JP2001136127A - 光増幅器 - Google Patents

光増幅器

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JP2001136127A
JP2001136127A JP31433499A JP31433499A JP2001136127A JP 2001136127 A JP2001136127 A JP 2001136127A JP 31433499 A JP31433499 A JP 31433499A JP 31433499 A JP31433499 A JP 31433499A JP 2001136127 A JP2001136127 A JP 2001136127A
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signal light
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gain
wavelength
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Koji Masuda
浩次 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号光の総合入力信号光パワーが変化した場
合であっても、利得スペクトルを一定に保つことのでき
る光増幅器を提供する。 【解決手段】 信号光OS1の光増幅を行う希土類添加
導波路10と、希土類添加導波路10の利得を検出する
利得検出部13と、希土類添加導波路10を励起する励
起光源11と、利得検出部13が検出した利得に応じて
励起光源11を駆動して励起光EO1のパワーを変化さ
せる駆動回路14と、信号光OS1を分岐する分岐器1
6と、分岐された信号光OS1を受光する受光器17
と、信号光OS1を減衰する可変減衰器15と、受光器
17の検出結果に応じて可変減衰器15での損失値を制
御する駆動回路18とを備え、駆動回路14,18は信
号光OS1のパワーに応じて励起光EO1のパワー及び
可変減衰器15の損失値を変化させ信号光OS1のパワ
ー変化に依らず全ての信号光波長で利得を一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光増幅器に係り、
特に搬送波として波長多重光を用いる光ファイバ通信シ
ステムに設けられる光増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、波長多重の光ファイバ通信シ
ステムで線形中継器として用いられる従来技術の光増幅
器の構成を示すブロック図である。図14に示した従来
の光増幅器は、既に実用に供されていて重要なエルビウ
ム添加ファイバ増幅器(以下、EDFAと称する)を用
いた場合の構成を示す図である。図14に示した光増幅
器100は、伝送ファイバ101から入力した波長多重
の信号光OS1を増幅し、伝送ファイバ102に信号光
OS2として出力している。波長多重された信号光OS
1,OS2の波長は、波長λ1,λ2,…,λn(ここ
で、nは自然数)の単色光を多重したものとしている。
【0003】図14の光増幅器は、利得媒質であるエル
ビウム添加ファイバ(以下、EDFと称する)103
と、EDF103を光励起するための励起光EO10を
出射する励起光源104と、励起光源104からの励起
光EO10と信号光OS1とを合波する合波器105
と、EDF103の利得を検出することによって光増幅
器100の利得を検出する利得検出部106と、利得検
出部106が検出した利得値に基づいて、光増幅器10
0の利得を一定に保つように励起光源104を駆動する
駆動回路107とを備える。ただし、図14においては
通常EDFの前後に設置するアイソレータ等の自明な光
部品は図示を省略してある。尚、図14に示した従来の
光増幅器の詳細については、例えば、E. Desurevire, "
Erbium DopedFiber Amplifiers", John Wiley & Sons I
nc., 1994 や S, Sudo. editor, "Optical Fiber Ampli
fiers", Artech House Inc., 1997 を参照されたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示した従来技術
の光増幅器100の動作について、EDF103が既に
実用に供されていて重要なシリカEDFである場合につ
いて述べる。一般に、EDF103へ入射する励起光E
O10のパワーが一定である場合に、信号光OS1の全
パワー、つまり総合入力信号光パワーPsinが変化する
と、光増幅器100の利得が変化する。総合入力信号光
パワーPsinの変化は、波長再配置等のシステム構成の
変化や、伝送ファイバ101,102の損失の変化等に
よってもたらされる。総合入力信号光パワーPsinの変
化に対して、励起光EO10のパワーを変化させること
により、信号光OS1に含まれる全波長における利得を
一定に保つことができる。即ち、利得スペクトルを一定
に保つことができる。上述した動作は、全信号光波長に
おけるシステム性能を、初期の最適状態に保持するため
に必要な動作である。
【0005】図15は、従来の光増幅器100の動作に
関する利得スペクトルの総合入力信号光パワー依存性を
示す図である。図15に示されたように、光増幅器10
0は初期の最適動作状態において、波長λ1から波長λn
間の利得は平坦であり、その利得値はG1である。総合
入力信号光パワーPsinが任意の値P1から、別の任意
の値P2(P2>P1)に変化した場合には、任意の信
号光波長における利得を利得検出部106で検出し、こ
の検出値に基づいて駆動回路107が励起光源104を
駆動することによりEDF103の利得を一定値に保っ
たとき、利得飽和の均一特性により、全利得波長域にお
いて利得が一定に保たれる。即ち、利得スペクトルが一
定に保たれる。
【0006】以上は、EDF103がシリカEDFであ
る場合について説明したが、次に、EDF103がフッ
化物EDFである場合の光増幅器100の動作について
説明する。尚、フッ化物EDFは、シリカEDFよりも
利得スペクトル平坦性が優れている等の特徴を有する。
一般に、EDFAは1.5〜1.6μm近傍に利得帯域
を有するが、これは、活性イオンであるErイオンの上
位レーザ準位(413/2)と下位レーザ準位(415/2
の間の状態遷移に対応する利得帯域である。
【0007】シリカEDFでは、Erイオンが、上記の
上位レーザ準位に存在する割合R2又は下位レーザ準位
に存在する割合R1の合計値は値‘1’に十分近く、そ
の他の準位(411/2等)に存在するErイオンの割合
R0は無視できる。このように割合R0が無視できるこ
とが、上述の利得スペクトル一定動作のための必要条件
である。一方、フッ化物EDFでは、一般に割合R0が
値‘1’より十分に小さいとはいえず、無視することが
できない。この点は、例えば、H. Masuda et al., Elec
rton. Lett. Vol. 33, pp.1710-1711, 1997 及び M. J.
