し内圧0kPaの状態で荷重4400N、速度80km/Hで同一ドラム上をさらに走行させ、タイヤが破壊するまでの走行時間を測定した。またタイヤの内部の共通仕様は次の通りである。
(カーカス)
カーカスコードの材質:ポリエステル
カーカスコードの繊度:1670dtex/2
カーカスコードの角度:タイヤ赤道に対して90゜
(ベルト層)
ベルトコードの材質:スチール
ベルトコードの構成:1×4×0.27
ベルトコードの角度:タイヤ赤道に対して24゜
ベルトコード打込数:40本/5cm
ベルト層の最大幅 :200mm
(コード補強層)
補強コードの材質:スチール
補強コードの構成:1×3×0.27
補強コードの角度:タイヤ周方向に対して40゜
補強コード打込数:40本/5cm
テストの結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 0003540966
【0028】
テストの結果、実施例のタイヤでは、重量を著しく増大することなくランフラット性能を向上していることが確認できる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、低偏平率の空気入りラジアルタイヤのサイドウォール部に、スチールコードからなるコード補強層を設けるとともに、その外端及び内端の位置を適切に規制したことにより、タイヤの重量増加を伴うことなく横剛性を高め、パンク時でもタイヤの縦撓みを減じ比較的長距離のランフラット走行を可能とする。また前記コード補強層の外端及び内端が、いずれもパンク時でも撓みの少ない領域に配される結果、該端部を起点とするクラックが生じにくく長期に亘りタイヤの構造破壊を抑制でき、さらにランフラット走行距離を増大しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の一形態を示すタイヤの右半分断面図である。
【図2】他の実施形態を示すタイヤの右半分断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示すタイヤの右半分断面図である。
【図4】従来の空気入りタイヤの部分断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A 折り返しプライ
6a 本体部
6b 折返し部
7 ベルト層
8 ビードエーペックス
9 コード補強層

Claims (2)

  1. ビード部に埋設された一対のビードコア間をトロイド状に跨るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配置されたベルト層とを有する偏平率が50%以下の空気入りラジアルタイヤであって、
    前記カーカスは、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至る本体部と、この本体部に連なりかつ前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返した折返し部とを有する有機繊維コードからなる1枚の折り返しプライから形成され、
    かつ前記サイドウォール部に、スチールコードを並列したコード補強層を設けるとともに、
    前記コード補強層は、そのタイヤ半径方向の外端が前記カーカスと前記ベルト層との間で終端しかつ前記ベルト層と重なり合うタイヤ軸方向の重なり長さが該ベルト層のタイヤ軸方向の最大幅の0.05〜0.4倍であり、
    しかも正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の正規状態において、前記コード補強層のタイヤ半径方向の内端が、前記正規リムのリムフランジのタイヤ半径方向の最外側端よりもタイヤ半径方向内側で終端し、
    かつ前記ビード部は、前記本体部と折返し部との間を前記ビードコアの外面からタイヤ半径方向外側にのびるJISA硬度が60〜99゜の硬質ゴムからなるビードエーペックスを具えるとともに、
    前記コード補強層は、少なくとも一部が前記ビードエーペックスと前記本体部との間をのびることを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記ビード部は、正規リムのリムフランジのタイヤ半径方向外側を覆うように突出しパンク時にリムフランジと当接することにより、タイヤサイド部の過度の縦撓みを抑制するリムプロテクタを具えることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
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