JPH11130711A - 1α,24,25−トリヒドロキシビタミンD3類の合成中間体およびその製造法 - Google Patents

1α,24,25−トリヒドロキシビタミンD3類の合成中間体およびその製造法

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JPH11130711A
JPH11130711A JP29232197A JP29232197A JPH11130711A JP H11130711 A JPH11130711 A JP H11130711A JP 29232197 A JP29232197 A JP 29232197A JP 29232197 A JP29232197 A JP 29232197A JP H11130711 A JPH11130711 A JP H11130711A
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mmol
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Masato Okamoto
真人 岡本
Junichi Oshida
淳一 押田
Shizuo Azuma
静男 東
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 1α,24,25−ジヒドロキシビタミンD
3の合成中間体及びシュードモナス属由来のリパーゼを
用いたその立体選択的合成法を提供する。 【解決手段】 一般式Iの化合物、及びその製造法。 [R、R、Rは同一または異なって、水素、C2
〜8のアシル基、トリ(C1〜6の炭化水素基)置換シ
リル基、(2−メトキシエトキシ)メチル基、2−テト
ラヒドロピラニル基、または1もしくは2位がC1〜4
のアルコキシ基で置換されたC1〜6のアルキル基を表
し、*印はその不斉炭素に由来する立体異性体が一方の
異性体に偏っていることを示す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品として有望
な1α,24(R),25−トリヒドロキシビタミンD
3および1α,24(S),25−トリヒドロキシビタ
ミンD3の合成中間体、ならびにその製造法に関するも
のである。さらに詳細には、CD環部のヒドロキシエス
テルをリパーゼを用いてアシル化することで、効率的に
24位に対応する水酸基の立体異性体を得る製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、1α−ヒドロキシビタミンDの
合成法は、a)ステロイド化合物からの合成、b)ビタ
ミンD前駆体物質からの合成、c)コンバージェント法
によるA環、CD環、側鎖の合成とそれらのカップリン
グによるものの3種類に分類される。1α,24,25
−トリヒドロキシビタミンD3の合成法については従来
a)の方法のみが Chem. Pharm. Bull., 29, 2254 (198
1)に報告されていたが、原料のステロイド化合物の入
手、24位の異性体の分離とも必ずしも容易ではなく、
簡便な方法とはいいがたい。
【0003】一方、1α,24,25−トリヒドロキシ
ビタミンD3の側鎖の立体選択的な構築に応用できる技
術としては J. Am. Chem. Soc., 98, 3739 (1976)、J.
Chem. Soc. Parkin I., 1401 (1983)、および特開平6
−256270号公報に記載の内容が挙げられる。しか
し、これらの方法はいずれも不斉酸化を用いる不斉合成
法であり、その反応が立体特異的でないため、この方法
を用いても立体異性体の分離操作を全く回避することは
できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1
α,24,25−ジヒドロキシビタミンD3の従来より
効率的な合成法の提供にある。すなわち、より入手容易
な化合物を出発原料とし、より容易に立体異性体を分離
することができる合成法および合成中間体を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
ついて鋭意研究した結果、入手容易な化合物を出発原料
とできるコンバージェント法の合成中間体を、リパーゼ
を用いる立体選択的アシル化を鍵反応として合成するこ
とに成功し、本発明に到達した。すなわち、本発明は第
一に下記式(I)
【0006】
【化5】
【0007】[式中、R1、R2、およびR3は、それぞ
れ同一または異なって、水素原子、炭素数2から8のア
シル基(この炭素数にはカルボニル炭素を含む)、トリ
(炭素数1から6の炭化水素基)置換シリル基、(2−
メトキシエトキシ)メチル基、2−テトラヒドロピラニ
ル基、または1位あるいは2位が炭素数1から4のアル
コキシ基で置換された炭素数1から6のアルキル基を表
し、*印はその不斉炭素に由来する立体異性体が一方の
異性体に偏っていることを示す。]で表される化合物で
ある。本発明は第二に、下記式(II)
【0008】
【化6】
【0009】[式中、R3は水素原子、炭素数2から8
のアシル基、トリ(炭素数1から6の炭化水素基)置換
シリル基、(2−メトキシエトキシ)メチル基、2−テ
トラヒドロピラニル基、または1位あるいは2位が炭素
数1から4のアルコキシ基で置換された炭素数1から6
のアルキル基を表し、R4はアリール基または炭素数1