Yadlowsky, Proc. of OAA, PD1, pp.2-5, 1998 に記載
されている。
【0008】図16及び図17は、1.48μm励起の
フッ化物EDFを用いた従来の光増幅器100に関し
て、利得スペクトルの総合入力信号光パワーPsin依存
性を示す図である。この図は、上記文献 H. Masuda et
al., Elecrton. Lett. Vol. 33, pp.1710-1711, 1997
に記載されている。初期状態として、総合入力信号光パ
ワーPsinが十分小さい値P1を有するとき、利得スペ
クトルの利得が値G1で平坦に保たれているとする。
【0009】図16は、信号光の波長λ1から波長λn
波長帯域で利得平坦性が保たれるように、利得検出部1
06及び駆動回路107を用いて利得制御を行った場合
の利得スペクトルを示している。上記初期状態から、P
inが大きな値P2に変化すると、波長λ1から波長λn
の波長帯域で利得平坦性が保たれるが利得が値G1より
小さな値G2になる。即ち、利得が全信号光波長におい
て低下しており、一定に保たれていない。
【0010】一方、図17は、信号光波長λ1における
利得を、利得検出部106及び駆動回路107を用いて
一定に保った場合の利得スペクトルを示している。上記
初期状態から、総合入力信号光パワーPsin大きな値P
2に変わったとき、信号光波長λ1以外の波長における
利得値はG1より小さな値になる。即ち、利得が信号光
波長λ1以外の波長において低下しており、一定に保た
れていない。
【0011】図16及び図17を用いて具体的に示した
ように、従来の光増幅器100が備えるEDF103と
してフッ化物EDFを用いた場合には、総合入力信号光
パワーPsinが変化したときに利得スペクトルが一定に
保たれないという問題がある。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、信号光の総合入力信号光パワーが変化した場合
であっても、利得スペクトルを一定に保つことのできる
光増幅器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、波長多重された信号光の光増幅を行
う希土類添加導波路と、当該希土類添加導波路の利得を
検出する利得検出部と、前記希土類添加導波路を励起光
によって励起する励起光源と、前記利得検出部によって
検出した利得に応じて前記励起光源を駆動して前記励起
光のパワーを変化させる駆動回路とを備える光増幅器で
あって、前記希土類添加導波路に入力する信号光を分岐
する分岐器と、前記分岐器によって分岐された信号光を
受光する受光器と、前記信号光の光路中に設置され、前
記信号光を減衰する可変減衰器と、前記受光器の検出結
果に応じて前記可変減衰器における損失値を制御する制
御回路とを具備し、前記駆動回路及び前記制御回路は、
前記受光器によって受光した信号光のパワーに応じて、
前記励起光パワー及び前記可変減衰器の損失値を変化さ
せ、前記信号光のパワー変化に依らず全ての信号光波長
に渡り利得を一定に保つことを特徴としている。また、
第2の発明は、波長多重された信号光の光増幅を行う希
土類添加導波路と、当該希土類添加導波路の利得を検出
する利得検出部と、前記希土類添加導波路を励起光によ
って励起する励起光源と、前記利得検出部によって検出
した利得に応じて前記励起光源を駆動して前記励起光の
パワーを変化させる駆動回路とを備える光増幅器であっ
て、前記希土類添加導波路に入力する信号光を分岐する
分岐器と、前記分岐器によって分岐された信号光を受光
する受光器と、前記希土類添加導波路の利得を制御する
制御光を出射する制御光源と、前記受光器によって受光
した信号光のパワーに応じて前記制御光源から出射され
る制御光のパワーを変化させる制御回路とを具備し、前
記駆動回路及び前記制御回路は、前記受光器によって受
光した信号光のパワーに応じて、前記励起光のパワー及
び制御光のパワーを変化させ、前記信号光のパワーの変
化に依らず全ての信号光波長に渡り利得を一定に保つこ
とを特徴としている。また、第1の発明は、前記可変減
衰器が、波長無依存の損失値を有し、前記信号光のパワ
ーが変化した場合に、前記希土類添加導波路の利得が全
ての信号光の波長に亘り一様に変化するように前記励起
光のパワーを変化させることを特徴としている。また、
第1の発明は、前記可変減衰器が、波長依存の損失値を
有し、前記信号光のパワーが変化した場合に、前記希土
類添加導波路の利得がある信号光の波長で一定であるよ
うに前記励起光のパワーを変化させることを特徴として
いる。また、第2の発明は、前記制御光の波長が、前記
信号光の波長の近傍に設定され、前記制御回路が、入力
信号光パワーが変化した場合に、前記希土類添加導波路
に入力する信号光パワーと前記制御光パワーとの和が一
