JP2001503386A - 胃腸の損傷を治療する方法 - Google Patents

胃腸の損傷を治療する方法

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Abstract

(57)【要約】 患者の慢性的な胃腸の障害及び/又はNSAID誘発性の胃腸の損傷を予防し、阻止し、又は減少させる方法。本方法は、卵を産む動物及び/又は乳を出す動物を高度に免疫化させること、並びに効果的な量の高度に免疫化された卵製品、高度に免疫化された乳製品、又はそれらの混合物を患者に投与することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】 胃腸の損傷を治療する方法 発明の属する分野 本発明は、胃腸の損傷を治癒する方法に関する。とりわけ、本発明は、慢性的 な胃腸の障害及び非ステロイド性抗炎症薬に誘発される胃腸の損傷を自然食品を 用いて予防し、阻止し、又は減少させる方法に関する。 発明の背景 非ステロイド性抗炎症薬は、一般にNSAIDといわれるものであるが、強力な抗 炎症効果、解熱効果、及び鎮痛効果を有し、リウマチ性関節炎、骨関節炎、強直 性脊椎炎、滑液包炎、及び腱炎などの炎症性疾患の効果的な治療薬である。この 種の薬剤には、インドメタシン、アスピリン、ナプロキセン、イブプロフェン、 及びジクロフェナックなど、多くの薬剤が含まれる。これらの化合物は、アメリ カ国内で炎症性疾患に苦しむ五千万人以上の人々の症状を和らげている。さらに 、NSAIDは、関節に関係する炎症性疾患に対する有効性に加えて、多発性硬化症 、アルツハイマー、及びパーキンソン病など、炎症と関連がありうる他の病気の 危険を予防し、減少させうる。 しかしながら、長期に渡ってNSAIDによって治療された患者は、深刻な副作用 をしばしば経験する。通常の治療による投薬量を服用している患者の50%まで もが胃腸損傷を経験しており、また、約20%はそれらの副作用のため、投薬を やめなければならないという状況にある。これらの副作用には、通常の投薬量に おいては、食欲不振、吐き気、及び腹痛などがあり、通常以上の投薬量において は、大量出血を起こし得る単発性又は多発性の胃腸管上部における潰瘍形成など がある。場合によっては、例えば、穿孔が起きた場合など、これらの副作用は死 を招くことすらある。アメリカでは、NSAIDに関連する胃腸損傷によって年間六 千人の死亡者が出ていると考えられている。 このように、非ステロイド性抗炎症薬を患者に処方する医師は深刻なジレンマ に直面している。彼らは、患者(例えば、関節炎を患っている患者)の関節の痛 みを和らげ、運動能力を高めるためにNSAIDを用いることができるが、他方、こ の種の投薬治療の結果として、患者の腸において潰瘍が形成しうるというリスク を負うことになる。NSAIDによる腸における潰瘍形成の原因には、多くのものが ある。例えば、薬剤は、その体内を循環する態様に起因して、しばしば胆汁中に 蓄積されるが、胆汁中にNSAIDが高い濃度で蓄積されれば、直接的な接触により 炎症が起こり、腸の粘膜の表面を損傷することになる。さらにまた、腸の粘膜と 内腔における炎症メディエーターの変化、血流の変化、及び細菌の増殖も関連し てくる。 NSAID誘発性胃腸損傷を抑制する養生法には、制酸剤(酸の中和)並びにシメ チジン、ラニチジン、及びファモチヂン(酸の分泌抑制)などがある。ステロイ ドや抗生物質を多量に投薬することにより、腸の粘膜をNSAIDによる損傷から多 少なりとも防御してきたのではあるが、現時点においては、NSAID誘発性の腸炎 を防ぐ薬剤はない。 NSAID誘発性ではない胃腸障害には、炎症性腸疾患のように慢性的なものもあ る。炎症性腸疾患は、胃腸管に影響を与え患者の生活の質を大きく低下させる深 刻で進行性の病状である。この病状は、クローン病や潰瘍性大腸炎として出現す る。その兆候としては、吸収不良、腹痛、貧血、体重の減少、及び腸壁の病変が ある。また、これらの疾患は、瘻形成(腸や直腸の重度の潰瘍)及び腸における 閉塞を生じさせる可能性もある。アメリカ一国においても、これらの疾患は、毎 年、50万人から100万人の患者に影響を与えていると見積もられている。 慢性胃腸障害を予防又は治療する薬剤やその他の治療法で現在利用できるもの はほとんどない。現在のところ、炎症性腸疾患の医療上の対応としては、広域抗 生物質、ステロイド、及びサイクロスポリンなどの免疫抑制治療などがある。加 えて、アミノサリチラート(例えば、メサラミン、オルサラジン(olsalazine)) も処方され得るが、NSAIDは炎症性腸疾患を患う患者の胃腸の炎症を悪化させる ので、禁忌である。投薬治療によってうまくいかない患者は、手術を受けること になる可能性もある。しかしながら、手術は危険な手段であり、主要な不快感の 原因となり、高出費を伴い、そして、通常は、入院期間を長引か せることにもなる。その上、手術はいつも死の危険を含んでいる。不幸なことに 、医療上の対応は、多くの苦しんでいる患者の慢性胃腸障害を、完全には取り去 っていないのである。 したがって、副作用を併発することなく、NSAID誘発性胃腸損傷や慢性胃腸の 障害を和らげ、及び予防する簡易で効果的な治療法が要求される。 発明の要約 本発明は、患者の慢性胃腸障害又はNSAID誘発性胃腸損傷を予防し、阻止し、 又は減少させる方法であって、 A.卵を産む動物又は乳を出す動物を高度に免疫化すること、及び、 B.患者に、高度に免疫化された卵製品、高度に免疫化された乳製品、又は それらの組み合わせを投与すること を備えている。 別の実施態様においては、本発明は、患者の炎症を予防し、阻止し、又は減少 させる方法であって、効果的な量のNSAID、並びに、高度に免疫化された卵製品 、高度に免疫化された乳製品、及びそれらの組み合わせという範疇から選ばれた 効果的な量の製品を、同時に患者に投与することを備えている。 さらに別の実施態様においては、本発明は、患者の慢性胃腸障害又はNSAID誘 発性胃腸損傷を予防し、阻止し、又は減少させる方法であり、それは、効果的な 量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を、別個に患者に 投与することを備えている。 発明の説明 本発明は、自然食品、すなわち、高度に免疫化された卵及び/又は高度に免疫 化された乳を用いて、有意義に胃腸管における潰瘍の形成を減少又は予防する方 法である。以下の定義が全体に渡って適用される。定義 「高度に免疫化された卵製品」の語は、高度に免疫化された状態に維持された卵 を産む動物から採取された卵全体又はそれから得られた製品を意味する。 「高度に免疫化された乳製品」の語は、高度に免疫化された状態に維持された乳 を出す動物から採取された乳又はそれから得られた製品を意味する。 「高度に免疫化された加工卵製品」の語は、高度に免疫化された卵製品であって 患者に投与するのに許容し得る形態にあるものを意味する。 「高度に免疫化された加工乳製品」の語は、高度に免疫化された乳製品であって 患者に投与するのに許容し得る形態にあるものを意味する。 