JP2001508782A - 新規中間体を経る半合成スタチンの製法 - Google Patents

新規中間体を経る半合成スタチンの製法

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Abstract

(57)【要約】 半合成スタチン、例えばシムバスタチンを、他のスタチン、好ましくは天然に存在するスタチン、例えばロバスタチンから高収率で調製する方法を開示する。この方法で調製する際に多数の新規中間体も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 新規中間体を経る半合成スタチンの製法 発明の属する分野及び背景 本発明は、半合成スタチンの製法及びこの製法を通じて形成される中間体に関 する。 特定のメバロネート誘導体が、酵素HMG−CoAレダクターゼを阻害するこ とによりコレステロール生合成を制限する機能を果たす過コレステリン血症剤と して活性であることが周知である。これらのメバロネート誘導体は、天然に存在 する菌類の中間代謝物ロバスタチン及びコンパクチンである。それらの半合成類 似体及び合成類似体も活性である。天然に存在する化合物であるロバスタチン及 びコンパクチンは、ヘキサヒドロナフタレン環系の8位に2−メチルブチレート 側鎖を有する。この位置に2,2−ジメチルブチレート部分を有する類似体、例 えばシムバスタチンもHMG−CoAレダクターゼのより有効な阻害剤であるよ うである。 天然に存在する化合物からこれらの化合物を合成することができる。8位アシ ル側鎖にさらにα−メチル基を導入する2つの可能なルートがある: 1.2−メチルブチレート側鎖の直接アルキル化、 2.2−メチルブチレート側鎖の除去及び2,2−ジメチルブチレート鎖の導 入。 直接アルキル化ルートの主たる利点は、比較的高い収率を得られることにある 。しかしながら、幾つかの欠点がある。保護されていないロバスタチンの直接メ チル化(米国特許第4,582,915号)によると、未転化ロバスタチンと多 くの副生成物を比較的多量 に含むかなり不純なシムバスタチンが得られる。従って、ピラノン環の保護が必 要である。副生成物の還元は、t−ブチルジメチルシリルクロリドによるアルキ ル化前にロバスタチンのピラノン環を保護することによってなされた(ヨーロッ パ特許出願公開第299656)。しかしながら、t−ブチルジメチルシリルク ロリドは非常に高価な保護基である。あまり高価でない保護基は、国際特許出願 第WO95/13283号明細書に記載されているようなホウ酸である。それで もやはり、このルートは、2−メチルブチレート側鎖の2,2−ジメチルブチレ ート側鎖への完全な転化を得ることが難しいという理由から問題がある。従って 、追加の精製が必要である。例えば、NaOH又はLiOHによる残留ロバスタ チンのトリオール酸への塩基加水分解において、シムバスタチンの一部も加水分 解され、続いて結晶化する。代わりに、ロバスタチンの選択的酵素加水分解(米 国特許第5,223,415号)を適用することができる。しかしながら、これ らの余分な精製ステップは収率を下げ、その方法の有効性を損なう。 2−メチルブチレート側鎖を完全に除去し、別の側鎖を付加する第2のルート は、未反応出発物質とメチル化生成物に比して加水分解生成物とエステル化生成 物の分離がかなり容易に達成されるため、本質的に良好な品質の生成物を与える 。 米国特許第4,293,496号明細書では、2−メチルブチレート側鎖の除 去は、アルカリ金属水酸化物、好ましくはLiOHによるロバスタチンの塩基加 水分解により達成される。この反応は、長い加工時間(還流させながら50〜7 2時間)を必要とし、より短い加工時間が用いられる場合にはかなり厳しい条件 (120℃〜180℃)を必要とする。 米国特許第4,444,784号明細書には、加水分解したロバ スタチンへの新たな側鎖の導入が開示されている。この導入は、幾つかの別個の ステップを伴う:メビン酸の再ラクトン化、t−ブチルジメチルシリルクロリド との反応によるピラノン環中のヒドロキシ基の保護、2,2−ジメチル酪酸によ るエステル化、及びピラノン環のヒドロキシ基の脱保護。この加工ルートの主な 欠点は、収率が低いこと、高価な保護基、すなわちt−ブチルジメチルシリルを 使用することである。 さほど高価でない保護基が米国特許第5,159,104号明細書に開示され ている。ピラノン環中のOH基のt−ブチルジメチルシリル保護の代わりに、無 水酢酸又はハロゲン化アシルによりOH基をエステル化する。しかしながら、こ の方法は収率が不十分であるという欠点を有する。 本発明は、両方の合成ルートで使用できる新規で安価な結晶性中間体を提供す る。新規であることに加えて、2−メチルブチリル側鎖を定量的に除去し別の側 鎖を付加する迅速で費用のかからない方法、半合成ロバスタチン及びコンパクチ ン中間体の調製のための新規な結晶性中間体を開示する。また、側鎖の除去に関 し、Askin等によりJ.Org.Chem.1991,vol 56,第4929〜4932頁に報告されて いる類似する方法で得られる約65%の収率に比してかなり高い約95%の収率 が得られた。さらに、半合成スタチン、例えばシムバスタチンの合成に本発明の 方法を適用することによって、直接メチル化ルートで必要とされる発癌性のある ヨードメタンの使用が回避される。 本発明の方法は、驚くべきことに、ロバスタチン中の8’(R3’)側鎖、例 えば2−メチルブチリル側鎖を、LiAlH4若しくはグリニャール試薬のよう な還元剤を用いる還元により選択的に除去してトリオール酸中間体と別のアルコ ールにすること又はアミン との反応により選択的に除去してトリオール酸中間体とアミドにすることを含む 。この反応を通じて、出発物質はトリオール酸中間体に定量的に転化され、種々 の側鎖を導入することに素晴らしい可能性を与える。 図面の説明 図1:8’側鎖(R3’)鎖の除去によるスタチンから、好ましくは天然に存 在するスタチンからの、式Iのように描かれている半合成スタチンの調製方法の スキーム、式II’,III,IV及びIIのように描かれている式II及びIVの新規中間 体も描かれている。この図は、可能な立体異性体のうちの1つだけを例として示 しているが、これに限定されるとみなされるべきではない。 図2:式II’の化合物のエステル部分に直接α−メチル化を適用することによ って、式Iとして描かれている半合成スタチンの調製方法のスキーム。 