JPH11145538A - 超広帯域光ファイバ増幅器 - Google Patents

超広帯域光ファイバ増幅器

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JPH11145538A
JPH11145538A JP9308749A JP30874997A JPH11145538A JP H11145538 A JPH11145538 A JP H11145538A JP 9308749 A JP9308749 A JP 9308749A JP 30874997 A JP30874997 A JP 30874997A JP H11145538 A JPH11145538 A JP H11145538A
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JP
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signal light
optical fiber
light
optical
band
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JP9308749A
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Inventor
Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/293Signal power control
    • H04B10/294Signal power control in a multiwavelength system, e.g. gain equalisation
    • H04B10/2941Signal power control in a multiwavelength system, e.g. gain equalisation using an equalising unit, e.g. a filter
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/063Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
    • H01S3/067Fibre lasers
    • H01S3/06754Fibre amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B2210/00Indexing scheme relating to optical transmission systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光部品点数が少なく、波長分離特性に優れた
超広帯域光ファイバ増幅器を提供する。 【解決手段】 波長多重された短波長帯及び長波長帯の
信号光を波長帯別に分離するWDMフィルタ102と、
このWDMフィルタ102からの一方の波長帯の信号光
を励起光と共に伝送して増幅するEr添加光ファイバ1
06と、このEr添加光ファイバ106からの信号光を
取り出す光アイソレータ107と、前記WDMフィルタ
102からのもう一方の波長帯の信号光を励起光と共に
伝送して増幅するEr添加光ファイバ113と、このE
r添加光ファイバ113からの信号光を前記光アイソレ
ータ107の逆方向に導くと共にこの光アイソレータ1
07から反射された信号光と前記取り出された信号光と
を合わせて伝送路に出力する光サーキュレータ114と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重伝送用の
光ファイバ増幅器に係り、特に、光部品点数が少なく、
波長分離特性に優れた超広帯域光ファイバ増幅器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバのコア内にEr,P
r,Nd等の希土類元素を添加した光ファイバを用いた
光ファイバ増幅器が実用化されている。特に、Erを添
加した光ファイバ増幅器は、1.55μm帯において高
利得、高飽和出力を有することから、種々のシステムへ
の適用が考えられている。その中でも、1.53μm〜
1.61μmの波長帯の信号光を10数波以上用いた高
密度波長多重伝送による高速、大容量、長距離伝送シス
テムが注目されている。
【0003】図6、図8に、従来の高密度波長多重伝送
用の光ファイバ増幅器を示す。
【0004】図6の光ファイバ増幅器は、伝送路601
からの信号光を入力する光アイソレータ602が設けら
れ、その光アイソレータ602の出力側にWDMフィル
タ603が接続されている。WDMフィルタ603の波
長帯別の2つの分岐にそれぞれ増幅系が設けられてい
る。増幅系は、信号光を伝送するEr添加光ファイバ6
04(605,606,607)にWDMカプラ608
(609,610,611)を介して励起光源612
(613,614,615)が結合されたものである。
ここでは各波長帯の増幅系が2段構成となっており、1
段目の増幅系に光アイソレータ616(617)を介し
て2段目の増幅系が接続されている。各2段目の増幅系
の後尾に減衰器618(619)が設けられ、各減衰器
