JP2001354962A - 電気光学液晶ディスプレイおよび液晶媒体 - Google Patents

電気光学液晶ディスプレイおよび液晶媒体

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JP2001354962A
JP2001354962A JP2001119760A JP2001119760A JP2001354962A JP 2001354962 A JP2001354962 A JP 2001354962A JP 2001119760 A JP2001119760 A JP 2001119760A JP 2001119760 A JP2001119760 A JP 2001119760A JP 2001354962 A JP2001354962 A JP 2001354962A
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carbon atoms
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Michael Heckmeier
ミヒャエル・ヘックマイヤー
Marcus Reuter
マーカス・ロイター
Volker Reiffenrath
フォルカー・ライフェンラート
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Merck Patent GmbH
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Merck Patent GmbH
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】適当な相範囲、低温における低い結晶化傾向、
低い複屈折率、適当な電気抵抗に加えて、特に応答時間
に重要となる低いしきい値電圧(V10)および回転粘
度(γ)を有する液晶材料を提供する。 【解決手段】その場が液晶層に対して平行の再配向に必
須の成分を有する液晶を再配向させる再配向層を有し、
また正の誘電異方性を有する液晶媒体を含む電気光学液
晶ディスプレイであって、媒体がメソゲン化合物を1種
以上および一般式Iの化合物を1種以上含む電気光学液
晶ディスプレイ。 (RはH、C1〜7のアルキルもしくはアルコキシ、
またはC2〜7個のアルケニル、アルケニルオキシもし
くはアルコキシアルキルであり、Y11、Y12および
13は独立してHまたはFである。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その場が液晶層に
対して平行である成分を有し、液晶を再配向させるため
の再配向層を有し、また正の誘電異方性を有する液晶媒
体を含む電気光学液晶ディスプレイであって、媒体が、
式Iで表されるメソゲン化合物を少なくとも1種含む電
気光学液晶ディスプレイに関する。
【化13】 式中、R1 は、H、炭素原子1〜7個を有するアルキル
もしくはアルコキシ、または炭素原子2〜7個を有する
アルケニル、アルケニルオキシもしくはアルコキシアル
キルであり、Y11、Y12およびY13は、それぞれ相互
に独立して、HまたはFである。
【0002】
【従来の技術】慣用の液晶ディスプレイ(TN、ST
N、OMIおよびAMD−TN)では、再配向する電場
は、液晶層に対して基本的に垂直に発生される。国際特
許出願WO 91/10936には、電場が液晶層に対して平行の
有効成分を有するように電気シグナルを発生する液晶デ
ィスプレイが記載されている[IPS 、イン−プレーン
スイッチング(in-plane switching)]。このようなデ
ィスプレイの動作原理は、例えばR.A.Soref によりJour
nal of Applied Physics,Vol.45,No.12,5466〜5468 頁
(1974)に記載されている。例えば、EP 0 588 568
は、このようなディスプレイの電極のデザインおよびア
ドレスに関し種々の可能性を開示している。同様に、DE
198 24 137にはこのようなIPSディスプレイの種
々の態様が記載されている。このようなIPSディスプ
レイに用いる液晶材料は、例えば、DE 198 48 181に
記載されている。
【0003】公知の液晶媒体を含むIPSディスプレイ
は、不当に長い応答時間およびしばしば過度に高い動作
電圧を特徴とする。従って、このような欠点を有さない
かまたはその程度を減らすIPSディスプレイが必要で
ある。この目的のために要求される液晶材料は、特に、
適当な相範囲、低温における低い結晶化傾向、低い複屈
折率、適当な電気抵抗に加えて、特に応答時間に重要と
なる低いしきい値電圧(V10)および低い回転粘度
(γ)を有するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、この課
題が、少なくとも1種の式Iの化合物を含む液晶材料を
用いることによって達成された。本発明によるIPS用
LC混合物は、高い透明点、低い回転粘度および低いし
きい値電圧が注目に値する。
【0005】従って、本発明は、その場が液晶層に対し
て平行である有効な成分を有し、液晶を再配向させるた
