JP4109675B2 - 無機絶縁部を有する微細加工リレー - Google Patents

無機絶縁部を有する微細加工リレー Download PDF

Info

Publication number
JP4109675B2
JP4109675B2 JP2004547130A JP2004547130A JP4109675B2 JP 4109675 B2 JP4109675 B2 JP 4109675B2 JP 2004547130 A JP2004547130 A JP 2004547130A JP 2004547130 A JP2004547130 A JP 2004547130A JP 4109675 B2 JP4109675 B2 JP 4109675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
region
conductive
titanium
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004547130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006504243A (ja
Inventor
サミット マジュンダー
リチャード モリソン
ケネス スクロビス
Original Assignee
アナログ デバイスズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アナログ デバイスズ インコーポレイテッド filed Critical アナログ デバイスズ インコーポレイテッド
Publication of JP2006504243A publication Critical patent/JP2006504243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4109675B2 publication Critical patent/JP4109675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/0036Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS]

Landscapes

  • Micromachines (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

本願は、この参照を以てその全体が本願に繰り入れられるところの2002年10月25日付米国暫定出願第60/421162号に基づく優先権主張を伴っている。
本発明は、微細機械式(マイクロメカニカル)リレー、特に微細加工(マイクロマシニング)技術を用いて形成され無機絶縁部を有する微細機械式リレーに関する。
電子計測及び試験システムにおいては、アナログ信号をルーティングするのにリレーが用いられる。この種のシステムを構成するスイッチングデバイスに対しては、オフ抵抗が非常に高いこととオン抵抗が非常に低いこととが求められる。しかしながら、MOSアナログスイッチは、漏れ電流がゼロでなくまたオン抵抗が高い、という欠点を有している。
図1に、一従来技術に係るマイクロスイッチ10を示す。この図に示すマイクロスイッチ10は、ソースコンタクト14、ドレインコンタクト16及びゲートコンタクト12を有する基本的な微細機械式スイッチである。ソースコンタクト14に固定されているブリッジ構造物18は、下向きに偏向したときにドレインコンタクト16と機械的及び電気的に接触するよう、ゲートコンタクト12及びドレインコンタクト16の上方に張り出している。ソースドレイン間に電界が加わっている状態でブリッジ構造物18がドレインコンタクト16に接触すると、ブリッジ構造物18にはソースコンタクト14からドレインコンタクト16に至る電流が流れる。
即ち、ゲートコンタクト12とソースコンタクト14との間に電圧を加え、図2に示す空間20にて電界を発生させることにより、図示したデバイス10の動作を制御することができる。空間20に加わる電圧が十分に高ければ、ブリッジ構造物18が下向きに偏向してドレインコンタクト16と接触するため図示したスイッチ10が閉じ、ソースドレイン間を接続する回路が形成される。
この種のスイッチは、Zavracky et al.に付与されこの参照を以て本願に繰り入れられるところの特許文献1により、開示されている。この種のデバイスにおいては、ドレインコンタクト16と接触するようブリッジ構造物18を偏向させソースドレイン間に電流を流すには、固有のしきい値以上の電圧が必要とされる。
安定した特性を得るには、ソースを常時接地しておくか、さもなければソース電位に追従して変化するようソースゲート間の駆動電圧をフローティングさせておくか、何れかが必要となる。しかしながら、そのような回路構成乃至駆動形態を採用できない用途も多い。
より好適なデバイス構成としては、外部端子を3個ではなく4個としたもの、即ち端子としてソース及びゲートに加え一対のドレインを設けたものを、挙げることができよう。即ち、ゲートソース間に駆動電圧を加えてデバイスを作動させたときにドレイン電極とドレイン電極との間が電気的に接続されるよう、しかしドレイン電極とソース電極及びゲート電極との間は電気的絶縁が保たれるよう、デバイスを構成すればよい。この構成における利点は、電流をスイッチングしてもスイッチ動作用の電界が変化しないことである。即ち、別体コンタクト間回路が、スイッチを作動させるための回路から独立して形成されることである。こういった種類の静電マイクロリレーは、従来においても何種類か発表されている。
