JP2001345786A - 冗長光多分岐通信システム - Google Patents

冗長光多分岐通信システム

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JP2001345786A JP2000163080A JP2000163080A JP2001345786A JP 2001345786 A JP2001345786 A JP 2001345786A JP 2000163080 A JP2000163080 A JP 2000163080A JP 2000163080 A JP2000163080 A JP 2000163080A JP 2001345786 A JP2001345786 A JP 2001345786A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局側装置および少なくとも一つの子局側装
置との間が2重化構成された場合であっても、信頼性の
高い光通信を確実に行うこと。 【解決手段】 冗長構成の親局側装置1と冗長構成の複
数の子局側装置2−1〜2−nとが現用系の光ネットワ
ークと予備系の光ネットワークとを介して接続された冗
長光多分岐通信システムにおいて、現用系および予備系
の光ネットワーク上の各遅延量を制御を行う遅延制御手
段と、現用系または予備系の光ネットワーク上における
少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場合に、
複数の子局側装置2−1〜2−nを障害が発生していな
い他の光ネットワークに選択切替する制御を行う選択切
替制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信システム
に関し、特に冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数の
子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光ネ
ットワークとを介して接続された冗長光多分岐通信シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、親局側装置と複数の子局側装
置とが光ファイバで接続された光多分岐通信システムが
ある。図30は、1つの親局側装置と複数の子局側装置
とが光ファイバで接続された光多分岐通信システムの概
要構成を示すブロック図である。図30に示したシステ
ムは、ITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部
門:International Telecommunication Union-Telecomm
unication)勧告G.983.1に定義された光多分岐
通信システムの構成を示している。図30において、1
つの親局側装置201と複数の子局側装置202−1〜
202−nとは、光スプリッタ203を介して接続され
る。
【0003】ITU−T勧告G.983.1では、親局
側装置201からの下り光信号は、光スプリッタ203
によって各子局側装置202−1〜202−nに同報分
配され、各子局側装置202−1〜202−nからの上
り光信号は、光スプリッタ203によって多重化されて
親局側装置201に送出される。この際、光スプリッタ
203上で各子局側装置202−1〜202−nからの
上り信号を多重化するためのアクセス制御、すなわち遅
延制御が行われる。この遅延制御も、ITU−T勧告
G.983.1に記載されている。
【0004】図31は、従来の光多分岐通信システムの
詳細構成を示すブロック図である。図31に示す光多分
岐通信システム200は、電源立ち上げ時等にレンジン
グと呼ばれるシーケンスを実行する。このレンジングの
シーケンスは、まず親局側装置201において、遅延量
測定セル生成部204が特定の子局側装置202−1〜
202−nに対して遅延量測定セルを生成する。生成さ
れた各遅延量測定セルは、OAM(保守運用管理:Oper
ation Administration and Maintenance)セル挿入部2
05において下り主データの中にOAMセルとして多重
され、光送受信器およびWDM(周波数多重化方式:Wa
velength Division Multiplexing)カプラ等で構成され
る送受信部206において各子局側装置202−1〜2
02−nに送出される。
【0005】各子局側装置202−1〜202−nで
は、送受信部207内の図示しない光送受信器およびW
DMカプラ等によって受信した光信号を電気信号に変換
する。この変換された電気信号は、フレーム同期部20
8において定期的に挿入されたOAMセル内のフレーム
同期ビットをもとにフレーム同期がとられ、各セルの区
切りが認識される。OAMセル分離部209では、自子
局側装置202−1宛てのデータセルとOAMセルとを
識別し、分離する。遅延量設定部210は、分離された
OAMセルのうちの遅延量測定セルが入力されると、直
ちにOAMセル挿入部212に通知し、応答としての遅
延量測定セルを送受信部207、光スプリッタ203を
介して親局側装置201に送出する。すなわち、遅延量
測定セルを受信した場合、子局側装置202−1は、直
ちに折り返して親局側装置201に送出する。
【0006】一方、親局側装置201のOAMセル分離
部213は、データセルとOAMセルとを分離する。遅
延量測定部214は、OAMセル分離部213によって
分離されたOAMセル内に遅延量測定セルがある場合、
この遅延量測定セルの応答によってラウンドトリップ時
間を測定する。このラウンドトリップ時間とは、親局側
装置201から送出されたセルが光スプリッタ203を
介し、子局側装置202−1で折り返して再び親局側装
置201に受信されるまでの一往復の時間をいう。遅延
