JP3165090B2 - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JP3165090B2
JP3165090B2 JP29842797A JP29842797A JP3165090B2 JP 3165090 B2 JP3165090 B2 JP 3165090B2 JP 29842797 A JP29842797 A JP 29842797A JP 29842797 A JP29842797 A JP 29842797A JP 3165090 B2 JP3165090 B2 JP 3165090B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信、光交換にお
ける光スイッチに関し、特に不純物添加ファイバを用い
た光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光信号をノード内で電気信号に変換する
ことなく光のまま経路編集を行う光ADMシステムなど
の光交換はノードの規模を小さくすることができ通信の
低コスト化に大きく貢献する。こうしたノードを構築す
る上で重要なのがスイッチ技術である。例えば、光AD
Mシステムにおいて、信号光の分岐挿入の切換を行う光
ゲートスイッチは、低クロストーク、低挿入損失の特性
が要求される。したがって、クロストークが大きいポリ
マー型やLiNbO3などの光スイッチではコヒーレン
トクロストークが発生しパワーペナルティの原因となり
システム実現の障害となっていた。こうした要求を満た
すスイッチとしてメカ(機械的)スイッチおよぴ半導体
光増幅器を利用した半導体光スイッチが検討されてい
る。しかし、前者のメカスイッチは機械的可動部を持つ
ためどうしても耐久性の問題が生じデバイスの信頼性が
課題となる。
【0003】また、後者の半導体光スイッチについても
次のような問題がある。一般に信号光を光増幅器に入力
する際、利得が小さい場合は自然放出光雑音によりS/
N比が劣化する。したがって、S/Nの劣化を防ぐため
には利得を大きくする必要がある。しかし、半導体光増
幅器は高出力化するとキャリアの反転分布密度が戎少す
るため利得が飽和し、出力飽和の現象が見られ信号波形
が歪み受信感度劣化の原因となる。このような利得が小
さいときのS/N劣化、利得が大きいときの波形劣化を
避けるためには、光レベル設計の自由度が大きく限定さ
れてしまう。こうした条件ではより厳しい光レベル調整
が必要で光強度のモニタ項目が増加するなど、ノードの
規模を小さくすることには貢献しない。
【0004】以上のことから低クロストークかつ飽和出
力パワーの大きい光スイッチの実現が期待される。そこ
で、新たに不純物添加ファイバ型光スイッチが提案され
ており、不純物添加ファイバに対する励起パワーのオン
オフにより低クロストーク性が、励起パワーの制御によ
りスイッチの挿入損失量がそれぞれ自在に設定可能とさ
れている。また、反射ミラーを用いた折り返し構成や光
分岐とアイソレータを用いたループバック構成によりス
イッチの適用範囲を広げることが可能とされている。さ
らに、不純物添加ファイバの後方にスイッチする波長の
信号光のみを透過させる光フィルタを配置することで光
増幅時に発生する自然放出光雑音を取り除くことが可能
とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た不純物添加ファイバ型光スイッチには以下の問題点が
ある。すなわち、励起パワーのオン、オフにより低クロ
ストーク性を、励起パワーの制御によりスイッチの挿入
摸失量と利得が自在に設定可能ではあるが、各不純物添
加ファイバ、すなわち各ゲートスイッチ毎に励起光源
と、この励起光源を制御するための制御手段が必要とな
る。このため、スイッチ規模がマトリックスサイズで発
展した場合には、ゲートススイッチと制御手段の数が多
数になり、光スイッチ全体の規模及びコストの面からの
問題が生じる。
【0006】本発明は、励起光源及び制御手段の増大を
抑制し、小規模でかつ低コストな光スイッチを実現する
ことを可能とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明の光スイッチは、