発明の要旨 本発明は、図Iにおいて式I’のように描かれている式Iのように定義される スタチンからの図Iにおいて式Iのように定義される半合成スタチンの新規な製 法であって、アンモニア又は第1級アミン、好ましくはn−ブチルアミン及びシ クロヘキシルアミン、又は第2級アミン、好ましくはピペリジン及びピロリジン との反応でアミド結合を形成することによりラクトンを開環させ、続いて、触媒 、好ましくはパラ−トルエンスルホン酸(p−TsOH)又は硫酸のような酸の 存在下で、ヒドロキシル基を任意に保護すること、例えばR10−CO−R11のよ うに定義されるケトン若しくはR10−CO−Hのように定義されるアルデヒドと の反応によってR6及びR7 でジオキサン部分 を形成するか、又は のように定義されるアセタール又はH(CH2nCHR13(CH2m−OR10C R11O(CH2m'CHR13’(CH2n ,H(式中、R13及びR13’はそれぞれ 水素、ハロゲン、C1-6アルキル−、C1-6アルコキシ、C6-14アリール、例えば フェニル、又は芳香族複素環からなる群から独立に選ばれ、m,n,m’及びn ’はそれぞれ独立に0〜10であり、R10及びR11は、 (1)直鎖又は分枝C1-15アルキル、 (2)C3-15シクロアルキル、 (3)直鎖又は分枝C2-15アルケニル、 (4)直鎖又は分枝C2-15アルキニル、 (5)フェニル、 (6)フェニルC1-6アルキル−、 (上記(1)〜(6)は全て任意にハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ 又はC6-14アリール、例えばフェニル、又は芳香族複素環からなる群から独立に 選ばれる1つ以上の置換基により置換されていてもよい) (7)水素、ただしR10は水素でない、 (8)R1011は、置換基のうちの1つ以上が任意の組み合わせでハロゲン及 びC1-6アルキルを含む任意に置換されていてもよい5,6,7又は8員環状部 分を形成している、 からなる群から独立に選ばれ、好ましくはR10及びR11はメチルである)を形成 することによるヒドロキシル基の保護、若しくはシリル化剤、好ましくはt−ブ チルジメチルシリルクロリドとの反応によるヒドロキシル基の保護、又は保護基 の形成、例えば、 (1)環状スルフェート: (2)環状ホスフェート: (式中、R12は、 (1)直鎖又は分枝C1-15アルキル、 (2)C3-15シクロアルキル、 (3)フェニル、 (4)フェニル−C1-6アルキル、 (5)水素、 (6)第1級アミン、好ましくはn−ブチルアミン及びシクロヘキシルアミン 、又は第2級アミン、好ましくはピペリジン及びピロリジン、 からなる群から選ばれる); (3)ボリリデン: (式中、R8は、1〜5個の置換基であるハロゲン又はC1-6アルキルで任意の組 み合わせで場合に応じて置換されたフェニルである); を形成し、続いて水素化リチウムアルミニウム、メチルマグネシウムクロリド又 はn−ブチルリチウムのような適切な還元剤による還元によってエステルR3’ 部分を除去するか又は第1級アミンR4NH2(式中、R4は、 (1)直鎖又は分枝C1-15アルキル、 (2)C3-15シクロアルキル、 (3)直鎖又は分枝C2-15アルケニル、 (4)直鎖又は分枝C2-15アルキニル、 (5)フェニル、 (6)フェニルC1-6アルキル−、 (上記(1)〜(6)はハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、アリール 、例えばフェニル、又は芳香族複素環からなる群から独立に選ばれる1つ以上の 置換基により置換されていてもよい) (7)水素、 からなる群から独立に選ばれる) との反応によりエステルR3’部分を除去し、続いて酸塩化物若しくは対応する R3基の遊離酸又は場合に応じて対称な酸無水物によりアシル化し(ただし、R6 及びR7が水素である場合にはこのアシル化反応が行われる前に前述のように対 応するヒドロキシル基が 保護されることを条件とする)、続いて加水分解により保護基又はアミドを除去 して図Iに描かれている式Vの化合物(Mはそれらの医薬的に許容可能な塩、酸 又はエステルを形成する)にし、続いて場合に応じて加熱によりラクトン化し、 最後に結晶化することによる製法を提供する。図Iにおいて、R1及びR2は水素 原子、ヒドロキシル、C1-10アルキル、C6-14アリール及びC6-14アリール−C1-3 アルキルからなる群から独立に選ばれ、好ましくはメチルであり、R3及びR3 ’はR9−CO−及び水素からなる群から独立に選ばれ、R9は、 (1)直鎖又は分枝C1-15アルキル、 (2)C3-15シクロアルキル、 (3)直鎖又は分枝C2-15アルケニル、 (4)直鎖又は分枝C2-15アルキニル、 (5)フェニル、 (6)フェニルC1-6アルキル−、 からなる群から独立に選ばれるものであり、上記(1)〜(6)は全て任意にハ ロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ及びC6-14アリール、例えばフェニル 、又は芳香族複素環からなる群から独立に選ばれる1つ以上の置換基により置換 されていてもよく、好ましくはR3は2,2−ジメチルブチリルであり、R3’は 2−メチルブチリルであり、x,y及びzに位置する点線は、可能な二重結合を 表し、二重結合が存在する場合にはxとzの位置の両方に二重結合が存在するか 又はx,y若しくはzの位置に二重結合が単独で存在し、x,y及びzの位置に 二重結合が存在しなくてもよいが、式Iで定義される化合物の二重結合は式I’ で定義される化合物の二重結合と同様であることを条件とする。 本発明は、また、図IにおいてII’,III及びIIのように描かれて いる式IIにより表される新規中間体及び図Iにおいて式IVにより表される新規中 間体を多数提供する。これらの式において、R1,R2,R3及びR3’並びに二重 結合x,z及びyは上記式Iで定義した通りであり、R4及びR5は上記R4NH2 においてR4について定義したのと同じ基から独立に選ばれ、R4及びR5はそれ らが結合している窒素とともにピロリジン、ピペリジン又はホモピペリジンのよ うな複素5,6又は7員環部分を形成していてもよく、R6及びR7は、 (1)R10及びR11が上記定義の通りであるジオキサン部分、 (2)環状スルフェート、 (3)R12が上記定義の通りである環状ホスフェート、 を形成する基から独立に選ばれるが、R3が水素である場合に、R6及びR7はボ リリデン基を形成していてもよく、R8は上記定義の通りであり、R6及びR7は 両方とも水素であってもよい。 前記中間体の調製に関して開示する方法が本発明の実質的部分を構成する。本 発明は、続いてアンモニア若しくは第1級アミン、好ましくはn−ブチルアミン 及びシクロヘキシルアミン又は第2級アミン、好ましくはピペリジン及びピロリ ジンとの反応によりアミド結合を形成することによってラクトンを開環させ、続 いてヒドロキシル基を任意に保護、例えばR6及びR7位置で上記R10及びR11に よりジオキサン部分を形成することによってヒドロキシル基を任意に保護し、続 いてハロゲン化アルキル、例えばヨウ化メチル(MeI)との反応により、図I で式II’のように描かれている式IIのR3’部分を直接α−アルキル化して、図I Iに例示されているようにR3がα位に存在するアルキル基を含む式IIの化合物を 形成する、R3’がα位置に存在する水素を含む上記式I’により表される化合 物からR。がα位置に存在するアルキル基を含む上記式Iによ り表される化合物の製法も提供する。 本発明は、約30%以下の不純物、例えば酸化した化合物又はジ−若しくはテ トラ−ヒドロスタチンを含む前述の式I’の化合物から前述の式Iの化合物を調 製するための前述の通りの方法の使用を提供する。好ましくは、この方法で、ジ ヒドロロバスタチン及び場合に応じて酸化した化合物で汚染されたロバスタチン からシムバスタチンが調製される。 