JP2008105096A - レーザ加工方法及びレーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照射領域におけるビーム強度分布の均一化の向上及び維持を実現するためのレーザ加工方法及びレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】 レーザ加工装置(1)は、ASE光を出射するASE光発生部(10)と、ASE光を複数ビームに分割するホモジナイザ(40)を少なくとも備える。加工用レーザ光としてASE光を出射するASE発生部(10)が設けられることにより、ビーム間干渉による均一性劣化が抑制される。また、レーザ加工の際、ホモジナイザ(40)に含まれる集光レンズ(42)の焦点位置から対象物(9)がずれるよう、対象物(9)に対して集光レンズ(42)を配置するか、ASE光発生部(10)から出射されるASE光自体のビーム品質Mを意図的に2〜10程度に劣化させるか、又は、これらの組み合わせにより、ビーム強度分布の均一化を向上させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、加工用レーザ光を複数ビームに分割し、対象物に対して面照射するレーザ加工方法、及び、このレーザ加工方法を実現するレーザ加工装置に関するものである。
レーザ光を加工対象物に照射して該加工対象物を加工する技術において、そのレーザ光のビーム品質は極めて重要である。例えば、レーザ光を集光して当該集光スポットにおけるビーム強度を高めようとすると、そのレーザ光は、集光スポットを高密度に絞ることができる回折限界に近いビーム品質Mを有するのが望ましい。すなわち、ビーム品質Mは略1であることが望まれる。このように略1のビームMを有するレーザ光は、特に穴あけや切断などの除去加工に好適である。
一方、レーザ光照射により接合加工を行う際には、レーザ光は二以上の加工対象物に同時に照射されなければならない。ことから、集光スポットをあまり狭い領域に限定することは望ましくない。寧ろ、照射領域におけるビーム強度分布がトップフラットな均一分布になっていることが望まれる。このような要望を実現する技術として、例えば特許文献1に開示されているような回折型光学部品を含むホモジナイザなどが提案されている。
特開2003-114400号公報
発明者らは、従来のレーザ加工装置について詳細に検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、特許文献1に開示されたような回折型光学部品を含むホモジナイザでは、加工用レーザ光のスペクトル特性に対する要求が特に限定されていなかった。そのため、従来から普及しているYAG結晶などを用いた固体レーザ光源を使用すると、ホモジナイザを経て照射されるビームの強度分布に干渉パターンが生じてしまう。これは、YAG結晶中のNd又はYbなどの利得スペクトルは狭帯域となることに起因しており、結果的に、照射領域におけるビーム強度分布の均一度が損なわれるという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、照射領域におけるビーム強度分布の均一化の向上及び維持を実現するための構造を備えたレーザ加工方法及びレーザ加工装置を提供することを目的としている。
この発明に係るレーザ加工方法及びレーザ加工装置では、加工用レーザ光としてスペクトル帯域の広いASE(Amplified Spontaneous Emission)光を利用することにより、照射領域におけるビーム間干渉を効果的に抑制する。
