JP2001357857A - 固体高分子型燃料電池及びその製造方法 - Google Patents

固体高分子型燃料電池及びその製造方法

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JP2001357857A
JP2001357857A JP2000175802A JP2000175802A JP2001357857A JP 2001357857 A JP2001357857 A JP 2001357857A JP 2000175802 A JP2000175802 A JP 2000175802A JP 2000175802 A JP2000175802 A JP 2000175802A JP 2001357857 A JP2001357857 A JP 2001357857A
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ion exchange
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carbon
polymer electrolyte
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Shinji Terasono
真二 寺園
Eiji Yanagisawa
栄治 柳沢
Masaru Yoshitake
優 吉武
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】酸素の還元反応に対して活性が高く、撥水性、
耐食性に優れるカソードと、該カソードを有することに
より出力特性と駆動安定性に優れた固体高分子型燃料電
池の提供。 【解決手段】平均格子面間隔d002が0.340〜0.
362nm、結晶子の大きさLcが0.6〜4nm、か
つ比表面積が260〜800m2/gのカーボン担体
に、白金又は白金合金が担持された電極触媒と、イオン
交換樹脂とを含むカソードを、イオン交換膜を介してア
ノードと対向させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い出力電圧を長
期にわたって安定して得られる固体高分子型燃料電池に
関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、原料となるガスの反応エネ
ルギを直接電気エネルギに変換する電池であり、水素・
酸素燃料電池は、その反応生成物が原理的に水のみであ
り地球環境への影響がほとんどない。なかでも電解質と
して固体高分子を使用する固体高分子型燃料電池は、常
温でも作動でき高出力密度が得られるため、近年のエネ
ルギ、地球環境問題への社会的要請の高まりとともに、
電気自動車用電源、定置型電源等として大きな期待が寄
せられている。
【0003】固体高分子型燃料電池では、通常、固体高
分子電解質としてプロトン伝導性のイオン交換膜が使用
され、特にスルホン酸基を有するパーフルオロカーボン
重合体からなるイオン交換膜が基本特性に優れている。
固体高分子型燃料電池では、イオン交換膜の両面にガス
拡散性の電極層を配置し、燃料である水素及び酸化剤と
なる酸素又は空気をそれぞれアノード及びカソードに供
給することにより発電を行う。
【0004】固体高分子型燃料電池の電極層には、通
常、白金又は白金合金触媒が比表面積の大きい導電性の
カーボンブラック等に担持されたものを使用する。ま
た、ガス拡散性の電極層における反応は、電解質、触
媒、及びガス(水素又は酸素)が同時に存在する三相界
面でのみ進行する。特に、固体高分子型燃料電池の場合
にはイオン交換樹脂で触媒を被覆し、三相界面を拡大さ
せる方法により性能を向上させることができる。
【0005】固体高分子型燃料電池のカソードでは、O
2+4H++4e-→2H2Oの反応が起こり、酸化剤とな
る酸素とイオン交換膜を透過するプロトンと外部回路か
ら流れる電子との反応によって水が生成する。この酸素
還元反応において、スルホン酸基を有するパーフルオロ
カーボン重合体中において安定でかつ活性が高い点か
ら、触媒として白金が使用されている。しかし、アノー
ドにおける水素の酸化反応に比較してカソードでの酸素
の還元反応に対する過電圧が非常に大きいため、優れた
出力特性を得ることが困難であった。出力特性を向上さ
せるため、リン酸型燃料電池(PAFC)では、白金粒
子の微粒子化による金属表面積の拡大や、白金粒子分散
性の向上、白金合金を使用する試みなどが行われてい
る。
【0006】電解質として固体高分子電解質膜を使用す
る固体高分子型燃料電池では、その作動温度が通常10
0℃以下であり、カソードでの酸素の還元反応速度はリ
ン酸型燃料電池よりも遅く、定置用、車載用などの高い
出力特性が必要とされる分野においては、カソードでの
反応に対してさらに高活性な電極触媒を開発する必要が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、カソ
