JP2001524171A - 成形法のための予備成形物およびそのための樹脂 - Google Patents

成形法のための予備成形物およびそのための樹脂

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Abstract

(57)【要約】 80〜99重量%の強化繊維および1〜20重量%の予備成形物結合剤樹脂を含んで成る結合剤を被覆した繊維、該結合剤樹脂は、粒子状または強化繊維の表面上の離散領域であり、該結合剤樹脂が、40〜90重量%の熱硬化性樹脂の結合剤樹脂、および高分子量エンジニアリングサーモプラスチックおよび/またはビニル付加ポリマー、フルオロエラストマーおよびポリシロキサンエラストマーから選択されるエラストマーの10〜60重量%の結合剤樹脂を含んで成り、エンジニアリングサーモプラスチック/エラストマーは、熱硬化性樹脂中に溶解され、結合剤樹脂は周囲温度で非粘着性であり、50〜150℃の範囲の軟化点を有し、そして50〜200℃の範囲の温度で熱硬化性である。

Description

【発明の詳細な説明】 成形法のための予備成形物およびそのための樹脂 本発明は成形法、特に樹脂トランスファー成形(RTM)法用の予備成形物お よびそれに使用するための結合剤に関する。 RTM法のような種々の成形法には、乾燥した繊維状の強化層を型に載せ、型 を閉じ、熱硬化性樹脂組成物を型に導入し、そして樹脂を典型的には熱をかけて 硬化することが関与する。そのような方法における工程の束縛は、繊維状強化材 を型に載せることである。織物の個々の層は切断され、そして型中の様々な曲率 に合うように形作られなければならない。これには大変な時間を要し、しかも難 しく、特にフォームコアーまたは他のコアー材料を含むレイアップの場合はそう である。繊維状の強化材を型の外で集成し、そしてその構造のみ(または予備成 形物)を1度に型に載せることが望ましい。 複合調製物(composit preparation)に使用する予備成形物は典型的には繊維状 材料の多層から成る。これらは積重ねて集成され、そしてマトリックス樹脂を用 いた含浸のために型表面上に置く前に形作られる。成形用の乾燥予備成形物を調 製するための既知の方法には、望ましい繊維方向を有する織られた、または縫合 された織物材料の多層を積重ね、そして次に材料の層を一緒に縫合わせるかまた はステープルで止めることが関与する。これにより均一な繊維の配列を維持し、 そして織物を安定化し解れることを防止する。 次に材料の積重ねを、縫合わせまたはステープルで止めた外側で切断して、所 望の予備成形物の形状にする。この予備成形物は次に型の中に置かれ、そして樹 脂が注入されて織物に含浸する。しかしこれらの予備 成形物の安定化法は、2次元構造(平坦)なものに限られ、そして材料の積重ね は縫合わせまたはステープルの止めを妨害および/または繊維の誤配列を引き起 こすこと無く、複雑な部分の輪郭に合うように形作ることはできない。例えば曲 面を形成するために、予備成形物を曲げようとすれば、層は縫合わせで分離また は裂ける。 複雑な三次元の予備成形物の製造には、三次元の製織および編組が関与し得る 。これらの方法は極めて労力を要し、複雑な形状部分を製造するために経費が増 す。 予備成形物を安定化させるための別の方法は、接着剤、例えばホットメルト接 着剤を層の表面に噴霧してそれらをまとめることが関与する。通常、乾燥織物は 液化した熱可塑性ポリマーの薄層で離散領域を覆われているか、または繊維状ポ リマーが層間に置かれ、そして熱をかけてポリマーを融解して接着的特性を提供 している。そのような予備成形物は次に予備成形型中で、ポリマーを溶解および 再凝固することにより必要な複雑な形状に合うように輪郭を作る。これは外部の 熱源、例えば熱空気銃の選択的な適用および除去により成される。これは高度に 労力を要する操作である。 ホットメルト接着剤は熱可塑性ポリマーなので、幾つかの欠点がある。第1に 結合剤は、隣接する層を一緒に保持して成形後も形状を維持するほど十分に繊維 をぬらさない。すなわち型に載せる間のような予備成形物の取り扱いで、繊維層 がずれる可能性がある。またそのような熱可塑性材料は、樹脂トランスファー成 形法を介して部品を製造するために典型的に使用される熱硬化性マトリックス樹 脂系の硬化した機械的特性を落とすかもしれない。注入中、熱可塑性結合剤は、 部品内に局所的にポ ケットを形成し、これは熱硬化樹脂の浸透を阻害または防止し、部品の強度を下 げる。このようにホットメルト結合剤を使用して複雑な複合品を形成するために は、部分的な強度およびTgを犠牲にする必要がある。 