定になるように前記制御光源から出射される制御光のパ
ワーを変化させることを特徴としている。
【0014】以上の手段を備える本発明をより具体的に
説明すると以下の通りである。図1は、本発明の光増幅
器の第1構成を示す図であり、図2は、本発明の光増幅
器の第2構成を示す図である。本発明の光増幅器は、希
土類添加導波路を用いた増幅器であり、希土類添加ファ
イバ増幅器及び希土類添加プレーナ導波路(Plana Ligh
twave Circuit)増幅器に分類される。
【0015】図1に示した本発明の第1構成は、信号光
の光路中に新たに可変減衰器を設置し、その損失値を総
合入力信号光パワーに応じて変えることを特徴とし、図
2に示した本発明の第2構成は、新たに設置した制御光
源からの制御光を、希土類添加導波路中に総合入力信号
光パワーに応じて入射させることを特徴としている。本
発明は、希土類添加イオンの上位レーザ準位又は下位レ
ーザ準位以外の準位の寿命が長い等の理由により、それ
らの準位以外の準位に存在する希土類イオンの割合が無
視できない場合に適用可能である。本発明で用いる希土
類添加導波路は、フッ化物エルビウム添加導波路、テル
ライトエルビウム添加導波路、プラセオジウム(Pr)
添加導波路等である。
【0016】図1に示した本発明の第1構成は、図14
に示した従来の光増幅器100が備える、エルビウム添
加ファイバ(以下、EDFと称する)103、励起光源
104、合波器105、利得検出部106、駆動回路1
07と同様な構成である。つまり、希土類添加導波路1
0と、希土類添加導波路10を光励起するための励起光
EO1を出射する励起光源11と、励起光源11からの
励起光EO1と信号光OS1とを合波する合波器12
と、希土類添加導波路10の利得を検出することによっ
て光増幅器1の利得を検出する利得検出部13と、利得
検出部13が検出した利得値に基づいて、光増幅器1の
利得を一定に保つように励起光源11を駆動する駆動回
路14とを備える。ただし、図14と同様に、希土類添
加導波路10の前後に設置するアイソレータ等の自明な
光部品は図示を省略してある。
【0017】本発明の第1構成は、上記構成に加え、希
土類添加導波路の後段に可変減衰器15が設けられると
ともに、希土類添加導波路及び合波器12の前段に信号
光OS1の一部を既知の分岐比で分岐して分岐光OB1
を得る分岐器16が設置されている。また、分岐器16
で分岐された分岐光OB1を受光して総合入力信号光パ
ワーを検出する受光器17と、受光器17の検出結果に
基づいて上記可変減衰器15の損失値を変化させる駆動
回路18を備える。
【0018】上記構成における本発明の第1構成では、
分岐器16で信号光OS1の一部を分岐光OB1として
分岐し、分岐光OB1を受光器17で受光して総合入力
信号光パワーを検出し、更にその総合入力信号光パワー
の検出値を電気信号として駆動回路18に導き、受光器
17の検出値に基づいて可変減衰器15の損失値を変化
させる。一方、利得検出部13は、希土類添加導波路1
0における利得を検出して、その検出値を電気信号とし
て駆動回路14に導き、その検出値に基づいて、励起光
源11を駆動して励起光EO1のパワーを変化させるこ
とにより、利得を一定に保つ。
【0019】本発明の第2構成は、第1構成と同様に、
希土類添加導波路10、励起光源11、合波器12、利
得検出部13、及び駆動回路14を備え、これらの構成
に加え、信号光OS1の一部を既知の分岐比で分岐光O
B2として分岐する分岐器21と、分岐器21で分岐さ
れた分岐光OB2を受光して総合入力信号光パワーを検
出する受光器22とを備えている。また、希土類添加導
波路10の利得を制御する制御光OC1を出射する制御
光源23と、制御光OC1と分岐器21を通過した信号
光OS1とを合波する合波器24と、受光器22で検出
された総合入力信号光パワーに基づいて制御光源23を
駆動して制御光OC1のパワーを制御する駆動回路25
備えている。
【0020】上記構成における本発明の第2構成は、分
岐器21で信号光OS1の一部を分岐光OB2として分
岐し、分岐光OB2を受光器22で受光することにより
総合入力信号光パワーを検出し、検出した総合入力信号
光パワーの検出値を電気信号として駆動回路25に導
き、総合入力信号光パワーの検出値に基づいて制御光源
23を駆動し、制御光OC1のパワーを変化させる。一
方、利得検出部13は、図14に示した従来技術の光増
幅器100の場合と同様に、希土類添加導波路10の利
得に応じて変化する光増幅器20の利得を検出して、そ
の検出値を電気信号として駆動回路14に導き、利得検
出部13の検出値に基づいて、励起光源を駆動11して
励起光EO1のパワーを変化させることにより、利得を
一定に保つ。
【0021】図3(a)は、本発明の第1構成における
利得スペクトルの総合入力信号光パワー(Psin)依存
