JPH04142552A - 電子写真用転写紙 - Google Patents

電子写真用転写紙

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JPH04142552A
JPH04142552A JP26718490A JP26718490A JPH04142552A JP H04142552 A JPH04142552 A JP H04142552A JP 26718490 A JP26718490 A JP 26718490A JP 26718490 A JP26718490 A JP 26718490A JP H04142552 A JPH04142552 A JP H04142552A
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JP
Japan
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paper
transfer paper
electrophotographic transfer
binder
pulp
Prior art date
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Application number
JP26718490A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Yasuda
普道 安田
Hiroshi Ogawa
小河 宏
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真用転写紙に関し、特に紙の剛性が優
れ、カール発生によるトラブルの改善効果が顕著であり
、機器内の走行性や機器適性に優れ、しかも、トナーの
定着性や転写性の優れた電子写真用転写紙に関する。
「従来の技術」 電子写真方式の複写機、プリンター及びファクシミリ−
は、セレン、アモルファスシリコン或いは有機半導体等
を含む感光ドラム又は感光ベルトの表面上に電荷像を形
成し、この電荷像と逆極性の電荷をもつトナー粒子で現
像するか(ポジ型)、又は、同極性のトナー粒子で反転
現像するか(ネガ型)によりトナー粒子が電荷像に付着
し、可視像に変わる。次いで、転写紙が感光面に接し、
紙の裏面より与えられたコロナ放電の作用によって、可
視像は転写紙に転写され、更に、熱、光又は圧力等によ
り転写紙に定着されて、印字画像を得るものである。
ところで、電子写真方式の複写機は、どんな紙にでもコ
ピーが取れるという考え方からPPC(普通紙複写機)
と呼ばれ、使用される電子写真用転写紙(PPC用紙)
も普通紙タイプの用紙とされている。しかし、この電子
写真用転写紙は、その特性が複写機の走行性や画質安定
性等に微妙に影響するため、通常の一般上質紙並の品質
だけでは難点があり、いくつかの品質特性を備えている
ことが重要である。
即ち、電子写真用転写紙に要求される品質特性としては
、転写性(感光体に現像されたトナー像を忠実に転写す
ること)、定着性(定着工程においてトナーを紙に強固
に定着できること)、走行性(紙が機内を走行する際、
重送やミスフィードの発生がなく、且つカールが小さい
こと)、機器適性の維持(感光体や紙送り等の接触部品
を消耗したり、現像剤を汚染しないこと)等が必要であ
る。例えば、トナーが転写された電子写真用転写紙は、
熱ロールやオーブン方式等の定着工程を経て、トナーの
定着が行われる。この定着工程では、紙やトナーが12
0〜240°C程度に加熱されるために、紙中の水分が
瞬時に蒸発され、それによる用紙の収縮がカール発生の
メカニズムの一つと考えられている。そして、このカー
ルが大きい場合、機器内の走行性を低下させる原因とな
る。
近年、オフィスオートメーションの進展に伴い、電子写
真方式を利用した複写機、プリンター及びファクシミリ
−にも各種機能の改良がなされ、使用方法においても、
付加価値を高めるような指向がなされている。例えば複
写機においては、高速化、拡大縮小、トリミング、自動
両面コピー、自動原稿送り等の機械的構成機能の改良だ
けでなく、露光方式、トナー品質、記録プロセス等の改
良により、中間調の再現性やカラー単色記録、マルチカ
ラー記録、フルカラー記録等の記録品質の向上がなされ
ており、単なるモノクロ複写機から印刷物のカラー化に
対応した高画質カラー複写機への開発が進められている
。また、プリンターにおいては、ページプリンターやカ
ラープリンターの開発、或いはコンピューターからデー
ターをプリントアウトし、ダイレクトメール用の葉書や
パンフレットを作成する等の高付加価値化への取り組み
が行われており、更にファクシミリ−においてもカラー
化、高速化等への開発が進められている。
このため、電子写真用転写紙においても様々な品質改良