めの再配向層を有し、正の誘電異方性を有する液晶媒体
を含む電気光学液晶ディスプレイであって、この媒体
が、少なくとも1種の式Iで表わされる化合物を含む電
気光学液晶ディスプレイに関する。
【化14】 式中、R1 は、炭素原子1〜7個を有するアルキルまた
はアルコキシであり、好ましくは、n−アルキルまたは
n−アルコキシであり、特に好ましくは、炭素原子1〜
5個を有するものであり、または炭素原子2〜7個を有
するアルケニル、アルケニルオキシまたはアルコキシア
ルキルであり、好ましくは、1E−アルケニル、1E−
アルケニルオキシまたは直鎖状アルコキシアルキルであ
り、特に好ましくは、炭素原子2〜5個を有するもので
あり、Y11、Y12およびY13は、それぞれ相互に独立
して、HまたはFである。特に好ましくは、Y11〜Y
13の基の少なくとも一つが、Fである式Iの化合物を
少なくとも1種含む液晶媒体を含む液晶ディスプレイで
ある。さらに特に好ましくは、Y11およびY12の少なく
とも一つがFである、式Iの化合物を少なくとも1種含
む液晶媒体を含む液晶ディスプレイである。
【0006】液晶ディスプレイは、好ましくは、式Ia
〜Ifの化合物からなる群から選択される化合物を少な
くとも1種含む液晶媒体を含む。
【化15】 特に好ましくは、付属式Ic、IeおよびIfの化合物
からなる群から選択される化合物であり、さらに特に好
ましくは、付属式IcおよびIfである。
【0007】さらに好ましくは、液晶媒体が、1種また
は2種以上の式IIで表わされる化合物を含む液晶ディ
スプレイである。
【化16】 式中、Rは、炭素原子1〜7個を有するアルキルもし
くはアルコキシ、または炭素原子2〜7個を有するアル
ケニル、アルケニルオキシもしくはアルコキシアルキル
であり、
【化17】 は、それぞれ相互に独立して、
【化18】 であり、Xは、F、Cl、CNまたはNCSであり、
は、CHCH、COO、CFOまたは単結合
であり、但し、式Iの化合物は除く。
【0008】特に好ましくは、
【化19】 である式IIの化合物である。
【0009】さらに好ましくは、
【化20】 である式IIの化合物である。さらに好ましくは、X
がCNである式IIの化合物である。
【0010】さらに好ましくは、液晶媒体が、式III
で表わされる化合物を1種または2種以上含む液晶ディ
スプレイである。
【化21】 式中、R31 およびR32は、それぞれ相互に独立し
て、炭素原子1〜7個を有するアルキルもしくはアルコ
キシ、または炭素原子2〜7個を有するアルケニル、ア
ルケニルオキシもしくはアルコキシアルキルであり、
【化22】 は、それぞれ相互に独立して、
【化23】 であり、Z31 は、CH=CH、COO、CHCH
または単結合である。
【0011】特に好ましくは、R31 およびR32
基の少なくとも一つが、炭素原子2〜7個を有するアル
ケニルであり、好ましくは、炭素原子2または3個を有
する式IIIの化合物である。さらに好ましくは、Z
31が、CH=CHまたは単結合である式IIIで表わ
される化合物である。さらに好ましくは、
【化24】 である式IIIで表される化合物である。
【0012】さらに好ましくは、液晶媒体が、式IVで
表わされる化合物を1種または2種以上含む液晶ディス
プレイである。
【化25】 式中、Rは、炭素原子1〜7個を有するアルキルもし
くはアルコキシ、または炭素原子2〜7個を有するアル
ケニル、アルケニルオキシもしくはアルコキシアルキル
であり、
【化26】 は、それぞれ相互に独立して、
【化27】 41およびZ42は、それぞれ相互に独立して、CF
O、COO、CHCH、CF=CF、CH=C
H、CF=CH、CH=CFまたは単結合であり、n
は、0または1であり、Xは、OCF、OCFHま
たはFであり、Y41およびY42は、それぞれ相互に
独立して、HまたはFである。
【0013】特に好ましくは、
【化28】 である式IVの化合物である。さらに好ましくは、Z
41およびZ42は、それぞれ相互に独立して、CH
CHまたは単結合である式IVの化合物である。さら
に好ましくは、Xは、OCFであり、Y41およびY
42は、Hである式IVの化合物およびXは、Fであ
り、Y41およびY42は、Fである式IVの化合物で
ある。
【0014】特に好ましくは、少なくとも1種の式Iの
化合物および少なくとも1種の式IIの化合物を含む媒
体である。特に好ましくは、液晶媒体が、付属式IIa
〜IIgからなる群から選択される1種または2種以上
の式IIの化合物を含む液晶ディスプレイである。
【化29】 式中、Rは、式IIについて上記定義されているとお
りである。液晶ディスプレイは、特に好ましくは、付属
式IIa、IIc、IId、IIeおよびIIfの化合
物、特にIIeおよびIIfからなる群から選択される
1種または2種以上の化合物を含む液晶媒体を含む。
【0015】さらに好ましくは、液晶媒体が、付属式I
IIa〜IIIcからなる群から選択される1種または
2種以上の式IIIの化合物を含む液晶ディスプレイで
ある。
【化30】 式中、kは、1、2、3、4または5であり、mおよび
nは、それぞれ相互に独立して、0、1、2または3で