具体的に、この発明に係るレーザ加工装置は、加工用レーザ光として所定半値幅のスペクトルを有するASE光を出力するASE光発生部と、ASE光から生成された複数ビームを面照射するためのホモジナイザを、少なくとも備える。ASE光発生部は、希土類元素が添加された光増幅媒質と、該光増幅媒質に供給すべき励起光を出力する励起光源とを含む。また、ホモジナイザは、ASE光発生部から出力されたASE光を複数ビームに分割する回折型光学部品と、該回折型光学部品から出力された複数ビームそれぞれを集光する集光レンズとを含む。なお、この発明に係るレーザ加工装置は、配置調整機構をさらに備えてもよい。配置調整機構は、対象物のビーム照射面が集光レンズの焦点位置から該集光レンズの光軸に沿って所定距離だけずれるように、対象物に対する集光レンズの配置を調整する。
この発明に係るレーザ加工装置において、光増幅媒質は、ガラスを主成分とする。この場合、光増幅媒質は、光出射端におけるコア径が20μm以上である増幅用光ファイバを含むのが好ましい。
また、この発明に係るレーザ加工装置は、ASE光発生部とホモジナイザとの間の光路上に配置された光増幅器をさらに備えてもよい。なお、光増幅器が設けられた構成では、当該光増幅器内の増幅用光ファイバは、20μm程度のコア径と、0.08程度のNAを有するのが好ましい。このようにクラッド経に対するコア径の比率を高めることにより、波長975nmの光に対する単位長当たりの非飽和吸収も向上し、励起効率を向上させることができるからである。
この発明に係るレーザ加工方法は、上述のような構造を有するレーザ加工装置(この発明に係るレーザ加工装置)を利用し、対象物に照射される加工用レーザ光(ASE光)のデフォーカシング、該加工用レーザ光のビーム品質Mの意図的な劣化、又はこれらの組み合わせにより、対象物に対するレーザ面加工を実現する。
具体的に、この発明に係るレーザ加工方法は、加工用レーザ光として生成されたASE光を一旦複数ビームに分割した後、該複数ビームそれぞれを集光レンズを介して対象物に照射する。
特に、デフォーカシングによるレーザ加工の場合、ホモジナイザに含まれる集光レンズは、対象物のビーム照射面が集光レンズの焦点位置から該集光レンズの光軸に沿って所定距離だけずれるように、対象物に対して配置される。このような配置状態において、加工用レーザ光として所定半値幅のスペクトルを有するASE光が生成され、生成されたASE光が複数ビームに分割され、そして、分割された複数ビームそれぞれが集光レンズを介して対象物に照射される。なお、このようなデフォーカシングによるレーザ加工の場合、加工用レーザ光の空間伝搬距離を十分に確保するため、生成されるASE光のビーム品質Mは1以上かつ2以下であるのが好ましい。
一方、加工用レーザ光のビーム品質Mを意図的に劣化させる場合、加工用レーザ光として所定半値幅のスペクトルを有するとともにビーム品質Mが2以上かつ10未満のASE光が生成される。生成されたASE光を複数ビームに分割され、そして、分割された複数ビームそれぞれが、集光レンズを介して対象物に照射される。
なお、生成されるASE光は、その半値全幅が35nmを超えるスペクトルを有するのが好ましい。対象物に対する加工用レーザ光の照射の際には、ASE光のスペクトル形状は10ms以下の時定数で経時的に変化させられてもよい。また、対象物のビーム照射領域それぞれに対して、10ms以上に亘って複数ビームそれぞれが連続照射されてもよい。
この発明に係るレーザ加工方法及びレーザ加工装置によれば、照射領域におけるビーム強度分布の均一化の向上及び維持が実現可能になる。
以下、この発明に係るレーザ加工方法及びレーザ加工装置の各実施形態を、図1〜10を参照しながら詳細に説明する。なお、図面の説明において同一部位、同一要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(装置の第1実施形態)
先ず、この発明に係るレーザ加工方法を実現するためのレーザ加工装置の第1実施形態について説明する。図1は、この発明に係るレーザ加工装置の第1実施形態の構成を示す図である。図1に示された加工装置1は、ASE光発生部10、光増幅部30、ホモジナイザ40及び配置調整機構50を備える。ASE光発生部10から出力されたASE光は、光増幅部30により増幅され、ホモジナイザ40を経て、そして、ホモジナイザ40から出力されたASE光(複数ビーム)が加工対象物9に照射される(加工対象物9のレーザ面加工)。