618(619)の出力側が両増幅系の信号光を合波す
るWDMフィルタ620に接続されている。WDMフィ
ルタ620には信号光を伝送路621に出力する光アイ
ソレータ622が接続されている。
【0005】伝送路601から光アイソレータ602に
波長多重された信号光1が入力される。この信号光1
は、波長1.525μm〜1.6μmの範囲で10数波
以上の信号光が波長多重されている。この信号光1は、
光アイソレータ602を通ってWDMフィルタ603に
入力され、2つの波長帯の信号光S1,L1に分波され
る。一方の信号光S1は、波長1.53μm〜1.56
μmの信号光であり、他方の信号光L1は、1.58μ
m〜1.60μmの信号光である。
【0006】一方の信号光S1は、WDMカプラ608
で励起光源612からの励起光と合流され、Er添加光
ファイバ604で伝送されつつ増幅され、その後、光ア
イソレータ616を通ってEr添加光ファイバ605に
入力される。このEr添加光ファイバ605には励起光
源613からの励起光がWDMカプラ609を介して送
り込まれているので、Er添加光ファイバ605を伝送
される信号光S1はさらに増幅される。この信号光S1
は、減衰器618を通って信号光S2となる。この信号
光S2は、WDM2フィルタ620に入力される。
【0007】他方の信号光L1は、WDMカプラ610
で励起光源614からの励起光と合流され、Er添加光
ファイバ606で伝送されつつ増幅され、その後、光ア
イソレータ617を通ってEr添加光ファイバ607に
入力される。このEr添加光ファイバ607には励起光
源615からの励起光がWDMカプラ611を介して送
り込まれているので、Er添加光ファイバ607を伝送
される信号光L1はさらに増幅される。この信号光L1
は、減衰器619を通って信号光L2となる。この信号
光L2は、WDMフィルタ620に入力される。
【0008】WDMフィルタ620では信号光S2,L
2が合波される。この合波された信号光S2,L2は光
アイソレータ622を通って伝送路621に出力され
る。
【0009】図6の光ファイバ増幅器の特性を図7に示
す。利得は黒丸で示されている。Sバンド及びLバンド
では、ほぼ平坦な特性を持つことがわかる。雑音指数は
白丸で示されている。
【0010】図8の光ファイバ増幅器は、伝送路801
からの信号光を入力する光アイソレータ802が設けら
れ、その光アイソレータ802の出力側にEr添加光フ
ァイバ803が接続されている。このEr添加光ファイ
バ803にはWDMカプラ804を介して励起光源(図
示せず)が結合されており、これにより前段の増幅系が
構成されている。
【0011】前段の増幅系の出力側には光サーキュレー
タ805が設けられている。この光サーキュレータ80
5は3端子構成のものであり、1つ目の端子から2つ目
の端子へ、2つ目の端子から3つ目の端子へ、3つ目の
端子から1つ目の端子へと循環して順方向が形成されて
いる。前段の増幅系が接続された端子の順方向になる端
子にはファイバグレーティング806が接続されてい
る。ファイバグレーティング806は所定範囲の波長の
信号光を反射し、それ以外の範囲の波長の信号光を透過
するものである。ファイバグレーティング806の透過
側と、前記光サーキュレータ805のファイバグレーテ
ィング806が接続された端子の順方向になる端子に、
それぞれ増幅系が接続されている。ここでは、ファイバ
グレーティング806が波長1.525μm〜1.56
5μmの信号光を反射し、波長1.57μm〜1.60
μmの信号光を透過するので、それぞれの信号光のため
の増幅系が設けられていることになる。
【0012】反射された信号光のための増幅系にはゲイ
ンイコライザ807が設けられ、その後段にEr添加光
ファイバ808が接続され、このEr添加光ファイバ8
08にWDMカプラ809を介して励起光源(図示せ
ず)が結合されている。この増幅系の出力側には光サー
キュレータ810が設けられている。この増幅系が接続
された端子の順方向になる端子はファイバグレーティン
グ811に接続されている。
【0013】透過された信号光のための増幅系は、信号
光を伝送するEr添加光ファイバ812(813)にW
DMカプラ814(815)を介して励起光源(図示せ
ず)が結合されたものである。この増幅系は、2段構成
となっており、1段目の増幅系に光アイソレータ816
を介して2段目の増幅系が接続され、さらにその後尾に
光アイソレータ817が設けられている。この光アイソ
レータ817の出力側は前記光サーキュレータ810に
接続されたファイバグレーティング811の反対端に接
続されている。このファイバグレーティング811が接
続された端子の順方向になる光サーキュレータ810の
3つ目の端子に伝送路818が接続されている。
【0014】波長多重された信号光1が光アイソレータ
802を通ってEr添加光ファイバ803に入力され
る。このEr添加光ファイバ803には励起光源からの
励起光がWDMカプラ802を介して送り込まれている
ので、Er添加光ファイバ803を伝送される信号光1
は増幅される。この増幅された信号光1は光サーキュレ
ータ805を順方向に通って、ファイバグレーティング
806に入力される。ファイバグレーティング806は
波長帯によって選択的に反射又は透過するので、信号光
1は反射された信号光R1(波長1.525μm〜1.