が行われており、例えば基紙のワイヤーサイド面に水溶
性又はエマルジョン性樹脂の水性液を塗布乾燥して、カ
ールの発生を抑制し、電送のない転写用紙を得る方法(
特開昭59−17558号)、厚さ、密度、平滑度、透
気度、剛度、灰分、水分を特定して、カールや定着ロー
ルシワを少なくし、風合いの良いコピー用紙を得る方法
(特開昭63309700号)、ヤンキーマシン抄きの
原紙に塗工層を設け、その平滑度を特定することにより
カールを防止し、高画質記録を可能にする方法(特開平
1−292354号)等の提案がなされている。
しかし、これらの方法で得た電子写真用転写紙であって
も、画質安定性、機器内の走行性や機器適性等の品質特
性を全てに亘って満足しているものではなく、前述の如
く、複写機やプリンターファクシミリ−等の各種機器の
高機能化への技術に対応して、電子写真用転写紙の品質
向上が益々必要となってきている。
「発明が解決しようとする課題」 かかる現状に鑑み、本発明者等は、電子写真用転写紙、
即ち電子写真方式を利用した複写機、プリンターやファ
クシミリ−等で用いる熱定着法の電子写真用転写紙に関
し、特に高い剛性を有し、且つカール発生を抑制するこ
とにより、機器内の走行性や機器適性が良好で、しかも
、トナー像の転写性や定着性等に優れた電子写真用転写
紙を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、用紙のマイクロ波測定法により得られたマイ
クロ波透過強度の最大値と最小値の比が1.60以下で
あり、且つ紙の横方向におけるフエンチェルの浸水伸度
(浸漬時間が10秒後の値)を2゜5%以下としたこと
を特徴とする電子写真用転写紙である。
「作用」 一般に、抄紙用の紙料としては、目的とする紙品質に応
じて、LKP、NKP等の化学パルプ、機械パルプ、古
紙パルプ等のパルプが適宜配合され、更に各種填料、サ
イズ剤、歩留向上剤、濾水性向上剤、紙力増強剤、染料
等の抄紙用内添助剤が必要に応じて添加され、各種公知
公用の調成装置によって混合調成される。そして、スク
リーンやクリーナー等の精選工程を通過して抄紙機のワ
イヤーパートへ導かれ、脱水工程や乾燥工程を経て紙と
して仕上げられる。
ところで、抄紙工程においてパルプスラリー状となった
紙料は、一般に、ワイヤー上に高速で流出、脱水される
ため縦方向(抄紙機上の原料の流れ方向)に配向する繊
維が多くなり、縦方向の引張り強度や剛度等が横方向(
幅方向)のそれらに比べて相当量強く、或いは高くなっ
ているのが普通である。そのため、この縦横の差(不均
一性)がパルプ繊維の応力歪みとなり、カール発生の原
因の一つとなっている。
更に、得られた紙中の水分が変化すると、この応力歪み
が要因となりカールの発生がより一層助長される。これ
は、例えば紙が低湿から高温状態に環境変化すると、吸
湿によって水分子が繊維中の親水性基である水酸基に吸
着され、繊維が膨潤して伸びることに起因する。なお、
この吸湿によって繊維が柔軟になり、紙腰低下の要因と
もなる。
そのために、本発明では前述の不均一性をできるだけ小
さくするために、パルプ繊維の配列を全くランダムにし
て配向性そのものをなくす方向に調整するものであり、
更に紙中の水分の変化に対してパルプ繊維の伸縮を小さ
くするために、紙の横方向におけるフェンチェルの浸水
伸度を特定することによって、機器適性や走行性、さら
には印字転写性の極めて優れた電子写真用転写紙(以下
、PPC用紙と呼称する)として仕上げるものである。
具体的には、本発明のPPC用紙は、マイクロ波測定法
により求めた紙のマイクロ波透過強度の最大値と最小値
の比が1.60以下に、且つ浸漬時間が10秒後の紙の
横方向におけるフェンチェルの浸水伸度が2.5%以下
になるように調整して仕上げることを特徴とするPPC
用紙である。なお、上記2つの条件を同時に満たすこと
によって相乗効果が発揮され、所望とする極めて優れた
PPC用紙が得られるものであり、従来の技術からは容
易に想到し得ないものである。
先ず、紙の繊維配向性を測定する方法としては、例えば
熱膨張法、力学破断強度法、X線回折法、超音波法、マ
イクロ波測定法、NMR法、偏光蛍光法、誘電測定法等
が挙げられる。
本発明の方法では、マイクロ波測定法である、神崎製祇
■で開発したマイクロ波方式の分子配向計を採用し、マ
イクロ波透過強度を測定して紙の繊維配向性を求めるも
のである。この装置(特開昭59−188546号)で
は、シートを非接触、非破壊、迅速、簡便、且つ正確に
測定することができるので、好ましく使用できるもので
ある。
ところで、マイクロ波とは、300MH2〜30GH2
の周波数域の電磁波を称す。この波域では、高分子鎖の
ミクロブラウン運動や主鎖の捻じれ等の局所的分子運動
の配向分極に基づく誘電率が室温で観測される。従って
