JP2000058953A - 光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置

Info

Publication number
JP2000058953A
JP2000058953A JP22721798A JP22721798A JP2000058953A JP 2000058953 A JP2000058953 A JP 2000058953A JP 22721798 A JP22721798 A JP 22721798A JP 22721798 A JP22721798 A JP 22721798A JP 2000058953 A JP2000058953 A JP 2000058953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical amplifier
band
light
optical
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22721798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Mimura
榮紀 三村
Yukio Noda
行雄 野田
Tetsuya Nakai
哲哉 中井
Toshio Tani
俊男 谷
Masashi Usami
正士 宇佐見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDD Corp filed Critical KDD Corp
Priority to JP22721798A priority Critical patent/JP2000058953A/ja
Publication of JP2000058953A publication Critical patent/JP2000058953A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1.5〜1.6μm帯の超広帯域光増幅装置
を小型化する。 【解決手段】 1.55μm帯光と1.58μm帯光
は、入力信号線10から光サーキュレータ12のポート
Aに入射し、そのポートBから光増幅器14に入射す
る。光サーキュレータ12のポートBから出力される光
は、光増幅器14で光増幅されて、反射フィルタ18に
入射する。反射フィルタ18は、1.55μm帯光を反
射し、1.58μm帯光を透過する。反射フィルタ18
で反射された1.55μm帯光は光増幅器14に再入射
する。反射フィルタ18を透過した1.58μm帯光は
光増幅器20で増幅され、反射ミラー22により反射さ
れて、再度、光増幅器20で光増幅され、反射フィルタ
18を透過して光増幅器14に入射する。光増幅器14
に再入射した1.55μm帯光と1.58μm帯光は、
増幅されて、光サーキュレータ12のポートBに入射
し、ポートCから出力信号線16に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光増幅装置に関
し、より具体的には、1.5〜1.6μm帯というよう
な広帯域をカバーする光増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1.53〜1.57μm(以下、1.5
5μm帯と表記する。)を光増幅する光増幅器は、例え
ば、0.98μm又は1.48μm半導体レーザを励起
光源とし、10m長程度のEr(エルビウム)添加石英
ファイバ又はEr添加フッ化物ファイバを光増幅媒体と
することで実現できる。他方、1.57〜1.61μm
(以下、1.58μm帯と表記する。)を光増幅する光
増幅器は、1.48μm又は1.55μm半導体レーザ
を励起光源とし、100〜200m長のEr添加石英フ
ァイバ又は40〜50m長のEr添加フッ化物ファイバ
を光増幅媒体とする。
【0003】石英ファイバの低損失波長域である1.5
〜1.6μm帯は、光波長分割多重通信に最も有用な波
長域である。しかし、1.5〜1.6μm帯の超広帯域
をカバーできる光増幅器は、単一の光増幅媒体では実現
が困難であり、現状では、1.55μm帯光増幅器と
1.58μm帯光増幅器を並列に配置する構成が提案さ
れている。即ち、入力光を1.55μm帯と1.58μ
m帯に分離して、個別に1.55μm帯光増幅器と1.
58μm帯光増幅器で光増幅し、1.55μm帯光増幅
器と1.58μm帯光増幅器の出力光を合波するという
構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の1.5〜1.6
μm帯超広帯域光増幅装置は、1.55μm帯光増幅器
と1.58μm帯増幅器を並列接続し、入力側に波長分
波器、出力側に波長多重器がそれぞれ必要になるので、
構成が複雑で、コスト及び信頼性の点で問題があり、装
置の小型化も困難であった。
【0005】本発明は、より簡単な構造で1.5〜1.
