JPH09510966A - シクロヘキシルアゼチジノンの製造法 - Google Patents

シクロヘキシルアゼチジノンの製造法

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JPH09510966A JP7524959A JP52495995A JPH09510966A JP H09510966 A JPH09510966 A JP H09510966A JP 7524959 A JP7524959 A JP 7524959A JP 52495995 A JP52495995 A JP 52495995A JP H09510966 A JPH09510966 A JP H09510966A
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ロッシ,ティーノ
ツァラントネルロ,パオラ
ラッセル トーマス,ジョン
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グラクソ、ウェルカム、ソシエタ、ペル、アツィオーニ
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Abstract

(57)【要約】 アゼチジノン(II)をホモキラル(2S)−2−メトキシシクロヘキサン(III)または1分子の塩化第二スズと形成されたその錯体と反応させることを含んでなる、R1がヒドロキシル保護基である式(I)の化合物の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】 シクロヘキシルアゼチジノンの製造法 本発明は、抗菌剤の製造において有用なシクロヘキサン誘導体の改良された製 造法に関する。 欧州特許出願公開第0416953A2号は、3環式抗菌剤の新規なクラスを 記載している。その中に記載されかつ特許請求されている特に好ましい化合物は 、化合物(A) およびその塩である。 化合物(A)の合成における主要な中間体は、シクロヘキサン誘導体(I)で ある。 上記式中R1はヒドロキシル保護基、例えば、トリアルキルシリル基、例えば、 t−ブチルジメチルシリルである。 本発明は、式(I)の化合物をすぐれた収率でかつ高い鏡像異性体純度で製造 する方法を提供する。 本発明は、式(I) (式中R1はヒドロキシル保護基である)の化合物を製造する方法であって、ア ゼチジノン(II) (式中R1はヒドロキシル保護基である)をホモキラル(2S)−2−メトキシ シクロヘキサノン(III) または1分子の塩化第二スズと形成されたその錯体(complex)と非プロトン性溶 媒中で立体障害アミンおよびルイス酸の存在下に反応させることを含んでなる方 法を提供する。 この反応において使用するのために適当な非プロトン性溶媒は、ハロ炭化水素 、例えば、ジクロロメタン、クロロベンゼンまたはフルオロベンゼンである。こ の反応において使用できる他の非プロトン性溶媒は、芳香族炭化水素、例えば、 トルエン、エステル、例えば、酢酸エチルまたはイソプロピルアセテート、また はエーテル、例えば、1−2ジメトキシエタンを包含する。 適当な立体障害アミンは、第三アミンおよび複素環式アミン(その中の窒素原 子に結合した炭素原子の一方または双方は1または2つのC1-4直鎖状または分 枝鎖状のアルキル基により置換されている)を包含する。 適当な立体障害第三アミンの例は、トリC1-6直鎖状または分枝鎖状のアルキ ルアミン(例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリイソ プロピルアミンまたはトリ−イソブチルアミン)、または第三アラルキルアミン (例えば、ジベンジルエチルアミン、ジベンジルメチルアミンまたはN,N−ジ メチルベンジルアミン)である。 適当な立体障害アミンの例は、α−置換ピロリジンまたはピペリジン、例えば 、2,5−ジメチルピロリジン、2,6−ジメチルピペリジン、2,2,6,6 −テトラメチルピペリジンまたはα置換芳香族複素環式アミン、例えば、2,6 −ジt−ブチルピリジンまたは2,6−ジメチルピリジンである。 この反応において使用するために特に好都合な立体障害アミンは、ジイソプロ ピルエチルアミン、トリ−イソプロピルアミン、トリ−イソブチルアミン、また は2,6−ジメチルピリジンおよび特にジイソプロピルエチルアミンである。 この反応において使用するために適当なルイス酸の例は、塩化第二スズおよび 臭化第二スズである。この反応において使用するために特に好都合なルイス酸は 塩化第二スズである。 