JP2002000010A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2002000010A
JP2002000010A JP2000194575A JP2000194575A JP2002000010A JP 2002000010 A JP2002000010 A JP 2002000010A JP 2000194575 A JP2000194575 A JP 2000194575A JP 2000194575 A JP2000194575 A JP 2000194575A JP 2002000010 A JP2002000010 A JP 2002000010A
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Japan
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lever
planting
marker
mar
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Application number
JP2000194575A
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English (en)
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Masabumi Saeki
正文 佐伯
Mitsuo Konda
満夫 根田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗の植付けを行う場合、次行程での植付け作
業時における機体の進行方向の目印となる線を圃場面に
引く為に、線引きマーカーを機体の左右にそれぞれ設け
たものがある。そして、この線引きマーカーは、操縦ハ
ンドルの側方に設けた左右操作レバーにて各々格別に線
引き作業位置と収納位置とに切替えれるものであった。
このような移植機では、畦際で機体を旋回させる時に、
操縦ハンドルの側方に設けた左右操作レバーを操作しな
ければならないので、その操作が煩わしく、然も、その
収納操作を忘れてしまうと植付け済の苗を倒してしまう
倶れがあった。 【解決手段】 機体の左右に設けたマー力ー13a・1
4aを線引き作用状態と収納状態とに切替え操作可能に
設けた移植機において、線引き作用状態にあるマー力ー
13a・14aを収納状態に切替えるマーカー作動状態
切替レバー33を操縦部11近くに設けた移植機とした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、線引きマー力ー
を設けた移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来の移植機には、苗の植付けを
行う場合、畦際で旋回した後の(次行程での)植付け作
業時における機体の進行方向の目印となる線を圃場面に
引く為に、線引きマーカーを機体の左右にそれぞれ設け
たものがある。そして、この線引きマーカーは、操縦ハ
ンドルの側方に設けた左右操作レバーにて各々格別に線
引き作業位置と収納位置とに切替えれるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の移
植機では、畦際で機体を旋回させる時に、操縦ハンドル
の側方に設けた左右操作レバーを操作しなければならな
いので、その操作が煩わしく、然も、その収納操作を忘
れてしまうと植付け済の苗を倒してしまう倶れがあっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来の課題
を解決するために、請求項1記載の発明は、機体の左右
に設けたマー力ー13a・14aを線引き作用状態と収
納状態とに切替え操作可能に設けた移植機において、線
引き作用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状態
に切替えるマーカー作動状態切替レバー33を操縦部1
1近くに設けた移植機としたものであり、請求項2記載
の発明は、機体の左右に設けたマー力ー13a・14a
を線引き作用状態と収納状態とに切替え操作可能に設け
た移植機において、操縦部11近くに設けた植付操作レ
バー19または油圧操作レバー20の操作にて線引き作
用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状態に切替
えるように構成すると共に、植付操作レバー19または
油圧操作レバー20の操作に係わらず線引き作用状態に