量測定セル生成部204は、このラウンドトリップ時間
をもとに親局側装置201と子局側装置202−1との
間の遅延量を算出し、この遅延量の情報を含む遅延量通
知セルを生成し、OAMセル挿入部205に送出する。
OAMセル挿入部205は、この遅延量通知セルをOA
Mセル内に含め、送受信部206によって子局側装置2
02−1側に送出される。
【0007】この遅延量通知セルを含むセルを受信した
子局側装置202−1のOAMセル分離部209は、上
述したようにOAMセルを分離し、遅延量設定部210
は、このOAMセル内に遅延量通知セルが含まれる場
合、この遅延量をバッファメモリ部211に対する読出
時間の制御量として設定する。これによって、複数の子
局側装置から親局側装置に対する送出タイミングが遅延
時間を加味して各子局側装置に設定され、多重化が整然
と行われ、上り方向の光伝送が正常に行われることにな
る。なお、状態制御部215,216は、正常な範囲内
のラウンドトリップ時間内にセルが返送された場合に、
運用状態と判断し、その後の上りセルに対して遅延量が
測定され、遅延量補正部217によってセルの遅延量が
微調され、正常な範囲内のラウンドトリップ時間内にセ
ルが返送されない場合には、異常状態とみなす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ITU−T
勧告G.983.1では、図32に示すように親局側装
置を冗長構成した冗長光多分岐通信システムも定義され
ている。この冗長光多分岐通信システムは、図30に示
した親局側装置201に代えて、現用系としての親局側
装置201aと予備系としての親局側装置201bとが
光スプリッタ203に接続された構成となっている。光
スプリッタ203と親局側装置201a,201bとの
間は、それぞれ光ファイバで接続されている。
【0009】しかしながら、各子局側装置202−1〜
202−nのうちの少なくとも一つがさらに現用系と予
備系との装置を有し、2つの光スプリッタ203を介し
て親局側装置と各子局側装置とが2重化構成された冗長
光多分岐通信システムを適切に切替制御できるものはな
く、信頼性の高い冗長光多分岐通信を行うことができな
かったという問題点があった。
【0010】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
親局側装置および少なくとも一つの子局側装置との間が
2重化構成された場合であっても、信頼性の高い光通信
を確実に行うことができる冗長光多分岐通信システムを
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、冗
長構成の親局側装置と冗長構成の複数の子局側装置とが
現用系の光ネットワークと予備系の光ネットワークとを
介して接続された冗長光多分岐通信システムにおいて、
前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅
延量の制御を行う遅延制御手段と、前記遅延制御手段に
よる遅延制御結果をもとに前記現用系および前記予備系
の光ネットワークのうちの適切な光ネットワークに選択
切替する制御を行う選択切替制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0012】この発明によれば、遅延制御手段が、前記
現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量
の制御を行い、選択切替制御手段が、前記遅延制御手段
による遅延制御結果をもとに前記現用系および前記予備
系の光ネットワークのうちの適切な光ネットワークに選
択切替する制御を行うようにしている。
【0013】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記選択切替制御手段
は、前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上に
おける少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場
合に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していない
他の光ネットワークに選択切替する制御を行うことを特
徴とする。
【0014】この発明によれば、前記選択切替制御手段
が、前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上に
おける少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場
合に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していない
他の光ネットワークに選択切替する制御を行うようにし
ている。
【0015】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記選択切替制御手段
は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに、前記子
局側装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネット
ワークを選択切替する制御を行うことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、前記選択切替制御手段
は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに、前記子
局側装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネット
ワークを選択切替する制御を行うようにしている。