6μm帯を光増幅できる光増幅装置を提示することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、第1の光増幅器の一端と、当該第1の
光増幅器とは利得の波長特性が異なる、双方向に増幅自
在な第2の光増幅器の一端との間に第1の波長帯の光を
反射し、当該第2の波長帯の光を透過する反射フィルタ
手段を配置し、第2の光増幅器の他端には当該第2の光
増幅器から出力される第2の波長帯の光を第2の光増幅
器に戻す反射手段を配置する。これにより、第1の光増
幅器は、第1の波長帯及び第2の波長帯の光を2回増幅
し、第2の光増幅器は第2の波長帯の光を2回増幅す
る。第2の光増幅器の利得を、第1の光増幅器による第
2の波長帯の増幅で不足する分を補うように設定するこ
とで、全体として、第1の波長帯と第2の波長帯を均等
に増幅できる。
【0007】第2の光増幅器の他端に反射手段を接続す
る代わりに、第2の光増幅器で1回増幅された光を、反
射フィルタ手段で反射されて第1の光増幅器で再度光増
幅された第1の波長帯の光と合波する合波手段を設けて
も良い。
【0008】例えば、第1の波長帯は1.55μm帯で
あり、第2の波長帯は1.58μm帯である。これによ
り、1.5〜1.6μm帯の広帯域光増幅装置を実現で
きる。
【0009】第1の光増幅器を低雑音の光増幅器とする
ことで、第2の波長帯に対しても低雑音の増幅が可能に
なる。
【0010】第1の光増幅器が0.98μm帯励起光源
を具備し、当該第2の光増幅器が1.48μm帯励起光
源を具備することで、第1の光増幅器は低雑音になり、
第2の光増幅器は第2の波長帯、具体的には、1.58
μm帯光に対して増幅効率が良くなる。
【0011】第1の光増幅器が、第1の波長帯に属する
異なる波長の利得を等化し、第2の波長帯に対して透明
な利得等化器を具備することで、第1の波長帯に属する
異なる波長の信号光のレベルを、第2の波長帯とは無関
係に揃えやすくなる。
【0012】反射手段の代わりに合波手段を設ける構成
では、増幅後の第1の波長帯の光と第2の波長帯の光が
それぞれ異なる信号路上を伝搬するので、各波長帯毎に
利得等化がしやすくなる。例えば、増幅後の第1の波長
帯の光のみが通過する信号路上に第1の波長帯に属する
異なる波長の利得を等化する利得等化器を配置すること
で、第2の波長帯とは無関係に、第1の波長帯に属する
異なる波長の信号光のレベルを揃えることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0014】図1は、本発明の第1実施例の概略構成ブ
ロック図を示す。1.5〜1.6μm帯の信号光が入力
する入力信号線10は、光サーキュレータ12のポート
Aに接続し、光サーキュレータ12のポートBには、双
方向に増幅可能な1.55μm帯用光増幅器14が接続
し、光サーキュレータ12のポートCには出力信号線1
6が接続する。光サーキュレータ12は、ポートAの入
力光をポートBから出力し、ポートBの入力光をポート
Cから出力する素子である。
【0015】1.55μm帯用光増幅器14は、Er添
加ファイバ14aと、Er添加ファイバ14aの励起光
を発生する励起光源14bと、励起光源14bの出力光
(励起光)を、増幅すべき信号光と合波してEr添加フ
ァイバ14aに導入するWDMカップラ14cからな
る。励起光源14bは通常、0.98又は1.48μm
帯半導体レーザからなるが、低雑音指数の観点からは
0.98μm帯レーザが望ましい。本実施例では、WD
Mカップラ14cは、Er添加ファイバ14aと光サー
キュレータ12のポートBとの間に配置されている。E
r添加ファイバ14aの基礎材料は、石英のみならず、
フッ化物ガラス、TeOガラス又はカルコゲンガラス
等でも良い。
【0016】詳細は後述するが、光増幅器14は、1.