例えばKasano et al.に付与された特許文献2により開示されている静電マイクロリレーは、片持ち梁及びコンタクトバーを備えている。片持ち梁は、ゲート電極上にかかるよう単結晶シリコンにより形成されており、コンタクトバーは、この梁から電気的に絶縁されるようこの梁の下面に固定されている。梁が作動すると、コンタクトバーによって一対のドレイン電極間に導電経路が形成される。梁の下方と梁上とに分けて導体を追加することにより、双安定動作させることができる。この種のデバイスを製造するには、導体や絶縁体を幾層か形成及び配置しなければならない。
Transducers ’95 Eurosensors IX, Stockholm, Sweden(1995)においてYao及びChangが報告したデバイスもこれと類似したデバイスである。但し、片持ち梁が酸化シリコンから形成されていること、また絶縁層の追加なしで梁コンタクトからソースがアイソレートされていることが、異なっている。
Gretillat et al.がJ. Micromech. Microeng. 5, 156−160(1995)において報告したマイクロリレーは、機械的要素として、ポリシリコン/窒化シリコン/ポリシリコンブリッジを備えている。
そして、Schiele et al.に付与された特許文献3により開示されているマイクロリレーは、基本的に、酸化シリコン層と酸化シリコン層とにより金の片持ち梁を挟み込み、残留応力(内部応力)の作用によって片持ち梁を湾曲させ、それによってオフ状態におけるアイソレーションを改善したものである。
また、電磁作動型マイクロスイッチ及びマイクロリレーも、従来から数多く発表されている。但し、電磁作動型ではデバイスの小型化に限界があり、また静電作動型に比べて電力消費量が多くなる。
更に、Zavrackyに付与された特許文献4には、また別の静電マイクロリレーが開示されている。この文献により開示されている微細機械式リレー28は、本願の図3に示すように、基板30及びこの基板30上にある一連のコンタクトを有しており、コンタクトとしてはソースコンタクト32、ゲートコンタクト34及びドレインコンタクト36を有している。なお、図3には現れていないが、ドレインコンタクト36は2個のコンタクトに分かれている。
また、梁状構造物38は、その一端40がソースコンタクト32に固定されており、また基板30の上に浮くかたちで張り出している。より詳細には、梁状構造物38は、導電性梁本体44、絶縁部42及び導電性梁コンタクト46という3個の部分に分かれており、ソースコンタクト32には、導電性梁本体44の一端40が固定されている。また、梁状構造物38の全長は、梁状構造物38がゲートコンタクト34及びドレインコンタクト36双方の上にかかるよう、十分長く設定乃至設計されている。
上述した梁状構造物38においては、導電性梁本体44と導電性梁コンタクト46との間が絶縁部42により連結され且つ電気的に絶縁されている。また、導電性梁本体44はゲートコンタクト34上にかかっているがドレインコンタクト36上にはかかっていない。他方で、絶縁部42は、導電性梁本体44と導電性梁コンタクト46との間を機械的にブリッジし又は導電性梁本体44に導電性梁コンタクト46を“継ぎ足す”役割、即ち梁状構造物38の横方向の長さを加増する役割を果たしており、当該絶縁部42の長さは、導電性梁コンタクト46がドレインコンタクト36上にかかるよう、十分長く設定乃至設計されている。
使用のためこのスイッチ28を作動させると、ドレインコンタクト36を構成する2個のコンタクト間が導電性梁コンタクト46によって接続され、ドレインコンタクト36を構成するコンタクトのうち一方から他方へと電流が流れ得る状態となる。
このマイクロリレーの構造は、基本的には、ゲート電極とソース電極との間に電圧が印加されたときに金属製片持ち梁とゲート電極との間に静電力が作用し、この静電力によって当該梁の自由端が下向きに押し下げられる、という構造である。この構造においては、梁の自由端即ち梁コンタクトと、梁の残りの部分との間は、ポリイミド等の絶縁素材片により、機械的につながりつつも電気的に絶縁されている。また、梁コンタクトの下面には一対のコンタクトバンプが設けられており、梁が下向きに偏向すると、梁コンタクト直下にある一対の薄膜電極間の導電経路が、このコンタクトバンプによって閉じられる。
この従来技術は、先に参照した他の従来技術に対して幾つかの利点を有している。まず、この従来技術に係るデバイスは単一のウェハから製造できるため、ウェハボンディング工程は不要である。また、この従来技術に係るデバイスは、一般にバルク微細加工プロセスより単純乃至簡単な表面微細加工プロセスを用い、製造することができる。更に、その製造プロセスも、Si微細加工プロセスや古典的な半導体製造プロセスに比べて低温のプロセスである。こういった利点があるため、この従来技術に係るデバイスは、安価に製造することができ、半導体集積回路内に容易に組み込むことができ、その際の半導体製造プロセスに対する干渉も最低限に抑えることができる。
しかしながら、この従来技術に係るデバイス28には、絶縁部42を形成する素材が、相矛盾しているといい得る幾つかの条件を含む多くの条件を満たさねばならない、という問題点がある。絶縁部42を形成する素材に対し求められる条件とは、例えば、導電性梁コンタクト46を導電性梁本体44から電気的にアイソレートできなければならない、マイクロリレー28が動作している間に絶縁部42が過剰に曲がったり破壊されたりすることがないよう十分な機械的強度及び剛性を有していなければならない、マイクロリレー28の開閉を繰り返し行った場合でもデバイス28としての機械的無欠性乃至完全性が確保されるよう導電性梁本体44及び導電性梁コンタクト46に対し良好にくっついていなければならない、製造プロセスのうち残りの部分に対して一貫性及び適合性がある成長(堆積)やパターニングといった手法を用いて形成できなければならない、マイクロリレー28を気密環境内で作動させるに際し絶縁部42からのガス放出(アウトガッシング)によってはコンタクトが汚染されない又はされにくいよう化学的に不活性でなければならない、といった条件である。