好都合には、この反応は−30〜20℃、例えば、−20〜10℃、特に−1 0〜5℃の範囲内の温度において実施される。 この方法の好ましい態様において、必要に応じて少量の立体障害アミンを含有 する、化合物(III)とルイス酸との混合物に、アゼチジノン(II)を添加 し、次いで立体障害アミンを添加する。 ヒドロキシル保護基R1は好ましくはトリアルキルシリル基、例えば、トリ( C1-4)アルキルシリル基である。適当なトリアルキルシリル基の例は、トリメ チルシリルおよびt−ブチルジメチルシリルである。 本発明の好ましい態様において、この反応はR1がt−ブチルジメチルシリル 基である式(II)のアゼチジノンを使用して実施される。 (2S)−2−メトキシシクロヘキサノン(III)は、慣用手法を使用して (1S,2S)−2−メトキシシクロヘキサノールを酸化することによって製造 することができる。したがって、例えば、酸化は塩化オキサリルおよびジメチル スルホキシド、ピリジン/三酸化イオウ、次亜塩素酸ナトリウム、N−ブロモア セトアミド 1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−ヒダントインまたはジョー ンズ試薬(CrO3/H2SO4)を使用して実施することができる。この反応は 好都合には溶媒中で実施し、溶媒の選択は使用すべき酸化体に依存するであろう 。したがって、塩化オキサリルおよびジメチルスルホキシドを使用する酸化は好 都合にはハロ炭化水素、例えば、ジクロロメタン中で−78〜50℃の範囲内の 温度において実施される。ピリジンおよび三酸化イオウを使用する酸化は好都合 には溶媒、例えば、エーテル、例えば、t−ブチルメチルエーテル中でアセトン および塩基、例えば、トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンの存 在下に実施される。 次亜塩素酸ナトリウムを使用する酸化は2,2,6,6−テトラメチル−1− ピペリジニルオキシの存在下に溶媒系、例えば、ジクロロメタンおよび水中で実 施される。また、次亜塩素酸ナトリウムを使用する酸化は転相触媒の存在下に実 施することができる。 (2S)−2−メトキシシクロヘキサノンは反応混合物から塩化第二スズとの 1/1錯体の形態で単離することができ、この錯体は引き続いて塩化第二スズの 添加により形成することができる。また、(2S)−2−メトキシシクロヘキサ ノンとの塩化第二スズの錯体は、適当な溶媒、例えば、ハロ炭化水素、例えば、 クロロベンゼンまたはトルエン中の(2S)−2−メトキシシクロヘキサノンの 溶液に塩化第二スズを添加することによって製造できる。好都合には、反応は− 20〜0℃の間の温度において実施される。 (1S,2S)−2−メトキシシクロヘキサノールは既知の化合物であり、そ して既知の手法、例えば、下記の文献に記載されている手法を使用して製造する ことができる:Honig H、Senfer−Wassenthal P、S ynthesis 1990、1137−1140、Laumen K et al.、J.Chem.Soc.Chem.Commun.、1989、148 −150、またはPeterson et al.、Jorg.Chem.、1 988、53、1903−1907。 また、要求される(1S,2S)−2−メトキシシクロヘキサノールは、(± )−トランス−2−メトキシシクロヘキサノールから、適当なリパーゼおよびア シルドナー、例えば、無水物または置換されていてもよいエテニルエステルを使 用して不必要な(1R,2R)鏡像異性体を選択的に酵素的にエステル化し、次 いで慣用手段により不必要なエステルから要求するアルコールを分離することに よって得ることができる。(1S,2S)−2−メトキシシクロヘキサノールを 製造するこの新規かつ有利な方法は、本発明の更なる面を表す。 この反応において使用するために適当なリパーゼは、小規模の実験を実施し、 各場合において、好ましくはa−キラルクロマトグラフィーのアッセイにより、 分割の程度を測定することによって容易に決定することができ、シュードモナス (Pseudomonas)種およびカンジダ・アンタルクチカ(Candid a antractica)からのリパーゼを包含する。好ましくは、これらは 固定化された形態で使用される。 リパーゼは種々の固体の支持体上にこの分野においてよく知られている方法に より固定化することができる(例えば、Malcata et al.、J.A m.Oil.Chem.Soc.67(12)pp.890−909、1990 )。