55μm帯光及び1.58μm帯光を双方向で増幅す
る。Er添加ファイバ14aのEr濃度及びファイバ長
並びに励起光強度は、双方向で1.55μm帯に対して
所望の利得になるように設定される。
【0017】1.55μm帯用光増幅器14の、光サー
キュレータ12のポートBとは反対側には、1.55μ
m帯光を全反射し、1.58μm帯光を透過する反射フ
ィルタ18が接続し、反射フィルタ18の先には、双方
向に増幅可能な1.58μm帯用光増幅器20が接続
し、光増幅器20の先には、1.58μm帯光を全反射
する反射ミラー22が接続する。反射フィルタ18は、
例えば、多層膜フィルタ又はチャープドファイバグレー
ティング等からなる。
【0018】1.58μm帯用光増幅器20は、Er添
加ファイバ20aと、Er添加ファイバ20aの励起光
を発生する励起光源20bと、励起光源20bの出力光
(励起光)を、信号光伝搬路上に合波してEr添加ファ
イバ20aに導入するWDMカップラ20cからなる。
励起光源20bは、0.98又は1.48μm帯半導体
レーザからなるが、1.58μm帯光の増幅効率が優れ
ている点で1.48μm帯レーザが望ましい。本実施例
では、WDMカップラ20cは、Er添加ファイバ20
aと全反射ミラー22との間に配置されている。Er添
加ファイバ20aの基礎材料は、石英のみならず、フッ
化物ガラス、TeOガラス又はカルコゲンガラス等で
も良い。
【0019】光増幅器20は、1.58μm帯光を双方
向で増幅する。Er添加ファイバ20aのEr濃度及び
ファイバ長並びに励起光強度は、1.55μm帯に対し
て双方向で光増幅器14による利得の不足を補うように
設定される。
【0020】本実施例の動作を説明する。入力信号線1
0に入力した1.5〜1.6μm帯光(1.55μm帯
光と1.58μm帯光)は、光サーキュレータ12のポ
ートAに入射し、そのポートBから出射されて光増幅器
14に入射する。光サーキュレータ12のポートBから
出力される信号光(1.55μm帯光と1.58μm帯
光)は、光増幅器14のEr添加ファイバ14aで光増
幅されて、反射フィルタ18に入射する。
【0021】反射フィルタ18は、1.55μm帯光を
反射し、1.58μm帯光を透過するので、ここで、信
号光は1.55μm帯光と1.58μm帯光に分離され
る。反射フィルタ18で反射された1.55μm帯光は
光増幅器14に再入射し、反射フィルタ18を透過した
1.58μm帯光は光増幅器20に入射する。
【0022】反射フィルタ18を透過した1.58μm
帯光は、光増幅器20のEr添加ファイバ20aで光増
幅され、反射ミラー22により反射されて、再度Er添
加ファイバ20aで光増幅され、反射フィルタ18に入
射する。反射フィルタ18は、光増幅器20からの増幅
された1.58μm帯光を再び透過して、光増幅器14
に入射する。
【0023】このようにして、光増幅器14で1回光増
幅された1.55μm帯光と、光増幅器20で2回光増
幅された1.58μm帯光が、反射フィルタ18の側か
ら光増幅器14に入射する。光増幅器14に再入射した
1.55μm帯光と1.58μm帯光は、再びEr添加
ファイバ14aで増幅されて、光サーキュレータ12の
ポートBに入射し、ポートCから出力信号線16に出力
される。
【0024】このように本実施例では、1.55μm帯
光は光増幅器14で2回増幅され、1.58μm帯は光
増幅器14で2回、光増幅器20で2回増幅される。こ
れらの増幅の結果として、1.55μm帯光の利得と
1.58μm帯光の利得が等しくなるように、光増幅器
14,20の利得が調整される。これは充分に実現可能
である。例えば、光増幅器20のEr添加ファイバ20
aのEr濃度及びファイバ長並びに励起光強度を、1.
58μm帯に対して光増幅器14のみでは不足する利得
を補うように設定すればよい。
【0025】本実施例では、従来のように、1.55μ
m帯と1.58μm帯に分波して個別の光増幅器で光増
幅した後に合波するという複雑な構成をとる必要がなく
なり、より簡単な構造で1.5〜1.6μm帯を光増幅
できる。また、1.58μm帯の光増幅は効率が悪いの
で、通常の1.58μm帯増幅器では100m以上のE
r添加ファイバを使う必要があり、装置を小型化できな
かったが、本実施例では、1.58μm帯用光増幅器2
0のEr添加ファイバ20aを1.58μm帯光が往復
するので、ファイバ長を1/2にでき、しかも、1.5
8μm帯用光増幅器20が補助的に使用されるので、E
r添加ファイバ20aの長さを更に短くできる。この結
果、全体として大幅に小型化できる。
【0026】また、本実施例では、光増幅器14の励起
光源14bを0.98μm帯レーザ、光増幅器20の励
起光源20bを1.48μm帯レーザとすることによ
り、0、98μm帯レーザで励起されるEr添加ファイ
バ14aのみで増幅される1.55μm帯は当然、低雑
音となる。更には、1.58μm帯光も最初に低雑音の