【0017】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記親局側装置は、前記
現用系または前記予備系の光ネットワークを介して入力
された情報をそれぞれ一時格納する複数のバッファと、
予め設定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置
が送出した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶する
テーブルと、前記テーブルの対応関係を参照して前記現
用系および前記予備系の光ネットワークから入力される
情報の送信元を識別し、該送信元に対応する前記バッフ
ァからの読み出しを制御する選択読出制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、テーブルには、予め設
定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置が送出
した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶しておき、
前記親局側装置において、複数のバッファが前記現用系
または前記予備系の光ネットワークを介して入力された
情報をそれぞれ一時格納し、選択読出制御手段が、前記
テーブルの対応関係を参照して前記現用系および前記予
備系の光ネットワークから入力される情報の送信元を識
別し、該送信元に対応する前記バッファからの読み出し
を制御するようにしている。
【0019】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記複数の子局側装置
は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに前記選択
切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定す
ることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、前記複数の子局側装置
が、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに前記選択
切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定す
るようにしている。
【0021】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記親局側装置は、前記
複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う選択
切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定した
選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に通知
し、前記複数の子局側装置は、前記親局側装置が通知し
た選択切替のネットワークをもとに前記選択切替制御手
段が行う選択切替のネットワークを決定することを特徴
とする。
【0022】この発明によれば、前記親局側装置が、前
記複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う選
択切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定し
た選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に通
知し、前記複数の子局側装置が、前記親局側装置が通知
した選択切替のネットワークをもとに前記選択切替制御
手段が行う選択切替のネットワークを決定するようにし
ている。
【0023】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数の子局
側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光ネット
ワークとを介して接続され、冗長構成の仮想パスを設定
して前記親局側装置と前記複数の子局側装置との間を接
続する冗長光多分岐通信システムにおいて、前記仮想パ
ス単位の品質監視を行う品質監視手段と、前記品質監視
手段が監視した仮想パス単位の品質監視結果をもとに適
切な仮想パスに選択切替する制御を行う選択切替制御手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】この発明によれば、品質監視手段が、前記
仮想パス単位の品質監視を行い、選択切替制御手段が、
前記品質監視手段が監視した仮想パス単位の品質監視結
果をもとに適切な仮想パスに選択切替する制御を行うよ
うにしている。
【0025】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記現用系および前記予
備系の光ネットワーク上の各遅延量の制御を行う遅延制
御手段をさらに備え、前記選択切替制御手段は、前記遅
延制御手段の遅延制御結果が所定の遅延量内である場合
に仮想パス毎の切替制御を行うことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、遅延制御手段が、前記
現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量
の制御を行い、前記選択切替制御手段が、前記遅延制御
手段の遅延制御結果が所定の遅延量内である場合に仮想
パス毎の切替制御を行うようにしている。
【0027】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記現用系および前記予
備系の光ネットワーク間の各遅延差を求め、該各遅延差
