JP2001358389A - 広帯域光増幅器及び広帯域可変波長光源 - Google Patents
広帯域光増幅器及び広帯域可変波長光源Info
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Abstract
内にあるとき、これを所定に増幅する広帯域光増幅器お
よびこれを用いる広帯域可変波長光源を提供する。 【解決手段】光スイッチは第1にCバンド帯域の光信号
を増幅するときはCバンド光増幅器から出力される光信
号を外部へ出射し、第2にLバンド帯域の光信号を増幅
するときはCバンド光増幅器から出力される光信号を受
けて、さらに励起光で励起されたEDFの入力端へ接続
してLバンド増幅器を形成し、Lバンド光増幅器から出
力される光信号を外部へ出射することができる光スイッ
チを備えた広帯域光増幅器。
Description
および広帯域可変波長光源に関する。特に、1.55μ
m帯(1.53μm〜1.565μm:Cバンド)およ
び1.58μm帯(1.565μm〜1.60μm:L
バンド)の両帯域に渡る広帯域な波長における既知の波
長を対象として増幅可能とする広帯域光増幅器およびこ
れを用いる広帯域可変波長光源に関する。
器を参照して以下に説明する。尚、CバンドとLバンド
の両帯域に渡る広帯域光増幅器の参考資料としては、特
開平10−229238があり、また参考文献:Ele
ctron Lett.33,p710,1997
M.Yamadaet.al.がある。
ように、Cバンド光増幅器100と、Lバンド光増幅器
200と、分波器と、合波器とで成る。一方のCバンド
光増幅器100は第1光アイソレータ11と、第1Er
添加光ファイバ21と、第1励起光源31と、WDMカ
プラ31cと、第2光アイソレータ12とで成る。他方
のLバンド光増幅器200は第3光アイソレータ13
と、第2励起光源32と、WDMカプラ32cと、第2
Er添加光ファイバ22と、第3励起光源33と、WD
Mカプラ33cと、第4光アイソレータ14とで成る。
分波器は一例としてWDMカプラ61が使用され、合波
器は一例としてWDMカプラ62が使用される。
分割多重:WavelengthDivision M
ultiplexing)カプラ61へ入射され、これ
により2分岐して第1光アイソレータ11と第3光アイ
ソレータ13とへ分配供給される。尚、WDMカプラの
代わりに他の分波器を用いても良い、また光スイッチを
用いる構成例もある。
る。第1光アイソレータ11は逆方向に通過する光を遮
断するものであって、上記で分配された入射光10sを
通過出力して第1Er添加光ファイバ21へ供給する。
出力端側からの逆方向となる励起光等の不要信号は遮断
する。
ープ・ファイバ)21は増幅媒体として用いられ、且
つ、Cバンドを増幅するのに最適化されたファイバ長の
条件に形成しておく。例えば、ファイバ長として20m
のEr添加光ファイバが使用される。第1励起光源31
からの励起光源をWDMカプラ31cを介して受けて、
希土類添加光ファイバのレーザ作用を利用して入力光信
号11sを数十dB増幅した光信号21sを第2光アイ
ソレータ12へ供給する。
第1Er添加光ファイバ21を所望に励起して増幅させ
る励起光源を発生して供給する。
向に通過する光を遮断するものであって、上記でCバン
ドを数十dB、例えば20dB以上増幅した光信号21
sを出力し、出力側からの逆光を阻止する。
である。但し、第2Er添加光ファイバ22はLバンド
に対応したファイバ長の条件に形成したものを使用す
る。例えば、ファイバ長として120mのEr添加光フ
ァイバが使用される。第3光アイソレータ13と第2E
r添加光ファイバ22との間に第2励起光源32を備
え、第2Er添加光ファイバ22と第4光アイソレータ
14との間に第3励起光源33を備えてLバンドを数十
dB、例えば20dB以上増幅可能な構成としている。
尚、第2Er添加光ファイバ22がLバンドの増幅を行
うには、例えば120mもの長尺のEr添加光ファイバ
が必要であり、この長尺のファイバを励起する為には双
方向励起あるいはハイパワーでの励起が必要である。図
1では双方向励起とした構成例である。
れ、上記Cバンド光増幅器100から出力される数十d
B増幅したCバンドの光信号12sと、上記Lバンド光
増幅器200から出力される数十dB増幅したLバンド
の光信号13sとを受けて、両者を合波した出射光62
sとして出力する。尚、WDMカプラの代わりに他の合
成器を用いても良い。また光スイッチを用いる構成例も
ある。
Lバンドの両帯域に渡る一般的な広帯域光増幅器は、光
の進行方向を一方向に制限する光アイソレータ11、1
3を通過した信号光は、WDMカプラ31c、32c、
33cを介して入力される励起光源31、32、33か
らの励起光による対応するEr添加光ファイバ21、2
2により所定に光増幅される。増幅された光信号は各々
光アイソレータ12、13を経て出力される。ここで、
光増幅される帯域はEr添加光ファイバ21、22のフ
ァイバ長と励起光源の励起光強度により制御でき、特に
Er添加光ファイバ長を長くすることにより、増幅帯域
は徐々に長波長側へ移ることが知られている。
CバンドとLバンドの両帯域に渡る広帯域な増幅を行う
には、多数の励起光源を必要とする。また、Cバンド、
Lバンドの双方の入出力両側に光アイソレータが各々必
要となり、分波器が必要となる結果、光の挿入損失もあ
り、また光部品数が多く高価になりやすい難点がある。
更に、Er添加光ファイバについても例えばCバンド増
幅用で20m長、Lバンド増幅用で120m長が、それ
ぞれ必要となる難点がある。一方で、入力光信号11s
は既知の波長で使用される場合が殆どである。そこで、
本発明が解決しようとする課題は、入力光の波長帯域が
既知で、かつ単一のバンド内にあるとき、これを所定に
増幅する広帯域光増幅器およびこれを用いる広帯域可変
波長光源を提供することである。
解決手段を示している。上記課題を解決するために、少
なくとも2つの波長増幅帯域を有し、入力される光信号
の波長帯域が単一でかつ既知である入力条件の入力信号
光を対象とする光増幅器において、光スイッチと、励起
用光源によって励起光を注入できるようにした励起光源
と光カプラとエルビウムをドープした光ファイバ(以下
EDF)の組み合わせを少なくとも2組備えることを特
徴とする広帯域光増幅器である。上記発明によれば、入