ASE光発生部10は、Yb添加光ファイバ11、励起光源12及び光アイソレータ13を含む。Yb添加光ファイバ11は、石英ガラスを主成分とし、希土類元素であるYb元素が光導波領域に添加された光増幅媒質である。励起光源12は、Yb添加光ファイバ11に供給される励起光を出力する。また、光アイソレータ13は、Yb添加光ファイバ11から出力されて到達したASE光を光増幅部30へ通過させる一方、逆方向には光を通過させない。
好ましくは、Yb添加光ファイバ11は単一クラッド構造の増幅用光ファイバである。励起光源12は500mW級の0.98μm帯単一モード励起光を出力するレーザダイオードである。また、Yb添加光ファイバ11は、コア径が5μmであり、非飽和吸収ピークが240dB/mであり、全長が20mである。
光増幅部30は、Yb添加光ファイバ31、励起光源32〜32、コンバイナ33及びコリメータ34を含む。Yb添加光ファイバ31は、石英ガラスを主成分とし、希土類元素であるYb元素が光導波領域に添加された光増幅媒質である。励起光源32〜32それぞれは、Yb添加光ファイバ31に供給される励起光を出力する。コンバイナ33は、ASE光発生部10から出力されたASE光とともに励起光源32〜32から出力された励起光が入力され、これらASE光及び励起光の合波光をYb添加光ファイバ31へ出力する。コリメータ34は、Yb添加光ファイバ31において増幅されたASE光をコリメートし、コリメートされたASE光がホモジナイザ40へ導かれる。なお、ホモジナイザ40の直前に増幅用光ファイバが設けられた構成では、増幅用光ファイバであるYb添加光ファイバ31は、20μm程度のコア径と、0.08程度のNAを有するのが好ましい。このようにクラッド経に対するコア径の比率を高めることにより、波長975nmの光に対する単位長当たりの非飽和吸収も向上し、励起効率を向上させることができるからである。ただし、光増幅器30を備えていない構成では、Yb添加光ファイバ11(ホモジナイザ40に最も近い増幅用光ファイバ)のコア径が、20μm以上であるのがより好ましい、この場合も、励起効率を向上させることができ、ホモジナイザ40から出力される加工用レーザ光の強度分布の均一化をより促進させることが可能になる。
好ましくは、Yb添加光ファイバ31は二重クラッド構造の増幅用光ファイバである。励起光源32〜32は0.98μm帯マルチモード励起光を出力するレーザダイオードである。また、Yb添加光ファイバ31は、外径6μmのコアと、外径125μmの内クラッドと、外クラッドを有し、内クラッドの断面は真円ではない。また、Yb添加光ファイバ31の内クラッドを伝搬する波長975nmの光に対する単位長あたりの非飽和吸収は2dB/mである。Yb添加光ファイバ31に注入される波長0.98μm帯励起光のパワーは10Wであり、出力されるASE光のパワーは7Wである。
ホモジナイザ40は、回折型光学部品41及び集光レンズ42を含む。回折型光学部品41は、ASE光発生部10から出力されASE光であって、光増幅部30において増幅されるとともにコリメートされたASE光を入力する。入力されたASE光は、回折型光学部品41により複数ビームに分割される。回折型光学部品41は、透明な概略平板状の形状を有し、その主面には2次元的な凹凸パターンが形成されている。回折型光学部品41は、入射光の位相変化量が入射位置に依存するように回折現象を利用して入力されたASE光を複数ビームに分割する。集光レンズ42は、回折型光学部品41から出力された複数ビームそれぞれを加工対象物9へ向けて集光する(レーザ照射)。例えば、集光レンズ42の焦点距離は100mmである。
この発明に係るレーザ加工方法は、上述のような構造を有するレーザ加工装置1を用いてレーザ加工を行うが、その際、デフォーカシング、ビーム品質の意図的な劣化、又はそれらの組み合わせにより、照射領域におけるビーム均一度の向上が図られる。
