JP2001356514A - 軽量電子写真用転写紙 - Google Patents

軽量電子写真用転写紙

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JP2001356514A
JP2001356514A JP2000175830A JP2000175830A JP2001356514A JP 2001356514 A JP2001356514 A JP 2001356514A JP 2000175830 A JP2000175830 A JP 2000175830A JP 2000175830 A JP2000175830 A JP 2000175830A JP 2001356514 A JP2001356514 A JP 2001356514A
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Mitsumasa Omura
光正 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地球環境問題に対応した転写紙の開発で、軽
量で不透明度が高く、コピー時に皺、ジャム等の搬送ト
ラブルのない、古紙パルプの配合率が70%以上の軽量
電子写真用転写紙を提供する。 【解決手段】 少なくとも、古紙パルプの配合率が70
%以上であり、なおかつ坪量が56〜65g/m2であ
ることを特徴とする軽量電子写真用転写紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用転写紙に
関し、詳しくは乾式電子写真方式の複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ装置等に用いられる軽量で裏抜けがな
く、搬送性に優れた電子写真用転写紙に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機やプリンターで
は、感光体上のトナー像を転写紙に転写し、この転写像
を、加熱及び加圧を行う定着ローラにて定着することで
複写物を得る。このプロセスにおいて、転写紙の皺、ジ
ャム等の搬送トラブルが発生することがある。この転写
紙における皺、ジャム等の搬送トラブル発生の防止は、
電子写真方式の複写機やプリンターにおいては、極めて
重要な課題となっている。このため転写紙の坪量は表示
坪量より4〜8g/m2重く、実坪量が70g/m2程度
となっているのが現状である。
【0003】一方、近年、地球環境問題の重要性が認識
され、世界的に森林資源保護に取り組んでおり、我が国
においても省資源、リサイクル化対策が積極的に進めら
れている。転写紙の環境対応策としては、古紙の使用及
び古紙の配合増、用紙の両面使用、軽量化等が考えられ
る。そして、転写紙への古紙使用をしたものとしては、
古紙パルプの量と化学パルプの量、水分含水量を規定し
た特許第2969368号掲載公報;古紙パルプと、メ
カニカル(機械)パルプの比率を規定した特開平5−2
39792号公報;上質パルプと古紙パルプの比率を規
定した特開平5−341555号公報;古紙パルプの量
と化学パルプの量、横方向の伸縮率を規定した特許第3
003371号掲載公報などに開示されたものがある
が、これらにおいては軽量化に対する対応はされていな
い。それは軽量化することで、裏抜け、搬送トラブル等
が発生するからである。
【0004】現有軽量転写紙に実坪量で55〜60g/
2の上質系のものが実在するが、これらは不透明度が
80%程度で裏抜けが目立つ不具合がある上、平滑度が
40〜60秒で紙厚が少なくて、クラーク剛度が弱く、
コピー時の皺、ジャム等搬送トラブルが発生し易い紙に
なっている。
【0005】しかし、上述したように、電子写真用転写
紙についても軽量化を進め地球環境問題に対応しなけれ
ばならない状況にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、電
子写真用転写紙において、坪量を軽量化すると不透明度
が低下して、画像裏抜けが目立つようになり、更に厚さ
が減少して紙の腰強度(クラーク剛度)が弱くなり、コ
ピー時皺、搬送ジャム等のトラブルが発生するという従
来技術の問題を解決しようとするものである。
【0007】即ち、本発明の第一の課題は、軽量化して
も、画像裏抜けが問題とならない軽量電子写真用転写紙
を開発することである。本発明の第二の課題は、軽量化
