JP2001514434A - マイクロメカニカル静電リレー及びそれの作製方法 - Google Patents

マイクロメカニカル静電リレー及びそれの作製方法

Info

Publication number
JP2001514434A
JP2001514434A JP2000508127A JP2000508127A JP2001514434A JP 2001514434 A JP2001514434 A JP 2001514434A JP 2000508127 A JP2000508127 A JP 2000508127A JP 2000508127 A JP2000508127 A JP 2000508127A JP 2001514434 A JP2001514434 A JP 2001514434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
spring tongue
layer
fixed contact
base substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000508127A
Other languages
English (en)
Inventor
シュラーク ヘルムート
キーゼヴェッター ロタール
Original Assignee
シーメンス エレクトロメカニカル コンポーネンツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シーメンス エレクトロメカニカル コンポーネンツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト filed Critical シーメンス エレクトロメカニカル コンポーネンツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Publication of JP2001514434A publication Critical patent/JP2001514434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics
    • H01H2059/0081Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics with a tapered air-gap between fixed and movable electrodes

Landscapes

  • Micromachines (AREA)
  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 マイクロメカニカル静電リレーは、ベースサブストレート(1)を有し、該ベースサブストレート(1)上には、片側にて結合された接極子ばね舌片(41)が可動コンタクト(8)と共に、次のように構造化されている、即ち、休止状態にて、弾性的にベースサブストレート(1)から曲げ出されているように構造化されている。可動のコンタクト(8)と共働する固定コンタクト(7)が、同様に弾性的にベースサブストレート(1)から曲げ出された固定コンタクト−ばね舌片(42)上に配されており、ここで、両接極子ばね舌片は、それの自由端部を以て、相対向し、可動のコンタクト(8)は、固定コンタクト(7)と重なりオーバーラップするように配置構成されている、2つのばね舌片上でのコンタクトの配置により、静電駆動部にて可能な接極子変位距離にも拘わらず、延伸された状態のほかにコンタクトにて比較的大きなオーバーストロークが得られ、それにより十分な接触力が生ぜしめられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ベース電極と少なくとも1つの固定コンタクトを有するベースサブ
ストレートを有し 接極子ばね舌片を有し、該接極子ばね舌片は、ベースサブストレートに結合さ
れた支持体層に連結、結合されており、ベース電極に対向する接極子電極を有し
、休止状態にて、ウエッジ状空隙の形成下で弾性的にベースサブストレートから
曲げられており、それの自由端部にて、固定コンタクトに対向する可動コンタク
トを支持している当該のリレーマイクロメカニカル静電リレーに関する。更に、
本発明はその種のリレーの作製方法に関する。
【0002】 その種のマイクロメカニカルリレー及び作製方法が既に基本的にDE4205
029C1から公知である。ここで、重要なことは、サブストレートから露出さ
れた接極子ばね舌片が次のように湾曲される、即ち、接極子電極が対向するベー
ス電極と共にウエッジ状の空隙を形成し、この空隙は、両電極間に電圧を印加す
ると、所謂移動のウエッジで方式、手法、原理に従って迅速な吸引運動を行わせ
る。この手法の改良形態は、例えばDE4437259C1及びDE44372
61Cに示されている。
【0003】 マイクロメカニカル構成を有するそれらすべてのリレーでは、比較的高い作製
技術上のコストが必要である、それというのは、2つのサブストレート、一方で
は、ベース電極及び固定接点コンタクトを有するベースサブストレート、他方で
は接極子ばね舌片、接極子及び可動のコンタクトを有する接極子サブストレート
を別個に加工し、相互に連結、結合しなければならないからである。両サブスト
レートの前述の主機能素子のほかに、更なる被覆―及びエッチング過程が必要で
ある。例えば、絶縁層、リード等に対して更なる被覆―及びエッチング過程が必
要である。要するに、両サブストレートは、相互に面し合ってそれの主機能層と
連結、結合され得る前に、すべての所要の複雑なプロセスを施されねばならない
。回路素子を環境の影響から保護すべきであるが、概して付加的カバー部分が終
端エレメントとして必要であり、これについては詳述する必要はない。
【0004】 作製の簡単化のためには次のようにすると好ましい、即ち、リレーのすべての
機能素子が1つのサブストレート上で一方の側から形成されると好ましい。付加
的に次のようにすることも可能である、即ち、可動のコンタクトを有するばね舌
片及び1つの固定接点コンタクトエレメントを同一サブストレート上に構成し、
ここで、例えば固定接点コンタクト及び可動コンタクトを相互に上下に作製し、
ここで所謂犠牲層のエッチングによりコンタクト間隔を形成し得ることも可能で
ある。基本的にそのような装置は、US4570139から公知である。そこに
記載されているマイクロメカニカルスイッチでは、勿論、接極子ばね舌片の下方
に、精確には画定されていない中空空間が形成され、このような中空空間は、静
電駆動の形成には不適当である。そこに示されているスイッチでは、従って、接
極子ばね舌片にも固定接点コンタクトにも、それぞれ磁気層を施し、スイッチを
、外部から印加される磁界を介して作動するものである。そのような磁界により
、比較的わずかなコンタクト間隔―これは、可動コンタクトと剛性的固定接点コ
ンタクトとの間の犠牲層により達成される−の場合でも、所要の接触力を生じさ
せ得る;勿論、このために、磁界の発生のための付加的装置が必要であり、この