なお、デフォーカシングが行われる場合、加工対象物9は、集光レンズ42の後焦点面に配置されてもよいが、集光レンズ42の後焦点面と異なる位置に配置されるのが好ましい。後者のように配置されることにより、加工対象物9における照射強度分布が更に均一化され得る。ただし、集光レンズ42の後焦点面と加工対象物9とが大きくずれると、照射ビームのピーク強度が損なわれるので、許容されるずれは焦点距離の±10%程度である。したがって、集光レンズ42と加工対象物9との間の距離は90mm〜110mmの範囲内にあるのが好ましい。
以下、デフォーカシングが行われる場合のレーザ加工装置1の動作について説明する。ASE光発生部10では、励起光源12から出力された励起光がYb添加光ファイバ11に供給され、Yb添加光ファイバ11内でASE光が発生する。発生したASE光は、光アイソレータ13を経て光増幅部30へ出力される。
光増幅部30では、励起光源32〜32から出力された励起光がコンバイナ33を経てYb添加光ファイバ31に供給される。また、ASE光発生部10から出力されたASE光も、コンバイナ33を経てYb添加光ファイバ31に入力されるため、Yb添加光ファイバ31に入力されたASE光は、Yb添加光ファイバ31において増幅される。増幅されたASE光は、コリメータ34によりコリメートされた後、該コリメートされたASE光がホモジナイザ40へ出力される。
ホモジナイザ40では、光増幅部30から出力されたASE光(コリメート光)が、回折型光学部品41により複数ビームに分割される。回折型光学部品41から出力された複数ビームそれぞれは、集光レンズ42により集光され、加工対象物9へ照射される。ここで、加工対象9に対する集光レンズ42の配置は、配置調整機構50によって調整される。すなわち、配置調整機構50は、加工対象物9のビーム照射面が集光レンズ42の焦点位置から該集光レンズ42の光軸AXに沿って所定距離だけずれるように、加工対象物9に対する集光レンズ42の配置を調整する。また、回折型光学部品41及び集光レンズ42によりホモジナイザ40が一体的に構成されている場合、配置調整機構50は、集光レンズ42を含むホモジナイザ40全体の配置を調整する。
図2は、第1実施形態に係るレーザ加工装置1における光ビーム断面のパワー分布を示す図である。光増幅部30からホモジナイザ40へ向かうASE光は、図中のAで指示されたパワー分布を有する(ガウシアン分布の形状を有する)。これに対し、ホモジナイザ40から出力されるASE光は、理想的には、図中のBで指示されたパワー分布を有する(ある範囲において均一分布となる)。
図3は、Yb添加光ファイバの誘導放出断面積(G310))及び吸収断面積(G320)それぞれのスペクトルを示す。Yb元素が結晶に添加されている場合、該Yb元素添加結晶の利得スペクトルは狭帯域スペクトルになるのに対し、Yb元素が光ファイバ等のガラスに添加されている場合、この図から判るように、利得スペクトルは連続的なスペクトルになる。したがって、ASE光発生部10から出力されるASE光のスペクトル帯域幅を広くすることができる。このことは、Yb元素だけでなく他の希土類元素(例えばNdやEr等)でも同様であり、また、光ファイバだけでなくガラスロッドでも同様である。中でも、Yb添加光ファイバは、励起光波長と被増幅光波長とが近く、量子変換効率が高いので、ハイパワー出力に最も適した光増幅媒質である。
図4は、第1実施形態に係るレーザ加工装置1から出力されるASE光のスペクトルである。この図に示されたように、レーザ加工装置1は、利得等化フィルタなど、波長依存性のある損失スペクトルを持つ光部品を用いることなしに、波長範囲1040nm〜1075nmまでほぼ平坦で35nm以上の半値全幅を有する光出力スペクトルが得られる。