しても、コピー時の皺、搬送ジャム等のトラブルが発生
しない軽量電子写真用転写紙を開発することである。こ
のように、本発明は、地球環境問題に対応した転写紙の
開発で、軽量で不透明度が高く、コピー時に皺、ジャム
等の搬送トラブルのない、古紙パルプの配合率が70%
以上の軽量電子写真用転写紙を提供することをその課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者の検討によれ
ば、現有軽量転写紙は、白色度が高く、不透明度が低い
ために、画像裏抜けが発生していること、及び搬送トラ
ブルは灰分が多い、厚さが少ない、クラーク剛度が弱い
等が要因で発生していることが判明した。
【0009】本発明者は、これらのことに鑑み、地球環
境問題を考慮し電子写真用転写紙の軽量化を目指して、
古紙パルプの配合率が70%以上で白色度、不透明度、
灰分、クラーク剛度、平滑度、密度、厚さ等の紙質の最
適値を組み合わせることで、画像裏抜けが改善され、搬
送性に優れた軽量電子写真用転写紙が得られることを見
出し、本発明を完成するに到った。
【0010】すなわち、本発明によれば、第一に、少な
くとも、古紙パルプの配合率が70%以上であり、なお
かつ坪量が56〜65g/m2であることを特徴とする
軽量電子写真用転写紙が提供される。第二に、不透明度
が82%以上であることを特徴とする上記第一に記載し
た軽量電子写真用転写紙が提供される。第三に、クラー
ク剛度が縦60cm3/100以上、横28cm3/10
0以上であることを特徴とする上記第一又は第二に記載
した軽量電子写真用転写紙が提供される。第四に、紙中
灰分含有量が8%以下であることを特徴とする上記第一
〜第三のいずれかに記載した軽量電子写真用転写紙が提
供される。第五に、平滑度が15〜50秒であることを
特徴とする上記第一〜第四のいずれかに記載した軽量電
子写真用転写紙が提供される。なお、本明細書において
配合量、含有量の%は重量基準である。
【0011】なお、本発明でいう坪量はJIS−P81
24に準拠して、白色度はJIS−P8123に準拠し
て、不透明度はJIS−P8138に準拠して、紙中灰
分はJIS−P8128に準拠して、平滑度はJIS−
P8119に準拠して、密度はJIS−P8118に準
拠して、厚さはJIS−P8118に準拠して、クラー
ク剛度はJIS−P8143に準拠して、それぞれ求め
た値を意味する。
【0012】本発明における古紙パルプとは、木材を原
料とした化学パルプ、機械パルプ、古紙パルプを単体
で、あるいは、それらを混合して抄紙された紙の新聞巻
取紙、印刷・情報用紙、包装用紙、薄葉紙、家庭用薄葉
紙、雑種紙等の白損、黒損で作られたパルプ及びケナフ
・バガス等の非木材繊維を配合して作られた紙の白損、
黒損で作られたパルプを意味する(以下 DIPと略記
する)。また、化学パルプとは、NBKP,LBKPの
晒クラフトパルプであるが、NUKP,LUKPの未晒
クラフトパルプや、木材以外の繊維原料を科学的に処理
して作られたパルプの使用も可能である。機械パルプと
は、GP,TMP,RGP等の未晒パルプ及び晒パルプ
をいう。
【0013】本発明に使用できる填料としては、炭酸カ
ルシウム(重質・軽質)、合成シリカ(湿式・乾式)、
タルク、カオリン、クレイ、焼成カオリン、焼成クレ
イ、二酸化チタンである。中性抄造、PPC適性、コス
ト等を考慮すると、炭酸カルシウムを主体に使用するこ
とが、望ましく、填料の紙中含有量は8%以下が良い。
【0014】本発明に使用できる内添サイズ剤は、中性
紙であることから、中性ロジンサイズ剤、AKDサイズ
剤、ASAサイズ剤である。抄紙系の汚れ、薬品の安定
性、サイズの立ち上がり等を考慮すると、中性ロジンサ
イズ剤の使用が望ましい。中性ロジンサイズ剤の使用に
際しては、サイズ剤の歩留まり向上剤として、硫酸バン
ドとカチオン澱粉を併用する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の軽量電子写真用転
写紙を詳細に説明する。本発明の転写紙は、DIPの配
合率が70%以上、より好ましくは80%以上、更に好
ましくは100%である。DIPの配合率が上記範囲よ
り少ないと、不透明度が下がり画像裏抜けが目立ち不良
となるし、所期の目的である環境対応紙から遠ざかって
しまう。また、坪量は56〜65g/m2、より好まし
くは58〜63g/m2、更に好ましくは60〜62g