例えば、シュードモナス(Pseudomonas)種からのリパーゼは、 好 都合には固体の支持体、例えば、スチレン−ジビニルベンゼンのコポリマーの樹 脂、例えば、アンバーライト(Amberlite)XAD−2またはケイ藻土 、例えば、ジカライト(Dikalite)、セライト(Celite)上に付 着させることによって固定化することができる。固定化は好都合には水性緩衝液 、例えば、水中の無機リン酸塩、例えば、オルトリン酸二水素アンモニウムの溶 液中の酵素および支持体のスラリーを調製し、次いで凍結乾燥するか、または水 と共沸混合物を形成する有機溶媒の適当量を添加し、この混合物を真空下に濃縮 して、水を除去することによって達成することができる。この共沸技術において 使用するための有機溶媒は、アルコール、例えば、ブタン−1−オールおよび炭 化水素、例えば、シクロヘキサンを包含する。リパーゼは、また、固定化された 形態で、例えば、カンジダ・アンタルクチカ(Candida antract ica)のリパーゼの固定化された調製物であるノボザイム(Novozyme )435(Novo−Nordisk Ltd.)の形態で商業的に入手可能で ある。 この方法において使用するために適当なアシルドナーは、無水物、例えば、無 水酢酸、無水コハク酸、またはより好ましくは置換されていてもよいエテニルエ ステル、例えば、C1-6アルカン酸のビニルまたはイソプロペニルエステル、例 えば、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、イソプロ ペニルアセテートまたはイソプロペニルブチレートを包含する。この反応は好ま しくは有機溶媒、例えば、エーテル、例えば、テトラヒドロフラン、ニトリル、 例えば、アセトニトリルまたは炭化水素、例えば、シクロヘキサンまたはジクロ ロメタン中で、必要に応じて第三有機塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下 に実施する。基質は反応混合物中に好ましくは2〜25%v/vの濃度で存在し 、アシルドナーは2〜10モル当量/モルのラセミ体基質のレベルで存在し、第 三有機塩基は0.1〜5%v/vの濃度で存在し、そして固定化された酵素調製 物 は1〜30%w/vの濃度で存在する。 要求される(1S,2S)−2−メトキシシクロヘキサノールは、慣用法、例 えば、カラム/フラッシュクロマトグラフィーによるか、または好ましくは選択 的抽出法により反応から単離することができる。したがって、例えば、反応をシ クロヘキサン中で実施する場合、生成物を選択的に水の中に抽出する。必要に応 じて、シクロヘキサンの逆洗浄を実施して、水の中に分配される微量の不必要な エステルを除去することができる。次いで、生成物を疎水性ポリマー樹脂、例え ば、スチレン−ジビニルベンゼンのコポリマーの樹脂、例えば、アンバーライト XAD−16上に吸着させ、極性水混和性有機溶媒、例えば、アセトンで溶離す るか、またはより好ましくは有機溶媒、例えば、酢酸エチルまたはジクロロメタ ンの中に逆抽出し、これを濃縮して所望の生成物を得ることができる。無機塩、 例えば、塩化ナトリウムを逆抽出前に添加して、有機溶媒の中への生成物の分配 の効率を増強することができる。 本発明をさらに完全に理解できるようにするために、下記の実施例を例示のた めに記載する。 実施例において、温度は℃である。乾燥は無水硫酸ナトリウムで乾燥した溶液 を意味する。 実施例1 (1S,2S)−2−メトキシシクロヘキサノール 方法A 乾燥テトラヒドロフラン(1リットル)中の(±)トランス2−メトキシシク ロヘキサノール(51g)の溶液に、ビニルアセテート(255ml)およびト リエチルアミン(40.8ml)を添加した。シュードモナス・フルオレセンス (Pseudomonas fluorescens)のリパーゼ(8.5g) を添加し、この懸濁液を窒素雰囲気下に5日間撹拌した。反応混合物を濾紙で濾 過し、有機相を減圧下に蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー( 石油エーテル:エーテル1:2)により精製すると、標題化合物が無色油状物と して得られた(21.8g)。 e.e+88%(シフト試薬:トリス(d,d−ジカンフェリルメタナン)E u(III)、CDCl3) 方法B 固定化カンジダ・アンタルクチカ(Candida antractica) のリパーゼ(Novozyme 435;10g)を、シクロヘキサン(167 ml)中の(±)トランス−2−メトキシシクロヘキサノール(50g)、ビニ ルアセテート(42ml)およびトリエチルアミン(6ml)の溶液に添加した 。