をもとに光ネットワーク間の遅延差情報を算出する遅延
差算出手段とをさらに備え、前記選択切替制御手段は、
前記遅延差の小さい光ネットワークからの情報を遅延さ
せることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、遅延差算出手段が、前
記現用系および前記予備系の光ネットワーク間の各遅延
差を求め、該各遅延差をもとに光ネットワーク間の遅延
差情報を算出し、前記選択切替制御手段が、前記遅延差
の小さい光ネットワークからの情報を遅延させるように
している。
【0029】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記選択切替制御手段
は、外部切替トリガを用いて強制切替を行うことを特徴
とする。
【0030】この発明によれば、前記選択切替制御手段
が、外部切替トリガを用いて強制切替を行い、瞬断のな
い冗長切替を行うようにしている。
【0031】つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信シス
テムは、上記の発明において、前記複数の子局側装置の
うちの一部の子局側装置は、非冗長構成であることを特
徴とする。
【0032】この発明によれば、前記複数の子局側装置
のうちの一部の子局側装置を、非冗長構成としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる冗長光多分岐通信システムの好適な実施の
形態を詳細に説明する。
【0034】実施の形態1.まず、この発明の実施の形
態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態
1である冗長光多分岐通信システムの概要構成を示すブ
ロック図である。図1において、親局側装置1と複数の
子局側装置2−1〜2−nとは2つの光スプリッタ3−
1,3−2を介してそれぞれ異なる光ファイバで接続さ
れる。光スプリッタ3−1,3−2と親局側装置1、お
よび光スプリッタ3−1,3−2と各子局側装置2−1
〜2−nは、それぞれ1本の光ファイバで接続される。
親局側装置1と各子局側装置2−1〜2−nとの間は、
光ファイバ内では、波長多重された上りと下りの光信号
が伝送される。なお、光スプリッタ3−1,3−2と親
局側装置1、および光スプリッタ3−1,3−2と各子
局側装置2−1〜2−nは、それぞれ1本の光ファイバ
としたが、それぞれ2本の光ファイバを用い、上りと下
りの各光信号を異なる光ファイバ上を伝送させるように
してもよい。
【0035】親局側装置1は、0系親局側装置1a、1
系親局側装置1b、選択回路15、および分岐回路16
を有する。0系親局側装置1a,1系親局側装置1b
は、それぞれ光スプリッタ3−1,3−2に接続され、
図31に示した親局側装置201と同じ構成の親局制御
部4a,4bを有する。選択回路15は、0系親局側装
置1a,1bのいずれか一方を選択して出力する。分岐
回路16は、入力された信号を0系親局側装置1aおよ
び1系親局側装置1bにそれぞれ出力する。
【0036】各子局側装置2−1〜2−nは、それぞれ
0系子局側装置2−1a〜2−na、1系親局側装置2
−1b〜2−nb、選択回路21、および分岐回路22
をそれぞれ有する。0系子局側装置2−1a〜2−na
および1系子局側装置2−1b〜2−nbは、それぞれ
光スプリッタ3−1,3−2に接続され、図31に示し
た子局側装置202−1〜202−nと同じ構成の子局
制御部5a,5bをそれぞれ有する。選択回路21は、
0系子局側装置2−1a〜2−naまたは1系子局側装
置2−1b〜2−nbのいずれか一方を選択して出力す
る。分岐回路22は、入力された信号を0系子局側装置
2−1a〜2−naおよび1系子局側装置2−1b〜2
−nbにそれぞれ出力する。
【0037】図2は、図1に示した親局側装置1の詳細
構成を示すブロック図である。図2において、0系親局
側装置1aおよび1系親局側装置1bがそれぞれ有する
親局制御部4a,4bは、上述したように図31に示し
た親局側装置201と同じ構成であり、同一構成部分に
は同一符号を付している。0系親局側装置1aおよび1
系親局側装置1bは、それぞれ品質監視部10、品質情
報受信部11、系選択制御回路12、切替情報送信部1
3、および情報多重化回路14を有する。
【0038】品質監視部10は、OAMセル挿入部20
5から入力される子局毎の信号を監視する。品質情報受
信部11は、子局毎に設けられた下り品質監視情報を受
信する。系選択制御回路12は、状態制御部216、品
質監視部10、品質情報受信部11、および他の系選択
制御回路12からの情報をもとに、二重化された0系あ
るいは1系のいずれかの系の選択を指示する系選択信号
を生成する。切替情報送信部13は、子局毎に設けら
れ、系選択信号を各子局側装置2−1〜2−nに通知す
る。情報多重化回路14は、切替情報送信部13が出力
する系選択信号と、分岐回路16から入力される下り主
信号とを多重化し、OAMセル分離部213に出力す
る。
【0039】図3は、図1に示した子局側装置2−1の
詳細構成を示すブロック図である。その他の子局側装置
2−2〜2−nの構成は、子局側装置2−1と同じであ
る。図3において、0系子局側装置2−1aおよび1系
子局側装置2−1bがそれぞれ有する子局制御部5a,
5bは、上述したように図31に示した子局側装置20
2−1〜202−nと同じ構成であり、同一構成部分に
は同一符号を付している。0系子局側装置2−1aおよ
び1系子局側装置2−1bは、それぞれ品質監視部1
7、切替信号受信部18、系選択制御回路19、および
情報挿入部20を有する。
【0040】品質監視部17は、入力された信号内のパ
リティ符号あるいはCRCなどによって下り品質を監視
する。切替信号受信部18は、入力された信号内の切替