あり、m+nは、≦5であり、oは、0または1であ
る。
【0016】さらに好ましくは、液晶媒体が、付属式I
Va〜IVoからなる群から選択される1種または2種
以上の式IVの化合物を含む液晶ディスプレイである。
【化31】
【0017】
【化32】
【0018】
【化33】 式中、Rは、式IVについて上記定義されているとお
りである。
【0019】さらに好ましくは、液晶媒体が、付属式I
Vp〜IVrからなる群および/または付属式IVs〜
IVxからなる群から選択される1種または2種以上の
式IVの化合物を含む液晶ディスプレイである。
【化34】 式中、Rは、式IVについて上記定義されているとお
りである。
【0020】他の好ましい態様では、液晶ディスプレイ
セルは、付属式Icの1種または2種以上の化合物を含
む液晶媒体を含むものであり、これらのいずれの化合物
の濃度は、0.1〜20%であり、好ましくは、1〜1
6%であり、特に好ましくは、2〜12%であり、さら
にとくに好ましくは、3〜10%である。本発明の好ま
しい態様では、液晶ディスプレイセルは、式Ifの1種
または2種以上の化合物を含む液晶媒体を含むものであ
り、これらのいずれの化合物もその濃度が、0.1〜1
8%であり、好ましくは、1〜14%であり、特に好ま
しくは、2〜10%である。
【0021】以下の液晶ディスプレイが好ましい態様で
ある。: −媒体が、さらに式VaおよびVbの群から選択される
1種または2種以上の化合物を含み、
【化35】 式中、R51およびR52は、それぞれ相互に独立し
て、炭素原子1〜7個を有するアルキルもしくはアルコ
キシ、または炭素原子2〜7個を有するアルケニル、ア
ルケニルオキシもしくはアルコキシアルキルであり、R
51は、好ましくは、炭素原子1〜5個を有するアルキ
ルであり、R52は、好ましくは、炭素原子1〜3個を
有するアルキルまたはアルコキシであり、特にアルコキ
シであり、および/または式VcおよびVdの群から選
択される1種または2種以上の化合物を含む。
【化36】 式中、R51およびR52は、相互に独立して、上記定
義されているとおりであり、R51は、好ましくは、炭
素原子3〜5個を有するn−アルキルであり、R
は、好ましくは、n−アルキルであり、Y51は、
HまたはFである;
【0022】−媒体が、さらに1種または2種以上の式
VIaで表される化合物を含む。
【化37】 式中、R61およびR62は、それぞれ相互に独立し
て、炭素原子1〜7個を有するアルキルまたはアルコキ
シ、好ましくは、炭素原子1〜5個を有するアルキルで
ある。
【0023】ディスプレイは好ましくは、以下の化合物
を含む液晶混合物を含む。 −1種または2種以上の式Vaにおいて、好ましくは、
51およびR52の基の少なくとも一つが、アルケニ
ルであり、好ましくは、1E−アルケニルであり、特に
好ましくは、ビニルまたは1E−プロペニルである化合
物 −1種または2種以上の式Vbにおいて、好ましくは、
51は、炭素原子3〜7個を有するn−アルキルであ
り、特に好ましくは、炭素原子3〜5個を有し、R52
は、炭素原子1〜3個を有するアルコキシであり、特に
好ましくは、炭素原子1個である化合物 −1種または2種以上の式Vcにおいて、R51は、炭
素原子1〜5個を有するn−アルキルであり、好ましく
は、炭素原子1〜3個を有し、R52は、炭素原子2〜
5個を有する1E−アルケニルであり、好ましくは、炭
素原子2〜3個である化合物 −1種または2種以上の式VdにおいてR51は、炭素
原子1〜5個を有するn−アルキルであり、好ましく
は、炭素原子1〜3個を有し、R52は、炭素原子1〜
5個を有するn−アルキルであり、好ましくは、炭素原
子2〜4個であり、Y51は、好ましくはHである化合
【0024】本発明の液晶ディスプレイは、画素がアク
ティブマトリックスによりアドレスされることがさらに
好ましい。本発明は、さらに、少なくとも1種の式Iで
表される化合物、少なくとも1種の式IIa〜IIfお
よびIIIa〜IIIcで表される化合物からなる群か
ら選択される化合物、および少なくとも1種の式IVa
およびIVoで表される化合物からなる群から選択され
る化合物を含む正の誘電異方性の液晶媒体に関するもの
であり、特に以下の化合物を含む。 −2〜30重量%、好ましくは、3〜20重量%の少な
くとも1種の式Iで表される化合物 −5〜25重量%、好ましくは、5〜18重量%の少な
くとも1種の式IIで表される化合物、好ましくは、式
IIa〜IIfで表される化合物からなる群から選択さ
れる化合物 −5〜40重量%、好ましくは、10〜30重量%の少
なくとも1種の式IIIで表される化合物、好ましく
は、付属式IIIa〜IIIcの化合物からなる群から
選択される化合物 −5〜50重量%、好ましくは、20〜40重量%の少
なくとも1種の式IVで表される化合物、好ましくは、
付属式IVa〜IVoの化合物からなる群から選択され
る化合物
【0025】本発明に従い用いられる液晶媒体は一般
に、透明点が70〜90℃であり、<0.12の複屈折
率(△n)であり、好ましくは0.05〜0.11の範
囲のΔnであり、特に0.07〜0.10の範囲であ
る。本発明に従い用いられる混合物の流動粘度(20℃