この混合物を栓付きコニカルフラスコ中で室温において24時間撹拌し、次い でNo.3焼結漏斗を通して真空下に濾過した。フィルターケーキをシクロヘキ サン(100ml)で洗浄した。濾液(350ml)を取り、水(4×180m l)で激しく抽出した。一緒にした水の抽出液(820ml)をシクロヘキサン (200ml)逆抽出した。水層を取り、塩化ナトリウム(5Mとする245g )を添加した。溶解後、塩溶液(約900ml)を酢酸エチル(2×450ml )で抽出し、一緒にした酢酸エチル抽出液を真空下に体積を減少して標題化合物 を淡黄色油状物として得た(17.5g、ee>99%)。 実施例2 (2S)−2−メトキシシクロヘキサノン 方法A 乾燥ジクロロメタン(250ml)中の塩化オキサリル(8.1ml)の冷却 した(−78℃)溶液に、窒素雰囲気下に乾燥ジクロロメタン(40ml)中の ジメチルスルホキシド(13.4ml)の溶液をゆっくり添加した。−78℃に おいて30分後、乾燥ジクロロメタン(40ml)中の(1S,2S)−2−メ トキシシクロヘキサノール(8.2g)の溶液を添加し、温度を−60℃以下に した。30分後、トリエチルアミン(52.4ml)を添加し、反応を激しく撹 拌しながら−40℃に1時間保持した。塩化アンモニウムの飽和溶液を添加した 後、相を分離し、有機層を氷冷塩酸(2%溶液)、飽和炭酸水素塩、およびブラ インで洗浄した。有機層を乾燥し、次いで減圧下に蒸発させた。残留物をフラッ シュクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル8:2)により精製する と、標題化合物が黄色油状物として得られた(6.7g)。 1H−NMR(400MHz;CDCl3)3.74−3.68(1H、m)3 .41(3H、s)、2.58−2.46(1H、m)2.34−2.19(2 H、m);2.01−1.88(2H、m);1.80−1.58(3H、m) 。 e.e=84%(シフト試薬;トリス[3−(ヘプタフルオロプロピル−ヒド ロキシメチレン)−d−カンフォレート]Eu(III)、CDCl3) 方法B アセトン(10ml)中の(1S,1S)−1−メトキシ−シクロヘキサノー ル(3.5g)の溶液を、アセトン(20ml)および水(10ml)中のN− ブロモアセトアミド(108g)を含有する撹拌溶液に室温において20分で滴 下した。内部温度は35〜40℃に上昇し、黄色混合物はその間にオレンジ色に なった。3時間30分後、反応混合物を亜硫酸ナトリウムの30%溶液(150 ml)中に注ぎ、この混合物を塩化ナトリウム(10g)で塩析させた。無色の 混合物をt−ブチルメチルエーテル(1×100ml+1×50ml)で抽出し た。一緒にした有機相を乾燥し、室温において減圧下に濃縮すると、標題化合物 が薄黄色液状物質として得られた(e.e.=100%)。 1H−NMR(400MHz;CDCl3):3.67(m、1H);3.37 (s、3H);2.50(m、1H);2.3−2.1(m、2H); 2.0−1.8(m、2H);1.6(m,3H)。 方法C 濃硫酸(6.1ml)を0℃に冷却した水(50ml)中の三酸化クロム(7 g)の溶液に添加した。この溶液のアリコート(30ml)を、0℃に冷却した ジクロロメタン(15ml)中の(1S,2S)−1−メトキシシクロヘキサノ ール(1.95g)の溶液に数分にわたって滴下した。この溶液を0℃において 1時間激しく撹拌し、次いでイソプロピルアルコール(2.5ml)の添加によ り急冷した。この混合物をジクロロメタン(3×50ml)で抽出し、一緒にし た抽出液を飽和重炭酸ナトリウム溶液(30ml)で洗浄し、次いでブライン( 50ml)で洗浄し、乾燥した。次いでこの混合物をセライトで濾過し、この溶 液を減圧下に室温において蒸発させると、標題化合物が薄黄色液状物質として得 られた(収率=56%、e.e.=100%)。 1H−NMR(400MHz;CDCl3):3.68(m、1H);3.40 (s、3H);2.50(m、1H);2.22−2.18(m、2H);2. 0−1.8(m、2H);1.6(m、3H)。 方法D ジクロロメタン(1320ml)および水(396ml)中の(1S,2S) −メトキシシクロヘキサノール(264g)、2,2,6,6,テトラメチル− 1−ピペリジニル(6.3g)、臭化カリウム(4.83g)および重炭酸ナト リウム(31.66g)の溶液に、0〜10℃において激しく撹拌しながら次亜 塩素酸ナトリウムの15%水溶液(1145ml)を3〜4時間かけて滴下した 。