、該マイクロ波方式の分子配向計は、マイクロ波域にお
ける誘電率の異方性から分子の配向性を評価しようとい
う着想を基にして開発されたものである。
即ち、空洞共振器系にセットした試料(シート)面にマ
イクロ波偏波を垂直に照射させつつ試料を回転させて、
試料の基準方向とマイクロ波偏波面との角度を変えてマ
イクロ波透過強度の角度依存性を求めるものであり、こ
れによりマイクロ波透過強度の最大値と最小値の比(異
方性の指標)や配向角(分子鎖軸と基準方向とのずれ)
を知ることができる。
なお、マイクロ波と分子との相互作用は分子が配向して
いる方向で強くなるため、配向方向で透過強度は小さく
なる。従って、抄紙機抄き祇の場合におけるマイクロ波
透過強度は、前述の如く、縦方向に小さく、横方向に大
きくなる。即ち、1般的には、マイクロ波透過強度の最
大値が横方向、最小値が縦方向にあることを認識するこ
とができ而して、本発明のPPC用紙は、マイクロ波測
定法により求めた透過マイクロ波強度の最大値と最小値
の比(以下、Dmax / Dmin比と呼称する)を
1.60以下、好ましくは1.50以下に、且つ水浸漬
時間が10秒後の紙の横方向におけるフェンチェルの浸
水伸度(以下、単に浸水伸度と呼称する)が2.5%以
下、好ましくは2.0%以下になるように調整すること
によって得られるPPC用紙である。
更に付言するならば、抄紙機の全幅において上記の如き
条件で調整されることが望ましいものである。
因みに、上記のDmax / Dmin比が1.60を
越えると、繊維配向性が強(、パルプ繊維の応力歪みが
極端に大きくなり過ぎるため、紙ぐせが悪くなり、カー
ル発生の原因となる。また、紙力や剛度等の縦横の強度
の差が大きくなるため、例えばPPC用紙を機器内に通
紙させる方向によっては機器の走行性を低下させる恐れ
がある。なお、Drmax/Dmin比が1になること
は、パルプ繊維が完全にランダムに配向し、分散性が優
れていることを意味するが、実際の抄紙機抄き紙の場合
には、少なく共流れ方向に幾分繊維配向を有しており、
Dlaax / Dmin比を完全1とすることは不可
能に近い。
また、抄紙機抄き祇の場合、通常は緊張乾燥により行わ
れていることが多く、即ち縦方向の緊張は一定であるが
、横方向の緊張がドライヤーを離れる度に緩められるた
め、紙は横方向に短くなって仕上げられている。その為
、紙中の水分の変化により、紙は縦方向には殆ど伸縮の
変化が認められないのに対して、横方向には大きく伸縮
する。
因みに、横方向の浸水伸度が2.5%を越えると、紙の
伸縮が極端に大きくなり、例えば複写機の熱定着工程に
おいて、紙中の水分の急激な蒸発に起因する紙のカール
が機器内の走行性を低下させ、トラブルの原因となるた
め好ましくない。なお、前述の如く、紙は横方向に短く
なって仕上げられているため、浸水伸度は0%以上とな
るのが一般的であり、浸水伸度を0%にすることは実質
上不可能である。
ところで、本発明でいう浸水伸度とは、“J。
TAPPI紙パルプ試験方法” No、27−78に記
載されている方法に準じ、特に浸漬時間が10秒後の値
を測定したものである。該測定法によると、浸漬時間が
5分間と定められているが、このような長い浸漬時間で
の浸水伸度の場合、測定値の差がつき難く、必ずしも満
足した結果が得られていない。
そのため、本発明者等は測定が可能で、且つ再現性の得
られる測定方法について鋭意検討した結果、10秒間水
浸漬した時の浸水伸度の値と、紙が機器内を走行する際
の機器適性、所謂カールの要因となる紙中水分の瞬時の
変化に起因する紙の伸縮程度と相関性の強いことを見出
し、遂に本発明を完成するに至った。
次に、パルプ繊維の配向パターンを調整する方法として
はパルプ繊維の種類や配合部数、マシン速度、インレッ
トでのパルプスラリーのワイヤ上への流入速度(J=ニ
ジエツト度)とワイヤ速度(W速度)の比(JlW比)
、フォーミングボードやハイドロフォイルのアレンジメ
ント、ワイヤシェーキやダンデイロールの適性化等が挙
げられ、これらを単独又は2つ以上の要件を組み合わせ
ることによって行うことができる。但し、紙の地合等、
他の紙質との調和を図る必要があることは言うまでもな
く、また、マシン速度やJ/W比の最適値等は各々のマ
シンの種類や特性によって異なるものであり、その条件
を一般的な数値として特定することは難しい。
また、紙の浸水伸度を調整する方法としては、繊維の不
均一な分散をなくし、地合ムラのない紙に仕上げる方法
、可塑剤や填料等の抄紙用の薬品を添加して繊維間結合
を調整する方法、パルプ繊維の種類やその配合部数、叩
解条件等を適性化する方法、J/W比、抄紙機の流れ方
向の張力(ドロー)、フェルトの装着圧力、乾燥条件等
を適宜調整する方法等が挙げられ、これらの単独又は2
つ以上の要件(方法)を組み合わせることによって行う
