JP2005039126A - 広帯域光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発振の可能性が抑制され効率が優れた広帯域光源を提供する。
【解決手段】 励起光源14aから出力された励起光は、光カプラ15および光カプラ12a,12bを経て、EDF11aに供給される。励起光源14cから出力された励起光は、光カプラ12cを経て、EDF11bに供給される。励起光が供給されたEDF11a,11bそれぞれではASE光が発生し、そのASE光は、光カプラ16の第1入力ポート161および第2入力ポート162に入力し合波されて出力ポート163から出力され、更に、光コネクタ18から外部へ出力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、広帯域の光を出力することができる広帯域光源に関するものである。
広帯域の光を出力することができる広帯域光源は、例えば光計測の分野において有用である。このような広帯域光源として、光増幅性導波路で放出されて光増幅されたASE(Amplified Spontaneous Emission)光を出力するものが知られている。例えば、特許文献1に開示された広帯域光源は、光増幅性導波路としてEr元素添加光ファイバ(EDF: Erbium Doped Fiber)を用いるものである。図11は、特許文献1に開示された従来の広帯域光源8の構成図である。この広帯域光源8は、EDF81を含む光導波路の第1端側に光カプラ82、光アイソレータ83および光コネクタ88を備え、該光導波路の第2端側に反射体89を備えている。
この広帯域光源8では、励起光源84から出力された励起光は光カプラ82を経てEDF81に供給されて、EDF81においてASE光が発生する。EDF81のうち反転分布が比較的高い(60%程度以上)領域では、Cバンド(1530nm〜1565nm)内に利得ピークが存在する。これに対して、EDF81のうち反転分布が比較的低い(40%程度)領域では、Lバンド(1565nm〜1625nm)内に利得ピークが存在する。EDF81で発生したASE光は、反射体89により反射された後に光アイソレータ83に入力し、或いは、直接に光アイソレータ83に入力して、光アイソレータ83を透過して光コネクタ88から出力される。したがって、この広帯域光源8は、光コネクタ88から、CバンドおよびLバンドの双方に跨る広帯域のASE光を出力することができる。
しかし、この広帯域光源8は、EDF81を挟んで反射体89および光アイソレータ83が共振器を構成していることから、発振する可能性がある。この発振を防止し得る構成として、図12に示された構成を有する広帯域光源9が考えられる。図12は、広帯域光源9の構成図である。この広帯域光源9は、EDF91aを含む第1光導波路の第1端側に光カプラ92aおよび光アイソレータ93aを備え、EDF91bを含む第2光導波路の第1端側に光カプラ92bおよび光アイソレータ93bを備え、第1光導波路および第2光導波路それぞれの第2端は開放端とされている。
この広帯域光源9では、励起光源94aから出力された励起光は光カプラ92aを経てEDF91aに供給されて、Cバンド内に強度ピークを有するASE光がEDF91aにおいて発生する。励起光源94bから出力された励起光は光カプラ92bを経てEDF91bに供給されて、Lバンド内に強度ピークを有するASE光がEDF91bにおいて発生する。そして、EDF91aおよびEDF91bそれぞれで発生したASE光は、光カプラ96により合波されて光コネクタ98から出力される。したがって、この広帯域光源9は、光コネクタ98から、CバンドおよびLバンドの双方に跨る広帯域のASE光を出力することができる。
特開2002−329907号公報
図11に示された広帯域光源8は、上述したように発振する可能性がある。一方、図12に示された広帯域光源9は、第1光導波路および第2光導波路それぞれの第2端が開放端とされていることから、発振の可能性が抑制されるものの、励起光強度に対する出力光強度の比すなわち効率が悪い。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、発振の可能性が抑制され効率が優れた広帯域光源を提供することを目的とする。
本発明に係る広帯域光源は、(1) 励起光が供給されることによりASE光を発生する光増幅性導波路を含み、第1波長帯のASE光を第1端から出力するとともに、第2波長帯のASE光を第2端から出力する光導波路と、(2) 光増幅性導波路に励起光を供給する励起光供給手段と、(3) 光導波路の第1端から出力される第1波長帯のASE光と、光導波路の第2端から出力される第2波長帯のASE光とを入力し、これら入力した第1波長帯のASE光と第2波長帯のASE光とを合波して出力する光合波手段とを備えることを特徴とする。
この広帯域光源では、励起光供給手段により光増幅性導波路に励起光が供給されて、この光増幅性導波路においてASE光が発生する。この光増幅性導波路を含む光導波路の第1端から第1波長帯のASE光が出力され、該光導波路の第2端から第2波長帯のASE光が出力されて、これら第1波長帯のASE光および第2波長帯のASE光は、光合波手段により合波されて出力される。
なお、第1波長帯および第2波長帯それぞれの一部が互いに重なっていてもよいが、光導波路の第1端および第2端それぞれから出力されるASE光は、各々の強度スペクトルの形状が互いに異なるのが好適であり、また、各々の強度ピーク波長が互いに異なるのが好適である。また、光増幅性導波路は、反転分布の相違により蛍光スペクトル形状が相違する組成を有するのが好適である。
例えば、光増幅性導波路として、Er元素やTm元素などの希土類元素が添加された光ファイバが用いられ得る。光増幅性導波路としてEr元素添加光ファイバが用いられる場合には、励起光波長は0.98μm帯または1.48μm帯であり、第1波長帯および第2波長帯のうち、一方をCバンドと略一致させることができ、他方をLバンドと略一致させることができて、光合波手段により合波されて出力される光をCバンドおよびLバンドの双方に跨るものとすることができる。
本発明に係る広帯域光源は、励起光供給手段が光導波路の中途の位置から励起光を供給するのが好適である。また、本発明に係る広帯域光源は、光導波路の中途の位置に設けられた光アイソレータを更に備えるのが好適である。これらの場合には、光導波路の第1端および第2端それぞれから出力される光の帯域の差異を大きくすることができる。