から9のアルキル基を表し、AおよびBは水素原子であ
るか、または両者一緒になって単結合を示す(この場
合、全体として二重結合を形成する)。]で表される化
合物を、シュードモナス属由来のリパーゼの存在下でア
シル化し、下記式(III)
【0010】
【化7】
【0011】[式中、R3、R4、A、およびBの定義
は、上記式(II)における定義と同一である。]で表さ
れる化合物、および下記式(IV)
【0012】
【化8】
【0013】[式中、R3、R4、A、およびBの定義
は、上記式(II)における定義と同一であり、R5は炭
素数2から8のアシル基を表す。]で表される化合物を
得る工程を含むことを特徴とする、上記式(I)で表さ
れる化合物の製造法である。
【0014】この製造方法においては、上記式(III)
で表される化合物または上記式(IV)で表される化合物
をメチル化剤と反応させる工程を含んでいてもよい。さ
らに、上記式(III)で表される化合物または上記式(I
V)で表される化合物に対し、水酸基の保護および二重
結合の還元を行った後に、かかるメチル化剤と反応させ
る工程を含んでいてもよい。
【0015】本発明は、第三に、上記式(II)で表され
る化合物を、シュードモナス属由来のリパーゼの存在下
でアシル化することを特徴とする、上記式(III)で表
される化合物の製造法である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の製造法において、前記式
(II)で表される化合物のアシル化に用いられるリパー
ゼは、シュードモナス属由来のリパーゼに限られ、他の
リパーゼではほとんど反応自体が進行しない。シュード
モナス属由来のリパーゼであれば特に限定されないが、
例えば東洋紡製のLIP−300、ベーリンガーマンハ
イム製のキラザイムL−6、および天野製薬製のアマノ
PS(いずれも商品名)を例示することができ、いずれ
によっても高立体選択的に前記式(III)で表される1
α,24,25−ジヒドロキシビタミンD3の24
(R)体に相当するヒドロキシ体および前記式(IV)で
表される24(S)体に相当するアシル化体を得ること
ができる。
【0017】前記式(II)で表される化合物のアシル化
に用いられるアシル化剤としては、ビニルエステル類、
イソプロペニルエステル類、酸無水物、トリフルオロエ
チルエステル類等が用いられる。アシル化の中でも特に
アシル化剤の入手が容易なアセチル化が好ましく、アシ
ル化剤の例としては酢酸ビニル、酢酸イソプロペニル、
無水酢酸、酢酸トリフルオロエチルが挙げられ、特に酢
酸ビニル、酢酸トリフルオロエチルが好ましい。
【0018】前記式(II)で表される化合物のアシル化
に用いられる溶媒は、炭化水素系、ハロゲン系、エーテ
ル系の有機溶媒等が挙げられる。なかでもエーテル系の
溶媒が好ましく、例としてt−ブチルメチルエーテル、
THF、ジイソプロピルエーテルが挙げられ、特にその
溶解力を考慮してt−ブチルメチルエーテルが最適であ
る。
【0019】前記式(II)で表される化合物のアシル化
の反応温度としては、0℃から溶媒の沸点までの範囲で
リパーゼの安定性により選択されるが、通常は室温で実
施する。この反応温度は反応時間に影響するが、室温で
実施した場合、ほぼ数時間から一昼夜で反応は完結す
る。
【0020】前記式(II)のR3のアシル基としては、
カルボニル炭素を含み炭素数2から8のアシル基、例え
ば、アセチル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、ベン
ゾイル基、エトキシカルボニル基などが挙げられ、好ま
しくはベンゾイル基が挙げられる。
【0021】前記式(II)のR3のトリ(炭素数1から
6の炭化水素基)置換シリル基としては、例えば、トリ
メチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジメ
チルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル基などが挙
げられ、好ましくはt−ブチルジメチルシリル基が挙げ
られる。
【0022】前記式(II)のR3の1位あるいは2位が
炭素数1から4のアルコキシ基で置換された炭素数1か
ら6のアルキル基としては、例えば、エトキシエチル
基、メトキシメチル基が挙げられる。
【0023】前記式(II)のR4のアリール基または炭
素数1から9のアルキル基としては、以降の工程でのメ
チル化剤との反応を妨げないものであれば何でもよく、
例えばフェニル基、ベンジル基、メチル基、エチル基等
が挙げられるが、なかでもメチル基が好ましい。
【0024】このようにして得られた前記式(III)で
表される化合物と、前記式(IV)で表される化合物と
は、その極性の違いにより通常のシリカゲルを用いるク
ロマトグラフィーにより容易に分離可能である。また、
以下に述べるその後の化学反応を行った後に分離するこ
ともできる。
【0025】前記式(III)で表される化合物と前記式
(IV)で表される化合物の、前記式(I)で表される化
合物への誘導は、基本的にはメチル化剤との反応により
達成されるが、前記式(III)で表される化合物の場合
は、より単離を容易にするために、メチル化に先立ち水
酸基を保護しておいてもよい。この際の保護基は前記式
(II)のR3で挙げた基と同様な基を好ましいものとし
て挙げることができる。また、前記式(II)における