図5は、単一波長1065nmの光をホモジナイザ40に入力させたときにホモジナイザ40から出力される光の強度分布を示す図である。また、図6は、波長1065nmを中心とする帯域幅50nmにおいて波長間隔1nmの多波長の光をホモジナイザ40に入力させたときにホモジナイザ40から出力される光の強度分布を示す図である。なお、後者(図6)は、帯域幅50nmに亘る連続スペクトル光源を近似したシミュレーション結果である。図6では、中央付近に干渉縞が確認できるが、これは、近似モデルによるシミュレーション限界と考えられる。すなわち、連続スペクトルのソフトウエアによる解析は困難であり、実際のシミュレーションでは、帯域幅50nmに亘る連続スペクトル光源の近似モデルとして、チャネル間隔を1nmとした50チャネルの離散的スペクトル光源について行われているからである。
これら図5及び図6から判るように、単一波長1065nmの場合(図5)と比べて、帯域幅50nmの場合(図6)では、干渉縞が軽減され、よりビーム強度分布が均一化されている。すなわち、単一波長1065nmの場合(図5)では、ビーム強度がピーク値の半分以下の領域が全体の半分以上に達するのに対し、帯域幅50nmの場合(図6)では、ビーム強度がピーク値の半分以下の領域は全体の10%以下に抑えられ、ほぼ照射領域全体が均一に加工されることが判る。
ここで、均一度の指標として以下の式(1)で定義されるrms値を求め、全エリアでの平均パワーPとの比をとると、単一波長1065nmの場合(図5)では99%であるのに対し、帯域幅50nmの場合(図6)では37%に改善されていることがわかる。P(x,y)は各ポイントでのパワーであり、Sはエリア面積である。なお、この計算では連続的スペクトルではなく50波長の離散的スペクトルを仮定したので、実際には更に改善されると思われる。
なお、照射領域におけるビーム強度分布を最終的にトップフラットに広げる場合でも、ASE発生不10から出力されるASE光のビーム品質Mは略1(回折限界)であるのが好ましい。回折限界のビームであれば実質的な平行光として、数10cmの空間伝搬距離を確保することができ、加工設備の設計自由度が飛躍的に向上する。図7は、ホモジナイザ40から出力された複数ビームの出射パターンを示す図である。この図に示されたように、ホモジナイザ40から出力された複数ビームは照射領域EA内にそれぞれ到達する。照射領域EA内のS1は、ビーム品質Mが1の場合のビーム照射パターンを示すのに対し、S2は、ビーム品質Mが2の場合のビーム照射パターンを示す。ビーム品質Mが2の場合、各ビームスポット径は約2倍に拡大し、隣接するスポット間では一部重なってしまう。ところが、レーザ加工装置1では、加工用レーザ光として帯域幅の広いASE光が利用されているため、ビーム間干渉の影響は殆ど確認できない。したがって、上述のように、デフォーカシングによるレーザ加工を行う場合(この発明に係るレーザ加工方法の第1実施形態)、ASE光発生部10から出力されるASE光のビーム品質Mは1〜2程度であるのが好ましい。
一方、ホモジナイザ40を利用したレーザ加工では、ビーム品質Mがある程度劣化していると、ビームスポットそれぞれがぼけてしまい、照射領域におけるビーム強度分布の均一化を促進する効果も期待できる。ただし、あまりにもビーム品質Mを劣化させると(例えばLD直接出力のようにビーム品質Mが100を越える場合)、逆に、ホモジナイザ40から出力された加工用レーザ光の空間伝搬距離が確保できなくなる。この場合、加工対象9と集光レンズ42とを常に接近させておかなければならず、増幅用光ファイバを利用する利点がなくなってしまう。
そこで、この発明に係るレーザ加工方法の第2実施形態は、上述のような構造を有するレーザ加工装置1を利用し、かつ、加工用レーザ光としてビーム品質Mが2以上10未満のASE光を、ASE光発生部10から出力させることを特徴としている。