本発明に係る広帯域光源は、光導波路が複数の光増幅性導波路を含み、これら複数の光増幅性導波路それぞれの組成が互いに異なるのが好適である。また、本発明に係る広帯域光源は、光導波路が、複数の光増幅性導波路として、Al元素が共添加されたEr元素添加光導波路と、P元素およびAl元素が共添加されたEr元素添加光導波路とを含むのが好適である。これらの場合には、広帯域光源から出力される光の強度スペクトルを平坦化することができる。
本発明に係る広帯域光源は、光合波手段が2つの入力ポートおよび2つの出力ポートを有する所定分岐比の2×2カプラを含み、一方の入力ポートが光導波路の第1端に接続され、他方の入力ポートが光導波路の第2端に接続されているのが好適である。この場合には、光導波路の第1端から出力されるASE光は、カプラの一方の入力ポートに入力して2分岐され、カプラの2つの出力ポートから出力される。また、光導波路の第2端から出力されるASE光は、カプラの他方の入力ポートに入力して2分岐され、カプラの2つの出力ポートから出力される。すなわち、光導波路の両端から出力される光は、カプラの2つの出力ポートから効率よく出力される。
本発明に係る広帯域光源は、光合波手段が2つの入力ポートおよび1つの出力ポートを有するカプラを含み、一方の入力ポートが光導波路の第1端に接続され、他方の入力ポートが光導波路の第2端に接続されており、2つの入力ポートそれぞれから出力ポートに至る透過特性が互いに異なるのが好適である。この場合には、光導波路の第1端から出力されるASE光はカプラの一方の入力ポートに入力し、光導波路の第2端から出力されるASE光はカプラの他方の入力ポートに入力して、各々所定の透過率でカプラの出力ポートから出力される。一方の入力ポートから出力ポートへの透過率は第1波長帯で大きく、他方の入力ポートから出力ポートへの透過率は第2波長帯で大きいのが好適である。これらの透過特性が適切に設定されることにより、2つの入力ポートそれぞれに入力する光の帯域境界付近の強度ピークが抑圧されて出力ポートから光が出力される。
また、本発明に係る広帯域光源は、(1) 各々異なるスペクトルの光を出力するN個(Nは2以上の整数)の光源と、(2) これらN個の光源それぞれから出力される光を合波してN個の出力ポートから出力するN×Nカプラを含む光合波手段とを備えることを特徴とする。この広帯域光源では、N個の光源から出力される光は、N×Nカプラにより合波されてN分岐され、N個の出力ポートから出力される。
本発明に係る広帯域光源は、発振の可能性が抑制され、効率が優れる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
先ず、本発明に係る広帯域光源の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る広帯域光源1の構成図である。この図に示される第1実施形態に係る広帯域光源1は、光カプラ16の第1入力ポート161から第2入力ポート162までの間に光導波路が構成されている。この光導波路の第1端は光カプラ16の第1入力ポート161に接続され、第2端は光カプラ16の第2入力ポート162に接続されている。
広帯域光源1は、この光導波路上に第1端から第2端に向かって順に、光アイソレータ13a、光カプラ12a、EDF11a、光カプラ12b、光アイソレータ13b、EDF11b、光カプラ12cおよび光アイソレータ13cを備える。また、広帯域光源1は、光カプラ12aおよび光カプラ12bに接続された光カプラ15、この光カプラ15に接続された励起光源14a、光カプラ12cに接続された励起光源14c、ならびに、光カプラ16の出力ポート163に接続された光コネクタ18を更に備える。
EDF11aおよびEDF11bそれぞれは、コア領域にEr元素が添加された石英系の光ファイバであり、励起光が供給されることによりASE光を発生する光増幅性導波路として用いられる。励起光波長は0.98μm帯または1.48μm帯であり、ASE光波長域はCバンドまたはLバンドである。
光カプラ12aは、EDF11aから到達したASE光を光アイソレータ13aへ出力することができ、光アイソレータ13aから到達したASE光をEDF11aへ出力することができ、また、光カプラ15から到達した励起光をEDF11aへ出力することができる。
光カプラ12bは、EDF11aから到達したASE光を光アイソレータ13bへ出力することができ、光アイソレータ13bから到達したASE光をEDF11aへ出力することができ、また、光カプラ15から到達した励起光をEDF11aへ出力することができる。
光カプラ12cは、EDF11bから到達したASE光を光アイソレータ13cへ出力することができ、光アイソレータ13cから到達したASE光をEDF11bへ出力することができ、また、励起光源14cから到達した励起光をEDF11bへ出力することができる。
光アイソレータ13aは、光カプラ12aから光カプラ16へ向かう方向に光を通過させるが、逆方向には光を通過させない。光アイソレータ13bは、EDF11bから光カプラ12bへ向かう方向に光を通過させるが、逆方向には光を通過させない。また、光アイソレータ13cは、光カプラ12cから光カプラ16へ向かう方向に光を通過させるが、逆方向には光を通過させない。
励起光源14aは励起光を出力する。光カプラ15は、分岐比3dBの光カプラであって、励起光源14aから出力された励起光を2分岐して、2分岐した一方を光カプラ12aへ出力し、他方を光カプラ12bへ出力する。励起光源14cは励起光を光カプラ12cへ出力する。励起光源14a,14cそれぞれとしてレーザダイオードが好適に用いられる。
励起光源14a、光カプラ15、光カプラ12aおよび光カプラ12bは、光増幅性導波路であるEDF11aに励起光を供給する励起光供給手段として作用する。励起光源14cおよび光カプラ12cは、光増幅性導波路であるEDF11bに励起光を供給する励起光供給手段として作用する。
光カプラ16は、光導波路の第1端から出力されるASE光を第1入力ポート161に入力し、光導波路の第2端から出力されるASE光を第2入力ポート162に入力して、これら入力したASE光を合波して出力ポート163から出力する。光コネクタ18は、光カプラ16の出力ポート163から出力されたASE光を外部へ出力する。