米国特許第4992228号明細書は予備成形物の調製法を開示し、この方法は(1 )非含浸支持体材料の1以上の各プライの表面に、熱可塑性樹脂の架橋剤として 役立ついかなる化合物も実質的に含まない1以上の非焼結熱可塑性樹脂−様の樹 脂状化合物を実質的に均一に適用し、該樹脂状化合物は約500ミクロン未満の粒 子サイズを有し、そして示差走査熱量計により定めた約50℃〜約70℃の融点を有 する粉末状態であり、その量は該支持体材料の重量に基づき約3〜約5重量%で あり;(2)該粉末化熱可塑性樹脂−様の樹脂状化合物を、該支持体材料の表面 上に融合し;(3)該樹脂状材料を冷却し;(4)このように処理した支持体材 料の1以上のプライを集成し、そして該処理した支持体材料の該プライを所望の 形状に合わせ;(5)このように形作った処理した支持体材料のプライを該樹脂 状化合物が融解するために十分な温度に供し;(6)該形作った処理した支持体 材料のプライを該樹脂状化合物の融点未満の温度に冷却し;これにより強化材料 として成形法に使用するための前形成された予備形成物を形成することを含んで 成る。 米国特許第5080857号明細書は、安定化した予備成形物を使用する成形法を開 示し、この方法は: (a)複数の配向した繊維層を提供し、 (b)層を積重ね、 (c)各層の間に固体の非触媒化熱硬化性樹脂を適用し、 (d)積重ねた層を、所望の予備形成形を有する型面上に置き、 (e)層を型面の上で形成し、 (f)層を加熱して樹脂を融解し、そして層を一緒に軽く融合し、 (g)冷却し層を硬化して、予備成形物を形成し、そして (h)予備成形物を、触媒を含有する熱硬化性樹脂マトリックスに、固体の非触 媒化熱硬化性樹脂が融解し、そして樹脂マトリックスと混合して融解した非触媒 化熱硬化性樹脂を一緒に触媒する温度で含浸させる、 工程を含んで成る。 米国特許第5427725号明細書は、マトリックス複合体の作成法を開示し、その 方法は: (1)強化支持体を:(a)少なくとも一部は自身で硬化することができる単一 樹脂;あるいは(b)少なくとも一部は硬化することができる樹脂および硬化剤 を含有する混合物のいずれかを含有する粘着付与剤と、粘着付与剤が一部硬化す るのに十分な温度および時間接触させて、粘着付与剤が支持体に接着するが、熱 可塑性樹脂様は残り、そしてさらなる反応が可能であり、これにより予備成形物 を作成し; (2)予備成形物の1以上の層を型の中に置き; (3)粘着付与剤と反応することができる第2の硬化性樹脂または樹脂組成物を 、型中に注入して予備成形物を含浸させ;そして (4)粘着付与剤およびマトリックス樹脂を硬化させて、これにより複合体を形 成する、 工程を含んで成る。 米国特許第5080857号および同第5427725号明細書は、成形樹脂との適合性とい う点で改善されている。 独国特許第2007676号、同第2182074号明細書、欧州特許第0309221号 および同第0297674号明細書、国際公開第89/04335号明細書、米国特許第5,532,2 96号および同第4,377,657明細書は、種々の成形法に使用するために適する樹脂 組成物を開示する。しかし、これらの樹脂のいずれも樹脂トランスファー成形に 有用であると開示されておらず、そしてほとんどが硬化前に室温で液体または粘 着性である。 米国特許第4,757,120号明細書は、反応性メチレン化合物とN,N'-ビスマレイミ ド誘導体との反応生成物であるポリイミドポリマーが、それらに2〜15重量%の ポリエーテルスルホンポリマーを包含させることにより改善されることを開示す る。このポリマーブレンドは、フィルム、成形物、プレペグ、積層物および特に 高温での安定性を有する構造部品として有用な充填複合体を製造するために有用 である。 本発明は、予備成形物の製造に改良された予備製造物結合剤樹脂を提供する。 本発明の1つの観点に従えば、80〜99重量%の強化繊維および1〜20重量%の 予備成形物結合剤樹脂を含んで成る結合剤を被覆した繊維が提供され、該結合剤 樹脂は、粒子状または強化繊維の表面上の離散領域であり、該結合剤樹脂は; 40〜90重量%の熱可硬化性樹脂の結合剤樹脂、および 高分子量エンジニアリングサーモプラスチックおよび/またはビニル付加ポリ マー、フルオロエラストマーおよびポリシロキサンエラストマーから選択される エラストマーの10〜60重量%の結合剤樹脂を含んで成り、 エンジニアリングサーモプラスチック/エラストマーは、熱硬化性樹脂中に溶 解され、結合剤樹脂は周囲温度で非粘着性であり、50〜150℃ の範囲の軟化点を有し、そして50〜200℃の範囲の温度で熱硬化可能である。 本発明は、溶解しているエンジニアリングサーモプラスチックおよび/または エラストマーを有する熱硬化性樹脂を含んで成る予備成形物結合剤を利用する。 予備成形物結合剤樹脂は、周囲温度で非粘着性の固体である。この樹脂は非凝集 性の、さらさらした粉末であり、一般的に1500μm未満の粒子サイズ、そして典 型的には100〜500μmの範囲の平均粒子サイズを有する。粒状結合剤は、強化繊 維上に適用され、そして加熱されて粒子を軟化し粉末を繊維に接着させることが できる。あるいは結合剤樹脂は、強化繊維上に噴霧、プリント等により溶液から 適用されて、溶媒粒子の蒸発時に結合剤樹脂の離散領域または島を形成させるこ とができる。結合剤樹脂の連続的な被覆は、繊維のドレープ適性に良くない影響 を及ぼすので望ましくない。本発明の結合剤被覆は、繊維および良好なドレープ 適性を有し、そして容易に積重ねられ、そして形作られ、そして60〜120℃の温 度範囲の熱を適用することにより結合して予備成形物を形成する織られた、また は不織の織物状態であることができる。 