現実には、このデバイス28の絶縁部42はポリイミドから形成される。しかしながら、ポリイミドから絶縁部42を形成した場合デバイス28の機械的無欠性乃至完全性が貧弱なものになることが既にわかっている。より詳細には、スイッチ28を繰り返し開閉すると、導電性梁本体44に対する絶縁部(この場合ポリイミド部)42のくっつき方(接着性)が損なわれていき、ついには絶縁部42が導電性梁コンタクト46と共に導電性梁本体44の端部から欠落することとなる。
また、リレー28を気密環境内で動作させる場合、特に高温サイクル中にポリイミド素材からのガス放出が生じ、当該マイクロリレー28が置かれている環境が汚染されることもあろう。
そのため、電気絶縁素材に対し求められる条件が少ないマイクロリレーを実現すること、またそれによって電気的性能及び機械的無欠性乃至完全性に優れたマイクロリレーを低コストで実現することが、望まれている。
米国特許第4674180号明細書 米国特許第5278368号明細書 米国特許第6162657号明細書 米国特許第5638946号明細書
本発明の一実施形態に係る微細機械式リレーは、基板と、この基板上にあるソースコンタクト、ゲートコンタクト及び一対のドレインコンタクトと、偏向可能梁と、を備える。偏向可能梁は、導電性梁本体と、梁コンタクトと、絶縁体と、を有する。導電性梁本体は、ソースコンタクトに固定された第1の端部に加え第2の端部を有する。導電性梁本体は、その第2の端部が両ドレインコンタクト上に延びるよう基板に対し実質的に平行に延びる。梁コンタクトは、ドレインコンタクト上に張り出す。絶縁体は、導電性梁本体の第2の端部と梁コンタクトとの間に位置し、導電性梁本体の第2の端部を梁コンタクトと結合させると共に、導電性梁本体を梁コンタクトから電気的に絶縁する。
本発明の他の実施形態に係る微細機械式リレー製造方法においては、基板上にソースコンタクト、ゲートコンタクト及び一対のドレインコンタクトを形成し、ソースコンタクト、ゲートコンタクト、ドレインコンタクト及び基板の上方に犠牲領域を形成し、犠牲領域のうちドレインコンタクト上の部分の上に導電性の梁コンタクト領域を形成し、梁コンタクト領域上方に絶縁領域を形成し、ソースコンタクト上から犠牲領域及び絶縁領域の上方へと横方向に延びるよう導電性梁本体を形成することによって、実質的にソースコンタクト、ゲートコンタクト及びドレインコンタクトの上方を横方向に延びる導電性梁本体を形成する。
以下、本発明の好適な実施形態に関し図面に基づき説明する。但しこれらの図面は図示説明のためのものであり本発明の要旨を限定するためのものではない。それは、本発明の実施形態にて使用できる部材又は工程の種類には様々なものがあり得、またそれらの組合せ方にも様々なものがあり得るからである。
図4〜図15に、本発明の一実施形態に係る絶縁型微細機械式スイッチの製造プロセスを示す。
より詳細には、まず図4に示すように、例えばプラチナ、パラジウム、チタン、ロジウム、ルテニウム、金又はこれらの金属のうち何れかを含む合金からなる金属層12を、好ましくは気相成長によって基板10上に成長させる。次に、図5に示すように、標準的なフォトリソグラフィパターニング技術及びドライエッチング技術によって金属層12のうち特定の部位を除去し、それにより電極乃至コンタクト121、122及び123を形成する。電極121は本実施形態に係るスイッチのソースコンタクトとなり、電極122は同じくゲートコンタクトとなる。また、図16に示すように、電極123は実のところは一対の電極1232及び1233であり、本実施形態に係るスイッチを作動させることによって当該一対の電極1232及び1233の間が電気的につながり電気回路が形成される。
電極乃至コンタクト121、122及び123を形成した後は、図6に示すように、基板10並びに三種類の電極121、122及び123の上に例えばチタンやチタン−タングステンからなる金属層14を気相成長させ、更に金属層14の上に銅の層16を気相成長させる。金属層14は、銅層16とその下の基板10との結びつき(接着度)を強めるための層である。また、この金属接着層14と銅層16は、共に後のプロセスにおいて除去される犠牲層乃至犠牲領域である。
次に、図7に示すように、銅層16にウェル161を形成する。ウェル161を形成するには、ウェル161を形成するエリアを除き銅層16をフォトレジストで覆い、そのエリアから銅層16の一部を除去すればよい。こうして形成したウェル16は、導電性梁コンタクトを形成するのに使用される。
図7に示した通りウェル161を形成した後は、図8に示すように、銅層16の上にチタンやチタン−タングステンによる金属層18を気相成長させ、更にプラチナ、パラジウム、チタン、ロジウム、ルテニウム、金又はこれらの金属のうち何れかを含む合金からなる層20をこの金属接着層18の上に気相成長させる。なお、金属接着層18は、その下の銅層16と金属層20との結びつき(接着度)を強めるための金属接着層である。
次に、図9に示すように、標準的なフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて図8中の金属層20のうち一部分を除去し、ウェル161が形成されているエリアのみに層20を残すことにより、スイッチの金属コンタクトとなる領域を層20から形成する。この金属コンタクト20は、符号123で一括して表されており対をなしているドレイン電極1232とドレイン電極1233の間を電気的に接続するため、使用される。
