JPH06232843A - 光波アドレスシステム - Google Patents

光波アドレスシステム

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JPH06232843A
JPH06232843A JP5015735A JP1573593A JPH06232843A JP H06232843 A JPH06232843 A JP H06232843A JP 5015735 A JP5015735 A JP 5015735A JP 1573593 A JP1573593 A JP 1573593A JP H06232843 A JPH06232843 A JP H06232843A
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吉明 立川
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    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
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    • G02B6/12019Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind forming wavelength selective elements, e.g. multiplexer, demultiplexer comprising arrayed waveguide grating [AWG] devices, i.e. with a phased array of waveguides characterised by the optical interconnection to or from the AWG devices, e.g. integration or coupling with lasers or photodiodes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 N×N導波路型光合分波器と可変波長光源を
用いた構成により、従来は多数の光合分波器を組み合わ
せて構成されていたN×N光合分波器の単純化と歩留ま
り向上を図り、可変波長光源の波長設定により光信号が
送られるアドレスを選択、切替えを行う。 【構成】 複数の可変波長光源1と、該可変波長光源1
からの出射光に信号処理を施す光信号処理器2と、光導
波路基板上に複数の入力導波路5、スラブ導波路7,
8、アレイ導波路回折格子9、および複数の出力導波路
6が形成されてなり、上記複数の可変波長光源1から出
射された複数の波長の入力信号光を各波長に対応して上
記複数の出力導波路6からそれぞれ出力するアレイ導波
路回折格子型光合分波器10と、該アレイ導波路回折格
子型光合分波器10から出力された光信号を検出する複
数の受光素子12を備えてなる光波アドレスシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光波長(あるいは周波
数)分割多重通信における光波アドレスシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】波長(あるいは周波数)分割多重通信シ
ステムは光の広帯域性を生かして波長(あるいは周波
数)の異なる複数の光に情報を割当てて大容量伝送を実
現する方式である。この光波長(あるいは光周波数)分
割多重伝送技術の応用例として光波アドレスシステムが
ある。このシステムは、所定の情報を所定のアドレスへ
伝送できるようにしたもので、複数の光源、異なる波長
(あるいは周波数)の光を結合する機能を有する光合波
器、波長(あるいは周波数)多重された信号光を各波長
(あるいは周波数)ごとに分離する機能を有する光分波
器、および分離された光信号を電気信号に変換する複数
の光検出器が使用される。この光波アドレスシステムに
ついて従来提案された代表的なものを以下に示す。
【0003】[従来例1]図8はN×N光波長ルーティ
ングネットワークの従来例である。このN×Nインター
コネクションは、N個の可変波長レーザ光源31と、N
組の1×N光合分波器32と、N個の光受信器33と、
光合分波器32間を結ぶN2 本の光ファイバ34で概略
構成されている。そして、1×N光合分波器32の配置
と相互接続のパタンにより、一つの入力ポートから一つ
の出力ポートへ伝わる光信号の波長は与えられた一波長
しか許されないようになっている。したがって、一般に
N×NインターコネクションにはN2 波の波長が必要と
されているが、このような一つの出力ポートに1波以上
の信号光が同時に出力されない完全に非干渉な方法によ