信号を受信する。系選択制御回路19は、状態制御部2
15、品質監視部17、切替信号受信部18からの情報
をもとに、二重化された0系あるいは1系のいずれかの
系の選択を指示する系選択信号を生成する。情報挿入部
20は、品質監視部17が出力する情報を生成し、バッ
ファメモリ部211に出力し、親局側装置1側に通知す
る。
【0041】ここで、図4に示すフローを参照して、親
局側装置1と子局側装置2−1〜2−nとの間の遅延制
御および障害処理について説明する。まず、親局側装置
1は、光ファイバ接続時および電源投入時に、子局側装
置2−1〜2−nのうちの1つに対して遅延量測定セル
を送出する(S1)。子局側装置2−1〜2−nのうち
の1つは、この遅延量測定セルを直ちに親局側装置1に
返送する(S2)。親局側装置1の遅延量測定部214
は、親局側装置1から子局側装置2−1〜2−nのうち
の1つを経由して再び親局側装置1に戻るまでのラウン
ドトリップ時間を測定し、このラウンドトリップ時間か
ら遅延量を測定し、遅延量の情報を遅延量通知セルとし
て子局側装置2−1〜2−nのうちの1つに対して送信
する(S3)。この遅延量通知セルを受信した子局側装
置2−1〜2−nのうちの1つの遅延量設定部210
は、セルの遅延量を再設定する。ここで、状態制御部2
16は、正常な範囲にセルが返送された場合、運用状態
と判断し、その後、遅延量測定部214は、セルの遅延
量を測定し、遅延量補正部217は、この測定結果をも
とに遅延量を微調する。一方、状態制御部216は、セ
ルの遅延量が所定の補正範囲を超えた場合に、異常状態
とみなすとともに、送受信部206において正しい信号
が受信できなくなった場合も、異常状態とみなす。この
処理を順次子局側装置2−1〜2−nの番号を変えて行
う。
【0042】1つの子局との回路において状態制御部2
16が異常状態とみなす、すなわち現在選択している0
系の障害を検出すると、親局側装置1は、1系への切替
通知を子局側装置2−1〜2−nのうちの1つに通知す
る(S21)。さらに、親局側装置1は、遅延測定を開
始し、遅延量測定セルを子局側装置2−1〜2−nのう
ちの1つに送出し、ラウンドトリップ時間を測定する
(S22,S23)。そして、親局側装置1は、この遅
延量測定結果を遅延量通知セルとして子局側装置2−1
〜2−nのうちの1つに通知し(S24)、子局側装置
2−1〜2−nのうちの1つは、この通知をもとに遅延
量を再設定する。
【0043】ところで、品質監視部10は、子局毎に埋
め込まれた識別情報およびパリティ符号などの監視情報
をもとに品質監視を行い、各子局からの情報転送の正常
性を確認する。また、品質監視部17は、パケットに埋
め込まれた識別情報およびパリティなどの監視情報をも
とに品質監視を行い、下り回線の正常性の検査を行う。
この検査結果は、情報挿入部20に出力され、情報挿入
部20は、上りの監視セルとして親局側装置1に出力す
る。品質情報受信部11は、この監視セルを受信し、系
選択制御回路12に送出する。系選択制御回路12は、
監視セル内の品質情報をもとに選択系を決定する。
【0044】系選択制御回路12は、図5に示す選択規
則に従って選択系を選択する。図5に示す選択規則で
は、0系あるいは1系のいずれか一方の系の全ての子局
側装置が運用状態になっている場合には、その運用状態
になっている系を選択し、双方の系でいずれか一つ以上
の子局側装置が異常状態あるいは双方の系がともに一つ
以上の子局側装置が異常状態になっている場合には前系
を保持するようにしている。
【0045】たとえば、図6に示すように番号「1」〜
「3」をもつ3つの子局側装置2−1〜2−3が登録さ
れ、0系および1系ともに全て運用され、各子局側装置
2−1〜2−3が全て0系を選択しているとする。ここ
で、図7に示すように、番号「1」をもつ子局側装置2
−1が異常状態であると検出されると、番号「1」〜
「3」の全ての選択系が1系に設定される。すなわち、
系選択制御回路12は、全ての子局側装置2−1〜2−
nの選択系を0系か1系かのいずれかに選択決定する。
【0046】ここで、図8に示すフローチャートを参照
して、系選択制御回路12の系選択制御手順について説
明する。系選択制御回路12は、まず予備系が実装され
ているかを判断する(ステップS101)。予備系が実
装されている場合(ステップS101,YES)には、
予備系が異常であるか否かを判断する(ステップS10
2)。予備系が異常でない場合(ステップS102,N
O)には、さらに現用系が異常であるか否かを判断する
(ステップS103)。現用系が異常である場合(ステ
ップS103,YES)には、現用系と予備系とを入れ
替え(ステップS104)、たとえば、0系と1系とを
入れ替え、本処理を終了する。一方、予備系が実装され
ていない場合(ステップS101,NO)、予備系が異
常である場合(ステップS102,YES)、あるいは
現用系が異常でない場合(ステップS103,NO)に
は、前系を選択し(ステップS105)、本処理を終了
する。
【0047】系選択制御回路12が出力する系選択信号
は、選択回路15に出力され、上り光信号の選択が行わ
れる。すなわち、選択回路15は、系選択信号が指示す
る選択系をもとに、0系親局側装置1aまたは1系親局
側装置1bのいずれかから出力された信号を選択する。
【0048】一方、系選択制御回路12は、系選択信号
を切替情報送信部13に出力し、切替情報送信部13
は、切替信号として情報多重化回路14に出力する。情
報多重化回路14は、この切替信号を時分割多重化し、
各子局側装置2−1〜2−nに対して同報転送する。子
局側装置2−1〜2−nは、切替信号受信部18におい
て、切替信号を受信し、系選択制御回路19に出力す
る。系選択制御回路19は、切替信号をもとに系選択信
号を生成し、選択回路21に出力し、下り信号の選択が
行われる。すなわち、選択回路21は、系選択信号が指