における)は、一般に30mm2 ・s−1未満であり、
特に15〜25mm2 ・s−1である。本発明による材
料の20℃における比抵抗は、一般に5×1010〜5×
1013Ω・cmであり、特に好ましくは5×1011〜5
×1012Ω・cmである。本発明による混合物の20℃
における回転粘度は、一般に130mPa・s未満であ
り、特に70〜110mPa・sである。
【0026】本発明に従い用いられる70〜80℃の透
明点を有する媒体の回転粘度は、120mPa・sまた
はそれより小さく、好ましくは、110mPa・sまた
はそれより小さく、特に好ましくは、70〜100mP
a・sであり、さらに特に好ましくは、40〜90mP
a・sである。本発明に従い用いられる媒体の透明点
は、60℃より高く、好ましくは70℃より高く、特に
好ましくは、80℃またはそれより高い値である。特
に、透明点は、60〜80℃の範囲である。テストセル
における保存安定性は、以下で説明するように測定さ
れ、−30℃において1000時間またはそれ以上、好
ましくは−40℃において500時間またはそれ以上、
またさらに特に好ましくは−40℃において1000時
間またはそれ以上である。本発明に従い用いられる媒体
は、5〜30種、好ましくは6〜20種、特に好ましく
は7〜16種の化合物からなる。
【0027】慣用の液晶材料、特に式IIa〜IIfで
表される化合物からなる群および/または式IIIa〜
IIIfおよびIVa〜IVoで表される化合物からな
る群から選択される1種または2種以上の化合物ととも
に、混合された式Iで表わされる化合物は、比較的少な
い割合でさえも、しきい値電圧の著しい減少、好ましい
回転粘度値γ1 および迅速な応答時間をもたらし、特に
低いスメクチック−ネマチック転移温度を有する広いネ
マチック相が見られることが見出された。式I〜IVで
表わされる化合物は無色であり、安定であり、また相互
におよび他の液晶材料と容易に混和する。「アルキル」
の用語は、炭素原子1〜7個を有する直鎖状および分枝
鎖状のアルキル基を含み、特に直鎖状基、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルおよびヘプ
チルを含む。別に明記されないかぎり、炭素原子2〜5
個を有する基が好ましい。
【0028】「アルケニル」の用語は、炭素原子2〜7
個を有する直鎖状および分枝鎖状のアルケニル基、特に
直鎖状基を含む。特に好ましいアルケニル基は、C2
7−1E−アルケニル、C4 〜C7 −3E−アルケニ
ル、C5 〜C7 −4−アルケニル、C6 〜C7 −5−ア
ルケニルおよびC7 −6−アルケニル、特にC2 〜C 7
−1E−アルケニル、C4 〜C7 −3E−アルケニルお
よびC5 〜C7 −4−アルケニルである。さらに特に好
ましいアルケニル基の例には、ビニル、1E−プロペニ
ル、1E−ブテニル、1E−ペンテニル、1E−ヘキセ
ニル、1E−ヘプテニル、3E−ブテニル、3E−ペン
テニル、3E−ヘキセニル、3E−ヘプテニル、4−ペ
ンテニル、4Z−ヘキセニル、4E−ヘキセニル、4Z
−ヘプテニル、5−ヘキセニル、6−ヘプテニルなどが
ある。別に明記されないかぎり、5個までの炭素原子を
有する基が好ましい。
【0029】「フルオロアルキル」の用語は好ましく
は、末端にフッ素を有する直鎖状基、すなわちフルオロ
メチル、2−フルオロエチル、3−フルオロプロピル、
4−フルオロブチル、5−フルオロペンチル、6−フル
オロヘキシルおよび7−フルオロヘプチルを含む。しか
しながら、フッ素の別の位置も除外されない。「アルコ
キシアルキル」の用語は好ましくは、式Cn 2n+1−O
−(CH2 m で表わされる直鎖状基(式中、nおよび
mは、それぞれ相互に独立して、1〜6であり、mは、
好ましくは、1であり、nは、好ましくは、1〜4であ
る)を含む。R1 〜R52の意味を適当に選択すること
によって、応答時間、しきい値電圧、透過特性曲線の急
峻度などを所望に応じて改変することができる。例え
ば、1E−アルケニル基、3E−アルケニル基、2E−
アルケニルオキシ基などは一般に、アルキル基またはア
ルコキシ基に比較して、短い応答時間、改良されたネマ
チック傾向および弾性定数k33(ベンド)とk11(スプ
レイ)との大きい比をもたらす。4−アルケニル基、3
−アルケニル基などは一般に、アルキル基およびアルコ
キシ基に比較して、低いしきい値電圧および小さいk33
/k11値をもたらす。
【0030】式I−IVで表わされる化合物の最適重量
比は、所望の性質、式I、II、IIIおよび/または
IVで表わされる成分の選択、および存在させることが
できるその他の成分の選択に実質的に依存する。上記範
囲内の適当な重量比は場合毎に容易に決定することがで
きる。本発明に従って用いられる混合物中の式I〜IV
で表わされる化合物の総量は厳密ではない。これらの混
合物は好ましくは、式I〜IVで表わされる化合物を5
0〜90重量%含む。これらの混合物はまた、種々の性
質を最適にするために、1種または2種以上の追加の成
分を含む。しかしながら、見出される効果、特にしきい
値電圧に対する効果は、一般に、式I〜IVで表わされ
る化合物、特に式Iで表わされる化合物の総濃度が高い
