JPH11251669A - 光増幅器の利得制御方法および光増幅器 - Google Patents
光増幅器の利得制御方法および光増幅器Info
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- JPH11251669A JPH11251669A JP10049697A JP4969798A JPH11251669A JP H11251669 A JPH11251669 A JP H11251669A JP 10049697 A JP10049697 A JP 10049697A JP 4969798 A JP4969798 A JP 4969798A JP H11251669 A JPH11251669 A JP H11251669A
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- H04B10/291—Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
- H04B10/293—Signal power control
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- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/10—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
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- H01S3/1001—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating in optical amplifiers by controlling the optical pumping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 制御精度が高く、かつ、構成が簡単な光増幅
器とその利得制御方法を実現すること。 【解決手段】 信号光を増幅するとともに自然放出光を
双方向に放射する導波路形状の光増幅媒体と、前記信号
光と波長合成される励起光を出力する励起光源とを備え
る光増幅器の利得制御方法において、前記光増幅媒体よ
り出力される自然放出光のうち、増幅される前記信号光
と逆方向に放射される自然放出光を検出し、該検出した
自然放出光が一定になるように前記励起光源の励起光を
制御する。
器とその利得制御方法を実現すること。 【解決手段】 信号光を増幅するとともに自然放出光を
双方向に放射する導波路形状の光増幅媒体と、前記信号
光と波長合成される励起光を出力する励起光源とを備え
る光増幅器の利得制御方法において、前記光増幅媒体よ
り出力される自然放出光のうち、増幅される前記信号光
と逆方向に放射される自然放出光を検出し、該検出した
自然放出光が一定になるように前記励起光源の励起光を
制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ通信シ
ステム等に用いられる光増幅器の利得制御方法および光
増幅器に関し、特に、利得が一定に制御される光増幅器
の利得制御方法および光増幅器に関する。
ステム等に用いられる光増幅器の利得制御方法および光
増幅器に関し、特に、利得が一定に制御される光増幅器
の利得制御方法および光増幅器に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、伝送容量の大容量化の手段として
波長合成伝送方式が注目されている。波長合成伝送方式
においては、光増幅器の特性が重要であり、広帯域で高
安定なエルビウム（Ｅｒ）ドープファイバを用いた光フ
ァイバ増幅器の開発が活発に行われている。
波長合成伝送方式が注目されている。波長合成伝送方式
においては、光増幅器の特性が重要であり、広帯域で高
安定なエルビウム（Ｅｒ）ドープファイバを用いた光フ
ァイバ増幅器の開発が活発に行われている。
【０００３】光ファイバ増幅器の制御方式としては、信
号光出力一定方式、励起光出力一定方式、利得一定方式
などがあるが、波長合成伝送方式では入力される信号光
の数や波長に依存することなく安定に動作させるため
に、利得一定方式が有利な場合が多い。
号光出力一定方式、励起光出力一定方式、利得一定方式
などがあるが、波長合成伝送方式では入力される信号光
の数や波長に依存することなく安定に動作させるため
に、利得一定方式が有利な場合が多い。
【０００４】従来の利得一定制御方式による光増幅器の
構成を図５に示す。本従来例では利得制御型光増幅器は
希土類添加光ファイバより放出する自然放出光のうち一
部のみを抽出し、それを利得の弁別信号として、光増幅
器の利得制御に用いるものであり、励起方式は前方励起
方式である。
構成を図５に示す。本従来例では利得制御型光増幅器は