あるマー力ー13a・14aを収納状態に切替えるマー
カー作動状態切替レバー33を操縦部11近くに設けた
移植機としたものであり、請求項3記載の発明は、機体
の左右に設けたマー力ー13a・14aを線引き作用状
態と収納状態とに切替え操作可能に設けた移植機におい
て、操縦部11近くに設けた植付操作レバー19または
油圧操作レバー20の操作にて線引き作用状態にあるマ
ー力ー13a・14aを収納状態に切替えるように構成
すると共に、植付操作レバー19または油圧操作レバー
20の操作に係わらずマー力ー13a・14aを線引き
作用状態に固定できるマーカー作動状態切替レバー33
を操縦部11近くに設けた移植機としたものである。
【0005】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明は、機体の左右
に設けたマー力ー13a・14aを線引き作用状態と収
納状態とに切替え操作可能に設けた移植機において、線
引き作用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状態
に切替えるマーカー作動状態切替レバー33を操縦部1
1近くに設けた移植機としたので、畦際で機体を旋回さ
せる時に、操縦部11近くにあるマーカー作動状態切替
レバー33を操作することにより、簡単に且つ能率良く
線引き作用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状
態に切替えることができ、作業性がとても良くて従来例
の課題を簡潔な構成で解消することができる。
【0006】請求項2記載の発明は、機体の左右に設け
たマー力ー13a・14aを線引き作用状態と収納状態
とに切替え操作可能に設けた移植機において、操縦部1
1近くに設けた植付操作レバー19または油圧操作レバ
ー20の操作にて線引き作用状態にあるマー力ー13a
・14aを収納状態に切替えるように構成したので、畦
際で機体を旋回させる時に、必然的に操作する植付操作
レバー19または油圧操作レバー20の操作にて線引き
作用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状態に切
替えることができ、従来例のように収納操作を忘れてし
まい植付け済の苗を倒してしまうような倶れが解消され
る。また、植付操作レバー19または油圧操作レバー2
0の操作に係わらず線引き作用状態にあるマー力ー13
a・14aを収納状態に切替えるマーカー作動状態切替
レバー33を操縦部11近くに設けた移植機としたの
で、作業形態の必要に応じて、操縦部11近くにあるマ
ーカー作動状態切替レバー33を操作することにより、
簡単に且つ能率良く線引き作用状態にあるマー力ー13
a・14aを収納状態に切替えることができ、作業性が
とても良くて従来例の課題を簡潔な構成で解消すること
ができる。
【0007】請求項3記載の発明は、機体の左右に設け
たマー力ー13a・14aを線引き作用状態と収納状態
とに切替え操作可能に設けた移植機において、操縦部1
1近くに設けた植付操作レバー19または油圧操作レバ
ー20の操作にて線引き作用状態にあるマー力ー13a
・14aを収納状態に切替えるように構成したので、畦
際で機体を旋回させる時に、必然的に操作する植付操作
レバー19または油圧操作レバー20の操作にて線引き
作用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状態に切
替えることができ、従来例のように収納操作を忘れてし
まい植付け済の苗を倒してしまうような倶れが解消され
る。また、植付操作レバー19または油圧操作レバー2
0の操作に係わらずマー力ー13a・14aを線引き作
用状態に固定できるマーカー作動状態切替レバー33を
操縦部11近くに設けた移植機としたので、作業形態の
必要に応じて、操縦部11近くにあるマーカー作動状態
切替レバー33を操作することにより、簡単に且つ能率
良くマー力ー13a・14aを線引き作用状態に切替え
操作することができ、作業性がとても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例である4条植
え歩行型田植機を図面に基づき詳細に説明する。前部に
エンジン1と該エンジン1の駆動力を変速して伝達する
ミッションケース2とが設けられ、該ミッションケース
2の後端部に固定されたフレーム3の後端部に植付伝動
ケース4が設けられ、該植付伝動ケース4の後部にハン
ドル支持フレーム5が固定されて機体が構成されてい
る。
【0009】ミッションケース2の左右両側には左右伝