発明の詳細な説明 本発明の方法は次のステップ: 1)a)ほぼ室温よりも高い温度、好ましくは60℃よりも高い温度で、過剰 のアミン、場合に応じて不活性有機溶剤、例えばトルエン、シクロヘキサン、テ トラヒドロフラン、アセトニトリルと混合されていてもよい過剰のアミン、好ま しくは沸点が60℃よりも高いアミンとのアミド結合の形成によりラクトンを開 環させること(完全な転化の後、過剰のアミンは、例えば蒸発又は希酸による洗 浄によって除去される); b)任意に、続いて、触媒、例えばp−トルエンスルホン酸(p−TsOH) 若しくは硫酸の存在下、5℃〜50℃、好ましくはほぼ室温で、形成されたアミ ドと、場合に応じて不活性有機溶剤、例えばトルエン、シクロヘキサン、テトラ ヒドロフラン、アセトニトリル又は酢酸エチルと混合されていてもよいケトン若 しくはアルデヒド若しくはアセタールとの反応によるか、又は −20℃〜20℃、好ましくは−5℃〜5℃の温度でジクロロメタン中で、形 成されたアミドと塩化スルホニルとを反応させ、続いて、触媒、例えば塩化ルテ ニウムの存在下、適切な溶剤、例えば水とアセトニトリルの混合物中で、例えば 過ヨウ素酸ナトリウムによ り酸化させてスルフェートを形成させるか、又は 不活性有機溶剤、例えばトルエン中、5℃〜50℃、好ましくは15℃〜25 ℃の温度で、形成されたアミドと塩化ホスホニルとを反応させ、続いてアルコー ル若しくはアミン又は水と反応させるか、又は 先に言及した国際特許出願WO95/13283号明細書に記載されているよ うなボリリデン部分を形成させるか、又は 先に言及した米国特許第4,444,784号明細書に記載されているように t−ブチルジメチルシリルクロリドと反応させることによって、 前者のラクトンのヒドロキシル基を保護し、前記定義の通りの式I’の化合物 を前記定義の通りの式II’の化合物に転化させるステップ; 2)例えば、a)不活性溶剤、例えばトルエン又はテトラヒドロフラン(TH F)中、0℃〜30℃、好ましくは5℃〜10℃の間の温度で水素化リチウムア ルミニウム、水素化アルミニウム又はジイソブチルアルミニウムヒドリドにより 還元し、その後に、反応混合物を、例えば水、水酸化カリウム若しくは水酸化ナ トリウム又は酢酸エチルで中和して過剰の水素化リチウムアルミニウムを中和す るか、 b)−10℃〜20℃、好ましくは−5℃〜10℃の間の温度で、不活性溶剤 、例えばTHF中、グリニャール試薬のような有機金属化合物により還元するか 又は−70℃〜20℃の間の温度で、不活性溶剤、例えばTHF中、例えばn− ブチルリチウムのようなアルキルリチウム化合物のような有機金属化合物により 還元するか、 c)反応物及び使用される溶剤の沸点に依存して、100℃〜250℃、好ま しくは約130℃〜200℃、任意に過圧で、任意に 水又は有機溶剤の存在下、式II’の化合物に対して好ましくは1:1以上のモル 比で、第1級アミン又はアンモニアと反応させることにより、 適切な試薬を用いてR3’部分を除去し、ステップ1で形成された式II’の化 合物を前記定義の通りの式IIIの化合物に転化させるステップ; 3)20℃〜110℃、好ましくは80℃〜110℃の間の温度で、触媒、例 えば4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)の存在下、有機溶剤中で、 a)HClスキャベンジャーとしてトリエチルアミンのような塩基の存在下で 対応する酸塩化物によるアシル化、若しくは b)任意に1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミドのようなカルボジイミド の存在下、対応する遊離酸によるアシル化、又は c)対応する対称であってもよい酸無水物によるアシル化、によって、ステッ プ2で形成された前記定義の通りの式IIの化合物であって、R3が水素であるも の(図Iにおいて式IIIのように描かれているもの)を、R5が水素である場合に は式IVの化合物に又はR5が水素でない場合には式IIの化合物に転化させるステ ップ; 4)a)20℃〜100℃、好ましくは30℃〜70℃の間の温度で、触媒、 例えば塩化水素若しくは硫酸又はp−TsOHの存在下、R6及びR7位置にある 保護基を、例えば水とTHFのような有機溶剤との混合物中で加水分解させるこ とにより除去し、 b)続いて、例えば水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムの水溶液とメタノー ル、エタノール、トルエン又はテトラヒドロフランのような有機溶剤との混合物 中での加水分解によりアミドを除去し、 c)任意に、続いて、メタノール、トルエン又は酢酸エチルのような有機溶剤 中で、ある試薬、好ましくは医薬的に許容可能な塩に 対応する塩基と反応させて、対応する塩、例えばアンモニウム塩である式Vの化 合物を形成すること、 によって、ステップ3で形成された式IIの化合物を上記定義の通りの式Vの化合 物に転化させるステップ; 5)60℃〜110℃、好ましくは80℃〜100℃の間の温度で、不活性溶 剤、例えばトルエン、酢酸エチル又はシクロヘキサン中での化合物Vのラクトン 化によって、ステップ4で形成された式Vの化合物を前記定義の通りの式Iの化 合物に転化させるステップ; を含む。最後に、形成された式Iの化合物は、当該技術分野で周知の結晶化法に より単離される。 本発明の方法の反応ステップ2cで述べたようなR3’部分の除去にアミンを 使用すると、反応ステップ1aのアミド形成と反応ステップ2cのアミド形成が 一緒になって、図1でI’のように描かれている式Iの化合物が、R6及びR7が それぞれ水素である式IIIの化合物に直接転化されることを注記しておく。本発 明により提供される方法及び化合物は図1に描かれている立体異性体に限定され ないことをさらに注記しておく。 アリール基とは、芳香族炭化水素基、例えばフェニル、ナフチル、アントリル 、又は例えば窒素、硫黄若しくは酸素原子を含む芳香族複素環を意味する。 対応するアミンとは、R45NH(R4及びR5は上記定義の通りである)のよ うに定義されるアミンであって、式I’の化合物と反応すると上記定義の通りで ある式II’の化合物(R6及びR7は水素である)を生じ、R45NCOアミド結 合(R4及びR5は使用されるアミンと同一である)を形成するものを意味する。 対応するアシル化剤とは、前記定義の通りの式IIIの化合物との反 応によって前記定義の通りの式IVの化合物又は前記定義の通りの式IIの化合物( R3は使用されるアシル化剤と同一である)を生成する式R3P(PはOH若しく はCl又はR3O−CO−O−R14であり、R3は水素ではないことを条件として 前記定義の通りであり、R14はR3と同様に定義され、R14は対称な酸無水物と なるようにR3と同じであってよい)の化合物を意味する。 本発明の全プロセスにおいて、出発化合物の可能な2重結合x,y及びzは、 最終生成物のものと同じである。さらに、特に断らないかぎり、最終生成物と出 発物質とでR基のような他の全てのパラメーターが同じである。 驚くべきことに、ロバスタチンから純粋なシムバスタチンを調製する方法にお いて、ジヒドロロバスタチン又は酸化されたロバスタチンのような不純物を約3 0%以下含んでいてもよい不純なロバスタチンを使用できることが見いだされた 。 実施例 実験 A.Houck等のTalanta Vol 40(4),491-494(1993):Liquid Chromatographic de termination of the known low level impurities in lovastatin bulk drug:an application of high-low chromat ographyに従ってHPLC分析を実施した。 