光増幅器14で増幅されるので、1.58μm帯も低雑
音となる。
【0027】図2は、図1に示す実施例の変更例であ
り、具体的には、光増幅器14,20に代わる光増幅器
14−1、20−1は、それぞれ利得等化器14d,2
0dを具備した。図1と同じ構成要素には、同じ符号を
付してある。
【0028】利得等化器14dは、Er添加ファイバ1
4aと反射フィルタ18との間に配置され、利得等化器
20dはEr添加ファイバ20aと反射ミラー22との
間に配置される。Er添加ファイバ14a,20aの利
得と同様に、利得等化器14dは、主として1.55μ
m帯に属する異なる波長の信号光の利得を等化するよう
に、即ち、各波長の信号光の信号強度レベルを一定にす
るように設定され、利得等化器20dは、1.58μm
帯に属する複数の信号光の利得を等化するように設定さ
れる。1.58μm帯光は、利得等化器14dと利得等
化器20dの両方を通過するが、利得等化器14dを
1.58μm帯に対して透明にしておけば、1.58μ
m帯光は利得等化器20dのみにより利得を等化され
る。1.58μm帯に対する光増幅器14,20の利得
は通常、平坦であるので、状況によっては利得等化器2
0dを省略できる。
【0029】図3は、本発明の第3実施例の概略構成ブ
ロック図を示す。この実施例では、1.58μm帯信号
光を反射ミラー22で反射せずに、別の伝送路で信号線
に戻すようにしている。
【0030】1.5〜1.6μm帯の信号光が入力する
入力信号線110は、光サーキュレータ112のポート
Aに接続し、光サーキュレータ112のポートBには、
双方向に増幅可能な1.55μm帯用光増幅器114が
接続し、光サーキュレータ112のポートCには1.5
5μm帯の利得等化器116が接続し、利得等化器11
6の出力側に出力信号線118が接続する。光サーキュ
レータ112は、光サーキュレータ12と同様に、ポー
トAの入力光をポートBから出力し、ポートBの入力光
をポートCから出力する素子である。
【0031】1.55μm帯用光増幅器114は、光増
幅器14と同様に、Er添加ファイバ114aと、Er
添加ファイバ114aの励起光を発生する励起光源11
4bと、励起光源114bの出力光(励起光)を、増幅
すべき信号光と合波してEr添加ファイバ114aに導
入するWDMカップラ114cからなる。励起光源11
4bは通常、0.98又は1.48μm帯半導体レーザ
からなるが、低雑音指数の観点からは0.98μm帯レ
ーザが望ましい。本実施例でも、WDMカップラ114
cは、Er添加ファイバ114aと光サーキュレータ1
12のポートBとの間に配置されている。Er添加ファ
イバ114aの基礎材料は、石英のみならず、フッ化物
ガラス、TeOガラス又はカルコゲンガラス等でも良
い。
【0032】詳細は後述するが、光増幅器114は、
1.55μm帯光を双方向で増幅し、1.58μm帯光
を単一方向で増幅する。Er添加ファイバ114aのE
r濃度及びファイバ長並びに励起光強度は、双方向で
1.55μm帯に対して所望の利得になるように設定さ
れる。
【0033】1.55μm帯用光増幅器114の、光サ
ーキュレータ112のポートBとは反対側には、1.5
5μm帯光を全反射し、1.58μm帯光を透過する反
射フィルタ119が接続し、反射フィルタ119の先に
は、単一方向に1.58μm帯光を増幅する光増幅器1
20が接続する。反射フィルタ119は、反射フィルタ
18と同様に、例えば、多層膜フィルタ又はチャープド
ファイバグレーティング等からなる。
【0034】1.58μm帯用光増幅器120は、Er
添加ファイバ120aと、Er添加ファイバ120aの
励起光を発生する励起光源120bと、励起光源120
bの出力光(励起光)を、信号光伝搬路上に合波してE
r添加ファイバ120aに導入するWDMカップラ20
cと、Er添加ファイバにより増幅された1.58μm
帯光の利得を等化する利得等化器120dからなる。励
起光源120bは、0.98又は1.48μm帯半導体
レーザからなるが、1.58μm帯光の増幅効率が優れ
ている点で1.48μm帯レーザが望ましい。本実施例
では、WDMカップラ120cは、Er添加ファイバ1
20aと利得等化器120dの間に配置されている。E
r添加ファイバ120aの基礎材料は、Er添加ファイ
バ114aと同様に、石英のみならず、フッ化物ガラ
ス、TeOガラス又はカルコゲンガラス等でも良い。
【0035】光増幅器120は、1.58μm帯光を片
方向で増幅する。Er添加ファイバ120aのEr濃度
及びファイバ長並びに励起光強度は、1.55μm帯に
対して双方向で光増幅器14による利得の不足を補うよ
うに設定される。
【0036】光増幅器120で増幅された1.58μm
帯光は、WDM光カップラ122により出力信号線11
8上の1.55μm帯光に合波される。
【0037】図3に示す実施例の動作を説明する。入力
信号線110に入力した1.5〜1.6μm帯光(1.