り、N波の波長ですむことが知られている。この例のシ
ステムにおいては、入力ポートに接続された可変波長光
源31の波長を選択することによって、異なる出力ポー
トの光受信器33の何れにも光信号を送信することがで
きる。
【0004】[従来例2]図9は放送形スターネットワ
ークの従来例である。各ノード(端末)の送信部35は
ノード毎に波長の異なる固定波長レーザ光源、各ノード
の受信部37は1×Nバルク型グレーティング分波器と
光受信器からなり、N個のノード間はN×Nスターカプ
ラ36によって結合され、これらの各構成要素間は光フ
ァイバ38で接続されている。このシステムにおいて
は、N×Nスターカプラ36を用いているため、各送信
部35からの送信出力パワーは1/Nに分割されてN個
のノードの受信部37全てへ送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例1におい
ては、波長特性のそろった多数の1×N光合分波器と多
数の接続用光ファイバが必要で、上記の従来例2におい
ても波長特性のそろった多数のグレーテンィグ分波器と
分岐比のそろったスターカプラが必要不可欠であり、両
者に共通して部品点数とファイバ接続工程が増加すると
いう大きな欠点があった。また、従来例2はスターカプ
ラを用いているため、チャネル数の増加に伴って分岐損
失による損失増加が避けられないという本質的な欠点が
あった。また、入射光が分岐されて常に全出力ポートに
分配されるため秘諾性、経済性の点で問題があった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、従来は多数の光合分波器を組み合わせて構成されて
いたN×N光合分波器の単純化と歩留まり向上を図り、
有用な光波アドレスシステムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光分岐結合と
波長選択の機能を有する一つのアレイ導波路回折格子型
光合分波器と可変波長光源を用い、可変波長光源の波長
を変えることにより光信号の送られるアドレスすなわち
伝送ルートを任意に切り換ることができる光波アドレス
システムであることを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明の請求項1記載の光波ア
ドレスシステムは、複数の可変波長光源と、該可変波長
光源からの出射光に信号処理を施す光信号処理器と、光
導波路基板上に複数の入力導波路、スラブ導波路、アレ
イ導波路回折格子、および複数の出力導波路が形成され
てなり、上記複数の可変波長光源から出射された複数の
波長の入力信号光を各波長に対応して上記複数の出力導
波路からそれぞれ出力するアレイ導波路回折格子型光合
分波器と、該アレイ導波路回折格子型光合分波器から出
力された光信号を検出する複数の受光素子を備えてなる
ものである。また本発明の請求項2記載の光波アドレス
システムは、上記請求1記載光波アドレスシステムにお
いて、上記可変波長光源および光信号処理器が、上記ア
レイ導波路回折格子型光合分波器と一体化されているも
のである。
【0009】
【作用】本発明の光波アドレスシステムによれば、どの
光源からの信号光も1/Nの分岐損失を生じないで所望
のルート(またはアドレス)を選択して送信することが
できる。また、光合分波を一つの素子で行うため、従来
例で問題となっていた光合分波器間の波長特性のばらつ
きがもたらす歩留まりの低下を完全に防止し、回路規模
も大幅に縮小できる。特に、アレイ導波路回折格子型光
合分波器の自由スペクトル範囲(FSR)が波長間隔の
整数倍(FSR=nΔλ)になるため、入力される波長
に対する出力波長は周回性をもつことになり、FSRの
整数倍(M)だけ異なる波長(λ(N±M)=λN±M×F
SR)を入力しても全く同じ動作が可能となる。さら
に、可変波長光源としてレーザ光源を用い、注入電流を
変化させて光源の波長を変化させることによって、信号
光が届くアドレス、すなわち伝送ルートの切り換えを高
速に行うことができ、高性能な光波アドレスシステムを
提供することができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。 [実施例1]図1に本発明の第1の実施例を示す。本実
施例の光波アドレスシステムは、可変波長半導体レーザ
光源1、光信号処理器2、偏波補償器3、入力側光ファ
イバ4、出力側光ファイバ11、および受光素子12が
各13個と、1個の石英ガラス製13×13アレイ導波
路回折格子型光合分波器10で概略構成されている。可
変波長半導体レーザ光源1は波長λ1,λ2,…,λ1
3の13波の光を出力する。各光源1からの光は各光信
号処理器2により各々信号処理された情報をもつ信号光
となり、偏波補償器3で偏光面を合わせ、各入力側光フ