希土類添加光ファイバより放出する自然放出光のうち一
部のみを抽出し、それを利得の弁別信号として、光増幅
器の利得制御に用いるものであり、励起方式は前方励起
方式である。
【０００５】信号光は、波長合成カプラ２０６により、
レーザーである励起光源２０５から送出されている励起
光と波長合成され、Ｅｒドープファイバである希土類添
加光ファイバ２０８に入力される。希土類添加光ファイ
バ２０８は信号光を増幅すると同時に自然放出光を放出
する。この増幅された信号光と自然放出光の一部を光カ
プラ２１０で分岐する。分岐された光から信号光成分、
励起光成分を除くために狭帯域の光バンドパスフィルタ
２０２を配置し、自然放出光の一部のみを抽出する。こ
の抽出された自然放出光をフォトダイオード２０３で受
光検出し、その電流値、つまり自然放出光の電圧を検知
して、その値が一定になるように制御回路によって励起
レーザーの励起光出力を制御することによって、光増幅
器の利得を制御している。
レーザーである励起光源２０５から送出されている励起
光と波長合成され、Ｅｒドープファイバである希土類添
加光ファイバ２０８に入力される。希土類添加光ファイ
バ２０８は信号光を増幅すると同時に自然放出光を放出
する。この増幅された信号光と自然放出光の一部を光カ
プラ２１０で分岐する。分岐された光から信号光成分、
励起光成分を除くために狭帯域の光バンドパスフィルタ
２０２を配置し、自然放出光の一部のみを抽出する。こ
の抽出された自然放出光をフォトダイオード２０３で受
光検出し、その電流値、つまり自然放出光の電圧を検知
して、その値が一定になるように制御回路によって励起
レーザーの励起光出力を制御することによって、光増幅
器の利得を制御している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の利得制御型光増幅器は希土類添加光ファイバより
放出する自然放出光のうち一部のみを抽出し、それを利
得の弁別信号として、光増幅器の利得制御に用いてい
る。このため、弁別信号自体の強度が小さく、光増幅器
の利得制御の精度及び安定性が悪いという問題点があっ
た。
従来の利得制御型光増幅器は希土類添加光ファイバより
放出する自然放出光のうち一部のみを抽出し、それを利
得の弁別信号として、光増幅器の利得制御に用いてい
る。このため、弁別信号自体の強度が小さく、光増幅器
の利得制御の精度及び安定性が悪いという問題点があっ
た。
【０００７】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、制御精度が高
く、かつ、構成が簡単な光増幅器とその利得制御方法を
実現することを目的とする。
る問題点に鑑みてなされたものであって、制御精度が高
く、かつ、構成が簡単な光増幅器とその利得制御方法を
実現することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による光増幅器の利得制御方法は、信号光を
増幅するとともに自然放出光を双方向に放射する導波路
形状の光増幅媒体と、前記信号光と波長合成される励起
光を出力する励起光源とを備える光増幅器の利得制御方
法において、前記光増幅媒体より出力される自然放出光
のうち、増幅される前記信号光と逆方向に放射される自
然放出光を検出し、該検出した自然放出光が一定になる
ように前記励起光源の励起光を制御することを特徴とす
る。
めの本発明による光増幅器の利得制御方法は、信号光を
増幅するとともに自然放出光を双方向に放射する導波路
形状の光増幅媒体と、前記信号光と波長合成される励起
光を出力する励起光源とを備える光増幅器の利得制御方
法において、前記光増幅媒体より出力される自然放出光
のうち、増幅される前記信号光と逆方向に放射される自
然放出光を検出し、該検出した自然放出光が一定になる
ように前記励起光源の励起光を制御することを特徴とす
る。
【０００９】この場合、光増幅媒体にて増幅された後の
信号光を前記励起光とを波長合成することとしてもよ
い。
信号光を前記励起光とを波長合成することとしてもよ
い。
【００１０】また、本発明による光増幅器は、信号光を
増幅するとともに自然放出光を双方向に放射する導波路
形状の光増幅媒体と、前記信号光と波長合成される励起
光を出力する励起光源とを備える光増幅器において、前
記光増幅媒体より出力される自然放出光のうち、増幅さ
れる前記信号光と逆方向に放射される自然放出光を検出
する検出機構と、前記検出機構により検出された自然放
出光が一定になるように前記励起光源の励起光を制御す
る制御回路とを有することを特徴とする。
増幅するとともに自然放出光を双方向に放射する導波路
形状の光増幅媒体と、前記信号光と波長合成される励起
光を出力する励起光源とを備える光増幅器において、前
記光増幅媒体より出力される自然放出光のうち、増幅さ
れる前記信号光と逆方向に放射される自然放出光を検出
する検出機構と、前記検出機構により検出された自然放