「炎症」の語は、浸透性及び血流の増大に伴う血管拡張、血漿タンパクを含む流 体の浸出、細胞メディエーターの量の変化、及び炎症の病巣への白血球の移動を 含む複雑な一連の事象を意味する。腸における炎症は、さらに、粘膜の腐肉形成 、潰瘍形成、穿孔形成とも関係がある。 「慢性」の語は、長期に渡る、持続的な、規則的に繰り返される、長引く、又は 、ぐずぐずと続く、を意味する。 「胃腸障害」の語は、胃腸系の機能又は活力が通常の状態又は正常な状態から乱 れること又は障害をうけることを意味する。「胃腸障害」の例としては、特に、 クローン病及び潰瘍性大腸炎がある。 「胃腸損傷」とは、胃腸系の機能又は活力が通常又は正常な状態から悪化するこ と又は損傷をうけることを意味する。「胃腸損傷」の例としては、特に、単発性 又は多発性の潰瘍形成、病変、及び出血がある。 「投与」の語は、患者に物質を与えるあらゆる方法を意味し、経口投与、鼻腔内 への投与、消化管を通さない投与(静脈内への投与、筋肉内への投与、又は皮下 への投与)、又は直腸への投与を含む。 「患者」の語は、胃腸系を有し、かつ胃腸障害及び/又は胃腸損傷を患い得る全 ての生物を意味し、人間及び他の生物を含む。 本発明の方法は、特に、高度に免疫化された卵又は高度に免疫化された乳に関 するものであり、それらは、それぞれ自然食品である。そのようなものであるか ら、常にアレルギー反応の危険性はあるものの、これらの自然食品は、慢性胃腸 障害及びNSAID誘発性胃腸障害の治療において、副作用の恐れなく用いることが できる。本発明のためには、治療には、予防すること、阻止すること、又は減 少させることが含まれる。 本発明の方法によって治療し得る、慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷の 兆候には、炎症の病巣、潰瘍形成、出血、及び穿孔がある。 NSAIDは通常、リウマチ性関節炎、骨関節炎、強直性脊椎炎、滑液包炎、及び 腱炎など、関節に関係する炎症性疾患の治療に用いられるが、アルツハイマー病 、多発性硬化症、及びパーキンソン病など、炎症に関係し得る他の疾患の治療に も有効でありうる。 本発明の方法は、炎症性疾患を有する患者のNSAIDを使用する可能性を、この 種の薬剤による胃腸を悪くする副作用の心配を減らしつつ、高めるものである。 NSAIDを用いた治療の養生法を受ける予定の患者がいれば、NSAIDを投与するいく らか前に、本発明の方法によって、かかる患者を前処置することができる。さら に、本発明の方法を、NSAIDを用いた治療と併用して実行することによって、NSA IDを用いた治療の副作用である、胃腸の損傷を予防し、阻止し、又は減少させる ことができる。 本発明の方法を用いることにより付加される利点は、高度に免疫化された卵製 品及び/又は乳製品を使用する人は、より多量のNSAIDの投与、すなわち、治療 を受けることにより、より高い抗炎症効果を生むことが可能となることである。 NSAID誘発性及びその他の胃腸の障害及び損傷を患う患者は、以下のいずれの 手順によっても治療し得る。すなわち、高度に免疫化された卵製品のみの投与、 高度に免疫化された乳製品のみの投与、又は、高度に免疫化された卵製品及び高 度に免疫化された乳製品の双方の投与である。高度に免疫化された卵製品 いかなる卵を産む動物からも高度に免疫化された卵製品を得ることができる。 かかる動物は、鳥網に属することが好ましい。鳥網の中では、飼育されたニワト リが好ましいが、シチメンチョウ、カモ、及びガンなど、鳥網に属する他の動物 も高度に免疫化された卵製品の適当なソースである。 そのような卵を産む動物が、例えば、周期的な抗原の追加免疫投与という手段 によって免疫化の特別な状態におかれるとき、かかる動物は、NSAID誘発性胃 腸損傷及び慢性胃腸損傷の治療において、患者に消費されるときに有益な特性を 有する卵を産む。 ただ単に免疫化されたというだけで全ての卵を産む動物から、上述の有益な卵 の特性が得られるのではない。免疫感受性を引き出すのみ(例えば、鳥禽の病気 (fowl diseases)に対して免疫化されたニワトリ)では、上述の有益な卵の特 性を引き出すのには十分ではない。生み出された卵が上述の望ましい効果を有す るのは、高度に免疫化された状態のみである。この特別な状態は、卵を産む動物 に充分に多量の抗原を投与する周期的な追加免疫投与によって達成されるのが好 ましい。好ましい投与量の範囲は、当該卵を産む動物に一次免疫応答を起こさせ るのに必要な投与量の50%以上である。高度に免疫化された状態を達成し、及 び維持するために必要な知識があれば、使用する卵を産む動物の属及び系統に応 じて、高度に免疫化された状態に動物を維持するために抗原の量を変化させるこ とは当業界における技術の範囲内である。 抗原性ワクチン(antigenic vaccine)のかわりに、卵を産む動物を高度に免 疫化する代替の実施の形態を用いることができ、それは、遺伝子性ワクチン(ge netic vaccine)の使用を含むものである。特に、どのようなDNAの構造(一般 に、プロモーター領域及び抗原エンコーディング配列からなる)も、抗体の放出 を誘発する。遺伝子性ワクチンは、免疫応答を引き出すためにデリバリーされる 、抗原コーディングベクター、ネイキッドDNAフラグメント、プラスミドDNA、DN A−RNA抗原、DNA−タンパク質接合体、DNA−リポソーム接合体、DNA発現ライブ ラリー、ウイルス性のDNA、及び細菌性のDNAからなる。DNAをデリバリーする方 法には、粒子照射、直接的な注射、ウイルス性のベクター、リポソーム、ジェッ ト注射、及びその他のものがある。それらのデリバリーの方法を適用する場合に は、必要な量はずっと少なく、そして、一般に、より多くの持続的な抗体の生産 という結果が得られる。そのような遺伝的プロセスを用いるときにおいて、DNA を鳥類に導入する好ましい方法は、胸の筋肉へDNAの筋肉内への注射を行うこと である。 以下は、卵を産む動物を高度に免疫化された状態におき、高度に免疫化された 卵製品を患者に投与する手順の例である。 1.一つ又は複数の抗原を選ぶ。 2.一次免疫化によって卵を産む動物の免疫応答を引き出す。 3.高度に免疫化された状態を生じさせ、維持するために、適当な量の抗原 の追加免疫ワクチンの投与を行う。 4.高度に免疫化された卵製品を作るために、高度に免疫化された状態に維 持された卵を産む動物から卵を集め加工する。 5.高度に免疫化された卵製品を患者に投与する。段階1 : どのような単一の抗原又は複数の抗原の組み合わせも、用いることができる。 抗原は、細菌、ウイルス、原生動物、菌類、細胞、又は、卵を産む動物の免疫系 が応答するその他の物質でありうる。この段階において、もっとも重要な点は、 抗原は、卵を産む動物において、免疫化された状態、及び高度に免疫化された状 態を生じさせることができる必要があるということである。好ましいワクチンの 一つは、多価の細菌性抗原の混合物であり、シリーズ100(S−100)ワク チンといわれるものである。S−100ワクチンに含まれているワクチンを、実 施例1の表1に掲げる。このワクチンは、既に米国特許第5,106,618号 、及び米国特許第5,215,746号に記載されており、両特許は、Stolle Research and Development Corporationに譲渡されている。