ードでの酸素の還元反応過電圧を低減するために、電極
触媒について着目し、高出力を長期にわたって安定して
得られる固体高分子型燃料電池を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、イオン交換膜
と該イオン交換膜を介して対向するカソード及びアノー
ドを有する固体高分子型燃料電池において、前記カソー
ドは[002]面の平均格子面間隔d002が0.340
〜0.362nm、結晶子の大きさLcが0.6〜4n
m、かつ比表面積が260〜800m2/gのカーボン
担体に、白金又は白金合金が担持された電極触媒と、イ
オン交換樹脂とを含むことを特徴とする固体高分子型燃
料電池を提供する。
【0009】また、本発明は、イオン交換膜と該イオン
交換膜を介して対向するカソード及びアノードを有する
固体高分子型燃料電池の製造方法において、前記カソー
ドは電極触媒とイオン交換樹脂を含んでなり、前記電極
触媒は、比表面積300m2/g以上のカーボンブラッ
ク又は活性炭を1000〜2200℃で加熱処理し、得
られた炭素材料を担体として白金又は白金合金を担持す
ることにより得ることを特徴とする固体高分子型燃料電
池の製造方法を提供する。
【0010】本発明の固体高分子型燃料電池は、カソー
ドにおいて酸素の還元反応に対して高活性な電極触媒を
使用しており、高い出力特性を有するとともに長期にわ
たって安定した出力を保持できる。上記電極触媒が高活
性である理由は明確ではないが、カーボン担体として黒
鉛化が進行していて炭素の電子状態密度が高い炭素材料
を使用しているため、この担体上に担持される白金又は
白金合金(以下、金属触媒という)の電子状態が変化し
酸素の還元反応を促進しているものと推定される。
【0011】また、カーボン担体の黒鉛化が進行してい
るため撥水性が高くなっており、カソードにおいて生成
される反応生成水等を排出しやすい。そのため、反応生
成水が凝縮してカソードの細孔を閉塞する現象が起こり
にくいので、長期間使用しても安定した出力を保持でき
るものと思われる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明におけるカーボン担体の
[002]面の平均格子面間隔d002は、カーボン担体
の黒鉛構造に基づく六角網面の面間隔であり、六角網面
の垂直方向であるC軸方向の格子定数Cの1/2層間距
離の平均値を表す。また、結晶子の大きさLcはC軸方
向の六角網面の積層厚さである。これらは、いずれもX
線回折パターンから算出される値である。
【0013】平均格子面間隔d002と結晶子の大きさLc
は、カーボン材料の黒鉛化度の目安となる。完全な黒鉛
結晶では、d002は0.3345nmであり、d002がこ
の値に近いカーボン材料ほど黒鉛化度が高い。本発明に
おけるカーボン担体は、d00 2が0.340〜0.36
2nmである。d002が0.340nm未満であると、
カーボン担体の黒鉛化度が高すぎ、比表面積が減少する
ため、担持する金属触媒の分散性が低下したり金属触媒
の表面積が減少したりして、電極活性が低下する。ここ
で、金属触媒である白金又は白金合金の表面積は、金属
表面へのCOガスの吸着量により算出するCO吸着法に
基づくCO−MSA(Metal Surface A
rea)、又は電気化学的方法により測定されるEC
(Electro Chemical)−MSAとして
求められる。
【0014】一方、カーボン担体のd002が0.362
nmを超えると、黒鉛化度が低すぎてカソード活性は向
上せず、また充分な撥水性や強酸であるイオン交換樹脂
に対する耐食性も得られない。そのため、燃料電池を長
期間使用すると出力が低下する。d002は、特に0.3
45〜0.353nmが好ましい。
【0015】また、本発明におけるカーボン担体は、L
cが0.6〜4nmである。0.6nm未満では黒鉛化
度が低すぎて充分な触媒活性が得られず、4nmを超え
ると黒鉛化度が高すぎて比表面積が低下し担持する金属
触媒の分散性が低下する。L cは、特に1〜2nmであ
ることが好ましい。
【0016】また、本発明におけるカーボン担体の比表
面積は260〜800m2/gであり、好ましくは30
0〜500m2/gである。この範囲であれば、金属触
媒は分散性よくカーボン担体に担持され、かつスルホン
酸基を有するパーフルオロカーボン重合体などの強酸性
ポリマーに被覆された条件下でも、金属触媒成分の粒子
成長が抑制されるため、長期にわたって安定した電極反
応の活性に優れた電極触媒が得られる。
【0017】本発明の製造方法では、カーボン担体は比
表面積300m2/g以上のカーボンブラック又は比表
面積300m2/g以上の活性炭を1000〜2200
℃で加熱処理して得るものであり、特に1200〜18
00℃にて加熱処理して得ることが好ましい。通常、フ
ァーネスブラックなどのカーボンブラックや活性炭はd
002が0.355〜0.385nm、Lcが0.1〜0.