次に、図10に示すように、標準的なフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて層14、16及び18の一部を除去することにより、ソースコンタクト121に相応するウェル1211を形成する。ウェル1211は、導電性梁本体をソースコンタクト121に接続するのに用いられる。
図10に示したようにウェル1211及び1231を形成した後は、絶縁層21を成長させ、更にこの絶縁層21の頂部上に例えばチタン又はチタン−タングステンからなる金属層211を気相成長させる。金属層211は、絶縁層21と後に成長させる梁層との結びつき(接着度)を強める。更に、層21及び211の一部は、梁コンタクト領域乃至金属層20上に且つこの梁コンタクト領域乃至金属層20をくるむかたちで絶縁領域が形成されるよう、標準的なフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて除去される。なお、好適な実施形態においては、この絶縁層21は酸化アルミニウムを含む層であるが、注記すべきことに、酸化シリコン、窒化シリコン等を含め各種の絶縁層を好適に使用可能である。
図11に示した通り絶縁層21が形成された後は、図12に示すように、デバイス全体に亘り金の層22及び金属層24を気相成長させる。これらのうち金の層22は、引き続いて電気メッキにより梁を形成するためのシード層である。また、金属層24は、例えばチタンやチタン−タングステンからなる層であり、図12のすぐ後に続く処理工程においてその下の金の層22を保護する層であり、そして電気メッキにより梁を形成するのに先立ち除去される。
次に、図13に示すように、標準的なフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて金の層22及びチタン層24を部位選択的に除去することにより、ウェル181及び182を形成する。これらのウェル181及び182は、最終的に梁とその他の構造物との間を隔てる空間となる。その後は、図14に示すように、片持ち梁28を形成する。これは、まずフォトレジスト層を成長させ、次に標準的なフォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト層の一部分を部位選択的に除去し、更にデバイスのうちフォトレジストによって覆われていない部分からエッチングによって保護層24を除去し、当該フォトレジストによって覆われていない部分に厚い金の層を電気メッキにより成長させ、そしてフォトレジストを除去することにより、行う。
図15に、本発明の一実施形態に係る絶縁型微細機械式スイッチの完成状態を示す。この図に示した状態においては、犠牲層即ち金属接着層14、銅層16及び金属接着層18が既に除去されており、自立した片持ち梁が形成されている。この片持ち梁は、実質的に金メッキ層28とその下の金気相成長層22から構成されている。更に、この図に示す微細機械式リレーは、好ましくは酸化アルミニウムからなる絶縁層21を、金の層22とコンタクト層20との間に備えている。
図16に、図15中のA−A’沿いの断面を示す。この図に示すように、基板10の上には一対のドレイン電極1232及び1233が形成されており、このドレイン電極1232及び1233の上方にはコンタクト層2001がある。図示した微細機械式スイッチを構成するコンタクト層2001と導電性梁本体3101との間には、絶縁層2101及び金属接着層3001がある。
注記すべきことに、このマイクロリレーを作動させると、金メッキ層28及び金の層22からなる導電性梁本体が下向きに曲がり、導電性梁コンタクト20とドレインコンタクト123との間の間隔部分を橋絡する。その際、絶縁層21はほとんど或いは全く曲がらない。これは、絶縁層21が梁コンタクト20の直上にあり且つ梁コンタクト20に対してほぼ平行であることによる。
これに対して、図3に示した従来技術においては、作動中に絶縁部42が有意に曲がる。これは、絶縁部42が梁本体44から横方向に延びており、梁本体44及び梁コンタクト46に対してほぼ共面(コプレーナ)になっているためである。従って、本発明の好適な実施形態にて絶縁層21に作用する応力は、図3に示した従来技術にて絶縁部42に作用する応力に比べて小さくなる。
注記すべきことに、図15に示す実施形態における絶縁層21は、梁本体28と梁コンタクト20とによって概ねくるまれている。これに対して、図3に示した従来技術においては、絶縁部42の底面のみが梁本体44や梁コンタクト46に固定されているに過ぎない。従って、図3に示した従来技術における絶縁部42に比べ、本発明の実施形態に係る絶縁層21の方が、梁本体及び梁コンタクトに対し本質的に好適にくっついている(接着されている)といえる。
本実施形態によれば、絶縁層21に加わる応力が小さくまたこの絶縁層21が固定されるエリアが広いため、機械的無欠性乃至完全性が高まっている。即ち、スイッチを繰り返し開閉させたとしても、絶縁層21が損傷することや絶縁層21と梁との接着が損なわれることは生じにくい。同じ理由で、本実施形態においては、絶縁層21の素材に課せられる条件、特に機械的強度及び剛性の高さ並びに梁素材に対する接着性の良さについての要請が、従来技術に対するそれに比べて緩くなっているため、絶縁層21を形成するための素材に関する選択肢が広くなっており、特に、酸化アルミニウムのような無機素材を絶縁層21において用いることが可能になっている。無機素材を用いれば、コンタクトが汚染される危険が減る。