付加的装置は、マイクロメカニカルリレーに対する適用例に対して利用可能なも
のより著しく多くのスペースを必要とする。
【0005】 本発明の目的とするところは、静電駆動部により一層より大きな接触力を発生
し得るように冒頭に述べた形式のマイクロメカニカルリレーを構成的に、発展さ
せることにあり、ここでベースサブストレート上でリレーの機能素子を一方の側
からの加工により作成し得るようにするものである。
【0006】 前記目的は、本発明によれば、次のようにして達成される、即ち、少なくとも
1つの固定コンタクトは、固定コンタクト−ばね舌片上に配されており、該固定
コンタクト−ばね舌片は前記接極子ばね舌片に対向して、これと同様に片側にて
支持体層に連結、結合されており、休止状態にて弾性的にベースサブストレート
から曲げ出されており、少なくとも1つの可動のコンタクトは、接極子ばね舌片
(41)の自由端部にて該接極子ばね舌片を越えて張出し、そして固定コンタク
トと重なりオーバーラップしているのである。
【0007】 要するに、本発明では、マイクロメカニカルリレー及びスイッチに対する提案
と異なって、固定接点コンタクトも、もはやベースサブストレート上に固定的に
配されないで、可動コンタクトのように湾曲されたばね舌片上に位置付けられ、
それにより、付加的なスイッチング変位距離を達成できる。可動コンタクトは、
接極子ばね舌片上に位置付けられ、固定接点コンタクトと重なりオーバーラップ
する。而して、相対向する両ばね舌片の事前湾曲により、スイッチングの際、接
触接続の始めから、接極子の終位置まで、所望の接触力発生のための十分なオー
バーストロークが達成され得る。前記の効果は次のような場合にも達成し得る、
即ち、ベースサブストレート上に接極子ばね舌片の形成の際犠牲層技術を介して
接極子下方にたんに比較的わずかな空き空間を作成でき、この空き空間により、
接極子はそれの延伸舌位置を越えて対向電極への吸引の際たんにわずかな固有の
オーバーストロークを受けるような場合にも前記の効果が達成され得る。
【0008】 作製は次のようにすれば特に有利である、即ち、接極子ばね舌片も固定接点コ
ンタクトばね舌片も同じ支持体層から形成され、従って同一のエッチング過程で
作製し得るようにするのである。それの自由端を以て相対向するばね舌片は有利
に歯状に相互に噛み合うようにし、その結果突出する可能コンタクトがそれの終
端にてのみならず、少なくとも1つの側にても接極子ばね舌片の表面と連結、結
合され得る。特別な構成形態はメーク接点又はブリッジ接点を形成するかに依存
する。
【0009】 ベースサブストレートとして有利にはシリコンが使用され、ここで、ばね舌片
に対する支持体層は、シリコン層として、その都度必要な機能―及び絶縁層を介
してデポジションされ、又はボンディングされ、相応の動作過程でエッチングさ
れる。ベースサブストレートは、ガラス又はセラミックから成ってもより。それ
らの材料は、シリコンより遙かに安価である、但しセラミックはリレー構造に必
要な滑らかな表面を得るため付加的表面処理を要する。ばね舌片を形成する支持
体層は、デポジションされたポリシリコン又は再結晶付きのポリシリコンから成
るか、又はボンティングされたシリコンウエーハの露出されたドーピングされた
シリコン層として生ぜしめられ得る。前記層はエピタキシー又は拡散により1つ
のシリコンウエーハにて作製し得る。前記のシリコン構造のほかに、ばね金属の
ボンディングされた層、即ち、ニッケル、ニッケル鉄合金又はその他の添加物を
有するニッケルのものをも使用し得る。他の金属も使用し得る。重要なことは、
材料が良好なばね特性及びわずかな疲労を呈することである。
【0010】 本発明のリレーの有利な作製方法によれば、マイクロメカニカル静電リレーの
作製方法において、下記の方法ステップを有し、即ち、ベース電極として導電層
を備えたベースサブストレート上に、絶縁層及び中空空間を介して導電層の支持
体層を被着し、 支持体層にて、相互にそれの自由端を以て相対向する片側で結合された2つの
ばね舌片を形成し、 ばね舌片に、それの上面にて、少なくともセクション的に引張応力層を施し、 ばね舌片、有利には比較的短いばね舌片に、それの自由端にて、少なくとも1
つ固定接点コンタクトを施し、ばね舌片、有利には比較的長いばね舌片に、少な
くとも1つの可動のコンタクトを施し、前記可動のコンタクトは、1つの犠牲層
を介して固定接点コンタクトと重なりオーバーラップするようにし、 ばね舌片を相互に、且つ、接極子ばね舌片からエッチングすることにより、そ
れの湾曲部をサブストレートから上方に向かって曲げ出すようにしたのである。
【0011】 作製方法の更なる実施形態が請求項14〜16に記載されている。
【0012】 次に本発明を図示の実施例に即して詳述する。
【0013】 図1は、本発明のマイクロメカニカルリレーの主要な機能層を示す断面図であ
る。
【0014】 図2は、図1のマイクロメカニカルリレーを休止位置にて終状態で(ケーシン
グなしで)示す断面図である。
【0015】 図3は、図2のリレーを作動位置で示す断面図である。
【0016】 図4はメーク接点を形成する図3のリレーの平面図である。
【0017】 図5は、図4と同じ平面図であるが、但し、ブリッジコンタクトを形成する実
施形態に付いて示す平面図である。
【0018】 図6は、ブリッジコンタクト装置の変化実施形態を示す平面図である。
【0019】 図7は、図1に相応する断面図であるが、接極子ばね舌片の部分セクション上
方に引張応力層の設けられた構成形態の断面図である。
【0020】 図8は、図2に相応する断面図であるが、種々の湾曲度の接極子ばね舌片セク
ションを示す断面図である。
【0021】 図9は、ばね舌片に対するポリシリコンから成る支持体層の構成までの図1に
比して幾らか変形されたベースサブストレートの層構成を示す。
【0022】 図10は、ばね舌片に対する金属から成る(図9に比して)支持体層の構成ま
での図1に比して幾らか変形されたベースサブストレートの層構成を示す。
【0023】 図11は、ベースサブストレート上にボンディングされたロストウエーハ層(
Lost―Wafer)を有する層構成を有する図9及び10に比して変形され
た層構成の断面図である。
【0024】 図12は、SOI―ウエーハ半製品を使用した変形された層構成を示す。
【0025】 先ず指摘すべきことには、すべての層構成はたんに略示的に層列を示したもの
であり、層の厚さ関係を示したもはない。
【0026】 図1〜図3にはシリコンをベースとする本発明のマイクロメカニカルリレーの
機能層構成を示す。この場合、ベースサブストレート1は、シリコンから成る。
前記ベースサブストレート1は、同時にベース電極としても用いられる;必要に
応じて、相応の電極層を適当なドーピングにより構成することもできる。ベース
サブストレート上方には、絶縁層2、例えば窒化シリコンが形成されている。こ
の絶縁層2上には、第1の犠牲層3が設けられており、この第1の犠牲層3は、
後にエッチング除去される。第1の犠牲層3は例えば、2酸化珪素から成り、有
利には、0.5μmより小の厚さd1を有する。犠牲層3上方にはばね舌片の形 成のための支持層4が設けられている。前記支持層4は、導電性であり、例えば