動ケース6・6の前部が回動自在に支持され、該左右伝
動ケース6・6の後部に左右駆動車輪7・7が軸架され
て、油圧装置8にて左右伝動ケース6・6を回動させる
ことにより左右駆動車輪7・7が上下方向に移動される
構成となっている。
【0010】また、左右駆動車輪7・7の間には中央整
地フロート9が設けられており、左右駆動車輪7・7の
外側方には左右側部整地フロート10・10が設けられ
ている。そして、中央整地フロート9の前部の上下動に
て前記油圧装置8の油圧バルブが切替られて、左右駆動
車輪7・7が上下方向に移動して後述の植付け装置16
による苗の植付深さが常に一定になるように制御されて
いる。
【0011】ハンドル支持フレーム5の上部には、左右
一対の操縦ハンドル11・11が装着されており、ハン
ドル支持フレーム5の下部には、左右横パイプ12・1
2が固設されて左右両側へ長く延設されていて、その両
端部には、図2に示すように、先端にマー力ー13a・
14aを装着した左右のマー力ー取付けアーム13・1
4の基部が、図1に示すように前方が上位で後方が下位
となるよう傾斜したピン12a・12aによりそれぞれ
回動自在に枢着されている。
【0012】そして、側面視で左右操縦ハンドル11・
11に沿うようにして、機体の進行方向に対し前側が下
位となるよう後傾状に斜設され、左右方向に4つの苗を
載置して左右方向に所定のストロークで左右往復動する
苗載せ台15が設けられている。16…は植付伝動ケー
ス4に装着された植付け装置であって、左右方向に間隔
をあけて4個並列配置されており、苗載せ台15に載置
された苗から一株分の苗を取り出して、前記中央整地フ
ロート9・左右側部整地フロート10・10にて整地さ
れた圃場に植付ける。
【0013】左右操縦ハンドル11・11間に架設され
た連結杆17にはレバーボックス18が固設されてい
て、ここに植付操作レバー19と油圧操作レバー20と
が設けられている。植付操作レバー19は、苗載せ台1
5・植付け装置16への駆動を入り切り操作するもので
あり、油圧操作レバー20は前記油圧装置8の油圧バル
ブが中央整地フロート9の前部の上下動で切替られる自
動制御状態と該油圧操作レバー20の操作にて油圧バル
ブを切替えて機体を手動で上下動させる状態とに切替え
操作できるものである。
【0014】尚、植付操作レバー19は、上方に回動し
た位置にあるときは、苗載せ台15・植付け装置16へ
駆動力が伝達されて各部が作動している状態にある。図
2において、横パイプ12に、左右操縦ハンドル11・
11の外側で、且つ苗載せ台15の下側において、左右
マー力ーレバー21・22が枢着されており、同レバー
21・22は、連結杆23・24によって左右のマーカ
ー取付けアーム13・14に接続されており、マー力ー
レバー21・22と操縦ハンドル19とに各端部が接続
されたスプリング25・26の弾力によって、マー力ー
取付けアーム13・14は機体内方の収納位置側へ回動
するように付勢されている。また、横パイプ12の左右
両端部に設けた枢支軸12b・12bに各々枢着された
左右ロック部材27・27は、各々スプリングの付勢力
によってその係合ピン27a・27aが各々円弧を描い
て回動するマーカー取付けアーム13・14の凹部13
b・14bに係合するようになっており、マーカー取付
けアーム13・14を線引き作用位置にロックする働き
をする。
【0015】一方、植付操作レバー19の軸29には左
右操作ワイヤー30・30の一端が各々接続金具31・
31を介して接続されており、左右操作ワイヤー30・
30の他端は左右ロック部材27・28(右ロック部材
28は、左ロック部材27と左右対称の構成)にそれぞ
れ接続されている。そして、苗載せ台15・植付け装置
16を駆動作動させるべく植付操作レバー19を上方に
回動させた時に、左右操作ワイヤー30・30は緩み各
ロック部材27・28はマーカー取付けアーム13・1
4を線引き作用位置にロック可能位置にあり、逆に、苗
載せ台15・植付け装置16の作動を停止させるべく植
付操作レバー19を下方に回動させた時には、左右操作
ワイヤー30・30は引っ張られて各ロック部材27・
28はロック解除位置になるように構成されている。
【0016】32・32は各々左右ロック部材27・2
8を手動操作する為の左右揺動アームであって、左右ロ
ック部材27・28と同じ枢支軸12b・12bに揺動
自在に枢支されており、矢印イ方向に回動操作した時に
左右ロック部材27・28に各々設けた係止片27b・
28bに係合して左右ロック部材27・28を矢印イ方
向に回動させてロック解除位置になるように構成されて
いる。この左右揺動アーム32・32は、各々右操縦ハ