力光の波長帯域が既知で、かつ単一のバンド内にあると
き、これを所定に増幅する、より安価な装置を構成可能
な広帯域光増幅器が実現できる。
を2組備えるとき、上述EDFは、第一の組み合わせを
用いて構成される第1の光増幅器の増幅帯域と、第1と
第2の両方の組み合わせを用いて構成される第2の光増
幅器の増幅帯域を、それぞれ所定の増幅帯域に最適化さ
れるように前記2つのEDFの長さ若しくはEDFの長
さとエルビウムのドープ濃度を所定に設定することを特
徴とする上述広帯域光増幅器がある。
増幅帯域の光信号を増幅するときは第1の光増幅器の構
成から出力される光信号を受けて本広帯域光増幅器の光
信号出力端へ光路接続して外部へ出射し、第2の光増幅
器の増幅帯域の光信号を増幅するときは第1の光増幅器
の構成から出力される光信号を受けて前記光源とカプラ
とEDFの第2の組み合わせの入力端へ光路接続して全
体で第2の光増幅器を構成し、前記第2の組み合わせか
ら出力される光信号を受けて本広帯域光増幅器の光信号
出力端へ光路接続して外部へ出射することを特徴とする
上述広帯域光増幅器がある。
いる。上記課題を解決するために、第1の光増幅器の増
幅波長領域と第2の光増幅器の増幅波長領域の両波長領
域における所定波長の光信号を発振して出力する広帯域
可変波長光源において、上述広帯域光増幅器を具備し、
ループを形成して発振させる波長を発振波長と呼称した
とき、前記発振波長はCバンド波長領域とLバンド波長
領域の両波長領域における所定の波長であり、前記発振
波長の成分は通過出力させ、他の波長成分は所定に減衰
させ若しくは通過阻止させるバンドパス・フィルタであ
り、且つ前記バンドパス・フィルタの中心波長である上
記発振波長を外部から可変制御可能な手段を備える可変
波長光フィルタ70を具備し、可変波長光フィルタ70
でフィルタされた出力光を2分岐し、分岐した一方は上
記広帯域光増幅器の入力端へ供給して発振ループを形成
させ、他方は当該広帯域可変波長光源の出力光として外
部へ出力する光分波器85を具備し、以上の構成要素に
よって帰還ループを形成させて発振した出射光85sを
可変波長光源として外部へ出力することを特徴とする広
帯域可変波長光源がある。
段を示している。また、第1の光増幅器120は第1光
アイソレータ11と第1Er添加光ファイバ21と第1
励起光源31と第2光アイソレータ12とを備えると
き、第1光アイソレータ11は外部からの入射光10s
を受けて通過させ、逆方向の出力端側からの不要な光信
号は遮断し、第1Er添加光ファイバ21は第1の光増
幅器の増幅波長領域を所定に増幅するEr(Erbiu
m)濃度と長さを備える増幅媒体であり、第1励起光源
31は第1Er添加光ファイバ21へCバンド波長領域
を所定に増幅させる励起用の光源をWDMカプラ31c
を介して供給する励起用光源であり、第2光アイソレー
タ12は第1Er添加光ファイバ21から出力される光
信号はそのまま通過して出力させ、逆方向からの不要な
光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータであり、
以上をCバンド光増幅器120に具備していることを特
徴とする上述広帯域光増幅器がある。
発明に係る解決手段を示している。また、第2の光増幅
器320の構成要素220は第2励起光源32と第2E
r添加光ファイバ22と第3光アイソレータ13とを備
えるとき、第2励起光源32は第2Er添加光ファイバ
22へLバンド波長領域を所定に増幅させる励起用の光
源をWDMカプラ32cを介して供給する励起用光源で
あり、第2Er添加光ファイバ22は第1Er添加光フ
ァイバ22とによって第2の光増幅器の増幅波長領域を
所定に増幅するEr濃度と長さを備える増幅媒体であ
り、第3光アイソレータ13は第2Er添加光ファイバ
22から出力される光信号はそのまま通過して出力さ
せ、逆方向からの不要な光信号は遮断する方向性を備え
るアイソレータであり、以上を具備していることを特徴
とする上述広帯域光増幅器がある。
本発明に係る解決手段を示している。また、第2の光増
幅器320の構成要素220は第2励起光源32と第2
Er添加光ファイバ22と第3励起光源33と第3光ア
イソレータ13とを備えるとき、第2励起光源32と第
3励起光源33とは第2Er添加光ファイバ22へLバ
ンド波長領域を所定に増幅させる励起用の光源をWDM
カプラ32c、33cを介して供給する励起用光源であ
り、第2Er添加光ファイバ22は第1Er添加光ファ
イバ22とによって第2の光増幅器の増幅波長領域を所
定に増幅するEr濃度と長さを備える増幅媒体であり、
第3光アイソレータ13は第2Er添加光ファイバ22
から出力される光信号はそのまま通過して出力させ、逆
方向からの不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイ
ソレータであり、以上を具備していることを特徴とする
上述広帯域光増幅器がある。
解決手段を示している。また、上述第1の光増幅器12
0に備える各構成要素は直列接続され、光信号の入力側
からの配設順序は第1光アイソレータ11、第1Er添
加光ファイバ21、第1励起光源31、第2光アイソレ
ータ12の配設順序であることを特徴とする上述広帯域
光増幅器がある。第4図と第6図と第8図は、本発明に
係る解決手段を示している。また、上述第1の光増幅器
120に備える各構成要素は直列接続され、光信号の入
力側からの配設順序は第1光アイソレータ11、第1励
起光源31、第1Er添加光ファイバ21、第2光アイ
ソレータ12の配設順序であることを特徴とする上述広
帯域光増幅器がある。
を示している。また、上述第2の光増幅器320に備え
る各構成要素は直列接続され、光信号の入力側からの配
設順序は第1の光増幅器、第2励起光源32、第2Er
添加光ファイバ22、第3光アイソレータ13の配設順
序であることを特徴とする上述広帯域光増幅器がある。
第5図と第6図は、本発明に係る解決手段を示してい
る。また、上述第2の光増幅器320に備える各構成要
素は直列接続され、光信号の入力側からの配設順序は第
1の光増幅器、第2Er添加光ファイバ22、第2励起
光源32、第3光アイソレータ13の配設順序であるこ
とを特徴とする上述広帯域光増幅器がある。第7図と第
8図は、本発明に係る解決手段を示している。また、上