熱硬化性樹脂は、RTM法で使用されるマトリックス樹脂と同じであるか、ま たは完全に適合性があるように選択される。溶解したサーモプラスチック/エラ ストマーの存在により、結合剤樹脂に固体の特性および軟化点特性を提供し、そ してまた仕上げた成形品に望ましい特性を付与し、特に製品の靭性が改善する。 高分子量のサーモプラスチック樹脂の存在によりRTMで使用するマトリックス 樹脂の靭性が改善され得ることは知られている。しかし溶解したサーモプラスチ ック樹脂の存在が、マトリックス樹脂の粘度を上げて成形工程中に強化繊維に容 易に流せな くなるので、サーモプラスチック樹脂をマトリックス樹脂に包含させることは容 易に可能ではない。マトリックス樹脂中の未溶解の粒状サーモプラスチック樹脂 の存在は、粒状樹脂がマトリックス樹脂の注入中に強化繊維により濾過されてし まうので現実的ではない。本発明の結合剤を被覆した繊維は、サーモプラスチッ ク樹脂を予備成形物のい至るところに導入し、したがって成形品の至るところに 導入する。これは予備成形物の調製に使用される織物のドレープ適性に良くない 効果を及ぼすことなく成形品の靭性を容易に改善させる様式である。 本発明に使用する熱硬化性樹脂は、限定するわけではないがビスマレイミド樹 脂(BMI)、シアネート樹脂およびエポキシ樹脂を含め成形への応用に有用な 幅広い範囲の樹脂から選択することができる。 ビスマレイミド樹脂は、反応性官能基としてマレイミド基を含有する熱硬化性 樹脂である。本明細書で使用する時、特に言及しない限り用語ビスマレイミドに はモノ−、ビス−、トリス−、テトラキス−およびより高級な官能性マレイミド ならびにそれらの混合物を含む。約2の平均官能価を有するビスマレイミド樹脂 が好ましい。このように定められたビスマレイミド樹脂は、無水マレイン酸また は無水メチルマレイン酸のような無水置換マレイン酸と、芳香族もしくは脂肪族 ジ−もしくはポリアミンとの反応により製造される。合成例は、例えば米国特許 第3,018,290号、同第3,018,292号、同第3,627,780号、同第3,770,691号および同 第3,839,358号明細書に見いだすことができる。同様にジ−またはポリアミンか ら製造されるが、無水マレイン酸が無水マレイン酸または置換無水マレイン酸と シクロペンタジエンのようなジエンとのディールス−アルダー反応生成物に置き 換えられた密接に関連したナジシミド樹脂も 有用である。本明細書および請求の範囲で使用するように、ビスマレイミドとい う用語はナジシミド樹脂も含むべきである。 好適なジ−もしくはポリアミン前駆体には、脂肪族および芳香族ジアミンを含 む。脂肪族ジアミンは直鎖、分枝または環式でよく、そしてヘテロ原子を含んで よい。そのような脂肪族ジアミンの多数の例を、上記の引用技術文献中に見いだ すことができる。特に好適な脂肪族ジアミンは、ヘキサンジアミン、オクタンジ アミン、デカンジアミン、ドデカンジアミンおよびトリメチルヘキサンジアミン である。 芳香族ジアミンは単核または多核でよく、そして縮合環系も含んでよい。好適 な芳香族ジアミンは、フェニレンジアミン;トルエンジアミン;種々のメチレン ジアニリン、特に4,4'-メチレンジアニリン;ナフタレンジアミン;式H2N-Ar[X- Ar]nNH2に対応または類似する種々のアミノ−末端ポリアリーレンオリゴマー、 式中、各Arは個々に単−もしくは多−核アリーレン基であってよく、Xは個々 に-O-、-S-、-CO2-、-SO2-、-O-CO-、C1-C10低級アルキル、C1-C10ハロゲン化ア ルキル、C2-C10低級アルキレンオキシ、アリーレンオキシ、ポリオキシアルキレ ンまたはポリオキシアリーレンでよく、そして式中、nは約1〜10の整数であり ;および第1アミノアルキル末端ジ−もしくはポリシロキサンである。 特に有用であるのは、数種のビスマレイミドを含有するビスマレイミド「共融 」樹脂混合物である。そのような混合物は、一般的に個々のビスマレイミドより もかなり低い融点を有する。そのような混合物の例は、米国特許4,413,107第号 および同第4,377,657号明細書に見いだすことができる。幾つかの共融混合物は 市販されている。 シアネート樹脂は、反応性の官能基がシアネートまたは-OCN基である 熱−硬化性樹脂である。これらの樹脂は一般的に二−または多−官能性のフェノ ール化合物をハロゲン化シアン、一般的に塩化シアンまたは臭化シアンと反応さ せることにより生成される。合成法は今では当業者に周知であり、そして例は米 国特許第3,448,079号、同第3,553,244号および同第3,740,348号明細書に見いだ すことができる。この反応生成物はフェノールのジ−およびポリシアネートエス テルである。 このシアネートエステルプレポリマーは、触媒を用いてまたは用いずに、シア ネート官能性モノマーの熱処理により製造することができる。重合度は、粘度測 定に従う。触媒を使用して重合を補助することができる。そのようなプレポリマ ーおよび触媒は当該技術分野では周知である。 適当なシアネート樹脂は市販されており、そして縮合芳香族構造を含有するも のを含め、単−、二−および多核フェノールから製造することができる。フェノ ールは、場合により縮合芳香族構造でよい。