ンドル11の把持部近くに設けられたマーカー作動状態
切替レバー33に操作ワイヤー34にて連繋されてお
り、スプリングにて矢印ロ方向に付勢されている。ま
た、各々スプリングの付勢力によってその係合ピン32
a・32aが各々円弧を描いて回動するマーカー取付け
アーム13・14の凹部13b’・14b’に係合する
ようになっており、マーカー取付けアーム13・14を
線引き作用位置にロックする働きをする。
【0017】そして、マーカー作動状態切替レバー33
は、図7及び図8に示すように、マーカー収納位置と自
動切替位置と線引き作用ロック位置とに切替操作操作で
きる構成になっており、マーカー作動状態切替レバー3
3をマーカー収納位置に操作した時には、操作ワイヤー
34は最大限に引かれて左右揺動アーム32・32は図
3に示すように矢印イ方向に回動し左右ロック部材27
・28に各々設けた係止片27b・28bに係合して左
右ロック部材27・28を矢印イ方向に回動させてロッ
ク解除位置になる。
【0018】次に、マーカー作動状態切替レバー33を
自動切替位置に操作した時には、操作ワイヤー34は少
し緩み左右揺動アーム32・32は図5に示す位置とな
り、左右ロック部材27・28はロック可能位置となっ
て、苗載せ台15・植付け装置16を駆動作動させるべ
く植付操作レバー19を上方に回動させ、マー力ーレバ
ー21・22を操作してマー力ー13a・14aを線引
き作用位置にした時に、ロック部材27・28はマーカ
ー取付けアーム13・14を線引き作用位置にロック
し、また、苗載せ台15・植付け装置16の作動を停止
させるべく植付操作レバー19を下方に回動させた時に
は、左右操作ワイヤー30・30は引っ張られて各ロッ
ク部材27・28はロック解除位置になってマー力ー1
3a・14aは収納される。
【0019】更に、マーカー作動状態切替レバー33を
線引き作用ロック位置に操作した時には、操作ワイヤー
34は緩んでしまい左右揺動アーム32・32は図5に
示すようにスプリングにて矢印ロ方向に付勢された位置
となり、左右ロック部材27・28が植付操作レバー1
9にて操作されて何れの位置にあっても、左右揺動アー
ム32・32がロック位置にある為に、マー力ーレバー
21・22を操作してマー力ー13a・14aを線引き
作用位置にした時に、左右揺動アーム32・32の係合
ピン32a・32aがマーカー取付けアーム13・14
を線引き作用位置にロックする。
【0020】ここで、上記のように構成した4条植え歩
行型田植機にて田植え作業を行う作業例を説明すると、
先ず、機体を水田圃場に入れて苗載せ台15に苗を載置
し、エンジン1を始動させて左右駆動車輪7・7を駆動
回転させ機体を前進させ、油圧操作レバー20を自動制
御状態に操作し、植付操作レバー19を上方に回動して
苗載せ台15・植付け装置16へ駆動力を伝達すると、
左右駆動車輪7・7は中央整地フロート9の前部の上下
動にて適正な位置に自動制御されて機体は前進し、植付
け装置16…が苗載せ台15に載置された苗から一株分
の苗を取り出して、前記中央整地フロート9・左右側部
整地フロート10・10にて整地された圃場に植付深さ
が常に一定になるように植付ける。
【0021】この時、マーカー作動状態切替レバー33
を自動切替位置に操作しておくと、マー力ーレバー21
(22)を操作してマー力ー13a(14a)を線引き
作用位置にした時に、ロック部材27(28)はマーカ
ー取付けアーム13(14)を線引き作用位置にロック
するので、機体の側方に次行程で植付ける際のセンタラ
インを圃場に引くことができる。そして、畦際まで植付
けて機体を旋回させる為に、植付操作レバー19を下方
に回動させると、マー力ー13a(14a)は収納され
る。
【0022】また、畦際で機体を旋回させて上記のよう
に植付操作レバー19を上方に回動しマー力ーレバー2
1(22)を操作してマー力ー13a(14a)を線引
き作用位置にした際に、誤って、左右逆側のマー力ー1
3a(14a)を出してしまった時、機体を停止させて
植付操作レバー19を下方に操作しなくても、そのまま
植付け作業を続けたままで、マーカー作動状態切替レバ
ー33をマーカー収納位置に操作すれば、左右ロック部
材27・28をロック解除位置にすることができて誤っ
たマー力ー13a(14a)を収納して、正しい側のマ
ー力ー13a(14a)を出すことができ、作業能率が
良い。
【0023】更に、畦際で植付作業を行わずにマー力ー
13a(14a)を出して線引き作業を行いたい時(畦
際で機体が進行できる幅だけ残して、次行程で苗植付け
を行う時)には、マーカー作動状態切替レバー33を線