ことができる。なお、本発明者等の検討結果によれば、
紙にパルプ繊維素反応型の水性結合剤(以下、単に結合
剤と呼称する)を含有させることによって、紙の浸水伸
度をより効果的に調整することができ、所望とする優れ
たPPC用紙が得られるため、より好ましい実施態様で
あることがわかった。
本発明において、結合剤としては、パルプ繊維中の親水
性基と反応性を有するものであり、特に限定するもので
はないが、例えばエポキシ樹脂、ポリアミドエポキシ樹
脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、グリオキザール樹脂、ウ
ロン系樹脂、エチレン尿素系樹脂、プロピレン尿素系樹
脂、トリアゾン系樹脂、ジアルデヒド澱粉、ケトアルデ
ヒド樹脂、ポリエチレンイミン等の有機化合物や炭酸ジ
ルコニウム塩、硫酸亜鉛等の多価金属化合物等の水溶液
又は水分散液が使用できる。
これらの結合剤の中にあって、特に分子中に2個以上の
エポキシ基を有する結合剤、もしくは、分子中に2個以
上の水酸基及び/又はメトキシ基を有する結合剤はより
好ましく使用できる。
具体例として、例えばビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエー
テル、(ポリ)プロピレングリコールジグリシジルエー
テル、(ジ)グリセロールポリグリシジルエーテル、ポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトール
ポリグリシジルエーテル、ジブロモネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル、フタル酸ジグリシジルエス
テル、ジグリシジル、ジグリシジルアニリン、タレヅー
ルノボラックボリグリジジルエーテル等のエポキシ化合
物や4,5−ジヒドロキシ−2−イミダゾリジノン、4
−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−イミダゾリジノン、
4,5−ジメトキシ−2−イミダゾリジノン、N、N’
−ジメチル−4,5−ジヒドロキシ−2−イミダゾリジ
ノン、N、N’−ジメチル−4,5−ジメトキシ−2−
イミダゾリジノン1、N−メチロール−N゛−メトキシ
メチル−4,5−ジヒドロキシ2−イミダゾリジノン、
N、N’−ジメトキシメチル−4,5−ジヒドロキシ−
2−イミダゾリジノン、N、N’−ジメトキシ−2−イ
ミダゾリトン、N、N’ジヒドロキシ−2−イミダゾリ
トン等の環状尿素型化合物等が挙げられる。
結合剤の使用量は、紙中の全繊維状物質に対して0.0
2〜10重量%、好ましくは0.05〜7重量%の範囲
で調節される。因みに、0.02重量%未満では本発明
の所望とする効果が得られず、他方、10重量%を越え
ると、本発明の所望とする効果は得られるものの、その
効果は殆ど飽和状態となり、コスト面よりメリットが少
ない。
なお、本発明の結合剤と共に触媒を併用することによっ
て、所望とする効果が一層発揮される。
触媒としては、例えばトリメチルベンジルアンモニウム
クロライド、テトラメチルアンモニウムクロライド等の
4級アンモニウム塩、ベンジルジメチルアミン、トリブ
チルアミン、トリス(ジメチルアミノ)メチルフェノー
ル等の3級アミン、2−メチル−4−エチルイミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール等のイミダゾール化合物、
塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、硼弗化マグネシ
ウム、硼弗化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、塩化第二スズ
、重硫酸ナトリウム等の金属化合物、塩酸、硫酸、硼弗
化水素酸、酢酸、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸、乳酸
、クエン酸、グリコール酸等の酸や苛性ソーダ、水酸化
カリウム等のアルカリ、及び塩化アンモニウムや有機ア
ミンもしくはアルカノールアミン等の塩酸塩等が挙げら
れ、これらを単独又は併用して使用される。
結合剤を紙に含有させる方法としては、例えば、紙料中
に内添する方法、或いは成紙の表面に塗布、もしくは含
浸する方法等が挙げられ、これらの方法を単独又は組合
わせることによって行うことができる。また、得られた
紙を加熱処理することによって、本発明の所望の効果が
発現できるものである。
熱処理温度は、使用する触媒の種類により異なるが、通
常は60〜220°C1好ましくは80〜180”C程
度で乾燥及び/又はキユアリング処理を行うことが望ま
しい。
紙料中にはこれらの他に、必要に応じて填料を添加する
ことができる。填料の種類については特に限定されず、