図2は、第1実施形態に係る広帯域光源1に含まれる光カプラ16の透過特性を示す図である。光カプラ16の第1入力ポート161から出力ポート163への透過特性は、図中において破線で示されており、Lバンド内に透過率ピークを有している。また、光カプラ16の第2入力ポート162から出力ポート163への透過特性は、図中において実線で示されており、Cバンド内に透過率ピークを有している。
この広帯域光源1は以下のように動作する。励起光源14aから出力された励起光は、光カプラ15により2分岐されて、光カプラ12a,12bを経て、EDF11aに供給される。励起光源14cから出力された励起光は、光カプラ12cを経て、EDF11bに供給される。励起光が供給されたEDF11a,11bそれぞれではASE光が発生する。
EDF11aで発生したASE光のうち光カプラ12bへ向かうASE光は、光アイソレータ13bにより遮断される。一方、EDF11aで発生したASE光のうち光カプラ12aへ向かうASE光は、光カプラ12aおよび光アイソレータ13aを順に経て光カプラ16の第1入力ポート161に入力する。
EDF11bで発生したASE光のうち光アイソレータ13bへ向かうASE光は、光アイソレータ13bおよび光カプラ12bを順に経てEDF11aに入力し、このEDF11aにおいて光増幅され、更に光カプラ12aおよび光アイソレータ13aを順に経て光カプラ16の第1入力ポート161に入力する。一方、EDF11bで発生したASE光のうち光カプラ12cへ向かうASE光は、光カプラ12cおよび光アイソレータ13cを順に経て光カプラ16の第2入力ポート162に入力する。
光アイソレータ13aから出力されて光カプラ16の第1入力ポート161に入力するASE光はLバンド内に強度ピークを有し、光アイソレータ13cから出力されて光カプラ16の第2入力ポート162に入力するASE光はCバンド内に強度ピークを有する。光導波路の第1端から出力されるLバンドのASE光は光カプラ16の第1入力ポート161に入力し、光導波路の第2端から出力されるCバンドのASE光は光カプラ16の第2入力ポート162に入力して、これらLバンドのASE光とCバンドのASE光とは、図2に示されたような透過特性に応じて合波されて光カプラ16の出力ポート163から出力され、更に、光コネクタ18から外部へ出力される。
この広帯域光源1は、反射体を備えておらず、共振器構造を有していないので、発振の可能性が抑制される。また、この広帯域光源1は、光導波路の両端に到達したASE光を光カプラ16により合波して出力するので、効率が優れたものとなる。
この広帯域光源1では、光導波路の中途の位置に光カプラ12bが設けられていて、この光カプラ12bからEDF11aへ励起光が供給され、このことにより、EDF11aおよびEDF11bそれぞれの励起条件が互いに異なるものとなって、光導波路の第1端および第2端それぞれから互いに異なる帯域のASE光を出力することができる。また、この広帯域光源1では、光導波路の中途の位置に光アイソレータ13bが設けられていて、このことにより、光導波路の第1端および第2端それぞれから出力されるASE光の帯域の差異を大きくすることができる。なお、光カプラ12bおよび光アイソレータ13bそれぞれは、光導波路の中点以外の位置に設けられるのが好ましい。
また、この広帯域光源1は、2つの入力ポート161,162および1つの出力ポート163を有する光カプラ16を用いており、第1入力ポート161から出力ポート163への透過特性および第2入力ポート162から出力ポート163への透過特性が適切に設定されていることにより、2つの入力ポート161,162それぞれに入力する光の帯域境界付近の強度ピークが抑圧されて出力ポート163から光が出力される。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態に係る広帯域光源2の構成図である。この図に示される第2実施形態に係る広帯域光源2は、図1に示された第1実施形態に係る広帯域光源1と比較すると、EDF11cを更に備える点で相違する。
EDF11cは、EDF11bと光カプラ12cとの間に設けられている。EDF11cは、コア領域にEr元素が添加された石英系の光ファイバであり、励起光が供給されることによりASE光を発生する光増幅性導波路として用いられる。EDF11bおよびEDF11cそれぞれの組成は互いに異なる。具体的には、EDF11bはAl元素が共添加されたEDFであり、EDF11cはP元素およびAl元素が共添加されたEDFである。
この広帯域光源2は以下のように動作する。励起光源14aから出力された励起光は、光カプラ15により2分岐されて、光カプラ12a,12bを経て、EDF11aに供給される。励起光源14cから出力された励起光は、光カプラ12cを経て、EDF11cおよびEDF11bに供給される。励起光が供給されたEDF11a,11b,11cそれぞれではASE光が発生する。
EDF11aで発生したASE光のうち光カプラ12bへ向かうASE光は、光アイソレータ13bにより遮断される。一方、EDF11aで発生したASE光のうち光カプラ12aへ向かうASE光は、光カプラ12aおよび光アイソレータ13aを順に経て光カプラ16の第1入力ポート161に入力する。
EDF11b,11cで発生したASE光のうち光アイソレータ13bへ向かうASE光は、光アイソレータ13bおよび光カプラ12bを順に経てEDF11aに入力し、このEDF11aにおいて光増幅され、更に光カプラ12aおよび光アイソレータ13aを順に経て光カプラ16の第1入力ポート161に入力する。一方、EDF11b,11cで発生したASE光のうち光カプラ12cへ向かうASE光は、光カプラ12cおよび光アイソレータ13cを順に経て光カプラ16の第2入力ポート162に入力する。
光アイソレータ13aから出力されて光カプラ16の第1入力ポート161に入力するASE光はLバンド内に強度ピークを有し、光アイソレータ13cから出力されて光カプラ16の第2入力ポート162に入力するASE光はCバンド内に強度ピークを有する。光導波路の第1端から出力されるLバンドのASE光は光カプラ16の第1入力ポート161に入力し、光導波路の第2端から出力されるCバンドのASE光は光カプラ16の第2入力ポート162に入力して、これらLバンドのASE光とCバンドのASE光とは、図2に示されたような透過特性に応じて合波されて光カプラ16の出力ポート163から出力され、更に、光コネクタ18から外部へ出力される。