HPLC アライアンスウォターズポンプ(Alliance Waters pomp)/インジェクター M996ダイオードアレーウォーターズ(diode array Waters) ミレニアムデータシステムウォーターズ(Millennium data system Waters) カラム:Prodigy 5 C8 250×4.6mm(phenomenex) 条件: インジェクション容量:10μl グラジェントフロープロファイル(リニア) A=アセトニトリル B=0.1% H3PO4 表1 時間 流量 %A %B 分 ml/分 0 1.5 60 40 1 1.5 60 40 5 1.5 80 20 8 1.5 90 10 16 1.5 90 10 20 1.5 60 40 カラム温度 30℃ 200nm及び237nmで検出 1.5mg/mlの濃度で試料をアセトニトリルと混合 保持時間: ジヒドロシムバスタチン 8.10分(200nm) シムバスタチン酸 5.77分(237nm) ロバスタチン 6.34 シムバスタチン 7.11 ジヒドロシムバスタチン 8.90 2量体シムバスタチン 15.36例1:ロバスタチンピペリジンアミドの形成 : 1g(2.5mmol)のロバスタチン、10ml(0.1mol)のピペリジン、1 00mg(0.82mmol)のN,N−ジメチルアミノピ リジン及び30mlのトルエンの混合物を36時間還流させた。その混合物を室温 に冷却し、2×30mlの2NのHCl及び2×20mlの水で洗浄した。有機層を 硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣をヘキサンとともに攪拌 し、得られた沈澱物を濾過すると、0.87gのロバスタチンピペリジンアミド が白色固体として得られた。例2:ロバスタチンとチオニルクロリドの反応: 0.76g(7.5mmol)のトリエチルアミンを、20mlのトルエン中に1. 2g(2.5mmol)のロバスタチンブチルアミドを含む溶液に加えた。意外にも 、0.45g(3.7mmol)の塩化チオニルを滴下添加した。室温で1時間後、 反応混合物を水で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させると 、褐色油が得られた。例3:ロバスタチンブチルアミドとホスホリルクロリドの反応: 0.76g(7.5mmol)のトリエチルアミンを、20mlのトルエン中に1. 2g(2.5mmol)のロバスタチンブチルアミドを含む溶液に加えた。次に、0 .58g(3.8mmol)の塩化ホスホリルを滴下添加した。室温で1時間後、反 応混合物を濾過し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させると、褐色 油が得られた。例4:直接メチル化によるシムバスタチンの調製方法 A.図II中の式II’のように例示されるロバスタチンブチルアミドのアセトニド の形成: 40g(98mmol)のロバスタチンと60mlのn−ブチルアミンの混合物を1 時間還流させ、蒸発させ、100mlのトルエンで2回共蒸発させた。得られた粗 アミドを500mlのアセトンに溶解させ、3gのp−TsOHを加えた。透明溶 液を室温(RT)で2時間 攪拌すると、固形物が形成された。混合物を3時間を要して−10℃に冷却し、 その固形物を集め、乾燥させると、45g(88%)のアミド/アセトニドを白 色固体として得た。溶剤の部分的蒸発にり母液からさらに5gが得られた。B.ステップAで形成されるアミド/アセトニド中間体のアルキル化: 280mlのTHF/シクロヘキサン(4/1)中のアミド/アセトニド(19 .5g,37.6mmol)を−40℃に冷却し、温度を−30℃未満に保ちながら 113mlの1Mリチウム−ピロリド(−15℃でピロリジン及びn−ブチルリチ ウムから調製)を加えた。溶液を−35℃で2時間攪拌し、5mlのMelを1回 で加えた。溶液を−30℃で1時間攪拌し、温度を−10℃に上昇させた。30 0mlの1NのHClを加え、得られた混合物を1時間還流させた。酢酸エチル( 300ml)を加え、有機層を100mlの3NのHClにより洗浄し、蒸発させた 。300mlのメタノール及び125mlの2NのNaOHを残渣に加えた。混合物 を12時間還流させ、メタノールのほとんどを蒸発させた。120mlの水及び3 00mlの酢酸エチルを加え、3NのHClによりpHを5に調節した。有機層に 60mlのメタノール及び25mlのNH4OH/メタノール(1/3)を加えた。 得られた混合物を室温で1時間攪拌し、次に10℃に冷却した。固形物を集め、 乾燥させた。シムバスタチンアンモニウム塩が13.5g(80%)得られた。例5:R3エステル部分の還元によるロバスタチンからのシムバスタチンの調製 方法: A.ロバスタチンブチルアミドのアセトニドの形成: ロバスタチン(40.5g,100mmol)及び75mlのn−ブチルアミンの混 合物を還流で1時間加熱した。過剰のアミンを蒸発さ せ、100mlのトルエンと共蒸発させた。粗アミドに400mlのアセトン及び5 gのp−TsOHを加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、次に氷水中で2時間 冷却した。得られた固形物を濾過により集め、乾燥させた。母液から第2のバッ チを得た。全収量は49g(94〜95%)であった。B1.水素化リチウムアルミニウムによるステップAで形成される中間体の還元 ステップAで形成された化合物(45g,87mmol)を200mlのTHFに溶 解させ、100mlのTHF中に7g(2.1当量)の水素化リチウムアルミニウ ム(LiAlH4)を含む10〜15℃の懸濁液に約20分間で滴下添加した。 混合物を30分間攪拌した。反応混合物を20%KOH溶液で処理した(発熱的 )。得られた塩を濾過により取り除き、200mlのTHFで洗浄した。組み合わ せた濾液を蒸発させると35.5gのシロップが得られた。B2.メチルマグネシウムクロリド(グリニャール)によるステップAで形成さ れる中間体の還元: ステップAで形成された化合物2g(3.9mmol)を20mlのTHF中に含む 溶液を0℃に冷却した。3Mのメチルマグネシウムクロリド溶液12mlを20分 間で滴下添加した。室温で18時間後、ロバスタチンn−ブチルアミドアセトニ ドは完全に転化していた。B3.n−ブチルリチウムによるステップAで形成される中間体の還元: ステップAで形成された化合物(1g,1.9mmol)の25mlのTHF中に含 む溶液を−50℃に冷却した。2.5Mのn−ブチルリリチウム溶液(2.74 ml)を10分間にわたって滴下添加した。室温で18時間攪拌後、アルコール中 間体が形成された。C.ステップBで形成される中間体のアシル化及びシムバスタチン のアンモニウム塩への転化: 300mlのピリジン中に3gの4−ジメチルアミノピリジンを含むものを、ス テップBで形成された中間体25g(57mmol)の溶液に加え、混合物を50〜 55℃、好ましくは50℃に加熱した。塩化2,2−ジメチル酪酸(50ml)を 1回で加え、得られた混合物を40時間攪拌した(HPLC分析によって完全な 転化が示された)。反応混合物に400mlの水及び400mlの酢酸エチル(Et OAc)を加えた。続いて、有機層を10%NaHCO3(400ml)で2回、 水(400ml)で、次いで10%HCl(400ml)で洗浄した。有機層を蒸発 させ、200mlのTHFに溶解させ、200mlの水を加え、続いて10gのp− TsOHを加えた。混合物を2時間還流させた。EtOAc(400ml)を加え 、続いて300mlの水を加えた。有機層を10%NaHCO3(400ml)で2 回洗浄し、蒸発させた。残渣を300mlのMeOHに溶解させ、170mlの2N のNaOHを加えた。