55μm帯光と1.58μm帯光)は、光サーキュレー
タ112のポートAに入射し、そのポートBから出射さ
れて光増幅器114に入射する。光サーキュレータ11
2のポートBから出力される信号光(1.55μm帯光
と1.58μm帯光)は、光増幅器114のEr添加フ
ァイバ114aで光増幅されて、反射フィルタ118に
入射する。
【0038】反射フィルタ119は、1.55μm帯光
を反射し、1.58μm帯光を透過するので、ここで、
信号光は1.55μm帯光と1.58μm帯光に分離さ
れる。反射フィルタ119で反射された1.55μm帯
光は光増幅器114に再入射し、光増幅器114のEr
添加ファイバ114aで再度増幅されて、光サーキュレ
ータ112のポートBに入射し、そのポートCから出力
されて利得等化器116に入力する。利得等化器116
は、1.55μm帯に属する異なる波長の信号光の利得
を等化し、出力信号線118に出力する。
【0039】反射フィルタ119を透過した1.58μ
m帯光は、光増幅器120に入射する。光増幅器120
では、Er添加ファイバ20aが、反射フィルタ119
を透過した1.58μm帯光を増幅し、利得等化器12
0dが、Er添加ファイバ120aの出力光の、1.5
8μm帯光に属する異なる波長の信号光の利得を等化す
る。
【0040】利得等化器120dの出力光、即ち、光増
幅器120の出力光は、WDMカップラ122により出
力信号線118上に合波される。出力信号線118から
外部に、光増幅器114により2回増幅された1.55
μm帯光と、光増幅器114及び光増幅器120により
増幅された1.58μm帯光が出力される。
【0041】図3に示す実施例では、1.55μm帯光
は光増幅器114で2回増幅され、1.58μm帯光は
光増幅器114と光増幅器120でそれぞれ1回増幅さ
れる。これらの増幅の結果として、1.55μm帯光の
利得と1.58μm帯光の利得が等しくなるように、光
増幅器114,120の利得が調整される。これは充分
に実現可能である。例えば、光増幅器120のEr添加
ファイバ120aのEr濃度及びファイバ長並びに励起
光強度を、1.58μm帯に対して光増幅器114のみ
では不足する利得を補うように設定すればよい。
【0042】図3に示す実施例では、利得等化器116
は1.55μm帯光のみの利得を等化し、利得等化器1
20dは、1.58μm帯光のみの利得を等化する。従
って、利得等化器116,120の設計が容易になる。
利得等化の必要性の高い1.55μm帯の利得等化器1
16で1.55μm帯のみを考慮すればよいことは、設
計上、非常に好都合である。
【0043】先の実施例と同様に、図3に示す実施例で
も、従来のように、1.55μm帯と1.58μm帯に
分波して個別の光増幅器で光増幅した後に合波するとい
う複雑な構成をとる必要がなくなるり、より簡単な構造
で1.5〜1.6μm帯を光増幅できる。また、1.5
8μm帯の光増幅は効率が悪いので、通常の1.58μ
m帯増幅器では100m以上のEr添加ファイバを使う
必要があり、装置を小型化できなかったが、本実施例で
は、1.58μm帯用光増幅器120を補助的に使用す
るので、その利得が低くても良いので、Er添加ファイ
バ120aを短く(例えば、従来の半分程度)でき、こ
の結果、全体として大幅に小型化できる。
【0044】また、先の実施例と同様に、図3に示す実
施例でも、光増幅器114の励起光源114bを0.9
8μm帯レーザ、光増幅器120の励起光源120bを
1.48μm帯レーザとすることにより、0、98μm
帯レーザで励起されるEr添加ファイバ114aのみで
増幅される1.55μm帯は当然、低雑音となる。更に
は、1.58μm帯光も最初に低雑音の光増幅器114
で増幅されるので、1.58μm帯も低雑音となる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、従来例よりも簡単な構造で広い帯
域を高品質に光増幅できる。特に、1.5〜1.6μm
帯の簡単な構造で高品質の広帯域光増幅装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図3】 本発明の第3実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【符号の説明】
10:入力信号線 12:光サーキュレータ 14,14−1:1.55μm帯用光増幅器 14a:Er添加ファイバ 14b:励起光源 14c:WDMカップラ 14d:利得等化器 16:出力信号線 18:反射フィルタ 20,20−1:1.58μm帯用光増幅器 20a:Er添加ファイバ 20b:励起光源 20c:WDMカップラ 20d:利得等化器 22:反射ミラー 110:入力信号線 112:光サーキュレータ 114:1.55μm帯用光増幅器 114a:Er添加ファイバ 114b:励起光源 114c:WDMカップラ 116:利得等化器 118:出力信号線 119:反射フィルタ 120:1.58μm帯用光増幅器 120a:Er添加ファイバ 120b:励起光源 120c:WDMカップラ 120d:利得等化器 122:WDMカップラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 哲哉 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号国際電 信電話株式会社内 (72)発明者 谷 俊男 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号国際電 信電話株式会社内 (72)発明者 宇佐見 正士 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号国際電 信電話株式会社内 Fターム(参考) 5F072 AB09 AK06 RR01 YY17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の波長帯及び第2の波長帯の光を増