この混合物を30分間撹拌し、2層を分離し、水性相をジクロロメタン(79 2ml)で逆抽出した。 一緒にしたジクロロメタン相を0〜5℃に冷却した亜硫酸ナトリウムの10% w/v溶液(528ml)で洗浄し、イソプロピルアルコール(8.2ml)お よび98%硫酸(6.7ml)で処理した。10分後、この混合物をさらに15 分かけて10℃に加温した。生ずる混合物を水(264ml)、飽和重炭酸ナト リウム溶液(792ml)および水(2×792ml)で洗浄した。この溶液を 還流においてディーン・スターク装置を使用して共沸乾燥し、次いで蒸留により 濃縮すると、標題化合物がジクロロメタン(852g)中の26.5%w/w溶 液として得られた。これは引き続く縮合反応において直接使用することができる 。 実施例3 (3S,4R)−3−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エ チル]−4−{(R)−2’−[(S)−6’−(2−メトキシ)−1’−オキ ソシクロヘキシル]}−アゼチジン−2−オン ジクロロメタン(140ml)中の(2S)2−メトキシシクロヘキサノン( 4.08g)および(3S,4R)−4−アセトキシ−3[(R)−(t−ブチ ルジメチルシリルオキシ)エチル]アゼチジノン(4.63g)の溶液を−16 ℃において調製した。四塩化スズ(14.3g)を注射器を介して、温度が−1 6℃と−13℃との間に保持されるような速度で滴下した。この混合物を10分 間撹拌し、次いで温度を+3℃に増加した。ジクロロメタン(40ml)中に溶 解したジ−イソプロピルエチルアミン(5.33g)の溶液を20分かけて添加 した。反応混合物を+3℃において10分間撹拌し、次いで反応混合物300m lの重炭酸ナトリウム(飽和)とロッシェル塩(飽和)との1:1混合物中に注 ぎ、1時間かけて激しく撹拌しながらジエチルエーテル(500ml)中に抽出 した。有機層を飽和ブライン(150ml)で洗浄し、乾燥し、溶媒を除去する と、白色固体状物(7.10g)が得られた。粗固体状物を熱n−ヘキサン(1 75ml)の中に取り、濾過し、体積を75mlに減少した。得られる混合物を 加温して固体状物を完全に溶解した。得られる溶液を冷却し、撹拌し、標題化合 物が濾過により白色固体状物として得られた(3.03g)。 実施例4 (3S,4R)−3−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチ ル]−4−[(R)−2’−[(S)−6’−(2−メトキシ)−1’−オキソ シクロヘキシル]−アゼチジン−2−オン (3S,4R)−アセトキシ−3[(R)−(t−ブチルジメチルシリルオキ シ)エチル]アゼチジノン(1.0g)と、2−メトキシシクロヘキサノン四塩 化スズ錯体(1.6g)との混合物に、無水クロロベンゼン(20ml)を添加 した。得られる懸濁液を激しく撹拌しながら−20℃に冷却し、これに四塩化ス ズ(0.9ml)を2分かけて添加した。次いで反応混合物を0℃に加温し、そ れにテフロンカニューレを介して20分かけて無水ジクロロメタン(5ml)中 のトリイソブチルアミン(2.2ml)の溶液を添加した。生ずる溶液を0℃に おいてさらに40分間撹拌した後、飽和水性酒石酸ナトリウムカリウム(75m l)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(75ml)および酢酸エチル(100ml) の激しく撹拌した混合物中に注いだ。40分間撹拌した後、相を分離し、有機層 を5%クエン酸溶液(100ml)、飽和重炭酸ナトリウム溶液(20ml)お よび飽和ブライン(40ml)で洗浄した。次いで有機相を硫酸ナトリウム(3 0g)で処理し、濾過し、溶媒を除去すると、粗生成物が灰色半結晶質固体状物 として得られた(1.37g)。粗生成物のアリコート(1.28g)をヘキサ ンから再結晶化させると、所望の標題化合物が得られた(0.91g)。 1H−NMR(500MHz;CDCl3)5.77(1H、sa);4.19 (1H、m);4.00(1H、m);3.58(1H、m);3.29(3H 、m);3.10(1H、m);2.89(1H、dd);2.23(1H、m );2.12(1H、m);2.01(1H、m);1.70−1.52(3H 、m);1.25(3H、d);0.88(9H、s);0.087(3H、s );0.07(3H、s)。 