出光が一定になるように前記励起光源の励起光を制御す
る制御回路とを有することを特徴とする。
【００１１】この場合、信号光と励起光とを波長合成す
る波長合成機構が光増幅媒体にて増幅された後の信号光
と前記励起光とを波長合成する位置に配置されることと
してもよい。
る波長合成機構が光増幅媒体にて増幅された後の信号光
と前記励起光とを波長合成する位置に配置されることと
してもよい。
【００１２】また、検出機構が、入力側に配置された光
サーキュレータを有することとしてもよい。
サーキュレータを有することとしてもよい。
【００１３】また、検出機構が、入力側に配置された光
分岐カプラを有することとしてもよい。
分岐カプラを有することとしてもよい。
【００１４】また、検出機構が、励起光の成分を取り除
くための光バンドパスフィルタを有することとしてもよ
い。
くための光バンドパスフィルタを有することとしてもよ
い。
【００１５】また、検出機構が、励起光の成分を取り除
くための光バンドパスフィルタを有することとしてもよ
い。
くための光バンドパスフィルタを有することとしてもよ
い。
【００１６】さらに、光増幅媒体が希土類添加光ファイ
バであることとしてもよい。
バであることとしてもよい。
【００１７】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、自然放出光を双方向に放射する光増幅媒体の
特性を利用し、信号光成分が含まれない、光増幅媒体の
入力側より自然放出光成分だけを検出するので、極めて
高い感度で検出を行うことができ、光増幅器の利得制御
の精度及び安定性を向上することができる。このような
作用は自然放出光と一緒に抽出される励起光成分をカッ
トするための光バンドパスフィルタを配置することによ
り一層向上する。
おいては、自然放出光を双方向に放射する光増幅媒体の
特性を利用し、信号光成分が含まれない、光増幅媒体の
入力側より自然放出光成分だけを検出するので、極めて
高い感度で検出を行うことができ、光増幅器の利得制御
の精度及び安定性を向上することができる。このような
作用は自然放出光と一緒に抽出される励起光成分をカッ
トするための光バンドパスフィルタを配置することによ
り一層向上する。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図１は、本発明による光増幅器
の一実施例の構成を示すブロック図であり、以下に図１
を参照して説明する。
面を参照して説明する。図１は、本発明による光増幅器
の一実施例の構成を示すブロック図であり、以下に図１
を参照して説明する。
【００１９】本実施例において、光増幅媒体としての希
土類添加光ファイバ８の入力側には光サーキュレータ１
が配置され、出力側には波長合成機構としての波長合成
カプラ６が配置されている。信号光は光サーキュレータ
１のポート１１に入力され、ポート１３から出力され
て、希土類添加光ファイバ８に入力される。また、励起
光源５からの励起光は波長合成カプラ６を介して希土類
添加光ファイバ８に入力され、希土類添加光ファイバ８
において信号光が増幅される。また、これと同時に希土
類添加光ファイバ８は自然放出光を放出する。
土類添加光ファイバ８の入力側には光サーキュレータ１
が配置され、出力側には波長合成機構としての波長合成
カプラ６が配置されている。信号光は光サーキュレータ
１のポート１１に入力され、ポート１３から出力され
て、希土類添加光ファイバ８に入力される。また、励起
光源５からの励起光は波長合成カプラ６を介して希土類
添加光ファイバ８に入力され、希土類添加光ファイバ８
において信号光が増幅される。また、これと同時に希土
類添加光ファイバ８は自然放出光を放出する。
【００２０】信号光は光サーキュレータ１から波長合成
カプラ６の間の希土類添加光ファイバ８を進行するにつ
れて増幅され、光アイソレータ７を介して出力される。
一方、希土類添加光ファイバ８から放出された自然放出
光は図中の破線矢印で示されるように希土類添加光ファ
イバ８入力側および出力側の両方に向けて伝搬する。
カプラ６の間の希土類添加光ファイバ８を進行するにつ
れて増幅され、光アイソレータ７を介して出力される。
一方、希土類添加光ファイバ８から放出された自然放出
光は図中の破線矢印で示されるように希土類添加光ファ
イバ８入力側および出力側の両方に向けて伝搬する。
【００２１】上記の自然放出光のうち、希土類添加光フ
ァイバ８の入力側、つまり、信号光と逆方向に伝搬する
成分と希土類添加光ファイバ８を透過した励起光の一部
が光サーキュレータ１のポート１３からポート１２へ出
力される。さらにその出力光は光バンドパスフィルタ２
に入力され、励起光が除かれて自然放出光のみが選択さ
れ、後段に配置されたフォトダイオード３で受光され
る。本実施例においては、このように、光サーキュレー
タ１、光バンドパスフィルタ２およびフォトダイオード
３により検出機構が構成されている。
ァイバ８の入力側、つまり、信号光と逆方向に伝搬する