    幅する光増幅装置であって、 双方向に増幅自在な第1の光増幅器と、 当該第1の光増幅器とは利得の波長特性が異なる、双方
    向に増幅自在な第2の光増幅器と、 当該第1の光増幅器の一端と当該第2の光増幅器の一端
    との間に接続され、当該第1の波長帯の光を反射し、当
    該第2の波長帯の光を透過する反射フィルタ手段と、 当該第2の光増幅器の他端に接続され、当該第2の光増
    幅器から出力される当該第2の波長帯の光を当該第2の
    光増幅器に戻す反射手段と、 第1、第2及び第3のポートを具備し、当該第1のポー
    トに入力する光増幅すべき入力光を当該第2のポートか
    ら当該第1の光増幅器の他端に入力し、当該第1の光増
    幅器の当該他端から当該第2のポートに入力する増幅光
    を当該第3のポートから外部に出力する光サーキュレー
    タとからなることを特徴とする光増幅装置。
  2. 【請求項2】 当該第1の波長帯が1.55μm帯であ
    り、当該第2の波長帯が1.58μm帯である請求項1
    に記載の光増幅装置。
  3. 【請求項3】 当該第1の光増幅器が低雑音の光増幅器
    からなる請求項1に記載の光増幅装置。
  4. 【請求項4】 当該第1の光増幅器が、0.98μm帯
    励起光源を具備し、当該第2の光増幅器が1.48μm
    帯励起光源を具備する請求項1に記載の光増幅装置。
  5. 【請求項5】 当該第1の光増幅器が、当該第1の波長
    帯に属する異なる波長の利得を等化し、当該第2の波長
    帯に対して透明な利得等化器を具備する請求項1に記載
    の光増幅装置。
  6. 【請求項6】 第1の波長帯及び第2の波長帯の光を増
    幅する光増幅装置であって、 双方向の第1の光増幅器と、 当該第1の光増幅器とは利得の波長特性が異なる、単方
    向の第2の光増幅器と、 当該第1の光増幅器の一端と当該第2の光増幅器の一端
    との間に接続され、当該第1の波長帯の光を反射し、当
    該第2の波長帯の光を透過する反射フィルタ手段と、 第1、第2及び第3のポートを具備し、当該第1のポー
    トに入力する光増幅すべき入力光を当該第2のポートか
    ら当該第1の光増幅器の他端に入力し、当該第1の光増
    幅器の当該他端から当該第2のポートに入力する増幅光
    を当該第3のポートから出力する光サーキュレータと、 当該第2の光増幅器の他端から出力される光と、当該光
    サーキュレータの第3ポートから出力される光を合波す
    る合波手段とからなることを特徴とする光増幅装置。
  7. 【請求項7】 当該第1の波長帯が1.55μm帯で
    あり、当該第2の波長帯が1.58μm帯である請求項
    6に記載の光増幅装置。
  8. 【請求項8】 当該第1の光増幅器が低雑音の光増幅器
    からなる請求項6に記載の光増幅装置。
  9. 【請求項9】 当該第1の光増幅器が、0.98μm帯
    励起光源を具備し、当該第2の光増幅器が1.48μm
    帯励起光源を具備する請求項8に記載の光増幅装置。
  10. 【請求項10】 更に、当該光サーキュレータの当該第
    3のポートと当該合波手段との間に、当該第1の波長帯
    に属する異なる波長の利得を等化する利得等化器を配置
    した請求項6に記載の光増幅装置。
  11. 【請求項11】 当該合波手段が、当該第2の光増幅器
    の他端から出力される当該第2の波長帯の光と、当該光
    サーキュレータの第3ポートから出力される当該第1の
    波長帯の光を合波する手段である請求項6に記載の光増
    幅装置。
JP22721798A 1998-08-11 1998-08-11 光増幅装置 Pending JP2000058953A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22721798A JP2000058953A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 光増幅装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22721798A JP2000058953A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 光増幅装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000058953A true JP2000058953A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16857340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22721798A Pending JP2000058953A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 光増幅装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000058953A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358389A (ja) * 2000-04-11 2001-12-26 Advantest Corp 広帯域光増幅器及び広帯域可変波長光源