ァイバ4を介してアレイ導波路回折格子型光合分波器1
0の入力導波路5−1,5−2,…,5−13にそれぞ
れ入力される。
【0011】アレイ導波路回折格子型光合分波器10
は、複数の波長の入力信号光を、各波長に対応して空間
的に分離した複数の出力部に出力するもので、光導波路
基板上に形成された複数の入力導波路5、スラブ導波路
7,8、アレイ導波路回折格子9、および複数の出力導
波路6から構成されている。ここで、例えば入力導波路
5−1より入力した信号光に着目し、その流れに沿って
動作原理を説明する。入力導波路5−1より入力した信
号光は凹面型スラブ導波路7において回折により広が
り、アレイ導波路回折格子9を構成する複数の導波路に
入る。そしてアレイ導波路回折格子9を伝ぱんした後、
凹面スラブ導波路8により集光する。このとき、アレイ
導波路回折格子9で生じた位相差に基づき集束光の集束
位置は決まるが、これは波長によって異なる。すなわ
ち、波長λ1は出力導波路6−1,λ2は出力導波路6
−2、λ13は出力導波路6−13からというように、
各波長に対応した出力導波路から取り出される。これら
の波長選択された光信号は、出力導波路6に接続された
各出力側光ファイバ11を介して各々の受光素子12に
導かれ、送信された情報を得る。すなわち、入力導波路
5−1から入力した波長λ1の光は、その波長に応じて
決まる出力導波路6−1を経て出力側光ファイバ11へ
送出される。この時、入力光の波長をλ1,λ2,…,
λ13のように変化させると出力光の出力導波路6−
1,6−2,…,6−13を選択することができる。
【0012】そして、可変波長半導体レーザ光源1の波
長を例えば注入電流を変化させて変えることにより、信
号光が届くアドレス、すなわち伝送ルートの切り換えを
一つのアレイ導波路回折格子型光合分波器10を用いて
高速に行うことができる。また、本実施例では、光合分
波器の波長分割多重数を13としたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、波長分割多重数は任意であ
る。またアレイ導波路回折格子の設計を変更すれば波長
多重数の増減は容易である。このことは以下の実施例に
おいても同様である。
【0013】次に、実施例に用いられている光信号処理
器2について図2を用いて詳しく述べる。本発明におい
て光信号処理器2は、光源1からの出射光に所望の光信
号処理を施すもので、適宜のものを用いることができ
る。図2(a)は実施例1のシステム構成において、光
信号処理器2の代わりにニオブ酸リチュウム光変調器あ
るいは光半導体スイッチなどの光ゲートスイッチ16を
組み込んだ例を示している。これにより、変調器あるい
はゲートをオン、オフして光強度変調あるいは光信号の
一部を通過、阻止して光信号処理を施すことができる。
また図2(b)は、光信号処理器2の代わりに光半導体
アンプあるいはガラス導波路アンプなどの光アンプ15
を組み込んだ例を示している。これにより、アレイ導波
路回折格子型光合分波器10および伝送路の損失を補償
することができる。
【0014】[実施例2]図3に本発明の第2の実施例
を示す。本実施例の特徴は、可変波長光送信器アレイ1
3と、先球ファイバアレイ14が、アレイ導波路回折格
子型光合分波器10と同一基板上に搭載され一体化され
ていることである。可変波長光送信器アレイ13は、実
施例1における複数の可変波長半導体レーザ光源1と複
数の光信号処理器2が構造的に一体化されたものであ
る。また、この可変波長光送信アレイ13の出力部とア
レイ導波路回折格子型光合分波器10の入力部とが、そ
の大きさの違いにより直接接続するのが困難であるため
に、これらの間を先球ファイバアレイを用いて好適に結
合されている。本実施例の光波アドレスシステムによれ
ば、実施例1で必要だった可変波長半導体レーザ光源1
と光信号処理器2との間の光ファイバとその接続工程が
省略できる。さらに、光信号処理器2とアレイ導波路回
折格子型光合分波器10との間の偏波補償器3が省略で
きる。これにより、さらなる小型化、部品点数ならびに
組立工数の低減化が達成できる。このようなシステムの
集積化は、本実施例のように各構成要素を同一基板上に
形成するほか、任意の手段により各構成要素を一体化す
ることによって達成することができる。
【0015】また実施例1および2では、光源として可
変波長半導体レーザ光源1を用いているが、これを分布
ブラッグ反射型半導体レーザ光源で置き換えても同様の
動作が得られる。また、実施例2で可変波長光送信器ア
レイ13とアレイ導波路回折格子型光合分波器10は先
球ファイバアレイ14で結合される構成になっている
が、先球ファイバアレイ14に限らず適宜の光結合回路
を用いて構成することができ、例えば両者間を効率よく
結合するスポットサイズ変換導波路アレイをアレイ導波