/m2と軽量のものである。坪量が上記範囲を超えると
軽量化という所期の目的に反し、上記範囲より少ないと
画像裏抜けが目立ち、コピー時に皺、搬送ジャム等のト
ラブルとなる。
【0016】本発明の不透明度は82%以上、より好ま
しくは84%以上、更に好ましくは85%以上である。
不透明度が上記範囲より低いと画像裏抜けが目立つよう
になる。本発明のクラーク剛度は縦60cm3/100
以上、横28cm3/100以上、より好ましくは縦6
5cm3/100以上、横30cm3/100以上、更に
好ましくは縦70cm3/100以上、横33cm3/1
00以上である。クラーク剛度が上記範囲より弱いと、
コピー時に皺、搬送ジャム等のトラブルとなる。本発明
の紙中の灰分含有量は8%以下、より好ましくは6%以
下、更に好ましくは5%以下である。紙中の灰分含有量
が上記範囲より高いと、クラーク剛度が弱くなりコピー
時に皺、搬送ジャム等のトラブルとなる。更にコピー
時、複写機に灰分が付着するトラブルが発生し、画像不
良の要因となる。本発明の平滑度は15〜50秒、より
好ましくは20〜40秒、更に好ましくは20〜30秒
である。平滑度が上記範囲より高いと、クラーク剛度が
弱くなりコピー時に皺、搬送ジャム等のトラブルとな
り、上記範囲より低いと画像不良となる。本発明の白色
度は73%以下にして、エコマーク基準を遵守した環境
対応紙である。すなわち、本発明は不透明度を上げるた
めに、不透明度の高いDIPを70%以上配合し、白色
度を下げて、フリーネスを通常より更に粗くしている。
また、搬送性向上のためには、クラーク剛度を上げなけ
ればならない。クラーク剛度は紙の弾性率と厚さが影響
するが、特に厚さは3乗で利いてくるので、紙厚をだす
のが一番効果がある。プレスの線圧を下げることも紙厚
をだす一手法であるが、プレスの線圧を下げることは、
紙の水分ムラを助長させ、コピー時のカールを大きくさ
せる要因となることや、操業性及び蒸気原単位を悪くさ
せるので好ましい方法ではない。品質、操業、原単位に
悪影響のでないようスムザーとカレンダーの線圧調整を
実施する。すなわち、スムザーでニップ厚を下げて、紙
のしまりを押さえ、さらにカレンダーでロールの段数変
更とニップ圧調整を行って、平滑度と密度をさげて厚さ
をだす。また、灰分を最小限にして繊維結合を強くして
強度を上げる。軽量化により複写機での搬送トラブルは
横通紙の方が問題になるので、トータルヘッドではJ/
W比を上げて、繊維配向で横クラーク剛度を上げるよう
に抄紙する。その他、搬送トラブルの要因としては、紙
のカールの形状及び、水分も大きく影響する。紙は繊維
配向、表裏差によりMDWSカールの性質を持っている
ので、抄紙時のカール度は0±2以下にカール調整す
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって、
より具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定さ
れるものではない。なお、以下に述べる%は重量基準で
ある。
【0018】実施例1 NBKP10%、LBKP20%、DIP70%、填料
として軽質炭酸カルシウムを5%、さらに内添サイズ剤
として中性ロジンを0.3%、その他カチオン澱粉を
0.5%、ハイモロックを0.02%、硫酸バンドを
1.0%配合し、抄紙機のサイズプレスで外添サイズ剤
としてデンプンを5.0%、サイズ剤を0.15%、塩
化ナトリウムを0.2%塗工し、坪量62g/m2で抄
造し、本発明による転写紙を得た。この転写紙は、白色
度が72.9%、不透明が82.3%であり、複写機で
の評価結果、画像裏抜けが目立ちにくく、画像裏抜けを
ほぼクリアできた。搬送性については、クラーク剛度縦
55cm3/100、横25cm3/100で、従前のも
のと同じであった。その他のPPC適性である画像、定
着性については問題のないレベルであった(データ・試
験方法・調査方法・PPC適性評価等の詳細については
後記、及び表1に記載する。)。
【0019】実施例2 実施例1において、不透明度向上を目的にBGP5%、
LBKP25%、DIP70%に配合変更し、DIPの
白色度を下げた以外は同様にして抄造し、本発明による
転写紙を得た。その結果、白色度が68.9%で不透明
度が85.2%のデータが得られた。複写機での評価結
果、この不透明度で画像裏抜けは、目立つことなく良好
で、両面コピー紙として問題のない品質となった。搬送