当業界で一般に使用される内添用填料が適宜選択使用さ
れる。具体的には、例えばタルク、カオリン、りし・−
1焼成カオリン、デラミカオゾン、重質炭酸カルシウム
、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、二酸化チタン、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化亜鉛、珪酸マグネシウム、珪酸カル
シウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ホワイト
カーボン、アルミノ珪酸塩、シリカ、セリサイト、ベン
トナイト、スメクタイト等のtlI2.物質填料やポリ
スチレン樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹脂微粒子、微小
中空粒子等の有機合成填料等が挙げられるが、古紙やブ
ローク等に含まれる填料も有効に再生使用できる。
なお、これらの各種填料の中でも平均粒子径が0.1〜
12μm、好ましくは0.3〜9μmの填料は平滑性、
不透明度、紙力、剛度等の向上効果に優れ、且つ筆記性
や捺印性等の事務適性に優れたPPC用紙が得られるた
め、特に好ましく使用される。また、粉末白色度が75
%以上−5好ましくは80%以上の填料は製品の白色度
向上の点から、好ましいものである。
また、紙料中には、本発明の所望の効果を損なわない範
囲で、従来から使用されている各種のアニオン性、ノニ
オン性、カチオン性或いは両性の歩留向上剤、濾水性向
上剤、紙力増強剤や内添サイズ剤等の抄紙用内添助剤が
必要に応じて適宜選択して使用される。例えばAl、F
e、Sn、Zn等の多価金属化合物(硫酸ハンド、塩化
アルミニウム、アルミン酸ソーダ、塩基性塩化アルミニ
ウム、塩基性ポリ水酸化アルミニウム等の塩基性アルミ
ニウム化合物や水に易分散性のアルミナゾル等の水溶性
アルミニウム化合物或いは硫酸第一鉄、塩化第二鉄等)
や各種サイズ剤(アルキルケテンダイマー系、アルケニ
ル無水コハク酸系、スチレン−アクリル系、無水ステア
リン酸系、石油樹脂系サイズ剤やロジン系のサイズ剤等
)及び各種澱粉、ポリアクリルアミド、植物ガム、ポリ
ビニルアルコール ド、親水性架橋ポリマー粒子分散物等及びこれらの誘導
体或いは変性物等やコロイダルシリカ、ベントナイト等
の化合物の内の1種或いは2種以上が適宜組み合わせて
使用される。また、染料、蛍光増白剤、pH調整剤、消
泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤
等の抄紙用内添助剤を紙の用途に応じて添加することも
できる。
パルプ繊維としては、その種類、製法等については、特
に限定されず、例えばKP,SP,AP法等によって得
られる針葉樹パルプや広葉樹パルプ等の化学パルプやS
CPの他に各種機械パルプ(BCTMP,CTMP, 
CGP.RGP,SGP,TMP等)、及びDrP等の
再生パルプや古紙パルプ等が挙げられる。
また、麻パルプのような非木材パルプ、更には合成パル
プ、アラミド繊維等の有機合成繊維やガラス繊維、セラ
ミック繊維等の無機質繊維等も適宜組合わされて使用で
きる。
本発明の方法で紙料を調製する際には、紙料の比導電率
(SC)をいずれの系内においても1.5ws/cm以
下に維持し、且つゼータ−・ポテンシャルも0付近に調
整するのが特に好ましい。
また、結合剤を成紙の表面に塗布又は含浸する方法等に
ついては特に限定されるものではなく、例えばツーロー
ル又はメータリングブレード弐のサイズプレス、ゲート
ロール、ビルブレードやショートドウエルコータ、ロー
ルコータ、エアーナイフコ〜り、ブレードコータ、キャ
レンダ、スプレー等の装置で、結合剤を単独で、或いは
澱粉、ポリビニルアルコール、ラテックス、アルキルケ
テンダイマー系サイズ剤、無水マレイン酸系サイズ剤、
スチレン−アクリル系等の表面サイズ剤や顔料、導電剤
、蛍光増白剤、染料等を適宜選択して、併用使用が可能
である。
なお、導電剤として、塩化ナトリウム、塩化カルシウム
、アルミン酸ソーダ等の無機塩、石鹸、リン酸塩等の界
面活性剤、第4級アンモニウム塩、ポリアクリル酸塩、
スチレン−マレイン酸共重合体等の高分子電解質、シリ
カ、アルミナ、モンモリトナイト等の無機導電性物質等
が使用される。
また、抄紙方法については特に限定されず、例えば抄紙
pHが4.5付近である酸性抄紙法、炭酸カルシウム等
のアルカリ性填料を主成分として含み、抄紙時のパルプ
スラリーpHを約6の弱酸性〜約9の弱アルカリ性とす
る、所謂中性抄紙法等全ての抄紙方法に適用することが
できる。
抄紙機も長編抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、丸網抄紙
機、ヤンキー抄紙機等を適宜使用できる。