フェノールは場合により、限定する わけではないがハロゲン、ニトロール、フェノキシ、アシルオキシ、アシル、シ アノ、アルキル、アリール、アルクアリール、シクロアルキル等を含む広い種々 の有機基により置換されてもよい。アルキル置換基はハロゲン化、特にペルクロ ロ化およびペルフルオロ化されてもよい。特に好適なアルキル置換基はメチルお よびトリフルオロメチルである。 特に好適なフェノールは、ハイドロキノンおよびレゾルシノールのような単核 ジフェノール類;ビスフェノールA、ビスフェノールFおよびビスフェノールS のような種々のビスフェノール類;種々のジヒドロキシナフタレン類;およびオ リゴマーフェノールおよびクレゾールから誘導されたノボラック類である。これ らのフェノールの置換された変更体 も好適である。他の好適なフェノールは、米国特許第3,536,734号明細書に教示 されているようにフェノールまたは置換フェノールのジシクロペンタジエンへの フリーデル-クラフツ付加反応により生成されるフェノール化ジシクロペンタジ エンオリゴマーである。 エポキシ樹脂も単独でまたは本発明のシアネート官能性樹脂またはビスマレイ ミド官能性樹脂系中のコモノマーとして利用することができる。エポキシ樹脂系 は、オキシランまたはエポキシ基を反応性官能基として含有する熱硬化樹脂であ る。オキシラン基は多数の種々の合成法から誘導することができ、例えば不飽和 化合物と過酢酸のような過酸素化合物との反応により;あるいはエピクロロヒド リンを活性水素を有する化合物と反応させ、続いて脱ハロゲン化水素を行うこと により誘導できる。合成法は当業者には周知であり、そして例えばエポキシ樹脂 のハンドブック(Handbook of Epoxy Resins)、LeeおよびNeville編集、マグロウ ヒル(McGrawHill)、1967、第1および第2章、およびそこに引用されている技術 文献に見いだすことができる。 本発明の実施に有用なエポキシ樹脂は、一般的に市販されているものであり、 そして実質的には二−または多官能性樹脂である。一般的に、官能価は約1.8〜 約8であるべきである。多数のそのような樹脂が市販されている。特に有用であ るのは、エピクロロヒドリンから誘導されたエポキシ樹脂である。そのような樹 脂の例は、ビスフェノールA、ビスフェノールFおよびビスフェノールSのよう なビスフェノール類のジ−およびポリグリシジル誘導体;ジヒドロキシナフタレ ン、例えば1,4-、1,6-、1,7-、2,5-、2,6-および2,7-ジヒドロキシナフタレン; 9,9-ビス[ヒドロキシフェニル]フルオレン;米国特許第3,536,734号明細書に教 示されているようなジシクロペンタジエンのフェノール化およびクレゾール化モ ノマーおよびオリゴマー;アミノフェノール、特に4-アミノフェノール;4,4'- 、1,4'-および3,3'-メチレンジアニリンのような種々のアミンならびにメチレン 基が、C1-C4置換または非置換低級アルキルあるいは-O-、-S-、-CO-、-O-CO-、- O-CO-O-、-SO2-、またはアリール基により置き換えられたメチレンジアニリンの 同族体;-O-、-S-、-CO-、-O-CO-、-O-CO-O-、-SO2-、および/または米国特許 第4,175,175号明細書に教示されているような単または多核アリール基の間に散 在する低級アルキル基を有する両アミノ、ヒドロキシならびに混合アミノおよび ヒドロキシ末端ポリアリーレンオリゴマーである。 また適当であるのは、クレゾールおよびフェノールノボラックに基づくエポキ シ樹脂である。ノボラックはフェノールまたはクレゾールとホルムアルデヒドと の縮合により製造され、そして典型的には1分子あたり2個より多くのヒドロキ シル基を有する。ノボラックのグリシジル誘導体は液体、半固体または固体であ ることができ、そして一般的には2.2〜約8のエポキシ官能価を有する。 ハイブリッド樹脂系も使用できる。適当なハイブリッド樹脂系は、ビスマレイ ミドおよびシアネートエステルコモノマー、エポキシおよびシアネートエステル コモノマー、ならびにビスマレイミドおよびエポキシコモノマー、ならびにそれ らの混合物の組み合わせを含む。 本発明の結合剤樹脂はさらに、溶解したエンジニアリングサーモプラスチック および/またはエラストマーを含む。そのような適当なサーモプラスチックは、 破壊に対する高い伸び率および約150℃より高い、好ましくは200℃より高いガラ ス転移温度を有する。このサーモプラスチッ ク混合物は、ポリイミド、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルスルホ ン(PES)、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト ン(PEEK)、ポリアミド、ポリアミドイミド等でよい。PEIが好適である 。本発明に有用なエラストマーは、軟質のビニル付加ポリマーを含み、ブタジエ ン、イソプレン、プロピレン、クロロプレン等のような4〜8個の炭素の共役ジ エンから誘導されたホモ重合性および共重合性ジエンゴムを含む。