引き作用ロック位置に操作しておけば、植付操作レバー
19が何れの位置にあっても、マーカー取付けアーム1
3・14を線引き作用位置にロックすることができて線
引き作業が行える。
【0024】尚、上記の実施例では、植付操作レバー1
9を左右操作ワイヤー30・30で左右ロック部材27
・27に連繋した例を示したが、左右操縦ハンドル11
・11部にある左右サイドクラッチレバー40・40に
連繋しても良い。即ち、畦際で機体を旋回する際に、左
(右)サイドクラッチレバー40を切り操作した時に、
左右操作ワイヤー30・30を引っ張って、左右揺動ア
ーム32・32を図3に示すように矢印イ方向に回動し
左右ロック部材27・28に各々設けた係止片27b・
28bに係合して左右ロック部材27・28を矢印イ方
向に回動させてロック解除位置になり、機体旋回時に上
記実施例と同様に自動的にマー力ー13a(14a)は
収納される。この左右サイドクラッチレバー40・40
に連繋した場合には、極端に曲がった畦を有する圃場で
畦際を植付ける時に、左右サイドクラッチレバー40・
40を切り操作して機体の進行方向を修正しながら植付
け作業を行うが、左右サイドクラッチレバー40・40
を切り操作すると上記のようにマー力ー13a・14a
は収納されてしまうが、マーカー作動状態切替レバー3
3を線引き作用ロック位置に操作しておけば、左右サイ
ドクラッチレバー40・40を切り操作しても、マーカ
ー取付けアーム13・14を線引き作用位置にロックす
ることができて線引き作業が行える。
【0025】図9は他の実施例を示し、植付操作レバー
19を各ロック部材27・28に連繋させないで、右操
縦ハンドル11の把持部近くに設けられた枢支軸49に
て回動自在に支持された植付指レバー50を各ロック部
材27・28に連繋させた例を示す。
【0026】即ち、植付指レバー50は操作ワイヤーを
介して植付操作レバー19と同様に苗載せ台15・植付
け装置16へ駆動力の入り切り操作ができる構成として
あり(上方に回動したときが切り位置で、下方に回動し
たときが苗載せ台15・植付け装置16へ駆動力が伝達
される入り位置である)、更に、植付指レバー50には
左右操作ワイヤー30・30の一端がアーム51を介し
て接続されており、左右操作ワイヤー30・30の他端
はロック部材27・28にそれぞれ接続されている。そ
して、左右操作ワイヤー30・30のアーム51への連
結部52は植付指レバー50の操作にて軌跡ハを描くよ
うになっており、植付指レバー50が入位置及び切位置
で左右操作ワイヤー30・30は緩み、植付指レバー5
0が入位置と切位置との中間位置(操作切替途中)で左
右操作ワイヤー30・30が引っ張られる構成になって
いる。
【0027】従って、植付指レバー50が入位置と切位
置では、各ロック部材27・28はマーカー取付けアー
ム13・14を線引き作用位置にロック可能位置にあ
り、植付指レバー50が入位置と切位置との中間位置
(操作切替途中)で各ロック部材27・28はロック解
除位置になる。よって、植付指レバー50を使用した植
付作業時には植付指レバー50が入り切り何れの位置に
あっても、マー力ーレバー21(22)を操作してマー
力ー13a(14a)を線引き作用位置にすることがで
き、作業性が良好である。
【0028】最後に、図11から図15に示す苗箱把持
装置について説明する。上記の田植機の苗載せ台15に
載置する苗は、育苗箱60に床土を入れて播種し覆土し
たものを発芽させて育苗したものであるが、播種育苗の
為に、納屋等に多段に積み重ねた状態で収納した育苗箱
60を移動する場合、多段に重ねた状態で移動するとき
に崩れたりして、その作業は困難であり、非常に作業性
が悪いものであった。また、育苗箱60に床土を入れて
播種し覆土した状態のものを多段に積み重ねて、発芽機
等に移動させる場合も同様である。
【0029】そこで、先ず、図10から図12に示す苗
箱把持装置60について説明する。61は作業者が握っ
て持つ把持部であって、下部にL字状のフック形状をし
た下部係止部62を有する枠体63の上部に設けられて
いる。そして、枠体63の中途部には上部係止部64が
上下移動自在に設けられている。65は枠体63に溶接
固定されたストッパであって、上部係止部64の下方移
動を制限するために設けられている。66は枠体63に
外嵌して設けられた座金であって、その上部には割ピン
67が装着されており、座金66の上方移動を制限して
いる。68は圧縮バネであって、座金66と上部係止部
64の間に配設されており、上部係止部64を下方にに
向けて付勢している。
【0030】この苗箱把持装置60にて多段に積み重ね