性を示す図であり、図3(b),(c)は可変減衰器1
5の損失スペクトルの総合入力信号光パワーPsin依存
性を示す図である。図15〜図17に示した従来技術の
光増幅器100の特性との比較のため、総合入力信号光
パワーPsinが小さい値P1である場合の平坦利得をG
2としている。
【0022】図1に示した本発明の第1構成によって希
土類添加導波路10の利得スペクトルを図16に示した
ように制御する場合には、可変減衰器15の損失スペク
トルを図3(b)に示したように制御する。一方、希土
類添加導波路10の利得スペクトルを図17に示したよ
うに制御する場合には、可変減衰器15の損失スペクト
ルを図3(c)に示したように制御する。即ち、図3
(b)では損失値が波長無依存の可変減衰器を用い、図
3(c)では損失値が波長依存の可変減衰器を用いてい
る。その波長無依存の可変減衰器としてはNDフィルタ
ー型のものがあり、波長依存の可変減衰器としてはマッ
ハツェンダーフィルター型のものや光ファイバの曲げ損
失を利用したもの等がある。
【0023】図3(b)及び図3(c)に示した特性を
有する可変減衰器を用いた場合の何れの場合において
も、総合入力信号光パワーPsinが小さい値P1である
場合に、波長λ1から波長λnの利得波長域における可変
減衰器の損失値の最大値を値L1としている。また、総
合入力信号光パワーPsinが大きい値P2になったと
き、可変減衰器の損失値を波長λ1から波長λnの利得波
長域においてゼロに近い値L2としている。
【0024】値L2と値L1との差L2−L1を、G1
とG2との差G1−G2に等しく設定することにより、
総合入力信号光パワーPsinが大きい値P2になったと
きの平坦利得の値も値G2となり、利得スペクトルが一
定に保たれる。一般に、希土類添加導波路10を用いた
光増幅器1,20の利得は、希土類添加導波路10の長
さを長くすることにより、高くすることができる。従っ
て、本発明の第1構成の可変減衰器15の過剰損失は、
希土類添加導波路10の長さを少し長くすることによ
り、容易に補うことができる。
【0025】また、本発明の本第2構成においては、総
合入力信号光パワーPsinに応じたパワーを有する制御
光OC1を、信号光OS1とともに希土類添加導波路1
0に導くことにより、前述した上位レーザ準位及び下位
レーザ準位以外の準位に依存する希土類添加イオンの割
合R0を一定に保っている。従って、利得検出部11、
駆動回路14、及び励起光源11からなる利得制御装置
との組み合わせ動作により、上位レーザ準位及び下位レ
ーザ準位に存在する希土類添加イオンの割合R2及びR
1を共に一定に保つことができる。即ち利得スペクトル
を一定に保つことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態による光増幅器について詳細に説明する。以下
に説明する本発明の実施形態では、第1実施形態から第
6実施形態までを説明しているが、第1,4,5,6実
施形態が本発明の第1構成に関する実施形態であり、第
2及び第3実施形態が本発明の第2構成に関する実施形
態である。
【0027】〔第1実施形態〕図4は、本発明の第1実
施形態による光増幅器の構成を示す図である。図4
(a)に示した光増幅器は、図1に示した可変減衰器1
5として、図3(b)に示したような損失スペクトルの
波長無依存可変減衰器30を用いた場合であり、図4
(b)に示した光増幅器は、可変減衰器15として、図
3(c)に示したような損失スペクトルの波長依存可変
減衰器31を用いた場合である。尚、図4においては、
図1に示した各部に相当する部分には同一の符号が付し
てある。また、本実施形態においては、図1中の希土類
添加導波路10としてフッ化物エルビウム添加ファイバ
(EDF)32を用いている。
【0028】本実施形態の光増幅器において、EDF3
2の励起光源11は、発振波長が1480nmの励起光
EO1を出射する。また、信号光OS1は波長1530
〜1560nmを含み、図1中の分岐器16として信号
光OS1を1:10の分岐比で分岐するファイバカプラ
(1:10ファイバカプラ)33を用いている。利得検
出部13は、波長無依存可変減衰器30を用いた図4
(a)の場合には、分岐比が1:10であるファイバカ
プラ34、アレイ導波路格子(AWG)35、及び2個
の受光器36a,36bを有する。ファイバカプラ34
で分岐された分岐光OB2はAWG35に入力し、波長
1530nmの信号光と波長1560nmの信号光とが
分離して出力される。受光器36a,36bは、波長1
530nm及び1560nmの信号光のパワーをそれぞ
れ検出し、検出値を差動増幅器14へ出力する。差動増
幅器14は、入力される検出値が等しくなるように励起
光源11を駆動する。
【0029】また、波長依存可変減衰器31を用いた図