ほど大きくなる。
【0031】特に好ましい態様において、本発明による
媒体は、式IVにおいて、XがOCF3 である化合物を
含む。式Iで表わされる化合物と式IIで表わされる化
合物との好ましい相乗効果は、特に有利な性質をもたら
す。本発明による液晶媒体は好ましくは、1種または2
種以上の式Iで表わされる化合物に加えて、追加の成分
として、好ましくは、2〜40種、特に4〜30種の成
分を含む。これらの媒体は非常に特に好ましくは、1種
または2種以上の式Iで表わされる化合物に加えて、7
〜15種の化合物を含む。これらの追加の成分は好まし
くは、ネマチックまたはネマチック相形成性(モノトロ
ピックまたはアイソトロピック)物質、特にアゾキシベ
ンゼン化合物、ベンジリデンアニリン化合物、ビフェニ
ル化合物、ターフェニル化合物、フェニルまたはシクロ
ヘキシルベンゾエート化合物、シクロヘキサンカルボン
酸のフェニルまたはシクロヘキシルエステル化合物、シ
クロヘキシル安息香酸のフェニルまたはシクロヘキシル
エステル化合物、シクロヘキシルシクロヘキサンカルボ
ン酸のフェニルまたはシクロヘキシルエステル化合物、
安息香酸のシクロヘキシルフェニルエステル化合物、
【0032】シクロヘキサンカルボン酸のシクロヘキシ
ルフェニルエステル化合物、シクロヘキシルシクロヘキ
サンカルボン酸のシクロヘキシルフェニルエステル化合
物、フェニルシクロヘキサン化合物、シクロヘキシルビ
フェニル化合物、フェニルシクロヘキシルシクロヘキサ
ン化合物、シクロヘキシルシクロヘキサン化合物、シク
ロヘキシルシクロヘキシルシクロヘキセン化合物、1,
4−ビス−シクロヘキシルベンゼン化合物、4,4´−
ビス−シクロヘキシルビフェニル化合物、フェニル−ま
たはシクロヘキシルピリミジン化合物、フェニル−また
はシクロヘキシルピリジン化合物、フェニル−またはシ
クロヘキシルジオキサン化合物、フェニル−またはシク
ロヘキシル−1,3−ジチアン化合物、1,2−ジフェ
ニルエタン化合物、1,2−ジシクロヘキシルエタン化
合物、1−フェニル−2−シクロヘキシルエタン化合
物、1−シクロヘキシル−2−(4−フェニルシクロヘ
キシル)エタン化合物、1−シクロヘキシル−2−ビフ
ェニルエタン化合物、1−フェニル−2−シクロヘキシ
ルフェニルエタン化合物、任意にハロゲン化されていて
もよいスチルベン化合物、ベンジルフェニルエーテル化
合物、トラン化合物および置換ケイ皮酸化合物の群から
の物質から選択される。これらの化合物中の1,4−フ
ェニレン基はまた、フッ素化されていてもよい。
【0033】本発明に従って用いられる媒体の追加の成
分として適する最も重要な化合物は、式1、2、3、4
および5によって特徴づけることができる: R´−L−E−R´´ 1 R´−L−COO−E−R´´ 2 R´−L−OOC−E−R´´ 3 R´−L−CH2 CH2 −E−R´´ 4 R´−L−C≡C−E−R´´ 5
【0034】式1、2、3、4および5において、Lお
よびEは同一または相違していてもよく、それぞれ相互
に独立して、−Phe−、−Cyc−、−Phe−Ph
e−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−P
yr−、−Dio−、−G−Phe−および−G−Cy
c−からなる群からの二価の基およびそれらの鏡像であ
り、これらの基において、Pheは未置換またはフッ素
置換されている1,4−フェニレンであり、Cycはト
ランス−1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−シク
ロヘキシレンであり、Pyrはピリミジン−2,5−ジ
イルまたはピリジン−2,5−ジイルであり、Dioは
1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり、およびG
は2−(トランス−1,4−シクロヘキシル)エチル、
ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイ
ルまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルである。
【0035】基LおよびEの一方は、好ましくはCy
c、PheまたはPyrである。Eは好ましくは、Cy
c、PheまたはPhe- Cycである。本発明による
媒体は好ましくは、式1、2、3、4および5におい
て、LおよびEがCyc、PheおよびPyrからなる
群から選ばれる化合物から選択される1種または2種以
上の成分、および同時に、式1、2、3、4および5に
おいて、基LおよびEの一方がCyc、PheおよびP
yrからなる群から選ばれ、他方の基が−Phe−Ph
e−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G
−Phe−および−G−Cyc−からなる群から選ばれ
る化合物から選択される1種または2種以上の成分、お
よび任意に、式1、2、3、4および5において、基L
およびEが−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、
−G−Phe−および−G−Cyc−からなる群から選