また、上述したように、本実施形態においては、コンタクト端の形状が確定した直後に1層又は複数層のコンタクトバー層20をパターン成長させ、例えば酸化アルミニウムからなる電気絶縁層21を成長させ、そして金属接着層211を成長させている。これら電気絶縁層21及び金属接着層211は、コンタクトバー20をくるむよう、またメッキにより形成されている梁からコンタクトバー20をアイソレートするよう、パターニングされている。このような構成を採っているため、本実施形態によれば、絶縁領域21を形成するに当たり、マイクロリレー製造プロセスフローの他の部分に施す改変及び追加を最小限に抑えることができるのみならず、片持ち梁の電気機械特性に生じる変化を最小限に抑え、片持ち梁の設計を簡便に行うことができる。
総じていえば、本実施形態に係る微細機械式リレーは、基板10と、この基板10上にあるソースコンタクト121、ゲートコンタクト122及び一対のドレインコンタクト123(1232,1233)と、偏向可能梁(22,28)とを備え、偏向可能梁は、ソースコンタクト121に固定された第1の端部に加え第2の端部を有する導電性梁本体(22,28)であって当該第2の端部が両ドレインコンタクト1232,1233上に延びるよう基板10に対し実質的に平行に延びた導電性梁本体と、ドレインコンタクト123上に張り出した梁コンタクト20(2001)と、導電性梁本体の第2の端部と梁コンタクト20との間に位置し導電性梁本体の第2の端部を梁コンタクト20と結合させると共に導電性梁本体を梁コンタクト20から電気的に絶縁する絶縁体21(2101)と、を有する。
また、偏向可能梁は、ゲートコンタクト122と導電性梁本体の間に電界を発生させることにより、第1の位置と第2の位置とに偏向可能である。即ち、ゲートコンタクト122と導電性梁本体との間に発生している電界が第1強度である場合は梁コンタクト20がドレインコンタクト123と通電する第1の位置へと変位する。この位置においてはリレーはオン状態であり、一対のドレインコンタクト1232,1233間に印加されている電圧に応じた電流がドレンコンタクト1232とドレインコンタクト1233との間に流れる。また、ゲートコンタクト122と導電性梁本体との間に発生している電界が第2強度である場合は梁コンタクト20がドレインコンタクト123から電気的にアイソレートされる第2の位置へと、偏向可能梁が偏向される。この位置においてはリレーはオフ状態であり、ドレインコンタクト1232とドレインコンタクト1233との間には電流は流れない。
また、基板10は例えば酸化シリコン又はガラスを含む。導電性梁本体は、例えばニッケル、金、チタン、クロム、銅又は鉄を含む。絶縁体21は、例えばポリイミド、PMMA、窒化シリコン、酸化シリコン又は酸化アルミニウムを含む。そして、ソースコンタクト(電極)121、ゲートコンタクト(電極)122及びドレインコンタクト(出極)123は、例えばプラチナ、パラジウム、チタン、タングステン、ロジウム、ルテニウム又は金を含む。
以上、本発明の各種実施形態乃至実施態様に関し図示及び説明したが、本件技術分野における習熟者であれば認め得るように、本発明の神髄及び技術的範囲は本願における説明及び図示の特定の細部により限定されるものではなく、請求の範囲に記載されている通り各種の変形版乃至変更版に拡張することができる。
従来技術に係る微細機械式スイッチを示す図である。 従来技術に係る微細機械式スイッチを示す図である。 従来技術に係る微細機械式スイッチを示す図である。 基板上に導電層を形成する工程を示す図である。 形成した導電層からコンタクトを形成する工程を示す図である。 コンタクト及び基板の上方に犠牲領域を形成する工程を示す図である。 エッチングによって犠牲領域内にウェル領域を形成する工程を示す図である。 導電性梁コンタクト領域を形成する際使用する導電領域を形成する工程を示す図である。 導電性梁コンタクト領域を形成する工程を示す図である。 導電性梁本体と対ドレインコンタクト領域外部コネクタとを形成できるようにするためエッチングを施す工程を示す図である。 導電性梁コンタクト領域上方に絶縁領域を形成する工程を示す図である。 導電性梁本体と対ドレインコンタクト領域外部コネクタとを形成する際使用する導電領域を形成する工程を示す図である。 エッチングによって導電性梁本体を対ドレインコンタクト領域外部コネクタから電気的にアイソレートする工程を示す図である。 導電性梁本体と対ドレインコンタクト領域外部コネクタとを形成する際使用する導電領域を更に形成する工程を示す図である。 本発明の一実施形態に係る絶縁型微細機械式スイッチを示す図である。 図15中のA−A’に沿った断面を示す図である。

Claims (19)

  1. 基板と、この基板上にあるソースコンタクト、ゲートコンタクト及び一対のドレインコンタクトと、偏向可能梁と、を備え、
    上記偏向可能梁が、
    上記ソースコンタクトに固定された第1の端部に加え第2の端部を有する導電性梁本体であって当該第2の端部が両ドレインコンタクト上に延びるよう上記基板に対し平行に延びた導電性梁本体と、
    上記ドレインコンタクト上に張り出した梁コンタクトと、
    上記導電性梁本体の第2の端部と、上記梁コンタクトと、の間に位置し、上記導電性梁本体の第2の端部を上記梁コンタクトと結合させると共に上記導電性梁本体を上記梁コンタクトから電気的に絶縁する絶縁体と、
    上記絶縁体の頂部上に設けられる金属接着層と、
    を有し、