4(b)の場合には、分岐比が1:10であるファイバ
カプラ34、サーキュレータ37、反射波長が1530
nmのファイバグレーティング(FG)38、無反射終
端器39、及び受光器36を有する。ファイバカプラ3
4で分岐された分岐光OB2がサーキュレータ37に入
力すると、ファイバグレーティング38が接続された入
出力端から出射され、ファイバグレーティング38の反
射波長に合った波長の信号光のみが反射され、それ以外
の波長の信号光はファイバグレーティング38を通過
し、無反射終端器39に至る。無反射終端器39に至っ
た信号光は反射されない。ファイバグレーティング38
で反射された信号光は、受光器36に入射する。受光器
36は、波長1530nmの信号光パワーを検出し、そ
のパワーが一定になるように、利得検出部13に接続さ
れた差動増幅器14を用いて励起光源を駆動する。尚、
図4(b)に示した差動増幅器14の他方の入力端には
受光器36の出力に対する基準値が入力されている。
尚、図4(a),(b)に示した駆動回路18の例とし
ては、受光器17に接続したデジタル又はアナログの電
子演算回路と、波長無依存可変減衰器30又は波長依存
可変減衰器31に接続した電気回路とを組み合わせたも
のなどがある。
【0030】図4(a),(b)に示した可変減衰器
(波長無依存可変減衰器30及び波長依存可変減衰器3
1)は、以下の様に動作する。まず、ファイバカプラ3
3で信号光OS1の一部を分岐して分岐光OB1をフォ
トダイオード等の受光器17で受光して、総合入力信号
光パワー値の電気信号を得る。その電気信号に基づき、
駆動回路18を用いて、波長無依存可変減衰器30又は
波長依存可変減衰器31の損失を変化させる。図5は、
波長無依存可変減衰器30及び波長依存可変減衰器31
の波長1530〜1560nmにおける損失最大値と、
総合入力信号光パワーとの関係例を示す図である。図5
を参照すると、総合入力信号光パワーが、十分小さな値
(−30dBm)から大きな値(約−5dBm)に変化
したとき、損失最大値は、約3dB程度減少している。
【0031】上述の動作により、本実施形態の光増幅器
全体のラマン利得スペクトルは、図3(a)に示したよ
うに、総合入力信号光パワーに依らず一定に保持され
る。即ち本実施形態により、従来技術の光増幅器で問題
であった、総合入力信号光パワーが変化したときに、利
得スペクトルが一定に保たれないという欠点を解決でき
る。
【0032】〔第2実施形態〕図6は、本発明の第2実
施形態による光増幅器の構成を示す図である。本発明の
第2実施形態においては、図2中の希土類添加導波路1
0としてフッ化物エルビウム添加ファイバ(EDF)3
2を用いている。図6に示した光増幅器は、励起光源1
1として波長1480nmの励起光EO1を出射するも
のを用いている。また、信号光OS1は波長1530n
mから波長1560nmを含み、図2中の分岐器21と
して信号光OS1を1:10の分岐比で分岐するファイ
バカプラ(1:10ファイバカプラ)33を用いてい
る。
【0033】また、利得検出部13は、分岐比が1:1
0のファイバカプラ34、中心波長が1530nmであ
る狭帯域透過フィルタ40、及び受光器41を有する。
ただし、狭帯域透過フィルタ40は、図4(b)に示し
た第1実施形態のサーキュレータ37及びファイバグレ
ーティング38等を組み合わせた光フィルタである。受
光器41は、波長1530nmの信号光パワーを検出す
る。この検出値は差動増幅器14の一端に入力され、増
幅器14の他端に入力される基準値との差が求められ、
その差に応じて励起光源11を駆動する。つまり、受光
器41で検出されるパワーが一定になるように、励起光
源11が駆動される。
【0034】また、本実施形態における制御光源23
は、波長が980nmの励起光OC1を出射する。励起
光OC1の励起光パワーが大きいほど、Erイオンの上
位レーザ準位又は下位レーザ準位以外の準位の割合R0
が大きくなる。制御光源23は、総合入力信号光パワー
の変化にかかわらず、上記割合ROが一定になるよう
に、以下の様に駆動する。まず、ファイバカプラ33で
信号光OS1の一部を分岐して分岐光OB2とし、分岐
光OB2をフォトダイオード等の受光器22で受光し
て、総合入力信号光パワー値の電気信号を得る。その総
合入力信号光パワー値の電気信号に基づいて駆動回路1
8は制御光源23から出射される制御光OC1のパワー
を変化させる。図7は、制御光OC1のパワーと総合入
力信号光パワーとの関係例を示す図である。総合入力信
号光パワーが、十分小さな値(−30dBm)から大き
な値(約−5dBm)に変化したとき、制御光のパワー
は、約10mWから約2mWに減少している。この動作
により、本実施形態の全体のラマン利得スペクトルは、
前記第1実施形態と同様に、図3(a)に示したよう