ばれる化合物から選択される1種または2種以上の成分
を含む。
【0036】式1、2、3、4および5で表わされる化
合物の狭い付属群において、R´およびR´´はそれぞ
れ相互に独立して、8個までの炭素原子を有するアルキ
ル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ア
ルケニルオキシまたはアルカノイルオキシである。この
狭い付属群を以下でグループAと称し、これらの化合物
を付属式1a、2a、3a、4aおよび5aで示す。こ
れらの化合物の大部分において、R´およびR´´は相
互に相違しており、これらの基の一方は通常、アルキ
ル、アルケニル、アルコキシまたはアルコキシアルキル
である。式1、2、3、4および5で表わされる化合物
のもう一つの狭い付属群はグループBと称し、R´´
は、−F、−Cl、−NCSまたは−(O)i CH
3-(k+1 ) k Cll であり、ここでは、iは0または1
であり、およびk+lは1、2または3である;R´´
がこの意味を有する化合物を付属式1b、2b、3b、
4bおよび5bで示す。付属式1b、2b、3b、4b
および5bで表わされる化合物の中で、R´´が、−
F、−Cl、−NCS、−CF3 、−OCHF2 または
−OCF3 である化合物が特に好ましい化合物として挙
げられる。
【0037】付属式1b、2b、3b、4bおよび5b
で表わされる化合物において、R´は付属式1a〜5a
で表わされる化合物について定義されているとおりであ
り、好ましくはアルキル、アルケニル、アルコキシまた
はアルコキシアルキルである。式1、2、3、4および
5で表わされる化合物のさらに狭い付属群において、R
´´は、−CNである;この付属群は以下でグループC
と称し、この付属群の化合物を、対応して付属式1c、
2c、3c、4cおよび5cで示す。この付属式1c、
2c、3c、4cおよび5cで表わされる化合物におい
て、R´は付属式1a〜5aで表わされる化合物につい
て定義されているとおりであり、好ましくはアルキル、
アルコキシまたはアルケニルである。グループA、Bお
よびCの好適化合物に加えて、提示されている他の種々
の置換基を有する式1、2、3、4および5で表わされ
る他の化合物も慣用である。これらの物質はすべて、刊
行物からの公知の方法もしくはその類似方法により得る
ことができる。
【0038】本発明に従い用いられる媒体は好ましく
は、式I〜IVで表わされる化合物に加えて、グループ
Aおよび/またはグループBおよび/またはグループC
から選択される1種または2種以上の化合物を含む。本
発明による媒体中のこれらのグループからの化合物の重
量割合は、好ましくは、下記のとおりである。 グループA:0〜90%、好ましくは20〜90%、特
に30〜90% グループB:0〜80%、好ましくは10〜80%、特
に10〜65% グループC:0〜80%、好ましくは5〜80%、特に
5〜50% 本発明に従い用いられる特定の媒体中に存在するグルー
プAおよび/またはグループBおよび/またはグループ
Cの化合物の重量割合の合計は、好ましくは、5%〜9
0%、特に10%〜90%である。
【0039】本発明に従い用いられる媒体は、好ましく
は、式Iで表される化合物を1〜40%、特に好ましく
は5〜30%含む。媒体は、好ましくは、2種または3
種以上の式Iで表される化合物を含む。本発明によるI
PSディスプレイの構造は、例えばWO 91/10936または
EP 0588 568 に記載されているようなこのようなディ
スプレイに通常の構造と対応している。ここで、「通常
の構造」の用語は、広く解釈されるべきであり、IPS
ディスプレイの変形および改良したものすべて、特に例
えばポリ−Si、TFTまたはMIMに基づくマトリッ
クス表示素子を含む。しかしながら、本発明によるディ
スプレイと慣用のディスプレイとの基本的な違いは、液
晶層の液晶パラメーターの選択にある。
【0040】本発明に従い用いられる液晶混合物は、そ
れ自体慣用の方法により製造する。一般に、少ない方の
量で使用する成分の所望量を、有利に高められた温度
で、主要成分を構成する成分中に溶解する。別の従来の
方法、例えば同族体混合物などの予備混合物を用いるこ
とによって、または例えば、どの場合でもたった一つの
物性について互いに著しく異なる4つの基本混合物から
なるいわゆる[マルチボトル」方式を用いることによっ
て、混合物を製造することもできる。誘電体はまた、当
業者に公知であり、刊行物に記載されている追加の添加
剤を含むこともできる。例えば、0〜15%、好ましく
は0〜10%の多色性染料および/またはカイラルドー
ピング剤を添加することができる。添加される各化合物
は、0.01〜6%、好ましくは0.1〜3%の濃度で
用いられる。しかしながら、液晶混合物のその他の成
分、すなわち液晶またはメソゲン化合物にかかわる濃度
は、これらの添加剤の濃度を考慮せずに示されている。
【0041】本明細書全体をとおして、
【化38】 は、トランス−1,4−シクロヘキシレンを表わす。液
晶混合物の物理的性質は、別に明記されないかぎり、
“Physical Properties of Liquid Crystals”,Ed. W.