成分と希土類添加光ファイバ８を透過した励起光の一部
が光サーキュレータ１のポート１３からポート１２へ出
力される。さらにその出力光は光バンドパスフィルタ２
に入力され、励起光が除かれて自然放出光のみが選択さ
れ、後段に配置されたフォトダイオード３で受光され
る。本実施例においては、このように、光サーキュレー
タ１、光バンドパスフィルタ２およびフォトダイオード
３により検出機構が構成されている。
【００２２】フォトダイオード３で光電流変換された自
然放出光のパワーに比例した光電流が生起されて制御回
路４に入力され、制御回路４では入力される光電流値が
一定となるように励起光源５のバイアス電流を制御す
る。一般的に希土類添加光ファイバ８から放出される自
然放出光のパワーと利得は比例関係にあるため、自然放
出光パワーが一定となるようにすれば光増幅器としての
利得を制御することができる。さらに、本実施例では信
号光と逆方向に伝搬する自然放出光の大部分を抽出し、
利得の弁別信号として使用しているため利得変動に対し
た十分な検出感度を得ることができるものとなってい
る。
然放出光のパワーに比例した光電流が生起されて制御回
路４に入力され、制御回路４では入力される光電流値が
一定となるように励起光源５のバイアス電流を制御す
る。一般的に希土類添加光ファイバ８から放出される自
然放出光のパワーと利得は比例関係にあるため、自然放
出光パワーが一定となるようにすれば光増幅器としての
利得を制御することができる。さらに、本実施例では信
号光と逆方向に伝搬する自然放出光の大部分を抽出し、
利得の弁別信号として使用しているため利得変動に対し
た十分な検出感度を得ることができるものとなってい
る。
【００２３】本実施例の有効性を確認するために、その
利得制御特性を測定した。光サーキュレータ１としては
透過損出０．８ｄＢ、アイソレーション４０ｄＢの磁気
光学結晶型サーキュレータを使用し、希土類添加光ファ
イバ８としてはコアの石英ガラス部にエルビウムとアル
ミニウムを共添加したＥｒドープファイバを使用し、励
起光源５としては、１．４８μｍＭＱＷ半導体レーザー
を使用した。
利得制御特性を測定した。光サーキュレータ１としては
透過損出０．８ｄＢ、アイソレーション４０ｄＢの磁気
光学結晶型サーキュレータを使用し、希土類添加光ファ
イバ８としてはコアの石英ガラス部にエルビウムとアル
ミニウムを共添加したＥｒドープファイバを使用し、励
起光源５としては、１．４８μｍＭＱＷ半導体レーザー
を使用した。
【００２４】また、波長合成カプラ６としては誘電体多
層膜を用いた１．４８μｍ／１．５５μｍの波長合成カ
プラを使用し、光バンドパスフィルタ２には同様に誘電
体多層膜からなり、１．４８μｍ帯における損失は２０
ｄＢ、１．５５μｍ帯における損失は１．２ｄＢのもの
を使用した。フォトダイオード３としてはＩｎＧａＡｓ
−ｐｉｎＰＤであり、その結合量子効率は８０％であ
る。
層膜を用いた１．４８μｍ／１．５５μｍの波長合成カ
プラを使用し、光バンドパスフィルタ２には同様に誘電
体多層膜からなり、１．４８μｍ帯における損失は２０
ｄＢ、１．５５μｍ帯における損失は１．２ｄＢのもの
を使用した。フォトダイオード３としてはＩｎＧａＡｓ
−ｐｉｎＰＤであり、その結合量子効率は８０％であ
る。
【００２５】図３は波長１５５５ｎｍ、光電力として−
１０ｄＢｍの信号光を入力して、１．４８μｍＭＱＷ半
導体レーザーである励起光源５による励起パワーを変え
ながら、フォトダイオード３で検出される光電流と光増
幅器による信号光利得を測定した結果を示す図である。
図３により、フォトダイオード３で検出される光電流、
つまり信号光と逆方向に伝搬する自然放出光パワーから
光増幅器の信号光利得を検知することは可能であること
がわかる。
１０ｄＢｍの信号光を入力して、１．４８μｍＭＱＷ半
導体レーザーである励起光源５による励起パワーを変え
ながら、フォトダイオード３で検出される光電流と光増
幅器による信号光利得を測定した結果を示す図である。
図３により、フォトダイオード３で検出される光電流、
つまり信号光と逆方向に伝搬する自然放出光パワーから
光増幅器の信号光利得を検知することは可能であること
がわかる。
【００２６】図４は波長１５５５ｎｍの信号光の入力パ
ワーに対する光増幅器の利得制御特性を測定した結果を
示す図である。この結果より信号光入力が−２５ｄＢｍ
〜−２ｄＢｍの範囲において利得変動量はわずかに１．
７８ｄＢであり、広い範囲で安定な利得一定動作がおこ
なわれていることがわかる。また、特に利得５ｄＢのよ
うな低利得状態においても安定な動作をしている。これ
は本発明の特徴である信号光と逆方向に伝搬する成分を
取り出すために、ほぼ全体域の自然放出光を検出するこ
とができ、高感度な利得制御ができるためである。
ワーに対する光増幅器の利得制御特性を測定した結果を
示す図である。この結果より信号光入力が−２５ｄＢｍ
〜−２ｄＢｍの範囲において利得変動量はわずかに１．