5〜10μmの厚さのポリシリコンから成る。前記の支持層4から、事後的に、
接極子ばね舌片41及び固定接点コンタクトばね舌片42がエッチング除去され
る。
【0027】 層構成の場合、先ず、両ばね舌片は第2の犠牲層5により相互に分離されてい
る。両ばね舌片41,42上には1つの絶縁性引張応力層6が配されており、こ
の引張応力層6は、ばね舌片のエッチング除去後、それの引張応力に基づきベー
スサブストレートから上方へ向かってのばね舌片の曲げ出しを行わせる。この状
態は、図2に示してある。
【0028】 固定接点コンタクトばね舌片42には相応のコーティング法により固定接点コ
ンタクト7がデポジションされており、一方接極子ばね舌片41の自由端上には
1つの可動のコンタクト8が、第2の犠牲層5を介して固定接点コンタクト7と
重なるように構成されている。スイッチング接点の高さは、任意に選択可能であ
り、典型的には2〜10μmである。必要に応じて、スイッチング接点の厚さ、
ないし、材料組織は、非対称的であってもよい。図4に示すように、両ばね舌片
41,42は歯のように相互に噛み合い、その結果ばね舌片41の中央の突起4
4は、2つの側方の突起43により囲繞される。そのようにして、可動のコンタ
クト8は、3つの側方セクションを以て接極子ばね舌片上に当接接触する。前記
可動接点は、当該の構成において、固定接点コンタクト7と共にメーク接点を形
成する。更に、可動接点8は、固定接点コンタクト7との重なりを確保するため
S字状又はZ字状横断面を有する。中間に位置する犠牲層2は、典型的に0.5
μmより小さい厚さd2を有する。
【0029】 公知形式で、その他の所要の層が形成される、例えば、固定接点コンタクト7
へのリード71,可動コンタクト8へのリード81及び接極子ばね舌片の表面の
パッシベーションのための更なる絶縁層9が形成される。
【0030】 図2には、2つの犠牲層3及び5のエッチング除去によりばね舌片を露出した
後の完成した装置を示す。ここで接極子ばね舌片41の下方に空き空間31が形
成される。前述のように、両ばね舌片41,42は、引張応力層6に基づき上方
へ湾曲され、その結果コネクタ1の開放状態の図2の装置の配置構成が形成され
る。接極子ばね舌片は、バイアスに基づきばね端部にて内法の角度のところまで
湾曲する。同じように、固定接点コンタクトばね舌片42は、露出後上方へ向か
って内法の角度X2だけ上方へ湾曲する。従って、下記の内法のコネクタ間隔が 得られる。
【0031】 XK=X1−X2+d2 そして近似的は XK=X1−X2。
【0032】 前記の内法のコンタクト間隔は、接極子ばね舌片及び固定接点コンタクトばね
舌片の幾何学的形状特性及び層6により惹起された引張応力によりばねにて自由
に可調整である。
【0033】 リレーの閉じられたスイッチング状態を図3に示す。ここで、接極子ばね舌片
41は直接対向電極に当接接触する、換言すれば、対向電極ないしベースサブス
トレートの絶縁層2に接触する。従って、接極子ばね舌片は第1の犠牲層3の厚
さだけ、即ち、d1だけ、下方へ曲げられている。ここで、オーバーストローク が生じる。
【0034】 Xu=X2−d2+d1、即ち近似的に Xu=X2 前記オーバーストロークは、コンタクト高さの作製トレランスに無関係である。
【0035】 前述のように、図4は、図1〜図3によるばね舌片41,42の平面図である
。ここで、コンタクトの形状及び装置、即ち、ばね舌片42の突起44上の固定
接点コンタクト7並びにばね舌片41の突起43上での3方の側での懸架付きの
可動コンタクトの形状及び装置が示されている。更に、第1犠牲層3のエッチン
グ除去のための孔付きグリッド10が示されてる。
【0036】 図5には、図4に比して変形されたブリッジコンタクトを有する。この事例に
おいて、ばね舌片42は、2つの外側の突起46上に、相応の接続路を有する2
つの別個の固定接点コンタクト7を有し、一方、ばね舌片41は、中央突起47
を有し、この中央突起47上に、可動のコンタクト8が配されている。固定接点
コンタクトばね舌片42におけるスロット42aにより捩れトーションフレキシ
ビリティが確保され、それにより、不均一なエロージョンの場合に両コンタクト
コンタクトが、確実に信頼性を以て閉成をするよう構成されている。これは両側
で、固定接点コンタクト7と重なりオーバーラップすることによりブリッジコン
タクトとして用いられる。
【0037】 同じ効果を、図6による構造によっても得ることができる。そこで、接極子ば
ね舌片141は中央突起147を有し、この上に、両側で張出する可動のブリッ
ジコンタクト148が載っている。このブリッジコンタクト148は3つの固定
接点コンタクト144,145と共働し、該2つの固定接点コンタクト144,
145は、2つの別個の固定接点コンタクト−ばね舌片142,143上に載っ
ている。前記ばね舌片142,143は、接極子ばね舌片141に対して横断方
向に延びている、換言すればそれの固定取付線142a,143aは接極子ばね
舌片141の固定取付線141aに対して垂直方向に延びている。
【0038】 スイッチング特性曲線カーブの最適化にはDE4437260C1及びDE4
437261C1に詳述されているように接極子ばね舌片をセクションごとにの
み湾曲させると有利である。図7及び図8には作製中及び仕上がった完成状態の
接極子ばね舌片が示してあり、ここで接極子ばね舌片は、たんに部分的に、湾曲
されている状態で構成されている。図1及び図2に比して、主要な相違点は、図
7及び図8では引張応力層61がたんに接極子ばね舌片41の一部にのみ亘って
延在し、その結果接極子ばね舌片41の湾曲されたゾーン62が固定取付個所の
領域に限定され、一方ゾーン63は、ばね端部に向かって直線的ないしわずかな
湾曲度で延びている。図7及び図8ではシリコン支持体層4上に固有応力のない
絶縁層64が示されており、この絶縁層64は、ばね舌片からのリード81を含
む負荷回路の直流的分離を形成する。その上方に既述の引張応力層61が配され
ている。
【0039】 前述の図示の層配置の実現のためそれ自体公知の種々の方式が適用可能である
。而して、図9は、アディティブ技術に従って行われるようなベースサブストレ
ート上での基本的構成を示す。この方式では、可動のばね舌片ないしそれの支持
体層が或材料から形成され、該材料は、作製の際、はじめてサブストレート上に
折出デポジションされる。サブストレートとしては図9の図示の実施例では、P
―シリコンから成るウエーハが用いられる。このウエーハ上には、先ず、制御―
ベース電極11は、n―形拡散により(例えば燐での拡散により)生ぜしめられ
る;電極のnシリコンとベースサブストレートのP―シリコンとの間に阻止層1
2が形成される。電極上方に、絶縁層2,及びその上方に犠牲層3が被着され、
構造化される。その上方に、例えば5〜10μmの厚さを有する支持体層4がデ
ポジションされる。支持体層4は、ポリシリコン又は再結晶化付きのポリシリコ
ンから成る。通常のマスク技術により、ばね舌片の構造が作製される。更なる構