この広帯域光源2は、反射体を備えておらず、共振器構造を有していないので、発振の可能性が抑制される。また、この広帯域光源2は、光導波路の両端に到達したASE光を光カプラ16により合波して出力するので、効率が優れたものとなる。
特に、第1実施形態の場合と比較して、第2実施形態に係る広帯域光源2では、組成が互いに異なるEDF11bおよびEDF11cが縦続接続されていることにより、光コネクタ18から出力される光は、CバンドおよびLバンドの双方に亘って出力光強度の偏差が小さいものとなる。
図4は、第2実施形態に係る広帯域光源2から出力される光の強度スペクトルを示す図である。ここでは、励起光波長を1.48μmとし、励起光源14aから出力される励起光の強度を90mWとし、励起光源14cから出力される励起光の強度を86mWとして、励起光強度の総計を176mWとした。また、この図には、比較例の広帯域光源から出力される光の強度スペクトルも示されている。比較例の広帯域光源は、特許文献1に開示された構成のものであって、励起光強度の総計を130mWとした。
この図に示されるように、比較例では、出力光は、Cバンドにおいて正のスペクトル傾斜を有しており、Cバンドにおける強度偏差が10dB程度である。出力光強度密度が−7dBm/nm以上となる波長域は、1550nm〜1600nmである。
これに対して、第2実施形態に係る広帯域光源2では、P元素が共添加されたEDF11cがEDF11bより光カプラ16の側に設けられていることにより、このEDF11cの反転分布を高くすることができて、EDF11cでCバンドにおいて負のスペクトル傾斜を実現することができるので、光コネクタ18から出力される光は、Cバンドにおける強度偏差が小さくなり、CバンドおよびLバンドの双方に亘って出力光強度の偏差が小さいものとなる。波長域1532.6nm〜1595.8nmにおいて、出力光強度密度が−5.7dBm/nm以上であり、強度偏差が5.2dB程度であって、この帯域幅63.2nmは比較例より広い。
なお、EDF11cは、Cバンドにおいて正のスペクトル傾斜を実現するには、P元素が共添加されていればよいが、高い励起効率を得る為に、濃度消光を軽減し得るAl元素またはLa元素などの添加物が更に共添加されているのが好ましい。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態に係る広帯域光源3の構成図である。この図に示される第3実施形態に係る広帯域光源3は、図1に示された第1実施形態に係る広帯域光源1と比較すると、光カプラ16および光コネクタ18に替えて、光カプラ17,光コネクタ18aおよび光コネクタ18bを備える点で相違する。
光カプラ17は、2つの入力ポート171,172および2つの出力ポート173,174を有する分岐比3dBの2×2カプラである。この光カプラ17は、光導波路の第1端から出力されるASE光を第1入力ポート171に入力し、その第1入力ポート171に入力した光を2分岐して第1出力ポート173および第2出力ポート174から出力し、また、光導波路の第2端から出力されるASE光を第2入力ポート172に入力し、その第2入力ポート172に入力した光を2分岐して第1出力ポート173および第2出力ポート174から出力する。
光コネクタ18aは、光カプラ17の第1出力ポート173から出力されたASE光を外部へ出力する。光コネクタ18bは、光カプラ17の第2出力ポート174から出力されたASE光を外部へ出力する。光カプラ17の分岐比が3dBであることにより、2つの光コネクタ18a,18bそれぞれから出力される光のスペクトルが互いに等しくなるので好ましい。
この広帯域光源3では、光導波路の第1端から出力されるLバンドのASE光は光カプラ17の第1入力ポート171に入力し、光導波路の第2端から出力されるCバンドのASE光は光カプラ17の第2入力ポート172に入力して、これらLバンドのASE光およびCバンドのASE光それぞれは光カプラ17により2分岐される。LバンドのASE光およびCバンドのASE光それぞれの2分岐された一方は、光カプラ17の第1出力ポート173から出力され、更に、光コネクタ18aから外部へ出力される。LバンドのASE光およびCバンドのASE光それぞれの2分岐された他方は、光カプラ17の第2出力ポート174から出力され、更に、光コネクタ18bから外部へ出力される。
この広帯域光源3は、反射体を備えておらず、共振器構造を有していないので、発振の可能性が抑制される。また、この広帯域光源3は、光導波路の両端に到達したASE光を光カプラ17により合波して出力するので、効率が優れたものとなる。
特に、第1実施形態の場合と比較して、第3実施形態に係る広帯域光源3では、光カプラ17,光コネクタ18aおよび光コネクタ18bそれぞれにおける損失を無視するならば、光コネクタ18aおよび光コネクタ18bそれぞれから出力されるASE光の強度の総計は、光カプラ17の第1入力ポート171および第2入力ポート172それぞれに入力するASE光の強度の総計に等しいので、効率が更に優れたものとなる。
図6は、第3実施形態に係る広帯域光源3の一方の光コネクタから出力される光の強度スペクトルを示す図である。この図には、光コネクタ18a(または光コネクタ18b)から出力される光の強度スペクトルが実線で示されているだけでなく、光カプラ17の第1入力ポート171に入力する光の強度スペクトルが破線で示され、また、光カプラ17の第2入力ポート172に入力する光の強度スペクトルが一点鎖線で示されている。
この図に示されるように、光カプラ17の第1入力ポート171に入力する光の強度スペクトル(破線)はLバンド内にピークを有し、光カプラ17の第2入力ポート172に入力する光の強度スペクトル(一点鎖線)はCバンド内にピークを有する。そして、光コネクタ18a(または光コネクタ18b)から出力される光の強度スペクトル(実線)は、CバンドおよびLバンドの双方に跨るものとなっている。
励起光波長を1.48μmとし、励起光源14aから出力される励起光の強度を90mWとし、励起光源14cから出力される励起光の強度を86mWとすると、第2実施形態に係る広帯域光源2の出力光強度は+15.3dBmであるのに対して、第3実施形態に係る広帯域光源3の全出力光強度は+16.8dBmであり、後者の方が1.5dBだけ大きい。第3実施形態に係る広帯域光源3は、波長域1532.6nm〜1595.8nmにおいて強度偏差が8dB程度である。