これらには限 定するわけではないが、そのようなジエンが互いに、およびスチレン、アクリロ ニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、メチル メタクリ レート等のようなモノマーの1種以上とのコポリマーを含む。ブタジエン−アク リロニトリルポリマーおよびカルボン酸−官能性ブタジエンアクリロニトリルポ リマーが最も好ましい。適当なフルオロエラストマーは、Polym.Int.,26(2),69- 73,1991に開示されている。適当なポリシロキサンエラストマーは、J.Appl.Poly m.Sci,54(1),83-90,1994に開示されている。 サーモプラスチック/エラストマーは、結合剤樹脂の約10〜約60重量パーセン ト、好ましくは20〜40重量パーセントで存在する。サーモプラスチック/エラス トマーは、溶媒(例えば塩化メチレン)を使用して棄熱硬化性樹脂に容易に溶解 し、そしてその後に溶媒を除去する。生成した材料は、所望の粒子サイズに挽く ことができる;あるいは溶媒を噴霧乾燥してもよい。 結合剤中の熱硬化樹脂およびサーモプラスチックの厳密な定量は、個々の成分 により変動する。一般的に熱硬化樹脂は液体であり、そして溶解したサーモプラ スチック/エラストマーの量が増すと、周囲温度で固 体が形成されるまで粘度が上昇する。サーモプラスチックの濃度は、非粘着性の 、50〜150℃、典型的には60〜120℃の範囲の軟化点を有する固体が提供されるよ うに調整する。 生成した固体結合剤樹脂は非粘着性であり、さらさらした非凝集性の粉末状態 での使用を可能とする。この結合剤樹脂は50〜150℃の範囲の中程度の温度で十 分に融解または軟化する。これにより結合剤粒子は、繊維と接触して加熱され、 そして冷却された時に繊維の表面に結合することが可能となる。その後、結合剤 を被覆した繊維を形作り、そして所望の形状を保持するために一緒に上記の温度 範囲内で加熱することにより結合し、そして冷却する。本発明に使用する結合剤 樹脂のための熱硬化性樹脂とサーモプラスチックとの好適な組み合わせは、BM I/PEI、BMI/PESおよびエポキシ/PEIを含む。RTM法に使用す るマトリックス樹脂は好ましくは、結合剤の熱硬化性樹脂と同じである。 結合剤樹脂は、熱伝導性粒子、導電性粒子、難燃剤、着色剤、触媒、硬化剤お よびカップリング剤から選択される最高20重量%の1種以上の添加剤を含んでも よい。適当な熱伝導性粒子は金属粒子を含み、適当な導電性粒子はグラファイト を含む。好適な難燃剤は、アルミニウム三水和物、硼酸亜鉛およびリン難燃剤を 含む。カップリング剤の例はアミノシランを含む。 本発明に使用する強化繊維は、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、セラミ ック繊維等およびそれらの混合物を含む。樹脂結合剤は、個々の繊維のトウに適 用することができ、これは織物または支持体に加工されるか、あるいは好ましく は樹脂結合剤は強化繊維を含んで成る織物に適用される。樹脂結合剤は、織物の 片面または両面に適用することができ る。 結合剤樹脂は、一般的に100〜500μmの範囲の粒子サイズを有する粉末状態で 適用できる。溶射被覆、静電塗装、ドロップコーティング(drop coating)等を含 め任意の好都合な粉末被覆法を使用することができる。樹脂結合剤粉末を適用し た後、結合剤を繊維に結合させるために結合剤を50〜150℃の温度範囲に加熱し て粒子を軟化する。熱処理は粒子が完全に融解し、流れて連続層を形成すると、 織物のドロープ特性に悪影響を及ぼすのでそれほど十分であるべきではない。樹 脂結合剤粉末は被覆した織物を赤外線ランプに通過させることにより都合よく加 熱される。あるいは結合剤樹脂は、噴霧、プリント等により溶液から適用して、 繊維上に結合剤樹脂の離散領域を提供してもよい。 本発明の結合剤を被覆した繊維は、熱および圧力の適用により容易に予張りし 、そして積重ねられるので、周囲温度で長期間の一体性および良い取扱適性を有 する強固な予備成形物が製造される。 この予備成形物は熱硬化性マトリックス樹脂を導入し、そして樹脂を50〜200 ℃の温度で硬化することにより複合体を製造するために使用できる。マトリック ス樹脂は、予備成形物に任意の適当な技法により導入され得る。一般的に予備成 形物を型に置き、そしてマトリックス樹脂を型のキャビティに導入して予備成形 物を含浸させる。 結合剤樹脂の熱硬化性樹脂およびマトリックス樹脂は、限定するわけではない が好ましくは最適な適合性を確実にしてこれにより予備成形物を完全に含浸させ て高性能の複合体を製造するために同じ種類である。樹脂結合剤中に溶解したサ ーモプラスチック/エラストマーの存在は、溶解したサーモプラスチック無しに 製造した同一の複合体と比べると、 最終的に硬化した複合体の靭性が増すことが分かった。さらに、硬化複合体の他 の特性、例えば曲げ強さ、曲げ弾性率、層間剪断強度は、樹脂結合剤中に溶解し たサーモプラスチックの存在により悪影響を受けない。 本発明を以下の実施例によりこれから具体的に説明する。 実施例1 PEI−修飾ビスマレイミド結合剤の調製 2.5kgのPEI(ジェネラルエレクトロニック:General Electronic Ultem 10 00)を、7.5kgの塩化メンチレンに溶解した。