述第2の光増幅器320に備える各構成要素は直列接続
され、光信号の入力側からの配設順序は第1の光増幅
器、第2励起光源32、第2Er添加光ファイバ22、
第3励起光源33、第3光アイソレータ13の配設順序
であることを特徴とする上述広帯域光増幅器がある。
つの波長増幅帯域を有し、入力される光信号の波長帯域
が単一でかつ既知である入力条件の入力信号光を対象と
する光増幅器において、光スイッチと、励起用光源によ
って励起光を注入できるようにした励起光源と、光カプ
ラとエルビウムをドープした光ファイバ(以下EDFと
呼称)との組み合わせに基づいて所定に増幅して出力す
る光増幅器を少なくとも2組備え、長波長の増幅帯域を
増幅する上記光増幅器内の、励起光を注入し且つ上記E
DFから出力される増幅信号光及びASE光を通過出力
する合分波カプラ(例えばWDMカプラ)は、ASE光
の波長帯域の中で当該光増幅器が増幅する波長帯域より
も短い波長帯域のASE光成分が信号出力に重畳しない
ようにフィルタ除去できる合分波カプラである、ことを
特長とする広帯域光増幅器がある。
手段を示している。上記課題を解決するために、少なく
とも2つの波長増幅帯域を有し、入力される光信号の波
長帯域が既知である入力条件の入力信号光を対象とする
光増幅器において、光スイッチと、励起用光源によって
励起光を注入できるようにした励起光源と、光カプラと
エルビウムをドープした光ファイバ(以下EDFと呼
称)との組み合わせに基づいて所定に増幅して出力する
光増幅器を少なくとも2組備え、前段の光増幅器からの
増幅信号光及びASE光を後段の光増幅器のEDFが受
け、且つ励起光を当該EDFへ注入して長波長の増幅帯
域を増幅するとき、上記EDFの出力側から増幅された
増幅信号光及びASE光を当該光増幅器外へ出力する光
路に対して、長波長の増幅帯域以外のASE光成分を所
定に通過阻止若しくは所定に減衰する光学フィルタ素子
を挿入して備える、ことを特長とする広帯域光増幅器が
ある。
ては、ASE光成分の中で所定波長帯域を選択的に通過
阻止し、且つ上記EDFへ励起光を注入できるWDMカ
プラ40である、ことを特長とする上述広帯域光増幅器
がある。
増幅器内に備えるEDFに対する励起光の注入の一態様
としては、後方励起、若しくは双方向励起とする、こと
を特長とする上述広帯域光増幅器がある。また、上述長
波長の増幅帯域を増幅する光増幅器の前段に接続される
光増幅器内に備えるEDFに対する励起光の注入の一態
様としては、前方励起、後方励起、若しくは双方向励起
とする、ことを特長とする上述広帯域光増幅器がある。
り、上記長波長増幅帯域はLバンドである、ことを特長
とする上述広帯域光増幅器がある。また、上述広帯域光
増幅器として2つの第1光増幅器と第2光増幅器とを備
えるとき、前段に備える第1の光増幅器が増幅する短波
長増幅帯域はCバンドであり、第2光増幅器によって増
幅する長波長増幅帯域はLバンドである、ことを特長と
する上述広帯域光増幅器がある。
8図は、本発明に係る解決手段を示している。上記課題
を解決するために、外部から入力される入力信号光は第
1波長帯域と第2波長帯域との2つ波長帯域の光信号で
あり、且つ前記光信号は単一で既知の光信号の入力であ
るとき、当該入力信号光を受けて所定に増幅して出力す
る光増幅器において、第1波長帯域(例えばCバンド)
は第2波長帯域(例えばLバンド)よりも短い波長帯域
であると仮定したとき、第1波長帯域を所定に増幅可能
なエルビウムのドープ濃度条件とファイバ長とを備える
第1エルビウムドープファイバ(第1EDFと呼称)を
具備し、第2波長帯域を所定に増幅可能なエルビウムの
ドープ濃度条件とファイバ長とを備えるエルビウムドー
プファイバに対して、第1EDFのファイバ条件を差し
引いた残りのエルビウムドープファイバとする第2エル
ビウムドープファイバ(第2EDFと呼称)を具備し、
外部からの入力信号光を受けて、第1EDFに基づいて
第1波長帯域を所定に増幅して出力可能な構成要素を内
蔵する第1の光増幅器120を具備し、第1の光増幅器
120から出力される増幅信号光及び自然放出光(AS
E光)を受けて、第1EDFと第2EDFとの直列接続
に基づいて第2波長帯域を所定に増幅して出力可能な構
成要素を内蔵する第2の光増幅部220を具備し、第1
に第1波長帯域を増幅して出力する場合には第1の光増
幅器120の出力端を本広帯域光増幅器の外部出力端へ
光路接続し、第2に第2波長帯域を増幅して出力する場
合には第1の光増幅器120の出力端を第2の光増幅部
220の入力端へ光路接続し、且つ第2の光増幅部22
0の出力端を本広帯域光増幅器の外部出力端へ光路接続
する光路切替を行うことが可能な光スイッチ50を具備
し、以上を具備することを特徴とする広帯域光増幅器が
ある。
手段を示している。また、上述第2の光増幅部220の
一態様としては、第2波長帯域を所定に増幅して出力す
るとき、第2波長帯域以外のASE光成分を所定にフィ
ルタ除去する光学フィルタ素子(例えばCバンド波長領
域以下を通過阻止するフィルタ構造を備えたWDMカプ
ラ40を更に備える、ことを特徴とする上述広帯域光増
幅器がある。
を増幅する第1の光増幅器120と、前記短い波長帯域
よりも長い波長帯域を増幅する第2の光増幅器320の
構成要素220と、を備える構成の光増幅器において、
長い波長帯域の増幅は第1の光増幅器120と第2の光
増幅部220とを直列接続した光路接続構成に基づいて
上記長い波長帯域を増幅する、ことにより第1の光増幅
器120と第2の光増幅部220に備える両エルビウム
ドープファイバが直列接続されて長い波長帯域が所定に
増幅可能となる、ことを特徴とする広帯域光増幅器があ
る。
決手段における各要素手段を適宜組み合わせて、実用可
能な他の構成手段としても良い。
態の一例を図面を参照しながら説明する。また、以下の
実施の形態の説明内容によって特許請求の範囲を限定す
るものではないし、更に、実施の形態で説明されている
要素や接続関係が解決手段に必須であるとは限らない。
図14とを参照して以下に説明する。尚、従来構成に対
応する構成要素は同一符号を付し、また重複する部位の
説明は省略する。広帯域光増幅器の要部構成は、Cバン
ド光増幅器120と、Lバンド光増幅器320の構成要
素220と、光スイッチ50とで成る。これは従来の構
成に対して2分岐用のWDMカプラ61と合波用のWD