好ましいワクチ ンのもう一つは、EB−100Eワクチンであり、その詳細は実施例1に記載する 。段階2 : ワクチンは死菌ワクチンであっても弱毒生ワクチンであってもよく、免疫応答 を引き出すいかなる方法によっても投与することができる。免疫化は、筋肉内へ の注射による抗原の投与を伴うことが好ましい。鳥類に注射をするのに適した筋 肉は、胸の筋肉である。好ましい投与量は、0.5〜5ミリグラムの抗原のワク チンである。他の投与方法で使用できるものには、注射、腹膜内注射、直腸座薬 、又は経口投与が含まれる。高度免疫化のプロセスのためにDNA技術が用いられ るときには、はるかに少ない量で済み、一般に、1〜100マイクログラムであ る。 卵を産む動物において、ワクチンが免疫応答を引き出したか否かは、免疫学の 技術に熟練した者に知られている多くの方法を通じて決定できる。これらの例に は、酵素結合免疫吸着検定法(エリザ)、刺激する抗原に対する宿主の抗体の存在 試験、及び免疫細胞の能力の評価のために考案された試験が含まれる。一般に、 ワクチンによる免疫化の後における卵の抗体の出現は、免疫応答を示している。 免疫応答を引き出すのに必要な抗原の最小投与量は、用いる抗原の種類及び宿主 として用いる卵を産む動物を含めて、用いるワクチン接種の手順に依存する。段階3 : 高度に免疫化された状態は、決まった時間間隔で適当な量の追加免疫投与を繰 り返し行うことによって、引き出され、及び維持されることが好ましい。その時 間間隔は、6ヶ月の期間にわたって、2週間の時間間隔であることが好ましい。 しかしながら、追加免疫投与が免疫学的寛容(immune tolerance)を導いては ならないということが必須である。 他の高度免疫化を維持する手順、又は、例えば、一次免疫化のための筋肉内へ の注射及び追加免疫注射のための静脈内への注射など、手順の組み合わせを用い ることも可能である。他の手順には、マイクロカプセル化した抗原及び液状の抗 原を同時に投与すること、又は、一次免疫化のために筋肉内への注射、及び経口 的若しくはマイクロカプセル手段による非経口的な追加免疫投与、が含まれる。 一次免疫化と高度免疫化の組み合わせの内いくつかのものは、当業者に知られて いる。段階4 : 高度に免疫化された卵を、さまざまな方法による患者への投与のために加工す ることができる。これらには、高度に免疫化された卵製品そのもの(例えば、カ プセル)、及び高度に免疫化された卵製品を食品に混合させたものの治療上の投 与が含まれる。 卵製品を食品に混合させることが好ましい。卵を食品に混合させるのに好まし い方法の一つは、卵を乾燥させて卵粉末にすることである。卵を乾燥させるため のさまざまな方法が知られているが、噴霧乾燥が好ましい方法の一つである。好 ましくは、華氏140度(60℃)以下の温度にて行う。所望のコンシステン シーを有する最終製品を得るために、乾燥処置の間、試料の水分含有量を監視す る。卵粉末は、例えば、プロテインパウダー、パワービルディング飲料、プロテ インサプリメント、及び、その他の運動をする人に関係する栄養補給製品という 形態で飲料の中に入れることができる。加えて、卵粉末は、ベイクミックス(bak e mix)、パワーバー(power bar)、キャンディー、及びクッキーなどの中にも 、使用することができる。卵の加工の他の例には、オムレツを作ること、半熟卵 又は固ゆで卵を作ること、及び卵を焼くことが含まれ、また、好みに合わせて、 卵を生のままで食べることもできる。 最後に、卵黄及び/又は卵白は、上において注目し及び言及した有益な特性を もたらす一又は複数の作用物質を含むということは、当業界で一般に知られてい る。当業者は、さらに分離すればより薬効の高い部分が得られるということを、 明らかに認識するであろう。段階5 : 慢性胃腸障害を治療する場合においては、高度に免疫化された卵製品は、特定 の障害を治療するために免疫学的に有効な量において、患者に投与するべきであ る。 患者が炎症の治療のために、NSAIDを現に服用している、又は服用の準備をし ている場合には、手順は異なるものとなる。NSAIDによる治療を未だ始めていな い患者については、6週間から8週間、高度に免疫化された卵製品によって前処 置することが好ましい。高度に免疫化された卵製品によって前処置した後におい ては、患者に、炎症の治療のためにNSAIDを投与するのと共に、高度に免疫化さ れた卵製品を投与し続けるべきである。また、毎日投与することが好ましい。 NSAIDを服用する者にとって、高度に免疫化された卵製品によって前処置する こと、又は高度に免疫化された卵製品を併用して投与することは、胃腸損傷の発 生率の低減につながる。それ故に、胃腸を損傷する副作用の増加のおそれなく、 より多量のNSAIDを投与することができる。 治療の持続期間と強度は個々の患者の状態及びその状態の進展具合に依存する 。高度に免疫化された卵製品は、NSAID誘発性又は慢性の胃腸の損傷又は障害を 治療又は予防する限り、いかなる量においても与えることができる。例えば、あ る場合には、毎日、一つないし複数の高度に免疫化された卵全体、又は一つない し複数の高度に免疫化された卵全体と等価な高度に免疫化された卵製品を、胃腸 損傷又は障害の個々の状況に応じて投与することができる。 ある種の抗原により鳥類を高度に免疫化することにより製造される高度に免疫 化された卵製品は、NSAID誘発性胃腸損傷のみならず、慢性胃腸障害の治療にも 有効である。鳥類に注射される好ましい抗原の混合物は、胃腸損傷を引き起こす として知られている特別な抗原を含むものではない。従って、抗原の混合物のワ クチンに対して免疫化された鳥類から得られる卵製品を患者に投与する治療が、 慢性及びNSAID誘発性の胃腸損傷を、減少させ予防するのに有効であるというこ とは驚くべきことである。高度に免疫化された乳製品 乳のソースには、いかなるミルクを出す動物も含まれる。好ましい実施態様に おいては、ウシ科の動物を用いる。好ましくは乳牛を用いるが、商業的に実行で きるだけの量の乳を出す限り、いかなる他のウシ科の動物又は他の動物であって もよく、例えば、ヤギ、ヒツジ、バッファロー、又はラマも用いることができる 。 この高度に免疫化された乳製品は、患者の慢性及びNSAID誘発性の胃腸障害を 、予防し、阻止し、又は減少させるのに用いることができる。そのような乳を出 す動物が、例えば、周期的な抗原の追加免疫投与という手段によって、免疫化の 特別な状態におかれるとき、かかる動物は、慢性及びNSAID誘発性の胃腸の損傷 の治療において、患者に投与されるときに有益な特性を有する乳を出す。 高度に免疫化された卵製品を生産するにあたり、卵を産む動物について上述し たすべての免疫化及び投与の、方法並びに代替方法は、乳を出す動物についても 、高度に免疫化された乳を生産し、高度に免疫化された乳を患者に投与するため に利用することができる。 以下は、乳を出す動物を免疫化された状態におき、高度に免疫化された乳製品 を患者に投与する手順の例である。 1.一つ又は複数の抗原を選ぶ。 2.一次免疫化によって乳を出す動物の免疫応答を引き出す。 3.