信号光が入力される第1の光伝送路と、前記第1の光伝
送路に光分岐によって接続された複数の第2の光伝送路
と、前記第2の光伝送路のそれぞれに配設された不純物
ファイバと、前記各不純物添ファイバに励起光を
供給するための励起光源と、前記励起光源からの励起光
を前記不純物添ファイバに選択的に供給する励起光ス
イッチとを備え、前記励起光の経路を前記励起光スイッ
チによって切り替え制御することにより前記不純物添加
ファイバの入力側の光伝送路に入力された信号光が出力
側の光伝送路に出力することをオン/オフ制御し、かつ
前記オン時に前記励起光の光強度を制御することにより
前記出力側の光伝送路へ出力される信号光の光強度を制
御することを特徴とする。この場合、次の形態が採用可
能である。第1に、前記励起光スイッチと前記第2の光
伝送路を接続して前記不純物添ファイバに対して励起
光を供給する光伝送路が、前記不純物添ファイバの出
力側に接続される。第2に、前記第2の光伝送路の出力
端には前記第2の光伝送路を伝送された光は反射する反
射ミラーが配設され、かつ前記第2の光伝送路には前記
不純物添ファイバを逆方向に伝送される光を出力する
ための第3の光伝送路が接続される。第3に、前記励起
光スイッチと前記第2の光伝送路を接続して前記不純物
ファイバに対して励起光を供給する光伝送路が、前
記不純物添ファイバの入力側に接続される。
【0008】また、本発明では、前記した光スイッチを
2つ備え、各光スイッチの前記第1の光伝送路を互いに
反対方向に接続し、一方の光スイッチの前記第2の光伝
送路から信号光を入力し、他方の光スイッチの前記第2
の光伝送路から信号光を出力するように構成したことを
特徴とする。この場合、前記2つの光スイッチのそれぞ
れの励起光源を1つの励起光源で共用してもよい。
【0009】さらに、本発明の光スイッチは、信号光が
入力される複数の第1の光伝送路と、前記各第1の光伝
送路にそれぞれ接続された複数の不純物添加ファイバ
と、前記各不純物添加ファイバにそれぞれ接続された第
2の光伝送路と、前記各不純物添ファイバに励起光を
供給するための励起光源と、前記励起光源からの励起光
を前記不純物添ファイバに選択的に供給する励起光ス
イッチとを備え、前記励起光の経路を前記励起光スイッ
チによって切り替え制御することにより前記第1の光伝
送路に入力された信号光が前記第2の光伝送路に出力す
ることをオン/オフ制御し、かつ前記オン時に前記励起
光の光強度を制御することにより前記第2の光伝送路へ
出力される信号光の光強度を制御する。あるいは、信号
光が入力される複数の第1の光伝送路と、前記各第1の
光伝送路にそれぞれ接続された複数の不純物添加ファイ
バと、前記各不純物添加ファイバにそれぞれ接続された
第2の光伝送路と、前記各不純物添ファイバに励起光
を供給するための複数個の励起光源と、前記各励起光源
からの励起光を前記1以上の数の不純物添ファイバに
供給する光クロスコネクト装置を備え、前記励起光の経
路を前記光クロスコネクト装置によって切り替え制御す
ることにより前記第1の光伝送路に入力された信号光が
前記第2の光伝送路に出力することをオン/オフ制御
し、かつ前記オン時に前記励起光の光強度を制御するこ
とにより前記第2の光伝送路へ出力される信号光の光強
度を制御するる。
【0010】本発明によれば、励起光源と不純物添加フ
ァイバとの間に励起光スイッチを配置することにより、
一つの励起光源で複数の不純物添加ファイバにおける信
号光の利得を制御でき、これら不純物添加ファイバによ
り構成されるゲートスイッチのオン、オフ制御を可能と
する。ゲートスイッチ動作時の利得特性は鋭い立ち上が
りを示すため、前記励起光スイッチの漏れ光による影響
はほとんど無い。したがってクロストークレベルの比較
的大きいポリマー型やLiNbO3 などのスイッチで十
分利用可能となる。すなわち、ポリマー型やLiNbO
3 などの光スイッチのクロストークレベルの高さの問題
と、不純物添加ファイバゲートに要求される励起光源の
数の問題を補完しあいながら低クロスーク、低挿入損失
のスイッチを実現することができる。また、同時に不純
物添加ファイバに励起光を供給しているオン時に、当該