図7は、第3実施形態に係る広帯域光源3を用いた光計測システム4の構成図である。この図に示される光計測システム4は、広帯域光源3、光サーキュレータ21,22、光ファイバ23,24、光スイッチ27、光スペクトラムアナライザ28および制御部29を備える。
光サーキュレータ21は、第1ポート211,第2ポート212および第3ポート213を有していて、第1ポート211が広帯域光源3の出力コネクタ18aに接続されている。光サーキュレータ21は、第1ポート211に入力した光を第2ポート212から出力し、第2ポート212に入力した光を第3ポート213から出力する。同様に、光サーキュレータ22は、第1ポート221,第2ポート222および第3ポート223を有していて、第1ポート221が広帯域光源3の出力コネクタ18bに接続されている。光サーキュレータ22は、第1ポート221に入力した光を第2ポート222から出力し、第2ポート222に入力した光を第3ポート223から出力する。
光ファイバ23は、その一端が光サーキュレータ21の第2ポート212に接続されており、その一端から順に所定の間隔をおいてグレーティング251,グレーティング252およびグレーティング253が形成されている。同様に、光ファイバ24は、その一端が光サーキュレータ22の第2ポート222に接続されており、その一端から順に所定の間隔をおいてグレーティング261,グレーティング262およびグレーティング263が形成されている。
グレーティング251〜253およびグレーティング261〜263それぞれは、ブラッグ型のものであって、広帯域光源3から出力される広帯域光のうち何れかの波長(反射波長)の光をブラッグ反射させることができる。グレーティング251〜253それぞれにおける反射波長は互いに異なる。グレーティング261〜263それぞれにおける反射波長は互いに異なる。また、グレーティング251〜253およびグレーティング261〜263それぞれの反射波長は、各々のグレーティングに付与される張力または温度により変化する。
光スイッチ27は、第1入力ポート271,第2入力ポート272および出力ポート273を有している。第1入力ポート271は、光サーキュレータ21の第3ポート213に接続されている。第2入力ポート272は、光サーキュレータ22の第3ポート223に接続されている。この光スイッチ27は、第1入力ポート271と出力ポート273との間、および、第2入力ポート272と出力ポート273との間の、何れか一方を選択的に光学的に接続する。
光スペクトラムアナライザ28は、光スイッチ27の出力ポート273から出力される光を入力し、その入力した光の強度スペクトルを測定する。制御部29は、光スイッチ27および光スペクトラムアナライザ28それぞれの動作を制御する。
例えば、この光計測システム4は、河川の各位置における水位を計測するものとして、以下のように用いられる。河川の流れに沿った或る位置に、広帯域光源3、光サーキュレータ21,22、光スイッチ27、光スペクトラムアナライザ28および制御部29が配置される。その位置より上流側に光ファイバ23が延在され、下流側に光ファイバ24が延在される。グレーティング251〜253およびグレーティング261〜263それぞれは、各々のグレーティングが設置されている位置における水位に応じた張力または温度が与えられる。そして、この光計測システム4は以下のように動作する。
広帯域光源3の一方の光コネクタ18aから出力された広帯域光は、光サーキュレータ21の第1ポート211に入力して第2ポート212から出力され、河川の上流に向かって光ファイバ23を伝搬していく。上流に向かって光ファイバ23を伝搬していく広帯域光のうちグレーティング251〜253それぞれによりブラッグ反射された光は、逆方向に光ファイバ23を伝搬していき、光サーキュレータ21の第2ポート212に入力して第3ポート213から出力され、光スイッチ27の第1入力ポート271に入力する。
広帯域光源3の他方の光コネクタ18bから出力された広帯域光は、光サーキュレータ22の第1ポート221に入力して第2ポート222から出力され、河川の下流に向かって光ファイバ24を伝搬していく。下流に向かって光ファイバ24を伝搬していく広帯域光のうちグレーティング261〜263それぞれによりブラッグ反射された光は、逆方向に光ファイバ24を伝搬していき、光サーキュレータ22の第2ポート222に入力して第3ポート223から出力され、光スイッチ27の第2入力ポート272に入力する。
光スイッチ27の第1入力ポート271および第2入力ポート272それぞれ入力した光は、交互に、光スイッチ27の出力ポート273から出力され、光スペクトラムアナライザ28に入力する。光スペクトラムアナライザ28に入力した光は、光スペクトラムアナライザ28によりスペクトルが解析される。そして、その解析結果に基づいて、グレーティング251〜253およびグレーティング261〜263それぞれの反射波長が求められ、さらに、各々のグレーティングの設置位置における水位が求められる。
なお、この光計測システム4は、河川の各位置における水位の計測だけでなく、建造物に発生する歪みの計測などの用途にも用いられ得る。
ここで、光計測システム4において、光スペクトラムアナライザ28が受光可能な光の最小強度をPr[dBm]とし、広帯域光源3から出力される光の全強度をPt[dBm]とする。また、光ファイバ23,24それぞれの伝送損失をα[dB/km]とする。
仮に、広帯域光源の単一の光コネクタから強度Ptの光が出力されて、その光が1本の光ファイバを伝搬するとする。この場合、光計測システムを用いて水位を測定することができる区間の距離L1[km]は、
1=(Pt−Pr)/(2α) …(1)
なる式で表される。
これに対して、第3実施形態に係る広帯域光源3を用いた光計測システム4では、一方の光コネクタ18aから出力された強度(Pt−3)の光が河川の上流に向かって光ファイバ23を伝搬していき、他方の光コネクタ18bから出力された強度(Pt−3)の光が河川の下流に向かって光ファイバ24を伝搬していく。したがって、この光計測システム4を用いて水位を測定することができる区間の距離L2[km]は、