成は図1に示すようになされる。而して、種々の機能層、即ち、負荷回路と可動
の駆動電極との間の絶縁層、場合により付加的引張応力層及び所要の負荷回路導
体路がデポジションされる。更に介在する第2の犠牲層を有する前述のコンタク
ト及び導体路に対する所要のパッシベーション絶縁部が生ぜしめられる。
【0040】 既に冒頭に述べたように、他の材料も使用され得る。而して、図10には層配
置が示されており、ここで、サブストレートはガラスから成る。但し、絶縁層を
有するシリコンサブストレート又は相応の表面処理を施したセラミックから成っ
ていてもよい。このサブストレート上方には、金属層の形態のベース電極11が
生ぜしめられる。その上に絶縁層2及びその上に犠牲層3が位置付けられる。支
持体層としては当該事例では直流的に被着された金属層が用いられ、この金属層
はニッケル又はニッケル合金(例えばニッケル鉄)又は他の金属合金から成る。
重要なことは当該の金属のわずかな疲労を伴うばね特性である。直流的プロセス
処理の際の相応の電流通電により不均一なニッケル層を生じさせることができ、
それにより、構造化されたばね舌片の事後的な湾曲を生じさせるのである。更な
る構成は、図9ないし図1に類似してなされる。
【0041】 リレーの機能層を生成するための別の手段は、所謂Lost―Wafer技術
である。この技術を図11を用いて簡略に説明する。この事例では、2つのもと
のサブストレートが使用され、それらの2つのもとのサブストレートは、同一の
表面の層処理を施される。同じくシリコン又はガラスから成るベースサブストレ
ート一上に、先ず、ベース電極11が被着され、該ベース電極11は、当該事例
ではエッチングトレンチ湾曲内に埋め込まれる。その上に絶縁層2が配される。
その後、第2のシリコンウエーハ20が、nドーピングされたシリコン層21―
これはエピタキシィ技術により被着されるか、又はアノード酸化により既に構造
化されたベースサブストレート1上にボンティングされる。しかる後、上面から
電気化学的エッチストップを以てウエーハ20のバックエッチングが行われ、そ
の結果可動ばね舌片に対する支持体層としても散られるエピタキシィ層21のみ
が残る。ベースサブストレート上でのLostウエーハの接合ステップは、次の
ようにすれば第1の犠牲層3(図1参照)がなくても、空き空間31が形成され
、絶縁層2がドーピングされたシリコン層21に固定的にボンティングされるよ
うにするのである。
【0042】 更に、当該の事例では負荷回路素子の構造化は、図1ないし図6に即して既に
、記載したようにアディティブ法に類似して行われる。要するに、例えば、負荷
回路と、ばね舌片4により形成された駆動電極、そして、必要な限り付加的な引
張応力層61、負荷回路、導体路71,81位置固定コンタクト7,第2の犠牲
層5及び可動コンタクト8が相次いで被着され、構造化される。パッシベーショ
ン絶縁分離のため付加的層が必要である限りこのことは、当業者の経験上の知識
に従って行われる。
【0043】 本発明の構造を生成する更なる手段は、所謂SOIウエーハ(silicon
―on―msulaton)の使用である。図12にはそのようなSOIウエー
ハを半製品として示してある。図9との相違点は、当該の事例において、個々の
層は事後的にサブストレート上にデポジションされるものではなく、そのような
SOIウエーハは、半製品としてプレハブの層構成を有し、ここでシリコンサブ
ストレート1上に、絶縁層2、例えば窒化シリコンからなるもの、第1犠牲層3
,例えば2酸化珪素から成るもの、並びに、支持体層としての結晶性のシリコン
エピタキシィ1層、例えば5〜10μmでの厚さを有するものが配されているこ
とである。前記の半製品によれば上述のアディティブ法に類似して負荷回路素子
の構造化が行われ、ここで、機能層として、絶縁層64、付加的な引張応力層6
1、負荷回路導体路71,81,位置固定コンタクト7,第2犠牲層58(場合
により導体路に対するパッシベーション絶縁分離体としても亦)及び可動コンタ
クト4が構造化される。
【0044】 リレーの機能は、前述の構成から明らかである。相応の接続エレメントを介し
て、リレーの作動のため、制御電圧Usが電極に加えられ、即ち、図2に示すよ うに、ベースサブストレート1―これは同時にベース電極としても用いられる−
へ加えられ、又は図9〜図11に示すようなベースサブストレートから電気的に
絶縁されたベース電極へ、そして、ばね舌片41―これは、同時に接極子電極と
しても用いられる−へ加えられる。静電的帯電により、接極子ばね舌片41は、
ベース電極へ吸引され、それにより、接点コンタクトは閉成する。
【0045】 当業者にとって明らかなことは、図示の構造は、適当な手法で1つのケーシン
グ内に組み込まれ、その結果コンタクトは、環境の影響から保護される。更に、
付言すべきことは、複数の回路ユニットが、同一のサブストレート上に相並んで
、1つの共通のケーシング内に、1つの多重リレーの形成のため配され得るので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマイクロメカニカルリレーの主要機能層の構成を示す断面図。
【図2】 休止位置における終状態での図1のマイクロメカニカルリレーの断面図。
【図3】 動作位置における図2のリレーの平面図。
【図4】 メーク接点を形成する図3のリレーの平面図。
【図5】 図4と同じ示図であるが、但し、ブリッジコンタクトを形成する実施形態の平
面図。
【図6】 ブリッジコンタクト装置の変形実施例の断面図。
【図7】 図1に相応する図であるが、但し、接極子ばね舌片の部分セクション上方に引
張応力層を有する実施形態の断面図。
【図8】 種々の湾曲度のばね舌片セクションを有する図2に相応する断面図。
【図9】 ばね舌片に対してポリシリコンから成る支持体層の構成までの様子を示す、図
1に比して幾らかの変形された層構成の断面図。
【図10】 ばね舌片に対する金属から成る支持体層を有する図9に比して変形された層構
成を示す断面図。
【図11】 ばね舌片に対する支持層の形成のため、ベースサブストレート上にボンディン
グされたLost―wafer層を有する、図9及び図10に比して変形された
層構成の断面図。
【図12】 SOIウエーハ半製品を使用して変形された層構成の断面図。
【符号の説明】
1 ベースサブストレート 2 絶縁層 3 犠牲層 4 支持体層 5 第2犠牲層 6 引張応力層 7 固定接点コンタクト 8 可動コンタクト 9 絶縁層 10 孔グリッド 11 空き空間 41 接極子ばね舌片 42 ばね舌片 43 突起 44 突起

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース電極(1,11)と少なくとも1つの固定コンタクト
    (7)を有するベースサブストレート(1)を有し 接極子ばね舌片(41)を有し、該接極子ばね舌片(41)は、片側にて、ベ
    ースサブストレート(1)に結合された支持体層(4)に連結、結合されており
    、ベース電極(1,11)に対向する接極子電極(41)を有し、休止状態にて