路回折格子型光合分波器10と同一基板上に作製すれ
ば、より一層の経済化が図れる。
【0016】[実施例3]図4に本発明の第3の実施例
を示す。本実施例の特徴は、実施例1の可変波長半導体
レーザ光源1と受光素子12が一体化されており、双方
向通信が可能なことである。各ノードは、可変波長半導
体レーザ光源1と光信号処理器2から成る光送信器18
と、受光素子12と光信号復調器17から成る光受信器
19との両者が組合わさった構成となっている。可変波
長半導体レーザ光源1はλ1,λ2,…,λ13の13
波波長の光を選択して出力することができるものとす
る。
【0017】ここで、例えばノード1に着目して動作を
説明する。入力側ファイバ4を介して入力導波路5−1
からアレイ導波路回折格子型光合分波器10に入力した
波長λ2の信号光は、アレイ導波路回折格子型光合分波
器10により決められた出力導波路6−2から出力側光
ファイバ11を介してノード2の受光素子12−2に送
られ、光信号復調器17−2により送信信号を得る。同
じ波長λ2を用いればノード2からの送信が可能で、双
方向通信が成立する。ノード間で送受信できる波長は一
義的に決まる。ノード1の波長をλ3,λ4,…,λ1
3と変化させれば、送信されるノードをノード3,4,
…,13の順に選ぶことができる。他のノードからの送
信についても同様の動作が生じる。このように、各ノー
ドのアドレスを表すのに波長を用いることができる。波
長はソースノードのアドレスだけでなくデスティネーシ
ョンノードのアドレスになり得る。すなわち、あるノー
ドから他のノードへ情報を送りたいときは、送るべきノ
ードに相当する波長を選択して出力すればよい。
【0018】図5に本発明の第4の実施例を示す。また
図6(a)はこの第4の実施例における波長に対する入
出力の対照表、図6(b)はノード間のルート表示図で
ある。本実施例は上記第3の実施例と基本的な構成は同
じである。本実施例の特徴は、各ノード内に信号制御器
20が設けられており、あるノードから他のノードへの
アクセス信号により他のノードの送信波長を制御できる
ことである。例えば、図5に示すようにノード1からノ
ード2へは、図6(a)の入出力対照表によれば波長λ
2の光信号でアクセスすることができる。ノード2では
アクセス信号により信号制御器20が動作して、光送信
器18からλ4の信号光が送出される。このような動作
を繰り返して、ノード5は波長λ3の信号光でアクセス
される。このように、アレイ導波路回折格子型光合分波
器10を用いることにより図6(b)のルート図に示す
ように、例えばノード1からノード5へは他のノードを
経由して信号が伝送できるだけでなく、ルートの障害も
判断できる。また、各ノードでは必要に応じて情報を取
り出すことができる。
【0019】尚、上記実施例1〜4では光合分波器は波
長分割多重を行うものとしたが、本発明においては、光
周波数分割多重に対しても同様の動作が得られる。
【0020】[実施例5]図7に本発明の第5の実施例
を示す。本実施例の特徴は、可変周波数半導体レーザ光
源21とアレイ導波路回折格子型光合分波器10を用い
た構成で、光周波数に対しても第1の実施例と全く同じ
動作が得られることである。この場合、アレイ導波路回
折格子型光合分波器10は、波長分割多重を行う場合よ
りも分解能が高くなるように設計する。また、周波数可
変半導体レーザ光源21としては、分布帰還型あるいは
分布ブラッグ反射型半導体レーザを用いることができ
る。本実施例のシステムは、周波数可変半導体レーザ光
源21、光信号処理器2、偏波補償器3、入力側光ファ
イバ4、出力側光ファイバ11、および受光素子12が
各13個と、1個の石英ガラス製13×13アレイ導波
路回折格子型光合分波器10で概略構成されている。
【0021】周波数可変半導体レーザ光源21は周波数
f1,f2,…,f13の13波の光を出力する。各光
源21からの光は各光信号処理器2により各々信号処理
された情報をもつ信号光となり、偏波補償器3で偏光面
を合わせ、各入力側光ファイバ4を介してアレイ導波路
回折格子型光合分波器10の入力導波路5−1,5−
2,…,5−13に入力される。
【0022】ここで、例えば入力導波路5−1より入力
した信号光に着目しその流れに沿って動作原理を説明す
る。入力導波路5−1より入力した信号光は凹面型スラ
ブ導波路7において回折により広がり、アレイ導波路9
を構成する複数の導波路に入る。アレイ導波路9を伝ぱ
んした後、凹面スラブ導波路8により集光する。このと
き、アレイ導波路9で生じた位相差に基づき集束光の集
束位置は決まるが、これは周波数によって異なる。すな
わち、周波数f1は出力導波路6−1,f2は出力導波
路6−2,f13は出力導波路6−13からというよう
に、各周波数に対応した出力導波路から取り出される。
これらの周波数選択された光信号は、出力導波路6に接