示する選択系をもとに、0系子局側装置2−1aまたは
1系子局側装置2−1bのいずれかから出力された信号
を選択する。
【0049】なお、切替信号の転送経路は、通常0系お
よび1系の双方の系に対して同じ信号が伝送され、予備
系となっている系によって受信された切替信号が選択さ
れるようにしている。これによって、切替信号自体の転
送系が異常となって、信号が転送されない場合、切替が
生じないが、このことは、予備系が異常状態になってい
る場合に切替が発生しない図5に示した選択規則と同じ
状態遷移を実現できることになる。
【0050】図9は、選択回路15の詳細構成の一例を
示すブロック図である。図9において、選択回路15
は、2入力1出力のセレクタ23によって実現される。
たとえば、選択回路セレクタ23には、0系親局側装置
1aと1系親局側装置1bとが入力され、系選択信号に
よっていずれか一方の信号が選択出力される。なお、選
択回路21も同じ構成によって実現することができる。
【0051】また、図10は、選択回路15の詳細構成
の他の一例を示すブロック図である。図10において、
選択回路15は、2入力1出力のセレクタ27を設け、
0系親局側装置1aおよび1系親局側装置1bと、セレ
クタ27との間に、FIFO回路などで実現されるセル
バッファ24,25をそれぞれ介在させるようにしてい
る。また、カウンタ回路などで実現される読出位相調整
部26を設け、セルバッファ24,25から読み出され
る各系のパケットの先頭位相を揃えるようにしている。
なお、セレクタ27には、系選択信号が入力され、0系
あるいは1系のいずれか一方の信号が選択出力される。
また、選択回路21も同じ構成によって実現することが
できる。
【0052】この実施の形態1によれば、0系と1系と
の系切替を迅速に行うことができ、しかも正常な予備系
が存在する場合にのみ、この予備系に切り替えるように
しているので、確実な系切替が実現される。
【0053】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。上述した実施の形態1では、
親局側装置1と子局側装置2−1〜2−nとのリンクの
いずれか1つが異常となった場合、全ての子局側装置2
−1〜2−nに対応するリンクが予備系に切り替わるよ
うにしていたが、この実施の形態2では、子局側装置2
−1〜2−n単位で切り替えるようにしている。
【0054】この実施の形態2のシステム構成は、図1
〜図3に示した実施の形態1の冗長光多分岐通信システ
ムと同じであるが、系選択制御回路12による制御動作
が異なる。すなわち、この実施の形態2による系選択
は、図11に示した選択規則に従って選択系の系選択を
行い、各子局側装置2−1〜2−nが運用状態が異常状
態かによって各子局側装置2−1〜2−n毎に系選択を
行う。
【0055】たとえば、図12に示すように番号「1」
〜「3」の3つの子局側装置2−1〜2−3に対して、
全て初期状態として0系を現用系として選択し、番号
「1」の子局側装置2−1の0系が異常状態となり、そ
の他の全ての子局側装置が運用状態であった場合、番号
「1」の子局側装置2−1のみを0系から1系に切り替
え、1系を現用系に切り替えるようにし、その他の子局
側装置2−2,2−3は、そのまま0系を現用系として
維持するようにしている。
【0056】この場合における選択回路15の構成は、
図13に示す構成によって実現することができる。な
お、送受信されるパケットには、子局側装置毎に識別で
きる識別番号が割り当てられており、この識別番号と、
この識別番号に対応する情報、すなわち使用している現
用系の情報とを対応させてセル種別情報テーブル29に
予め設定しておくものとする。セル判別読出制御部28
には、セル種別情報テーブル29から、子局側装置2−
1〜2−n毎に、0系か1系かのいずれの系が現用系と
して用いられているかを示す系切替情報が出力され、セ
ル判別読出制御部28は、この系切替情報をもとに読み
出すべきセルバッファ24,25のいずれかを選択す
る。すなわち、セル判別読出制御部28は、セル種別毎
に読み出すべきセルバッファを変化させて制御するよう
にしている。なお、セレクタ27には、系選択信号が入
力される。
【0057】一方、切替情報送信部13は、系選択制御
回路12による系選択信号に対応し、各子局側装置2−
1〜2−n毎に切替制御信号を生成し、情報多重化回路
14を介して子局側装置2−1〜2−nに伝送される。
各子局側装置2−1〜2−nでは、切替信号受信部18
において、各子局側装置2−1〜2−nに対応した切替
制御信号を受信し、切替制御信号を系選択制御回路19
に出力する。その後、実施の形態1と同様に選択回路に
よる出力切替が制御される。
【0058】この実施の形態2によれば、各子局側装置
2−1〜2−nの状態に対応して各子局側装置2−1〜
2−n毎に系切替制御がなされるため、たとえば光スプ
リッタ3−1,3−2と各子局側装置2−1〜2−nと
の間における光ファイバに障害が発生した場合であって
も、正常な動作を行っている他の子局側装置において現
在運用している系をそのままにして、異常のある系だけ
を切り替えることができるので、正常な通信を行ってい
る他の子局側装置に系切替を強制せず、系切替に伴う瞬
断の発生を防止することができる。
【0059】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。上述した実施の形態1,2に
おける各子局側装置2−1〜2−nは、全て2重化され
ていたが、この実施の形態3では、各子局側装置2−1
〜2−n内の子局側装置が0系あるいは1系のいずれか
一方のみを用いて通信を行う形態である。
【0060】図14は、この発明の実施の形態3である
冗長光多分岐通信システムの構成を示すブロック図であ
る。図14では、3つの子局側装置2−1〜2−3を有