実施例5 (3S,4R)−3−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチ ル]−4−[(R)−2’−[(S)−6’−(2−メトキシ)−1’−オキソ シクロヘキシル]]−アゼチジン−2−オン 四塩化スズ(1.59ml)を乾燥ジクロロメタン(40ml)中の(3S, 4R)−4−アセトキシ−3−(R)−t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチ ルアゼチジノン(1.115g)および(2S)−2−メトキシシクロヘキサノ ン(0.6ml)の−20℃に冷却した溶液に窒素雰囲気下に添加した。この混 合物を0℃に加温し、次いで乾燥ジクロロメタン(10ml)中のトリイソブチ ルアミン(2.52ml)の溶液を20分かけて添加した。反応混合物を0℃に おいて1時間撹拌した。次いで、それをロッシェル塩(40ml)、飽和炭酸水 素ナトリウム溶液(40ml)、酢酸エチル(40ml)およびジエチルエーテ ル(30ml)の混合物中に注いだ。この混合物を1時間撹拌し、次いで層を分 離した。水性層をさらに酢酸エチル(40ml)で抽出した。一緒にした有機抽 出液を0.5Mクエン酸溶液(40ml)、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(40 ml)およびブライン(50ml)で洗浄した。有機層を乾燥し、真空濃縮する と、粗標題化合物が白色固体状物として得られた(1.67g)。この物質(1 .5g)をn−ヘキサンから再結晶化させると、標題化合物が白色固体状物とし て得られた(0.55g)。 1H−NMR(CDCl3):5.78(s、1H);4.18(m、1H); 3.99(m、1H);3.56(t、1H);3.28(s、3H);3.0 9(m、1H);2.88(dd、1H);2.21(m、1H);2.10( m、1H);1.99(m、1H);1.72−1.6(m、2H);1.58 (m、1H);1.25(d、3H);0.87(s、9H);0.07(s、 3H);0.06(s、3H)。 実施例6 (2S)−2−メトキシシクロヘキサノン−四塩化スズ(IV)1:1キレート 複合体 氷/塩浴中で−5℃に冷却した乾燥クロロベンゼン(15ml)中の(2S) −メトキシシクロヘキサノン(2.0ml)の撹拌溶液に、温度を0℃以下に維 持するために十分な速度で四塩化スズを添加した。生ずる懸濁液をさらに15分 間撹拌した後、ポンプにおいて濾過した。濾過ケーキをヘキサン(30ml)で 洗浄し、真空乾燥すると、標題化合物(5.9g)が白色薄ピンク色固体状物と して得られた。 融点162−165℃(分解)。[αD]=−15.1°(c=0.935、 CH2Cl2中)。IR(ヌジョール)nmax1649cm-1。 NMR(CDCl3)4.12(s、1H);3.74(s、3H);2.7 8(m、1H);2.50(m、2H);2.16(m、1H);2.1−1. 7(m、4H)。 実施例7 (2S)−2−メトキシ−シクロヘキサノン−四塩化スズ(IV)1:1キレー ト複合体 2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(288mg)、臭 化カリウム(225mg)および水(24ml)を、ジクロロメタン(80ml )中の(1S,2S)−2−メトキシ−シクロヘキサノール(アッセイ=91. 2%、e.e.=100%)(8g)の溶液に添加した。この混合物を0℃に冷 却し、激しく撹拌し、次いで重炭酸ナトリウム(680mg)で緩衝化した次亜 塩素酸ナトリウムの13%溶液(680mg)を2時間30分かけて滴下した。 この混合物を0℃においてさらに30分間撹拌した。有機層を分離し、水性層を ジクロロメタン(80ml)で抽出した。一緒にした抽出液を飽和亜硫酸ナトリ ウ ム溶液(32ml)とともに1時間激しく撹拌した。有機層を分離し、水性層を ジクロロメタン(20ml)で抽出した。一緒にした抽出液を水性30%クエン 酸(7.2ml)で洗浄し、次いでブラインを含有する溶液(10ml)および 10%水性重炭酸ナトリウム((10ml)で洗浄し、乾燥し、真空濃縮すると 、(2S)−2−メトキシシクロヘキサン(9.415mg)が赤色液状物とし て得られた(e.e.=100%)。 純粋な塩化第二スズ(8ml)を−5℃〜0℃のトルエン中の(2S)−2− メトキシ−シクロヘキサノン(8.63g)の溶液にゆっくり添加し、沈澱が形 成した。この混合物を−5℃において30分間撹拌した。沈澱を濾過により除去 し、トルエン(20ml)および冷n−ヘキサン(40ml)で洗浄し、一夜真 空乾燥すると、標題化合物(16.43g)が薄褐色固体状物(分解温度=11 8−123℃)として得られた。 