JP2002176218A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Advantest Corp 光増幅装置、光増幅方法及び光源装置
WO2004061486A2 (en) * 2002-12-31 2004-07-22 Avanex Corporation Optical amplifier
JP2013530542A (ja) * 2010-06-30 2013-07-25 アルカテル−ルーセント 光学ネットワークのための反射型半導体光増幅器
JP2014165858A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Kddi Corp 光増幅器、光中継伝送装置及び光中継伝送システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358389A (ja) * 2000-04-11 2001-12-26 Advantest Corp 広帯域光増幅器及び広帯域可変波長光源
JP4664513B2 (ja) * 2000-04-11 2011-04-06 株式会社アドバンテスト 広帯域光増幅器及び広帯域可変波長光源
JP2002176218A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Advantest Corp 光増幅装置、光増幅方法及び光源装置
WO2004061486A2 (en) * 2002-12-31 2004-07-22 Avanex Corporation Optical amplifier
WO2004061486A3 (en) * 2002-12-31 2005-08-04 Avanex Corp Optical amplifier
JP2013530542A (ja) * 2010-06-30 2013-07-25 アルカテル−ルーセント 光学ネットワークのための反射型半導体光増幅器
US8948605B2 (en) 2010-06-30 2015-02-03 Alcatel Lucent Reflective semiconductor optical amplifier for optical networks
KR101500056B1 (ko) * 2010-06-30 2015-03-06 알까뗄 루슨트 광학 네트워크용 반사 반도체 광학 증폭기
JP2014165858A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Kddi Corp 光増幅器、光中継伝送装置及び光中継伝送システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6091540A (en) Optical amplifier
JP2928149B2 (ja) 光ファイバ増幅装置
JP2734209B2 (ja) 光ファイバ増幅器
JP2000091683A (ja) 多段光ファイバ増幅器
JPH07199245A (ja) 光ファイバ増幅器
JP2918794B2 (ja) 光学増幅器
US7133195B2 (en) Gain-clamped fiber amplifier
EP0459685A2 (en) Multi-stage optical amplifier
JP2000307552A (ja) 波長多重光伝送用光増幅装置
JP2000058953A (ja) 光増幅装置
JPH08330650A (ja) 光増幅器
US6175444B1 (en) Bi-directional optical amplifier
US20020159138A1 (en) Access device for pump source in cascade erbium-doped fiber amplification
US7206124B2 (en) Gain-providing optical power equalizer
JPH11242130A (ja) 合波機能内蔵光源モジュールとこれを用いた光増幅器および双方向光伝送装置
JPH1174595A (ja) 光ファイバ増幅器
JP3239590B2 (ja) 2波長帯増幅器及びそれを用いた波長多重伝送装置
JP2550862B2 (ja) 双方向光増幅器
JP2003270684A (ja) 分散補償ラマン光ファイバ増幅器
KR100325132B1 (ko) 단일방향 광증폭기를 이용한 양방향 광증폭기
JP3290707B2 (ja) 光増幅器
EP1654816B1 (en) Wavelength-selective optical signal processing device
JPH1022917A (ja) 光増幅装置及び光伝送システム
JP2976938B2 (ja) 光アイソレータおよびこれを用いた双方向通信用光増幅装置
JP2827335B2 (ja) 光ファイバ増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030730