７８ｄＢであり、広い範囲で安定な利得一定動作がおこ
なわれていることがわかる。また、特に利得５ｄＢのよ
うな低利得状態においても安定な動作をしている。これ
は本発明の特徴である信号光と逆方向に伝搬する成分を
取り出すために、ほぼ全体域の自然放出光を検出するこ
とができ、高感度な利得制御ができるためである。
【００２７】また、光サーキュレータ１を用いているた
めに本来の信号光に対する入力損失は０．８ｄＢと小さ
く、光入力−１０ｄＢｍ、利得２０ｄＢにおける雑音指
数は６．０ｄＢと良好な値が得られている。
めに本来の信号光に対する入力損失は０．８ｄＢと小さ
く、光入力−１０ｄＢｍ、利得２０ｄＢにおける雑音指
数は６．０ｄＢと良好な値が得られている。
【００２８】図４は本発明の第２の実施例の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【００２９】本実施例が図１に示した第１の実施例と異
なる点は、信号光の入力側を異なるものとし、光サーキ
ュレータ１の代わりに光アイソレータ９と光カプラ１０
を配置したことである。この他の構成は図１に示した第
１の実施例と同様であるために、図１と同じ番号を付し
て詳細な説明は省略する。
なる点は、信号光の入力側を異なるものとし、光サーキ
ュレータ１の代わりに光アイソレータ９と光カプラ１０
を配置したことである。この他の構成は図１に示した第
１の実施例と同様であるために、図１と同じ番号を付し
て詳細な説明は省略する。
【００３０】本実施例においては、第１の実施例に比べ
て信号光や自然放出光に対する各経路の損失が増加する
ために、雑音指数や利得制御精度に若干劣化が生じる
が、安価な利得制御型光増幅器を構成することができ
た。
て信号光や自然放出光に対する各経路の損失が増加する
ために、雑音指数や利得制御精度に若干劣化が生じる
が、安価な利得制御型光増幅器を構成することができ
た。
【００３１】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【００３２】信号光と逆方向に伝搬する全帯域の自然放
出光を検出するようにしたため、利得弁別感度が向上
し、高い利得安定度をもつ利得制御型光増幅器を簡単な
構成で実現することができる効果がある。
出光を検出するようにしたため、利得弁別感度が向上
し、高い利得安定度をもつ利得制御型光増幅器を簡単な
構成で実現することができる効果がある。
【図１】本発明による光増幅器の第１の実施例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図２】本発明による光増幅器の第２の実施例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図３】図１に示した本発明の第１の実施例における自
然放出光パワーを変えた時の利得制御特性測定結果を示
す図である。
然放出光パワーを変えた時の利得制御特性測定結果を示
す図である。
【図４】図１に示した本発明の第１の実施例における入
力パワーを変えた時の利得制御特性測定結果を示す図で
ある。
力パワーを変えた時の利得制御特性測定結果を示す図で
ある。
【図５】光増幅器の従来例の構成を示す図である。
１ 光サーキュレータ ２ 光バンドパスフィルタ ３ フォトダイオード ４ 制御回路 ５ 励起光源 ６ 波長合成カプラ ７ 光アイソレータ ８ 希土類添加光ファイバ ９ 光アイソレータ １０ 光分岐カプラ
Claims (9)
- 【請求項１】 信号光を増幅するとともに自然放出光を
双方向に放射する導波路形状の光増幅媒体と、前記信号
光と波長合成される励起光を出力する励起光源とを備え
る光増幅器の利得制御方法において、 前記光増幅媒体より出力される自然放出光のうち、増幅
される前記信号光と逆方向に放射される自然放出光を検
出し、該検出した自然放出光が一定になるように前記励
起光源の励起光を制御することを特徴とする光増幅器の
利得制御方法。 - 【請求項２】 請求項１記載の光増幅器の利得制御方法
において、 光増幅媒体にて増幅された後の信号光を前記励起光とを
波長合成することを特徴とする光増幅器の利得制御方
法。 - 【請求項３】 信号光を増幅するとともに自然放出光を
双方向に放射する導波路形状の光増幅媒体と、前記信号
光と波長合成される励起光を出力する励起光源とを備え
る光増幅器において、 前記光増幅媒体より出力される自然放出光のうち、増幅
される前記信号光と逆方向に放射される自然放出光を検
出する検出機構と、 前記検出機構により検出された自然放出光が一定になる
ように前記励起光源の励起光を制御する制御回路とを有
することを特徴とする光増幅器。 - 【請求項４】 請求項３記載の光増幅器において、 信号光と励起光とを波長合成する波長合成機構が光増幅
媒体にて増幅された後の信号光と前記励起光とを波長合
成する位置に配置されていることを特徴とする光増幅
器。 - 【請求項５】 請求項３または請求項４記載の光増幅器