Mカプラ62とを削除し、更に、1個のアイソレータと
1個の励起光源とWDMカプラとを削除し、代わりに、
光スイッチ50を追加した構成で成る。本発明の広帯域
光増幅器は、少なくとも2つの波長増幅帯域を有し入力
光信号11sの波長帯域が単一でかつ既知で入力される
ことを前提条件とした装置構成である。従って、第1
に、入力光信号11sがCバンド帯域の波長の場合はC
バンド光増幅器120でCバンド帯域を増幅してそのま
ま出力し、第2に、入力光信号11sがLバンド帯域の
波長の場合はCバンド光増幅器120とLバンド光増幅
器320の構成要素220とでLバンド帯域を増幅して
出力する。
は第1光アイソレータ11と、第1Er添加光ファイバ
21と、第1励起光源31と、WDMカプラ31cと、
第2光アイソレータ12とで成る。他方のLバンド光増
幅器220の構成要素は第2励起光源32と、WDMカ
プラ32cと、第2Er添加光ファイバ22と、第3光
アイソレータ13とで成る。
でCバンド帯域を増幅して出力する第1の動作形態と、
Cバンド光増幅器120とLバンド光増幅器320の構
成要素220とを直列接続してLバンド帯域を増幅して
出力する第2の動作形態と、に切り替える光路切換スイ
ッチであって、外部からの制御によって切換制御され
る。
の入射光10sを受けて、Cバンド光増幅器120によ
り所定に数十dB、例えば20dB以上を増幅(図14
A参照)した光信号12sを光スイッチ50を通過(図
2A参照)し、出射光51sとして出力される。ここ
で、第1Er添加光ファイバ21のファイバ長は、従来
と同様の、例えば20mのEr添加光ファイバが使用さ
れる。
の入射光10sを受けて、最初にCバンド光増幅器12
0ではLバンド帯域の入射光10sと、第1Er添加光
ファイバ21で励起されて出力されるCバンド帯域の自
然放出光(ASE光)と共に混在して出力される。これ
が光スイッチ50を通過(図2B参照)してLバンド光
増幅器320の構成要素220へ供給される。次に、L
バンド光増幅器320の構成要素220では、第2Er
添加光ファイバ22のファイバ長は、従来とは異なっ
て、例えば120m−20m=100m長のEr添加光
ファイバが使用される。そして、上記ASE光と入射光
10sとが混在した光信号52sを受けて、第2励起光
源32とASE光とにより第2Er添加光ファイバ22
を励起することでLバンド帯域の光信号は所定に数十d
B、例えば20dB以上を増幅(図14B参照)した光
信号22sを光スイッチ50を通過(図2C照)し、出
射光51sとして出力される。上記のように、第1Er
添加光ファイバ21のファイバ長をAとし、第2Er添
加光ファイバ22のファイバ長をBとしたとき、2つの
Er添加光ファイバ21、22の長さを加算した(A+
B)のトータル長がLバンドを増幅するのに必要な長さ
になる。上記数値例では20m長のEr添加光ファイバ
が削減できる。従って、短くできる第2Er添加光ファ
イバ22は安価にできる利点が得られる。更に、上記構
成によれば、Cバンド光増幅器120で出力されたAS
E光と、Lバンド光増幅器320の構成要素220の第
2励起光源32とによって第2Er添加光ファイバ22
を励起される結果、第2励起光源32は少ない励起光源
で済むという利点が得られる。
増幅器120とLバンド光増幅器320の構成要素22
0とを直列接続して増幅する構成としたことにより、C
バンド光成分とLバンド光成分とが所定に増幅された出
射光51sが得られる。この結果、従来と同様の広帯域
増幅機能が安価に実現される利点が得られる。更に、図
1に示す構成要素における2分岐用のWDMカプラ61
と合波用のWDMカプラ62と、1個のアイソレータと
励起光源とWDMカプラとを削除し、代わりに光スイッ
チ50を設ける構成で実現される結果、装置がより安価
に構成できる大きな利点が得られる。
域可変波長光源について、図3を参照して以下に説明す
る。これは図2の増幅構成を適用した応用である。尚、
図2と同一の要素は同一符号を付し、また重複する部位
の説明は省略する。広帯域可変波長光源の要部構成は、
図2の構成要素に対して、可変波長光フィルタ70と、
光分波器85とを追加した構成で成る。
長光フィルタ70の入力端へ接続し、可変波長光フィル
タ70の出力端は光分波器85を介して第1光アイソレ
ータ11の入力端へ接続する。広帯域可変波長光源の出
力光は光分波器85で分波したものを出射する。これに
よれば、ファイバリング(共振器)のループが形成され
る結果レーザー発振させることができる。また、発振波
長は、増幅帯域をCバンド、Lバンドに切替える光スイ
ッチ50と、可変波長光フィルタ70のフィルタによる
同調によってループゲインを1以上となる波長で発振さ
せることにより任意の発振波長に設定できる。
たい場合はCバンド光増幅器120が出力する光信号1
2sを出力するように光路を切換制御し、Lバンド域を
発振させたい場合はLバンド光増幅器320の構成要素
200が出力する光信号13sを出力するように光路を
切換制御する。
制御可能な波長フィルタであって、光スイッチ50の出
力端(出力ポート)からの出射光51sを入力として受
けて、少なくともCバンド、Lバンドの両波長範囲を可
変可能な波長フィルタとし、その設定制御されたフィル
タ波長の成分が最小の通過ロスで通過出力する。尚、な
るべく急峻な帯域特性(フィルタ特性)のものを使用す
ることが望ましい。
70から出力される光信号70sを受けて2経路に分波
して出力する。一方の分波光86sは第1光アイソレー
タ11の入力端へ供給されてループを形成し、他方の分
波光は本広帯域可変波長光源の出射光85sとして外部
へ出力される。
な構成でCバンドからLバンド域にわたる広帯域な可変
波長光源が実現できる大きな利点が得られる。
態の具体構成例に限定されるものではない。更に、所望
により、上述実施の形態を変形して応用してもよい。以
下に、応用構成例を示す。
す。これは図2に示す広帯域光増幅器において、第1励
起光源31は第1Er添加光ファイバ21を後方励起す
る場合であったが、図4に示すように、前方励起するよ
うに配設位置を変更しても良く、上述同様にして実施で
きる。
2に示す広帯域光増幅器において、第2励起光源32は
第2Er添加光ファイバ22を前方励起する場合であっ
たが、図5に示すように、後方励起するように配設位置
を変更しても良く、上述同様にして実施できる。