A、Bが一緒になって単結合を示す場合には、前記式
(I)で表される化合物を得るためには二重結合の還元
が必要である。この還元は、たとえば均一触媒または不
均一触媒を用いる通常の水素添加反応により達成でき
る。
【0026】前記式(III)で表される化合物と(IV)
で表される化合物を前記式(I)で表される化合物に導
く際に用いられるメチル化剤としては、メチルリチウ
ム、臭化メチルマグネシウム、塩化メチルマグネシウム
等が挙げられる。
【0027】前記式(II)で表される化合物は、入手容
易なビタミンD2より誘導することが可能な下記式中
で表される化合物より以下のように得ることができる。
またこの際、の変換を有機合成化学会誌第51巻
972−984に記載の方法を参考に実施することで、
24位がいずれかの立体配置を有するものを優先的に得
ることが可能である。
【0028】
【化9】
【0029】かくして得られた前記式(I)で表される
化合物は、Chem. Rev., 95, 1877 (1995)に記載のコン
バージェント法のカップリング反応を用いて1α,24
(R),25−トリヒドロキシビタミンD3あるいは1
α,24(S),25−トリヒドロキシビタミンD3
誘導可能であるが、一例として、J. Am. Chem. Soc.,11
4, 9836 (1995)に記載の方法を参考にした1α,24
(R),25−トリヒドロキシビタミンD3の合成法を
以下に示す。
【0030】
【化10】
【0031】
【実施例】
[実施例1]
【0032】
【化11】
【0033】(5R)−5−[(4S,7aS)−4−
ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イル]
−2−ヒドロキシ−3−ヘキセン酸メチル(1)(20
0mg,0.50mmol,2R:2S=90:10)
のtBuOMe溶液(5ml)に酢酸ビニル(0.23
ml,2.50mmol)およびアマノPS−D(20
0mg)を加え、室温で16時間攪拌した。リパーゼを
濾去した後、溶媒を留去することで粗生成物を得た。シ
リカゲル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(2
0:1−3:1)でカラム精製することで(5R)−5
−[(4S,7aS)−4−ベンゾイルオキシ−7a−
メチルインデン−1−イル]−2−ヒドロキシ−3−ヘ
キセン酸メチル(1)(179mg,0.45mmo
l,90%,2R:2S=99:1)および(5R)−
5−[(4S,7aS)−4−ベンゾイルオキシ−7a
−メチルインデン−1−イル]−2−アセトキシ−3−
ヘキセン酸メチル(2)(21mg,0.05mmo
l,10%,2R:2S=3:97)を得た。得られた
(1)および(2)の2位の異性体比はHPLC分析
(ダイセルChiralpak AD、ヘキサン:エタノール=9
7.5:2.5、1.0ml/min、254nm)に
より決定した。 (1)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.95-1.10 (6H, m), 1.05-2.20 (13H, m), 3.76 (3H,
s), 4.45-4.60 (1H, m),5.30-5.45 (2H, m), 5.60-5.80
(1H, m), 7.35-7.60 (3H, m), 7.95-8.10 (2H,m) (2)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 1.00-1.10 (6H, m), 1.05-2.20 (13H, m), 2.14 (3H,
s), 3.76 (3H, s),4.45-4.60 (1H, m), 5.30-5.50 (2H,
m), 5.70-5.85 (1H, m), 7.40-7.60 (3H,m),8.00-8.10
(2H, m)
【0034】[実施例2]
【0035】
【化12】
【0036】(5R)−5−[(4S,7aS)−4−
ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イル]
−2−ヒドロキシ−3−ヘキセン酸メチル(1)(40
mg,0.10mmol,2R:2S=50:50)の
tBuOMe溶液(2ml)に酢酸ビニル(0.23m
l,2.50mmol)およびLIP−300(100
mg)を加え、室温で16時間攪拌した。実施例1と同
様な後処理、分析を行い、(5R)−5−[(4S,7
aS)−4−ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン
−1−イル]−2−ヒドロキシ−3−ヘキセン酸メチル
(1)(20mg,0.05mmol,50%,2R:
2S=99:1)および(5R)−5−[(4S,7a
S)−4−ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−
1−イル]−2−アセトキシヘキサン酸メチル(2)
(21mg,0.05mmol,50%,2R:2S=
4:96)を得た。得られたものの1H−NMRは実施
例1のそれと一致した。
【0037】[実施例3]
【0038】
【化13】
【0039】(5R)−5−[(4S,7aS)−4−
ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イル]
−2−ヒドロキシヘキサン酸メチル(3)(40mg,
0.10mmol,2R:2S=50:50)のtBu
OMe溶液(2ml)に酢酸ビニル(0.23ml,
2.50mmol)およびアマノPS−D(100m
g)を加え、室温で16時間攪拌した。実施例1と同様
な後処理、分析を行い、(5R)−5−[(4S,7a
S)−4−ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−
1−イル]−2−ヒドロキシヘキサン酸メチル(3)
(20mg,0.05mmol,50%,2R:2S=
99:1)および(5R)−5−[(4S,7aS)−
4−ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イ
ル]−2−アセトキシヘキサン酸メチル(4)(21m
g,0.05mmol,50%,2R:2S=3:9
7)を得た。 (3)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.94 (3H, d, J = 6 Hz), 1.04 (3H, s), 1.05-2.10 (1
7H, m), 3.78 (3H, s),3.78 (3H, s), 4.15-4.25 (1H,
m), 5.35-5.45 (1H, m), 7.40 - 7.60 (3H, m),8.00-8.
10 (2H, m) (4)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.95 (3H, d, J = 6 Hz), 1.05 (3H, s), 1.10-2.20 (1
7H, m), 2.15 (3H, s),3.78 (3H, s), 4.90-5.05 (1H,
m), 5.35-5.45 (1H, m), 7.40 - 7.60 (3H, m),8.00-8.
10 (2H, m)
【0040】[参考例1]実施例1のアマノPS−Dに
代えてアマノAY(200mg)、キラザイムL−2
(10mg)を用い、他は全く実施例1と同じ操作によ
り、24時間反応を行ったが、ほとんど(2)の化合物
は得られなかった。シュードモナス属由来でないリパー
ゼでは本発明の効果は得られないことがわかる。
【0041】
【化14】
【0042】[実施例4]
【0043】
【化15】
【0044】(5R)−5−[(4S,7aS)−4−
ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イル]
−2−ヒドロキシ−3−ヘキセン酸メチル(1)(48
2mg,1.20mmol,2R:2S=99:1)の
エタノール溶液(20ml)に、5%Pt/C(200
mg)を加え、水素雰囲気下室温で21時間攪拌した。
セライト濾過後、濾液濃縮し、粗生成物を得た。この粗
生成物をシリカゲル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸
エチル(10:1→5:1)でカラム精製することによ
り目的物である(5R)−5−[(4S,7aS)−4
−ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イ
ル]−2−ヒドロキシヘキサン酸メチル(3)(449
mg,1.12mmol,93%,2R:2S=99:
1)を得た。得られた(3)のH−NMRは実施例3
で得られたもののそれと一致した。
【0045】[実施例5]
【0046】
【化16】
【0047】(5R)−5−[(4S,7aS)−4−
ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イル]
−2−ヒドロキシヘキサン酸メチル(3)(2.37
g,5.90mmol,2R:2S=99:1)のジク
ロロメタン溶液(24ml)にジヒドロピラン(4.8
ml,53.3mmol)、ポリマーに保持されたピリ
ジニウムトシレート(1.15g,4.03mmol)
を順次加え、6時間加熱環流した。ポリマーに保持され
たピリジニウムトシレートを濾去し、濾液を濃縮し、粗
生成物を得た。この粗生成物全量をTHF(33ml)
に溶解し、室温でメチルマグネシウムブロミドの0.9
3M THF溶液(33ml,30.7mmol)を滴
下した。室温で1時間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水
溶液(150ml)を加え、酢酸エチル(150ml)
で抽出した。有機層は飽和食塩水(150ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、
粗生成物を得た。この粗生成物のTHF溶液(30m
l)に4M 水酸化カリウムのメタノール溶液(60m
l)、水(6ml)を加え、1時間加熱環流した。飽和
食塩水(450ml)を加え、酢酸エチル(450ml
×2)で抽出した。有機層は飽和食塩水(600ml)
で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃
縮し、粗生成物を得た。シリカゲル(100g)を用
い、ヘキサン:酢酸エチル(20:1→2:1)でカラ
ム精製することにより目的物である(6R)−6−
[(4S,7aS)−4−ヒドロキシ−7a−メチルイ
ンデン−1−イル]−2−メチル−3−(2−テトラヒ
ドロピラニル)オキシ−2−ヘプタノール(5)(2.
09g,5.56mmol,94%,3R:2S=9
9:1)を得た。 (5)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.90 (3H, d, J = 6 Hz), 0.94 (3H, s), 1.05-2.05 (2
3H, m), 1.15 (3H, s),1.18 (3H, s), 3.25-3.55 (2H,
m), 3.70-4.10 (2H, m), 4.55-4.70 (1H, m)
【0048】[参考例2]
【0049】
【化17】
【0050】(6R)−6−[(4S,7aS)−4−
ヒドロキシ−7a−メチルインデン−1−イル]−2−
メチル−3−(2−テトラヒドロピラニル)オキシ−2
−ヘプタノール(5)(2.09g,5.55mmo
l,3R:2S=99:1)のジクロロメタン溶液(5
2ml)に氷冷下ピリジニウムジクロメート(5.20
g,13.7mmol)を加え、室温で18時間攪拌し
た。反応終了後2cm厚さのシリカゲルを通し、ヘキサ
ン:酢酸エチル(1:1)で洗浄し、濾液を濃縮し、粗
生成物を得た。この粗生成物ののジクロロメタン溶液
(45ml)に氷冷下、トリメチルシリルイミダゾール
(4.4ml,752mmol)を加え、室温で、16
時間攪拌した。反応終了後、水(300ml)を加え、
酢酸エチル(300ml)で抽出した。有機層は飽和食
塩水(300ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物
をシリカゲル(100g)を用い、ヘキサン:酢酸エチ
ル(10:1→4:1)でカラム精製することにより
(6R)−2−メチル−6−[(4S,7aS)−4−
オキソ−7a−メチルインデン−1−イル]−3−(2
−テトラヒドロピラニル)オキシ−2−トリメチルシリ
ルオキシヘプタン(6)(1.94g,4.35mmo
l,78%,3R:2S=99:1)を得た。 (6)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.10 (9H, s), 0.64 (3H, s), 0.90-1.00 (3H, m), 1.1
0-2.50 (29H, m),3.20-3.50 (2H, m), 3.80-4.00 (1H,
m), 4.60-4.70 (1H, m)
【0051】[参考例3]
【0052】
【化18】
【0053】ブロモメチルトリフェニルホスホニウムブ
ロミド(13.5g,31.0mmol)をTHF(1
30ml)に懸濁させ、1M NaN(TMS)2のT
HF溶液(30ml,30.0mmol)を−30℃で
滴下し、1時間攪拌した。この溶液に(6R)−2−メ
チル−6−[(4S,7aS)−4−オキソ−7a−メ
チルインデン−1−イル]−3−(2−テトラヒドロピ
ラニル)オキシ−2−トリメチルシリルオキシヘプタン
(6)(1.91g,4.28mmol,3R:2S=
99:1)のTHF溶液(10ml)を滴下し、0℃で
1時間、室温で1時間攪拌した。反応終了後2cm厚さ
のシリカゲルを通し、濾液を濃縮することにより粗生成
物を得た。この粗生成物をシリカゲル(20g)を用
い、ヘキサン:酢酸エチル(10:1→5:1)で高極
性成分を除いた。得られたものをあわせ、ジオキサン
(20ml)に溶解し、水(6.6ml)、pTsOH
一水和物(220mg,1.16mmol)を加え、1
00℃で20時間加熱攪拌した。放冷後飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液(100ml)を加え、酢酸エチル(1
00ml)で抽出した。有機層は飽和食塩水(100m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾
過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲ
ル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(20:1
→1:1)で精製することによりトリフェニルホスフィ
ンを除いた。得られた生成物のジクロロメタン溶液(1
5ml)に氷冷下、トリメチルシリルイミダゾール
(3.0ml,205mmol)を加え、室温で18時
間攪拌した。反応終了後、水(150ml)を加え、酢
酸エチル(200ml)で抽出した。有機層は飽和食塩
水(200ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾
燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物を
シリカゲル(20g)を用い、ヘキサン:ジクロロメタ
ン(4:1)でカラム精製することにより目的物である
(6R)−6−[(4E,7aS)−4−ブロモメチレ
ン−7a−メチルインデン−1−イル]−2,3−ビス
(トリメチルシリルオキシ)−2−メチルヘプタン
(7)(870mg,1.66mmol,44%,3
R:2S=99:1)を得た。 (7)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.10 (18H, s), 0.55 (3H, s), 0.92 (3H, d, J = 6 H
z), 1.13 (3H, s),1.18 (3H, s), 1.20-2.05 (16H, m),
2.80-2.90 (1H, m), 3.25-3.35 (2H, m),5.60-5.70 (1
H, m)
【0054】[参考例4]
【0055】
【化19】
【0056】トリフェニルホスフィン(89mg,0.
34mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジ
パラジウムCHCl3付加物(35mg,0.034m
mol)をトルエン−トリエチルアミン(1:1,3m
l)に懸濁させ、室温で15分攪拌した。(6R)−6
−[(4E,7aS)−4−ブロモメチレンー7a−メ
チルインデン−1−イル]−2,3−ビス(トリメチル
シリルオキシ)−2−メチルヘプタン(7)(178m
g,0.34mmol,3R:2S=99:1)と3
(S),5(R)−ビス(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−1−オクテン−7−イン(8)(280mg,
0.76mmol)のトルエン−トリエチルアミン溶液
(1:1,4ml)を加え、120℃で3時間攪拌し
た。反応終了後2cm厚さのシリカゲルを通し、酢酸エ
チルで洗浄し、濾液を濃縮し、粗生成物を得た。シリカ
ゲル(20g)を用い、ヘキサン:ジクロロメタン(2
0:1→1:1)で高極性成分を除いたのち、得られた
全量をTHF(4ml)を加え、室温で1時間攪拌し
た。反応終了後2cm厚さのアルミナを通し、酢酸エチ
ルで洗浄し、濾液を濃縮し、粗生成物を得た。シリカゲ
ル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(2:1→
1:1→0:1)でカラム精製し、目的物である1,2
4,25−トリヒドロキシビタミンD3(9)(85m
g,0.19mmol,57%,24R:24S=9
9:1)を得た。 (9)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.56 (3H, s), 0.94 (3H, d, J = 6 Hz), 1.17 (3H,
s), 1.22 (3H, s),1.20-2.05 (18H, m), 2.35-2.90 (3
H, m), 3.25-3.40 (1H, m), 4.15-4.25 (1H,m) 4.40-4.50 (1H, m), 4.95-5.00 (1H, m), 5.30-5.35 (1
H, m),6.02 (1H, d, J = 12Hz), 6.38 (1H, d, J = 12
Hz)
【0057】[参考例5]
【0058】
【化20】
【0059】テトラブチルアンモニウムフルオライド3
水和物(45mg,0.14mmol)をTHF(1m
l)に溶解し、氷冷下、ニトロエタン(25ml,0.
47mmol)、(4R)−4−[(4S,7aS)−
4−ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イ
ル]−2−ペンテナール(10)(48mg,0.14
mmol)のTHF溶液(1ml)、トリエチルアミン
(40ml,0.29mmol)、t−ブチルジメチル
シリルクロリド(75mg,0.50mmol)のTH
F溶液(1ml)を順次加え、室温で30分攪拌した。
反応終了後、水(20ml)を加え、酢酸エチル(20
ml)で抽出した。有機層は水、飽和食塩水(各20m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾
過、濃縮し、粗生成物を得た。シリカゲル(20g)を
用い、ヘキサン:酢酸エチル(10:1→2:1)でカ
ラム精製することにより、目的物である(5R)−5−
[(4S,7aS)−4−ベンゾイルオキシ−7a−メ
チルインデン−1−イル]−1−ニトロ−3−ヘキセン
−2−オール(11)(32mg,0.08mmol,
57%)を得た。 (11)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 1.00-1.10 (6H, m), 1.05-2.40 (13H, m), 4.35-4.50
(2H, m), 4.70-4.85 (1H,m)5.30-5.45 (2H, m), 5.65-
5.80 (1H, m), 7.40-7.60 (1H, m),8.00-8.10 (2H, m)
【0060】[参考例6]
【0061】
【化21】
【0062】(4R)−4−[(4S,7aS)−4−
ベンゾイルオキシー7a−メチルインデン−1−イル]
−2−ペンテナール(10)(5.10g,15.0m
mol)のTHF溶液(100ml)にニトロメタン
(40ml,750mmol)を加え、−40℃で文献
(J. Am. Chem. Soc., 117, 6194 (1995))に従って合
成したランタン−リチウム−(S)−バイナフトールか
らなる複核触媒LLBの0.05M THF溶液(60
ml,3.0mmol)を滴下し、同一温度で111時
間攪拌した。1N HCl水(200ml)を加え、酢
酸エチル(200ml)で抽出した。有機層は飽和食塩
水(200ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で
乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。シリカゲル
(200g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)
でカラム精製した後、HPLC分取(カラム:Wate
rs μbondasphere(SIL)、溶離液:ヘキサン/
酢酸エチル=5/1)することで、目的物である(5
R)−5−[(4S,7aS)−4−ベンゾイルオキシ
−7a−メチルインデン−1−イル]−1−ニトロ−3
−ヘキセン−2−オール(11)(5.49g,13.
7mmol,91%)を得た。このものをHPLC分析
することで(Chiralcel OJ,ヘキサン/iPrOH=9
/1,1.0ml/min,210nm,35℃)、2
R:2S=90:10と算出された。 (11)の1H−NMR(CDCl3,ppm) δ; 1.00−1.10 (6H, m), 1.05−
2.40 (13H, m), 4.35−4.50
(2H, m), 4.70−4.85 (1H,m)
5.30−5.45 (2H, m), 5.65−
5.80 (1H, m), 7.40−7.60
(1H, m), 8.00−8.10 (2H,
m)
【0063】[参考例7]
【0064】
【化22】
【0065】(5R)−5−[(4S,7aS)−4−
ベンゾイルオキシ−7a−メチルインデン−1−イル]
−1−ニトロ−3−ヘキセン−2−オール(11)
(3.02mg,7.53mmol)のジクロロメタン
(2ml)溶液にジヒドロピラン(5.8ml,64.
4mmol)、ポリマーに保持されたピリジニウムトシ
レート(1.45g,5.08mmol)を順次加え、
4時間加熱環流した。ポリマーに保持されたピリジニウ
ムトシレートを濾去し、濾液を濃縮し、粗生成物を得
た。このもののDMSO溶液(48ml)を亜硝酸ナト
リウム(14.3g,207mmol)のDMSO溶液
(71ml)に加え、さらに亜硝酸プロピル(9.5m
l,99.3mmol)を順次加え、27℃で4時間攪
拌した。反応終了後、50%飽和食塩水(700ml)
を加え、酢酸エチル(700ml)で抽出した。有機層
は50%飽和食塩水(700ml×3)で洗浄し、無水
硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、粗体のカ
ルボン酸を得た。このものをメタノール(51ml)に
溶解し、塩化アセチル(6.8ml,95.6mmo
l)を加え、室温で16時間攪拌した。反応終了後、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(350ml)を加え、酢
酸エチル(350ml)で抽出した。有機層は飽和食塩
水(350ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で
乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物
をシリカゲル(80g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル
(20:1→3:1)でカラム精製し目的物である(5
R)−5−[(4S,7aS)−4−ベンゾイルオキシ
−7a−メチルインデン−1−イル]−2−ヒドロキシ