励起光の光強度を制御することにより出力側の光伝送路
へ出力される信号光の光強度を制御することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1本発明の第1の実施形態の構成
図である。第1の光伝送路110には波長1550nm
の信号光が0dBmの光強度で伝送されており、この信
号光は光分岐21より二分されそれぞれ第2の光伝送路
120,121に出力される。前記各光伝送路120,
121にはそれぞれ長さ50メートルのエルビウム添加
ファイバであるEDF11及びEDF12が配設されて
おり、前記信号光はこれらEFD11,EFD12を通
過可能とされている。そして、前記EDF11とEDF
12の各出力端の前記光伝送路120,121には、そ
れぞれ光分岐22,23において、光伝送路111,1
12及び励起光スイッチ41を介して励起光源31が接
続されている。前記励起光源31からは、波長1480
nmの励起光が出力される。また、前記励起光スイッチ
41はLN(リチウムナイオベート光)スイッチとして
構成され、その選択により前記励起光源131からの励
起光を前記EDF11とEDF12のいずれか一方に供
給するように構成されている。
【0012】この構成によれば、LNスイッチ41が励
起光源31からの励起光をEDF11に供給するように
切り換えられたときには、EDF11が光励起されるた
め、前記した波長1550nmの信号光は光伝送路12
0に0dBmの光強度で出力される。一方LNスイッチ
41の漏れ光により光分岐23に入力される励起光はE
DF12を十分に光勧起することはできず、EDF12
に入力された波長1550nmの信号光はEDF12に
よって光吸収されてしまう。そのため光伝送路121か
ら出力される信号光の光強度は−60dBm以下とな
る。なお、LNスイッチ41の挿入損失は2dB、クロ
ストークは20dBであるが、この構成によって挿入損
失のない、かつ低クロストークの光スイッチが実現でき
る。
【0013】ここで、前記励起光スイッチ41として、
ポリマー光スイッチを用いてものよい。この場合には、
例えば、光伝送路110には波長1550nmの信号光
が0dBmの光強度で伝送されている場合に、励起光源
31から出力される波長1480nmの励起光はポリマ
ー光スイッチ41によって光経路が選択され、光分岐2
2に入力される。これにより、EDFllが光励起され
前記信号光は光伝送路120に0dBmの光強度で出力
される。一方、ポリマー光スイッチ41の漏れ光により
光分岐23に入力される励起光はEDF12を十分に光
励起することはできず、EDF12に入力された前記信
号光はEDF12によって光吸収されてしまう。そのた
め光伝送路121に出力される光強度は−60dBm以
下となる。ポリマー光スイッチ41の挿入損失は2d
B、クロストークは20dBであるが、前記実施形態と
同様に挿入損失のない、かつ低クロストークの光スイッ
チが実現できる。
【0014】なお、励起光源31から出力される励起光
を波長980nmの光にした場合でも、前記各実施形態
と同様に、挿入損失がなく、かつ低クロストークの光ス
イッチが実現されている。また、このように励起光の波
長を下げることにより、出力信号光の雑音指数を大きく
低減することも可能となる。
【0015】図2は本発明の第2の実施形態の構成図で
あり、前記第1の実施形態と等価な部分には同一符号を
付してある。この実施形態では、EDF11,EDF1
2の出力端側の光伝送路120,121にそれぞれ信号
光の波長を含むその近傍の波長を透過させる光フィルタ
51,52を介挿している。この構成によれば、光伝送
路110には波長1550nmの信号光が0dBmの光
強度で伝送され、光分岐21より二分され長さ50メー
トルのEDF1lおよぴEDF12に入力される。ま
た、励起光源31から出力される波長1480nmの励
起光はLNスイッチ41によって光経路を選択され、光
分岐22に入力される。したがって、EDFllが光励
起され、波長1550nmの信号光は光フィルタ51を
透過して光伝送路120に0dBmの光強度で出力され
る。一方、LNスイッチ41の漏れ光により光分岐23
に入力される励起光はEDF12を十分に光励起するこ