2に示す広帯域光増幅器において、第1励起光源31は
第1Er添加光ファイバ21を、前方励起するように配
設位置を変更し、更に、第2励起光源32は第2Er添
加光ファイバ22を後方励起するように配設位置を変更
しても良く、上述同様にして実施できる。
2に示す広帯域光増幅器において、第2Er添加光ファ
イバ22を前方励起及び後方励起する双方向励起とする
ように第2励起光源32と第3励起光源33とを備える
構成としても良く、上述同様にして実施できる。
7に示す広帯域光増幅器において、第1励起光源31は
第1Er添加光ファイバ21を後方励起する場合であっ
たが、図8に示すように、前方励起するように配設位置
を変更しても良く、上述同様にして実施できる。
図9に示す。これは図3に示す広帯域可変波長光源にお
いて、第1励起光源31は第1Er添加光ファイバ21
を後方励起する場合であったが、図9に示すように、前
方励起するように配設位置を変更しても良く、上述同様
にして実施できる。
図3に示す広帯域可変波長光源において、第2励起光源
32は第2Er添加光ファイバ22を前方励起する場合
であったが、図10に示すように、後方励起するように
配設位置を変更しても良く、上述同様にして実施でき
る。
図3に示す広帯域可変波長光源において、第1励起光源
31は第1Er添加光ファイバ21を、前方励起するよ
うに配設位置を変更し、更に、第2励起光源32は第2
Er添加光ファイバ22を後方励起するように配設位置
を変更しても良く、上述同様にして実施できる。
図3に示す広帯域可変波長光源において、第2Er添加
光ファイバ22を前方励起及び後方励起する双方向励起
とするように、第2励起光源32と第3励起光源33と
を備える構成としても良く、上述同様にして実施でき
る。
図12に示す広帯域可変波長光源において、第1励起光
源31は第1Er添加光ファイバ21を前方励起するよ
うに配設位置を変更した構成例であり、上述同様にして
実施できる。
形態の具体構成例に限定されるものではない。例えば、
上記では2つのCバンド光増幅器120、Lバンド光増
幅器320を増幅する具体例であったが、所望により、
3つ以上の異なるバンドの光増幅器を備え、対応する光
路切り替え用の光スイッチを備えて各々を直列接続し、
複数の波長領域の光信号を所定に増幅可能に構成しても
良い。また、広帯域光増幅器の後段に増幅度を平坦化す
るイコライザを追加して備えても良い。
よるASE光に伴って、増幅して出力される出射光51
sの信号雑音比(SNR)が劣化するのを改善する手段
を追加した広帯域光増幅器について以下に説明する。図
15は、Lバンド増幅時に信号雑音比を改善可能とした
広帯域光増幅器の要部構成例である。図16は、WDM
カプラの反射・透過帯域を指定しないとき、第2Er添
加光ファイバ22から出力されるASE光のスペクトラ
ム例であり、図17は、CバンドとLバンドを分離する
ように設定したWDMカプラを使用したとき、WDMカ
プラから出力されるASE光のスペクトラム例である。
これらを参照して以下に説明する。
15に示すように、上述した図5の構成要素に対して、
WDMカプラ32cを削除し、代わりに第4光アイソレ
ータ42と、WDMカプラ40とを追加したLバンド光
増幅器220の構成で成る。追加した要素以外は上述と
同一要素であるからして説明を要しない。
から出力される光信号52sは誘導放出と自然放出とが
重畳した出力光である。一方の誘導放出は入射光10s
に基づく誘導放出光成分であり、他方の自然放出は当該
誘導放出光成分を除く増幅された自然放出(ASE)光
成分である。
2sを入力端側で受け、第2励起光源32からの励起光
32sを励起供給端側から注入されて、当該ファイバ内
部で再び誘導放出/自然放出が行われ、これに基づいた
増幅信号光及びASE光とする光信号22sが出力され
る。即ち、Lバンドを増幅するのに最適な条件のEr添
加光ファイバとなるような条件で増幅される結果、Lバ
ンド帯域の信号光10sの誘導放出による増幅信号光成
分と、それ以外の自然放出(ASE)光成分との両者が
混在重畳して出力される。入射光10sが無入力信号光
のときにもASE光は出力されている。ここで、自然放
出光成分は、CバンドからLバンドの広帯域にわたるA
SE光の発生を伴う。
40を介して流入してくる光信号を阻止し、第2励起光
源32から出力する励起光32sを、WDMカプラ40
を介して第2Er添加光ファイバ22へ供給注入する。
これによれば、光信号成分22s2による第2励起光源
32への無用の阻害要因を解消できる。尚、第2励起光
源32自身の出射端部に前記同様の光アイソレータを内
蔵している場合には、この第4光アイソレータ42は不
要である。
出力される光信号22sについて、図16を参照して説
明する。入射光10sが無い無信号時には励起光に基づ
いて全て自然放出光とした光信号22sが発生する。図
16Aの無信号時のスペクトラムは前記自然放出光に基
づくASE光のスペクトラムであり、CバンドとLバン
ドとを含む広い波長帯域に渡っている。この自然放出光
に基づくASE光のスペクトラムが常時存在すること
は、入射光10sを光増幅する観点からすると、無用の
雑音成分となってくる。即ち、自然放出光は、出射光5
1sにおける信号雑音比(SNR)が劣化するノイズ要
因となっている。
合波器とし使用されると共に、Cバンド波長領域以下を
通過阻止するフィルタ機能構造を備えたWDMカプラで
ある。即ち、第1に、通常のWDMカプラと同様に第2
励起光源32から出力する励起光32sを受けて第2E
r添加光ファイバ22へ供給する合波器として機能し、
且つ第2に、第2Er添加光ファイバ22から出力され
る増幅信号光成分と自然放出光成分との両者が混在重畳
した光信号22sを受けて、第1に、Lバンド帯域の光
成分22s1(即ち、Lバンド帯域の増幅信号光成分及
びASE光成分)が光信号40sとして出力端側から分
波出力され、第2に、Cバンド帯のASE光成分22s
2が励起供給端側から分波出力されることになる。この
結果、図17Bの特性曲線に示すように、Cバンド領域
以下のASE光成分は通過阻止し、Lバンド帯域の増幅
帯域のスペクトラム成分はそのまま通過出力し、これを
光信号40sとして出力する。この光信号40sは第3
光アイソレータ13を介して出射光51sとして外部へ
出力される。
は、誘電体多層膜形態に基づく公知のWDMカプラがあ