において、 検出機構が、入力側に配置された光サーキュレータを有
することを特徴とする光増幅器。 - 【請求項６】 請求項３または請求項４記載の光増幅器
において、 検出機構が、入力側に配置された光分岐カプラを有する
ことを特徴とする光増幅器。 - 【請求項７】 請求項５記載の光増幅器において、 検出機構が、励起光の成分を取り除くための光バンドパ
スフィルタを有することを特徴とする光増幅器。 - 【請求項８】 請求項６記載の光増幅器において、 検出機構が、励起光の成分を取り除くための光バンドパ
スフィルタを有することを特徴とする光増幅器。 - 【請求項９】 請求項３乃至請求項８のいずれかに記載
の光増幅器において、 光増幅媒体が希土類添加光ファ
イバであることを特徴とする光増幅器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10049697A JPH11251669A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 光増幅器の利得制御方法および光増幅器 |
| FR9902561A FR2775527A1 (fr) | 1998-03-02 | 1999-03-02 | Methode de commande du gain pour amplificateur optique et amplificateur optique |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10049697A JPH11251669A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 光増幅器の利得制御方法および光増幅器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11251669A true JPH11251669A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12838382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10049697A Pending JPH11251669A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | 光増幅器の利得制御方法および光増幅器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11251669A (ja) |
| FR (1) | FR2775527A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001358389A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-12-26 | Advantest Corp | 広帯域光増幅器及び広帯域可変波長光源 |
| WO2011118817A1 (ja) * | 2010-03-26 | 2011-09-29 | 株式会社フジクラ | レーザ装置 |
| JP2012059746A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Fujikura Ltd | ファイバレーザ及びレーザ加工機 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11309678B2 (en) * | 2019-10-09 | 2022-04-19 | Molex, Llc | Spectrum and power tunable ASE light source |
-
1998
- 1998-03-02 JP JP10049697A patent/JPH11251669A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-02 FR FR9902561A patent/FR2775527A1/fr not_active Withdrawn
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| US8503495B2 (en) | 2010-03-26 | 2013-08-06 | Fujikura Ltd. | Laser device |
| JP2012059746A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Fujikura Ltd | ファイバレーザ及びレーザ加工機 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2775527A1 (fr) | 1999-09-03 |
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