    上記絶縁体は、上記第2の端部のみに設けられ、上記第2の端部において、上記導電性梁本体と上記梁コンタクトとをアイソレートしまた上記梁コンタクトの側面及び上面をくるむように、上記導電性梁本体と、上記金属接着層と、上記絶縁体と、上記梁コンタクトと、が層状に構成されることを特徴とする微細機械式リレー。
  2. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記ゲートコンタクトと上記導電性梁本体との間に発生している電界が第1強度である場合は上記梁コンタクトが上記ドレインコンタクトと通電する第1の位置へと、また第2強度である場合は上記梁コンタクトが上記ドレインコンタクトから電気的にアイソレートされる第2の位置へと、上記偏向可能梁が偏向される微細機械式リレー。
  3. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記基板が酸化シリコン又はガラスを含む微細機械式リレー。
  4. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記導電性梁本体がニッケル、金、チタン、クロム、銅又は鉄を含む微細機械式リレー。
  5. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記絶縁体がポリイミド又はPMMAを含む微細機械式リレー。
  6. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記絶縁体が窒化シリコン、酸化シリコン又は酸化アルミニウムを含む微細機械式リレー。
  7. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記ドレインコンタクトがプラチナ、パラジウム、チタン、タングステン、ロジウム、ルテニウム又は金を含む微細機械式リレー。
  8. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記ゲートコンタクトがプラチナ、パラジウム、チタン、タングステン、ロジウム、ルテニウム又は金を含む微細機械式リレー。
  9. 請求項1記載の微細機械式リレーにおいて、上記ソースコンタクトがプラチナ、パラジウム、チタン、タングステン、ロジウム、ルテニウム又は金を含む微細機械式リレー。
  10. 請求項1記載の微細機械式リレーであって電気回路内に組み込まれた微細機械式リレー。
  11. (a)基板上にソースコンタクト、ゲートコンタクト及び一対のドレインコンタクトを形成し、
    (b)ソースコンタクト、ゲートコンタクト、ドレインコンタクト及び基板の上方に犠牲領域を形成し、
    (c)犠牲領域の上面のうち、ドレインコンタクトに対応する領域の少なくとも一部に導電性の梁コンタクト領域を形成し、
    (d)梁コンタクト領域上方に絶縁領域を重ね、さらにその頂部上に金属接着層を形成し、
    (e)犠牲領域のうちのソースコンタクト上方を覆う領域を除去し、
    (f)ソースコンタクト上から上方に立ち上がった後に、ゲートコンタクトの上方を覆う犠牲領域の上面に沿って横方向に延びるようにし、その延出方向端部のみを絶縁性領域の上方に重ねて導電性梁本体を形成しその際に、その端部においては、導電性梁本体と梁コンタクト領域とをアイソレートしまた梁コンタクトの側面及び上面をくるむように、導電性梁本体と、梁コンタクト領域と、絶縁性領域と、金属接着層と、が層状に形成され、
    (g)残りの犠牲領域を除去して、導電性梁を形成する微細機械式リレー製造方法。
  12. 請求項11記載の方法において、基板が酸化シリコン又はガラスを含む方法。
  13. 請求項11記載の方法において、導電性梁本体がニッケル、金、チタン、クロム、銅又は鉄を含む方法。
  14. 請求項11記載の方法において、絶縁領域がポリイミド又はPMMAを含む方法。
  15. 請求項11記載の方法において、絶縁領域が窒化シリコン、酸化シリコン又は酸化アルミニウムを含む方法。
  16. 請求項11記載の方法において、ドレインコンタクトがプラチナ、パラジウム、チタン、タングステン、ロジウム、ルテニウム又は金を含む方法。
  17. 請求項11記載の方法において、ゲートコンタクトがプラチナ、パラジウム、チタン、タングステン、ロジウム、ルテニウム又は金を含む方法。
  18. 請求項11記載の方法において、ソースコンタクトがプラチナ、パラジウム、チタン、タングステン、ロジウム、ルテニウム又は金を含む方法。
  19. 請求項11記載の方法において、犠牲領域がチタン、チタン−タングステン又は銅を含む方法。
JP2004547130A 2002-10-25 2003-10-27 無機絶縁部を有する微細加工リレー Expired - Fee Related JP4109675B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US42116202P 2002-10-25 2002-10-25
PCT/US2003/033795 WO2004038751A1 (en) 2002-10-25 2003-10-27 A micromachined relay with inorganic insulation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006504243A JP2006504243A (ja) 2006-02-02
JP4109675B2 true JP4109675B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=32176676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004547130A Expired - Fee Related JP4109675B2 (ja) 2002-10-25 2003-10-27 無機絶縁部を有する微細加工リレー