高度に免疫化された状態を生じさせ、維持するために、適当な量の抗原 の追加免疫ワクチンの投与を行う。 4.高度に免疫化された乳製品を作るために、高度に免疫化された状態に維 持された乳を出す動物から乳を集め加工する。 5.高度に免疫化された乳製品を患者に投与する。段階1 : この段階は、高度に免疫化された卵について上述した方法と同じ方法で実行さ れる。唯一の違いは、抗原又は抗原の組み合わせは乳を出す動物において、応答 を引き出すことが必要であるということである。段階2 : ワクチンは死菌ワクチンであっても弱毒生ワクチンであってもよく、免疫応答 を引き出す限り、いかなる方法によっても投与することができる。一つの方法と して、1×106個から1×1020個の、好ましくは1×108個から1×1010 個の、最も好ましくは2×108個の、死滅した細菌細胞に由来する抗原からな るワクチンを筋肉内への注射によって投与する。しかしながら、静脈内への注射 、腹膜内への注射、直腸座薬、又は経口投与など、他の方法も用いることができ る。 高度免疫化のプロセスのためにDNA技術が用いられるときには、はるかに少な い量で済み、好ましくは、1〜100マイクログラムである。 乳を出す動物において、ワクチンが免疫応答を引き出したか否かは、免疫学の 技術に熟練した者に知られている多くの方法を通じて決定できる。これらの例に は、酵素結合免疫吸着検定法(エリザ)、刺激する抗原に対する宿主の抗体の存在 試験、及び免疫細胞の能力の評価のために考案された試験が含まれる。一般に、 ワクチンによる免疫化の後における乳の抗体の出現は、免疫応答を示している。 免疫応答を引き出すのに必要な抗原の最小投与量は、用いる抗原の種類及び宿主 として用いる乳を出す動物を含めて、用いるワクチン接種の手順に依存する。段階3 : 高度に免疫化された状態は、決まった時間間隔で適当な量の追加免疫投与を繰 り返し行うことによって、引き出され、及び維持されることが好ましい。その時 間間隔は、6ヶ月の期間にわたって、2週間の時間間隔であることが好ましい。 しかしながら、追加免疫投与が免疫学的寛容(immune tolerance)を導いては ならないということが必須である。 好ましい実施態様においては、乳を出す動物の高度免疫化は、米国特許第5, 352,462号において記述されているように調製した、マイクロカプセル化 したワクチンを単回投与することにより達成する。放出を制御した形態で行う高 度免疫化の利点は、絶え間なく抗原にさらすことにより、動物を確実に高度免疫 化の状態におくことができることである。 他の高度免疫化を維持する手順、又は、一次免疫化のための筋肉内への注射及 び追加免疫注射のための静脈内への注射など、手順の組み合わせを用いることも 可能である。他の手順には、マイクロカプセル化した抗原及び液状の抗原を同時 に投与すること、又は、一次免疫化のために筋肉内への注射、及び経口的若しく はマイクロカプセル手段による非経口的な追加免疫投与、が含まれる。一次免疫 化と高度免疫化の組み合わせの内いくつかのものは、当業者に知られている。段階4 : 高度に免疫化された乳は、従来からある方法で集めることができ、その後、低 温殺菌することができる。以下の低温殺菌においては、脂肪を、標準的な手順に よって取り除き、乳を、当業界において知られている従来からある噴霧乾燥の手 順により噴霧乾燥する。液体の乳は、濃縮乳の製品、又は、酸性の乳漿(ホエー )フラクションなど、乳のフラクションとしても用いることができる。 無脂肪乳は、いかなる食品にも混合することができる。例えば、プリンやヨー グルトを、高度に免疫化された乳製品を用いて作ることもできる。さらに、脂肪 分を含まない乳(無脂肪乳)を、およそ室温において酸で処理し(乳のpHを約 4.2〜4.6にする)、カゼインを沈殿反応により分離すれば、酸性の乳漿の 上澄のフラクションを、シロップ、アイスクリームの素、キャンディー、飲料、 又は牛の飼料などに加えることができる。段階5 : 慢性胃腸障害を治療する場合においては、高度に免疫化された乳製品は、特定 の障害を治療するために免疫学的に有効な量において、患者に投与するべきであ る。 患者が炎症の治療のために、NSAIDを現に服用している、又は服用の準備をし ている場合には、手順は異なるものとなる。NSAIDによる治療を未だ始めていな い患者については、6週間から8週間、高度に免疫化された乳製品によって前処 置することが好ましい。高度に免疫化された乳製品によって前処置した後におい ては、患者に、炎症の治療のためにNSAIDを投与するのと共に、高度に免疫化さ れた卵製品を投与し続けるべきである。また、毎日投与することが好ましい。 NSAIDを服用する者にとって、高度に免疫化された乳製品によって前処置する こと、又は高度に免疫化された乳製品を併用して投与することは、胃腸損傷の発 生率の低減につながる。それ故に、胃腸を損傷する副作用の増加のおそれなく、 より多量のNSAIDを投与することができる。 治療の持続期間と強度は個々の患者の状態及びその状態の進展具合に依存する 。高度に免疫化された乳製品は、NSAID誘発性又は慢性の胃腸の損傷又は障害を 治療又は予防する限り、いかなる量においても与えることができる。例えば、あ る場合には、毎日、液体のミルクを基にして1mLから10Lを胃腸損傷又は障 害の個々の状況に応じて投与することができる。高度に免疫化された卵及び高度に免疫化された乳の双方 別の実施態様においては、高度に免疫化された卵と高度に免疫化された乳とを 組み合わせて患者に投与することができる。 高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品は、上述の方法によ って作られる。特に、それぞれの製品は、既に概説した方法に従って、投与する のに適切な形態に加工される。 高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品の双方の投与に関し て、一つの実施態様としては、高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化され た乳製品を別個に患者に投与することができる。また別の実施態様としては、有 効な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を含む混合物 を患者に投与することができる。 患者への投与は、慢性胃腸障害又はNSAID誘発性胃腸損傷を治療するために有 効な量において、行うべきである。高度に免疫化された加工卵製品は、等しい量 の高度に免疫化された乳製品と共に、投与又は混合することが好ましい。しかし ながら、仮に、例えば、高度に免疫化された乳製品の投与量よりも多くの高度に 免疫化された卵製品を、投与若しくは混合した場合、又はその逆の場合において より良い治療及び予防の効果が見られるのであれば、そのような等量でない投与 量が治療及び予防に適しており、そのような量において投与するべきである。加 えて、高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を組み合わせる ことによる相乗効果がありうると考えられており、そのようなものとして、然る べく投与を調節すべきである。