565μm)と透過された信号光T1(波長1.57μ
m〜1.60μm)とに分離される。
【0015】透過された信号光T1は、WDMカプラ8
14に入力され、このWDMカプラ814で励起光源か
らの励起光と合流され、Er添加光ファイバ812で伝
送されつつ増幅され、光アイソレータ816を通って次
のWDMカプラ815に入力され、このWDMカプラ8
15で励起光源からの励起光と合流され、Er添加光フ
ァイバ813で伝送されつつ増幅され、信号光T2とな
る。信号光T2は、光アイソレータ817を通ってファ
イバグレーティング811に入力され、ファイバグレー
ティング811を透過して信号光T3となる。信号光T
3は、光サーキュレータ810に入力され、この光サー
キュレータ810を順方向に通って、信号光T4として
伝送路818に出力される。
【0016】反射された信号光R1は、光サーキュレー
タ805を順方向に通って信号光R2となり、ゲインイ
コライザ807を通過してWDMカプラ809に入力さ
れる。信号光R2は、このWDMカプラ809で励起光
源からの励起光と合流され、Er添加光ファイバ808
で伝送されつつ増幅され、信号光R3となって光サーキ
ュレータ801に入力される。信号光R3は、光サーキ
ュレータ810を順方向に通って信号光R4となりファ
イバグレーティング811に達する。信号光R4は、波
長1.525μm〜1.565μmの信号光なのでファ
イバグレーティング811で反射され、光サーキュレー
タ810に戻り、光サーキュレータ810を順方向に通
って、信号光R5として伝送路818に出力される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には、次のよ
うな問題点がある。
【0018】(1)光部品点数が多いために高コストで
ある。
【0019】(2)光部品点数が多いため、これら光部
品自体による光損失や光部品間の接続損失が問題とな
り、高利得化、低雑音指数化に悪影響を及ぼす。
【0020】(3)波長多重された信号光を短波長帯
(波長1.52μm〜1.56μm)と長波長帯(波長
1.57μm〜1.60μm)とに分けて、それぞれ別
々に光増幅した後、これら2つの波長帯の信号光を合波
して出力するように構成しているが、互いの波長帯の信
号光が相手側の増幅系に漏れ込んで光S/N特性の劣化
を招く。なぜならば、図6のWDMカプラや図8のファ
イバグレーティングの波長間の光アイソレーション特性
はあまりよくなく、せいぜい20dB程度であり、その
ため漏洩光或いは反射戻り光が相手側の増幅系に漏れ込
んでしまう。
【0021】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、光部品点数が少なく、波長分離特性に優れた超広帯
域光ファイバ増幅器を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、波長多重された短波長帯及び長波長帯の信
号光を波長帯別に分離するWDMフィルタと、このWD
Mフィルタからの一方の波長帯の信号光を励起光と共に
伝送して増幅するEr添加光ファイバと、このEr添加
光ファイバからの信号光を取り出す光アイソレータと、
前記WDMフィルタからのもう一方の波長帯の信号光を
励起光と共に伝送して増幅するEr添加光ファイバと、
このEr添加光ファイバからの信号光を前記光アイソレ
ータの逆方向に導くと共にこの光アイソレータから反射
された信号光と前記取り出された信号光とを合わせて伝
送路に出力する光サーキュレータとを備えたものであ
る。
【0023】前記Er添加光ファイバの前段に信号光の
方向を規制する光アイソレータを設けてもよい。
【0024】前記WDMフィルタの前段に信号光の方向
を規制する光アイソレータを設けてもよい。
【0025】前記もう一方の波長帯の信号光を増幅する
Er添加光ファイバと前記光サーキュレータとの間に信
号光の方向を規制する光アイソレータを設けてもよい。
【0026】前記光サーキュレータに4端子光サーキュ
レータを用い、この光サーキュレータが前記伝送路から
の戻り光を終端器に導くように構成してもよい。
【0027】短波長帯を波長1.53μm〜1.565
μm帯とし、長波長帯を1.57μm〜1.62μm帯
としてもよい。
【0028】前記励起光として波長0.98μm帯及び