    、ウエッジ状空隙の形成下で弾性的にベースサブストレート(1)から曲げ出さ
    れており、それの自由端部にて、固定コンタクト(7)に対向する少なくとも1
    つの可動コンタクト(8)を支持している当該のリレーにおいて、 前記の少なくとも1つの固定コンタクト(7)は、固定コンタクト−ばね舌片
    (42)上に配されており、該固定コンタクト−ばね舌片は前記接極子ばね舌片
    (41)に対向して、これと同様に片側にて支持体層(4)に連結、結合されて
    おり、休止状態にて弾性的にベースサブストレート(1)から曲げ出されており
    、少なくとも1つの可動のコンタクト(8)は、接極子ばね舌片(41)の自由
    端部にて該接極子ばね舌片(41)を越えて張出し、そして固定コンタクト(7
    )と重なりオーバーラップしていることを特徴とするマイクロメカニカル静電リ
    レー。
  2. 【請求項2】 接極子ばね舌片(41)及び固定コンタクトばね舌片(42
    )は同じ支持体層(4)から形成されていることを特徴とする請求項1記載のリ
    レー。
  3. 【請求項3】 前記の少なくとも1つの可動コンタクト(8)は、ほぼZ字
    状の横断面を有し、ここで1つの端脚部が接極子ばね舌片(41)上に載ってお
    り、それとほぼ並行な端脚部が固定コンタクト(7)と重なりオーバーラップし
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載のリレー。
  4. 【請求項4】 接極子ばね舌片(41)及び固定接点コンタクト−ばね舌片
    (42)の自由端部は、歯状に入り組みあっており、ここで、一方のばね舌片(
    42;41)の各1つの突起が他方のばね舌片(41;42)の切欠部内に係合
    し、前記の少なくとも1つの固定接点コンタクト(7)は、固定接点コンタクト
    ばね舌片(42)の突起(44;46)上に載っており、前記の少なくとも1つ
    の可動のコンタクト(8)は、他方のばね舌片(41)の切欠部に亘って延在し
    ていることを特徴とする請求項1から3までのうちいずれか1項記載のリレー。
  5. 【請求項5】 接極子ばね舌片(41)は、延伸された状態で、それのはさ
    み状の端部セクション(43)を以て固定接点コンタクト−ばね舌片の固定接点
    コンタクト(8)を支持している中央突起(44)を囲繞しており、両側に当接
    接触している可動のコンタクト(8)が自由に当該の固定接点コンタクト(7)
    に亘って延在していることを特徴とする請求項4記載のリレー。
  6. 【請求項6】 接極子ばね舌片(41)の中央突起(47)が、固定接点コ
    ンタクト−ばね舌片(42)の固定接点コンタクト(7)を備えた2つの突起(
    46)間に係合し、1つの可動のブリッジコンタクト(8)が中央突起(47)
    上に取り付けられており、両側で自由に固定接点コンタクト(7)に亘って延在
    していることを特徴とする請求項4記載のリレー。
  7. 【請求項7】 接極子ばね舌片(141)の中央突起(147)が、両側に
    張出しているブリッジコンタクト(148)を支持しており、2つの固定接点コ
    ンタクトばね舌片(142,143)は、ブリッジコンタクト(148)と共働
    する各1つの固定接点コンタクト(144,145)を支持していることを特徴
    とする請求項4記載のリレー。
  8. 【請求項8】 ばね舌片の支持体層(4)は、部分的にエッチングされた犠
    牲層(8)を介してベースサブストレート(1)上に折出された層であることを
    特徴とする請求項1から7までのうちいずれか1項記載のリレー。
  9. 【請求項9】 ベースサブストレート(1)及び支持体層(4)はシリコン
    から成り、両電極層は、ベースサブストレート及び接極子ばね舌片にて固有伝導
    性又はドーピングされたシリコンにより形成されていることを特徴とする請求項
    1から8までのうちいずれか1項記載のリレー。
  10. 【請求項10】 ばね舌片(41,42)は、それぞれベースサブストレー
    トから離隔したほうの側でそれの長さの一部に亘って、引張応力を生じさせる層
    (6;61)を有することを特徴とする請求項1から9までのうちいずれか1項
    記載のリレー。
  11. 【請求項11】 ばね舌片(41;42)を形成する支持体層は、デポジシ
    ョンされたポリシリコン又は再結晶付きのポリシリコンから成ることを特徴とす
    る請求項1から10までのうちいずれか1項記載のリレー。
  12. 【請求項12】 ばね舌片(41;42)を形成する支持体層(4)は、直
    流的にデポジションされた、ないし、電気鍍金メッキされた金属層、例えば、ニ
    ッケル、ニッケル−鉄又はその他のニッケル合金から成ることを特徴とする請求
    項1から10までのうちいずれか1項記載のリレー。
  13. 【請求項13】 ベースサブストレート(1)は、シリコン又はガラスから
    成り、ばね舌片(41,42)を形成しているばね舌片層(4)は、シリコンウ
    エーハ(20)のシリコン層により形成されており、前記シリコン層は、ベース
    サブストレート上にボンディングされた露出されたものであることを特徴とする
    請求項1から9までのうちいずれか1項記載のリレー。
  14. 【請求項14】 請求項1から13項記載のマイクロメカニカル静電リレー
    の作製方法において、下記の方法ステップを有し、即ち、ベース電極として導電
    層を備えたベースサブストレート(1)上に、絶縁層(2)及び中間空間(31
    )を介して導電性の支持体層(4;21)を被着し、 支持体層(4:21)にて、相互にそれの自由端を以て相対向する片側で結合
    された2つのばね舌片(41,42)を形成し、 ばね舌片(41,42)に、それの上面にて、少なくともセクション的に引張
    応力層(6;61)を施し、 1つのばね舌片(42)、有利には比較的短いばね舌片に、それの自由端にて
    、少なくとも1つの固定接点コンタクト(7)を施し、 ばね舌片(41))、有利には比較的長いばね舌片に、少なくとも1つの可動
    のコンタクト(8)を施し、前記可動のコンタクト(8)は1つの犠牲層(5)
    を介して固定接点コンタクト(7)と重なりオーバーラップするようにし、 ばね舌片(41,42)を相互に、且つ、サブストレート(1)からエッチン
    グすることにより、それの湾曲部をサブストレートから上方に向かって曲げ出す
    ようにしたことを特徴とするマイクロメカニカル静電リレーの作製方法。
  15. 【請求項15】 シリコンから成るベースサブストレート(1)上に、第1
    の犠牲層(3)を介して、ポリシリコン又は再結晶付きのポリシリコンから成る
    ばね舌片―導電層(4)を2つのばね舌片(41,42)の構造を以てデポジシ
    ョンし、ここで、ばね舌片の輪郭及びコンタクトを第2の犠牲層(5)により相
    互に分離し、ここで、コンタクトの被着後、両犠牲層(3,5)をエッチングす
    ることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 ガラス、セラミック又はシリコンから成るベースサブスト
    レート上に第1の犠牲層(3)を介して、ニッケル、又はニッケル合金例えば、
    ニッケル−鉄から成るばね舌片(41,42)の構造が直流的にデポジションさ
    れ、ここで、ばね舌片のうちの一方(42)の上に少なくとも1つ固定接点コン
    タクト(7)を被着し、他方のばね舌片(41)上に、第2の犠牲層(3)の被
    着後固定接点コンタクト(7)と重なりオーバーラップする可動のコンタクト(
    8)を被着し、ここでコンタクトの被着後、両犠牲層(3,5)をエッチング除
    去することを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 シリコン又はガラスから成るベースサブストレート(1)
    上に、対向電極(11)及びその上に絶縁層(2)をデポジションし、 次いでシリコンウエーハ(20)を、ドーピングされたシリコン層(21)、
    例えばエピタキシー層又は拡散された層と共に、ばね舌片層としてベースサブス
    トレート(1)上にボンティングし、 しかる後、ウエーハ(20)を、ドーピングされたシリコン層(21)のみが
    とどまるまでバックエッチングし、次いで、当該のシリコン層(21)から両ば
    ね舌片(41,42)の構造をエッチングし、 次いで、一方のばね舌片(42)上に少なくとも1つの固定接点コンタクトを
    被着し、 次いで犠牲層(5)を介して、他方のばね舌片(41)上に固定接点コンタク
    ト(7)と重なりオーバーラップする少なくとも1つの可動のコンタクト(8)
    を被着し、 ついには犠牲層(5)をエッチングすることを特徴とする請求項14記載の方
    法。
JP2000508127A 1997-08-22 1998-07-24 マイクロメカニカル静電リレー及びそれの作製方法 Pending JP2001514434A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19736674.0 1997-08-22
DE19736674A DE19736674C1 (de) 1997-08-22 1997-08-22 Mikromechanisches elektrostatisches Relais und Verfahren zu dessen Herstellung
PCT/DE1998/002092 WO1999010907A1 (de) 1997-08-22 1998-07-24 Mikromechanisches elektrostatisches relais und verfahren zu dessen herstellung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001514434A true JP2001514434A (ja) 2001-09-11

Family

ID=7839913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000508127A Pending JP2001514434A (ja) 1997-08-22 1998-07-24 マイクロメカニカル静電リレー及びそれの作製方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6191671B1 (ja)
EP (1) EP1021815B1 (ja)
JP (1) JP2001514434A (ja)
CN (1) CN1310854A (ja)
CA (1) CA2300956A1 (ja)
DE (2) DE19736674C1 (ja)
TW (1) TW385465B (ja)
WO (1) WO1999010907A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223708A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Akustica Inc マルチメタルレイヤmems構造及びこれを作製するプロセス
JP2007524517A (ja) * 2003-06-24 2007-08-30 アイディーシー、エルエルシー Mems製造のための薄膜プレカーソルスタック
JP2007525805A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 エーアーデーエス・ドイッチュラント・ゲーエムベーハー 湾曲スイッチング素子を備えた高周波memsスイッチおよびこのスイッチの製造方法
JP2007535287A (ja) * 2004-04-23 2007-11-29 リサーチ・トライアングル・インスティチュート フレキシブル静電アクチュエータ
JP2009537337A (ja) * 2006-05-17 2009-10-29 ミクロガン ゲーエムベーハー 第iii族窒化物半導体を含むマイクロメカニカル・アクチュエータ
JP2009266615A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Taiyo Yuden Co Ltd 電気式微小機械スイッチ
JP2012076221A (ja) * 2004-03-11 2012-04-19 Palo Alto Research Center Inc 高電圧薄膜トランジスタを使用するmems装置のための集積化ドライバ電子工学

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6807734B2 (en) 1998-02-13 2004-10-26 Formfactor, Inc. Microelectronic contact structures, and methods of making same
US6255126B1 (en) 1998-12-02 2001-07-03 Formfactor, Inc. Lithographic contact elements
US6672875B1 (en) 1998-12-02 2004-01-06 Formfactor, Inc. Spring interconnect structures
DE69908638T2 (de) 1998-12-02 2004-04-29 Formfactor, Inc., Livermore Lithographische kontaktstrukturen
JP3119255B2 (ja) * 1998-12-22 2000-12-18 日本電気株式会社 マイクロマシンスイッチおよびその製造方法
IT1307131B1 (it) * 1999-02-02 2001-10-29 Fiat Ricerche Dispositivo di micro-rele' a controllo elettrostatico.