得られた混合物を3時間還流させ、室温に冷却した。Me OHの大部分を蒸発させ、120mlの水を加えた。2NのHClによりpHをp H=7に調節し、300mlのEtOAcを加えた。pHをさらにpH=4に調節 し、層を分離した。有機層に100mlのEtOHを加え、続いて40mlのNH4 OH/MeOH(1/3)を加えた。混合物を−10℃で2時間攪拌し、固形物 を集め、EtOAc及びEtOH(冷)で洗浄した。収量は16g(62%)で あり、HPLC分析によりシムバスタチンのアンモニウム塩が98.9%である ことが示された。D.シムバスタチンアンモニウム塩のシムバスタチンへの転化: ステップCで形成されたシムバスタチンのアンモニウム塩9gをトルエン25 0ml中に含む懸濁液を100℃で6時間加熱した。混合物をさらに30分間還流 させ、濾過し、蒸発させた。残渣に10 0mlのシクロヘキサンを加え、溶液を再び蒸発させた。粗シムバスタチンを、約 150mlのシクロヘキサンから再結晶させると、白色固体としてシムバスタチン が得られた。収率は85%であり、HPLC分析によりシムバスタチンが98. 4%であることが示された。例6:R3エステル部分の還元によるロバスタチンからのシムバスタチンの調製 方法: A:ロバスタチンブチルアミドのアセトニドの調製 950g(2.4mol)のロバスタチン、8リットルのトルエン及び500ml のn−ブチルアミン(5mol)の混合物を窒素中で85℃に加熱した。その溶液を 85℃〜95℃に2時間保ち、続いて、室温に冷却した。次に、5リットルの4 N硫酸を加え、混合物を5分間攪拌した。下層を除去し、1.5リットル(12 mol)の2,2−ジメトキシプロパンを上層に加えた。溶液を室温で30分間攪 拌し、その後、混合物を減圧下55〜60℃での蒸発により5.4kgに濃縮した 。 B:水素化リチウムアルミニウムによりステップAで形成される中間体の還元 ステップAで得られた濃縮物5.8リットル(5.5kg、ステップAで得られ た中間体の2.4molに相当)を2リットルのトルエンと混合した。混合物を窒 素雰囲気中で0℃に冷却した。水素化リチウムアルミニウムの1Nトルエン溶液 6リットル(6molのLiAlH4)を75分間にわたって加え、その間、温度を 8℃未満に保った。得られた混合物を5〜10℃で3時間攪拌し、次に温度を1 0〜15℃に保ちながら5.3リットルの水を100分間にわたって加えた。そ の後、5リットルの4N硫酸を懸濁液に加え、混合物を15分間攪拌した。その 後、層を分離させた。乳状の下層を除 去し、上層を4.5リットルの水で洗浄し、次いで6リットルの1N水酸化ナト リウム水溶液で洗浄した。6リットルの上層を減圧(150〜300mmHg)下5 0〜60℃での蒸発により除去した。 C:2,2−ジメチルブチリルクロリドによるステップBで得られる中間体のア シル化 2.4molの中間体と、35g(0.29mol)の4−(N,N−ジメチルアミ ノ)ピリジンを含む250mlのトルエンを含むステップBで得られたアルコール 中間体のトルエン溶液に、1.6リットルのトリエチルアミン(11.4mol) 及び1.5kg(11mol)の2,2−ジメチルブチリルクロリドを加えた。得ら れた溶液を105〜110℃に加熱し、窒素中その温度で10時間攪拌した。そ の後、得られた懸濁液を室温に冷却し、3リットルの4N硫酸を加えた。混合物 を5分間攪拌し、次に層を分離させた。続いて、下層を除去し、上層を2リット ルの4N硫酸で洗浄した。 D:シムバスタチンアンモニウム塩の調製 ステップCで得られた反応混合物(約11リットル)を4.5リットルの4N 硫酸と混合した。その後、窒素を混合物に通しながら混合物を70〜75℃で3 時間加熱した。次に、混合物を室温に放冷し、下層を除去した。上層を5℃に冷 却し、2.5リットルの2N水酸化ナトリウムで洗浄した。下層の除去後、6リ ットルの2N硫酸を加え、室温で3時間攪拌し、次に45〜55℃で3時間攪拌 した。懸濁液を5〜10℃に冷却し、その後、温度を10℃未満に保ちながら2 .75リットルの4N硫酸を加えた。次に、下層を除去し、1リットルの濃NH4 OH溶液を加えた。続いて、トルエンと水を除去するために混合物を減圧下5 0〜60℃で濃縮した。3リットルの酢酸エチルを残渣に加え、混合物を50℃ で30分間攪拌すると均質懸濁液が得られた。懸濁液を室温に冷却し、減圧濾過 した。続いて、フィルターケークを1リットルの酢酸エチルで洗浄し、続いてそ れを4リットルの酢酸エチルに懸濁させ、50℃で90分間加熱し、温懸濁液を 濾過し、フィルターケークを酢酸エチルで洗浄すると、891gのシムバスタチ ンアンモニウム塩の結晶が得られた。 E:シムバスタチンの調製 ステップDで得られたアンモニウム塩結晶570gを13リットルのトルエン に懸濁させた。続いて、2リットルの水を加え、4Nの硫酸を加えることにより pHを3に調節した。混合物を30分間攪拌し、その後、下層を除去した。続い て、上層を2リットルの水で洗浄し、次いで減圧下50〜60℃で4リットルの トルエンを蒸発させることにより濃縮した。残留溶液を窒素中85〜92℃で2 .5時間加熱した。次に、溶液を15℃に冷却し、3リットルの水を加え、次い で1NのNaOH溶液を加えることによりpHを8〜8.5に調節した。下層を 除去し、3リットルの水を上層に加え、続いて6N硫酸を加えることによりpH を6に調節した。下層を除去し、次いで減圧下50〜60℃での蒸発により上層 を1リットルに濃縮した。続いて、350mlのn−ヘキサンを50〜60℃で1 時間にわたって加えた。続いて、混合物を50〜60℃で30分間攪拌し、次に 2時間にわたって15℃に徐冷した。結晶を濾過し、350mlのn−ヘキサン/ トルエン(5/1)混合物で洗浄すると、440gのシムバスタチンが得られた 。例7:ロバスタチンのR3エステル部分の還元によるシムバスタチンアンモニウ ム塩の調製方法 A.ロバスタチンシクロヘキサンアミドの形成: 5g(0.012mol)のロバスタチン、67ml(0.052mol)のシクロヘ キシルアミン及び50mlのトルエンの混合物を6時間 還流させた。反応混合物を室温に冷却し、20mlの酢酸エチルを加えた。混合物 を2NのHCl(2×30ml)及び水(2×20ml)で洗浄した。有機層を硫酸 ナトリウムにより乾燥させ、濾過し、蒸発させて容量を15mlにした。50mlの ヘキサンを加え、沈澱物を濾過すると、5.5gのロバスタチンシクロヘキサン アミドが白色固体として得られた。B.ロバスタチンシクロヘキサンアミドアセトニドの形成: 5g(10mmol)のロバスタチンシクロヘキサンアミドの25mlアセトン溶液 に300mg(1.6mmol)のp−TsOHを加えた。室温で18時間攪拌後、溶 液を、酢酸エチル50mlと10%炭酸水素ナトリウム溶液50mlの混合物に加え た。酢酸エチル層を分離し、30mlの10%炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。残渣をトルエンに溶解させ、 続いて残渣が溶解したものを蒸発させると、ロバスタチンシクロヘキサンアミド のアセトニド4.9gが得られた。C.シムバスタチンアンモニウム塩の形成: 15mlのTHF中に836mg(22mmol)の水素化リチウムアルミニウムを含 む懸濁液を0℃に冷却し、ステップBで形成された化合物4.93g(9.1mm ol)を20mlのTHF中に含む溶液を15分間にわたって滴下添加した。