3nm、比表面積が100〜2500m2/gである
が、加熱処理によりカーボンブラックや活性炭は黒鉛化
度が高まる。
【0018】また、カーボンブラックのなかには、原料
としてアセチレンを用いて製造するアセチレンブラック
と呼ばれる黒鉛化度の高い炭素材料もあるが、アセチレ
ンブラックは一般に比表面積が30〜200m2/gと
小さい。本発明では、燃料電池において高い出力特性を
長期間安定して得るため、カーボン担体は黒鉛化度が高
いだけでなく、金属触媒を分散性よく担持するために高
比表面積であることを必要としている。アセチレンブラ
ックでは比表面積が小さくて金属触媒を分散性よく担持
できない。
【0019】加熱処理により黒鉛化度を高めた活性炭又
はカーボンブラックを、白金を主体とする金属触媒成分
を担持する担体として使用した電極触媒は、高い酸素還
元活性を示すようになる。また、炭素の黒鉛化度が高ま
ることにより、六角網面の端部(エッジ)に存在する表
面官能基が相対的に減少し、その結果カーボン担体は撥
水性を確保できるようになる。
【0020】上記表面官能基としては、カルボキシル
基、フェノール性水酸基等の酸性官能基や、カルボニル
基等の中性官能基等が存在する。固体高分子型燃料電池
では、出力を確保するために大電流を流すことが想定さ
れており、この条件下では、カソードにおいて酸素の還
元反応によって多量の水が生成するため、特にカソード
の撥水性が重要となる。このため、使用するカーボン担
体の黒鉛化が進行して撥水性を確保できることは有利に
作用し、生成水の排除が効率よく行われ、長期にわたっ
て安定した出力特性が得られる。
【0021】本発明の製造方法において、カーボン担体
となる炭素材料の加熱処理温度が1000℃より低い
と、黒鉛化が進行せず、高い酸素の還元活性を得られな
い。また、2200℃より高いとカーボン担体の黒鉛化
度が高くなりすぎ、また比表面積が極度に減少するた
め、金属触媒成分の分散性が低下したり、表面の粗さが
少なくなることにより金属触媒成分がカーボン担体から
欠落することがある。
【0022】本発明の製造方法に用いる、原料となるカ
ーボンブラック又は活性炭としては、チャンネルブラッ
ク、ファーネスブラック、サーマルブラック等のカーボ
ンブラック、種々の炭素原子を含む材料を炭化、賦活処
理した活性炭等が使用できる。カーボンブラックとは炭
化水素の液体や気体の熱分解によって製造されるもので
ある。また、活性炭は原料として植物系の木材、のこく
ず、ヤシ殻、パルプ廃液などと鉱物系の石炭、石油コー
クス、石油ピッチなどを使用し、これを炭化し、さらに
水蒸気賦活、薬品賦活などを行って製造されるものであ
る。
【0023】また、原料となるカーボンブラック又は活
性炭としては比表面積が300m2/g以上のものを使
用する。比表面積が300m2/g未満であると、加熱
処理により得られるカーボン担体の比表面積はさらに小
さくなるため、分散性よく金属触媒を担持できない。好
ましくは500m2/g以上である。また、比表面積が
大きすぎるカーボンブラックや活性炭を加熱処理して
も、充分に黒鉛化が進行せず、電極触媒の活性を高めら
れなかったり撥水性を高められないそれがあるので、原
料となるカーボンブラック又は活性炭の比表面積は25
00m2/g以下であることが好ましい。
【0024】本発明において、カーボン担体に担持され
る金属触媒である白金又は白金合金のうち、白金は固体
高分子型燃料電池におけるアノードでの水素酸化反応及
びカソードでの酸素還元反応に対して高活性である。ま
た、白金合金を使用すると電極触媒としての安定性や活
性をさらに付与させることもできる。白金合金として
は、白金以外の白金族の金属(ルテニウム、ロジウム、
パラジウム、オスミウム、イリジウム)、金、銀、クロ
ム、鉄、チタン、マンガン、コバルト、ニッケル、モリ
ブデン、タングステン、アルミニウム、ケイ素、亜鉛、
及びスズからなる群から選ばれる1種以上の金属と白金