とはできず、EDF12に入力された信号光はEDF1
2によって光吸収されてしまう。,そのため光伝送路1
21から出力される光強度は−60dBm以下となる。
そして、前記光フィルタ51により、光増幅に伴う雑音
を除去することができるため、励起光スイッチ41の導
入によるS/N比の劣化を防ぐことができる。
【0016】図3は本発明の第3の実施形態の構成図で
あり、ここでは、光伝送路110は光分岐21より二分
されそれぞれ光アイソレータ61,62を経てEDFl
lおよぴEDF12に接続されている。また、光EDF
11,EDF12の出力端側の光伝送路120,121
の各端部にはそれぞれ光反射ミラー71,72が配置さ
れるとともに、この光反射ミラー71,72で反射され
た光は再びEFD11,EFD12を通過してそれぞれ
光伝送路122,123に伝送されるように構成されて
いる。また、前記各光伝送路120,121には光分岐
22,23を介して励起光スイッチ41及び励起光源3
1が接続されている。この構成では、励起光源31から
出力される波長1480nmの励起光はLNスイッチ4
1によって光経路を選択され、光分岐22に入力され
る。したがって、EDF11が光励起され、光伝送路1
10からの二分岐された波長1550nmの一方の信号
光は光伝送路120に出力され、かつその端部で光反射
ミラー71で反射される。そして、反射された信号光は
再度EDF11に入力され光伝送路122に0dBmの
光強度で出力される。一方LNスイッチ41の漏れ光に
より光分岐23に入力される励起光はEDF12を十分
に光励起することはできず、EDF12に入力された前
記信号光はEDF12によって光吸収され、わずかな漏
れ光も光反射ミラー72によって反射され再度EDF1
2に入力される。そのため光伝送路123から出力され
る光強度は−80dBm以下となる。このように、ED
Fを2度通過させる構成によって光スイッチがオンのと
きはより少ないパワーで効率的に光励起することができ
る一方、光スイッチがオフのときは十分に光吸収させる
ことができるためより大きいオン、オフ比が得られる。
【0017】図4は本発明の第4の実施形態の構成図で
ある。ここでは、図1に示した第1の実施形態における
光分岐21,22をEDF11,EDF12のそれぞれ
入力端側に配設している。この構成では、励起光源31
から出力される波長1480nmの励起光はLNスイッ
チ41によって光経路を選択され、光分岐22に入力さ
れる。したがって、EDFl1は信号光の入力方向と同
じ方向から光励起されることになり、波長1550nm
の信号光は光伝送路120に0dBmの光強度で出力さ
れる。一方、LNスイツチ41の漏れ光により光分岐2
3に入力される励起光はEDF12を十分に光励起する
ことはできず、EDF12に入力された前記信号光はE
DF12によって光吸収されてしまう。このため、光伝
送路121から出力される光強度は−60dBm以下と
なる。この実施形態では、EDFの前方励起を行うため
に、EDF入力時に−の光損失を抑えることができるた
め雑音指数が減少する。
【0018】図5は前記第1の実施形態の光スイッチを
2つ組み合わせて構成した第5の実施形態のスイッチの
構成図である。なお、同図における各符号は図1の符号
をそのまま用いている。この溝成では図1の1×2の光
スイッチの光伝送路110を互いに背中合わせに接続す
ることにより、2×2の光スイッチを実現している。す
なわち、一方の光伝送路120,121からの信号光は
励起光スイッチ41の選択動作により選択されて光伝送
路110を伝送された後、他方の励起光スイッチ41で
の選択によって他方の光伝送路120,121のいずれ
かに伝送されることになる。このように光スイッチを組
み合わせることによってスイッチ規模を拡張することが
できる。
【0019】図6は、図5に示した光スイッチを1つの
励起光源で動作可能とした第6の実施形態のスイッチの
構成図である。すなわち、互いに伝送路110が接続さ
れた図示左右の2つの光スイッチのそれぞれに設けられ
ているLNスイッチ41,41に対して光分岐24及び
光伝送路113,114,115を介して共通に1つの
励起光源31を接続している。この光スイッチでは、励