た状態の育苗箱60…を移動させる作業について説明す
ると、先ず作業者は両手に各々苗箱把持装置60・60
の把持部61・61を握り、図11のように、多段に積
み重ねた状態の育苗箱60…の最上部の育苗箱60の側
壁上面に上部係止部64を当て、そのまま下方に押す
と、上部係止部64は圧縮バネ68に抗して上動する。
そこで、作業者が持てるだけの段数の育苗箱の側壁鍔部
に下部係止部62を係合させる。すると、図12の状態
となり、作業者は自分が運べる量だけの育苗箱60…を
両手で各々苗箱把持装置60・60の把持部61・61
を握って容易に且つ安定良く移動させることができる。
従って、非常に作業能率が良い。
【0031】次に、図13に示す苗箱把持装置60につ
いて説明する。この例は上記の苗箱把持装置60を2つ
結合させた例を示し、上記の苗箱把持装置60と同様
に、下部にL字状のフック形状をした下部係止部62を
有する枠体63の上部に設けられている。そして、枠体
63の中途部には上部係止部64が上下移動自在に設け
られている。65は枠体63に溶接固定されたストッパ
であって、上部係止部64の下方移動を制限するために
設けられている。66は枠体63に外嵌して設けられた
座金であって、その上部には割ピン67が装着されてお
り、座金66の上方移動を制限している。68は圧縮バ
ネであって、座金66と上部係止部64の間に配設され
ており、上部係止部64を下方にに向けて付勢してい
る。そして、この2つの枠体63・63を対向させた状
態で連結枠70にて連結しており、然も、その連結部は
回動自在に構成し、トルクスプリング71・71にて両
枠体63・63が矢印ホ方向に近づくように構成されて
いる。尚、連結枠70の中央上部には把持部61が設け
られている。
【0032】この苗箱把持装置60にて多段に積み重ね
た状態の育苗箱60…を移動させる作業について説明す
ると、先ず作業者は両手で左右の枠体63・63をトル
クスプリング71・71の付勢力に抗して開き、多段に
積み重ねた状態の育苗箱60…の最上部の育苗箱60の
側壁上面に上部係止部64・64を当て、そのまま下方
に押すと、上部係止部64・64は圧縮バネ68・68
に抗して上動する。そこで、作業者が持てるだけの段数
の育苗箱の側壁鍔部に下部係止部62・62を係合させ
る。すると、作業者は自分が運べる量だけの育苗箱60
…を片手で苗箱把持装置60の把持部61を握って容易
に且つ安定良く移動させることができ、非常に作業能率
が良い。
【0033】次に、図14と図15に示す苗箱把持装置
60について説明する。この例は上記の苗箱把持装置6
0の左右枠体63・63を手動で近付けたり離したりで
きる構成とした例を示し、下部にL字状のフック形状を
した下部係止部62を有する枠体63の上部に設けられ
ている。そして、枠体63の中途部には上部係止部64
が上下移動自在に設けられている。65は枠体63に溶
接固定されたストッパであって、上部係止部64の下方
移動を制限するために設けられている。66は枠体63
に外嵌して設けられた座金であって、その上部には割ピ
ン67が装着されており、座金66の上方移動を制限し
ている。68は圧縮バネであって、座金66と上部係止
部64の間に配設されており、上部係止部64を下方に
に向けて付勢している。そして、この2つの枠体63・
63を対向させた状態で連結枠70にて連結しており、
然も、その連結部は回動自在に構成し、トルクスプリン
グ71・71にて両枠体63・63が矢印ヘ方向に離れ
るように付勢して構成されている。そして、連結枠70
の中央上部には把持部61が設けられ、その部位には指
で引っ張ることができるレバー72が設けられている。
そのレバー72は、左右杆体73・73にて両枠体63
・63に連結されている。従って、作業者が把持部61
に手をかけてレバー72を握ると、両枠体63・63は
トルクスプリング71・71の付勢力に抗して近づく構
成となっている。
【0034】この苗箱把持装置60にて多段に積み重ね
た状態の育苗箱60…を移動させる作業について説明す
ると、図15に示すように、先ず作業者は片手で把持部
61を握った状態で多段に積み重ねた状態の育苗箱60
…の最上部の育苗箱60の側壁上面に上部係止部64・
64を当て、そのまま下方に押すと、上部係止部64・
64は圧縮バネ68・68に抗して上動する。そこで、
レバー72を握ると、両枠体63・63はトルクスプリ
ング71・71の付勢力に抗して近づき作業者が持てる
だけの段数の育苗箱の側壁鍔部に下部係止部62・62
が係合する。そのまま、作業者は自分が運べる量だけの
育苗箱60…を片手で苗箱把持装置60の把持部61を