当業者は、問題となる障害及び損傷を最善に治療 及び予防する投与量を決定することに精通している。上述の通り、高度に免疫化 された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を、各々、患者への投与のために、 いかなる形態へも加工することができる。 高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品の双方の投与は、NS AID誘発性の又は慢性の胃腸の損傷又は障害を治療又は予防する限り、いかなる 量においても行うことができる。上述のように、高度に免疫化された卵単独で、 及び高度に免疫化された乳単独で、投与することができる。治療の持続期間と強 度は個々の患者の状態及びその状態の進展具合に依存する。 本発明を説明する以下の実施例を参照することによって、本発明の有利な特性 を理解することができる。 実施例 実施例1 本実施例は、NSAIDであるインドメタシンによって引き起こされる胃腸損傷に 対する、高度に免疫化された卵の細胞保護効果を例証する。 S−100ワクチンの準備 ATCC(American Type Culture Collection)から得られた、以下の表1に 掲げる細菌のスペクトルを含む細菌培養を、15mLの培地で再構成し、夜通 し37℃において培養した。いったん、良い成長が達成されると、1リットルの ブロス(肉汁)に37℃において培養した接種材料を混入するために、細菌懸濁 液の約半分を用いた。 良い成長が培地の中で目に見える程になった後、培地を取り除くために20分 間、懸濁液を遠心分離することにより、細菌細胞を収集した。細菌の沈殿物を無 菌の生理食塩水中で再び懸濁し、培地を細胞から洗い流すために、細菌の試料の 遠心分離を3回行った。無菌の生理食塩水による洗浄を3回行った後に、細菌の 沈殿物を少量の2回蒸留した水の中で再び懸濁した。 ガラス製のフラスコに入れた懸濁液を夜通し80℃の水浴中におき、培地のな い細菌の懸濁液を殺菌した。ブロス培養の生死判別試験を少量の死滅した細菌に より行い、5日間37℃で培養し、そして成長を毎日確認することにより、細菌 が死滅していることを確証した。 死滅した細菌を乾くまで凍結乾燥した。そして、乾燥した細菌を無菌の生理食 塩水に混ぜて、2.2×108細菌細胞/mL濃度の食塩水とした(660nmに おける読み取りで光学濃度1.0)。S−100ワクチンに含まれる細菌を、以 下の表1に掲げる。 表1 S−100細菌リスト 大腸菌 大腸菌(アエロバクター) 肺炎棹菌 緑膿菌 ネズミチフス菌 サルモネラ ディセンテリアエ (Salmonella dysenteriae) 腸炎菌 サルモネラ エピダーミス (Salmonella epidermis) サルモネラ シミュランス 化膿連鎖球菌1型 (Salmonella simulans) 化膿連鎖球菌3型 化膿連鎖球菌5型 化膿連鎖球菌8型 化膿連鎖球菌12型 化膿連鎖球菌14型 化膿連鎖球菌18型 化膿連鎖球菌22型 シュードモナス ブルガリス (Pseudomonas vulgaris) ストレプトコッカス アガラクチアエ ストレプトコッカス ミチス (Streptococcus agalactiae) (Streptococcus mitis) ストレプトコッカス ミュータンス ストレプトコッカス サリバリアス (Streptococcus mutans) (Streptococcus salavarius) ストレプトコッカス サングイス 肺炎連鎖球菌 (Streptococcus sanguis) ざ瘡プロピオンバクテリウム インフルエンザ菌 EB−100Eワクチン EB−100Eワクチンは、Scourmune(登録商標)−CRTという商品名で 知られており、米国ニュージャージー州のケニルワース(Kenilworth)にあるSc hering-Plough Animal Health社により製造されている。このワクチンは、ウ エルシュ菌C型、大腸菌、豚のロタウイルス、及び伝播性の胃腸炎からなる。高度に免疫化された卵製品を作るための免疫化の手順 死滅した病原体の標本を上述のように調製した。最初のワクチン接種のために 、細菌を、完全なフロイントのアジュバントに混ぜ、5.6mgの細菌試料をニ ワトリの胸の筋肉に注射した。残りのワクチン接種のために、細菌標本を不完全 なフロイントのアジュバントに混ぜ、6か月にわたって、2週間毎に、ニワトリ に注射した。高度に免疫化された乳製品を作るための免疫化の手順 本実施例において用いる高度に免疫化された乳製品として、米国オハイオ州シ ンシナティにあるStolle Research and Development Corporation(Stolle 社)のロット番号247A5および289A5を入手した。Stolle社は、以下の 免疫化の工程により、高度に免疫化された乳製品を作っている。 死滅した病原体の標本を上述の方法で調製した。多価の抗原を含む微小粒子の 製品を作るため、得られた多価の抗原試料(S−100)を、従来からある相分 離法を用いて、マイクロカプセル化した。一般に、抗原を含む、成形されたマト リックス材料は、生体適合性のある物質、好ましくは生分解性又は生腐食性のあ る物質、好ましくは、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸のコポ リマー、ポリカプロラクトン(polycaprolactone)、シュウ酸のコポリマー(copol yoxalates)、コラーゲンなどのタンパク質、グリセリンの脂肪酸エステル、及び セルロースエステルから形成される。これらのポリマーは、当業界でよく知られ ている。用いた重合体のマットリックス材料は、生分解性のあるラクチド−グリ コリド重合体である。 死滅した病原体を、直径1〜500μm、好ましくは直径10〜250μmの 、好ましくは微粒子のようなマトリックス材料に入れて、マイクロカプセル化す る。マイクロカプセル化の工程は、従来からあるもので、相分離法、界面反応、 及び物理的な方法を含む。微小粒子から宿主の体への細菌抗原の放出割合を最良 にするために、いろいろなマトリックスの組み合わせおよびさまざまな種類の抗 原のいろいろな寄せ集めを用いることができる。当業者であれば、過度の実験を 行うまでもなく、それらの組み合わせを決定することができる。 本実施例の微小粒子は、直径250μm未満であった。22%(165mg) の多価の抗原を含む約750mgの微小粒子を約3ccの溶媒(1重量パーセント 濃度のTween(登録商標)20、及び2重量パーセント濃度のカルボキシルメチ ルの水溶液)中で懸濁した。 大規模なウシの群れから、より小規模なウシの群を抽出した。それらのランダ ムに抽出したウシから5匹を対照群として抽出した。4匹に、多価の抗原を含む 微小粒子の筋肉内への注射を行った。微小粒子の試料は、2.0mRadのガンマ 線により殺菌した。定期的に、対照群のウシから得られる牛乳の試料及び接種し たウシから得られる牛乳の試料から、抗体価(gG)のレベルを測定した。