に、総合入力信号光パワーに依らず一定に保持される。
【0035】〔第3実施形態〕図8は、本発明の第3実
施形態による光増幅器の構成を示す図である。図8に示
した本発明の第3実施形態による光増幅器が図6に示し
た本発明の第2実施形態による光増幅器と異なる点は、
主として制御光源23からの制御光OC1を、信号光波
長域1530〜1560nmの近傍の1529nmに設
定している点が異なる。制御光源23から出射される制
御光OC1のパワーが大きいほど、Erイオンの上位レ
ーザ準位又は下位レーザ準位以外の準位の割合ROが大
きくなる。また、図2中の合波器24に代えて、合波器
42が設けられている。合波器42はサーキュレータ4
3とファイバグレーティング(FG)44から構成され
ている。
【0036】利得検出部13は、第2実施形態と同様
に、ファイバカプラ34と、中心波長が1560nmの
狭帯域透過フィルタ40、及び受光器41を有する。受
光器41は、波長1560nmの信号光パワーを検出
し、そのパワーが一定になるように利得検出部13に接
続した差動増幅器14を用いて励起光源11を駆動す
る。前述した第2実施形態及び本第3実施形態の利得検
出部13の構成から明らかなように、利得検出を行う信
号光波長は、任意の波長でよい。
【0037】また、制御光源23は、総合入力信号光パ
ワーの変化にかかわらず、割合R0が一定になるよう
に、前記第2実施形態と同様に駆動する。図9は、制御
光パワーと総合入力信号光パワーの関係例を示す図であ
る。本実施形態においては、制御光OC1の波長が信号
光OS1の波長に近いため、総合入力信号光パワーと制
御光パワーの和がほぼ一定になるように、制御光OC1
のパワーを変化させている。図9から分かるように、総
合入力信号光パワーが、十分小さな値(−30dBm)
から大きな値(約−5dBm)に変化したとき、制御光
パワーは、約10mWから約0mWに減少している。上
述の動作により、本実施形態の全体のラマン利得スペク
トルは、前記第1実施形態と同様に、図3(a)に示し
たように、総合入力信号光パワーに依らず一定に保持さ
れる。
【0038】〔第4実施形態〕図10は、本発明第4実
施形態による光増幅器の構成を示す図である。本実施形
態による光増幅器は前述の第1実施形態と類似した構成
であるが、主に、EDFを2本用いて、その中間に可変
減衰器を設置した2段増幅構成を用い、可変減衰器の損
失による光増幅器出力の低下を防いでいる点が異なる。
つまり、EDF32、利得検出部13、差動増幅器を備
えた駆動回路14、励起光源11、及び合波器12を備
えた点は、図4(a),(b)に示した第1実施形態と
同様である。
【0039】本実施形態では、更に、分岐器33と合波
器12との間に、EDF45、可変減衰器46、利得等
化器50を備える。可変減衰器46は図4(a),
(b)中の波長無依存可変減衰器30又は波長依存可変
減衰器31である。分岐器33によって分岐された分岐
光OB1を検出する受光器17、受光器17の検出結果
に基づいて可変減衰器46を駆動する駆動回路18を備
える点は第1実施形態と同様である。また、本実施形態
では、EDF45を励起する波長1480nmの励起光
EO2を出射する励起光源47、励起光源47を駆動す
る駆動回路49、及び励起光EO2と信号光OS1とを
合波してEDF45へ導く合波器48が設けられてい
る。
【0040】本実施形態においては、中間の光部品の損
失によらず、高い信号光出力が得られるため、適宜必要
とされる利得等化器50等の光部品を、図10に示した
ように、可変減衰器に加えて設置することができるとい
う利点も有する。尚、EDF45は、簡単のため一定の
パワーを有する励起光EO2で駆動され、EDF32
が、利得スペクトルの一定制御に用いられている。ED
F32を励起する励起光源11は、光増幅器から出射し
た波長1530nm及び1560nmの信号光パワーが
等しくなるように、利得検出部13に接続した差動増幅
器14を用いて励起光源11を駆動する。上述の動作に
より、本実施形態の全体のラマン利得スペクトルは、前
記第1実施形態と同様に、図3(a)に示したように、
総合入力信号光パワーによらず一定に保持される。
【0041】〔第5実施形態〕図11は、本発明の第5
実施形態による光増幅器の構成を示す図である。本発明
の第5実施形態は上述した本発明の第4実施形態と類似
した構成であるが、主に、可変減衰器46の駆動の仕方
が異なる。本発明の第1〜4実施形態は、1波長あたり
の光増幅器への入力信号光パワーが一定である場合に適
用されるが、本実施形態は、伝送ファイバの損失変動な
どの要因により、その1波長あたりの入力信号光パワー
が変化する場合に適用される。
【0042】図11に示した本発明の第5実施形態が図
10に示した本発明の第4実施形態と異なる点は、利得