との合金が好ましく、該白金合金には白金と合金化され
る金属と白金との金属間化合物が含有されていてもよ
い。
【0025】本発明において、電極触媒の製造方法とし
ては、例えば以下の方法が挙げられる。白金の塩(例え
ば塩化第一白金酸)の水溶液又は水/アルコール混合溶
媒に溶解した溶液に、カーボン担体を分散させる。白金
合金を電極触媒とするときは、この液にさらに白金と合
金化させる金属の化合物を溶解又は分散させる。ここで
白金と合金化させる金属の化合物としては、塩化物、臭
化物等のハロゲン化物、メトキシド、エトキシド等のア
ルコキシド、酸化物、硝酸塩、硫化物等を用いることが
好ましい。
【0026】次にこの液を加熱撹拌し、上記の白金の塩
又はその反応生成物(白金合金の場合は、白金の塩又は
その反応生成物と白金と合金化させる金属の化合物又は
その反応生成物)をカーボン担体上に析出させる。必要
に応じて溶液中のpHをアルカリ側に調節し、白金及び
必要に応じて添加された金属を例えば水酸化物としてカ
ーボン担体上に析出させてもよい。さらにろ過、洗浄、
乾燥を適宜行う。そして、水素ガス等により還元処理を
施した後、ヘリウム、アルゴン、窒素等の不活性ガス雰
囲気下で、熱処理することにより電極触媒が得られる。
【0027】電極触媒として白金合金を使用する場合、
その組成は合金化する金属の種類にもよるが、白金が3
0〜90原子%、合金化する金属が10〜70原子%で
あることが好ましい。また、合金化させるための上記熱
処理の条件としては、カーボン担体上に析出した金属の
化合物の粒子径と分散状態にもよるが、アルゴン、窒素
などの不活性ガス雰囲気中で600〜900℃にて熱処
理されることが好ましい。
【0028】本発明において、電極触媒を構成する金属
触媒の粒子径は、高活性なカソードを得るためには1〜
20nmであることが好ましく、特には、反応活性の点
で金属触媒の表面積を大きく確保できる2〜5nmであ
ることが好ましい。
【0029】また、固体高分子型燃料電池では、高電流
密度で作動させる場合でも、電極はガス拡散性に優れて
いることが必要であるため、カソードの厚さは薄い方が
好ましいが、同時にカソードには充分な量の金属触媒が
含まれていることが必要である。したがって、金属触媒
は電極触媒全質量中に10〜65%、特に30〜60%
担持されていることが好ましい。
【0030】本発明におけるカソードには、電極触媒と
イオン交換樹脂とが含まれている。電極触媒はイオン交
換樹脂に被覆されていることが好ましい。イオン交換樹
脂が含まれることによりカソードはより活性化する。
【0031】電解質となるイオン交換膜を構成するイオ
ン交換樹脂及び上記カソードに含まれるイオン交換樹脂
は、同じであっても異なっていてもよいが、いずれもス
ルホン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体からな
ることが好ましい。特に、CF2=CF2に基づく重合単
位とCF2=CF−(OCF2CFX)m−Op−(C
2n−SO3Hに基づく重合単位(式中、Xはフッ素
原子又はトリフルオロメチル基であり、mは0〜3の整
数であり、nは1〜12の整数であり、pは0又は1で
ある。)とを含む共重合体からなるイオン交換樹脂が好
ましい。なお本明細書においてパーフルオロカーボン重
合体とは、炭素原子とフッ素原子のみからなる重合体だ
けではなく、水素原子が全てフッ素原子と置換されてい
れば酸素原子等を含有するものも含むものとする。
【0032】本発明におけるアノードは電極触媒とイオ
ン交換樹脂とを含むものであることが好ましく、電極触
媒及びイオン交換樹脂は、カソードを構成する電極触媒
及びイオン交換樹脂と同じでも異なっていてもよい。イ
オン交換樹脂はカソード同様にスルホン酸基を有するパ
ーフルオロカーボン重合体が好ましい。また、アノード
に供給する燃料ガスは、通常はメタン改質ガス、メタノ