2=2(Pt−3−Pr)/(2α) …(2)
なる式で表される。
したがって、ロスバジェット(Pt−Pr)が6dBより大きければ、距離L2が距離L1より長く、2出力の広帯域光源3を用いることが有利となる。例えば、ロスバジェットが20dBであり、光ファイバ23,24それぞれの伝送損失αが0.5dB/kmであるとする。このとき、距離L1は20kmであるのに対して、距離L2は34kmであり、距離L2は距離L1の1.7倍である。
なお、この光計測システム4において、グレーティング251〜253それぞれの反射波長とグレーティング261〜263それぞれの反射波長とを一定間隔で交互に配置して、光スイッチ27に替えて、FSRが狭い光ファイバカプラまたはインターリーバを用いてもよい。また、グレーティング251〜253それぞれの反射波長を特定波長より長波長側に配置し、グレーティング261〜263それぞれの反射波長を該特定波長より短波長側に配置して、光スイッチ27に替えて、光サーキュレータ21の第3ポート213および光サーキュレータ22の第3ポート223それぞれから出力される光を合波する光合波器を用いてもよい。これらの場合には、光スペクトラムアナライザ28により、グレーティング251〜253およびグレーティング261〜263それぞれの反射波長を同時に測定することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第4実施形態について説明する。図8は、第4実施形態に係る広帯域光源5の構成図である。この図に示される第4実施形態に係る広帯域光源5は、光カプラ56の第1入力ポート561から第2入力ポート562までの間に光導波路が構成されている。この光導波路の第1端は光カプラ56の第1入力ポート561に接続され、第2端は光カプラ56の第2入力ポート562に接続されている。
広帯域光源5は、この光導波路上に第1端から第2端に向かって順に、光アイソレータ53a、光カプラ52a、TDF51a、光カプラ52b、光アイソレータ53b、光カプラ52c、TDF51b、光カプラ52dおよび光アイソレータ53dを備える。また、広帯域光源5は、光カプラ52aに接続された励起光源54a、光カプラ52dに接続された励起光源54d、ならびに、光カプラ56の出力ポート563に接続された光コネクタ58を更に備える。
TDF51aおよびTDF51bそれぞれは、フッ化物系ガラスまたはテルライト系ガラスをホストガラスとしコア領域にTm元素が添加された光ファイバ(TDF: Thulium Doped Fiber)であり、励起光が供給されることによりASE光を発生する光増幅性導波路として用いられる。TDFは、反転分布が高い状態であるときには波長1.47μm付近に利得ピークを有し、反転分布が低い状態であるときには波長1.49μm付近に利得ピークを有する。
光カプラ52aは、TDF51aから到達したASE光を光アイソレータ53aへ出力することができ、光アイソレータ53aから到達したASE光をTDF51aへ出力することができ、また、励起光源54aから到達した励起光をTDF51aへ出力することができる。
光カプラ52bは、TDF51aから到達したASE光を光アイソレータ53bへ出力することができ、TDF51aから到達した励起光を光カプラ52cへ出力することができる。また、光カプラ52bは、光アイソレータ53bから到達したASE光をTDF51aへ出力することができ、光カプラ52cから到達した励起光をTDF51aへ出力することができる。
光カプラ52cは、光アイソレータ53bから到達したASE光をTDF51bへ出力することができ、光カプラ52bから到達した励起光をTDF51bへ出力することができる。また、光カプラ52cは、TDF51bから到達したASE光を光アイソレータ53bへ出力することができ、TDF51bから到達した励起光を光カプラ52bへ出力することができる。
光カプラ52dは、TDF51bから到達したASE光を光アイソレータ53dへ出力することができ、光アイソレータ53dから到達したASE光をTDF51bへ出力することができ、また、励起光源54dから到達した励起光をTDF51bへ出力することができる。
光アイソレータ53aは、光カプラ52aから光カプラ56へ向かう方向に光を通過させるが、逆方向には光を通過させない。また、光アイソレータ53dは、光カプラ52dから光カプラ56へ向かう方向に光を通過させるが、逆方向には光を通過させない。
励起光源54aは励起光を光カプラ52aへ出力する。励起光源54dは励起光を光カプラ52dへ出力する。励起光源54a,54dそれぞれとしてレーザダイオードが好適に用いられる。
励起光源54aおよび光カプラ52aは、光増幅性導波路であるTDF51aに励起光を供給する励起光供給手段として作用する。励起光源54dおよび光カプラ52dは、光増幅性導波路であるTDF51bに励起光を供給する励起光供給手段として作用する。
光カプラ56は、光導波路の第1端から出力されるASE光を第1入力ポート561に入力し、光導波路の第2端から出力されるASE光を第2入力ポート562に入力して、これら入力したASE光を合波して出力ポート563から出力する。光コネクタ58は、光カプラ56の出力ポート563から出力されたASE光を外部へ出力する。
本実施形態では、TDF51aは6000wt.ppm程度の比較的高い濃度のTm元素が添加され、また、TDF51dは2000wt.ppm程度の比較的低い濃度のTm元素が添加されている。そして、励起光源54a,54dそれぞれは波長1.05μm帯の励起光を出力する。したがって、Tm添加濃度が高いTDF51aは、濃度消光に因り反転分布が低く、波長1.49μm付近に利得ピークを有する。一方、Tm添加濃度が低いTDF51dは、反転分布が高く、波長1.47μm付近に利得ピークを有する。
この広帯域光源5は以下のように動作する。励起光源54aから出力された励起光は、光カプラ52aを経て、TDF51aに供給される。励起光源54dから出力された励起光は、光カプラ52dを経て、EDF51bに供給される。励起光が供給されたTDF51a,51bそれぞれではASE光が発生する。
TDF51aで発生したASE光のうち光カプラ52bへ向かうASE光は、光アイソレータ53bにより遮断される。一方、TDF51aで発生したASE光のうち光カプラ52aへ向かうASE光は、光カプラ52aおよび光アイソレータ53aを順に経て光カプラ56の第1入力ポート561に入力する。