波長1.48μm帯のいずれか又は両方を用いてもよ
い。
【0029】少なくとも長波長帯の信号光を増幅するE
r添加光ファイバには前方及び後方から双方向に励起光
を伝送させてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0031】図1に示されるように、本発明の超広帯域
光ファイバ増幅器は、伝送路101からの波長多重され
た波長1.53μm〜1.565μm帯(以下、Sバン
ドという)の信号光S1及び波長1.57μm〜1.6
2μm帯(以下、Lバンドという)の信号光L1を波長
帯別に分離するWDMフィルタ102と、このWDMフ
ィルタ102からの信号光S2の方向を規制する光アイ
ソレータ103と、この光アイソレータ103からのS
バンドの信号光S2を励起光源104からWDMカプラ
105を介して合流された波長0.98μmの励起光と
共に伝送して増幅するEr添加光ファイバ106と、こ
のEr添加光ファイバ106からのSバンドの信号光S
3を信号光S4として取り出す光アイソレータ107
と、前記WDMフィルタ102からのLバンドの信号光
L2の方向を規制する光アイソレータ108と、この光
アイソレータ108からのLバンドの信号光L2を励起
光源109からWDMカプラ110を介して合流された
前方に向かう波長0.98μmの励起光及び励起光源1
11からWDMカプラ112を介して合流された後方に
向かう波長1.48μm励起光と共に伝送して増幅する
Er添加光ファイバ113と、このEr添加光ファイバ
113からの信号光L3を前記光アイソレータ107の
逆方向に導くと共にこの光アイソレータ107から反射
されたLバンドの信号光L4と前記取り出された信号光
S4とを合わせて伝送路115に出力する光サーキュレ
ータ114とを備えたものである。
【0032】光サーキュレータ114は、a端,b端,
c端の3端子を有し、a端からb端へ、b端からc端
へ、c端からa端へと循環して順方向になるものであ
る。この光サーキュレータ114のa端にEr添加光フ
ァイバ113が接続され、b端に光アイソレータ107
が接続され、c端に伝送路115が接続されている。
【0033】Sバンドの信号光S1及びLバンドの信号
光L1がWDMフィルタ102に入力され、信号光S2
と信号光L2とに分波される。信号光S2は、光アイソ
レータ103を通過し、WDMカプラ105で励起光源
104からの励起光と合流され、Er添加光ファイバ1
06を伝送されつつ増幅され信号光S3となる。信号光
S3は、光アイソレータ107から信号光S4として取
り出される。信号光S4は、光サーキュレータ114の
b端に入力され、c端から信号光S5として出力され
る。
【0034】信号光L2は、光アイソレータ108を通
過し、WDMカプラ110で励起光源109からの励起
光と合流され、Er添加光ファイバ113を伝送され
る。このEr添加光ファイバ113には、励起光源11
1からの励起光がWDMカプラ112を介して逆方向に
伝送されている。信号光L2は、これら前方及び後方か
らの励起光により増幅され、信号光L3となる。信号光
L3は、光サーキュレータ114のa端に入力され、b
端から信号光L4として出力されて光アイソレータ10
7に達する。信号光L4は、光アイソレータ107で反
射され、光サーキュレータ114のb端に入力され、c
端から信号光L5として出力される。
【0035】以上のように、Sバンドの信号光とLバン
ドの信号光とがそれぞれ独立に増幅された後、合流され
て出力される。この構成では、従来の光ファイバ増幅器
に比べて光部品点数が少なく、このため低コストであ
り、伝送損失が少ないので高出力の波長多重された信号
光を出力することができる。また、光アイソレータ10
7と光サーキュレータ114とを設けたので、互いの波
長帯の信号光間の干渉を極めて小さく抑えることができ
る。
【0036】次に、他の実施形態を説明する。
【0037】図2に示された超広帯域光ファイバ増幅器
は、図1におけるEr添加光ファイバ106の前段の光
アイソレータ103及びEr添加光ファイバ113の前
段の光アイソレータ108を取り除き、WDMフィルタ
102の前段に光アイソレータ116を設けると共にE
r添加光ファイバ113と光サーキュレータ114との
間に光アイソレータ117を設けたものである。他の構