ール改質ガス、ガソリン改質ガス等が想定されており、
このような改質ガス中には数十ppm〜数百ppmのC
Oが含まれる。白金を金属触媒とする電極触媒の場合、
CO被毒に対する耐性が弱く安定した出力を得にくいの
で、上記のようなCOが含まれる燃料ガスを使用する場
合はCO被毒耐性に優れる白金−ルテニウム触媒をアノ
ードに使用することが好ましい。
【0033】本発明の固体高分子型燃料電池では、イオ
ン交換膜の両面にカソード及びアノード(以下、カソー
ドとアノードをまとめてガス拡散電極という)が配置さ
れているが、イオン交換膜とガス拡散電極とは接合され
ていることが好ましい。ガス拡散電極とイオン交換膜と
の接合体(以下、電極・膜接合体という)を製造する方
法としては、イオン交換膜上にガス拡散電極を直接形成
する方法、カーボンペーパー、カーボンクロス等の基材
上にガス拡散電極を形成しこれをイオン交換膜と接合す
る方法、平板上にガス拡散電極を形成しこれをイオン交
換膜に転写する方法等の種々の方法が採用できる。
【0034】ガス拡散電極の形成方法としては、電極触
媒、イオン交換樹脂、撥水剤、及び必要に応じて造孔
剤、増粘剤、希釈溶媒等を含む液を、イオン交換膜上又
はカーボンペーパー等の導電性多孔体上に噴霧、塗布、
濾過等により形成させる既知の手法が好ましい。ガス拡
散電極をイオン交換膜とは別個にカーボンペーパー等の
導電性多孔体上に形成した場合は、ガス拡散電極とイオ
ン交換膜とは、ホットプレス法、接着法(特開平7−2
20741号公報参照)等により接合することが好まし
い。
【0035】
【実施例】[例1(実施例)]カーボンブラック(比表
面積750m2/g、d002は0.371nm、Lc
0.5nm)を、高周波誘導炉を使用し、アルゴン雰囲
気中で1200℃の温度で5時間加熱処理した。得られ
た炭素材料を粉末X線回折法により解析したところ、
[002]面の平均格子面間隔の距離d002は0.35
6nm、結晶子の大きさLcは1.0nmであった。ま
た、窒素吸着法(BET法)により比表面積を測定した
ところ700m2/gであった。
【0036】次に上記炭素材料をイオン交換水中に分散
させ、5質量%の塩化第一白金酸(H2PtCl6)水溶
液と35%ホルマリンを加えて−10℃に冷却して撹拌
した。これに40質量%水酸化ナトリウム水溶液を滴下
し1時間還流した後、ろ過洗浄し、上記炭素材料(カー
ボン担体)に白金が担持された電極触媒(白金:カーボ
ン担体=40:60)を調製した。この電極触媒を粉末
X線回折法で測定したところ、白金の粒子径は約2.0
nmであった。
【0037】[例2(実施例)]カーボンブラックの熱
処理条件を1400℃で3時間とした以外は例1と同様
にして加熱処理した。得られた炭素材料を例1と同様に
評価したところ、結晶子の平均格子面間隔の距離d002
は0.351nm、結晶子の大きさLcは1.3nm、
比表面積は400m2/gであった。この炭素材料を担
体として用いた以外は例1と同様にして電極触媒を調製
した。この電極触媒を粉末X線回折法で測定したとこ
ろ、白金の粒子径は約2.0nmであった。
【0038】[例3(比較例)]カーボンブラックの熱
処理条件を1900℃で5時間とした以外は例1と同様
にして加熱処理した。得られた炭素材料を例1と同様に
評価したところ、結晶子の平均格子面間隔の距離d002
は0.341nm、結晶子の大きさLcは3.5nm、
比表面積は210m2/gであった。この炭素材料を担
体として用いた以外は例1と同様にして電極触媒を調製
した。この電極触媒を粉末X線回折法で測定したとこ
ろ、白金の粒子径は約2.1nmであった。
【0039】[例4(実施例)]カーボンブラックの熱
処理条件を1100℃で5時間とし、抵抗加熱炉を用い
た以外は例1と同様にして加熱処理した。得られた炭素
材料を例1と同様に評価したところ、結晶子の平均格子
面間隔の距離d002は0.361nm、結晶子の大きさ