る。この構造は、屈折率の異なる誘電体の薄膜を規則に
従って多層重ね、各薄膜界面からの反射波の位相が一致
する波長の光を殆ど反射し、他は殆ど通過させるように
形成したものである。これによれば、誘電体多層膜の厚
み、層数、層を構成する材料の屈折率などの条件を所定
に形成することで、Cバンド波長領域以下を通過阻止可
能なWDMカプラが実現できる。WDMカプラ40によ
れば、Lバンド増幅においては無用なCバンド領域以下
のASE光成分が除去される結果、出射光51sの信号
雑音比が相対的に改善される利点が得られる。従って、
より低ノイズなLバンド光増幅が実現できることとな
る。ここで、WDMカプラ40から出力されるASE光
のスペクトラムについて、図17のスペクトラム例を示
して説明する。図17Aに示す特性曲線は上述した図5
の構成例における第2Er添加光ファイバ22から出力
される無信号時のASE光のスペクトラムであり、図1
7Bに示す特性曲線はWDMカプラ40を通過して出力
される無信号時のASE光のスペクトラムである。この
両者のスペクトラム対比から、図17Cに示すように、
Cバンド領域以下の部位のASE光が大幅に除去低減さ
れていることが判る。従って、この除去低減に対応して
相対的に信号雑音比が改善される利点が得られることと
なる。前記改善について具体数値例で示すと、第1励起
光源31の励起強度を90mWとし、第2励起光源32
の励起強度を60mWと仮定したとき、図5の構成では
+8.44dBmであったASE光強度が、図15の構
成では+3.71dBmのASE光強度に抑えられる。
従って、差分である8.44−3.71=4.73dB
の無用なASE光が抑えられる結果、これに対応した信
号雑音比が改善される利点が得られることとなる。これ
は、微少な入射光10sを増幅する場合に特に有効であ
る。また、光の測定装置等に適用した場合にはフロアノ
イズが低減されるので入射光をより精度良く測定できる
ので、特に有効となる利点が得られる。
ば、図18のLバンド光増幅器220の他の内部構成例
に示すように、励起光源を2個備えて双方向から励起す
る装置構成としても良く、上述同様に、信号雑音比が改
善されて、より低ノイズなLバンド光増幅が実現でき
る。
ド光増幅器120の励起手法についても、前方励起、後
方励起、又は双方向励起とする装置構成で実現しても良
い。
カプラ40は一例であり、独立した合波手段であるWD
Mカプラと、Cバンド波長領域若しくはCバンド波長領
域以下を通過阻止若しくは減衰できる光学フィルタ素子
と、に分離独立した光学構成で実現してもよい。
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明に
よる広帯域光増幅器によれば、直列接続形態の構成とし
て高価な光学要素を削減できた結果、部品コストが低減
されて比較的安価でより簡便に構成可能となる利点が得
られる。更に、Lバンドを増幅する第2Er添加光ファ
イバ22のファイバ長Bは短く安価にでき、且つ、第2
Er添加光ファイバ22を励起する第2励起光源32は
比較的少ない励起光源で済むという大きな利点も得られ
る。更に、この広帯域光増幅器を適用した広帯域可変波
長光源においても上記同様の利点が得られる。また、C
バンド波長領域以下を通過阻止するフィルタ機能を備え
たLバンド増幅においては、より低ノイズなLバンド光
増幅が実現できる。従って本発明の技術的効果は大であ
り、産業上の経済効果も大である。
成。
成。
成。
成。
成。
ンド帯域とLバンド帯域とを光増幅可能とする増幅特性
図。
善可能とした広帯域光増幅器の要部構成。
とき、第2Er添加光ファイバから出力されるASE光
のスペクトラム例。
うに設定したWDMカプラを使用したとき、WDMカプ
ラを適用した場合の雑音比を改善したASE光のスペク
トラム例。
例。
を除く構成要素)
Claims (24)
- 【請求項1】 少なくとも2つの波長増幅帯域を有
し、入力される光信号の波長帯域が単一でかつ既知であ
る入力条件の入力信号光を対象とする光増幅器におい
て、 光スイッチと、励起用光源によって励起光を注入できる
ようにした励起光源と光カプラとエルビウムをドープし
た光ファイバ(以下EDF)の組み合わせを少なくとも
2組備えることを特徴とする広帯域光増幅器。 - 【請求項2】 上記励起光源と光カプラとEDFとを
2組備えるとき、当該EDFは、第一の組み合わせを用
いて構成される第1の光増幅器の増幅帯域と、第1と第
2の両方の組み合わせを用いて構成される第2の光増幅
器の増幅帯域を、それぞれ所定の増幅帯域に最適化され
るように前記2つのEDFの長さ若しくはEDFの長さ
とエルビウムのドープ濃度を所定に設定することを特徴
とする請求項1記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項3】 光スイッチは第1の光増幅器の増幅帯
域の光信号を増幅するときは第1の光増幅器の構成から
出力される光信号を受けて本広帯域光増幅器の光信号出
力端へ光路接続して外部へ出射し、第2の光増幅器の増
幅帯域の光信号を増幅するときは第1の光増幅器の構成
から出力される光信号を受けて前記光源とカプラとED
Fの第2の組み合わせの入力端へ光路接続して全体で第
2の光増幅器を構成し、前記第2の組み合わせから出力
される光信号を受けて本広帯域光増幅器の光信号出力端
へ光路接続して外部へ出射することを特徴とする請求項
1記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項4】 入力される光信号の波長帯域が単一で
かつ既知である入力条件の入力信号光を対象とする、少
なくとも2つの波長増幅帯域を有する光増幅器を備え、
第1の光増幅器の増幅波長領域と第2の光増幅器の増幅
波長領域の両波長領域における所定波長の光信号を発振
して出力する広帯域可変波長光源において、 光スイッチと、励起用光源によって励起光を注入できる
ようにした励起光源と光カプラとエルビウムをドープし
た光ファイバ(以下EDF)の組み合わせを少なくとも
2組備え、 ループを形成して発振させる波長を発振波長としたと
き、前記発振波長の成分は通過出力させ、他の波長成分
は所定に減衰させるバンドパス・フィルタであり、且つ
該発振波長を外部から可変制御可能な手段を備える可変
波長光フィルタと、 該可変波長光フィルタでフィルタされた出力光を2分岐