Becker、Merck KGaA,1997年11月現在に記載のとおり
に測定する。
【0042】Cは結晶相を表わし、Sはスメクチック相
を表わし、SC はスメクチックC相を表わし、SA はス
メクチックA相を表わし、Nはネマチック相を表わし、
およびIはアイソトロピック相を表わす。V0 は、容量
しきい値電圧(capacitive threshold voltage)を表わ
す。△nは光学異方性を表わし、またn0 は常光線屈折
率を表わす(両方ともに589nmにおける測定値)。
△εは誘電異方性を表わす(△ε=ε−ε、式
中、εは、1kHzにおける分子の長軸に対して平
行の誘電定数を表わし、そしてεは、1kHzにおけ
る分子の長軸に対して垂直の誘電定数を表わす)。電気
光学データは、別に明記されないかぎり、20℃におい
てプレーナセルで測定した。すべての物理学的性質は、
別に明記されないかぎり、20℃で見積もり、また測定
する。セルは好ましくは、「オフ」状態で明である。
【0043】下記の例は、本発明を説明しようとするも
のであり、限定するものではない。本明細書全体をとお
して、パーセンテージは、重量によるパーセントであ
る。すべての温度は、摂氏度で示されている。△nは光
学異方性を表わし(589nm、20℃)、△εは誘電
異方性を表わし(1kHz、20℃)、H.R.は、電
圧保持率を表わし(100℃、1Vのオーブン中で5分
後)、また容量しきい値電圧、V0 は、20℃および1
kHzで測定した。目盛り付き回転粘度計は、ZLI-4792
(Merck KGaA)が20℃で133mPa・sの回転粘度
を有することを示した。
【0044】保存安定性は、約0.5μmの光学リター
デーションを有するシールされた試験セルで、配向層と
してDuPont、USA、からのCU-1511 を用いて評価し
た。この目的のため、5個の試験セルをそれぞれ、相互
に交差している偏光板に、両側で接着結合させ、0℃、
−10℃、−20℃、−30℃または−40℃の固定温
度で保存した。これらのセルはそれぞれ、24時間の間
隔での変化を視覚により評価した。各温度における保存
時間tstore (T)は、これらのいずれのセルにおいて
も変化を示さない最終時間を記録した。本特許明細書お
よび下記の例において、液晶化合物の構造は頭文字で示
されており、その化学式への変換は下記表AおよびBに
従い行う。すべてのCn 2n+1基およびCm2m+1は、
n個またはm個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基で
ある。表Bのコードについてはさらに説明する必要はな
い。表Aにおいて、基本体の頭文字のみが示されてい
る。各場合に、この基本体の頭文字の後に、ハイフンで
分離して、置換基R1 、R2 、L1 およびL2 に関する
コードが示されている:
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】好適ディスプレイは、特に式Iで表わされ
る化合物に加えて、表AおよびBからの1種または2種
以上の化合物を含む媒体を備えている。特に好ましいI
PSディスプレイは、下記成分を含む媒体を備えている *表A中の式の一つの1種または2種以上の化合物およ
び表B中の式で表わされる1種または2種以上の化合
物、 *表A中の式で表わされる化合物の2種または3種以上
の相違する種類のそれぞれからの1種または2種以上の
化合物、 *表B中の式で表わされる化合物の2種または3種以上
の相違する種類のそれぞれからの1種または2種以上の
化合物、 *表AおよびB中の式で表わされる化合物からなる群か
らの4種または5種以上の化合物のそれぞれからの1種
または2種以上の化合物
【0051】下記の例は、本発明を説明しようとするも
のであり、いかなる点でもその範囲を制限するものでは
ない。しかし、例は代表的な混合物の概念、物理的パラ
メーターおよびそれにより得ることができたパラメータ
ーの組み合わせを示している。例1 このIPSディスプレイは、以下の化合物を有するネマ
チック混合物を含み、良好なコントラストを有する。
【0052】
【表6】
【0053】例2 このIPSディスプレイは、以下の化合物を有するネマ
チック混合物を含み、良好なコントラストを有する。
【表7】
【0054】比較例 このIPSディスプレイは、以下の化合物を有するネマ
チック混合物を含み、良くても適度なコントラストを有
する。
【表8】 明細書のパラメーター、特に透明点および光学異方性を
全く同一に合わせた例1および2の液晶混合物と直接比
較すると、比較例は、高いしきい値電圧および高い回転
粘度を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 19/34 C09K 19/34 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 1/1362 1/1362 // G02F 1/1343 1/1343 (71)出願人 591032596 Frankfurter Str. 250, D−64293 Darmstadt,Fed eral Republic of Ge rmany (72)発明者 ミヒャエル・ヘックマイヤー ドイツ連邦共和国 デー−64293 ダルム シュタット フランクフルター シュトラ ーセ 250 (72)発明者 マーカス・ロイター ドイツ連邦共和国 デー−64293 ダルム シュタット フランクフルター シュトラ ーセ 250 (72)発明者 フォルカー・ライフェンラート ドイツ連邦共和国 デー−64293 ダルム シュタット フランクフルター シュトラ ーセ 250 Fターム(参考) 2H092 GA14 NA04 4H027 BC04 BD03 BD05 BD10 BD20 CC04 CM01 CM04 CQ01 CS04 CT02 CW02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その場が液晶層に対して平行である再配向