握って容易に且つ安定良く移動させることができ、非常
に作業能率が良い。
【0035】尚、上記の例では、レバー72を握ると、
両枠体63・63はトルクスプリング71・71の付勢
力に抗して近づく構成としたが、逆に、トルクスプリン
グ71・71にて両枠体63・63が近づくように付勢
しておいて、レバー72を握ると、両枠体63・63が
トルクスプリング71・71の付勢力に抗して離れる構
成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型田植機の全体側面図である
【図2】歩行型田植機の全体背面図である。
【図3】左マーカー部の作用説明図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】左マーカー部の作用説明図である。
【図6】左マーカー部の作用説明図である。
【図7】マーカー作動状態切替レバー部の拡大側面図で
ある。
【図8】マーカー作動状態切替レバー部の作用説明拡大
平面図である。
【図9】他の例を示す側面図である。
【図10】苗箱把持装置60の全体正面図である。
【図11】苗箱把持装置60を用いた作用を説明する正
面図である。
【図12】苗箱把持装置60を用いた作用を説明する斜
視図である。
【図13】苗箱把持装置60の第2例を示す全体正面図
である。
【図14】苗箱把持装置60の第3例を示す全体正面図
である。
【図15】第3例の苗箱把持装置60を用いた作用を説
明する正面図である。
【符号の説明】
11 操縦部(操縦ハンドル) 13a マー力ー 14a マー力ー 19 植付操作レバー 20 油圧操作レバー 33 マーカー作動状態切替レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の左右に設けたマー力ー13a・1
    4aを線引き作用状態と収納状態とに切替え操作可能に
    設けた移植機において、線引き作用状態にあるマー力ー
    13a・14aを収納状態に切替えるマーカー作動状態
    切替レバー33を操縦部11近くに設けたことを特徴と
    する移植機。
  2. 【請求項2】 機体の左右に設けたマー力ー13a・1
    4aを線引き作用状態と収納状態とに切替え操作可能に
    設けた移植機において、操縦部11近くに設けた植付操
    作レバー19または油圧操作レバー20の操作にて線引
    き作用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状態に
    切替えるように構成すると共に、植付操作レバー19ま
    たは油圧操作レバー20の操作に係わらず線引き作用状
    態にあるマー力ー13a・14aを収納状態に切替える
    マーカー作動状態切替レバー33を操縦部11近くに設
    けたことを特徴とする移植機。
  3. 【請求項3】 機体の左右に設けたマー力ー13a・1
    4aを線引き作用状態と収納状態とに切替え操作可能に
    設けた移植機において、操縦部11近くに設けた植付操
    作レバー19または油圧操作レバー20の操作にて線引
    き作用状態にあるマー力ー13a・14aを収納状態に
    切替えるように構成すると共に、植付操作レバー19ま
    たは油圧操作レバー20の操作に係わらずマー力ー13
    a・14aを線引き作用状態に固定できるマーカー作動
    状態切替レバー33を操縦部11近くに設けたことを特
    徴とする移植機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200207A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 移植機
US8252082B2 (en) 2006-05-23 2012-08-28 Robert Bosch Gmbh Filter device in particular for an exhaust system of an internal combustion engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8252082B2 (en) 2006-05-23 2012-08-28 Robert Bosch Gmbh Filter device in particular for an exhaust system of an internal combustion engine
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