し、分岐した一方は該広帯域光増幅器の入力端へ供給
し、他方は当該広帯域可変波長光源の出力光として外部
へ出力する光分波器と、 以上によって発振した出射光を可変波長光源として外部
へ出力することを特徴とする広帯域可変波長光源。 - 【請求項5】 第1の光増幅器は第1光アイソレータ
と第1Er添加光ファイバと第1励起光源と第2光アイ
ソレータとを備えるとき、 第1光アイソレータは外部からの入射光を受けて通過さ
せ、逆方向の出力端側からの不要な光信号は遮断し、 第1Er添加光ファイバは第1の光増幅器の増幅波長領
域を所定に増幅するEr(Erbium)濃度と長さを
備える増幅媒体であり、 第1励起光源は第1Er添加光ファイバへ励起用の光源
をWDMカプラを介して供給する励起用光源であり、 第2光アイソレータは第1Er添加光ファイバから出力
される光信号はそのまま通過して出力させ、逆方向から
の不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータ
であり、 以上を具備していることを特徴とする請求項1記載の広
帯域光増幅器。 - 【請求項6】 第2の光増幅器は第2励起光源と第2
Er添加光ファイバと第3光アイソレータとを備えると
き、 第2励起光源は第2Er添加光ファイバへ励起用の光源
をWDMカプラを介して供給する励起用光源であり、 第2Er添加光ファイバは第1Er添加光ファイバとに
よって第2の光増幅器の増幅波長領域を所定に増幅する
Er濃度と長さを備える増幅媒体であり、 第3光アイソレータは第2Er添加光ファイバから出力
される光信号はそのまま通過して出力させ、逆方向から
の不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータ
であり、 以上を具備していることを特徴とする請求項1記載の広
帯域光増幅器。 - 【請求項7】 第2の光増幅器は第2励起光源と第2
Er添加光ファイバと第3励起光源と第3光アイソレー
タとを備えるとき、 第2励起光源と第3励起光源とは第2Er添加光ファイ
バへ励起用の光源をWDMカプラを介して供給する励起
用光源であり、 第2Er添加光ファイバは第1Er添加光ファイバとに
よって第2の光増幅器の増幅波長領域を所定に増幅する
Er濃度と長さを備える増幅媒体であり、 第3光アイソレータは第2Er添加光ファイバから出力
される光信号はそのまま通過して出力させ、逆方向から
の不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータ
であり、 以上を具備していることを特徴とする請求項1記載の広
帯域光増幅器。 - 【請求項8】 第1の光増幅器に備える各構成要素は
直列接続され、光信号の入力側からの配設順序は第1光
アイソレータ、第1Er添加光ファイバ、第1励起光
源、第2光アイソレータの配設順序であることを特徴と
する請求項5記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項9】 第1の光増幅器に備える各構成要素は
直列接続され、光信号の入力側からの配設順序は第1光
アイソレータ、第1励起光源、第1Er添加光ファイ
バ、第2光アイソレータの配設順序であることを特徴と
する請求項5記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項10】 第2の光増幅器に備える各構成要素
は直列接続され、光信号の入力側からの配設順序は第1
の光増幅器、第2励起光源、第2Er添加光ファイバ、
第3光アイソレータの配設順序であることを特徴とする
請求項6記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項11】 第2の光増幅器に備える各構成要素
は直列接続され、光信号の入力側からの配設順序は第1
の光増幅器、第2Er添加光ファイバ、第2励起光源、
第3光アイソレータの配設順序であることを特徴とする
請求項6記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項12】 第2の光増幅器に備える各構成要素
は直列接続され、光信号の入力側からの配設順序は第1
の光増幅器、第2励起光源、第2Er添加光ファイバ、
第3励起光源、第3光アイソレータの配設順序であるこ
とを特徴とする請求項7記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項13】 少なくとも2つの波長増幅帯域を有
し、入力される光信号の波長帯域が単一でかつ既知であ
る入力条件の入力信号光を対象とする光増幅器におい
て、 光スイッチと、励起用光源によって励起光を注入できる
ようにした励起光源と、光カプラとエルビウムをドープ
した光ファイバ(以下EDFと呼称)との組み合わせに
基づいて所定に増幅して出力する光増幅器を少なくとも
2組備え、 長波長の増幅帯域を増幅する該光増幅器内の、励起光を
注入し且つ該EDFから出力される増幅信号光及びAS
E光を通過出力する合分波カプラは、ASE光の波長帯
域の中で当該光増幅器が増幅する波長帯域よりも短い波
長帯域のASE光成分が信号出力に重畳しないようにフ
ィルタ除去できる合分波カプラである、ことを特長とす
る広帯域光増幅器。 - 【請求項14】 少なくとも2つの波長増幅帯域を有
し、入力される光信号の波長帯域が既知である入力条件
の入力信号光を対象とする光増幅器において、 光スイッチと、励起用光源によって励起光を注入できる
ようにした励起光源と、光カプラとエルビウムをドープ
した光ファイバ(以下EDFと呼称)との組み合わせに
基づいて所定に増幅して出力する光増幅器を少なくとも
2組備え、 前段の光増幅器からの増幅信号光及びASE光を後段の
光増幅器のEDFが受け、且つ励起光を当該EDFへ注
入して長波長の増幅帯域を増幅するとき、該EDFの出
力側から増幅された増幅信号光及びASE光を当該光増
幅器外へ出力する光路に対して、長波長の増幅帯域以外
のASE光成分を所定に通過阻止若しくは所定に減衰す
る光学フィルタ素子を挿入して備える、ことを特長とす
る広帯域光増幅器。 - 【請求項15】 光学フィルタ素子は、ASE光成分
の中で所定波長帯域を選択的に通過阻止し、且つ該ED
Fへ励起光を注入できるWDMカプラである、ことを特