7.5kgのビスマレイミド樹脂(サイ テック:Cytec 5250-4 RTM樹脂)をPEI溶液に加え、そして均一になるまで撹 拌した。次に塩化メチレンを減圧下、80℃で除去した。周囲温度に冷却した時、 生成した材料は硬質のガラス様固体であり、これを続いて粒子サイズ100〜500μ mの微細な粉末に挽いた。この粉末は予備成形物製造用の結合剤である。 実施例2 ガラス織物の粉末被覆 実施例1の結合剤粉末を、7781-スタイル(style)ガラス織物上に被覆した。粉 末を織物の片面に均一に適用し、6重量%の被覆率を与えた。次に粉末を被覆し た織物は、粉末が織物の表面に接着するように粉末を軟化する赤外線ヒーターの 下を通した。他の織物試料は、1および3重量%で被覆した。 実施例3 予備成形物の製造 実施例2からの粉末を被覆とした織物を、ヘルメット形の予備成形物を製造す るために使用した。結合剤を被覆した織物をメス型の内側に寝 せた。これを次に蒸気で膨らませたゴム製の内袋により形に固めた。蒸気により 生成した熱および圧力は、結合剤を軟化させ、そして織物のパイルを一緒に接着 させた。ヘルメット形の予備成形物を圧力下で冷却し、そして硬質のよく固まっ た予備成形物が生成し、これは周囲温度で長期間の一体性を有した。 実施例4 靭性評価 本発明の結合剤を被覆した炭素織物および市販のビスマレイミド樹脂から製造 した複合積層の層間破壊靭性を、結合剤を用いずに製造した均等の積層と比較し た。 結合剤を被覆した織物を製造するために、実施例1の結合剤の均一な被覆を28 3gsm 3K5H炭素織物の両面に手で所々塗った。織物を被覆して3.5重量%の結合剤 を織物の両面に与え、したがって全結合剤含量は7重量%であった。次に織物を 120℃で2分間、空気循環オーブン中で加熱し、結合剤を織物上で融解させた。 結合剤を被覆した織物を次にオーブンから取り出し、そして周囲温度に冷却した 。 複合積層体は、結合剤を被覆した織物および標準織物の両方から製造した。96 gsmのビスマレイミド樹脂フィルムを、2種の織物の片側に適用した。生成した 材料を次に16×12インチ(40.5×30.5cm)の寸法の片に切断した。この材料の10枚 のパイルを一緒に積み重ね、手で押して固めた。AITM試験法1.0005に従うG1c検 体を調製するための適当な積層体を生成するために、この積層の中心に、1方の 端のパイル間にFEP剥離フィルムを配置した。 予備成形した積層体を次にオートクレーブ成形サイクルで、190℃に て6時間硬化した。生成した複合積層体は次に空気循環オーブン中で245℃で5 時間、後硬化した。 G1c検体を試験法AITM 1.0005に従い調製し、横の繊維を長手方向で検体と並 べ、横面を狭隙面に収めた。6種の検体を両積層体から切断し、そして試験して データを得た。 結合剤を含まない検体について得られたG1c値は、268.6J/m2であった。 結合剤を含む検体について得られたG1c値は、419.9J/m2であった。 G1cは結合剤を含む検体について有意に高く、そしてこれは本発明の樹脂結合 剤の使用により提供される複合体の靭性が上昇したことを説明している。 実施例5 実施例4で調製した試料を使用して、硬化した積層体の以下の特性を評価した : ガラス転移温度は、動的機械的熱分析(DMTA)測定からのtanδ値である 。 測定した特性に関する結果は、本発明の樹脂結合剤を用いて製造した材料が結 合剤を用いずに製造した材料と有意に異ならないことを示している。 実施例6 PES-修飾ビスマレイミド結合剤の調製 400gのPES(ビクトレックス:Victrex 5003P)を、1.3kgの塩化メチレンに溶 解した。600gのビスマレイミド樹脂(サイコム:Cycom 5250-4 RTM樹脂)をPES 溶液に加え、そして均一になるまで撹拌した。次に塩化メチレンを減圧下、80℃ で除去した。周囲温度に冷却した時、生成した材料は硬質のガラス様固体であり 、これを続いて粒子サイズ<500μmの粉末に挽いた。この粉末は実施例2および 3に記載した技法により粉末被覆および予備成形物製造用に適する。 実施例7 フェノキシ樹脂修飾エポキシ結合剤の調製 70gの固体フェノキシノバラック樹脂(チバ:Ciba ECN 1273)を、フェノキシ樹 脂サーモプラスチックの40%固体溶液(メチルエチルケトン中、フェノキシアソ シエイツ:Phenoxy Associates、Paphen PKHS-40)に加えた。さらに20gのメチル エチルケトンを加え、そして混合物をエポキシノバラック樹脂が完全に溶解する まで撹拌した。5gの触媒(アンジノモト:Anjinomoto、Ajicure PN23)を加え、そ して混合物を均一になるまで撹拌した。メチルエチルケトン溶媒を80℃にて真空 で除去した。周囲温度に冷却した時、生成した材料は硬質の固体であり、これを 続いて粒 子サイズ<500μmに挽いた。この粉末は結合剤樹脂として使用できた。 実施例8 エポキシ結合剤を被覆した織物の調製 実施例7の結合剤樹脂は、7781-スタイルガラス織物上に5%の被覆重量で実 施例2のように溶射被覆した。 