cは0.8nm、比表面積は720m2/gであった。
この炭素材料を担体として用いた以外は例1と同様にし
て電極触媒を調製した。この電極触媒を粉末X線回折法
で測定したところ、白金の粒子径は約1.9nmであっ
た。
【0040】[例5(比較例)]例1で用いたカーボン
ブラックを熱処理せずにそのまま担体として使用した以
外は例1と同様にして電極触媒を調製した。この電極触
媒を粉末X線回折法で測定したところ、白金の粒子径は
約2.0nmであった。
【0041】[例6(比較例)]カーボンブラック(比
表面積250m2/g、d002は0.357nm、Lc
1.5nm)を高周波誘導炉を使用しアルゴンガス雰囲
気中で2000℃にて5時間加熱処理した。得られた炭
素材料を例1と同様に評価したところ、結晶子の平均格
子面間隔の距離d002は0.344nm、結晶子の大き
さLcは6.0nm、比表面積は100m2/gであっ
た。この炭素材料を担体として用いた以外は例1と同様
にして電極触媒を調製した。この電極触媒を粉末X線回
折法で測定したところ、白金の粒子径は約2.2nmで
あった。
【0042】[例7(比較例)]カーボンブラック(比
表面積750m2/g、d002は0.371nm、Lc
0.5nm)を800℃で加熱処理した。得られた炭素
材料を例1と同様に評価したところ、結晶子の平均格子
面間隔の距離d002は0.369nm、結晶子の大きさ
cは0.45nm、比表面積は740m2/gであっ
た。この炭素材料を担体として用いた以外は例1と同様
にして電極触媒を調製した。この電極触媒を粉末X線回
折法で測定したところ、白金の粒子径は約2.0nmで
あった。
【0043】[例8(比較例)]カーボンブラック(比
表面積750m2/g、d002は0.371nm、Lc
0.5nm)を2300℃で加熱処理した。得られた炭
素材料を例1と同様に評価したところ、結晶子の平均格
子面間隔の距離d002は0.339nm、結晶子の大き
さLcは1.5nm、比表面積は210m2/gであっ
た。この炭素材料を担体として用いた以外は例1と同様
にして電極触媒を調製した。この電極触媒を粉末X線回
折法で測定したところ、白金の粒子径は約2.3nmで
あった。
【0044】[例9(比較例)]カーボンブラック(比
表面積250m2/g、d002は0.357nm、Lc
1.5nm)を高周波誘導炉を使用し、アルゴンガス雰
囲気下中で1500℃で加熱処理した。得られた炭素材
料を例1と同様に評価したところ、結晶子の平均格子面
間隔の距離d002は0.345nm、結晶子の大きさLc
は3.5nm、比表面積は110m2/gであった。こ
の炭素材料を担体として用いた以外は例1と同様にして
電極触媒を調製した。この電極触媒を粉末X線回折法で
測定したところ、白金の粒子径は約2.8nmであっ
た。
【0045】[例10(実施例)]例1で熱処理をした
後のカーボンブラックをイオン交換水中に分散させ、塩
化第一白金酸水溶液と35%ホルマリンを加えて−10
℃に冷却して撹拌した。これに40質量%水酸化ナトリ
ウム水溶液を滴下し1時間還流した後、ろ過洗浄し、カ
ーボンに白金が担持された触媒を得た。次に、この触媒
をイオン交換水中に分散させ、撹拌しながら希NH4
HでpHを8に調整した。これに硝酸クロムを添加して
約2時間撹拌した後、ろ過し、減圧下140℃で乾燥さ
せた。次いで、3%の水素を含有したアルゴンガス雰囲
気中で700℃にて3時間熱処理を行い、白金−クロム
合金(白金:クロム=7:3(原子比))が電極触媒全
質量中に45%担持された電極触媒を調製した。この電
極触媒を粉末X線回折で測定したところ、白金−クロム
合金の粒子径は約3.5nmであった。
【0046】(評価)例1〜10で製造した各電極触媒
を、テトラフルオロエチレンに基づく重合単位とCF2
=CF−OCF2CF(CF3)CF2CF2SO3Hに基
づく重合単位とからなる共重合体(イオン交換容量1.