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7075393B2 (ja)
EP (1) EP1556877B1 (ja)
JP (1) JP4109675B2 (ja)
CN (1) CN100346438C (ja)
AT (1) ATE352855T1 (ja)
AU (1) AU2003283022A1 (ja)
DE (1) DE60311504T2 (ja)
WO (1) WO2004038751A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060232365A1 (en) 2002-10-25 2006-10-19 Sumit Majumder Micro-machined relay
US7504841B2 (en) * 2005-05-17 2009-03-17 Analog Devices, Inc. High-impedance attenuator
US8022554B2 (en) 2006-06-15 2011-09-20 Sitime Corporation Stacked die package for MEMS resonator system
WO2008079887A2 (en) * 2006-12-21 2008-07-03 Analog Devices, Inc. Stacked mems device
JP2008155342A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 微細構造体の製造方法
US8217738B2 (en) * 2007-05-17 2012-07-10 Panasonic Corporation Electromechanical element, driving method of the electromechanical element and electronic equipment provided with the same
JP5098770B2 (ja) * 2008-04-10 2012-12-12 富士通株式会社 スイッチング素子製造方法およびスイッチング素子
JP2012086315A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 微細可動構造体の製造方法および微細可動構造体
US9505611B1 (en) * 2015-07-30 2016-11-29 Global Foundries Inc. Integration of electromechanical and CMOS devices in front-end-of-line using replacement metal gate process flow
CN108584864B (zh) * 2018-04-16 2019-08-09 大连理工大学 一种基于聚酰亚胺的柔性静电驱动mems继电器的制造方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5638946A (en) * 1996-01-11 1997-06-17 Northeastern University Micromechanical switch with insulated switch contact
US6094116A (en) * 1996-08-01 2000-07-25 California Institute Of Technology Micro-electromechanical relays
EP0924730A1 (en) * 1997-12-15 1999-06-23 Trw Inc. Acceleration switch
US6153839A (en) * 1998-10-22 2000-11-28 Northeastern University Micromechanical switching devices
JP3119255B2 (ja) * 1998-12-22 2000-12-18 日本電気株式会社 マイクロマシンスイッチおよびその製造方法
US6307452B1 (en) 1999-09-16 2001-10-23 Motorola, Inc. Folded spring based micro electromechanical (MEM) RF switch
EP1153405B1 (en) * 1999-12-10 2006-09-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electronic devices including micromechanical switches
US7095309B1 (en) * 2000-10-20 2006-08-22 Silverbrook Research Pty Ltd Thermoelastic actuator design
US20020096421A1 (en) * 2000-11-29 2002-07-25 Cohn Michael B. MEMS device with integral packaging
US20020146919A1 (en) * 2000-12-29 2002-10-10 Cohn Michael B. Micromachined springs for strain relieved electrical connections to IC chips