実施例9 エポキシ結合剤の予備成形物の製造 実施例8の8片(30×15cm)の粉末を被覆した織物を切断し、そして一緒に積 重ねた。この織物の積重ねを次に真空バックを使用して真空圧下で固めた。真空 バックを次に80℃のオーブン中に10分間置き、結合剤を軟化させ、そして織物の パイルを互いに接着させた。周囲温度に冷却した後、真空バックを取り出し、そ して十分に固まった予備成形物が生成し、これは周囲温度で長期間の一体性を有 した。実施例10 靭性評価 実施例6の結合剤を、実施例4のようにG1c検体を調製するために使用した。 試験はAITM1.0005試験法に従い行った。結合剤を含む検体について447.9J/m2の G1c値が得られた。これを結合剤を含まない268.6J/m2のG1c値と比較する。こ れは本発明の樹脂結合剤の使用により提供される複合体の靭性が有意に上昇した ことを示す。 実施例11 ポリスルホン修飾エポキシ結合剤の調製 25gのポリスルホン(アモコ:Amoco P1800)を、100gの塩化メチレンに溶解した 。76gの固体ノバラック樹脂(チバ:Ciba ECN 1273)を溶液に加 え、そして溶解するまで撹拌した。1gの触媒(チバ:Ciba、DY9577)を加え、そし て混合物を均一になるまで撹拌した。塩化メチレンを70℃にて真空で除去した。 周囲温度に冷却した時、生成した材料は硬質の固体であり、これを続いて粒子サ イズ<500μmに挽いた。この粉末は結合剤樹脂として使用できた。 実施例12 エポキシ結合剤を被覆した織物の調製 実施例11の結合剤樹脂は、3K5H炭素織物上に、実施例2の手順に従い6%の 被覆重量で被覆した。 実施例13 エポキシ結合剤予備成形物の製造 実施例12の8片(33×18cm)の粉末を被覆した織物を切断し、そして一緒に 積重ねた。このパイルを実施例9の手順に従い80℃で固めた。周囲温度で長期間 の一体性を有する十分に固まった予備成形物が生成した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月4日(1999.6.4) 【補正内容】 7.エラストマーが4〜8個の炭素原子を有する共役ジエンから誘導されたホモ 重合性または共重合性ジエンゴムである、前記請求の範囲のいずれかに記載の結 合剤を被覆した繊維。 8.エラストマーが、ブタジエン−アクリロニトリルポリマーまたはカルボン酸 −官能性ブタジエンアクリロニトリルポリマーである、請求の範囲第7項に記載 の結合剤を被覆した繊維。 9.結合剤樹脂が、熱伝導性粒子、導電性粒子、難燃剤、着色剤、触媒、硬化剤 およびカップリング剤から選択される1種以上の添加剤を最高20重量%含んで成 る、前記請求の範囲のいずれかに記載の結合剤を被覆した繊維。 10.強化繊維が、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、セラミック繊維およ びそれらの混合物から選択される、前記請求の範囲のいずれかに記載の結合剤を 被覆した繊維。 11.強化繊維が織物状である、請求の範囲第11項に記載の結合剤を被覆した 繊維。 12.90〜97重量%の強化繊維、および織物の片面または織物の両面に被覆され た3〜10重量%の結合剤樹脂を含んで成る、請求の範囲第11項に記載の結合剤 を被覆した繊維。 13.結合剤樹脂が1500μm以下の粒子サイズを有する粒子状態である、前記請 求の範囲のいずれかに記載の結合剤を被覆した繊維。 14.結合剤樹脂が、100〜500μmの範囲の平均粒子サイズを有する粒子状態で ある、請求の範囲第13項に記載の結合剤を被覆した繊維。 15.周囲温度で非粘着性固体であり、50〜150℃の範囲に軟化点を有し、そし て50〜200℃の範囲の温度で硬化可能であり、そして: 40〜90重量%の熱硬化性樹脂および 10〜60重量%の高分子量エンジニアリングサーモプラスチックおよび/または ゴム状ビニル付加ポリマーであるエラストマーを含んで成るが、ただしエンジニ アリングサーモプラスチックがポリエーテルスルホンである時、これは20〜60重 量%の量で存在する、を含んでなる非凝集性のさらさらした粉末状である結合剤 樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 コポツク,ビンセント イギリス・チエシヤー シーダブリユー6 95ジエイ・バンベリー・ザホーソーンズ 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.80〜99重量%の強化繊維および1〜20重量%の予備成形物結合剤樹脂を含ん で成る結合剤を被覆した繊維であって、該結合剤樹脂は、粒子状または強化繊維 の表面上の離散領域であり、該結合剤樹脂は; 40〜90重量%の熱硬化性樹脂の結合剤樹脂、および 高分子量エンジニアリングサーモプラスチックおよび/またはビニル付加ポリ マー、フルオロエラストマーおよびポリシロキサンエラストマーから選択される エラストマーの10〜60重量%の結合剤樹脂を含んで成り、 エンジニアリングサーモプラスチック/エラストマーは、熱硬化性樹脂中に溶 解され、結合剤樹脂は周囲温度で非粘着性であり、50〜150℃の範囲の軟化点を 有し、そして50〜200℃の範囲の温度で熱硬化性である、上記の結合剤を被覆し た繊維。 