なお、レーザ加工の際、ホモジナイザ40から出力される複数ビームそれぞれが余りにもぼけてしまうと、各ビームのピーク強度が下がってしまうことなる(加工効率の著しい低下)。あるいは、各ビームスポットが広がりすぎて、加工対象領域から外れるべき領域(加工領域周辺に位置するレーザ加工したくない領域)まで加工してしまうリスクもある。図8は、異なるビーム品質Mの光についてスポット径とデフォーカス距離Dとの関係を示すグラフである。なお、デフォーカス距離Dは、図8の領域(a)に示されたように、集光レンズ42の集光位置(集光面F)から、該集光レンズ42の光軸AXに沿ったズレ量で与えられる。また、図8の領域(b)において、グラフM100はビーム品質Mが1の光、グラフM200はビーム品質Mが2の光、グラフM300はビーム品質Mが10の光、グラフM400はビーム品質Mが20の光それぞれについて、スポット径とデフォーカス距離Dとの関係を示している。
集光レンズ42の焦点距離100mmに対して±10%、つまりデフォーカス距離Dが0〜0.01mの範囲内において、ビーム品質Mの光は、350μm程度の最大スポット径を有する。そこで、デフォーカス距離Dが0〜0.01mの範囲内において、最大スポット径が350μm程度に収まるまでビーム品質Mの劣化は許容可能である。例えば、ビーム品質Mが2の場合(M200)、焦点深度のトレランスにはビーム品質Mが1の光と有意な差は認められない。一方、ビーム品質Mが20の場合(M200)、最大スポット径を350μm以下に抑えるために許容されるデフォーカス距離Dは、集光レンズ42の焦点距離の±8%となり、焦点深度のトレランスが劣化する。精々、許容可能なビーム品質Mは10未満である。したがって、ASE光発生部10から出力されるASE光のビーム品質Mは、2以上10未満の範囲内に設定されるのが好ましい。
(装置の第2実施形態)
次に、この発明に係るレーザ加工装置の第2実施形態について説明する。なお、対象物に照射される加工用レーザ光(ASE光)のデフォーカシング、該加工用レーザ光のビーム品質Mの意図的な劣化、又はこれらの組み合わせにより、対象物に対するレーザ面加工を実現する、この発明に係レーザ加工方法は、この第2実施形態に係るレーザ加工装置によっても実現可能である。
図9は、この発明に係るレーザ加工装置の第2実施形態の構成を示す図である。図9に示されたレーザ加工装置2は、ASE光発生部20、光増幅部30、ホモジナイザ40及び配置調整機構50を備える。ASE光発生部20から出力されたASE光は、光増幅部30により増幅された後、ホモジナイザ40を経て加工対象物9に照射される(加工対象物9のレーザ面加工)。
図1に示された第1実施形態に係るレーザ加工装置1の構成と比較すると、第2実施形態に係るレーザ加工装置2(図9)は、ASE光発生部10に替えてASE光発生部20を備える点で相違する。ASE光発生部20は、Yb添加光ファイバ21、励起光源22、光カプラ23、光アイソレータ24、光カプラ25、光アイソレータ26、可変光減衰器27及びバンドパスフィルタ28を含む。この第2実施形態における他の構成については、第1実施形態と実質的に一致しているため、以下の説明では、主に相違点を中心に説明する。
Yb添加光ファイバ21は、石英ガラスを主成分とし、希土類元素であるYb元素が光導波領域に添加された光増幅媒質である。励起光源22は、Yb添加光ファイバ21に供給すべき励起光を出力する。光カプラ23は、励起光源22から到達した励起光をYb添加光ファイバ21へ出力し、Yb添加光ファイバ21から到達したASE光を光アイソレータ24へ出力する。
光アイソレータ24は、光カプラ23から出力されたASE光を光カプラ25へ通過させる一方、逆方向には光を通過させない。光カプラ25は、光アイソレータ24から到達したASE光の一部を光アイソレータ26へ出力し、ASE光の残部を可変光減衰器27へ出力する。光アイソレータ26は、光カプラ25から到達したASE光を光増幅部30へ通過させる一方、逆方向には光を通過させない。