高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品の患者への投与 一匹あたり約200グラムの6匹のメスのアルビノラットからなる7つの群に 、約7週間、規定食を与えた。規定食は、以下の通りである。 第1群:対照群 保証付食事(Purina Mills により製造された、Certified R odent Chow 5001)による基本食 第2群:飼料の重さあたり10%の高度に免疫化された粉末状の卵(S-100ワ クチン) 第3群:飼料の重さあたり10%の高度に免疫化された粉末状の卵(EB-100 Eワクチン) 第4群:飼料の重さあたり10%の高度に免疫化された粉末状の乳(S-100ワ クチン) 第5群:飼料の重さあたり10%の高度に免疫化された粉末状の卵(S-100ワ クチン)及び10%の高度に免疫化された粉末状の乳(S-100ワクチ ン) 第6群:飼料の重さあたり10%の高度に免疫化された粉末状の卵(EB-100 Eワクチン)及び10%の高度に免疫化された粉末状の乳(S-100ワ クチン) ラットを飼料と水を自由に摂ることができる状況にし、約7週間、かかる規定 食の状態に維持した。屠殺の48時間前に、すべてのラットに胃管栄養法により 、体重1kgあたり15mgの、1.5%の重量/体積のメチルセルロース懸濁 液として調製したインドメタシンを投与した。屠殺に際して、腸を取り除き、腸 の病変の存在に評点をつけた(表2)。 表2 病変の評点のつけ方 ラットの評点を、表3に掲げる。病変について二つの独立した評価がなされ、 これらの平均をとって平均の病変値とした。表3における評点は、この平均の病 変値である。 表3 病変の評点 ダンカンの重回帰検定分散分析法(Duncan's Multiple Range Test Analy sis of variance) HIEとは、高度に免疫化された卵製品をいう。 HIMとは、高度に免疫化された乳製品をいう。 上記の評点は、単に、病変の定量的な性質に基づくものである。高度に免疫化 された卵製品は、インドメタシンの投与の前にラットに与えるのであれば、細胞 保護の効果を有すること及び細胞破壊の効果を軽減するということが、病変の評 点から明らかである。これらのデータは、高度に免疫化された卵製品、高度に免 疫化された乳製品、又は両者の組み合わせによる前処置が、NSAID誘発性の腸の 損傷を著しく減少させるということを示している。これらのデータが意味するの は、関節炎など慢性的な炎症のためにNSAIDによる治療が必要な患者は、高度に 免疫化された卵製品、高度に免疫化された乳製品、又は両者の組み合わせをNSAI Dの通常の投与とともに用いることができ、その結果、典型的なNSAID誘発性の胃 腸における副作用を減らすことができるということであろう。加えて、NSAIDと 組み合わせて、高度に免疫化された卵製品及び乳製品を使用することにより、処 方される投与量を増やすことができ、その結果、NSAIDの有害な副作用の危険性 を高めることなく、治療効果を向上させることができるであろう。実施例2 本実施例は、インドメタシンによって引き起こされる病変の重症度並びに実施 例1で作られる高度に免疫化された卵及び高度に免疫化された乳の細胞保護の効 果を、考察し、例証する。用いた手順は、ラットに、インドメタシンの投与及び それに続く屠殺に先立って、約10週間、いろいろな規定食を与えたという点を 除いて、実施例1と同じである。屠殺に際して、腸を取り除き、以下の表4に要 約するように、腸の病変の存在に評点をつけた。 表4 病変の評点のつけ方 ラットの評点を、表5に掲げる。平均の病変値は各群の平均評点である。 表5 病変の評点 ダンカンの重回帰検定分散分析法(Duncan's Multiple Range Test Analy sis of variance) HIEとは、高度に免疫化された卵製品をいう。 HIMとは、高度に免疫化された乳製品をいう。 上記の評点は、実施例1で用いた評点体系よりも詳細な評点体系に基づくもの である。定量的な変数及び定性的なパラメータの両方を用いている(例えば、病 変の外観及び病変の重症度)。実施例2の実施例1との比較は、免疫化された卵 を用いる前処置により、実施例2においては実施例1においてより、より高い水 準の保護を与えたことを示している。 高度に免疫化された卵製品は、インドメタシンの投与の前にラットに与えるの であれば、細胞保護の効果を有すること及び細胞破壊の効果を軽減するというこ とをが、病変の評点から明らかである。特に、高度に免疫化された卵製品及び高 度に免疫化された乳製品の組み合わせを用いたときに、病変の形成からの保護は 最大となった。加えて、EB−100Eワクチンは、S−100ワクチンよりも 、インドメタシンの細胞破壊的な効果を減少させる効果が大きいようである。 高度に免疫化された卵及び/又は高度に免疫化された乳を長期間に渡って摂取 することにより、インドメタシンによって引き起こされる腸における潰瘍形成に 対する保護がなされるということが、実施例2により裏付けられる。この研究は 、高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品には、NSAID誘発性 の有害な効果を減少させるという細胞保護効果があるという考えを支持するもの である。同時に、高度に免疫化された卵製品、高度に免疫化された乳製品、及び それら二つの製品の組み合わせを用いることにより、より多量のNSAIDを治療に 用いることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月30日(1998.7.30) 【補正内容】 請求の範囲 11.卵を産む動物が鳥網に属することを特徴とする請求項1の方法 12.卵を産む動物が、ニワトリ、シチメンチョウ、カモ、及びガンからなる群 から選ばれたことを特徴とする請求項11の方法 13.乳を出す動物が牛網に属することを特徴とする請求項1の方法 14.乳を出す動物が、乳牛、ヤギ、ヒツジ、バッファロー、及びラマからなる 群から選ばれたことを特徴とする請求項13の方法 15.抗原性ワクチンが死菌ワクチンであることを特徴とする請求項6の方法 16.抗原性ワクチンが弱毒生ワクチンであることを特徴とする請求項6の方法 17.患者の慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷を、予防し、阻止し、又は 減少させる方法であり、効果的な量の高度に免疫化された卵製品を患者に投 与することを備えていることを特徴とする方法。 18.効果的な量の高度に免疫化された乳製品を患者に投与することを、更に備 えていることを特徴とする請求項17の方法。 19.患者の慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷を、予防し、阻止し、又は 減少させる方法であり、効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に 免疫化された乳製品を含む組成物を患者に投与することを備えていることを 特徴とする方法。 【手続補正書】 【提出日】平成12年6月26日(2000.6.26) 【補正内容】 請求の範囲 1 慢性胃腸障害又はNSAID誘発性胃腸損傷の予防用又は治療用の、高度に免疫 化された卵製品又は乳製品。 