EP1200992B1 (en) * 1999-12-29 2008-10-29 FormFactor, Inc. Resilient interconnect structure for electronic components and method for making the same
AU2001266244A1 (en) * 2000-02-23 2001-09-03 Tyco Electronics Amp Gmbh Microswitch and process for its production
DE10065025A1 (de) * 2000-12-23 2002-07-04 Bosch Gmbh Robert Mikromechanisches Bauelement
US6560861B2 (en) * 2001-07-11 2003-05-13 Xerox Corporation Microspring with conductive coating deposited on tip after release
WO2003028059A1 (en) * 2001-09-21 2003-04-03 Hrl Laboratories, Llc Mems switches and methods of making same
KR100421222B1 (ko) * 2001-11-24 2004-03-02 삼성전자주식회사 저전압 구동의 마이크로 스위칭 소자
DE60312476T2 (de) * 2002-01-16 2007-06-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Mikro-elektromechanische vorrichtung
US7109560B2 (en) 2002-01-18 2006-09-19 Abb Research Ltd Micro-electromechanical system and method for production thereof
DE10310072B4 (de) * 2002-03-08 2005-07-14 Erhard Prof. Dr.-Ing. Kohn Mikromechanischer Aktor
DE10210344A1 (de) * 2002-03-08 2003-10-02 Univ Bremen Verfahren zur Herstellung mikromechanischer Bauteile und nach dem Verfahren hergestellte Bauteile
US6784389B2 (en) * 2002-03-13 2004-08-31 Ford Global Technologies, Llc Flexible circuit piezoelectric relay
US6753747B2 (en) * 2002-04-01 2004-06-22 Intel Corporation Integrated microsprings for high speed switches
US6686820B1 (en) * 2002-07-11 2004-02-03 Intel Corporation Microelectromechanical (MEMS) switching apparatus
US7551048B2 (en) * 2002-08-08 2009-06-23 Fujitsu Component Limited Micro-relay and method of fabricating the same
US6621022B1 (en) * 2002-08-29 2003-09-16 Intel Corporation Reliable opposing contact structure
JP2006524880A (ja) * 2002-09-18 2006-11-02 マグフュージョン, インコーポレイテッド 積層電気機械構造の組み立て方法
JP4076829B2 (ja) * 2002-09-20 2008-04-16 株式会社東芝 マイクロスイッチ及びその製造方法
US7190245B2 (en) * 2003-04-29 2007-03-13 Medtronic, Inc. Multi-stable micro electromechanical switches and methods of fabricating same
US7215229B2 (en) * 2003-09-17 2007-05-08 Schneider Electric Industries Sas Laminated relays with multiple flexible contacts
US7388459B2 (en) * 2003-10-28 2008-06-17 Medtronic, Inc. MEMs switching circuit and method for an implantable medical device
CN1317728C (zh) * 2004-01-16 2007-05-23 清华大学 一种用牺牲层材料做支撑梁的微机械开关及制作工艺
DE102004064163B4 (de) * 2004-12-22 2011-11-24 Eads Deutschland Gmbh Schaltbares Hochfrequenz-MEMS-Element mit bewegbarem Schaltelement und Verfahren zu seiner Herstellung
DE102004062992B4 (de) * 2004-12-22 2012-03-01 Eads Deutschland Gmbh Schaltbares Hochfrequenz-MEMS-Element mit bewegbarem Schaltelement und Verfahren zu seiner Herstellung
US7816745B2 (en) * 2005-02-25 2010-10-19 Medtronic, Inc. Wafer level hermetically sealed MEMS device
US7968364B2 (en) * 2005-10-03 2011-06-28 Analog Devices, Inc. MEMS switch capping and passivation method
WO2007041431A1 (en) * 2005-10-03 2007-04-12 Analog Devices, Inc. Mems switch contact system
US7453339B2 (en) * 2005-12-02 2008-11-18 Palo Alto Research Center Incorporated Electromechanical switch
KR101188438B1 (ko) * 2006-02-20 2012-10-08 삼성전자주식회사 하향형 멤스 스위치의 제조방법 및 하향형 멤스 스위치
JP4234737B2 (ja) * 2006-07-24 2009-03-04 株式会社東芝 Memsスイッチ
US7936240B2 (en) * 2007-08-16 2011-05-03 Simon Fraser University Lithographically controlled curvature for MEMS devices and antennas
WO2009036215A2 (en) * 2007-09-14 2009-03-19 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Etching processes used in mems production
EP2107038B1 (en) * 2008-03-31 2012-05-16 Imec Electrostatically actuatable MEMS device featuring reduced substrate charging
JP5629323B2 (ja) 2009-10-01 2014-11-19 キャベンディッシュ・キネティックス・インコーポレイテッドCavendish Kinetics, Inc. 改善したホット・スイッチング性能および信頼性を備えたマイクロ機械デジタルキャパシタデバイスおよびその形成方法
TWI425547B (zh) * 2011-05-06 2014-02-01 Nat Chip Implementation Ct Nat Applied Res Lab Cmos微機電開關結構
CN102867699B (zh) * 2011-07-08 2016-03-02 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 微开关及其制造方法
GB201414811D0 (en) * 2014-08-20 2014-10-01 Ibm Electromechanical switching device with electrodes comprising 2D layered materials having distinct functional areas
US10964505B2 (en) * 2015-11-16 2021-03-30 Cavendish Kinetics, Inc. Naturally closed MEMs switch for ESD protection