可変光減衰器27は、光カプラ25により分岐されたASE光の一部に減衰を与えた後、バンドパスフィルタ28へ出力する。バンドパスフィルタ28は、可変光減衰器27から出力されたASE光のうち波長1090nm帯(半値全幅5nm以上)のASE光を選択的にYb添加光ファイバ21へ出力する。なお、バンドパスフィルタの機能は、本来はASE光レベルが低い波長域において、選択的に、ASE光を増強することになるので、波長依存性を有する溶融型ファイバカプラなどでもよい。このASE光発生部20は、帰還ループ構成を有しているが、発振しないように可変光減衰器27における減衰量が調整される。
レーザ加工装置2は以下のように動作する。なお、適用されるレーザ加工方法は、対象物に照射される加工用レーザ光(ASE光)のデフォーカシング、該加工用レーザ光のビーム品質Mの意図的な劣化、又はこれらの組み合わせのいずれであってもよい。
ASE光発生部20では、励起光源22から出力された励起光が光カプラ23を経てYb添加光ファイバ21に供給され、そのYb添加光ファイバ21内においてASE光が発生する。Yb添加光ファイバ21において発生したASE光のうち光カプラ23へ向かうASE光は、光カプラ23及び光アイソレータ24を経て光カプラ25に入力される。光アイソレータ24から光カプラ25に入力されたASE光のうち、その一部は光アイソレータ26を経て光増幅部30へ出力され、残部は可変光減衰器27へ出力される。
光カプラ25から可変光減衰器27に入力されたASE光は、可変光減衰器27において所定の減衰を受けた後、バンドパスフィルタ28に入力される。バンドパスフィルタ28に入力されたASE光のうち波長1090nm帯のASE光が選択的にバンドパスフィルタ28から出力される。バンドパスフィルタ28から出力されたASE光は、Yb添加光ファイバ21に入力され、Yb添加光ファイバ21において増幅される。
図10は、この第2実施形態に係るレーザ加工装置2から出力されるASE光のスペクトルである。この図に示されたように、レーザ加工装置2からは、波長範囲1040nm〜1090nmで帯域幅50nmを有する光出力スペクトルが得られる。
なお、図6に見られるような干渉縞は、ASE光発生部20からの特定の光出力スペクトルにおいてある程度は必ず生じてしまうことが多い。この影響を低減するために、可変光減衰器27として、時定数が数10μsであって挿入損が変調可能な磁気光学効果を用いたデバイスを使用し、上記光出力スペクトルを可変にすることが考えられる。ただし、ASEスペクトルはYbイオンの反転分布に依存するので、その変化はYbイオンの励起寿命(約1ms)に支配される。したがって、図6に見られるような干渉縞も、変化する時定数は1msのオーダーとなる。このことから、加工対象物9にも連続して10ms程度以上の時間で1箇所に照射を行う加工方法が望ましい。
この発明に係るレーザ加工装置の第1実施形態の構成を示す図である。 第1実施形態に係るレーザ加工装置における光ビーム断面のパワー分布を示す図である。 Yb添加光ファイバの誘導放出断面積及び吸収断面積それぞれのスペクトルである。 第1実施形態に係るレーザ加工装置から出力されるASE光のスペクトルである。 単一波長1065nmの光が入力させたときの、ホモジナイザから出力される光の強度分布を示す図である。 波長1065nmを中心とする帯域幅50nmにおいて波長間隔1nmの多波長の光が入力されたときの、ホモジナイザから出力される光の強度分布を示す図である。 ホモジナイザから出力された複数ビームの出射パターンを示す図である。 異なるビーム品質Mの光についてスポット径とデフォーカス距離Dとの関係を示すグラフである。 この発明に係るレーザ加工装置の第2実施形態の構成を示す図である。 第2実施形態に係るレーザ加工装置から出力されるASE光のスペクトルである。
符号の説明