本発明のPPC用紙は、このままPPC用紙として使用
することもできるが、これを原紙として使用し、原紙上
に顔料と接着剤を主成分とする塗被組成物を塗被し、P
PC用紙として仕上げることも勿論可能である。
以下に、顔料及び接着剤を主成分とする塗被組成物を原
紙上に塗被する実施態様の場合について説明する。
顔料としては、通常の一般塗被紙に用いられる各種の顔
料、例えばカオリン、焼成カオリン、デラミカオリン、
水酸化アルミニウム、サテンホワイト、タルク、重質炭
酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、二酸化チタン、シリカ、酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウム、ホワイトカーボン、
アルミノ珪酸塩、コロイダルシリカ、ヘントナイト、セ
リサイト、スメクタイト等の鉱物質顔料やポリスチレン
樹脂微粒子、尿素ホルマリン樹脂微粒子、及び微小中空
粒子やその他の有機系顔料等の中から塗被紙の品質目標
に応して1種又は2種以上が適宜使用される。
接着剤としては、例えばカゼイン、ゼラチン、大豆蛋白
、合成蛍白等の蛋白質類、スチレン−ブタジェン共重合
体、メチルメタクリレート−ブタジェン共重合体等の共
役ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステル及び
/又はメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等の
アクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のビニル系重合体ラテックス、或いはこれらの
各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基含有
単量体で変性したアルカリ溶解性或いはアルカリ非溶解
性の重合体ラテックス、ポリビニルアルコール、変性ポ
リビニルアルコール、メラミン樹脂等の合成樹脂系接着
剤、カチオン澱粉、酸化澱粉、酵素変性澱粉、熱化学変
性澱粉等の各種澱粉類、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体等の
如き通常の塗被紙用接着剤の1種又は2種以上が適宜選
択して使用される。なお、一般に接着剤は顔料100重
量部に対して1〜60重量部重量部箱囲で配合される。
また、塗被組成物中には用途に応じて、導電剤、消泡剤
、着色剤、蛍光増白剤、紫外線防止剤、滑剤、分散剤、
pH調整剤、離型剤、流動変性剤、固化促進剤、耐水化
剤等の各種助剤が適宜配合される。
かくして調成された塗被組成物は、原紙の片面又は両面
に、その塗被量が片面当たり0.5〜10g/イ程度の
範囲で塗被される。また、原紙上に塗被組成物を塗被し
て塗被層を形成する際に、塗被組成物の一度塗りの層と
するか、二層以上の多層構造にするかは自由であり、多
層構造の場合の塗被組成物を適宜変更することも可能で
ある。
なお、塗被層を形成するためには一般の塗被装置、例え
ばブレードコーター、エヤーナイフコーター、ロールコ
ータ−、リバースロールD−ターパーコーター、カーテ
ンコーター、ダイスロットコーター、グラビアコーター
、チャンプレックスコーター、ブラシコーター、サイズ
プレスコーター等の装置が適宜使用できる。勿論、これ
らの装置はオンマシンでもオフマシンコータであっても
よい。
かくして得られるPPC用紙は、4〜9重量%程度の水
分に乾燥された後で、必要に応じてオン又はオフのスー
パーキャレンダ、ソフトキャレンダ、マットスーパーキ
ャレンダ等に通紙して加圧仕上げを施すこともできる。
なお、本発明のPPC用紙は、PPC用紙として要求さ
れる品質特性、例えば平滑度、水分、剛度、透気度、表
面電気抵抗率、白色度等の品質特性も十分兼ね備えてい
るものである。
また、本発明の方法で得た用紙は、特にPPC用紙とし
て極めて優れた効果が発揮されることを見出したもので
はあるが、あらゆる等級及び種類の紙製品に対して応用
することもできる。例えばパンフレット、カレンダー、
週刊誌、包装用紙等として利用されているグラビア用紙
、アート紙、コート紙、キャストコート紙、?j&塗工
紙等の印刷紙用塗工紙は勿論、感圧記録紙、感熱記録紙
、磁気記録紙、静電記録紙、熱転写記録紙、インクジェ
ット用紙、感光紙、昇華転写受像紙等の情報用紙や粘着
紙、印画紙、ラミネート又は蒸着等の加工紙、及び各種
印刷用紙、新聞用紙、書籍用紙、フオーム用紙、OCR
用紙、板紙、紙管原紙、段ボール原紙等の非塗工紙等に
亘って幅広く適用できるものである。
「実施例」 以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
が、勿論これらの範囲に限定されるものではない。なお