起光源31から出力された波長1480nmの励起光は
光分岐24によって光伝送路113,114に分岐され
左右のLNスイッチ41に入力される。この構成を用い
ることによってスイッチ規模が大きくなってもより少な
い励起光源で光スイッチを駆動させることができる。
【0020】図7は本発明の第7の実施形態の構成図で
あり、ここでは、複数本の異なる光伝送路211〜21
4に、それぞれ独立した信号光が伝送されており、これ
らの光伝送路211〜214の信号光をオン、オフする
光スイッチとして構成された例である。前記各光伝送路
211〜214にはそれぞれ励起光入力のための光分岐
21〜24と、EDF11〜EDF14が接続され、光
伝送路221〜224に接続されている。そして、前記
光分岐21〜24には励起光スイッチ42と、これに接
続された1つの励起光源31とが接続されている。前記
励起光スイッチ42は1対4の光スイッチとして構成さ
れ、4つまで同時に光出力することが可能である。した
がって、前記光伝送路211〜214のうち、励起光ス
イッチ42により選択されてEDF11〜14に励起光
が入力された光伝送路を伝送される信号光が光伝送路2
21〜224に出力され、励起光が入力されないEDF
の光伝送路の信号光は出力されることがない。この構成
を用いることによってより少ない励起光源で多くの光ス
イッチを駆動させることができる。
【0021】なお、光スイッチの数が多くなり励起光の
パワーが不足する場合には、図8の様に複数の励起光源
32,33と、複数の光分岐21〜24の問に、前記励
起光源32,33からの励起光を選択的、あるいは合一
的に出力する光クロスコネクト装置81を設置すること
によって前記励起光スイッチと同様な動作を行わせ、図
7と同様な光スイッチとして構成することも可能であ
る。この構成では、スイッチ規模が大きくなってもより
少ない励起光源で光スイッチを駆動させることができ
る。
【0022】なお、本発明においては各光伝送路におけ
る波長多重数は前記実施形懸で説明する1に限定される
ものではなく、8,16,32,64など自由に任意の
波長数に設定でき、波長多重光の一括スイッチングが可
能である。また入力光の波長1550nm帯に限定され
るものではなく1300nm帯など自由に設定できる。
また、励起光源の波長を前記実施形態では1480n
m,980nmを示したが不純物添加ファイバを励起で
きるものであればこの波長に限られるものではなく、信
号光波長と不純物添加ファイバの程類によって任意に設
定できる。
【0023】また、励起光源と光伝送路の間に設置した
励起光スイッチは音響光学スイッチ、石英系スイッチな
どでも代用できる。なお、実施形態では主に光スイッチ
のオン、オフ比について記載したが、励起光の光パワー
を制御することにより光スイッチから出力される光の光
強度を任意の値に制御することモ可能である。
【0024】また、前記実施形態では不純物添加ファイ
バとしてEDFを利用した例を示しているが、エルビウ
ム以外でもテルルなど他の元素を添加した光増幅用の不
純物添加ファイバでも利用可能であり、そのファイバ長
および不純物添加量も光スイッチのスペックに応じて自
由に設定できる。また、不純物添加ファイバへの励起光
のパワー制御は励起光源の注入電流を制御する方法や、
可変もしくは固定減衰器によって制御する方法など自由
に設定してよい。また、励起光を不純物添加ファイバど
ちらから入力してもよく、あるいは両方から入力するこ
とも可能である。さらに2以上の励起光源から出力され
た励起光を偏波多重して不純物添加ファイバに入力して
高い利得を得ることも可能である。さらに、用いた光分
岐の光分岐比は1:1,1:10など光スイッチ内の光
レベル設計において自由に設定可能である。
【0025】ここで、前記第2の実施形態に示した光フ
ィルタにおいては、透過帯域幅に特に指定はなく光スイ
ッチを通過する信号光の数によって適宜変更してもよ
い。また、光スイッチ内には励起光や戻り光が光スイッ
チの入力及び出力側に影響を与えないために適宜光フィ
ルタ、光アイソレータを設置することも可能である。
【0026】また、第3の実施形態で説明した光反射ミ
ラーを用いた折返し構成では、入力光の光伝送路と出力