1、2…レーザ加工装置、10、20…ASE光発生部、11、21、31…Yb添加光ファイバ、12、22、32〜32…励起光源、13、24、26…光アイソレータ、23、25…光カプラ、27…可変光減衰器、28…バンドパスフィルタ、30…光増幅部、33…コンバイナ、34…コリメータ、40…ホモジナイザ、41…回折型光学部品、42…集光レンズ、50…配置調整機構。

Claims (15)

  1. 加工用レーザ光を複数ビームに分割した後、該複数ビームそれぞれを集光レンズを介して対象物に照射するレーザ加工方法であって、
    前記対象物のビーム照射面が前記集光レンズの焦点位置から該集光レンズの光軸に沿って所定距離だけずれるように、前記対象物に対して前記集光レンズを配置し、
    前記加工用レーザ光として所定半値幅のスペクトルを有するASE(Amplified Spontaneous Emission)光を生成し、
    生成された前記ASE光を複数ビームに分割し、そして、
    分割された前記複数ビームそれぞれを、前記集光レンズを介して前記対象物に照射するレーザ加工方法。
  2. 前記ASE光のビーム品質Mは1以上かつ2以下であることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  3. 加工用レーザ光を複数ビームに分割した後、該複数ビームそれぞれを集光レンズを介して対象物に照射するレーザ加工方法であって、
    前記加工用レーザ光として所定半値幅のスペクトルを有するとともにビーム品質Mが2以上かつ10未満のASE光を生成し、
    生成された前記ASE光を複数ビームに分割し、そして、
    分割された前記複数ビームそれぞれを、前記集光レンズを介して前記対象物に照射するレーザ加工方法。
  4. 前記ASE光は、その半値全幅が35nmを超えるスペクトルを有することを特徴とする請求項1又は3記載のレーザ加工方法。
  5. 前記ASE光のスペクトル形状を10ms以下の時定数で経時的に変化させることを特徴とする請求項1又は3記載のレーザ加工方法。
  6. 前記対象物のビーム照射領域それぞれに対して、10ms以上に亘って連続照射することを特徴とする請求項4記載のレーザ加工方法。
  7. 加工用レーザ光として所定半値幅のスペクトルを有するASE光を出力するASE光発生部であって、希土類元素が添加された光増幅媒質と、該光増幅媒質に供給すべき励起光を出力する励起光源とを含むASE光発生部と、
    前記ASE光発生部から出力されたASE光を複数ビームに分割する回折型光学部品と、該回折型光学部品から出力された複数ビームそれぞれを集光する集光レンズとを含むホモジナイザとを備えたレーザ加工装置。
  8. 前記ASE光発生部は、ビーム品質Mが1以上かつ2以下のASE光を出力することを特徴とする請求項7記載のレーザ加工装置。
  9. 前記ASE光発生部は、ビーム品質Mが2以上かつ10未満のASE光を出力することを特徴とする請求項7記載のレーザ加工装置。
  10. 前記光増幅媒質は、ガラスを主成分とすることを特徴とする請求項7記載のレーザ加工装置。
  11. 前記光増幅媒質は、Yb添加光ファイバを含むことを特徴とする請求項10記載の加工装置。
  12. 前記光増幅媒質は、光出射端におけるコア径が20μm以上である増幅用光ファイバを含むことを特徴とする請求項10記載の加工装置。
  13. 前記ASE光発生部と前記ホモジナイザとの間の光路上に配置された光増幅器をさらに備えた請求項7記載のレーザ加工装置。
  14. 前記光増幅器に含まれる増幅用光ファイバは、20μm以上のコア径を有することを特徴とする請求項13記載の加工装置。
  15. 前記対象物のビーム照射面が前記集光レンズの焦点位置から該集光レンズの光軸に沿って所定距離だけずれるように、前記対象物に対する前記集光レンズの配置を調整するための配置調整機構をさらに備えたことを特徴とする請求項7記載のレーザ加工装置。
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