2 前記卵製品又は乳製品は、抗原性ワクチン又は遺伝性ワクチンにより高度免 疫化の状態に維持された卵を産む動物又は乳を出す動物から採取されることを特 徴とする、請求項1に記載の卵製品又は乳製品。 3 前記抗原性ワクチンは、細菌性の、ウイルス性の、原生動物性の、真菌性の 、及び細胞性の抗原並びにそれらの組み合わせからなる群より選ばれた少なくと も一つの抗原を含むことを特徴とする、請求項2に記載の卵製品又は乳製品。 4 前記抗原性ワクチンは、細菌性の抗原の混合物からなり、前記混合物は、次 の各菌種; 大腸菌、大腸菌(アエロバクター)、肺炎棹菌、緑膿菌、ネズミチフス菌、サ ルモネラ ディセンテリアエ(Salmonella dysenterlae)、腸炎菌、サルモネラ エピダーミス(Salmonella epidermis)、サルモネラ シミュランス(Salmonella simulans)、化膿連鎖球菌 1型、化膿連鎖球菌 3型、化膿連鎖球菌 5型、 化膿連鎖球菌 8型、化膿連鎖球菌 12型、化膿連鎖球菌 14型、化膿連鎖 球菌 18型、化膿連鎖球菌 22型、シュードモナス ブルガリス(Pseudomon as vulgaris)、ストレプトコッカス アガラクチアエ(Streptococcus agalactia e)、ストレプトコッカス ミチス(Streptococcus mitis)、ストレプトコッカス ミュータンス(Streptococcus mutans)、ストレプトコッカス サリバリアス(S treptococcus salavarius)、ストレプトコッカス サングイス(Streptococcus s anguis)、肺炎連鎖球菌、ざ瘡プロピオンバクテリウム、及びインフルエンザ菌 からの少なくとも一つの抗原を含むことを特徴とする、請求項2に記載の卵製品 又は乳製品。 5 前記抗原性ワクチンは、細菌性の抗原の混合からなり、前記混合物は、次の 各菌種; ウェルシュ菌 C型、大腸菌、豚のロタウイルス、及び伝播性の胃腸炎から の少なくとも一つの抗原を含むことを特徴とする、請求項2に記載の卵製品又は 乳製品。 6 前記遺伝子性ワクチンは、ネイキッドDNAのフラグメント、プラスミドDNA、 ウイルス性のDNA、細菌性のDNA、DNA発現ライブラリー、DNA−RNA抗原、DNA−タ ンパク質接合体、DNAリポソーム接合体、及びそれらの組み合わせからなる群か ら選ばれた、少なくとも一つの、抗原をコーディングするDNAコンストラクトを 含むことを特徴とする、請求項2に記載の卵製品又は乳製品。 7 前記卵製品は、鳥網に属する卵を産む動物から採取されることを特徴とする 、請求項1に記載の卵製品。 8 前記卵を産む動物が、ニワトリ、シチメンチョウ、カモ、及びガンからなる 群から選ばれたことを特徴とする、請求項7に記載の卵製品。 9 前記乳製品は、牛網に属する乳を出す動物から採取されることを特徴とする 請求項1に記載の乳製品。 10 前記乳を出す動物が、乳牛、ヤギ、ヒツジ、バッファロー、及びラマから なる群から選ばれたことを特徴とする、請求項9に記載の乳製品。 11 前記抗原性ワクチンは、死菌ワクチンであることを特徴とする、請求項2 に記載の卵製品又は乳製品。 12 前記抗原性ワクチンは、弱毒生ワクチンであることを特徴とする、請求項 2に記載の卵製品又は乳製品。 13 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の慢性胃腸障害又はNSAID誘発 性胃腸損傷の予防用又は治療用の高度に免疫化された卵製品又は乳製品を含んで なる、慢性胃腸障害又はNSAID誘発性胃腸損傷の予防用又は治療用の医薬組成物 。 14 請求項13に記載の慢性胃腸障害又はNSAID誘発性胃腸損傷の予防用又は 治療用の医薬組成物の製造のための、請求項1ないし12のいずれか1項に記載 の高度に免疫化された卵製品又は乳製品の使用。 15 卵を生む動物又は乳を出す動物を高度に免疫化することを特徴とする、慢 性胃腸障害又はNSAID誘発性胃腸損傷の予防用又は治療用の、高度に免疫化され た卵製品又は乳製品の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 45/00 A61K 45/00 A61P 1/00 A61P 1/00 31/04 31/04 31/12 31/12 C12N 15/09 C12N 15/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN, CU,CZ,EE,GE,GH,HU,IL,IS,J P,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LT ,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ, PL,RO,RU,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UZ,VN,YU (72)発明者 ブロディー,デイヴィット,アラン. アメリカ合衆国 08520 ニュージャージ ー州 イースト ウィンザー エディソン ドライブ 585 (72)発明者 フィッツパトリック―マックエリゴット, サンドラ,ジー. アメリカ合衆国 19063 ペンシルベニア 州 ローズ ヴァリー ロング ポイント レーン 27

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 患者の慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷を、予防し、阻止し、 又は減少させる方法であって、 A.卵を産む動物又は乳を出す動物を高度に免疫化すること、及び、 B.効果的な量の高度に免疫化された卵製品、高度に免疫化された乳 製品、又はそれらの組み合わせを患者に投与すること を備えていることを特徴とする方法。 2. 効果的な量の高度に免疫化された卵製品を患者に投与することを特徴とす る請求項1に記載の方法。 3. 効果的な量の高度に免疫化された乳製品を患者に投与することを特徴とす る請求項1に記載の方法。 4. 効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を 、別個に患者に投与することを特徴とする請求項1に記載の方法。 5. 効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を 含む組成物を患者に投与することを特徴とする請求項1に記載の方法。 6. 抗原性ワクチン又は遺伝性ワクチンにより卵を産む動物又は乳を出す動物 を高度に免疫化することを特徴とする請求項1に記載の方法。 7. 抗原性ワクチンが、細菌性の、ウイルス性の、原生動物性の、真菌性の、 及び細胞性の抗原並びにそれらの組み合わせからなる群より選ばれた少なく とも一つの抗原を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。 8. 