光の光伝送路を同一にしたり区別したりすることはシス
テムでの使用形態によって自由に変更可能である。ま
た、光アイソレータと光分岐の組み合わせは光サーキュ
レータで代用することも可能である。さらに、前記した
光反射ミラーは反射率可変ミラーを用いて出力光パワー
制御に応用してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
伝送路に配設されてゲートスイッチとして機能する不純
物添加ファイバと励起光源との間に、不純物添加ファイ
バに対して選択的に励起光を供給する励起光スイッチを
配置することにより、一つの励起光源で複数のゲートス
イッチのオン、オフ制御を可能にでき、構成が簡単な光
スイッチを得ることができる。また、前記したゲートス
イッチは動作時の利得特性は鋭い立ち上がりを示すた
め、前記励起光スイッチでの漏れ光による影響は殆どな
く、したがってクロストークレベルの比較的大きいポリ
マー型やLiNbO3 などのスイッチで十分利用可能と
なり、低クロストーク、低挿入損失の光スイッチを実現
することができる。さらに、不純物添加ファイバを用い
ることにより、光スイッチでの利得を得ることもでき
る。また、同時に不純物添加ファイバに励起光を供給し
ているオン時に、当該励起光の光強度を制御することに
より出力側の光伝送路へ出力される信号光の光強度を制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光スイッチの第1の実施形態の構成図
である。
【図2】本発明の光スイッチの第2の実施形態の構成図
である。
【図3】本発明の光スイッチの第3の実施形態の構成図
である。
【図4】本発明の光スイッチの第4の実施形態の構成図
である。
【図5】本発明の光スイッチの第5の実施形態の構成図
である。
【図6】本発明の光スイッチの第6の実施形態の構成図
である。
【図7】本発明の光スイッチの第7の実施形態の構成図
である。
【図8】本発明の光スイッチの第8の実施形態の構成図
である。
【符号の説明】
11〜14 不純物添加ファイバ(EDF) 21〜24 光分岐 31,32 励起光源 41,42 励起光スイッチ 51,52 光フィルタ 61,62 光アイソレータ 71,72 光反射ミラー 81 光クロスコネクト装置 110 光伝送路(第1の光伝送路) 111〜115 光伝送路(励起光伝送路) 120,121 光伝送路(第2の光伝送路) 211〜214 光伝送路(第1の光伝送路) 221〜214 光伝送路(第2の光伝送路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−9929(JP,A) 特開 平2−291531(JP,A) 特開 平3−235922(JP,A) 特開 平4−260381(JP,A) 特開 昭59−135441(JP,A) 特開 平5−29686(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/10 H01S 3/06 - 3/07 G02F 1/35

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号光が入力される第1の光伝送路と、前
    記第1の光伝送路に光分岐によって接続された複数の第
    2の光伝送路と、前記第2の光伝送路のそれぞれに配設
    された不純物添加ファイバと、前記各不純物添加ファイ
    バに励起光を供給するための励起光源と、前記励起光源
    からの励起光を前記不純物添加ファイバに選択的に供給
    する励起光スイッチとからなる単光スイッチを2つ備
    え、 前記各単光スイッチの第1の光伝送路を互いに反対方向
    に接続し、一方の単光スイッチの第2の光伝送路から信
    号光を入力し、他方の単光スイッチの第2の光伝送路か
    ら信号光を出力するように構成したことを特徴とする光
    スイッチ。
  2. 【請求項2】前記2つの単光スイッチのそれぞれの励起
    光源を1つの励起光源で共用してなる請求項1に記載の
    光スイッチ。
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