している。子局側装置2−1,2−2は、実施の形態
1,2と同様に2重化された構成を有し、それぞれ光ス
プリッタ3−1,3−2に接続されているが、子局側装
置2−3は、2重化構成ではなく、0系の光スプリッタ
3−1のみに接続されている。その他の構成は、実施の
形態1,2と同じである。
【0061】この場合、系選択制御回路12は、たとえ
ば、図15に示す選択規則に従って選択系の系選択を行
う。図15では、初期状態として0系が選択されてお
り、番号「1」の子局側装置2−1の0系に異常が発生
すると、実施の形態1と同様にして、他の全ての子局側
装置2−3を1系に系切替する制御を行おうとするが、
子局側装置2−3は、2重化構成でなく、0系のみを用
いているため、1系は無視された状態となっている。す
なわち、子局側装置2−3は、常に選択系として0系と
なるように固定化されている。
【0062】この場合における選択回路15は、図16
に示す構成によって実現できる。図16に示す選択回路
15の構成は、図13に示した選択回路15の構成と同
じであるが、セル種別情報テーブル29に代えてセル種
別情報/系固定情報テーブル50が設けられている。こ
のセル種別情報/系固定情報テーブル50には、予め子
局側装置2−3が0系に固定されている旨の情報が設定
されている。セル判別読出制御部28は、セル種別情報
/系固定情報テーブル50に設定された内容に基づき、
子局側装置2−3から伝送されるパケットを0系に固定
して読み出す制御を行う。
【0063】この実施の形態3によれば、全ての子局側
装置が2重化構成でなく、単独の子局側装置が混在する
場合であっても、2重化された子局側装置の適切な系切
替が可能であり、柔軟なシステムを構築することができ
る。
【0064】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。上述した実施の形態1〜3で
は、各子局側装置毎の遅延制御状態および各子局側装置
からの伝送される信号の品質監視などを行って系切替を
行うようにしていたが、この実施の形態4では、各子局
側装置と親局側装置との間で設定される仮想パス(V
P:Virtual Path)を複数本設定しておき、各VP毎に
品質を監視し、VP切替を行うようにしている。
【0065】図17は、2つの子局側装置(子局
「1」,「2」)と親局側装置(親局)との間における
VP設定の一例を示す図である。図17において、黒丸
は、VPの発生点および終端点を示している。たとえ
ば、仮想パス識別子(VPI)「1」に対しては、0系
と1系との双方に設定され(図17の101,10
2)、VPI「2」に対しては0系のみが設定されてい
る(図17の103)。このVPI「1」,「2」は、
子局「1」と親局との間に設定されたVPIである。V
PI「1」に対しては、0系と1系とが2重に設定され
ているため、パス切替制御が可能となる。
【0066】図18は、この発明の実施の形態4である
冗長光多分岐通信システムにおける親局側装置の構成を
示すブロック図である。また、図19は、この発明の実
施の形態4である冗長光多分岐通信システムにおける子
局側装置の構成を示す図である。図18および図19に
おいて、親局制御部4a,4bおよび子局制御部2−1
a,2−1bは、図2および図3に示した構成と同じで
あり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0067】図18において、VP単位品質監視部40
は、各VP毎に各子局側装置2−1〜2−nから伝送さ
れる上り光信号に対して、パリティチェックあるいはC
RCチェックなどによってVP毎の信号品質監視を行
い、品質の悪いVPがチェックされる。一方、親局側装
置1から子局側装置2−1〜2−nへの下り光信号は、
VP単位品質監視部30によって品質監視が行われ、品
質監視結果は、VPOAMセル挿入部31において上り
の情報通知用セルに変換され、親局側装置1に伝送され
る。
【0068】子局側装置2−1〜2−nにおいて検出さ
れた下り光信号のうちの品質の悪いVPの品質情報(V
P単位品質情報)は、VP単位品質情報受信部41によ
って受信される。VP単位系選択制御回路42は、VP
単位品質監視部40が監視した上り光信号の品質監視結
果と、VP単位品質情報受信部41が受信した下り光信
号の品質監視結果とをもとに、適切なVPの系を選択す
る処理を行う。
【0069】図20は、VP単位系選択制御回路42に
よるVP選択処理手順を示すフローチャートである。図
20において、まず、VP単位系選択制御回路42は、
予備VPが設定されているか否かを判断する(ステップ
S201)。予備VPが設定されているということは、
たとえばVPI「1」のようにVPのパスが2重に設定
されていることである。予備VPが設定されている場合
(ステップS201,YES)には、さらに予備VPが
異常であるか異なかを判断する(ステップS202)。
予備VPが異常でない場合(ステップS202,NO)
には、さらに現用VPが異常か異なかを判断する(ステ
ップS203)。
【0070】現用VPが異常である場合(ステップS2
03,YES)には、現用VPと予備VPとを入れ替え
(ステップS204)、本処理を終了する。一方、予備
VPが設定されていない場合(ステップS201,N
O)、予備VPが異常である場合(ステップS202,
YES)、および現用VPが異常でない場合(ステップ
S203,NO)には、現用VPと予備VPとをそのま
まの状態とし(ステップS205)、すなわちVP切替
を行わずに本処理を終了する。
【0071】この処理によって、2重に設定されたVP
のうち、いずれのVPが現用VPであるかを決定するこ
とができる。決定されたVP切替制御の内容は、VP単
位切替制御信号送信部43がVP単位切替制御信号を生
成し、情報多重化回路44を介して、各VP毎に子局側