検出部13の後段に分岐器33を設け、出力される信号
光OS2の一部を分岐光OB3として分岐し、その分岐
光OB3のパワーを信号光出力パワー検出部52で検出
し、この検出値と受光器17で検出される信号光OS1
の検出値とに基づき駆動回路53が可変減衰器46の動
作を制御する。
【0043】つまり、第4実施形態で与えられる可変減
衰器46の損失値に、1波長あたりの信号光OS2パの
ワーを一定に保つための損失値が可変減衰器46によっ
て加減される。この点については、例えば、H. Suzuki
et al., Photon. Technol. Lett. Vol.10, pp. 734-73
6, 1998 を参照されたい。以上の動作により、本実施形
態の全体のラマン利得スペクトルは、前記第1実施形態
と同様に、図3(a)に示したように、総合入力信号光
パワーに依らず一定に保持される。
【0044】〔第6実施形態〕以上説明した本発明の第
1実施形態から第5実施形態による光増幅器では、希土
類添加導波路10としてフッ化物エルビウム添加ファイ
バ(EDF)を用いていたが、本実施形態ではプラセオ
ジウム添加ファイバ51を用いている。図12は、本発
明の第6実施形態による光増幅器の構成を示す図であ
る。図12に示されるように、図4(a)に示した第1
実施形態による光増幅器とは、信号光波長、励起光波
長、利得検出部のパラメータなどが異なるのみで、光増
幅器の部品配置や動作は同様である。
【0045】つまり、両実施形態の部品配置や動作は、
希土類添加ファイバの種類に依らず、フッ化物エルビウ
ム添加ファイバやプラセオジウム添加ファイバ以外の希
土類添加ファイバ(ツリウム添加ファイバなど)を用い
てもよい。また、上述した第2実施形態から第5実施形
態においても同様であり、ともにフッ化物エルビウム添
加ファイバを用いた例を示しているが、他の希土類添加
ファイバを用いてもよい。
【0046】本実施形態に示した光増幅器において、励
起光源11は波長が1020nmのもの、信号光OS3
は波長1290から波長1310nmの波長帯域であ
る。利得検出部13は、波長1290nm及び1310
nmの信号光パワーを検出し、それらのパワーが等しく
なるように、本利得検出部に接続した作動増幅器を用い
て励起光源を駆動する。上述の動作により、本実施形態
の全体のラマン利得スペクトルは、前記第1実施形態と
同様に、図5(a)に示したように、総合入力信号光パ
ワーに依らず一定に保持される。
【0047】〔第7実施形態〕図13は、本発明の第7
実施形態の光増幅器の構成を示す図である。本発明の第
7実施形態による光増幅器は第1実施形態による光増幅
器と類似した構成であるが、希土類添加導波路10とし
てエルビウム添加プレーナ導波路52を用いている点が
異なる。利得検出部13は、波長1530nm及び15
60nmの信号光パワーを検出し、それらのパワーが等
しくなるように、利得検出部13に接続した差動増幅器
14を用いて励起光源を駆動する。上述の動作により、
本実施形態の全体のラマン利得スペクトルは、前記第1
実施形態と同様に、図3(a)に示したように、総合入
力信号光パワーに依らず一定に保持される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
総合入力信号光パワーが変化したときであっても、利得
スペクトルを一定に保つことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光増幅器の第1構成を示す図であ
る。
【図2】 本発明の光増幅器の第2構成を示す図であ
る。
【図3】 (a)は、本発明の第1構成における利得ス
ペクトルの総合入力信号光パワー(Psin)依存性を示
す図であり、(b),(c)は可変減衰器15の損失ス
ペクトルの総合入力信号光パワーPsin依存性を示す図
である。
【図4】 本発明の第1実施形態による光増幅器の構成
を示す図である。
【図5】 波長無依存可変減衰器30及び波長依存可変
減衰器31の波長1530〜1560nmにおける損失
最大値と、総合入力信号光パワーとの関係例を示す図で
ある。
【図6】 本発明の第2実施形態による光増幅器の構成
を示す図である。
【図7】 制御光OC1のパワーと総合入力信号光パワ
ーとの関係例を示す図である。
【図8】 本発明の第3実施形態による光増幅器の構成
を示す図である。
【図9】 制御光パワーと総合入力信号光パワーの関係
例を示す図である。
【図10】 本発明第4実施形態による光増幅器の構成
を示す図である。
【図11】 本発明の第5実施形態による光増幅器の構
成を示す図である。
【図12】 本発明の第6実施形態による光増幅器の構
成を示す図である。
【図13】 本発明の第7実施形態の光増幅器の構成を
示す図である。
【図14】 波長多重の光ファイバ通信システムで線形