US6531668B1 (en) * 2001-08-30 2003-03-11 Intel Corporation High-speed MEMS switch with high-resonance-frequency beam
US20030080839A1 (en) * 2001-10-31 2003-05-01 Wong Marvin Glenn Method for improving the power handling capacity of MEMS switches

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004038751A1 (en) 2004-05-06
ATE352855T1 (de) 2007-02-15
AU2003283022A1 (en) 2004-05-13
DE60311504D1 (de) 2007-03-15
US7075393B2 (en) 2006-07-11
US20040196124A1 (en) 2004-10-07
CN1708821A (zh) 2005-12-14
EP1556877A1 (en) 2005-07-27
JP2006504243A (ja) 2006-02-02
DE60311504T2 (de) 2007-10-31
CN100346438C (zh) 2007-10-31
EP1556877B1 (en) 2007-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6635837B2 (en) MEMS micro-relay with coupled electrostatic and electromagnetic actuation
US7256670B2 (en) Diaphragm activated micro-electromechanical switch
JP5449756B2 (ja) 導電性機械的ストッパを有するmemsスイッチ
US6841839B2 (en) Microrelays and microrelay fabrication and operating methods
US7242066B2 (en) Manufacturing method of a microelectromechanical switch
WO2009123111A1 (ja) Memsスイッチおよびその製造方法
US20100015744A1 (en) Micro-Electromechanical Device and Method of Making the Same
US20100295639A1 (en) Structure of spring and actuator using the spring
JP2004530253A (ja) モノリシックスイッチ
JP4109675B2 (ja) 無機絶縁部を有する微細加工リレー
US8093971B2 (en) Micro-electromechanical system switch
US20030222321A1 (en) Microelectromechanical device using resistive electromechanical contact
CN1983491A (zh) 微机电系统开关
CN103518248A (zh) Rf mems交叉点式开关及包括rf mems交叉点式开关的交叉点式开关矩阵
US7960900B2 (en) Assembly of a microswitch and of an acoustic resonator
US8460962B2 (en) Capacitive MEMS switch and method of fabricating the same
JP5579118B2 (ja) 湾曲バイレイヤーによるメカニカルスイッチ
US20190221607A1 (en) Microfabricated device with piezoelectric substrate and method of manufacture
JP5724141B2 (ja) 静電駆動マイクロメカニカルスイッチングデバイス
US20050121298A1 (en) Microrelays and microrelay fabrication and operating methods
US11305982B2 (en) Eight spring dual substrate MEMS plate switch and method of manufacture
US6246305B1 (en) Apparatus and method for operating a micromechanical switch
JP2006040892A (ja) ローレンツアクチュエータを組み込んだ金属接点電気スイッチ
JP2009081149A (ja) マイクロリレー
US20190333728A1 (en) Shielded dual substrate mems plate switch and method of manufacture

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080205

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4109675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees