JP2001505159A - 取扱いが簡単な安全ネット装置 - Google Patents

取扱いが簡単な安全ネット装置

Info

Publication number
JP2001505159A
JP2001505159A JP52506998A JP52506998A JP2001505159A JP 2001505159 A JP2001505159 A JP 2001505159A JP 52506998 A JP52506998 A JP 52506998A JP 52506998 A JP52506998 A JP 52506998A JP 2001505159 A JP2001505159 A JP 2001505159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety net
housing
winding shaft
safety
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52506998A
Other languages
English (en)
Inventor
アーメント,エーズアルト
ゼール,ホルガー
バルター,ヘルベルト
Original Assignee
バウマイスター・ウント・オストラー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE1996150768 external-priority patent/DE19650768C2/de
Priority claimed from DE1997109525 external-priority patent/DE19709525C2/de
Application filed by バウマイスター・ウント・オストラー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー filed Critical バウマイスター・ウント・オストラー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー
Publication of JP2001505159A publication Critical patent/JP2001505159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R5/00Compartments within vehicle body primarily intended or sufficiently spacious for trunks, suit-cases, or the like
    • B60R5/04Compartments within vehicle body primarily intended or sufficiently spacious for trunks, suit-cases, or the like arranged at rear of vehicle
    • B60R5/044Compartments within vehicle body primarily intended or sufficiently spacious for trunks, suit-cases, or the like arranged at rear of vehicle luggage covering means, e.g. parcel shelves
    • B60R5/045Compartments within vehicle body primarily intended or sufficiently spacious for trunks, suit-cases, or the like arranged at rear of vehicle luggage covering means, e.g. parcel shelves collapsible or transformable
    • B60R5/047Compartments within vehicle body primarily intended or sufficiently spacious for trunks, suit-cases, or the like arranged at rear of vehicle luggage covering means, e.g. parcel shelves collapsible or transformable collapsible by rolling-up
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/06Safety nets, transparent sheets, curtains, or the like, e.g. between occupants and glass
    • B60R21/08Safety nets, transparent sheets, curtains, or the like, e.g. between occupants and glass automatically movable from an inoperative to an operative position, e.g. in a collision
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/06Safety nets, transparent sheets, curtains, or the like, e.g. between occupants and glass
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S160/00Flexible or portable closure, partition, or panel
    • Y10S160/02Auto screens and miscellaneous
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S160/00Flexible or portable closure, partition, or panel
    • Y10S160/10Roll screen

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 安全ネット装置(9)は、巻取り軸が回転可能に設けられたハウジング(11)を有する。ばね駆動装置(14)によって、巻取り軸(13)はこれに固定された安全ネット(12)の巻取り方向へ予圧されている。安全ネット(12)の他の縁は車体内の受け用ポケット(24)に掛けられる引き棒(21)に接続されている。使用者ができるだけ力を出さずに掛けるために、引き棒(21)を受け用ポケット(24)に掛けることができるまで安全ネット(12)がハウジング(11)から引き出された直後にハウジング(11)内に安全ネット(12)を引き戻す際の戻り力の少なくとも一部を受ける保持装置(25)が設けられている。保持装置(25)は、安全ネット(25)をハウジング(11)内に新たに格納できるように任意に解除することができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 取扱いが簡単な安全ネット装置 安全ネット装置はワゴン型乗用車又は類似の車両で荷物室又は手荷物室を乗客 室から機械的に遮断するために使用される。追突事故や衝突の際に荷物が荷物室 から乗客室へ投げ出されてそこで乗客を殺傷するのを防止しようとするのである 。このような危険が潜在的にある場合は、この防止の目的のために、例えば、天 井の下方で後部座席背もたれの縁の上方にある開口部を安全ネットで塞ぐように している。 ところが、トランクルームの荷物の高さが後部座席背もたれの高さを超えず、 追突事故の場合でもすべって集まる荷物が後部座席背もたれを乗り越えるほどの 山にならないために確実に乗客に危険がかからない場合は、安全ネットを使用し なくてもよい。それどころかむしろ邪魔になる。 この理由から安全ネットはしばしばばね付きローラブラインドの形態に形成さ れる。 欧州特許第0 649 778号はこのような安全ネット装置を示す。この公 知の安全ネット装置は、巻取り軸を回転可能に内蔵したハウジングを有する。安 全ネットは、その一方の端縁が巻取り軸に固定され、他方の端縁は引き棒を備え ている。引き棒は、車体の適宜な受け用ポケットに掛けることができる掛付け部 を担持する。 巻取り軸を巻取り方向に予圧するばね駆動装置は、安全ネットを伸ばした状態 で十分に緊張させるので比較的強力である。しかし、衝突又は激しい制動操作の ときに安全ネットに投げつけられる品物を制止できるほどには強力ではない。 公知の装置で安全ネットを張るには、まず、引き棒で巻取りばねの作用に抗し てハウジングから十分な距離までネットを引き出さなければならない。その上で 初めて掛付け部を受け用ポケットに掛けることができる。 このためにはばね駆動装置の強さの関係上かなりの力が必要であり、しかも、 車両の幾何学的形状のために受け用ポケットは車両の荷物室開口部の前方にいる 取扱者からすこぶる見分けにくくなっている。従って、掛付け部を受け用ポケッ トに係合させることは、特に腕を伸ばしたやや不利な姿勢がこの操作に必要であ ることを考えると、取扱者にとって容易なことではない。 以上に基づき、本発明の課題は、車体側の受け用ポケットに掛けることが容易 に行える安全ネット装置を提供することである。 この課題は本発明に基づき請求項1の特徴を有する安全ネット装置によって解 決される。 保持装置は、巻取り軸の駆動装置又はばね駆動装置が発生する引戻し力の少な くとも一部を受けるように構成されている。従って、利用者は引き棒に比較的小 さな力を掛けるだけでよい。この小さな力は、伸ばした腕でも簡単に働かせるこ とができる。 また、保持装置は、引き棒を車体側の受け用ポケットに嵌装させることができ るように、安全ネットが十分に巻戻された時にその信号を利用者に出すという大 きな利点がある。このことは、ハウジングが後部座席背もたれの上縁上の使用位 置にある点で、種々に取り付けられることができる安全ネットには特に重要であ る。他の使用位置では、ハウジングは荷物室の床の近くにあって、巻取り軸に安 全ネットの対応の貯蔵量を巻取らなければならない。利用者は保持装置によって 簡単に中間位置を見出すことができる。 それで、少なくとも1つの引出し位置で部分的な引出し長さが決められている と、安全ネットの可能な全引出し長さの一部だけが引き出される。安全ネットが ただ1つの引出し長さにだけ設計されている場合には、引出し位置を可能な全引 出し長さにほぼ相当するように定めることも可能である。 保持装置が引戻し力を完全に受けるように設計されていれば、特に操作がし易 くなる。このような保持装置には2つの状態、即ち、引戻し力を負担する第1の 状態と、安全ネットを再び巻取り軸に巻取ることができるように引戻し力を負担 しない第2の状態があることが望ましい。 保持装置が引戻し力を完全に負担する場合は、保持装置を第1の状態から第2 の状態へ移すように構成された解除装置が保持装置に設けられる。 手動操作を不要にするために、この解除装置をタイマー素子で構成することが できる。しかし、手動操作のために解除装置を設けることもできる。この実施形 態は構造が極めて簡単だが、利用者の協力が前提である。 少なくとも安全ネットが引き棒を掛けるために十分に引出されたことを保持装 置が利用者に信号で出すように構成することもできる。 保持装置の構成には3つの異なる基本型が考えられる。保持装置は、第1の基 本型では引き棒と、第2の基本構造では巻取り軸と、第3の基本型では安全ネッ トに固定された棒と相互作用するようになっている。 保持装置の細部がどのように設計されるかを別にして、保持装置は力拘束的に 相互作用する押開き式の捕捉手段を備えることができる。この捕捉手段は、安全 ネットを、これの、受け用ポケットに掛かるのに十分なだけの引出し長さを超え てさらに引出すことを阻止しないように形成されている。この捕捉手段も引戻し 力の一部をそのまま吸収し、それによって引き棒の係合操作を容易にする。 また、保持装置は、形状拘束的に相互作用をする捕捉手段を備えることもでき る。この捕捉手段は、受け用ポケットに掛けるのに十分なだけ引出された安全ネ ットの引出し長さを超えてさらにこの安全ネットを引出すのを阻止するように設 計されている。 力拘束的に相互作用する捕捉手段は、例えば、ハウジングに接続された溝から 成ってもよい。溝は末端側が開放して、ネットに取付けられた引き棒をこの溝に ロックすることができるようになっている。 巻取り軸と相互作用する上述の保持装置を実現するために、定置保持手段とし て旋回可能なロッキング部材を使用することができる。このロッキング部材はハ ウジングの中に巻取り軸と並んで納められ、安全ネットに固定された棒と相互作 用する駆動部を担持する。ロッキング部材は2つの使用位置を有し、一方の位置 では安全ネットの逆行を阻止し、他方の位置では棒が自由に通過することができ るように構成する。 このような装置は手動操作でも、また、例えば、タイマー素子により自動的に もリセットされる。このタイマー素子は、最も簡単な場合、ビスカスタイプ・ブ レーキ(Viskositaetsbremse)から成る。ロッキング部材は、ロッキング位置に置 かれたときは、タイマー素子が作用しないようにラチェット機構を介してビスカ スタイプ・ブレーキに結合されている。ビスカスタイプ・ブレーキは力の作用で ロッキング部材を開放位置へ比較的ゆっくりと摺動させて戻すから、全遅延時間 の間に引戻し力がビスカスタイプ・ブレーキによって吸収される。 保持装置が引き棒と相互作用する場合は、最も簡単な場合には、一端がハウジ ングに、他端が引き棒に接続された少なくとも1個のスペーサが設けられている 。その場合、スペーサが一定不変の長さを有するならば、機械的条件が極めて簡 単になる。 所望の簡便な取扱いを行うために、スペーサは、引き棒をハウジングから荷物 室開口部の方向へ引離すことも受け用ポケットに掛けることも妨げないようにし て、ハウジングに接続されている。互いに直角に延びる2つの軸を有するリンク 装置によってスペーサをハウジングに枢着すれば、上記のことが達成される。 引き棒に、スペーサのハウジングと反対側の端部用のすべり案内を備えること ができる。 引き棒に設けた静止装置は、一方の状態でスペーサの対応の端部が自由に通過 することができ、これに対して、他方の使用位置ではスペーサが一方向にだけ摺 動することができるようになっている。こうして、スペーサの旋回が制止装置に よって阻止されるから、ハウジングと引き棒の間で働く支持作用が生じる。 そのほかに、本発明の改良が従属請求項の主題である。 図面に本発明の主題の実施形態を示す。 図1は、天井の下に掛けるために引出された安全ネットを有し、後部座席背も たれの後側に固定された本発明に基づく安全ネット装置の斜視図である。 図2は、掛けられた位置での、図1に基づく安全ネット装置の斜視図である。 図3は、荷物室開口部の方向に部分的に引き出された安全ネットを有し後部座 席背もたれの後側に固定さた別の実施形態の斜視図である。 図4は、図3のAの細部の拡大斜視図である。 図5及び6は、図3の安全ネットの片方の拘束手段が互いに異なる位置にある 時の拡大斜視図である。 図7及び8は、図3の安全ネット装置用のストッパ手段の形の保持装置が互い に異なる位置にある時の斜視図である。 図9は、タイマー素子を有する保持装置の実施形熊を破断して示した斜視図で ある。 図10は、図8の構造を別の使用位置にあるときの状態を示す斜視図である。 図11は、図9の安全ネット装置のハウジングの休止位置における横断面図で ある。 図12は、ロッキング位置における図11の装置である。 図13は、ロッキング手段とタイマー素子の斜視図である。 図14は、保持装置と巻取り軸が相互作用する安全ネット装置であってハウジ ングを除いたものの斜視図である。 図15は、巻取り軸に接続された従動部材の分解斜視図である。 図16は、従動部材を備えた巻取り軸端部及びうず巻溝の概略縦断面図である 。 図17は、保持位置にある図14の実施形態の保持装置の、巻取り軸の軸線に 直角な断面図である。 図18は、別の使用位置での図17の装置を示す。 図19乃至23は、保持装置と加速制御式解除装置との組合わせを示す。 図1にステーションワゴン又はワゴン型乗用車の後部の破断斜視図を示す。そ の荷物室2は床3及び2つの側壁によって区切られている。側壁は右側の側壁4 だけが見える。側壁4の上方部に後部側面の窓5があり、これに対して、後部座 席の背もたれ6が荷物室2の前部を隔離する。側面の窓5の前側はC形柱(C-Sae ule)7で終る。C形柱7はほぼ後部座席背もたれ6の高さにあり、後端が荷物室 開口部8の領域にある。ここでは荷物室開口部の一方の側縁しか見えていない。 天井(図示せず)と後部座席背もたれ6の上縁の間に、図が明示するように、 自由開口部があり、この開口部によって荷物室2に、後部座席背もたれ6の前に ある乗客室が通じている。追突事故のときに荷物室2から荷物が客室に投げ出さ れないように、安全ネット装置9が設けられている。この安全ネット装置9は、 ハウジング11とこのハウジング11から引き出される安全ネット12とを有す る。 ハウジング11は、後部座席背もたれ6の後側に取外し可能に固定され、ほぼ その全幅にわたって延びている。ハウジング11の内部に巻取り軸13があり、 その端部側がハウジング11に回転可能に支承されている。巻取り軸13の長さ はハウジング11の長さにほぼ等しい。 巻取り軸13は少なくとも一端部が管状になっており、この部分にばね駆動装 置として使用されるコイルばね14が収容されている。コイルばね14の内端1 5は巻取り軸13に固定されるが、外端16は巻取り軸13のハウジング側の支 持ピン17に回転不能に結合されている。 巻取り軸13に安全ネット12の横縁が固定されている。安全ネット12はハ ウジング11から出口スロット18を通って引き出される。出口スロット18は 2つの互いに平行なリップ板19,20によって形成される。出口スロット18 の一方のリップ板、即ち、リップ板19は後述のように衝突のときに安全ネット 12を捕捉するために歯がついている。リップ板19は乗客室側にある。 巻取り軸13と反対側の安全ネット12の端縁は、引き棒21に固定されてい る。安全ネット12の側縁はベルト22で縁取りされている。 引き棒21は安全ネット12の対応の端縁を固定するための補強スロット(Ked ernut)を有する特殊形状の管(Profilrohr)である。引き棒21の両端部は、車体 側の受け用ポケット24に掛けるために設けられたきのこ形の掛付け部23を含 む。 ばね駆動装置14は比較的大きな力で安全ネット12をハウジング11内へ引 込もうとする。この力はすこぶる大きいので、掛付け部23を掛けることが極め て困難である。掛付け部23を掛けるときに安全ネット12が逆行するのを阻止 するために、保持装置25が設けられている。 保持装置25はそれぞれハウジング11の両端部に枢支された2本の支え26 から成る。次に、これらの2本の支え26の一方について詳しく説明する。この 説明は空間的に鏡面対称な他方の支え26にも同様に当てはまる。 右側の支え26をハウジング11の右側に固定するために、ハウジング11の 上側に台座27が固定されている。台座27は歯形のリップ板19の側の出口ス ロット18のわきにある。ヒンジブロック28は軸の周りに旋回し得るように台 座27に支承される。ヒンジブロック28の旋回軸は巻取り軸13の縦軸に平行 になっている。支え26のハウジング側端部がヒンジブロック28に枢支される 。即ち、支え26は、ヒンジブロック28内でヒンジブロック28自体を回転さ せるための軸に対して直角な軸の周りに回転することができる。 支え26の、ハウジング11と反対側の端部は、引き棒21の案内溝(図示せ ず)に案内されて摺動するスライド29に旋回可能に設けられている。支え26 とスライド29との接続は、例えば、嵌合された支え26を所望量回転させるこ とができるピン31によって行なわれる。 スライド29を収容する案内溝は引き棒21の全長にわたって延びている。 覆い33を含む制止装置32が引き棒21に設けられている。この覆い33は 2つのスライド29が移動する案内溝を覆うために設けられており、ヒンジ34 のところで引き棒21に移動可能に接続されている。図示しないばねによって覆 い33は、案内溝の中の2つのスライド29の運動路に入り込む位置に予圧され ている。覆い33をこの位置から外すために、覆い33に固着された操作片35 がある。操作片35と引き棒21との間に、引き棒21に固定されたグリップリ ング36がある。 図示の安全ネット装置9は次のように取扱われる。なお、安全ネット12は今 はハウジング11内の巻取り位置にあるものとする。 この位置で2本の支え26は引き棒21に平行であり、その両スライド29は 短い間隔で対峙している。覆い33は持ち上げられていて、当該の案内溝から突 出しているスライド29の部分に載っている。 ばね駆動装置14の力は引き棒21を出口スロット18に密着させる。 利用者が安全ネット12を張ろうとするときは、荷物室開口部8から引き棒2 1のグリップリング36を把持して、引き棒21を荷物室開口部8の方向へ引き 寄せる。図1で分かるように、この運動で安全ネット12がばね駆動装置14の 作用に抗して、出口スロット18の平滑なリップ板20を越えて引き出される。 ハウジング11から遠のく引き棒21の運動によって、支え26は引き棒21と 平行な位置から引き棒21に対して角度をなす位置へ旋回し、その際、スライド 29が同時に引き棒21の中央の近傍から離れてそれぞれの端部の方向へ移動す る。このため、ジョイント31とヒンジブロック28で旋回運動が始まる。 掛付け部23を受け用ポケット24に掛けるために、必要な長さの安全ネット 12が引き出されると、直ちに2つのスライド29は覆い33で覆われていない ガイドスロットの領域に来る。スライド29がこの位置に来ると、覆い33は引 き棒21からもはや引き離されずに予圧ばねの作用で引き棒21に当接すること ができる。当接した位置の覆い33は2つのスライド29の摺動路が形成する空 洞部内にある。 利用者がこの点を越えて安全ネット12をハウジング11から引出し、続いて 引き棒21を離すと、ばね駆動装置14が、2つのスライド29が引き棒21の 縦方向にある覆い33の両端部に衝突するに至るまで、安全ネット12をハウジ ング11内へ引き戻すことができる。スライド29のそれ以上の運動は覆い33 によって阻止される。スライド29は覆い33により所定の相互間隔に保持され る。この間隔は支え26が互いに成す角を、そして、それと共に引き棒21とハ ウジング11との間の間隔を決める。 ここで、引き棒21は2本の支え26によりハウジング11に対してしっかり 支持される。2本の支え26は傾角をなし、引き棒21の当該の部分及びハウジ ング11の当該の部分と共に形状的に安定した等辺台形、いわば、安全ネット用 のテンションフレームを形成している。 そこで利用者はあまり力を入れずに引き棒21を図1の位置から上へ導くこと ができ、その際引き棒21はヒンジブロック28の軸の周りに円運動を行う。図 2が明示するように、上方旋回運動の終りに掛付け部23が受け用ポケット24 内へすべり込む。後部座席背もたれ6の上の開口部は安全ネット12によって閉 じられる。 それ自体は弾性を有し柔軟であり、しかもばね駆動装置14により予圧される 安全ネット12を、完全に剛性のある構造物のように上方へ旋回することができ る。操作の際に支え26と引き棒21は安全ネット21用のフレームを形成する 。 受け用ポケット24が一種の漏斗状進入路を備えるならば、受け用ポケット2 4に掛付け部を係合させることが一層簡単になる。漏斗状進入路は、係合運動の 際に最後に安全ネット12がハウジング11からさらに少し引き出されるように する。 利用者が引き棒21を受け用ポケット24の方へ引き上げるときに、通常のよ うにはばね駆動装置14の引戻し力に対して逆力を掛けないでよいことは明らか である。掛付け部23は受け用ポケット24へほとんど力を掛けずに導入される 。利用者は従来慣用のように腕を伸ばして駆動装置14の作用に抗して引き棒2 1を持ち上げないでよい。 まず、安全ネット12のしまい込みは、掛付け部23を受け用ポケット24か ら引き出して、逆の手順で行なう。それには制止力に打ち勝てば十分である。次 に、引き棒21を下へ移動する。その際、運動はやはり支え26により案内され る。運動の終りに支え26はハウジング11の上側に載る。ここで、利用者はグ リップリング36に指を通して保持し、親指で操作片35を押し下げる。こうし て、覆い33をスライド29間の空間から持ち上げて取出す。そこで、スライド 29は向き合った方向へ自由に移動することができる。これで、引き棒21をハ ウジング11に近づけることができ、同時にばね駆動装置14が安全ネット12 を巻取ることができる。引き棒21が出口スロット18に接したときは、末端位 置に到達している。この位置で支え26は再び引き棒21及び巻取り軸13に平 行になる。 安全ネット12を張った状態の時に衝突が生じ、品物が荷物室3から安全ネッ トへ飛んで行っても、安全ネットが巻取り軸13からさらに引き出されることが 歯形リップ板19によって阻止される。その歯が安全ネット12の網目に掛かっ て引出し運動を制止するのである。 保持装置25が安全ネット12と相互作用する実施形態を図3乃至7に示す。 図1及び2に関連してすでに説明したのと同じ部材及び部品がこれらの図で繰り 返される場合は、改めて説明しない。 新規な安全ネット装置9の操作を簡素化するために、安全ネット12の両側に 2個の左右対称な保持装置25が設けられている。保持装置25の構造は、破線 の円Aで囲んだ区域の拡大部分図を示す図4でよく分かる。保持装置25は前述 のように安全ネット12の両側にあって同様のものであるから、図示の保持装置 25を説明すれば十分である。 保持装置25は形状拘束形の保持装置であり、互いに相互作用する2個の捕捉 手段41及び42を有する。そのうちの一方は定置捕捉手段41としてリップ板 20に固定され、他方は可動捕捉手段42として安全ネット12に固定されてい る。 安全ネット12に固定された捕捉手段42は、長方形横断面の形状的に安定し た棒又は支え43の端部である。 支え43は安全ネット12の荷物室開口部8に面した側に固定され、安全ネッ ト12の全幅にわたって延びている。支え43は縁取りベルト22が形成する両 方の側縁から適宜な量だけ張り出し、前述のように、この支え43の端部42が 安全ネット12に接続された捕捉手段を形成するようになっている。支え43は 引き棒21と平行にかつこれから間隔をおいて延びている。正確な間隔は機能の 説明において明らかになる。 他方の捕捉手段41は定置されており、図5及び6に示すように、曲げられた ばね鋼帯44から成る。図5が明示するように、ばね鋼帯44は力が作用してい ない状態でおおむね直線状の又は僅かに湾曲した柄45を形成している。柄45 の下端は、例えば、リベット46によりハウジング11の内部でリップ板20に リベット止めされる。リップ板20は図5及び6には示されていない。 ばね鋼帯44は、固定端の反対側の端部の47の所でスロット18から遠のく 方向に折り曲げられ、それによって段部48が生じる。また、ばね鋼帯44は、 こうして生じる段部48が支え43の厚さよりも狭くなるような間隔で、49の 所で再び柄45と平行な方向に折り曲げられる。 ばね鋼帯44は、折り曲げ点49から始まりおおむね部位51まで直線状に延 びてそこから180°の円弧部52へ移行する。ばね鋼帯44の自由端はS形に 外へ折り曲げられて進入斜面53を形成する。こうして、フック54が、その内 法幅が捕捉手段42、即ち、支え43の張出端を受けるのに十分になるように形 成されている。 取付け状態で、柄45はスロット18を通って内側へ延びており、フック54 は図示のようにスロット18から突出している。後述の機能が成立するために、 フック54は巻取り軸13の方向に開放し、フック開口部は柄45のリップ板1 9に面した側にあって、以下に述べる機能が実現できるようになっている。 以上述べた安全ネット装置の機能は次のとおりである。 休止状態では、安全ネット12は巻取り軸13に完全に巻取られている。安全 ネット12のループ部とそれに挿入された引き棒21は、出口スロット18の2 つのリップ板19及び20に外側で載っている。 図1に示したように、利用者が背もたれ6を立てて、安全ネット12をC形柱 の上側の受け用ポケット24に掛けようとするときは、安全ネット12に固定さ れた操作ループ55により安全ネット12をハウジング11から荷物室開口部8 の方向へ引き出す。この場合、安全ネット12はばね駆動装置14の作用に抗し て巻取り軸13から引出される。 安全ネット12の巻き戻し又は引出しの際に安全ネット12は平滑なリップ板 20上を摺動し、おおむね水平な平面を移動する。この引出し運動の過程で支え 43から引き棒21までの間隔に応じて、支え43はスロット18から引き出さ れる。この外向き運動の間に張出端42が定置捕捉手段41の柄45に接触して 、図5が示すように柄45をリップ板20の周りにばね弾性により湾曲させる。 その後の運動で張出端42がフック54に入り込み、進入斜面53によってフッ ク54内へ確実に挿入される。 安全ネット12と共に移動可能な、支え43の張出端の形の捕捉手段42が両 方の定置フック54に係合すると、直ちに、安全ネット12をそれ以上引出すこ とができなくなる。利用者はかなり明瞭な抵抗を感じ、掛付け手段23を受け用 ポケット24に掛けるのに十分な量の安全ネット12が引き出されたことの信号 がこの時作動するに至った保持装置25によって利用者に送られることになる。 今や、利用者は、掛け付け操作を見ずに、盲で、ループ55の助けを借りて利用 者側の安全ネット12の縁部を引き棒21によって上方へ案内することができる 。その場合、安全ネット12は、支え43の周りに、又は、定置捕捉手段41の 可動の柄45が付設されている場合はリベット46の周りに、旋回運動を行う。 安全ネット12はスペーサの役割をし、掛付け部23を必然的に受け用ポケット 24に到達させる。 この上方への旋回運動の間に、柄45は図5に示した位置から再び図6の位置 へ起こされる。受け用ポケット24とハウジング11の間隔が安全ネット12の 引出し量よりやや小さいから、巻取り軸13は安全ネット12の僅かな過剰分を 再びハウジング11へ引き戻す。この運動はフック54から出る運動であり、そ れ自体は段部48に阻止される。しかし、段部48は正確にくっきりした角を成 さず若干の斜面が残っているから、当該の力に打ち勝った後に支え26を釈放す るストッパ手段のように作用する。このため掛付けの終了時に、ほぼ図6が示す 位置又は支え43がフック54から完全に釈放された位置が得られる。 段部48の目的は、巻取り軸13の引戻し力の一部を受けて、利用者が伸ばし た腕で引き棒21を受け用ポケット24に向けて上方へ移動しなければならない ときに、安全ネット12を引戻す力と同じ逆の力を働かせないて済むようにする ことてある。但し、いずれにしても安全ネット12を引き込むときに巻取り軸1 3が支え43をフック54から引き出すことができるように、保持力が引戻し力 より小さくなっている。 安全ネット12を張った場合、荷物室2から品物が安全ネット12に投げ出さ れると、この品物の作用でネットは歯形リップ板19の方向に前方へ押されるか ら、安全ネット12の網目が歯形リップ板19の歯に引っ掛かり、巻取り軸13 からの安全ネット12のそれ以上の繰出しが阻止される。 安全ネット12をしまうには、掛付け部23を受け用ポケット24から外して 、安全ネット12を逆行させればよい。 後部座席背もたれ6が倒されハウジング11が床に固定されている状態では、 より大きな引出し量が必要であるが、この場合は、通常、どうしても荷物室開口 部8からは操作ができない。ハウジング11は前部座席の背もたれの近くにある から、後部ドアから操作しなければならない。この操作方式では安全ネット12 の引出し方向は前述のようにほぼ水平でなく、むしろ垂直になる。捕捉手段41 の柄45が初めから若干湾曲していれば、安全ネット12が垂直運動をする際に 、フック54が支え43の運動路の外にあって、安全ネット12の垂直引出しで 支え43がフック54に掛からないから、全引出し長さが利用可能である。 引出し経路を明確に確定する形状拘束式の保持装置25の代わりに、操作力が 十分ならば押開き式の保持装置25を使用することもできる。異なる使用位置に あるこのような保持装置25を概略図の図7及び8に示す。保持装置25にはや はり定置捕捉手段56と、安全ネット12と共に移動し得る捕捉手段42がある 。この可動捕捉手段42は、やはり横へ張り出した支え43の端部である。支え 4 3は一つの扁面側に支え43の縦方向に延びるロックノッチ又は捕捉溝57を備 えている。 捕捉手段41と同様に、定置捕捉手段56はたわみ柄58を有する。柄58の 下端はリベット46でハウジング11の内部に固定されている。柄58は上端に 、両側に開放した溝59を備えている。溝59は互いに平行な2つの溝壁61及 び62によって形成されている。2つの溝壁61及び62は背面部63により一 体に接続されている。組立状態では溝59は出口スロット18の外にある。 この構成はばね鋼帯を適宜に切断して折り曲げることにより、又は、曲げ弾性 のあるプラスチック成形品として得ることができる。 溝59内に突入し捕捉溝57と相補的形状の突条64が溝壁62にある。図示 の場合は突条64の断面形状がほぼ弧状である。 図7及び8の非形状拘束式の保持装置の機能は、図3乃至6に関連して前に説 明したものと同様である。 安全ネット12を水平方向へ引き出すと、支え43が定置捕捉手段56の柄5 8に接触する。定置捕捉手段56は、柄58と支え43との接触の前にはおおむ ね垂直に起立しているが、支え43がその上を摺動すると支え43によって、リ ップ板20を中心にして安全ネット12の運動方向へ湾曲させられる。安全ネッ ト12をさらに引き出すと、支え43の端部が対応の溝59に入り込む。その場 合、支え43が突条64に突き当たると、溝59は直ちに拡がる。安全ネット1 2をさらに引くと、溝57が突条64に係合するまで支え43が突条64の下を すべる。このことは、前述のように掛付け部23が引き出されたネット12の長 さに導かれて受け用ポケット24に掛けられるように、十分な量の安全ネット1 2が引出されていることを利用者に示す。掛けられると、柄58は図8の位置か ら再びまっすぐになる。 突条64と捕捉溝57又は支え43の短辺の輪郭を適切に形成することによっ て、捕捉溝57に突条64をロッキングするか捕捉溝57から突条64を離脱さ せるかするのに必要な力が調節される。このために、突条64にほぼのこ刃状の 横断面形状を形成し、急傾斜した方の側面が巻取り軸13の反対側に向くように することが好ましい。こうして、前述のように操作しやすさを高めるために、こ のロッキング機構に巻取り軸13の引戻し力の一部を吸収させるようにしてもよ い。 安全ネット12の前述の中間位置でなく全引出し長さが必要な場合は、利用者 は適当に大きな力で突条64と捕捉溝57とのロッキングに打ち勝って、図8が 示すように支え43を柄58の反対側の端部の方へ溝59から引き出すことがで きる。 図9は、保持装置25にタイマー素子71を設けた安全ネット装置9の実施形 態の概略図を示す。 すでに説明したか又は同様に動作し若しくは同様に構成されている部材又は部 品がこの実施形態に出てくる場合は、同じ参照符号を使用し、別に詳しい説明は しない。 図9乃至13の実施形態の保持装置25はやはり安全ネット12に接続された 短い棒43を具備する。棒43の一端部42は安全ネット12の端縁から突出し 、縁取りベルト22に固定されている。棒43は縁取りベルトを越えては安全ネ ットの方向に突出しない。 この棒43は保持装置25の可動捕捉手段を成す。 保持装置25の定置捕捉手段は、ハウジング11内で巻取り軸13に軸平行に ハウジングの端面に旋回可能に支承されたロッキングレバー72から成る。ロッ キングレバー72は一方の端部に穴73を有する。この穴73でロッキンクルバ ー72がタイマー素子であるビスカスタイプ・ブレーキ(Viskosebremse)のハウ ジング74に回転可能に嵌装している。ビスカスタイプ・ブレーキは市販の部品 であるから、詳しい構造を説明するに及ばない。基本的には、それは、掛付け部 とその上で回転可能な円筒形ハウジング74から成り、固設された掛付け部とハ ウジング74の間に高粘性液が詰まった隙間がある。 ハウジング74は外側が円筒形で、前面75はこれと一体に形成されたラチェ ットホイール76に移行する。ロッキングレバー72の穴73の領域内で弾性的 に一体に形成されたつめ77がラチェットホイール76に作用している。ラチェ ットホイール76の歯の配列はつめ77の作用方向と共に下記の機能説明から明 らかである。 ロッキングレバー72と共に一種のフックを形成する駆動レバー78がロッキ ングレバー72に平行にかつこれから間隔をおいて延びている。ロッキングレバ ー72の、支持穴73と反対側の端部は穴79が形成され、ここに引張りばね8 1が掛けられ、ばねの他方の端部は82の所でハウジング11に接続されている 。 以上述べた構造の機能は次の通りである。 まず、安全ネット12が巻取り軸13に完全に巻取られているとする。この位 置で棒の端部43は巻取り軸13の軸線から巻かれた安全ネットの直径に応じた 半径方向間隔のところにある。ロッキングアーム72は引張りはね81の作用で 図11に示す位置にある。この位置で、駆動レバー78は支持穴73からほぼ巻 取り軸13の軸線の方向に向いている。 この使用位置から出発して、安全ネット12が引き棒21でハウジング11か ら引き出されると、巻取り軸13はその上に巻かれた安全ネット12と共に回転 させられる。巻取り軸13は図11で反時計回りに回転する。 支え43が巻かれた安全ネット12上又は中にある限り、巻取り軸13の軸か らの駆動レバー78の自由端83の距離が、巻取り軸13の回転の際に支えの端 部42が駆動レバー78の端部83を自由に通過する半径方向間隔になるように 、駆動レバー78の長さが定められている。ロッキングレバー72の外端も、巻 かれた安全ネット上又は内部にある支え43が描く回転円の外側にある。 安全ネット12が巻戻されて巻かれた安全ネットの外面から支え43が離れる と、直ちに、支えの端部42は駆動レバー78とロッキングレバー72から成る フックに入り込む。これは駆動レバー78をリップ板20に対して適宜な位置に 配置することによって達成される。 支えの端部43が駆動レバー78の背後の位置にくると、ハウジングから安全 ネット12が更に引出されて、駆動レバー78がロッキングレバー72と共に図 11に示す位置から図12に示す位置へ回転される。その際、これらの2つのレ バー72及び78は支持穴73と共にビスカスタイプ・ブレーキ71のハウジン グ74の円筒形の外面上を回転する。 ラチェットホイール76とつめ77から成るラチェット機構は、安全ネット1 2を引き出すときにロッキングレバー72の時計回りの、即ち図11の位置から 図12の位置への回転にビスカスタイプ・ブレーキ71による妨害が生じないよ うに構成されている。 ロッキングレバー72の回転と同時に引張りばね81も緊張される。 図12の位置に到達すると、ロッキングレバー72は明らかに支えの端部43 の運動路にくる。この位置で、利用者が無張力で掛付け部23を受け用ポケット 24に掛けることができるような量の安全ネット12が巻取り軸13から引出さ れている。利用者がこの位置で安全ネット12をゆるめると、ばね駆動装置14 が加える引戻し力は支えの端部43が接するロッキングレバー72によって吸収 される。ロッキングレバー72はつめ77との相互作用によりビスカスタイプ・ ブレーキに接続される。このブレーキはごく緩慢にしか逆転しないから、ロッキ ングレバー72の釈放位置への逆動は著しく減速される。 ブレーキ71はビスカスタイプ・ブレーキであるから、ロッキング要素とは違 って、外部からトルクが働くと低速回転を行なわせる減速要素のように作用する 。従ってビスカスタイプ・ブレーキ71はロッキングレバー72を図11の位置 へ逆転するのを阻止せずに減速するだけであり、ロッキングレバー72は引張り ばね81の作用で最後には図11の位置に復帰する。こうして、巻取り軸13は 支えの端部43を拘束したロッキングレバー72に妨げられずに、安全ネット1 2を緊張することができる。 利用者が安全ネット12を完全に引っ込めようとするときは、掛付け部23を 受け用ポケット24から外して、引き棒21をスロット18の方向へ逆行させる 。その際、支えの端部43は、その間に、下へ旋回された駆動レバー78の背面 上を摺動し、巻取られた安全ネット12の外面に到達する。それと共に支えの端 部43は駆動レバー78の作用領域から離れる。 上述の説明で明らかなように、利用者は掛付け部23を掛けるために限られた 時間を利用することができる。この時間は、ロッキングレバー72がこれに働く 力の作用で図11の位置の方向へ逆転されて安全ネット12の引戻しをもはや妨 げないようにまでにロッキングレバー72が必要とする遅延時間によって定めら れる。この遅延時間はビスカスタイプ・ブレーキの特性及びロッキングレバー7 2に作用する力の関数である。この力は安全ネット12の引戻し力とばね81の 力から成る。 図14乃至18は保持装置25がハウジングと巻取り軸13の間に作用する安 全ネット装置9の実施形態を示す。 この実施形態でもすでに説明した部材と部品には同じ参照符号を使用し、改め て詳しい機能説明はしない。また図は本発明の理解に不可欠な部材に限定した。 保持装置25は定置保持手段85及び巻取り軸13に接続された従動部86か ら成る。 ハウジングに固定されていない定置保持手段85は、底部88から出て巻取り 軸13に向く円筒形カラー87を有するカップの形状をなしている。巻取り軸1 3の受けピン91用の穴89が底部88に同心に貫設されている。円筒形カラー 87の内部に壁体92がうず巻状に形成されている。壁体92は93で始まり半 径方向内側が94で終る。この半径方向内端部94は穴89から明確な距離だけ 半径方向に離れている。 壁体92には、カラー87の内側の直近に円形の溝があり、壁体92の互いに 隣接する隔壁の間にうず巻状の溝95がある。 この溝95は半径方向内側で、穴89と同心のおおむね円筒形の領域96に移 行する。 円筒形ピンの形状を有する従動部86はスライド97に取付けられている。こ のスライド97は全長にわたって連続しているが周りを囲まれた長穴98を具備 し、その中に圧縮コイルばね99が格納されている。 巻取り軸13を成す管の中にT字形横断面の端部材101が差し込まれ、巻取 り軸13に回転不能に固定されている。この端部材101は巻取り軸13に突入 するピン部102を担持している。ピン部102は巻取り軸13の外側で円筒形 フランジ103に移行している。フランジ103は巻取り軸13と反対側の端面 104を有し、ここに、支持穴89に回転可能に支承されるピン91が一体に形 成されている。 フランジ103内に、フランジ103の直径にわたって延びる貫通穴105が ある。貫通穴105は106の所でフランジ103の外周面から外へ出る。貫通 穴105の横断面はスライド97の横断面に相当するから、スライド97は貫通 穴105に回転不能であるが縦移動可能に挿入される。また、フランジ103は ピン91から外周へ、即ち、貫通穴105の開口部106まで延びるスロット1 07を具備する。このスロット107は貫通穴105に整合し、スライド97が 貫通穴105内へ様々な深さまで導入されるときに、従動部86の通過開口部と して使用される。 圧縮ばね99を収容するために、貫通穴105の断面は中央で円筒形に拡張さ れている。円筒形拡張部109は一端がフランジ103の外周面の手前の111 の所で終る。 回転方向に応じて従動部86がカラー87内側の円形の溝に沿って摺動するか 又はうず巻状の溝95に戻るようにするために、壁体92の半径方向外側の端部 に進路切換手段として使用されるばね部材112が設けられている。休止位置で は板ばね112はカラー87の円筒形内面に接している。 最後に、113の所にうず巻状の壁体92にロックノッチ部113が設けられ ている。 図14乃至18による保持装置の機能は次の通りである。うず巻溝95の巻き 方向も機能説明で明らかになる。 安全ネット12が完全に引っ込められると、従動部86は壁体92の半径方向 内側の端部領域によって定められたほぼ円筒形の部分96内に位置する。この位 置では、スライド97は最大の深さに押し込まれている。即ち、従動部86は実 質的にピン91の直近にある。 受け用ポケット24に掛けるために、利用者がこの位置から安全ネット12を 引出したければ、巻取り軸14をうず巻状の矢印114で示したように回転させ る。この回転で従動部86はうず巻状壁体92の端部94の区域で半径方向内側 の端部からうず巻溝95の中へ進入する。従動部86が圧縮コイルばね99によ りピン91から半径方向外側へ予圧されているので、この進入が行われる。 従動部86がうず巻溝95に進入すると、この従動部86は直ちにうず巻溝9 5の壁面間で半径方向に強制的に案内される。巻取り軸13が適宜な回数を回転 し、又は部分的に回転した後に、従動部86はロックノッチ113に到達する。 ロックノッチ113の位置は、本例では巻取り軸13の約2と3/4回転に相当 する。他方、これは、必要な引出し長さが短い場合には、掛付け部23を受け用 ポケット24にしっかりと掛けることができる安全ネット12の引出し長さに相 当したものになる。 ロックノッチ113は急傾斜した側面を備えているから、従動部86はロック ノッチ113に係止する。利用者が引き棒21を掛けてから手を離せば、従動部 86は周方向にあるロックノッチ113の対応の壁面に当接する。こうして、巻 取りばね14の引戻し力に負けない捕捉力が圧縮ばね99と協同して発生する。 そこで、利用者は力を入れずに掛付け部23を受け用ポケット24に掛けること ができる。これが行なわれたならば、直ちに、利用者は、ハウジングにありかつ ロックノッチ113に係合している時にスライド97の位置に相当する部位にあ る解除ボタン114を操作する。解除ボタン114を押し下げてこれを従動部8 6があるスライド97の端部に作用させることによって、従動部86は圧縮ばね 99の作用に抗してロックノッチ113から押し外されるから、今度は巻取り用 のばね14が安全ネット12を付勢できることになる。安全ネット12が付勢さ れると、従動部86はロックノッチ113と壁体92の半径方向内端部94との 間の位置に来る。 利用者は解除ボタン114をそれ以上操作せずに安全ネット12をハウジング 11へ逆行させることができ、その際、従動部86はうず巻溝95により巻取り 軸13の回転のつどピン91に向けて半径方向に導かれる。 例えば、ハウジング11が荷物室の床の近くにあるため、利用者がより多くの 量の安全ネット12を必要とする場合は、まず安全ネット12を引き出して従動 部86を、ロックノッチ113に係止する機能位置に再び到達させる。この位置 を図16及び17に示す。解除ボタン114を押し下げることによって、従動部 86がロックノッチ113から外され、利用者は今はロックノッチ113に妨げ られずに安全ネット12をさらに引き出すことができる。従動部86はその後の 運動で進路切換手段の役割をする板ばね部材114を通過し、今度はカラー87 の円筒形の内面に当接する。従動部86は1回転ごとに板ばね部材112を背面 から通過し、その自由端で板ばね部材112をカラー97の円筒形内面から押し 離す。カム従動部はこうしてばね部材112を相応の回数だけ自由に通過する。 取り外しのために、利用者は引き棒21をスロット18の方向に戻す。遅くと もほぼ1回転の後に、従動部86はカラー87の内側に接する板ばね部材112 によって浮き上がらされ、溝95の半径方向外側の前端に入れられる。図示の実 施形態でさらに約90°回転すると、従動部86は再びロックノッチ113に到 達する。安全ネット12をさらに引っ込めるには、解除ボタン114で従動部8 6をロックノッチ113から取り外さなければならない。取り外された位置を図 18に示す。 ここで、従動部86はうず巻溝95のさらに内側領域内の、壁体92の端部9 4に相当する内端に入って行く。 どれだけの安全ネット12がなおハウジングの外にあって巻取り軸13に巻取 らなければならないかにはかかわりなく、従動部86は巻取り運動を妨げること なくほぼ円筒形の内室96内で従動部86の自由走行方向へ回転する。 この構成の利点は、溝の巻き数が安全ネットの完全な引出しのために必要な回 転よりすくなくて済むことである。 以上の説明で分かるように、うず巻溝95は、ロックノッチ113と共同して 、安全ネット12を受け用ポケット24に容易に掛けることができる安全ネット 12の引出し長さかどれだけの数の完全回転と部分回転で得られるかを決定する ために、巻取り軸13の回転を検出する一種の計数装置のように動作する。 図19乃至23は、巻取り軸13と直接相互作用し、加速依存性の装置121 によって掛け外しされる保持装置25の概略原理図を示す。巻取り軸13に前述 のように安全ネット12の一方の端縁が接続され、他方の端縁は引き棒21に固 定されている。 定置保持部材として、のこ刃を有し巻取り軸13に回転不能に結合されている 周知のラチェットホイール122が使用される。可動保持部材はつめ付きスライ ド123で示されている。 構造の細部は次の通りである。 概略図で示したハウジング124の適当な案内部内につめ付きスライド123 が支承されており、ラチェットホイール122に対して半径方向に近接又は離隔 し得るようになっている。つめ付きスライド123は上側に第1の駆動部125 を、後端に第2の駆動部125を有する。2つの駆動部125,125はスライ ド123から直角に張り出す延長部又はアームである。 駆動部125のほぼ下の穴126内に圧縮ばね127が係止されている。ばね の他方の端部は128の所でハウジングに固定されている。固定点128の位置 は、圧縮ばね127がつめ付きスライド123の止めばねとして動作することが できるように選定されている。 つめ付きスライド123の上方に検知スライド129があり、ハウジング12 4内をつめ付きスライド123に平行な方向に縦に案内されている。検知スライ ド129は左端の斜面131で引き棒21と相互作用する。検知スライド129 の後端に係合し受部がハウジング124内にある引張りばね132によって検知 スライド129が斜面131がハウジングに固定されたストッパ面133にでき るだけ接近する位置に予圧されている。検知スライド129から下方へ延びるア ーム134がこの位置でハウジング壁面135に当接している。アーム134の 長さは、アーム134の自由端が駆動部124に接触するように定められている 。 駆動部125が中で移動するハウジング124の内室136に、かぎ状の駆動 スライド137が移動可能に納められている。駆動スライド137は駆動体12 5に接触するように設けられた上向きのアーム138を有する。 駆動スライド137の運動方向の後方に、ハウジング124のチャンバ138 内におもり139がある。おもり139は圧縮ばね141によって巻取り軸13 の方向へ予圧されている。 駆動スライド137のアーム138と反対側の端部及びおもり139から出て 駆動スライド137の方向に突出するアーム143に固定された連結ばね142 が、おもり139と駆動スライド137とを連動させる。 図19の装置は次のように動作する。 まず、図19に示された使用位置を考えることにする。安全ネット12が巻取 り軸13に完全に巻取られているから、引き棒21は斜面131とハウジングの ストッパ面133の間のくさび形の空間に入り込んでいる。これによって検知ス ライド129が、引張りばね132が最大限に緊張している左向きの末端位置へ 移動させられる。同時に圧縮ばね127が巻取り軸13の方向へ向いて、つめ付 きスライド123のつめ144をラチェットホイール122の歯すきまに押し込 む。 おもり139も圧縮ばね141によって左側の末端位置に置かれる。 この装置を装備する車両が図において左へ移動し始めると、おもり139の慣 性がおもり139をチャンバ138内の圧縮ばね141の作用に抗して図20に 示す右端位置へ移動させる。こうして駆動スライド137も連結ばね142によ りハウジング124に対して右方へ引張られる。この右向き運動がアーム138 からアーム125へ伝達されるから、つめ付きスライド123もその駆動部12 4がアーム134に接するまで後退させられる。引き棒21が斜面131とスト ッパ面133の間に挟まっているので、このアーム134は左端位置から脱出す ることができない。こうして検知スライド129が左端位置を保持するから、つ め付きスライド123は図20に相当する位置までしか後退させられない。つめ 付きスライド123のこの右向き移動が圧縮ばね127を反転させるには十分で ない。従って、加速力が消失して、駆動スライド137によって作用されつめ付 きスライド123を後方へ引く力がつめ付きスライド123に作用するのが止む と、つめ付きスライド123が再び図19の位置へ移動する。 利用者は安全ネット12を張るために引き棒21を把持して受け用ポケット2 4の方向に向けて上方へ動かすことができる。こうすれば、検知スライド129 が開放され、引張りばね132の作用で右端位置へ行くことを可能とする(図2 1を参照)。同時に、安全ネット12を引き出すことにより巻取り軸13が時計 回りに回転させられる。これによって、ラチェットホイール122の平らな歯面 がつめ付きスライド123のつめ144をカタカタと通過し、つめ付きスライド 123を周期的に圧縮ばね127の作用に抗して右へ押す。この移動は圧縮ばね 127の反転点を越えないから、各歯のすきまがくる度につめ付きスライド12 3が再び左行してこの歯すきまに飛び込む。 利用者が安全ネットを十分に引出し、安全ネットの緊張がゆるむと、ばね駆動 装置14が巻取り軸13を再び巻取り方向に動かそうとする。しかし、急傾斜し た歯面がつめ144に当接し、ラチェットホイールを押し戻すことができないの で、この場合、ばね装置14がラチェットホイール122とつめ144と相互作 用させない(図21を参照)。 利用者は今や力を費やさずに掛付け部23を受け用ポケット24に掛けること ができる。 安全ネット12をかけてから車両を始動すると、前述の過程が繰り返される。 図22に示すように、おもり139の慣性が圧縮ばね141の作用に抗しておも り139をハウジング124に対して右へ移動させる。この運動はやはり連結ば ね142により駆動スライド137へ伝達される。駆動スライド137はアーム 138とアーム125との相互作用によってつめ付きスライド123を右へ引張 る。ところが、今度は検知スライド129が右端位置にあるので、つめ付きスラ イド123の運動が前述のように制止されないで、さらに右へ継続されて圧縮ば ね127の反転点を越える。この点を越えた後は、続いておもり139が図23 の位置に戻っても、圧縮ばね127はもはや左方のラチェットホイール122の 方向へ作用することがなく、つめ付きスライド123とラチェットホイール12 2の係合を解除するように右方へ作用する。このようにして、ばね駆動装置14 が加える力は自由になり、巻取り軸13を安全ネット12の巻取り方向、即ち、 張力がかかる方向へ回転させることができることになる。 利用者が安全ネットを引っ込めようとするときは、引き棒21を外して、安全 ネット12を逆行させればよい。引込み運動の終りに引き棒21が再び斜面13 1とストッパ133の間のくさび形の空間に入り、検知スライド129を左端位 置に押し戻す。この運動で検知スライド129はつめ付きスライド123を圧縮 ばね127の反転点を越えて左へ駆動して、図19の初期位置に到達する。 安全ネット装置は巻取り軸が回転可能に内蔵されたハウジングを有する。ばね 駆動装置によって巻取り軸が、この巻取り軸に固定した安全ネットの巻取り方向 に予圧される。安全ネットの他方の端縁は引き棒に接続され、引き棒は車体の受 け用ポケットに掛けられる。 利用者にとって引っ掛けがなるべく少ない力で行なわれるように、保持装置が 設けられている。引き棒を受け用ポケットに掛けることができるまで安全ネット がハウジングから引き出されると、直ちに保持装置が安全ネットのハウジングヘ の逆行に伴う引戻し力の少なくとも一部を吸収する。安全ネットをハウジングに 再び収納することができるように、保持装置のロックを任意に解除することがで きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),BR,CN,CZ,J P,KR,RU,US (72)発明者 バルター,ヘルベルト ドイツ連邦共和国、デー―73061 エーバ ーバッハ、クラッフェンロイターシュトラ ーセ 64

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.追突事故でトランクルーム又は荷物室から品物が乗客室へ投げ出されるこ とを防止するための自動車特にワゴン型乗用車用の安全ネット装置(9)であっ て、 ハウジング(11)であってその長さにわたって平行に延びる出口スロット( 18)を有するものと、 該ハウジング(11)に回転可能に収容された巻取り軸(13)と、 巻取り軸(13)に固定された縦縁と引き棒(21)に接続された縦縁を有し 、互いに間隔を置いた2つの縦縁を有し、前記出口スロット(18)を通って延 出し、所定の長さに引出されて利用者が少なくとも1つの引出し位置に持ってく ることができる安全ネット(12)と、 前記巻取り軸(13)を該安全ネット(12)の巻取り方向に予圧し、それに よって該安全ネット(12)に対する引戻し力を発生するために前記巻取り軸( 13)に設けられた駆動装置(14)と、 前記車両に取付けられ、前記引き棒(21)のための受け用ポケット(24) と、 前記安全ネット(12)の前記引出し位置で作動し、該引出し位置で前記駆動 装置(14)の引戻し力の少なくとも一部を吸収するように構成された少なくと も1個の保持装置(25)と を有する安全ネット装置。 2.前記少なくとも1つの引出し位置が、該位置で前記安全ネット(12)を その可能な全引出し長さの一部だけ引出した部分引出し長さに相当することを特 徴とする請求項1に記載の安全ネット装置。 3.前記少なくとも1つの引出し位置が、前記安全ネット(12)をほぼ可能 な全引出し長さに引出した引出し長さに相当することを特徴とする請求項1に記 載の安全ネット装置。 4.前記保持装置(25)が引戻し力を完全に吸収するように構成されている ことを特徴とする請求項1に記載の安全ネット装置。 5.前記保持装置(25)が引戻し力を吸収する第1の状態及び引戻し力を吸 収しない第2の状態の2つの状態を有することを特徴とする請求項1に記載の安 全ネット装置。 6.前記保持装置(25)を前記第1の状態から前記第2の状態へ移すように 構成された解除装置(71,81,114,121)が該保持装置に設けられて いることを特徴とする請求項5に記載の安全ネット装置。 7.前記解除装置(71)はタイマー素子(71)によって構成されているこ とを特徴とする請求項6に記載の安全ネット装置。 8.前記解除装置(114)は手動操作用に構成されていることを特徴とする 請求項6に記載の安全ネット装置。 9.前記保持装置(25)が少なくとも受け用ポケット(24)に前記引き棒 (21)を掛けるのに十分なだけ前記安全ネット(12)が引き出されているこ とを利用者に信号を送るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載 の安全ネット装置。 10.前記保持装置(25)が所定の引出し長さ以上に前記安全ネット(12) が引き出されることを阻止するように構成されていることを特徴とする請求項1 に記載の安全ネット装置。 11.前記保持装置(25)が前記引き棒(21)に作用することを特徴とする 請求項1に記載の安全ネット装置。 12.前記保持装置(25)が前記巻取り軸(13)に作用することを特徴とす る請求項1に記載の安全ネット装置。 13.前記保持装置(25)が前記安全ネット(13)に作用することを特徴と する請求項1に記載の安全ネット装置。 14.前記保持装置(25)が力拘束的に相互作用する押開き式の捕捉手段(4 5,46;86,113)を有し、該捕捉手段が前記引き棒(21)を前記受け 用ポケット(24)に掛けるために十分なだけ前記安全ネット(12)が引き出 されている引出し長さ以上に該安全ネット(12)が引き出されることを阻止し ないように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の安全ネット装置。 15.前記保持装置(25)が形状拘束的に相互作用する捕捉手段(26,27 ;86,113)を有し、該捕捉手段が前記引き棒(21)を前記受け用ポケッ ト(24)に掛けるために十分なだけ前記安全ネット(12)が引き出されてい る引出し長さを超えて該安全ネット(12)がさらに引き出されるのを制止する ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の安全ネット装置。 16.前記保持装置(25)に、前記安全ネット(12)に直接又は間接に接続 された少なくとも1個の可動捕捉手段(42,86)及び前記ハウジング(11 )に取付けられた定置捕捉手段(41,56,72)を設けることを特徴とする 請求項1に記載の安全ネット装置。 17.前記安全ネット(12)に設けられた前記捕捉手段(42)が、前記引き 棒(21)に平行にかつこれと間隔をおいて前記安全ネット(12)に固定され ると共に少なくとも一方の端部(42)が該安全ネット(12)から横へ張り出 す棒(43)から成ることを特徴とする請求項16に記載の安全ネット装置。 18.前記定置捕捉手段(56)が両端が開放した溝(59)を有することを特 徴とする請求項16に記載の安全ネット装置。 19.前記溝(59)が前記安全ネット(12)の方向に開放していることを特 徴とする請求項18に記載の安全ネット装置。 20.前記溝(59)が、相互の方へ移動可能で相互の方へ弾性予圧された溝壁 (61,62)を有することを特徴とする請求項18に記載の安全ネット装置。 21.前記溝(59)に突入する少なくとも1個の突条(64)が前記溝(59 )にあって、捕捉位置で前記安全ネット(12)にある捕捉部材(42,57) と相互作用するように構成されていることを特徴とする請求項18に記載の安全 ネット装置。 22.前記溝(59)に少なくとも1個のロックノッチがあって、捕捉位置で前 記安全ネット(12)にある捕捉部材の突起と相互作用するように構成されてい ることを特徴とする請求項18に記載の安全ネット装置。 23.前記定置捕捉手段(41,56)が前記ハウジング(11)に固定された たわみ柄(45,58)を有することを特徴とする請求項16に記載の安全ネッ ト装置。 24.前記保持装置(25)が、互いに相互作用する捕捉手段(42,59)の 捕捉力が前記安全ネット(12)の一方の運動方向と該安全ネット(12)の他 方の運動方向とで異なるように構成されていることを特徴とする請求項16に記 載の安全ネット装置。 25.前記定置捕捉手段(41)が前記ハウジング(11)の方向に開放したフ ック(59)の形状を有し、該フックがフック開口部の前に突起(48)を有す ることを特徴とする請求項16に記載の安全ネット装置。 26.前記定置保持手段は、回転可能なロッキングレバー(72)を具備し、該 ロッキングレバー(72)は、前記ハウジング(11)内に前記巻取り軸(13 )に並んで回転可能に支承されると共に、前記安全ネット(12)に固定された 支え(43)と相互作用する駆動部(78)を担持し、該支え(43)と共同し て前記安全ネット(12)の逆行を阻止する使用位置と前記安全ネット(12) に連結された前記支え(43)を通過させる使用位置の2つの使用位置を有する ことを特徴とする請求項16に記載の安全ネット装置。 27.前記タイマー素子(71)がラチェット機構(76,77)を介して回転 旋回可能な前記ロッキング部材(72)に連結されたビスカスタイプ・ブレーキ から成り、前記安全ネット(12)を引き出すときは該ビスカスタイプ・ブレー キが働かないことを特徴とする請求項26及び7に記載の安全ネット装置。 28.前記保持装置(25)は、一端が前記ハウジング(11)に固定され他端 が前記引き棒(21)に接続された少なくとも1個のスペーサ(26)を有する ことを特徴とする請求項1に記載の安全ネット装置。 29.前記スペーサ(26)は、前記ハウジング(11)に枢支され、2つの回 転軸(28)の回りに可動であり、該旋回軸(28)の一方が前記巻取り軸(1 3)の軸線と平行であり、該旋回軸(28)の他方が該巻取り軸(13)に対し て直角であることを特徴とする請求項28に記載の安全ネット装置。 30.前記引き棒(21)は、スライド案内部(29)を含み、前記スペーサ( 26)の前記ハウジング(11)と反対側の端部が該すベリ案内(29)内に案 内されていることを特徴とする請求項28に記載の安全ネット装置。 31.前記引き棒(21)が任意に取外し可能な制止装置(32)を備え、該制 止装置(32)は、前記スペーサ(26)が該引き棒(21)に沿った2つの運 動方向に該制止装置(32)を自由に通過させることができる状態と、該スペー サ(26)が該運動の一方の方向にだけ該制止装置(32)を通過させることが できる状態の2つの状態を有し、該スペーサ(26)が該制止装置(32)に当 接することによって該引き棒(21)が前記ハウジング(11)から離間して保 持される構成としたことを特徴とする請求項28に記載の安全ネット装置。 32.逆方向に旋回可能な2個の同じスペーサ(26)が設けられていることを 特徴とする請求項28に記載の安全ネット装置。 33.前記引き棒(21)の端部用の車体側受け用ポケット(24)が設けてあ り、各受け用ポケット(24)が、前記安全ネット(12)を上へ旋回して該引 き棒(21)の該端部をこの受け用ポケットに導入するときに、該引き棒(21 )が少なくとも前記ハウジング(11)の方向へ移動しないように形成された漏 斗形進入路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の安全ネット装置。 34.前記保持装置(25)が前記巻取り軸(13)の回転数を計数するための 計数装置を有することを特徴とする請求項1に記載の安全ネット装置。 35.前記定置保持手段(85,95)はうず巻状の溝(95)から成り、該う ず巻状の溝(95)は前記巻取り軸(13)の軸線に共軸に配列され、該巻取り 軸(13)に接続された従動部(86)が該溝(95)内を移動する構成とした ことを特徴とする請求項16に記載の安全ネット装置。 36.前記溝(95)は、前記従動部(86)と相互作用するロックノッチ(1 13)を有することを特徴とする請求項35に記載の安全ネット装置。 37.前記ロックノッチ(113)は、前記溝(95)の側壁(92)内に配設 されていることを特徴とする請求項36に記載の安全ネット装置。 38.前記従動部(86)は、前記巻取り軸(13)に対して半径方向に移動可 能なスライド(97)にあることを特徴とする請求項35に記載の安全ネット装 置。 39.前記溝(95)がその半径方向内側の端部で少なくともほぼ円筒形の円軌 道(96)に移行することを特徴とする請求項35に記載の安全ネット装置。 40.前記溝(95)がその半径方向外側の端で円軌道(87)に移行すること を特徴とする請求項35に記載の安全ネット装置。 41.前記溝(95)は、その半径方向外側の端部(93)に、一方の方向では 前記従動部(86)を前記円軌道を自由に通過させ、逆の運動方向では該従動部 (86)を前記うず巻溝(95)に導入させる進路切換部材(112)を設ける ことを特徴とする請求項35に記載の安全ネット装置。 42.前記ハウジング(11)に前記従動部(86)と相互作用するように構成 された解除部材(114)を設けたことを特徴とする請求項35に記載の安全ネ ット装置。 43.前記解除装置(121)は、車両の始動及び制動の双方又は片方に応答す る加速制御装置から成ることを特徴とする請求項6に記載の安全ネット装置。 44.前記巻取り軸(13)に回転不能に接続された、定置保持部材としてのラ チェットホイール(122)が可動保持部材としてのつめ(123)と共に前記 保持装置(25)に含まれることを特徴とする請求項1に記載の安全ネット装置 。 45.前記解除装置(121)はつめ(123)と相互作用することを特徴とす る請求項43に記載の安全ネット装置。
JP52506998A 1996-12-06 1997-12-04 取扱いが簡単な安全ネット装置 Pending JP2001505159A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE1996150768 DE19650768C2 (de) 1996-12-06 1996-12-06 Sicherheitsnetzanordnung mit vereinfachter Bedienung
DE1997109525 DE19709525C2 (de) 1997-03-10 1997-03-10 Sicherheitsnetz mit definierter Zwischenauszugslänge
DE19650768.5 1997-03-10
DE19709525.9 1997-03-10
PCT/DE1997/002838 WO1998024660A2 (de) 1996-12-06 1997-12-04 Sicherheitsnetzanordnung mit vereinfachter bedienung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001505159A true JP2001505159A (ja) 2001-04-17

Family

ID=26031951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52506998A Pending JP2001505159A (ja) 1996-12-06 1997-12-04 取扱いが簡単な安全ネット装置

Country Status (10)

Country Link
US (3) US6390526B1 (ja)
EP (1) EP0941177B1 (ja)
JP (1) JP2001505159A (ja)
KR (1) KR100557690B1 (ja)
CN (1) CN1100684C (ja)
AT (1) ATE238181T1 (ja)
BR (1) BR9713873A (ja)
CZ (1) CZ9902011A3 (ja)
DE (1) DE59709928D1 (ja)
WO (1) WO1998024660A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200461476Y1 (ko) * 2010-05-07 2012-07-20 문소연 추락방지용 네트장치
KR101219082B1 (ko) * 2010-05-07 2013-01-11 문주연 인명구조용 그물망 시스템

Families Citing this family (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6648050B1 (en) 1997-11-04 2003-11-18 Andrew J. Toti Spring drive system and window cover
DE10044958C2 (de) * 2000-09-12 2003-04-10 Bos Gmbh Schutzvorrichtung zur Sicherung eines Laderaumes in einem Fahrzeuginnenraum
DE10056671C1 (de) * 2000-11-09 2002-06-06 Bos Gmbh Trennvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
DE10242510B4 (de) * 2002-09-12 2005-12-08 Bos Gmbh & Co. Kg Kfz-Sicherheitseinrichtung, insbesondere Trennnetz
DE10323605B4 (de) * 2003-05-20 2007-03-01 Bos Gmbh & Co. Kg Schutzvorrichtung für einen Laderaum eines Kraftfahrzeuges
US6962382B2 (en) * 2003-05-23 2005-11-08 David Scarlett Barrier system
US7017965B2 (en) * 2003-08-07 2006-03-28 Bos Gmbh & Co. Kg Motor-vehicle cargo net
US6807999B1 (en) 2003-08-29 2004-10-26 Kidkusion, Inc. Removable and retractable pathway visual barrier
DE10348892B4 (de) * 2003-10-15 2006-07-06 Bos Gmbh & Co. Kg Schutzvorrichtung für einen Laderaum eines Kraftfahrzeugs
DE10356911B3 (de) * 2003-12-02 2005-01-20 Bos Gmbh & Co. Kg Laderaumschutzvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
US7118152B2 (en) * 2004-05-07 2006-10-10 Ford Global Technologies, Llc Automotive cargo restraint and security screen
WO2005121487A1 (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Seiki Juko Co., Ltd. 横引きロール網戸
DE102005011678A1 (de) * 2005-03-11 2006-09-21 Webasto Ag Aufnahmeeinrichtung sowie Kraftfahrzeug mit einer Aufnahmeeinrichtung
DE102005032470B3 (de) * 2005-07-08 2007-03-08 Bos Gmbh & Co. Kg Laderaumschutzvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
US7318617B1 (en) * 2005-08-31 2008-01-15 Mcmurray Fabrics, Inc. Portable cargo container and cover system
US9702188B2 (en) * 2005-09-07 2017-07-11 Irvin Automotive Products, LLC Fixed motor spring shade
US8770256B2 (en) * 2005-09-07 2014-07-08 Irvin Automotive Products, Inc. Fixed motor spring shade
DE102005043768B3 (de) * 2005-09-13 2007-03-01 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Schutzeinrichtung für Fahrzeuginsassen
FR2892366B1 (fr) * 2005-10-21 2008-01-18 Cera Dispositif de protection de l'habitacle d'un vehicule automobile empechant la projection de bagage dans ledit habitacle
DE102005053880C5 (de) * 2005-11-11 2012-12-20 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Gepäckraumabdeckung für ein Kraftfahrzeug, Kraftfahrzeug mit einer solchen Gepäckraumabdeckung und Verfahren zur Herstellung einer solchen Gepäckraumabdeckung
DE102005062380B3 (de) * 2005-12-23 2007-03-01 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Kraftfahrzeug mit einer Befestigungseinrichtung für ein Trenn- bzw. Rückhalteelement
DE102006001029B3 (de) * 2006-01-02 2007-05-31 Bos Gmbh & Co. Kg Schutzvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
US20070176158A1 (en) * 2006-02-01 2007-08-02 Robinson Jeffery A Portable safety barrier
DE102006005673B4 (de) * 2006-02-01 2010-08-05 Bos Gmbh & Co. Kg Fahrzeugladeraum mit einer Laderaumabdeckung
US7287796B2 (en) * 2006-02-22 2007-10-30 Ford Global Technologies, Llc Integrated cargo net for a vehicle
DE102006018079B3 (de) * 2006-04-11 2007-11-22 Bos Gmbh & Co. Kg Laderaum für ein Kraftfahrzeug mit einer Schutzvorrichtung
DE102006034635A1 (de) * 2006-07-27 2008-01-31 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Schutzvorrichtung für einen Laderaum
FR2907399A1 (fr) * 2006-10-18 2008-04-25 Wagon Sas Dispositif de separation a deploiement et maintien automatique,et vehicule automobile correspondant
FR2916710B1 (fr) * 2007-06-04 2010-01-15 Renault Sas Dispositif de retenue de charge pour habitacle d'automobile
FR2916711B1 (fr) * 2007-06-04 2009-07-31 Renault Sas Agencement de retenue de bagages pour vehicule automobile
US20090033114A1 (en) * 2007-08-02 2009-02-05 Thomas Steigerwald Loading area cover for a motor vehicle
US7931177B2 (en) * 2007-08-14 2011-04-26 Bos Gmbh & Co. Kg Storage container for use in a boot
EP2030841B1 (en) * 2007-09-03 2017-07-26 Mazda Motor Corporation Tonneau cover device for vehicle
DE102007045037A1 (de) * 2007-09-13 2009-04-02 Bos Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Verstauen von Gegenständen in einem Kraftfahrzeug
DE102007058255B3 (de) * 2007-11-26 2009-07-02 Bos Gmbh & Co. Kg Staufach mit Tragrahmen und Aufnahmevorrichtung für einen Tragrahmen
CZ2008558A3 (cs) * 2008-09-11 2010-03-24 Škoda Auto a. s. Zádržný systém pro automobil
DE102009006876B4 (de) * 2009-01-30 2019-11-14 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Laderaumabdeckung
TWM370650U (en) * 2009-06-06 2009-12-11 Yeagle Dev Co Ltd Rolling type door curtain
TW201114629A (en) * 2009-10-28 2011-05-01 Macauto Ind Co Ltd Vehicle safety protection device
EP2468578B1 (en) * 2010-12-22 2013-07-03 Thule Sweden AB Vehicle load carrier box with flexible safety material
US8646807B2 (en) * 2011-03-02 2014-02-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Component arrangement structure at roof side rail
KR20120114995A (ko) * 2011-04-08 2012-10-17 현대자동차주식회사 배리어 네트 장착 구조
FR2988661B1 (fr) * 2012-03-30 2014-04-25 Cera Cache-bagages de vehicule automobile
DE102013017104A1 (de) * 2013-10-15 2015-04-30 GM Global Technology Operations, LLC (n.d. Ges. d. Staates Delaware) Kofferraumabdeckung und Fahrzeug mit der Kofferraumabdeckung
CN104290667B (zh) * 2014-09-16 2016-05-04 浙江威世汽车配件有限公司 一种汽车后备箱用卷轴式绑带
CN104228623B (zh) * 2014-10-13 2020-03-31 林日算 一种汽车保险坐椅
DE102014222728A1 (de) * 2014-11-06 2016-05-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Gepäcksystem gegen Pendeln
EP3075601B1 (en) * 2015-03-30 2017-07-12 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Layout system for cargo area of vehicle
USD811668S1 (en) * 2015-10-02 2018-02-27 Tammy Peavy Animal door guard
DE102016116775C5 (de) 2016-09-07 2023-07-13 Macauto Industrial Co., Ltd. Laderaumtrennnetz mit Auszugsbegrenzung
DE102016124329B4 (de) * 2016-12-14 2020-02-20 Macauto Industrial Co., Ltd. Laderaumabdeckung mit verlagerbarem Befestigungselement
KR101889781B1 (ko) * 2016-12-28 2018-08-20 아시모리코리아(주) 차량의 배리어네트 지지용 스테이기구
US10576869B2 (en) * 2017-01-26 2020-03-03 Ford Global Technologies, Llc Self-retractable cargo net
US10486604B2 (en) * 2017-08-09 2019-11-26 Ford Global Technologies, Llc Luggage-retention device
GB2570861B (en) * 2017-12-11 2020-09-23 Eclats Holdings Ltd Roller bar assembly for a mechanical sheeting system
CN111376863A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 周承岗 张拉整体结构碰撞安全系统
US11286048B2 (en) * 2019-02-11 2022-03-29 The Boeing Company Aircraft cargo restraint system and method for restraining cargo within an aircraft
US10919478B2 (en) 2019-04-16 2021-02-16 Ford Global Technologies, Llc Vehicle stowage bin
WO2020252253A1 (en) 2019-06-12 2020-12-17 Shanghai Yanfeng Jinqiao Automotive Trim Systems Co. Ltd. Vehicle component
WO2022039791A1 (en) * 2020-08-17 2022-02-24 Windham Packaging, Llc Portable airline inter-passenger shield
CN112455379A (zh) * 2020-10-22 2021-03-09 奇瑞汽车股份有限公司 防物体侵入及人员甩出汽车风挡的保护装置及其控制方法

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US152065A (en) * 1874-06-16 Improvement in curtain-fixtures
US1417104A (en) * 1921-05-06 1922-05-23 Pachesa Peter Carol Window-screen adjuster
US1624053A (en) * 1926-10-25 1927-04-12 Edmond C Wideman Shade roller
US2521178A (en) * 1946-03-22 1950-09-05 Vacuum Cleaner Corp Of America Automatic brake for springtensioned take-up reels
US2969932A (en) * 1959-11-06 1961-01-31 Aero Motive Mfg Company Reel lock with quick release
US3567168A (en) * 1968-09-11 1971-03-02 Ambrose M Jennings Overhead projection screen holder
US3750995A (en) * 1972-02-24 1973-08-07 Knox Manuf Co Mounting device for projection screen
US3891263A (en) * 1974-01-14 1975-06-24 Joseph Orsulak Safety shield and compartmentizer
US4112996A (en) * 1975-06-03 1978-09-12 Repa Feinstanzwerk Gmbh Safety device for arresting unrolling of roller blinds
DE2739741A1 (de) * 1977-09-03 1979-03-15 Daimler Benz Ag Mit einer einen laderaum verschliessenden hecktuere versehener kraftwagen
DE2749560A1 (de) * 1977-11-05 1979-05-10 Eugen Seitz Vorrichtung zum abteilen des hinteren laderaumes vom fahrgastraum eines fuer den transport von personen und lasten ausgelegten kraftfahrzeuges (kombifahrzeug)
US4188992A (en) * 1977-12-07 1980-02-19 Segerljung Bo V Brake device for rotatable and spring loaded rods, foil or cloth material being attachable to said rods
FR2431395A1 (fr) * 1978-07-21 1980-02-15 Citroen Sa Vehicule a plage arriere amovible
IT208635Z2 (it) * 1986-12-17 1988-05-28 Mottura Spa Tenda a rullo con freno a masse centrifughe disposto all esterno del rullo e sopporto d estremita includente tale freno
DE3909397A1 (de) * 1989-03-22 1990-10-04 Bayerische Motoren Werke Ag Fahrzeugsitz mit einer rueckenlehne
US5288122A (en) * 1990-02-16 1994-02-22 Ab Volvo Load restraining device
US5054533A (en) * 1991-01-04 1991-10-08 Lii Jong Yih Wind-shield blind system
DE4328746C2 (de) * 1993-08-26 1995-08-24 Baumeister & Ostler Gmbh Co Sicherheitsnetzanordnung
DE4336380C2 (de) * 1993-10-25 1995-08-10 Baumeister & Ostler Gmbh Co Sicherheitsnetzanordnung
DE4441610C2 (de) * 1994-11-23 1997-10-02 Baumeister & Ostler Gmbh Co Sicherheitsnetzanordnung
DE19531303C1 (de) * 1995-08-25 1997-02-06 Baumeister & Ostler Gmbh Co Laderaumabtrennung zwischen einem Fondraum und einem Laderaum eines Innenraumes eines Kombi-Personenkraftwagens
DE19641554C1 (de) * 1996-10-09 1998-05-28 Butz Peter Verwaltung Fensterrollo für Fahrzeuge, insbesondere Heckfensterrollo
DE19643691C2 (de) * 1996-10-23 2000-03-23 Baumeister & Ostler Gmbh Co Sicherheitsnetzanordnung
DE19650768C2 (de) * 1996-12-06 2001-08-16 Baumeister & Ostler Gmbh Co Sicherheitsnetzanordnung mit vereinfachter Bedienung
DE19728587C1 (de) * 1997-07-04 1998-11-05 Baumeister & Ostler Gmbh Co Sicherheitsnetzanordnung mit Belastungsanzeige
US6129131A (en) * 1997-11-26 2000-10-10 Hunter Douglas Inc. Control system for coverings for architectural openings
ATE338193T1 (de) * 1997-12-12 2006-09-15 Hunter Douglas Ind Bv Vorrichtung zum aufwickeln einer abdeckung
US6189948B1 (en) * 1999-01-21 2001-02-20 Betty Lin Motorized sun-shade assembly
US6032718A (en) * 1999-06-02 2000-03-07 Chen; Wen-Ho Adjustable sunshade for an automobile
DE19927384C1 (de) * 1999-06-16 2000-12-07 Bos Gmbh Trenneinrichtung mit variabler Rückzugskraft
DE19946382A1 (de) * 1999-09-28 2001-04-12 Baumeister & Ostler Gmbh Co Laderaumabtrennung für Kraftfahrzeuge
DE10044958C2 (de) * 2000-09-12 2003-04-10 Bos Gmbh Schutzvorrichtung zur Sicherung eines Laderaumes in einem Fahrzeuginnenraum
DE10056671C1 (de) * 2000-11-09 2002-06-06 Bos Gmbh Trennvorrichtung für ein Kraftfahrzeug
DE10055949C2 (de) * 2000-11-10 2003-09-18 Bos Gmbh Fensterrollo oder Trenngitter mit zwei Winkelgetrieben
US6657616B2 (en) * 2001-03-16 2003-12-02 Invensys Appliance Controls Company Capacitive touch keyboard

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200461476Y1 (ko) * 2010-05-07 2012-07-20 문소연 추락방지용 네트장치
KR101219082B1 (ko) * 2010-05-07 2013-01-11 문주연 인명구조용 그물망 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
BR9713873A (pt) 2000-03-14
EP0941177A2 (de) 1999-09-15
CZ9902011A3 (cs) 1999-12-15
EP0941177B1 (de) 2003-04-23
US20020163220A1 (en) 2002-11-07
WO1998024660A3 (de) 1998-07-23
DE59709928D1 (de) 2003-05-28
CN1100684C (zh) 2003-02-05
WO1998024660A2 (de) 1998-06-11
US6390526B1 (en) 2002-05-21
US7048319B2 (en) 2006-05-23
KR20000057406A (ko) 2000-09-15
CN1245464A (zh) 2000-02-23
US7255382B2 (en) 2007-08-14
US20060208518A1 (en) 2006-09-21
KR100557690B1 (ko) 2006-03-07
ATE238181T1 (de) 2003-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001505159A (ja) 取扱いが簡単な安全ネット装置
US6056038A (en) Retractable barrier
US5675994A (en) Detergent dissolution device of a clothes washing machine
US4662577A (en) Toilet tissue dispenser
US4080749A (en) Animal trap
KR20000057405A (ko) 간단하게 작동하는 롤러 커버
US4594742A (en) Automatically closing modesty curtain
US6402239B1 (en) Safety device in a motor vehicle
FI58258B (fi) Handduksutmatningsanordning
WO2012135984A1 (zh) 五点式安全带及安全带解锁机构
JP6236235B2 (ja) 貯蔵庫の扉開閉構造
US20080006648A1 (en) Format Selecting Device for Wiping Material Dispensing Arrangement
KR100817138B1 (ko) 비클 센싱부를 이용한 록 캔슬러를 구비한 차량용시트벨트의 리트랙터
CN113876071A (zh) 鞋套机装置
US5368189A (en) Vending machine for newspapers and like articles
WO2002091979A1 (en) Restraint for restraining a wheelchair occupant in a vehicle
JP2708491B2 (ja) コイン作動ロックユニット及びコイン保持機構
JP2006506272A (ja) シートベルトリトラクタ用インターロックシステム
US4218033A (en) Lockbar release for inertia locking seat belt retractor
KR101143985B1 (ko) 차량의 다용도 수납장치
CN218043178U (zh) 一种宠物牵引装置和宠物牵引系统
JPH0616123Y2 (ja) 巻取装置
CN213144331U (zh) 一种儿童安全阻隔帘
JP3844893B2 (ja) スライドドアトイレのドア装置
KR960014203B1 (ko) 손잡이겸 자동차의 리어시트백 걸림해제장치