性については実施例1と同様であった。その他のPPC
適性である画像、定着性については問題のないレベルで
あった(データ・試験方法・調査方法・PPC適性評価
等の詳細については後記、及び表1に記載する。)。
【0020】実施例3 実施例1において、DIPの白色度を実施例2の条件と
し、搬送向上対策として坪量64g/m2としクラーク
剛度を上げるようにしたこと以外は同様にして抄造し、
本発明による転写紙を得た。その結果、不透明度につい
ては、86.9%で良好であった。クラーク剛度は縦6
6cm3/100、横30cm3/100に向上し、搬送
性が改善され、搬送ジャムはほとんど発生しなかった。
その他のPPC適性である画像、定着性については問題
のないレベルであった(データ・試験方法・調査方法・
PPC適性評価等の詳細については後記、及び表1に記
載する。)。
【0021】実施例4 実施例2において、パルプ配合をLBKP10%、DI
P90%、填料添加を2%に減らし、カレンダー線圧調
整で平滑度を下げてクラーク剛度を上げるようにしたこ
と以外は同様にして抄造し、本発明による転写紙を得
た。その結果、不透明度は85.7%で、マクベス濃度
計の裏抜け値も0.09と低く、両面コピー紙として問
題のないレベルであった。搬送性については、クラーク
剛度が縦75cm3/100、横33cm3/100とさ
らに向上し、搬送ジャムが皆無になった。紙質データは
灰分1.6%、平滑度31秒、厚さ92μm、密度0.
67g/cm3であった。その他のPPC適性である画
像、定着性については問題のないレベルであった(デー
タ・試験方法・調査方法・PPC適性評価等の詳細につ
いては後記、及び表1に記載する。)。
【0022】実施例5 実施例1において、環境対応紙としてDIP100%
で、DIPの白色度のみ調整し、坪量を60g/m2
し、カレンダーの段数及び線圧調整を行って、平滑度を
従来の複写用紙にはないレベルの20秒に下げたこと以
外は同様にして抄造し、本発明による転写紙を得た。そ
の結果、厚さが95μmに増え、クラーク剛度値が縦8
1cm3/100、横34cm3/100まで上昇し、搬
送トラブルは皆無となった。更に、平滑度が20秒で
も、モノクロ画像であることから、画像品質に影響しな
いことが実機複写機の評価で証明された。また、その他
のPPC適性である画像裏抜け、定着性品質についても
問題のない軽量電子写真用転写紙となった(データ・試
験方法・調査方法・PPC適性評価等の詳細については
後記、及び表1に記載する。)。
【0023】比較例1 実施例1において、パルプ配合をLBKP50%、DI
P50%に変更し、坪量を53g/m2としたこと以外
は同様にして抄造し、比較例の転写紙を得た。その結
果、実施例1と比較すると、白色度が74.5%と高
く、不透明度が81.8%と低かった。また、マクベス
濃度計測定による裏抜け値が不良で、画像裏抜けが目立
ち、不良であった。搬送性については、搬送ジャムが多
発し、不良であった。
【0024】比較例2 実施例5において、坪量を53g/m2とし、平滑度を
12秒としたこと以外は同様にして抄造し、比較例の転
写紙とした。その結果、実施例5と比較すると、裏抜け
品質は不透明度が81.3%に下がり、画像裏抜けが目
立ち、不良となった。また、平滑度が12秒のため、モ
ノクロベタ画像部にボソツキが見られ不良であった。搬
送性については、厚さが84μm、クラーク剛度値が縦
53cm3/100、横24cm3/100で、複写機に
おける搬送ジャムが発生し、不良であった。
【0025】以上の実施例1〜5及び比較例1〜2で得
られた各用紙の物性、PPC適性についての詳細を表1
に示す。 PPC適性評価機種:リコー社製FT−6500 PPC適性評価環境:10℃/15%RH、20℃/6
5%RH、30℃/90%RH PPC適性評価は◎:大変良い、○:良い、△:やや不
良、×:不良の4段階で実施。 環境対応評価は◎:DIP100%・軽量紙、○:エコ
マーク規格達成・DIP70%〜90%(軽量紙又は非
軽量紙)、△:エコマーク外れ イ)画像評価はリコー社内基本画像評価基準(S−3チ
ャート)に従い評価判定。評価判定項目は画像濃度、解
像力、階調性、地肌汚れ、シャープ性について判定。 ロ)定着性評価はスミア法、クロックメータ法で測定し
た値で判定。 スミア法:スミア試験器(摩擦試験器1型、JIS L
0823) 白綿布(JIS L 0803) 両面粘着フォームテープ(3M社製 ♯4016 t=