長とする請求項14記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項16】 長波長の増幅帯域を増幅する光増幅
器内に備えるEDFに対する励起光の注入は、後方励
起、若しくは双方向励起とする、ことを特長とする請求
項13又は14記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項17】 長波長の増幅帯域を増幅する光増幅
器の前段に接続される光増幅器内に備えるEDFに対す
る励起光の注入は、前方励起、後方励起、若しくは双方
向励起とする、ことを特長とする請求項13又は14記
載の広帯域光増幅器。 - 【請求項18】 短波長増幅帯域はCバンドであり、
長波長増幅帯域はLバンドである、ことを特長とする請
求項13又は14記載の広帯域光増幅器。 - 【請求項19】 広帯域光増幅器として2つの第1光
増幅器と第2光増幅器とを備えるとき、前段に備える第
1の光増幅器が増幅する短波長増幅帯域はCバンドであ
り、第2光増幅器によって増幅する長波長増幅帯域はL
バンドである、ことを特長とする請求項13又は14記
載の広帯域光増幅器。 - 【請求項20】 外部から入力される入力信号光は第
1波長帯域と第2波長帯域との2つ波長帯域の光信号で
あり、当該入力信号光を受けて所定に増幅して出力する
光増幅器において、 第1波長帯域を所定に増幅可能なエルビウムのドープ濃
度条件とファイバ長とを備える第1エルビウムドープフ
ァイバ(第1EDFと呼称)と、 第2波長帯域を所定に増幅可能なエルビウムのドープ濃
度条件とファイバ長とを備えるエルビウムドープファイ
バに対して、第1EDFのファイバ条件を差し引いた残
りのエルビウムドープファイバとする第2エルビウムド
ープファイバ(第2EDFと呼称)と、 外部からの入力信号光を受けて、第1EDFに基づいて
第1波長帯域を所定に増幅して出力可能な構成要素を内
蔵する第1の光増幅器と、 第1の光増幅器から出力される増幅信号光及び自然放出
光(ASE光)を受けて、第1EDFと第2EDFとの
直列接続に基づいて第2波長帯域を所定に増幅して出力
可能な構成要素を内蔵する第2の光増幅部と、 第1に第1波長帯域を増幅して出力する場合には第1の
光増幅器の出力端を本広帯域光増幅器の外部出力端へ光
路接続し、第2に第2波長帯域を増幅して出力する場合
には第1の光増幅器の出力端を第2の光増幅部の入力端
へ光路接続し、且つ第2の光増幅部の出力端を本広帯域
光増幅器の外部出力端へ光路接続する光路切替を行う光
スイッチと、 以上を具備することを特徴とする広帯域光増幅器。 - 【請求項21】 第2の光増幅部は、第2波長帯域を
所定に増幅して出力するとき、第2波長帯域以外のAS
E光成分を所定にフィルタ除去する光学フィルタ素子を
更に備える、ことを特徴とする請求項20記載の広帯域
光増幅器。 - 【請求項22】 短い波長帯域を増幅する第1の光増
幅器と、前記短い波長帯域よりも長い波長帯域を増幅す
る第2の光増幅部と、を備える構成の光増幅器におい
て、 長い波長帯域の増幅は第1の光増幅器と第2の光増幅部
とを直列接続した光路接続構成に基づいて該長い波長帯
域を増幅する、ことを特徴とする広帯域光増幅器。 - 【請求項23】 第2の光増幅器は、第1の光増幅器
と第2励起光源と第2Er添加光ファイバと第3光アイ
ソレータとを備えるとき、 第1の光増幅器は第1光アイソレータと第1Er添加光
ファイバと第1励起光源と第2光アイソレータとを備え
ていて、 第1光アイソレータは外部からの入射光を受けて通過さ
せ、逆方向の出力端側からの不要な光信号は遮断し、 第1Er添加光ファイバは第1の光増幅器の増幅波長領
域を所定に増幅するEr(Erbium)濃度と長さを
備える増幅媒体であり、 第1励起光源は第1Er添加光ファイバへ励起用の光源
をWDMカプラを介して供給する励起用光源であり、 第2光アイソレータは第1Er添加光ファイバから出力
される光信号はそのまま通過して出力させ、逆方向から
の不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータ
であるものであり、 第2励起光源は第2Er添加光ファイバへ励起用の光源
をWDMカプラを介して供給する励起用光源であり、 第2Er添加光ファイバは第1Er添加光ファイバとに
よって第2の光増幅器の増幅波長領域を所定に増幅する
Er濃度と長さを備える増幅媒体であり、 第3光アイソレータは第2Er添加光ファイバから出力
される光信号はそのまま通過して出力させ、逆方向から
の不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータ
であり、 以上を具備していることを特徴とする請求項1記載の広
帯域光増幅器。 - 【請求項24】 第2の光増幅器は、第1の光増幅器
と第2励起光源と第2Er添加光ファイバと第3励起光
源と第3光アイソレータとを備えるとき、 第1の光増幅器は第1光アイソレータと第1Er添加光
ファイバと第1励起光源と第2光アイソレータとを備え
ていて、 第1光アイソレータは外部からの入射光を受けて通過さ
せ、逆方向の出力端側からの不要な光信号は遮断し、 第1Er添加光ファイバは第1の光増幅器の増幅波長領
域を所定に増幅するEr(Erbium)濃度と長さを
備える増幅媒体であり、 第1励起光源は第1Er添加光ファイバへ励起用の光源
をWDMカプラを介して供給する励起用光源であり、 第2光アイソレータは第1Er添加光ファイバから出力
される光信号はそのまま通過して出力させ、逆方向から
の不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータ
であるものであり、 第2励起光源と第3励起光源とは第2Er添加光ファイ
バへ励起用の光源をWDMカプラを介して供給する励起
用光源であり、 第2Er添加光ファイバは第1Er添加光ファイバとに
よって第2の光増幅器の増幅波長領域を所定に増幅する
Er濃度と長さを備える増幅媒体であり、 第3光アイソレータは第2Er添加光ファイバから出力
される光信号はそのまま通過して出力させ、逆方向から
の不要な光信号は遮断する方向性を備えるアイソレータ
であり、 以上を具備していることを特徴とする請求項1記載の広
帯域光増幅器。
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