−3−ヘキセン酸メチル(1)(2.19g,5.48
mmol,73%)を得た。 (1)のH−NMR(CDCl3,ppm) δ; 0.95-1.10 (6H, m), 1.05-2.20 (13H, m), 3.76 (3H,
s), 4.45-4.60 (1H, m),5.30-5.45 (2H, m), 5.60-5.80
(1H, m), 7.35-7.60 (3H, m), 7.95-8.10 (2H,m)
【0066】
【発明の効果】本発明は、入手容易な化合物を出発原料
として、リパーゼ存在下の立体選択的アシル化を鍵反応
として、コンバージェントな1α,24(R),25−
トリヒドロキシコレステロールまたは1α,24
(S),25−トリヒドロキシコレステロールの合成に
おける重要な合成中間体を効率的に製造する方法を提供
するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07F 7/18 C07F 7/18 A C12P 41/00 C12P 41/00 F // C07D 309/12 C07D 309/12 C07M 7:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 [式中、R1、R2、およびR3は、それぞれ同一または
    異なって、水素原子、炭素数2から8のアシル基、トリ
    (炭素数1から6の炭化水素基)置換シリル基、(2−
    メトキシエトキシ)メチル基、2−テトラヒドロピラニ
    ル基、または1位あるいは2位が炭素数1から4のアル
    コキシ基で置換された炭素数1から6のアルキル基を表
    し、*印はその不斉炭素に由来する立体異性体が一方の
    異性体に偏っていることを示す。]で表される化合物。
  2. 【請求項2】 上記式(I)において、R1、R2、およ
    びR3がすべて水素原子である請求項1に記載の上記式
    (I)で表される化合物。
  3. 【請求項3】 上記式(I)において、R1が水素原子
    であり、R2がテトラヒドロピラニル基またはエトキシ
    エチル基であり、R3がベンゾイル基である請求項1に
    記載の上記式(I)で表される化合物。
  4. 【請求項4】 下記式(II) 【化2】 [式中、R3は水素原子、炭素数2から8のアシル基、
    トリ(炭素数1から6の炭化水素基)置換シリル基、
    (2−メトキシエトキシ)メチル基、2−テトラヒドロ
    ピラニル基、または1位あるいは2位が炭素数1から4
    のアルコキシ基で置換された炭素数1から6のアルキル
    基を表し、R4はアリール基または炭素数1から9のア
    ルキル基を表し、AおよびBは水素原子であるか、また
    は両者一緒になって単結合を示す。]で表される化合物
    を、シュードモナス属由来のリパーゼの存在下でアシル
    化し、下記式(III) 【化3】 [式中、R3、R4、A、およびBの定義は、上記式(I
    I)における定義と同一である。]で表される化合物、
    および下記式(IV) 【化4】 [式中、R3、R4、A、およびBの定義は、上記式(I
    I)における定義と同一であり、R5は炭素数2から8の
    アシル基を表す。]で表される化合物を得る工程を含む
    ことを特徴とする、上記式(I)で表される化合物の製
    造法。
  5. 【請求項5】 上記式(III)で表される化合物または
    上記式(IV)で表される化合物をメチル化剤と反応させ
    る工程を含むことを特徴とする、請求項4に記載の上記
    式(I)で表される化合物の製造法。
  6. 【請求項6】 上記式(III)で表される化合物または
    上記式(IV)で表される化合物に対し、水酸基の保護お
    よび二重結合の還元を行った後にメチル化剤と反応させ
    る工程を含むことを特徴とする、請求項5に記載の上記
    式(I)で表される化合物の製造法。
  7. 【請求項7】 上記式(II)で表される化合物を、シュ
    ードモナス属由来のリパーゼの存在下でアシル化するこ
    とを特徴とする、上記式(III)で表される化合物の製
    造法。
  8. 【請求項8】 上記式(II)および上記式(III)にお
    いて、R3がベンゾイル基であり、R4がメチル基である
    請求項7に記載の上記式(III)で表される化合物の製
    造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009256361A (ja) * 1998-02-24 2009-11-05 Chugai Pharmaceut Co Ltd 24−ヒドロキシビタミンd誘導体
JP2011528654A (ja) * 2008-06-26 2011-11-24 プロリンクス エルエルシー 制御された薬剤放出速度を有するプロドラッグ及び薬剤−高分子のコンジュゲート
US8129173B2 (en) 2002-01-10 2012-03-06 Teva Pharmaceutical Industries Ltd. Selective enzymatic esterification and solvolysis of epimeric vitamin D analog and separation of the epimers

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JP2015172078A (ja) * 2008-06-26 2015-10-01 プロリンクス エルエルシー 制御された薬剤放出速度を有するプロドラッグ及び薬剤−高分子のコンジュゲート
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