続された各出力側光ファイバ11を介して各々の受光素
子12に導かれ、送信された情報を得る。すなわち、入
力導波路5−iから入力した波長fiの光は、周波数に
応じて決まる出力導波路6−iを経て出力側光ファイバ
11へ送出される。この時、入力光の周波数をf1,f
2,…,f13のように変化させると出力光の出力導波
路6−1,6−2,…,6−13を選択することができ
る。
【0023】このように、本発明の光波アドレスシステ
ムでは、周波数可変半導体レーザ光源を用いても、その
周波数を例えば注入電流を変化させて変えることによ
り、信号光が届くアドレス、すなわち伝送ルートの切り
換えを一つのアレイ導波路回折格子型光合分波器10を
介して高速に行うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光波アド
レスシステムによれば、可変波長光源の波長設定により
アドレスを選択して光信号を送信することができる。そ
して従来技術に比べて次に示すような大きな効果が得ら
れる。すなわち、波長切り換えによるアドレスの選択を
一つのアレー導波路回折格子型光合分波器を用いて行う
ので特性ばらつきが少なく、製造歩留まりがよい。ま
た、入出力数の増加に伴う分岐損失の増加がない。さら
に、部品点数、製造工程の大幅な削減を実現でき、小型
で高信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光波アドレスシステムの第1の実施例
を示す概略構成図である。
【図2】実施例に用いられる光信号処理器の例を示す説
明図である
【図3】本発明の光波アドレスシステムの第2の実施例
を示す概略構成図である。
【図4】本発明の光波アドレスシステムの第3の実施例
を示す概略構成図である。
【図5】本発明の光波アドレスシステムの第4の実施例
を示す概略構成図である。
【図6】(a)は第4の実施例における波長に対する入
出力の対照表、(b)はノード間のルート表示図であ
る。
【図7】本発明の光波アドレスシステムの第5の実施例
を示す概略構成図である。
【図8】従来の光波アドレスシステムの構成を示す概略
構成図である。
【図9】従来の光波アドレスシステムの構成を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1…可変波長半導体レーザ光源 2…光信号処理器 3…偏波補償器 4…入力側光ファイバ 5…入力導波路 6…出力導波路 7…スラブ導波路 8…スラブ導波路 9…アレイ導波路回折格子 10…アレイ導波路回
折格子型光合分波器 11…出力側光ファイバ 12…受光素子 13…可変波長光送信器アレイ 14…先球ファイバア
レイ 15…光ゲートスイッチ 16…光アンプ 17…光信号復調器 18…光送信器 19…光受信器 20…信号制御器 21…可変周波数半導体レーザ光源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の可変波長光源と、 該可変波長光源からの出射光に信号処理を施す光信号処
    理器と、 光導波路基板上に複数の入力導波路、スラブ導波路、ア
    レイ導波路回折格子、および複数の出力導波路が形成さ
    れてなり、上記複数の可変波長光源から出射された複数
    の波長の入力信号光を各波長に対応して上記複数の出力
    導波路からそれぞれ出力するアレイ導波路回折格子型光
    合分波器と、 該アレイ導波路回折格子型光合分波器から出力された光
    信号を検出する複数の受光素子を備えてなることを特徴
    とする光波アドレスシステム。
  2. 【請求項2】 上記可変波長光源および光信号処理器
    が、上記アレイ導波路回折格子型光合分波器と一体化さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の光波アドレス
    システム。
JP5015735A 1993-02-02 1993-02-02 光波アドレスシステム Expired - Lifetime JP2713324B2 (ja)

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JP5015735A JP2713324B2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 光波アドレスシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06232843A true JPH06232843A (ja) 1994-08-19
JP2713324B2 JP2713324B2 (ja) 1998-02-16

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