抗原性ワクチンが、細菌性の抗原の混合からなり、該混合物は、菌種 大腸菌、大腸菌(アエロバクター)、肺炎棹菌、緑膿菌、ネズミチフス 菌、サルモネラ デイセンテリアエ(Salmonella dysenteriae)、腸炎 菌、サルモネラ エピダーミス(Salmonella epidermis)、サルモネラ シミュランス(Salmonella simulans)、化膿連鎖球菌 1型、化膿 連鎖球菌 3型、化膿連鎖球菌 5型、化膿連鎖球菌 8型、化膿連 鎖球菌 12型、化膿連鎖球菌 14型、化膿連鎖球菌 18型、化 膿連鎖球菌 22型、シュードモナス ブルガリス(Pseudomonas vul garis)、ストレプトコッカス アガラクチアエ(Streptococcus agala ctiae)、ストレプトコッカス ミチス(Streptococcus mitis)、スト レプトコッカス ミュータンス(Streptococcus mutans)、ストレプト コッカス サリバリアス(Streptococcus salavarius)、ストレプトコ ッカス サングイス(Streptococcus sanguis)、肺炎連鎖球菌、ざ瘡 プロピオンバクテリウム、及びインフルエンザ菌 の各々から少なくとも一つの抗原を含むことを特徴とする請求項6に記載の 方法。 9. 抗原性ワクチンが、細菌性の抗原の混合からなり、該混合物は、 ウェルシュ菌 C型、大腸菌、豚のロタウイルス、及び伝播性の胃腸 炎 の各々から少なくとも一つの抗原を含むことを特徴とする請求項6に記載の 方法。 10.遺伝子性ワクチンが、ネイキッドDNAのフラグメント、プラスミド DNA、ウイルス性のDNA、細菌性のDNA、DNA発現ライブラリー、DNA−RNA抗原 、DNA−タンパク質接合体、DNAリポソーム接合体、及びそれらの組み合わせ からなる群から選ばれた、少なくとも一つの、抗原をコーディングするDNA の構造を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。 11.卵を産む動物が鳥網に属することを特徴とする請求項1に記載の方法。 12.卵を産む動物が、ニワトリ、シチメンチョウ、カモ、及びガンからなる群 から選ばれたことを特徴とする請求項11に記載の方法。 13.乳を出す動物が牛網に属することを特徴とする請求項1に記載の方法。 14.乳を出す動物が、乳牛、ヤギ、ヒツジ、バッファロー、及びラマからなる 群から選ばれたことを特徴とする請求項13に記載の方法。 15.抗原性ワクチンが死菌ワクチンであることを特徴とする請求項6に記載の 方法。 16.抗原性ワクチンが弱毒生ワクチンであることを特徴とする請求項6に記載 の方法。 17.患者の慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷を、予防し、阻止し、又は 減少させる方法であり、効果的な量の高度に免疫化された卵製品を患者に投 与することを備えていることを特徴とする方法。 18.患者の慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷を、予防し、阻止し、又は 減少させる方法であり、効果的な量の高度に免疫化された乳製品を患者に投 与することを備えていることを特徴とする方法。 19.効果的な量の高度に免疫化された卵製品を患者に投与することを、更に備 えていることを特徴とする請求項18に記載の方法。 20.患者の慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷を、予防し、阻止し、 又は減少させる方法であり、効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高 度に免疫化された乳製品を患者に別個に投与することを備えていることを特 徴とする方法。 21.患者の慢性胃腸障害及びNSAID誘発性胃腸損傷を、予防し、阻止し、又は 減少させる方法であり、効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に 免疫化された乳製品を含む組成物を患者に投与することを備えていることを 特徴とする方法。 22.患者の炎症を、予防し、阻止し、又は減少させる方法であり、効果的な量 のNSAID及び効果的な量の高度に免疫化された卵製品、高度に免疫化された 乳製品、又はそれらの組み合わせを併用して患者に投与することを備えてい ることを特徴とする方法。 23.効果的な量の高度に免疫化された卵製品を患者に投与することを特徴とす る請求項22に記載の方法。 24.効果的な量の高度に免疫化された乳製品を患者に投与することを特徴とす る請求項22に記載の方法。 25.効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を 別個に患者に投与することを特徴とする請求項22に記載の方法。 26.効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳製品を 含む組成物を患者に投与することを特徴とする請求項22に記載の方法。 27.炎症が、滑液包炎、腱炎、リウマチ様関節炎、骨関節炎、強直性脊椎炎、 アルツハイマー病、多発性硬化症、又はパーキンソン病を原因とするもので あることを特徴とする請求項22に記載の方法。 28.NSAIDが、インドメタシン、アスピリン、ナプロキセン、イブプロフェン 、ジクロフェナック、及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれたこと を特徴とする請求項22に記載の方法。 29.患者の炎症を、予防し、阻止し、又は減少させる方法であって、 A.あらかじめ予定された期間、効果的な量の高度に免疫化された卵 製品、高度に免疫化された乳製品、又はそれらの組み合わせを患 者に投与すること、及び、 B.その後、効果的な量のNSAIDと効果的な量の高度に免疫化された 卵製品、高度に免疫化された乳製品、又はそれらの組み合わせを 、併用して、患者に投与すること を備えることを特徴とする方法。 30.患者に効果的な量の高度に免疫化された卵製品を投与することを特徴とす る請求項29に記載の方法。 31.患者に効果的な量の高度に免疫化された乳製品を投与することを特徴とす る請求項29に記載の方法。 32.患者に効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳 製品を別個に投与することを特徴とする請求項29に記載の方法。 33.患者に効果的な量の高度に免疫化された卵製品及び高度に免疫化された乳 製品を含む組成物を患者に投与することを特徴とする請求項29に記載の方 法。 34.炎症が、滑液包炎、腱炎、リウマチ様関節炎、骨関節炎、強直性脊椎炎、 アルツハイマー病、多発性硬化症、又はパーキンソン病を原因とするもので あることを特徴とする請求項29に記載の方法。 35.NSAIDが、インドメタシン、アスピリン、ナプロキセン、イブプロフェン 、ジクロフェナック、及びそれらの組み合わせ又は混合からなる群から選ば れたことを特徴とする請求項29に記載の方法。
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