成は図1のものと同じである。
【0038】Sバンドの信号光S1及びLバンドの信号
光L1は、まず光アイソレータ116を通り、WDMフ
ィルタ102に入力され、このWDMフィルタ102で
信号光S2と信号光L2とに分離される。信号光S2
は、WDMカプラ105で励起光源104からの励起光
と合流され、Er添加光ファイバ106を伝送されつつ
増幅され信号光S3となる。信号光S3は、光アイソレ
ータ107から信号光S4として取り出される。信号光
S4は、光サーキュレータ114のb端に入力され、c
端から信号光S5として出力される。
【0039】信号光L2は、WDMカプラ110で励起
光源109からの励起光と合流され、Er添加光ファイ
バ113を伝送される。このEr添加光ファイバ113
には、励起光源111からの励起光がWDMカプラ11
2を介して逆方向に伝送されている。信号光L2は、こ
れら前方及び後方からの励起光により増幅され、信号光
L3となる。信号光L3は、光アイソレータ117を通
過し、光サーキュレータ114のa端に入力され、b端
から信号光L4として出力されて光アイソレータ107
に達する。信号光L4は、光アイソレータ107で反射
され、光サーキュレータ114のb端に入力され、c端
から信号光L5として出力される。
【0040】この構成によれば、互いの波長帯の信号光
間の干渉をさらに少なくすると共に増幅されたそれぞれ
の信号光の反射戻り光の影響をさらに少なくすることが
できる。即ち、光サーキュレータ114の前段に光アイ
ソレータ107及び光アイソレータ117が設けられて
いるので、Sバンドの信号光S4がLバンド増幅用のE
r添加光ファイバ113に漏れ込むのを阻止すると共
に、Lバンドの信号光L4がSバンド増幅用のEr添加
光ファイバ106に漏れ込むのを阻止することができ
る。
【0041】図3に示された超広帯域光ファイバ増幅器
は、図1,2におけるSバンド及びLバンドの信号光の
伝送経路を変えたものである。即ち、図の上段側にLバ
ンドの信号光を伝送させ、下段側にSバンドの信号光を
伝送させる。このために、WDMカプラ110、励起光
源109、Er添加光ファイバ113、WDMカプラ1
12、励起光源111が上段側に移され、WDMカプラ
105、励起光源104、Er添加光ファイバ106が
下段側に移されている。光アイソレータ107の配置及
び光サーキュレータ114の端子接続は図1,2と同じ
である。
【0042】この形態では、Sバンドの信号光S1がS
2,S3,S4のように伝送され、光アイソレータ10
7で反射して光サーキュレータ114からS5のように
出力される。Lバンドの信号光L1は、L2,L3,L
4のように伝送され、光サーキュレータ114からL5
のように出力される。
【0043】図4に示された超広帯域光ファイバ増幅器
は、図3の構成に図2のように光アイソレータ117を
付加したものである。
【0044】図5に示された超広帯域光ファイバ増幅器
は、図3の構成をさらに高性能化するために、3端子の
光サーキュレータ114に代えて4端子の光サーキュレ
ータ118を用いたものである。a端,b端,c端,d
端は、a端からb端へ、b端からc端へ、c端からd端
へ、d端からa端へと循環して順方向となっている。こ
の光サーキュレータ118のa端,b端,c端は図3の
形態と同じように接続され、d端には終端器119が接
続されている。
【0045】Sバンドの信号光がS1,S2,S3,S
4,S5と伝送され、Lバンドの信号光がL1,L2,
L3,L4,L5と伝送される様子は図3の形態と同じ
である。しかし、伝送路に出力された信号光S5,L5
の反射戻り光が終端器119で光吸収されて終端される
ので、これらの反射戻り光がEr添加光ファイバ10
6,113に漏れ込むことがない。
【0046】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0047】(1)従来の光ファイバ増幅器に比べて光
部品点数が少ない。
【0048】(2)それぞれ独立に増幅した2つの波長
帯の信号光間の干渉が少ない。
【0049】(3)増幅した信号光の反射戻り光の影響
が少ないので、安定した増幅特性を得ることができる。
【0050】(4)低価格、小形サイズにすることがで
きる。
【0051】(5)光損失の原因となる光部品点数が少