TDF51bで発生したASE光のうち光カプラ52cへ向かうASE光は、光カプラ52c,光アイソレータ53bおよび光カプラ52bを順に経てTDF51aに入力し、このTDF51aにおいて光増幅され、更に光カプラ52aおよび光アイソレータ53aを順に経て光カプラ56の第1入力ポート561に入力する。一方、TDF51bで発生したASE光のうち光カプラ52dへ向かうASE光は、光カプラ52dおよび光アイソレータ53dを順に経て光カプラ56の第2入力ポート562に入力する。
光アイソレータ53aから出力されて光カプラ56の第1入力ポート561に入力するASE光は波長1.49μm付近に強度ピークを有し、光アイソレータ53dから出力されて光カプラ56の第2入力ポート562に入力するASE光は波長1.47μm付近に強度ピークを有する。
光導波路の第1端から出力される波長1.49μm付近に強度ピークを有するASE光は光カプラ56の第1入力ポート561に入力し、光導波路の第2端から出力される波長1.47μm付近に強度ピークを有するASE光は光カプラ56の第2入力ポート562に入力して、これら波長1.49μm付近に強度ピークを有するASE光と波長1.47μm付近に強度ピークを有するASE光とは、所定の透過特性に応じて合波されて光カプラ56の出力ポート563から出力され、更に、光コネクタ58から外部へ出力される。
この広帯域光源5は、反射体を備えておらず、共振器構造を有していないので、発振の可能性が抑制される。また、この広帯域光源5は、光導波路の両端に到達したASE光を光カプラ56により合波して出力するので、効率が優れたものとなる。
この広帯域光源5では、光導波路の中途の位置に光アイソレータ53bが設けられていて、このことにより、光導波路の第1端および第2端それぞれから出力されるASE光の帯域の差異を大きくすることができる。なお、光アイソレータ53bは、光導波路の中点以外の位置に設けられるのが好ましい。
また、この広帯域光源5は、2つの入力ポート561,562および1つの出力ポート563を有する光カプラ56を用いており、第1入力ポート561から出力ポート563への透過特性および第2入力ポート562から出力ポート563への透過特性が適切に設定されていることにより、2つの入力ポート561,562それぞれに入力する光の帯域境界付近の強度ピークが抑圧されて出力ポート563から光が出力される。
なお、図8に示された構成において、TDF51aおよびTDF51bの何れも低い濃度のTm元素が添加されていて、励起光源54aおよび励起光源54dそれぞれが互いに異なる波長帯(波長1.05μm帯、1.2μm帯、1.4μm帯、または、1.55〜1.65μm帯)の励起光を出力してもよい。このような場合にも、広帯域光源5は同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第5実施形態について説明する。図9は、第5実施形態に係る広帯域光源6の構成図である。この図に示される第5実施形態に係る広帯域光源6は、光源61a,61b,61c,61d、光カプラ62a,62b,62c,62d、および、光コネクタ68a,68b,68c,68dを備える。
4個の光源61a,61b,61c,61dそれぞれは、各々異なるスペクトルの光を出力する。光源61aは、波長1.47μm付近に強度ピークを有するASE光を出力するASE光源である。光源61bは、波長1.49μm付近に強度ピークを有するASE光を出力するASE光源である。光源61cは、Cバンド内に強度ピークを有するASE光を出力するASE光源である。また、光源61dは、Lバンド内に強度ピークを有するASE光を出力するASE光源である。
光カプラ62a,62b,62c,62dそれぞれは、2つの入力ポートおよび2つの出力ポートを有する所定分岐比の2×2カプラである。光カプラ62a,62b,62c,62dは、全体として、4個の光源61a,61b,61c,61dそれぞれから出力されるASE光を合波して4個の出力ポートから出力する4×4カプラを構成している。
光カプラ62aは、光源61aから出力されたASE光を一方の入力ポートに入力し、光源61bから出力されたASE光を他方の入力ポートに入力して、これらのASE光を合波して2分岐して、分岐した各々のASE光を2つの出力ポートから出力する。光カプラ62bは、光源61cから出力されたASE光を一方の入力ポートに入力し、光源61dから出力されたASE光を他方の入力ポートに入力して、これらのASE光を合波して2分岐して、分岐した各々のASE光を2つの出力ポートから出力する。
光カプラ62cは、光カプラ62aの一方の出力ポートから出力されたASE光を一方の入力ポートに入力し、光カプラ62bの一方の出力ポートから出力されたASE光を他方の入力ポートに入力して、これらのASE光を合波して2分岐して、分岐した各々のASE光を2つの出力ポートから出力する。光カプラ62dは、光カプラ62aの他方の出力ポートから出力されたASE光を一方の入力ポートに入力し、光カプラ62bの他方の出力ポートから出力されたASE光を他方の入力ポートに入力して、これらのASE光を合波して2分岐して、分岐した各々のASE光を2つの出力ポートから出力する。
光コネクタ68aは、光カプラ62cの一方の出力ポートから出力されたASE光を外部へ出力する。光コネクタ68bは、光カプラ62cの他方の出力ポートから出力されたASE光を外部へ出力する。光コネクタ68cは、光カプラ62dの一方の出力ポートから出力されたASE光を外部へ出力する。また、光コネクタ68dは、光カプラ62dの他方の出力ポートから出力されたASE光を外部へ出力する。
光カプラ62a,62b,62c,62dそれぞれは、入力ポートから出力ポートへ至る光の透過特性の波長依存性が無いのが好適である。この場合、光コネクタ68a,68b,68c,68dそれぞれから出力される光のパワースペクトルは、互いに同等であって、S,CおよびLバンドに亘る広帯域のものとなる。
この広帯域光源6は以下のように動作する。光源61aから出力される波長1.47μm付近に強度ピークを有するASE光は、光カプラ62aにより2分岐され、その2分岐された光が更に光カプラ62c,62dそれぞれにより2分岐され、全体として4分岐されて、光コネクタ68a,68b,68c,68dそれぞれから出力される。光源61bから出力される波長1.49μm付近に強度ピークを有するASE光は、光カプラ62aにより2分岐され、その2分岐された光が更に光カプラ62c,62dそれぞれにより2分岐され、全体として4分岐されて、光コネクタ68a,68b,68c,68dそれぞれから出力される。