1H−NMR(400MHz;CDCl3)4.60(m、1H);4.04 (s、3H);3.01(m、1H);2.8(m、2H);2.38(m、1 H);2.18(m、2H);20−1.78(m、2H)。 実施例8 (3S,4R)−3−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチ ル]−4−[(R)−2’−[(S)−6’−(2−メトキシ)−1’−オキソ シクロヘキシル]]−アゼチジン−2−オン (3S,4R)−4−アセトキシ−3−(R)−t−ブチルジメチルシリルオ キシ)エチルアゼチジノン(1.0g)および実施例6の化合物(1.6g)の 混合物に、無水ジクロロメタン(25ml)を添加した。生ずる懸濁液を−20 ℃に冷却し、それに四塩化スズ(0.9ml)を2分かけて添加した。次いで反 応混合物を0℃に加温し、それに無水ジクロロメタン(5ml)中のトリイソブ チルアミン(2.2ml)の溶液をテフロンのカニューレを介して20分かけて 添加した。生ずる溶液を0℃においてさらに40分間撹拌した後、飽和水性酒石 酸ナトリウムカリウム(75ml)、飽和重炭酸ナトリウム(75ml)および 酢酸エチル(200ml)の激しく撹拌した混合物中に注いだ。20分間撹拌し た後、相を分離し、有機層を3%クエン酸溶液(100ml)、飽和重炭酸ナト リウム溶液(50ml)およびブライン(50ml)で洗浄した。次いで有機相 を乾燥し、真空濃縮すると、粗標題化合物が灰色半結晶質ゴム状物として得られ た(1.8g)。この物質(1.7g)をn−ヘキサンから再結晶化させると、 純粋な標題化合物が得られた(0.51g)。 1H−NMR(CDCl3):5.75(s、1H);4.18(m、1H); 3.99(m、1H);3.57(t、1H);3.28(s、3H);3.0 9(m、1H);2.88(m、1H);2.23(m、1H);2.10(m 、1H);1.99(m、1H);1.74−1.6(m、2H);1.58( m、1H);1.25(d、3H);0.87(s、9H);0.08(s、3 H);0.06(s、3H)。 実施例9 (3S,4R)−3−[(R)−1(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル ]−4[(R)−2’−(S)−6’−メトキシ−1’−オキソシクロヘキシル )アゼチジン−2−オン 乾燥ジクロロメタン(200ml)中の(2S)−2−メトキシシクロヘキサ ノン(22.56ml)の撹拌溶液に、純粋な塩化第二スズ(55.2ml)を 30分かけて−5℃において、次いでジイソプロピルエチルアミン(6.4ml )を数分かけてを滴下した。得られた生ずる白色懸濁液に、乾燥ジクロロメタン (80ml)中の(3S,4R)−4−アセトキシ−3−ブチルジメチルシリル オキシエチル−2−アゼチジノン(40g)の溶液を15分かけて添加した。反 応温度を0℃に上昇させ、乾燥ジクロロメタン(80ml)中のジイソプロピル エチルアミン(56.8ml)の溶液を40分かけて滴下した。さらに15分間 撹拌した後、反応混合物を2N HClの冷却(0℃)水溶液中に注ぎ、15分 間撹拌した。分離後、有機層を2N HCl(13×200ml)で洗浄し、次 いで20%w/v酒石酸ナトリウムカリウム/2M炭酸ナトリウム(200ml /120ml)の水性混合物とともに15分間撹拌した。分離後、有機相をブラ イン(200ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空蒸発させる と、粗標題化合物(53g)が白色固体状物として得られた。n−ヘキサン(6 00ml)から再結晶化させると、純粋な標題化合物(35.15g)が白色固 体状物として得られた。 1H−NMR(CDCl3):5.76(bs、1H);4.18(m、1H) ;3.99(m、1H);3.58(m、1H);3.28(s、3H);3. 09(m、1H);2.88(dd、1H);2.25(m、1H);2.2− 1.85(m、2H);1.8−1.52(m、3H);1.26(d、3H) ;0.88(s、9H);0.087(s、3H);0.07(s、3H)。 実施例10 (3S,4R)−3−[(R)−1(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル ]−4[(R)−2’(S)−6’−2−メトキシ−1’−オキソシクロヘキシ ル)アゼチジン−2−オン 四塩化スズ(55.6ml)を、窒素雰囲気下に−5℃以下において40分か けて、無水ジクロロメタン(220ml)中の2(S)−メトキシシクロヘキサ ン(21.4g)の撹拌溶液に添加した。