ないので、より高利得で、より低雑音指数特性を持った
光ファイバ増幅器を実現することができる。
【0052】(6)WDMフィルタを1個しか使わない
ので、帯域特性を狭める要員が減り、より広帯域な超広
帯域光ファイバ増幅器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す超広帯域光ファイバ
増幅器の構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す超広帯域光ファイ
バ増幅器の構成図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す超広帯域光ファイ
バ増幅器の構成図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す超広帯域光ファイ
バ増幅器の構成図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示す超広帯域光ファイ
バ増幅器の構成図である。
【図6】従来の光ファイバ増幅器の構成図である。
【図7】図6の光ファイバ増幅器の周波数特性図であ
る。
【図8】従来の光ファイバ増幅器の構成図である。
【符号の説明】
102 WDMフィルタ 103、107、108、116、117 光アイソレ
ータ 106、113 Er添加光ファイバ 114、118 光サーキュレータ 119 終端器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重された短波長帯及び長波長帯の
    信号光を波長帯別に分離するWDMフィルタと、このW
    DMフィルタからの一方の波長帯の信号光を励起光と共
    に伝送して増幅するEr添加光ファイバと、このEr添
    加光ファイバからの信号光を取り出す光アイソレータ
    と、前記WDMフィルタからのもう一方の波長帯の信号
    光を励起光と共に伝送して増幅するEr添加光ファイバ
    と、このEr添加光ファイバからの信号光を前記光アイ
    ソレータの逆方向に導くと共にこの光アイソレータから
    反射された信号光と前記取り出された信号光とを合わせ
    て伝送路に出力する光サーキュレータとを備えたことを
    特徴とする超広帯域光ファイバ増幅器。
  2. 【請求項2】 前記Er添加光ファイバの前段に信号光
    の方向を規制する光アイソレータを設けたことを特徴と
    する請求項1記載の超広帯域光ファイバ増幅器。
  3. 【請求項3】 前記WDMフィルタの前段に信号光の方
    向を規制する光アイソレータを設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の超広帯域光ファイバ増幅器。
  4. 【請求項4】 前記もう一方の波長帯の信号光を増幅す
    るEr添加光ファイバと前記光サーキュレータとの間に
    信号光の方向を規制する光アイソレータを設けたことを
    特徴とする請求項1〜3いずれか記載の超広帯域光ファ
    イバ増幅器。
  5. 【請求項5】 前記光サーキュレータに4端子光サーキ
    ュレータを用い、この光サーキュレータが前記伝送路か
    らの戻り光を終端器に導くように構成したことを特徴と
    する請求項1〜4いずれか記載の超広帯域光ファイバ増
    幅器。
  6. 【請求項6】 短波長帯を波長1.53μm〜1.56
    5μm帯とし、長波長帯を1.57μm〜1.62μm
    帯としたことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の
    超広帯域光ファイバ増幅器。
  7. 【請求項7】 前記励起光として波長0.98μm帯及
    び波長1.48μm帯のいずれか又は両方を用いたこと
    を特徴とする請求項1〜6いずれか記載の超広帯域光フ
    ァイバ増幅器。
  8. 【請求項8】 少なくとも長波長帯の信号光を増幅する
    Er添加光ファイバには前方及び後方から双方向に励起
    光を伝送させたことを特徴とする請求項1〜7いずれか
    記載の超広帯域光ファイバ増幅器。
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