    に必須の成分を有する、液晶を再配向させるための再配
    向層を有し、正の誘電異方性を有する液晶媒体を含む電
    気光学液晶ディスプレイであって、媒体が、1種または
    2種以上の式Iで表わされる化合物を含むことを特徴と
    する電気光学液晶ディスプレイ: 【化1】 式中、 R1 は、H、炭素原子1〜7個を有するアルキルもしく
    はアルコキシ、または炭素原子2〜7個を有するアルケ
    ニル、アルケニルオキシもしくはアルコキシアルキルで
    あり、 Y11、Y12およびY13は、それぞれ相互に独立して、
    HまたはFである。
  2. 【請求項2】媒体が、1種または2種以上の式IIで表
    わされる化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記
    載の液晶ディスプレイ: 【化2】 式中、 Rは、炭素原子1〜7個を有するアルキルもしくはア
    ルコキシ、または炭素原子2〜7個を有するアルケニ
    ル、アルケニルオキシもしくはアルコキシアルキルであ
    り、 【化3】 は、それぞれ相互に独立して、 【化4】 であり、 Xは、F、ClまたはCNであり、 Zは、−CHCH−、−COO−、−CFO−
    または単結合である。
  3. 【請求項3】媒体が、式IIIで表わされる化合物を少
    なくとも1種含むことを特徴とする、請求項1および2
    のいずれか1項に記載の液晶ディスプレイ: 【化5】 式中、R31 およびR32は、それぞれ相互に独立し
    て、炭素原子1〜7個を有するアルキルもしくはアルコ
    キシ、または炭素原子2〜7個を有するアルケニル、ア
    ルケニルオキシもしくはアルコキシアルキルであり、 【化6】 は、それぞれ相互に独立して、 【化7】 であり、 Z31 は、−CH=CH−、−COO−、−CH
    −または単結合である。
  4. 【請求項4】媒体が、式IVで表わされる化合物を少な
    くとも1種含むことを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の液晶ディスプレイ: 【化8】 式中、 Rは、炭素原子1〜7個を有するアルキルもしくはア
    ルコキシ、または炭素原子2〜7個を有するアルケニ
    ル、アルケニルオキシもしくはアルコキシアルキルであ
    り、 【化9】 は、それぞれ相互に独立して、 【化10】 であり、 Z41およびZ42は、それぞれ相互に独立して、−C
    O−、−COO−、−CHCH−または単結合
    であり、 nは、0または1であり、 Xは、OCF、OCFHまたはFであり、 Y41およびY42は、それぞれ相互に独立して、Hま
    たはFである。
  5. 【請求項5】媒体が、式IIa〜IIgからなる群から
    選択される1種または2種以上の式IIの化合物を含む
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の液晶ディスプレイ: 【化11】 式中、Rは、請求項2で式IIについて上記定義され
    ているとおりである。
  6. 【請求項6】媒体が、式IIIa〜IIIcからなる群
    から選択される1種または2種以上の式IIIの化合物
    を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項
    に記載の液晶ディスプレイ: 【化12】 式中、 kは、1、2、3、4または5であり、 mおよびnは、それぞれ0、1、2または3であり、 m+nは、≦5であり、 oは、0または1である。
  7. 【請求項7】媒体が、 −1〜35%の1種または2種以上の式Iで表わされる
    化合物、 −3〜30%の1種または2種以上の式IIで表わされ
    る化合物、 −3〜45%の1種または2種以上の式IIIで表わさ
    れる化合物、および−5〜60重量%の少なくとも1種
    の式IVで表わされる化合物を含むことを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶ディスプレ
    イ。
  8. 【請求項8】画素がアクティブマトリックスによりアド
    レスされることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか
    1項に記載の液晶ディスプレイ。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成
    を含む、正の誘電異方性液晶媒体。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の媒体の液晶ディスプレ
    イにおける使用。
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