1.6) マクベス濃度計 ABチャート クロックメータ法:クロックメータ試験器(摩擦試験器
1型、JIS L0823) 砂消しゴム(LION NO.ER−502R) サンドペーパー(240番) マクベス濃度計 S−3チャート ハ)搬送性評価はコピー時に複写機内で発生したジャ
ム、シワ、重送の回数で判定。 評価枚数は上記各環境でA4サイズ2000枚ずつ実施 ◎は発生率 0回/6000枚 ○は発生率 10回以下/6000枚 △は発生率11〜30回/6000枚 ×は発生率 31回以上/6000枚 ニ)裏抜評価はベタ部と非画像部を裏からマクベス濃度
計で測定し、(画像部裏濃度−非画像部濃度=0.11
以下が良)で判定。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】請求項1の軽量電子写真用転写紙は、古
紙パルプの配合率が70%以上で、坪量が56〜65g
/m2あることから、軽量化されて地球環境を考慮した
省資源タイプの環境対応PPC用紙であって、複写機、
プリンター、若しくはファックス等に搬送トラブルもな
く使用することができる。請求項2の軽量電子写真用転
写紙は、不透明度が82%以上であることから、画像裏
抜けが改善されるという効果、及び両面使用ができると
いう効果が加わる。請求項3の軽量電子写真用転写紙
は、クラーク剛度が縦60cm3/100、横28cm3
/100以上であることから、複写機、プリンター、フ
ァクシミリ装置等で搬送トラブルが更に改善されるとい
う効果が加わる。請求項4の軽量電子写真用転写紙は、
紙中の灰分含有量が8%以下であることから、コピー時
の複写機灰分付着トラブルを防止できるという効果が加
わる。請求項5の軽量電子写真用転写紙は、平滑度が1
5〜50秒であることから、複写機、プリンター、ファ
クシミリ装置等で搬送トラブルが改善されるという効果
が加わる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、古紙パルプの配合率が70
    %以上であり、なおかつ坪量が56〜65g/m2であ
    ることを特徴とする軽量電子写真用転写紙。
  2. 【請求項2】 不透明度が82%以上であることを特徴
    とする請求項1に記載の軽量電子写真用転写紙。
  3. 【請求項3】 クラーク剛度が縦60cm3/100以
    上、横28cm3/100以上であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の軽量電子写真用転写紙。
  4. 【請求項4】 紙中灰分含有量が8%以下であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軽量電子写
    真用転写紙。
  5. 【請求項5】 平滑度が15〜50秒であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の軽量電子写真用
    転写紙。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257624A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Nippon Paper Industries Co Ltd 電子写真用転写紙
JP2006257623A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Nippon Paper Industries Co Ltd 積層シート
JP2007093837A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nippon Paper Industries Co Ltd 電子写真用転写紙
JP2010139882A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Daio Paper Corp 電子写真記録用紙及び電子写真記録用紙の製造方法
JP2018071022A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 ダイワボウホールディングス株式会社 繊維集合物及びその製造方法

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