、特に断らない限り、例中の部及び%はそれぞれ重量部
及び重量%を示す。
実施例I NBKP (フリーネス/csf :520a+1) 
10部、LBKP (フリーネス/csf:460n+
1) 90部を配合したバルブスラリーに、対バルブ当
たり、填料として平均粒子径が7.8μmのタルクを1
0部、ロジンサイズを1゜5部及び硫酸ハンドを3部添
加し、このパルプスラリーを白水で希釈した後、pH4
,9、濃度0.9%の紙料を調製した。この紙料を長編
抄紙機を用いて抄紙し、乾燥シートを得た。なお、J/
W比は1.01であった。
次に、この乾燥シートにサイズプレス装置を用いて酸化
澱粉(エース入/王子コーンスターチ社製)の水溶液に
塩化ナトリウムを添加して調製したサイズプレス液を、
その付着量が固形分で1.5g/ra2となるように塗
布し、米坪が64g/i2のPPC用紙を得た。
このようにして得られたPPC用紙の分子配向計による
Dmax / I)IIlin比及びフェンチェルの浸
水伸度、カールや剛度等の紙質、複写機による走行性等
について、下記の方法により測定及び品質評価を行った
。得られた結果を表−1に示した。
(Dmax /Dmin比の測定) 紙を抄紙機の取り幅の幅方向に対して、抄紙機の操作側
から前部、中央部(2点)、裏部(駆動側)と4分割し
、各区分から採った紙料について神崎製祇■製のマイク
ロ波方弐分子配向計を用いてDraax / Dmin
比を測定した。
(フエンチェルの浸水伸度) 上記と同様にして紙料を採り、rJ、TAPPI紙パル
プ試験法J No、27−78に記載されている方法に
準じて、水浸漬時間が10秒後の値を測定した。
(剛度の測定) JIS P8143に準じて紙料のクラーク剛度を測定
した。なお、表−1中のMDは紙料の縦方向、CDは横
方向をそれぞれ示す。
(走行性の評価) 複写機(504343型/富士ゼロックス社製)を用い
て印字を行い、下記の評価基準で走行性の評価をした。
○:走行トラブルの発生がなく良好。
62紙詰まりや折れが僅かに発生した。
×:紙詰まりや折れが多数発生して劣る。
(Me濃度の測定) 上記で印字して得られた記録画像のベタ部の発色濃度を
、マクヘス濃度計(RD −1O0R型/マクヘス社製
)を用いて測定した。
(コピー画質の評価) 上記画像面の画質の程度を目視評価した。
◎:バンクグランドの汚れやコピー画像部の細かい抜け
がなく優れる。
○:バンクグランドの汚れやコピー画像部の細かい抜け
が殆どなく良好。
Δ:パックグランドの汚れやコピー画像部の細かい抜け
があり僅かに劣る。
(トナーの定着性) 上記記録画像のベタ部上にセロテープを置き、一定の圧
力でその画像部にセロテープを貼り付けた後、一定の速
度でそのセロテープを剥がし、ベタ部の剥離の程度を目
視評価した。
◎;ベタ部の剥離がなく優れる。
○:ベタ部の剥離が殆どなく良好。
Δ:ベタ部の剥離が僅かにあり、やや劣る。
(カールの測定) 上記複写機を用い、コピー前(包装開封時)、及びコピ
ーをした後の各々のカールの状態を調査した。カールの
測定は1枚の用紙を平面に置き、紙の持ち上がりの量の
最大値をカール値として求めた。なお、表中の十記号は
画像面側へのカール、−記号は非画像面側へのカールを
示す。
(紙粉の発生状況) 用紙をカッターで切断し、その時の紙粉の発生状況を目
視評価した。
◎二紙粉の発生がなく優れる。
○:紙粉の発生が殆どなく良好。
Δ:紙粉が僅かに発生してやや劣る。
実施例2 実施例1において、パルプ配合を変更してNBKP(c
sf:580m1) 5部、LBKP (csf:52
0m1)95部とし、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄
紙した以外は実施例1と同様にして、米坪が64g/m
2のPPC用紙を得た。なお、J/W比は1.03であ
った。また、実施例1と同様に測定及び品質評価した結
果を表=1に示した。
実施例3 実施例1において、実施例1と同様に調製したサイズプ
レス液に、更に水性結合剤としてグリオキザール系環状
尿素型化合物(ベッカミンNF−5/デイックバーキュ
レス社製)を、その付着量が固形分で1.5g/m2と
なるように添加してサイズプレス液を調製した以外は実
施例1と同様にして、米坪が64g/m”のPPC用紙
を得た。また、実施例1と同様に測定及び品質評価した
結果を表−1に示した。
実施例4 実施例3において、パルプスラリーに、更にメラミン樹
脂(スミレッツレジン8%AC/住友化学社製)1.0
%添加した以外は実施例3と同様にして、米坪が64g
/m”のPPC用紙を得た。また、実施例3と同様に測
定及び品質評価した結果を表−1に示した。
実施例5 実施例4において、サイズプレス液に、環状尿素型化合
物に代えてジェポキシ化合物(ブナコールEX−810
/ナガセ化成工業社製)を、その付着量が固形分で1.