この混合物を−5℃において5分間熟 成し、次いで無水ジクロロメタン(100ml)中の(35,4R)−4−アセ トキシ−3−(R)−t−ブチルジメチルシリルオキシエチルアゼチジノン(4 0g)の溶液を反応混合物に20分かけて、温度を−5℃に保持しながら、 添加した。温度を0〜5℃の間に保持しながらジイソプロピルエチルアミン(6 3.1ml)を1時間かけて滴下した(添加の最初の1/4にわたって温度を約 0℃に上昇させた)。反応混合物を0〜5℃において10分間撹拌し、次いで反 応混合物を2M塩酸(400ml)の冷却(0〜5℃)溶液の中に添加すること によって急冷した。この溶液を15分間撹拌し、次いで有機相を分離した。有機 相を2M塩酸(3×200ml)で3回洗浄し、次いで20%w/vロッシェル 塩/2N炭酸ナトリウム(5:3)(300ml)とともに30分間撹拌した。 水性相をジクロロメタン(80ml)で逆洗浄し、一緒にした有機相を20%w /v水性ブライン(200ml)で洗浄し、水性相を再びジクロロメタン(80 ml)で逆洗浄した。 有機溶液を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮乾固し、残留物をジクロロメタン (3)/イソ−オクタン(7)(280ml)中に溶解し、この混合物を1ミク ロンのフィルターを通して濾過した。フィルターをジクロロメタン/イソ−オク タン(0.45:1.55)(100ml)で洗浄し、一緒にした濾液をさらに 蒸発乾固させた。残留物をイソ−オクタン(360ml)中に還流において溶解 した。この溶液を撹拌しながら一夜18〜22℃に冷却し、結晶化した混合物を さらに6時間0〜5℃において熟成させた。生成物を濾過により単離し、イソ− オクタン(2×100ml)で真空下に30℃において洗浄すると、標題化合物 が白黄色結晶質固体状物として得られた(32.7g)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 トーマス,ジョン ラッセル イタリー国ベローナ、ビア、アレッサンド ロ、フレミング、2、グラクソ、ソシエ タ、ペル、アツィオーニ内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(I) (式中R1はヒドロキシル保護基である)の化合物を製造する方法であって、ア ゼチジノン(II) (式中R1はヒドロキシル保護基である)をホモキラル(2S)−2−メトキシ シクロヘキサン(III) または1分子の塩化第二スズと形成された錯体と非プロトン性溶媒中でルイス酸 および立体障害アミンの存在下に反応させることを含んでなる方法。 2. ルイス酸が塩化第二スズである、請求項1に記載の方法。 3. 立体障害アミンがトリエチルアミンジ−イソプロピルエチルアミン、ト リ−イソプロピルアミン、トリ−イソブチルアミン、ジベンジルエチルアミン、 ジベンジルメチルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、2,6−ジメチル ピペリジン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、2,6−ジt−ブチル ピリジン、または2,6−ジメチルピリジンから選択される化合物である、請求 項1または2に記載の方法。 4. 立体障害アミンがジイソプロピルエチルアミンである、請求項3に記載 の方法。 5. 反応を−20〜10℃の範囲内の温度において実施する、請求項1〜4 のいずれか一項に記載の方法。 6. 非プロトン性溶媒がジクロロメタンである、請求項1〜5のいずれか一 項に記載の方法。 7. ヒドロキシル保護基R1がt−ブチルジメチルシリル基である、請求項 1〜6のいずれか一項に記載の方法。 8. R1がt−ブチルジメチルシリル基であるアゼチジノン(II)をホモ キラル(2S)−2−メトキシシクロヘキサナン(III)と塩化第二スズおよ び立体障害アミンの存在下に反応させる、請求項1に記載の方法。 9. 立体障害アミンはジ−イソプロピルエチルアミンである、請求項8に記 載の方法。 10. アゼチジノン(II)をルイス酸とホモキラル2−メトキシシクロヘ キサノン(III)との混合物に添加し、次いで立体障害アミンを添加する、請 求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
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