DE102020203576A1 (de) 2020-03-19 2021-09-23 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung System, insbesondere mikroelektromechanisches System, Verfahren zur Herstellung eines Systems, Verfahren zum Betrieb eines Systems

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4959515A (en) * 1984-05-01 1990-09-25 The Foxboro Company Micromechanical electric shunt and encoding devices made therefrom
US4570139A (en) * 1984-12-14 1986-02-11 Eaton Corporation Thin-film magnetically operated micromechanical electric switching device
US5260596A (en) * 1991-04-08 1993-11-09 Motorola, Inc. Monolithic circuit with integrated bulk structure resonator
CA2072199C (en) * 1991-06-24 1997-11-11 Fumihiro Kasano Electrostatic relay
US5258591A (en) * 1991-10-18 1993-11-02 Westinghouse Electric Corp. Low inductance cantilever switch
DE4205029C1 (en) * 1992-02-19 1993-02-11 Siemens Ag, 8000 Muenchen, De Micro-mechanical electrostatic relay - has tongue-shaped armature etched from surface of silicon@ substrate
DE69311277T2 (de) * 1992-12-15 1998-01-15 Asulab Sa Schutzrohrschalter und Herstellungsverfahren für aufgehängte dreidimensionale metallische Mikrostrukturen
DE4437260C1 (de) * 1994-10-18 1995-10-19 Siemens Ag Mikromechanisches Relais
DE4437261C1 (de) * 1994-10-18 1995-10-19 Siemens Ag Mikromechanisches elektrostatisches Relais
DE4437259C1 (de) * 1994-10-18 1995-10-19 Siemens Ag Mikromechanisches Relais
US5578224A (en) * 1995-06-07 1996-11-26 Analog Devices, Inc. Method of making micromachined device with ground plane under sensor
US5578976A (en) * 1995-06-22 1996-11-26 Rockwell International Corporation Micro electromechanical RF switch
US6057520A (en) * 1999-06-30 2000-05-02 Mcnc Arc resistant high voltage micromachined electrostatic switch

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223708A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Akustica Inc マルチメタルレイヤmems構造及びこれを作製するプロセス
JP2007524517A (ja) * 2003-06-24 2007-08-30 アイディーシー、エルエルシー Mems製造のための薄膜プレカーソルスタック
JP4800937B2 (ja) * 2003-06-24 2011-10-26 クゥアルコム・メムス・テクノロジーズ・インコーポレイテッド Mems製造のための薄膜プレカーソルスタック
JP2007525805A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 エーアーデーエス・ドイッチュラント・ゲーエムベーハー 湾曲スイッチング素子を備えた高周波memsスイッチおよびこのスイッチの製造方法
JP2012076221A (ja) * 2004-03-11 2012-04-19 Palo Alto Research Center Inc 高電圧薄膜トランジスタを使用するmems装置のための集積化ドライバ電子工学
JP2007535287A (ja) * 2004-04-23 2007-11-29 リサーチ・トライアングル・インスティチュート フレキシブル静電アクチュエータ
JP4754557B2 (ja) * 2004-04-23 2011-08-24 リサーチ・トライアングル・インスティチュート フレキシブル静電アクチュエータ
US8198974B2 (en) 2004-04-23 2012-06-12 Research Triangle Institute Flexible electrostatic actuator
JP2009537337A (ja) * 2006-05-17 2009-10-29 ミクロガン ゲーエムベーハー 第iii族窒化物半導体を含むマイクロメカニカル・アクチュエータ
JP2009266615A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Taiyo Yuden Co Ltd 電気式微小機械スイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
DE19736674C1 (de) 1998-11-26
EP1021815B1 (de) 2002-01-23
CA2300956A1 (en) 1999-03-04
TW385465B (en) 2000-03-21
DE59802921D1 (de) 2002-03-14
WO1999010907A1 (de) 1999-03-04
US6191671B1 (en) 2001-02-20
EP1021815A1 (de) 2000-07-26
CN1310854A (zh) 2001-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001514434A (ja) マイクロメカニカル静電リレー及びそれの作製方法
US5834332A (en) Micromechanical semiconductor components and manufacturing method therefor
KR101538169B1 (ko) 도전성 기계적 스토퍼를 갖는 mems 마이크로스위치
JP2001518677A (ja) 熱アーチ状ビームマイクロ電子機械装置および関連の製造方法
KR100945623B1 (ko) 마이크로 스위칭 소자
JP2010192443A (ja) マイクロ電気機械システム式熱応動スイッチ
JP5579118B2 (ja) 湾曲バイレイヤーによるメカニカルスイッチ
US6765300B1 (en) Micro-relay
TW202239697A (zh) 電可致動的微機電系統開關
US20020190267A1 (en) Electrostatically actuated microswitch
JP4109675B2 (ja) 無機絶縁部を有する微細加工リレー
JP2024512349A (ja) 封止されたmemsスイッチング素子、装置、及び、製造方法
JP3139413B2 (ja) 静電マイクロリレー
KR100554468B1 (ko) 자기유지 중앙지지대를 갖는 미세 전자기계적 스위치 및그의 제조방법
US6812056B2 (en) Technique for fabricating MEMS devices having diaphragms of “floating” regions of single crystal material
US7094621B2 (en) Fabrication of diaphragms and “floating” regions of single crystal semiconductor for MEMS devices
KR100777905B1 (ko) 전기 접점 장치
US8592255B1 (en) Method for electrically connecting dual silicon-on-insulator device layers
JPH04133226A (ja) 静電リレー
JP2000306484A (ja) 静電リレー
KR960035808A (ko) 자기정렬콘택 형성방법