2.上記結合剤樹脂が、約75重量%の熱硬化性樹脂/エラストマーおよび約25重 量%のエンジニアリングサーモプラスチックを含んで成る、請求の範囲第1項に 記載の結合剤を被覆した繊維。 3.熱硬化性樹脂が、ビスマレイミド樹脂、シアネート樹脂およびエポキシ樹脂 から選択される、請求の範囲第1項または第2項に記載の結合剤を被覆した繊維 。 4.熱硬化性樹脂がビスマレイミド樹脂である、請求の範囲第3項に記載の結合 剤を被覆した繊維。 5.エンジニアリングサーモプラスチックが少なくとも150℃のTgを有し、そ してポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、 ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ リアミド、ポリアミドイミドおよびフェノキシ樹脂から選択される、前記請求の 範囲のいずれかに記載の結合剤を被覆した繊維。 6.エンジニアリングサーモプラスチックがポリエーテルイミド、ポリエーテル スルホンまたはフェノキシ樹脂である、請求の範囲第5項に記載の結合剤を被覆 した繊維。 7.エラストマーが4〜8個の炭素原子を有する共役ジエンから誘導されたホモ 重合性または共重合性ジエンゴムである、前記請求の範囲のいずれかに記載の結 合剤を被覆した繊維。 8.エラストマーが、ブタジエン−アクリロニトリルポリマーまたはカルボン酸 −官能性ブタジエンアクリロニトリルポリマーである、請求の範囲第7項に記載 の結合剤を被覆した繊維。 9.結合剤樹脂が、熱伝導性粒子、導電性粒子、難燃剤、着色剤、触媒、硬化剤 およびカップリング剤から選択される1種以上の添加剤を最高20重量%含んで成 る、前記請求の範囲のいずれかに記載の結合剤を被覆した繊維。 10.強化繊維が、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、セラミック繊維およ びそれらの混合物から選択される、前記請求の範囲のいずれかに記載の結合剤を 被覆した繊維。 11.強化繊維が織物状である、請求の範囲第11項に記載の結合剤を被覆した 繊維。 12.90〜97重量%の強化繊維、および織物の片面または織物の両面に被覆され た3〜10重量%の結合剤樹脂を含んで成る、請求の範囲第11項に記載の結合剤 を被覆した繊維。 13.結合剤樹脂が1500μm以下の粒子サイズを有する粒子状態である、 前記請求の範囲のいずれかに記載の結合剤を被覆した繊維。 14.結合剤樹脂が、100〜500μmの範囲の平均粒子サイズを有する粒子状態で ある、請求の範囲第13項に記載の結合剤を被覆した繊維。 15.周囲温度で非粘着性固体であり、50〜150℃の範囲に軟化点を有し、そし て50〜200℃の範囲の温度で硬化可能であり、そして: 40〜90重量%の熱硬化性樹脂および 10〜60重量%の高分子量エンジニアリングサーモプラスチックおよび/または ゴム状ビニル付加ポリマーであるエラストマーを含んで成るが、ただしエンジニ アリングサーモプラスチックがポリエーテルスルホンである時、これは20〜60重 量%の量で存在する、を含んでなる結合剤樹脂。 16.40〜90重量%の熱硬化性樹脂、 10〜60重量%の高分子量エンジニアリングサーモプラスチックおよび/または ビニル付加ポリマー、フルオロエラストマーおよびポリシロキサンエラストマー から選択されるエラストマー、 熱伝導性粒子、導電性粒子、難燃剤、着色剤、触媒、硬化剤およびカップリン グ剤から選択される最高20重量%の1種以上の添加剤、 から成る請求の範囲第15項に記載の結合剤樹脂。 17.成分が請求の範囲第2項ないし第8項のいずれか1項により定められる請 求の範囲第15項または第16項に記載の結合剤樹脂。 18.1500μm以下の粒子サイズを有する非凝集性のさらさらした粉末状である 、請求の範囲第15項ないし第17項のいずれかに1項に記載の結合剤樹脂。 19.100〜500μmの範囲の平均粒子サイズを有する請求の範囲第18項 に記載の結合剤樹脂。 20.安定化された予備成形物の調製法であって: 請求の範囲第1項ないし第18項をいずれか1項に記載の結合剤を被覆した繊 維の複数層を提供し、 層を型面上に形成し、層を50〜150℃の範囲の温度で加熱して結合剤樹脂を融 解し、そして層を一緒に融合し、そして層を冷却して硬質にして予備成形物を形 成する、 工程を含んで成る上記予備成形物の調製法。 21.複合体の作成法であって、 請求の範囲第20項に記載の方法により製造された予備成形物を提供し、 熱硬化性マトリックス樹脂を予備成形物に適用し、そして樹脂を50〜200℃の 範囲の温度で硬化することにより複合体を形成する、 工程を含んで成る上記複合体の作成法。 22.予備成形物が型の中に置かれる、請求の範囲第21項に記載の方法。 23.マトリックス樹脂が予備成形物を含む型の中に導入される、請求の範囲第 22項に記載の方法。 24.マトリックス樹脂が、結合剤樹脂の熱硬化性樹脂と同じ種類である、請求 の範囲第23項に記載の複合体の作成法。
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