室温で 18時間後、反応混合物を0℃に冷却し、1mlの水及び10%水酸化カリウム溶 液を続いて加えた。混合物をセライト(Celite)により濾過し、THFを蒸発さ せると、対応するアルコール中間体4.3g(9mmol)が得られた。D.シムバスタチンアンモニウム塩の形成: 4.3g(9mmol)のアルコール中間体、40mlのピリジン、200mgのN, N−ジメチルアミノピリジン及び7.2g(54mmol )の塩化2,2−ジメチル酪酸の混合物を65℃で72時間攪拌した。混合物を 冷却し、100mlのトルエンを加え、混合物を2×50mlの10%炭酸水素ナト リウム溶液及びブラインで洗浄した。トルエン層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、 濾過し、蒸発させた。残渣を100mlのトルエンに溶解させ、続いて残渣が溶解 したものを蒸発させた。残渣を20mlのTHF及び20mlの水に溶解させた。次 に、1gのp−TsOHを加え、溶液を5時間還流させた。その溶液を、トルエ ン70mlと10%炭酸水素ナトリウム溶液50mlの混合物に加えた。有機層を分 離し、30mlの10%炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、 濾過し、蒸発させると、4.8gの残渣が得られた。残渣を70mlのメタノール 及び40mlの2MのNaOHに溶解させた。反応混合物を72時間還流させた。 メタノールを蒸発させ、水層を0℃に冷却した。水層を2NのHCl溶液により pH=5に酸性化した。次に、75mlの酢酸エチルを加え、有機層を分離した。 酢酸エチルに5mlの25%アンモニア溶液を加えた。沈澱物を濾過するとシムバ スタチンのアンモニウム塩1.1gが得られた。ロバスタチンシクロヘキサンア ミドからの全収率は27%であった。例8:ジアシル化シムバスタチンブチルアミドの調製: A.ロバスタチンブチルアミドのシリル化 文献(Askin D;Verhoeven,T.R.;Liu,T,M.-H.;Shinkai,I.J.Org.Chem,1 991,56,4929)に記載の手法によりt−ブチルジメチルシリルロバスタチンブ チルアミドを調製した。68%の収率(粗物質)でもって得られた。HPLC Rf:12.87。B.t−ブチルジメチルシリルロバスタチンブチルアミドの還元 t−ブチルジメチルシリルロバスタチンブチルアミド(1.65g,2.34 mmol)のTHF(30ml)溶液を0℃のLiAlH4 ・2THFの1Mトルエン溶液(6ml,2.5当量)に加えた。反応混合物を2 時間攪拌し、その後、硫酸ナトリウム水和物をガス発生が止むまで加えた。セラ イト層を有するガラス漏斗(P2)によりスラリーを濾過する試みは失敗に終わ った。反応混合物を希HCl(<1N)に入れた。水層をジエチルエーテルで抽 出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、蒸発させた。収 量:1.07g(89%)。HPLC:Rf:9.27。C.t−ブチルシリル保護されたロバスタチンブチルアミドアルコールのアシル ステップ8Bで得られたアルコール中間体(360mg,0.58mmol)とトリ エチルアミン(0.32ml)とをトルエン(10ml)中に含む溶液に、2、2− ジメチルブチリルクロリド(0.31g,4当量)を加えた。反応混合物を加熱 し10時間還流させた(標準的手順)。HPLC分析によって、望ましいジアシ ル化生成物(Rf:15.81)のうちの幾つかの混合物が示された。Askin D;V erhoeven,T.R.;Liu,T,M.-H.;Shinkai,I.J.Org.Chem,1991,56,4929に記 載されている方法に従い保護基を除去し、68%の収率(粗物質)が得られた。 HPLC Rf:12.87。例9:ロバスタチンのジアセチルベンジリデン誘導体の調製: A)ロバスタチンブチルアミドのベンジリデン誘導体の形成 ロバスタチンブチルアミド(4.77g,10mmol)をトルエン(50ml)に 溶解させた。その後、ベンズアルデヒド(10.6g,10当量)及びp−Ts OH(500mg)を室温で16時間攪拌した。飽和NaHCO3水溶液を加え、 層分離させた。トルエン層を飽和NaHCO3(水溶液)、飽和NaCl(水溶 液)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)させ、蒸発させた。残渣を、カラムクロマト グラフィー(SiO2/n−ヘキサン/酢酸エチル)を用いるこ とによってさらに精製すると、2.6g(46%)の最終生成物が得られた。B)ベンジリデン誘導体の還元 ベンジリデン誘導体(2.6g,4.6mmol)をトルエン(50ml)に溶解さ せ、溶液を0℃に冷却した。次に、温度を10℃未満に保ちながら1MのLiA lH4・2THF(11.5ml)のトルエン溶液を滴下添加した。次に、溶液を 0〜5℃で2時間攪拌した。その後、30%NaOH(水溶液、1.8ml)を加 え、混合物を室温で16時間攪拌した。混合物をセライトにより濾過し、トルエ ン(50ml)で洗浄し、約50mlに濃縮した。C)シムバスタチンのベンジリデン誘導体の形成 ステップ9Bで形成された反応混合物にトリエチルアミン(1.9g,4.1 当量)、ジメチル酪酸(2.5g,4当量)及びジメチルアミノピリジン(50 mg)を加え、16時間還流させた。次に、混合物を水/酢酸エチルに注ぎ入れ、 分離させた。続いて有機層を水で洗浄し、続いて飽和塩化ナトリウムで洗浄し、 次に硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させると、粗生成物3.3gが得られた。 生成物をさらにシムバスタチンに転化させることは、例5C及び5Dの第2パー トに記載した手順に従って行った。例10:ロバスタチンピロリジンアミドのアセトニドのロバスタチン還元: 0℃で、40mg(1.1mmol)の水素化リチウムアルミニウムを、20mlのT HF中に1g(1.94mmol)のロバスタチンピロリジンブチルアミドのアセト ニド(例3に記載の方法と同様にロバスタチンとピロリジンの反応により調製) を含む溶液に加えた。室温で18時間後、転化率は50%であった。例11:ロバスタチンブチルアミドの還元: THF(50ml)中のLiAlH4(400mg,10.5mmol)の懸濁液に、 THF(25ml)中にロバスタチンブチルアミド(2.25g,5mmol)を含む溶 液を0℃で加えた。硫酸ナトリウム水和物(Na2SO4・2H2O、グラウバー 塩の類似体)をガス発生が止むまで加え、その後、乾燥Na2SO4を加えた。ガ ラスフィルターによりスラリーを濾過し、濾液を乾燥するまで減圧下で蒸発させ ると粘稠褐色油(1.03g,53%)が得られた。粗物質のHPLC;R1; 2.93(出発物質について5.79)。例12:ロバスタチンブチルアミドの窒素に対する選択的アシル化反応(その後 にOH基をアシル化することができる): トルエン(50ml)中にロバスタチンブチルアミドアセトニドアルコール(2 .1g,5mmol)及びトリエチルアミン(0.8ml,5.5mmol)を含む溶液に 0℃で塩化ベンゾイル(0.64ml,5.5mmol)を加えた。反応混合物を室温 で16時間攪拌した。HPLC試料によって、Rf6.16(出発物質)及び9 .13に主ピークが観察された。21時間後、9.67にピークが出現した。N MR分析では、アミドがアシル化されたことを示唆する6.5〜5ppmの領域に 小さなNHピークと3つの他のピークが示された。