中継器として用いられる従来技術の光増幅器の構成を示
すブロック図である。
【図15】 従来の光増幅器100の動作に関する利得
スペクトルの総合入力信号光パワー依存性を示す図であ
る。
【図16】 1.48μm励起のフッ化物EDFを用い
た従来の光増幅器100に関して、利得スペクトルの総
合入力信号光パワーPsin依存性を示す図である。
【図17】 1.48μm励起のフッ化物EDFを用い
た従来の光増幅器100に関して、利得スペクトルの総
合入力信号光パワーPsin依存性を示す図である。
【符号の説明】
10…希土類添加導波路、13…利得検出部、11…励
起光源、14…駆動回路、16…分岐器、17,22…
受光器、15…可変減衰器、23…制御光源、18,2
5…駆動回路(制御回路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 3/131 H04B 9/00 J H04J 14/00 14/02 H04B 10/17 10/16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重された信号光の光増幅を行う希
    土類添加導波路と、当該希土類添加導波路の利得を検出
    する利得検出部と、前記希土類添加導波路を励起光によ
    って励起する励起光源と、前記利得検出部によって検出
    した利得に応じて前記励起光源を駆動して前記励起光の
    パワーを変化させる駆動回路とを備える光増幅器であっ
    て、 前記希土類添加導波路に入力する信号光を分岐する分岐
    器と、 前記分岐器によって分岐された信号光を受光する受光器
    と、 前記信号光の光路中に設置され、前記信号光を減衰する
    可変減衰器と、 前記受光器の検出結果に応じて前記可変減衰器における
    損失値を制御する制御回路とを具備し、 前記駆動回路及び前記制御回路は、前記受光器によって
    受光した信号光のパワーに応じて、前記励起光パワー及
    び前記可変減衰器の損失値を変化させ、前記信号光のパ
    ワー変化に依らず全ての信号光波長に渡り利得を一定に
    保つことを特徴とする光増幅器。
  2. 【請求項2】 波長多重された信号光の光増幅を行う希
    土類添加導波路と、当該希土類添加導波路の利得を検出
    する利得検出部と、前記希土類添加導波路を励起光によ
    って励起する励起光源と、前記利得検出部によって検出
    した利得に応じて前記励起光源を駆動して前記励起光の
    パワーを変化させる駆動回路とを備える光増幅器であっ
    て、 前記希土類添加導波路に入力する信号光を分岐する分岐
    器と、 前記分岐器によって分岐された信号光を受光する受光器
    と、 前記希土類添加導波路の利得を制御する制御光を出射す
    る制御光源と、 前記受光器によって受光した信号光のパワーに応じて前
    記制御光源から出射される制御光のパワーを変化させる
    制御回路とを具備し、 前記駆動回路及び前記制御回路は、前記受光器によって
    受光した信号光のパワーに応じて、前記励起光のパワー
    及び制御光のパワーを変化させ、前記信号光のパワーの
    変化に依らず全ての信号光波長に渡り利得を一定に保つ
    ことを特徴とする光増幅器。
  3. 【請求項3】 前記可変減衰器は、波長無依存の損失値
    を有し、前記信号光のパワーが変化した場合に、前記希
    土類添加導波路の利得が全ての信号光の波長に亘り一様
    に変化するように前記励起光のパワーを変化させること
    を特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  4. 【請求項4】 前記可変減衰器は、波長依存の損失値を
    有し、前記信号光のパワーが変化した場合に、前記希土
    類添加導波路の利得がある信号光の波長で一定であるよ
    うに前記励起光のパワーを変化させることを特徴とする
    請求項1記載の光増幅器。
  5. 【請求項5】 前記制御光の波長は、前記信号光の波長
    の近傍に設定され、 前記制御回路は、入力信号光パワーが変化した場合に、
    前記希土類添加導波路に入力する信号光パワーと前記制
    御光パワーとの和が一定になるように前記制御光源から
    出射される制御光のパワーを変化させることを特徴とす
    る請求項2記載の光増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009164565A (ja) * 2007-12-13 2009-07-23 Nec Corp 利得等化器、光増幅器および光増幅方法

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