5g/m2となるように添加してサイズプレス液を調製
した以外は実施例4と同様にして、米坪が64g/+2
のPPC用紙を得た。また、実施例4と同様に測定及び
品質評価した結果を表1に示した。
実施例6〜実施例7 実施例3において、サイズプレス液に、環状尿素型化合
物に代えてポリエポキシ化合物(ブナコールEX−31
3/ナガセ化成工業社製)を、その付着量が固形分で0
.1g/m”(実施例6)、4.0g/l1z(実施例
7)となるように添加してサイズプレス液を調製した以
外は実施例3と同様にして、米坪が64g/w+”のP
PC用紙を得た。また、実施例3と同様に測定及び品質
評価した結果を表−1に示した。
実施例8 NBKP (csf:56軸1)5部、LBKP (c
sf:51hl)45部と○A古紙を原料とする再生パ
ルプ50部を配合したパルプスラリーに、填料として平
均粒子径が4μmの重質炭酸カルシウム(ラフトン12
00/備北粉化工業社製)と平均粒子径が1μmの軽質
炭酸カルシウム(T P −121−63/奥多摩工業
社製)の混合填料(混合比1:1)8部、硫酸バンド0
゜5部、カチオン性タピオカ澱粉(アミロファックスT
 −22007松谷化学工業社製)1部及びアルキルケ
テンダイマー(SPK−902/荒川化学社製)0.1
部を添加し、このパルプスラリーを白水で希釈した後、
ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン(カイメン5
57H/デイツクバーキユレス社製)0.5部を添加し
てpH8,0、濃度0.9%の紙料を調製し、長編抄紙
機を用いて乾燥シートを得た。
なお、J/W比は1.00であった。
次に、この乾燥シートに実施例3と同様に調製したサイ
ズプレス液に、更に無水マレイン酸系の合成サイズ剤を
、その付着量が固形分で0.1g/mlとなるように添
加してサイズプレス液を調製した以外は実施例3と同様
にして、米坪が64g/s2のPPC用紙を得た。また
、実施例3と同様に測定及び品質評価した結果を表−1
に示した。
比較例1 実施例1において、J/W比を0.93とした以外は実
施例1と同様にして、米坪が64g/m”のPPC用紙
を得た。また、実施例1と同様に測定及び品質評価した
結果を表−1に示した。
比較例2 実施例2において、パルプの叩解条件を変更してNBK
P (csf:380m1) 5部、LBKP (cs
f:320m1)95部とした以外は実施例2と同様に
して、米坪が64g/mzのPPC用紙を得た。また、
実施例2と同様に測定及び品質評価した結果を表−1に
示した。
比較例3〜比較例4 比較例1において、比較例1と同様に調製したサイズプ
レス液に、更に水性結合剤としてベラカミ7NF−5(
比較例3)、ブナ:l −ルEX−810(比較例4)
を、その付着量が固形分で各々1.5 g /m2とな
るように添加してサイズプレス液を調製した以外は比較
例1と同様にして、米坪が64g/m”のPPC用紙を
得た。また、比較例1と同様に測定及び品質評価した結
果を表−1に示した。
比較例5 実施例8において、パルプ配合を変更してNBKP(c
sf:400m1)40部、OA古紙を原料とする再生
パルプ60部とした以外は実施例8と同様にして、米坪
が64g/m2のPPC用紙を得た。また、実施例8と
同様に測定及び品質評価した結果を表−1に示した。
「効果」 表−1の結果から明らかなように、本発明の実施例によ
って得られたPPC用紙は、水分変化等による用紙の収
縮やカールの発生が少ないために、複写機内での紙詰ま
りや折れ等がなく走行性に優れ、しかも、コピー画質や
画像濃度等の転写性、さらにトナーの定着性が優れたP
PC用紙であった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)用紙のマイクロ波測定法により得られたマイクロ
    波透過強度の最大値と最小値の比が1.60以下であり
    、且つ用紙の横方向におけるフェンチェルの浸水伸度(
    浸漬時間が10秒後の値)を2.5%以下としたことを
    特徴とする電子写真用転写紙。
  2. (2)用紙中にパルプ繊維素反応型の水性結合剤を含有
    する請求項(1)記載の電子写真用転写紙。
  3. (3)水性結合剤が、分子中に2個以上のエポキシ基を
    有する結合剤である請求項(2)記載の電子写真用転写
    紙。
  4. (4)水性結合剤が、分子中に2個以上の水酸基及び/
    又はメトキシ基を有する結合剤である請求項(2)記載
    の電子写真用転写紙。
  5. (5)請求項(1)、(2)、(3)又は(4)記載の
    電子写真用転写紙の表面に顔料及び接着剤を主成分とす
    る塗被層を設けた電子写真用転写紙。
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