例13:アンモニアとのロバスタチンの反応 15mlのメタノール中に0.25g(0.6mmol)のロバスタチンを含む懸濁 液を氷水浴で5℃に冷却した。メタノールをアンモニア(気体)で飽和させ、混 合物を密閉管内で130℃で40時間加熱した。HPLC分析によると、この反 応混合物は、対応する脱アシル化生成物を43%含んでいた。例14:n−ブチルアミンとのロバスタチンの反応 15mlのn−ブチルアミン中に0.5g(1.2mmol)のロバスタチンを含む 溶液を密閉容器内で150℃で40時間加熱した。H PLC分析によると、この反応混合物は、対応する脱アシル化生成物を12.3 %含んでいた。脱アシル化されたブチルアミドの構造は、p−TsOH及びアセ トンとの反応により対応するアセトニドを形成し、このセトニドと例5Aの第2 パートに記載した方法により調製された他のアセトニド試料とを比較することに よって確認した。例15:n−ヘプチルアミンとのロバスタチンの反応 10mlのヘプチルアミン中に0.25g(1.2mmol)のロバスタチンを含む 溶液を70時間還流させた。HPLC分析によると、得られた反応混合物は、対 応する脱アシル化生成物を17%含んでいた。例16: 例13,14及び15から得た3つの脱アシル化化合物の全てを、400mlの アセトン及び5gのp−TsOHを加えることにより(すなわち、閉環により) 対応するアセトニドに転化させた。混合物を1時間攪拌(室温で)し、次に、氷 水中で2時間冷却した。得られた固形物を吸引により集め、乾燥させた。例17: 例16から得た3つのアセトニド化合物を、次に、例5のステップC及びDで 述べたアシル化反応及びアンモニウム塩転化反応を用いてそれぞれ別々にシムバ スタチンに転化させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 235/26 C07C 235/26 C07D 309/30 C07D 309/30 C 327/10 327/10 // A61P 3/08 A61P 3/08 43/00 111 43/00 111 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ファーベル,ウィヤナント スヨールト オランダ国,エヌエル―9728 セーデー フローニンゲン,ラーン ファン デ フ レデ 76 (72)発明者 カルクマン−アハイェン,ベネトカ イバ ノーバ オランダ国,エヌエル―2597 エーペー デン ハーグ,ルイクロックラーン 68 (72)発明者 シベイン,ミーケ オランダ国,エヌエル―3816 アーベイ アメールスフォールト,パウストラート 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式II: (式中、R1及びR2は水素原子、ヒドロキシル、C1-10アルキル及びC6-14アリ ール並びにC6-14アリール1-3アルキルから基本的になる群から独立に選ばれ、 R3はR9−C=O又は水素であり、 R9,R4及びR5は、 (1)直鎖又は分枝C1-15アルキル、 (2)C3-15シクロアルキル、 (3)直鎖又は分枝C2-15アルケニル、 (4)直鎖又は分枝C2-15アルキニル、 (5)フェニル、 (6)フェニルC1-6アルキル−、 からなる群から独立に選ばれるものであり、R9はハロゲン、C1-6アルキル、C1-6 アルコキシ及びC6-14アリールからなる群から独立に選ばれる1つ以上の置 換基により置換された上記(1)〜(6)で定義されるもののうちのいずれであ ってもよく、またR4及びR5は水素であってもそれらが結合している窒素ととも にピロリ ジン、ピペリジン又はホモピペリジンのような複素5,6又は7員環部分を形成 していてもよく、 R6及びR7も、 (1)ジオキサン部分を形成する基: (式中、R10及びR11は、 (1)直鎖又は分枝C1-15アルキル、 (2)C3-15シクロアルキル、 (3)直鎖又は分枝C2-15アルケニル、 (4)直鎖又は分枝C2-15アルキニル、 (5)フェニル、 (6)フェニルC1-6アルキル−、 (上記(1)〜(6)は全て任意にハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ 又はC6-14アリールからなる群から独立に選ばれる1つ以上の置換基により置換 されていてもよい) (7)水素、ただしR10は水素でない、 (8)R10及びR11は、置換基のうちの1つ以上が任意の組み合わせでハロゲ ン及び低級アルキルからなる群から選ばれたものである任意に置換されていても よい5,6,7又は8員環状部分を形成している、 からなる群から独立に選ばれる) (2)環状スルフェートを形成する基: (3)環状ホスフェートを形成する基:(式中、R12は (1)直鎖又は分枝C1-15アルキル、 (2)C3-15シクロアルキル、 (3)フェニル、 (4)フェニルC1-6アルキル−、 (5)水素、 (6)第1級アミン、好ましくはn−ブチルアミン及びシクロヘキシルアミン 、又は第2級アミン、 からなる群から選ばれる) から独立に選ばれるが、R3が水素である場合にR6及びR7は、 (1)ボリリデン基: (式中、R8は、任意の組み合わせで1〜5個の置換基により任意に置換されて いてもよいフェニル、ハロゲン若しくは低級アルキル、好ましくはフェニル又は パラフルオロフェニルである) を形成しているか、又は (2)R6及びR7はともに水素であり、 x,y及びzに位置する点線は、可能な二重結合を表し、二重結合が存在する 場合にはxとzの位置の両方に二重結合が存在するか又はx,y若しくはzの位 置に二重結合が単独で存在し、x,y及びzの位置に二重結合が存在しなくても よい) により表される化合物又はその対応する立体異性体。 2.独立に、R1がメチルであり、R2がメチルであり、R3が2−メチルブチ レートであり、R4がn−ブチルであり、R5が水素、1−メチルプロピル又は1 ,1−ジメチルプロピルからなる群から選ばれ、R6とR7が一緒になって を形成し、R8がフェニル又はパラフルオロフェニルであり、x及びzが二重結 合である、請求項1記載の化合物。 3.式IV: (式中、R1,R2,R3,R4,R6及びR7並びにx,y及びzは請求項1記載の 式IIにより表される化合物について定義した通りであるが、R3及びR4は水素で はなく、R6及びR7は請求項 1において定義した通りのボリリデン基を形成していてもよいことを条件とする ) により表される化合物又はその対応する立体異性体。 4.式I:(式中、R1,R2及びR3並びにx,y及びzは請求項1に記載の式IIにより表 される化合物について定義した通りであるが、R3は水素ではなく、R1,R2, x,y及びzは出発物質と最終生成物とで同じであることを条件とする) により表される化合物又はその立体異性体と対応するアミンとを反応させ、続い て、場合に応じて1種以上の適切な触媒の存在下で、保護基形成作用のある物質 との反応により前者のラクトン環のヒドロキシルを保護することを含む、請求項 1に定義した式IIにより表される化合物の調製方法。 5.R3が2−メチルブチレートである式Iにより表される化合物からのR3が 2−メチルブチレートである式IIにより表される化合物を調製するための請求項 4記載の方法。 6.