1ミリ当量/g乾燥樹脂)の6%エタノール溶液中に混
合し、分散させた後、イオン交換水を添加し、撹拌して
触媒インクを調合した。次にこの触媒インクをカーボン
クロス上に塗工、乾燥して金属触媒量が0.5mg/c
2であるガス拡散電極を作製した。
【0047】固体高分子膜として膜厚50μmのスルホ
ン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体からなるイ
オン交換膜(商品名:フレミオン、旭硝子社製)を、上
記ガス拡散電極2枚の間に挟み、ホットプレスして膜/
電極接合体を作製した。
【0048】得られた膜・電極接合体を測定用セルに組
み込み、運転圧力0.15MPa(絶対圧力、水素(利
用率70%)/空気(利用率40%)系、セル温度80
℃において固体高分子型燃料電池の初期特性評価を行っ
た。表1に電流密度0.3A/cm2のときの出力電圧
を示す。
【0049】また、運転圧力0.15MPa、水素(利
用率70%)/空気(利用率40%)系、セル温度80
℃において電流密度0.3A/cm2の定電流駆動で連
続的に500時間及び2000時間作動させたときの出
力電圧を測定し、長期的なセル出力特性の安定性能試験
を行った。結果を表1に示す。また、本発明の燃料電池
の出力特性を比較例と比較するため、図1に例2と例6
の初期の電流密度−電圧特性を示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、黒鉛化度が制御された
カーボン担体に白金又は白金合金を担持した電極触媒を
使用しているため、カーボン担体は耐食性を有していて
酸化しにくくかつ撥水性を有しており、カソードは酸素
還元活性に優れかつ高い撥水性、耐食性を有している。
このため、上記カソードを有する本発明の固体高分子型
燃料電池は、出力特性と駆動安定性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】例2と例6の固体高分子型燃料電池の電流密度
−電圧特性を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/10 H01M 8/10 Fターム(参考) 4G069 AA01 AA03 AA12 BA08A BA08B BA18 BC16A BC22A BC32A BC33A BC35A BC50A BC58A BC58B BC59A BC60A BC62A BC64A BC66A BC69A BC75A BC75B BD05A CC32 EC03X EC03Y EC04X EC04Y EC25 FB14 5H018 AA06 AS03 EE03 EE05 EE10 EE17 HH02 HH03 HH05 5H026 AA06 CX05 EE02 EE05 EE08 HH02 HH03 HH05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン交換膜と該イオン交換膜を介して対
    向するカソード及びアノードを有する固体高分子型燃料
    電池において、前記カソードはX線回折から算出される
    [002]面の平均格子面間隔d002が0.340〜
    0.362nm、結晶子の大きさLcが0.6〜4n
    m、かつ比表面積が260〜800m2/gのカーボン
    担体に、白金又は白金合金が担持された電極触媒と、イ
    オン交換樹脂とを含むことを特徴とする固体高分子型燃
    料電池。
  2. 【請求項2】前記白金又は白金合金は、前記電極触媒全
    質量中に10〜65%担持されている請求項1に記載の
    固体高分子型燃料電池。
  3. 【請求項3】前記イオン交換樹脂及び前記イオン交換膜
    は、いずれもスルホン酸基を有するパーフルオロカーボ
    ン重合体からなる請求項1に記載の固体高分子型燃料電
    池。
  4. 【請求項4】前記白金合金は、白金以外の白金族の金
    属、鉄、チタン、金、銀、クロム、マンガン、モリブデ
    ン、タングステン、アルミニウム、ケイ素、レニウム、
    亜鉛、及びスズからなる群から選ばれる1種以上の金属
    と白金との合金である請求項1、2又は3に記載の固体
    高分子型燃料電池。
  5. 【請求項5】イオン交換膜と該イオン交換膜を介して対
    向するカソード及びアノードを有する固体高分子型燃料
    電池の製造方法において、前記カソードは電極触媒とイ
    オン交換樹脂を含んでなり、前記電極触媒は、比表面積
    300m2/g以上のカーボンブラック又は活性炭を1
    000〜2200℃で加熱処理し、得られた炭素材料を
    担体として白金又は白金合金を担持することにより得る
    ことを特徴とする固体高分子型燃料電池の製造方法。
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