光源61cから出力されるCバンド内に強度ピークを有するASE光は、光カプラ62bにより2分岐され、その2分岐された光が更に光カプラ62c,62dそれぞれにより2分岐され、全体として4分岐されて、光コネクタ68a,68b,68c,68dそれぞれから出力される。光源61dから出力されるLバンド内に強度ピークを有するASE光は、光カプラ62bにより2分岐され、その2分岐された光が更に光カプラ62c,62dそれぞれにより2分岐され、全体として4分岐されて、光コネクタ68a,68b,68c,68dそれぞれから出力される。
図10は、第5実施形態に係る広帯域光源6の各所における光パワースペクトルを示す図である。同図(a)は、光源61a,61b,61c,61dそれぞれから出力される光のパワースペクトルを示す。同図(b)は、光カプラ62aから出力される光のパワースペクトルを示す。同図(c)は、光カプラ62bから出力される光のパワースペクトルを示す。また、同図(d)は、光コネクタ68a,68b,68c,68dそれぞれから出力される光のパワースペクトルを示す。このように、光コネクタ68a,68b,68c,68dそれぞれから出力される光は、S,CおよびLバンドに亘る広帯域のものとなる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。光増幅性導波路は、上記実施形態ではEDFまたはTDFであったが、これらに限られるものではなく、反転分布の相違により蛍光スペクトル形状が相違する組成を有するものであればよい。
また、光増幅性導波路のホスト材料は、石英ガラスでなくてもよく、他のガラス、結晶およびセラミックスなどであってもよい。結晶またはセラミックスをホスト材料とする光増幅性導波路は、蛍光および吸収のピークが顕著で利得スペクトルの凹凸が大きいが、広帯域の蛍光を発することができ、図7に示されたような光計測システムで用いられる広帯域光源において好適に用いられ得る。
また、光増幅性導波路は、光ファイバであってもよいが、平面基板上に形成された光導波路であってもよい。
第1実施形態に係る広帯域光源1の構成図である。 第1実施形態に係る広帯域光源1に含まれる光カプラ16の透過特性を示す図である。 第2実施形態に係る広帯域光源2の構成図である。 第2実施形態に係る広帯域光源2から出力される光の強度スペクトルを示す図である。 第3実施形態に係る広帯域光源3の構成図である。 第3実施形態に係る広帯域光源3の一方の光コネクタから出力される光の強度スペクトルを示す図である。 第3実施形態に係る広帯域光源3を用いた光計測システム4の構成図である。 第4実施形態に係る広帯域光源5の構成図である。 第5実施形態に係る広帯域光源6の構成図である。 第5実施形態に係る広帯域光源6の各所における光パワースペクトルを示す図である。 従来の広帯域光源8の構成図である。 広帯域光源9の構成図である。
符号の説明
1〜3…広帯域光源、4…光計測システム、5,6…広帯域光源、11a,11b,11c…EDF、12a,12b,12c…光カプラ、13a,13b,13c…光アイソレータ、14a,14c…励起光源、15,16,17…光カプラ、18,18a,18b…光コネクタ、21,22…光サーキュレータ、23,24…光ファイバ、251〜253,261〜263…グレーティング、27…光スイッチ、28…光スペクトラムアナライザ、29…制御部、51a,51b…TDF、52a,52b,52c,52d…光カプラ、53a,53b,53d…光アイソレータ、54a,54d…励起光源、56…光カプラ、58…光コネクタ、61a,61b,61c,61d…光源、62a,62b,62c,62d…光カプラ、68a,68b,68c,68d…光コネクタ。


Claims (8)

  1. 励起光が供給されることによりASE光を発生する光増幅性導波路を含み、第1波長帯のASE光を第1端から出力するとともに、第2波長帯のASE光を第2端から出力する光導波路と、
    前記光増幅性導波路に励起光を供給する励起光供給手段と、
    前記光導波路の前記第1端から出力される前記第1波長帯のASE光と、前記光導波路の前記第2端から出力される前記第2波長帯のASE光とを入力し、これら入力した前記第1波長帯のASE光と前記第2波長帯のASE光とを合波して出力する光合波手段と
    を備えることを特徴とする広帯域光源。
  2. 前記励起光供給手段が前記光導波路の中途の位置から励起光を供給することを特徴とする請求項1記載の広帯域光源。
  3. 前記光導波路の中途の位置に設けられた光アイソレータを更に備えることを特徴とする請求項1記載の広帯域光源。
  4. 前記光導波路が複数の光増幅性導波路を含み、これら複数の光増幅性導波路それぞれの組成が互いに異なることを特徴とする請求項1記載の広帯域光源。
  5. 前記光導波路が、前記複数の光増幅性導波路として、Al元素が共添加されたEr元素添加光導波路と、P元素およびAl元素が共添加されたEr元素添加光導波路とを含むことを特徴とする請求項4記載の広帯域光源。
  6. 前記光合波手段が2つの入力ポートおよび2つの出力ポートを有する所定分岐比の2×2カプラを含み、一方の入力ポートが前記光導波路の前記第1端に接続され、他方の入力ポートが前記光導波路の前記第2端に接続されていることを特徴とする請求項1記載の広帯域光源。
  7. 前記光合波手段が2つの入力ポートおよび1つの出力ポートを有するカプラを含み、一方の入力ポートが前記光導波路の前記第1端に接続され、他方の入力ポートが前記光導波路の前記第2端に接続されており、前記2つの入力ポートそれぞれから前記出力ポートに至る透過特性が互いに異なることを特徴とする請求項1記載の広帯域光源。
  8. 各々異なるスペクトルの光を出力するN個(Nは2以上の整数)の光源と、
    これらN個の光源それぞれから出力される光を合波してN個の出力ポートから出力するN×Nカプラを含む光合波手段と、
    を備えることを特徴とする広帯域光源。


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