アミンが、 (1)アンモニア、 (2)第1級アミン、及び (3)第2級アミン、 からなる群から選ばれ、保護基形成作用のある物質が、 (1)ケトン、好ましくはアセトン、 (2)アルデヒド、 (3)アセタール、 (4)塩化スルホニル、続いて過ヨウ素酸ナトリウムによる酸化にかける、 (5)塩化ホスホニル、続いてアルコール、アミン又は水との反応にかける、 (6)ホウ酸、 からなる群から選ばれ、触媒が、 (1)パラトルエンスルホン酸、 (2)硫酸、 からなる群から選ばれる、請求項4又は5記載の方法。 7.R3が水素ではなく、R6及びR7の両方が水素若しくはt−ブチルジメチ ルシリルのようなシリル保護基であるか又はボリリデン部分を形成している請求 項1で定義した式IIにより表される化合物と適切な還元剤とを反応させてR3エ ステル部分を還元することを含む、R3が水素であり、R6及びR7の両方が水素 又はt−ブチルジメチルシリルのようなシリル保護基であってもよい請求項1で 定義した式IIにより表される化合物の調製方法であって、R3を除く全パラメー ターR,x,y及びzが出発物質と最終生成物とで同じである方法。 8.還元剤が、 (1)水素化リチウムアルミニウム、 (2)水素化アルミニウム、 (3)ジイソブチルアルミニウムヒドリド、 (4)LiY(式中、YはC1-6アルキル又はC6-14アリール、 好ましくはYはn−ブチルである)、及び (5)ZMgCl,ZMgBr(式中、ZはC1-6アルキル又はC6-14アリー ル、好ましくはZはメチルである)、 からなる群から選ばれる請求項7記載の方法。 9.R3が水素ではなく、R6及びR7の両方が水素若しくはt−ブチルジメチ ルシリルのようなシリル保護基であるか又はボリリデン部分を形成している請求 項1で定義した式IIにより表される化合物と、R4が複素環部分の一部でないこ とを条件としてR4が請求項1で定義した通りである式:R4NH2により表され る第1級アミンと反応させることを含む、R3を除く全パラメーターR,x,y 及びzが出発物質と最終生成物とで同じであることを条件とする、R3が水素で あり、R6及びR7の両方が水素又はt−ブチルジメチルシリルのようなシリル保 護基であってもよい請求項1で定義した式IIにより表される化合物の調製方法。 10.請求項4で定義した式Iにより表される化合物と請求項9で定義した式 :R4NH2により表される過剰の第1級アミンとを約100℃〜250℃の間の 温度で反応させることを含む、R3,R5,R6及びR7は水素であり、R1,R2, x,y及びzは出発物質と最終生成物とで同じであることを条件とする、請求項 1で定義した式IIにより表される化合物の調製方法。 11.式III: (式中、R1,R2,R4,R6及びR7は請求項5で式IIについて定義した通りで あり、R,は水素であるが、R。及びR,は水素ではなく、全パラメーターR, x,y及びzは出発物質と最終生成物とで同じである) により表される化合物又はその対応する立体異性体と適切な対応するアシル化剤 とを反応させることを含む請求項3で定義した式IVにより表される化合物の調製 方法。 12.R1,R2,R4,R5,R6及びR7が請求項1で定義した通りであり、R3 が水素であるが、R5,R6及びR7が水素でないことを条件とする式IIにより表 される化合物と適切な対応するアシル化剤とを反応させることを含む、R3を除 く全パラメーターR,x,y及びzが出発物質と最終生成物とで同じであること を条件とする、R3,R5,R6及びR7が水素でないことを条件とする請求項1で 定義した式IIにより表される化合物の調製方法。 13.アシル化剤が、 (1)対応するアシル基の酸塩化物、 (2)対応するアシル基の遊離酸、 (3)対応するアシル基の酸無水物、 からなる群から選ばれる請求項8及び9のいずれか1項に記載の方 法。 14.次のステップ: a)アミド結合の形成によりラクトンを開環させ、請求項4記載の保護基を形 成するステップ、 b)請求項7記載の式IIにより表されるR3部分を還元するステップ、 c)請求項11記載の式IIIにより表される化合物又は請求項12記載の式II により表される化合物をアシル化するステップ、 d)請求項3で定義した式IV又は請求項1で定義した式IIにより表される化合 物のアセタール部分を除去しアミド基を加水分解して式V(Mは医薬的に許容可 能な任意の塩、酸又はエステルである)にするステップ、 e)加熱により式Vを式Iにラクトン化するステップ、 を含む、調製されたままの化合物のR3部分が出発化合物のR3部分と異なってい てよく、他のパラメーターが出発物質と最終生成物とで同じである請求項4で定 義した式Iから請求項4で定義した式Iの化合物を得る方法。 15.次のステップ: a)式Iにより表される化合物と請求項9で定義したアミンR4 NH2とを反応させるステップ、 b)請求項4記載の保護基を形成するステップ、 c)請求項11に記載の式IIIにより表される化合物又は請求項12に記載の 式IIにより表される化合物をアシル化するステップ、 d)請求項3で定義した式IV又は請求項1で定義した式IIの化合物のアセター ル部分を除去し、アミド基を加水分解して式V(Mは医薬的に許容可能な任意の 塩、酸又はエステルである)にするステップ、 e)加熱により式Vを式Iにラクトン化するステップ、 を含む、調製されたままの化合物のR3部分が出発化合物のR3部分と異なってい てよく、他のパラメーターが出発物質と最終生成物とで同じである請求項4で定 義した式Iから請求項4で定義した式Iの化合物を得る方法。 16.次のステップ: a)n−ブチルアミンとのアミド結合の形成によりロバスタチンのラクトンを 開環させ、続いてアセトン又はジメトキシプロパンによりジオキサンを形成させ るステップ、 b)ステップa)で形成された化合物の2−メチルブチレート側鎖を請求項8 で定義した還元剤のうちのいずれかとの反応により還元するステップ、 c)ステップb)で形成された化合物をパラトルエンスルホン酸、塩化水素又 は硫酸の存在下で2,2−ジメチルブチルクロリドとの反応によりアシル化する ステップ、 d)ステップc)で形成された化合物のジオキサン部分及びアミド基を加水分 解により除去し、続いて、場合に応じて水酸化アンモニウムとの反応によりシム バスタチンのアンモニウム塩を形成させるステップ、 e)シムバスタチンのアンモニウム塩又はナトリウム塩のラクトン化又はトル エン中での加熱によってシムバスタチンを形成させ、続いて結晶化させるステッ プ、 により特徴付けられる請求項12記載のラバスタチンからシムバスタチンを調製 する方法。 17.次のステップ: a)n−ブチルアミンとのアミド結合の形成によりロバスタチンのラクトンを 開環させ、続いてアセトン又はジメトキシプロパンに よりジオキサンを形成させるステップ、 b)ステップa)で形成された化合物の2−メチルブチレート側鎖をヨウ化メ チルによりα−メチル化するステップ、 c)ステップa)で形成された化合物のジオキサン部分及びアミドを加水分解 により除去し、場合に応じて、続いて水酸化アンモニウムと反応させてシムバス タチンのアンモニウム塩を形成させるステップ、 d)シムバスタチンのアンモニウム塩又はナトリウム塩をラクトン化又はトル エン中での加熱によりシムバスタチンを形成させ、続いて結晶化させるステップ 、 を含むロバスタチンからのシムバスタチンの調製方法。 18.ジヒドロロバスタチン又は酸化したロバスタチンのような不純物を約3 0%以下含む粗ロバスタチンからの請求項16又は17に記載のシムバスタチン の調製方法。
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