装置2−1〜2−n側に送られる。
【0072】図21は、図17に示したVP設定に対応
する具体的な切替制御の内容を示す図である。図21に
おいて、VPI「4」は、1系のVPのみしか設定され
ていないため、選択系としては、1系に固定選択され
る。また、VPI「1」では、0系のVPが異常となっ
ているため、選択系としては、正常な1系のVPが選択
されている。
【0073】ここで、図22を参照して、選択回路15
の詳細構成について説明する。図22において、VP情
報テーブル51には、予め各VPI番号に対するVPが
0系、1系のいずれに設定されているかの情報が設定さ
れている。各VPの切替情報がVP単位系選択制御回路
42からVPIモニタ&読出制御部52に入力される
と、VPIモニタ&読出制御部52は、各VPに対応す
るいずれのセルバッファ24,25から読み出すかを制
御し、セレクタ27を介して対応するVPのセルを読み
出す。
【0074】一方、子局側装置2−1〜2−nでは、V
P単位切替信号受信部32において各VP毎に読み出す
VPの系番号を受信し、VP単位系選択制御回路33を
介して選択回路21を制御する。選択回路21の構成
は、図22に示した選択回路15の構成と同じである。
【0075】この実施の形態4によれば、VP単位で系
切替を行うことができるので、柔軟なシステムを構築す
ることができるとともに、2重化されていない子局側装
置が混在する場合でも、2重化されている子局側装置の
みの系切替が可能であり、柔軟なシステムを構築するこ
とができる。
【0076】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。上述した実施の形態4では、
2重化されたVP毎に系切替を行うようにしていたが、
この実施の形態5では、遅延制御の結果をも含めて系切
替を行うようにしている。
【0077】図23は、この発明の実施の形態5である
冗長光多分岐通信システムの親局側装置の構成を示すブ
ロック図である。また、図24は、この発明の実施の形
態6である冗長光多分岐通信システムの子局側装置の構
成を示すブロック図である。この実施の形態5による親
局側装置1では、状態制御部216による遅延制御結果
がVP単位系選択制御回路42に入力される。また、子
局側装置2−1〜2−nでは、状態制御部215による
遅延制御結果がVP単位系選択制御回路33に入力され
る。このため、VP単位系選択制御回路33,42の制
御内容が、実施の形態4に示したVP単位系選択制御回
路33,42と異なる。その他の構成は、実施の形態4
と同じであり、同一構成部分には同一符号を付してい
る。
【0078】図25は、図23,24に示したVP単位
系選択制御回路33,42の制御処理手順を示すフロー
チャートである。図25において、まず、VP単位系選
択制御回路42は、予備系が実装されているか否かを判
断する(ステップS301)。予備系が実装されている
場合(ステップS301,YES)には、さらに遅延制
御結果をもとに、予備系が異常であるか否かを判断する
(ステップS302)。予備系が異常でない場合(ステ
ップS302,NO)には、さらに現用系が異常である
か否かを判断する(ステップS303)。
【0079】現用系が異常である場合(ステップS30
3,YES)には、現用系に接続されているVPを全て
予備VPに設定し、予備系に接続されているVPを全て
現用VPに設定する(ステップS304)。その後、現
用系と予備系とを入れ替え(ステップS305)、本処
理を終了する。すなわち、子局側装置単位の系切替を行
う。
【0080】一方、予備系が実装されていない場合(ス
テップS301,NO)および予備系が異常である場合
(ステップS302,YES)には、前系を選択し(ス
テップS306)、本処理を終了する。
【0081】また、現用系が異常でない場合(ステップ
S303,NO)には、接続子「1」を介して図20の
処理、すなわちVP単位の系切替を行う。すなわち、遅
延制御による状態監視が、現用系および予備系のいずれ
も正常な場合には、VP切替を行い、現用系が異常であ
って、予備系が正常な場合には、子局側装置毎の切替を
行うようにしている。
【0082】この実施の形態5によれば、VPの設定数
が多くなり、光ファイバに障害が発生した場合に、一斉
に、設定された多くのVP切替が発生し、切替制御に多
大の時間がかかる場合が考えられるが、子局側装置毎の
切替とVP切替とを行うようにしているので、VP切替
制御の集中がなくなり、光ファイバの切断などが発生し
ても、切替時間を迅速に行うことができる。
【0083】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。上述した実施の形態1〜5で
は、いずれも切替時における瞬断が発生するが、この実
施の形態6では、切替時における遅延量の差を計算し、
この遅延量情報を用いて切替時の瞬断が発生しないよう
にしている。
【0084】図26は、この発明の実施の形態6である
冗長光多分岐通信システムの親局側装置の構成を示すブ
ロック図である。図26において、親局制御部4a,4
bは、実施の形態1と同じ構成である。遅延量測定部2
14は、往復の遅延量を測定し、測定結果を2つの差分
計算回路66に出力する。また、差分計算回路66に
は、他の系の測定結果も入力される。すなわち、差分計
算回路66には、0系と1系との測定結果が入力され、
差分計算回路66は、0系と1系との遅延量の差を計算
する。この遅延量の差を用いて、上り方向における0系
と1系との遅延差情報を求まることができる。差分計算
回路66は、この遅延差情報を選択回路61に出力す
る。
【0085】選択回路61は、図27に示す構成によっ
て実現される。図27において、差分計算回路66から
出力された遅延差情報は、読出位相調整部77に入力さ
れる。読出位相調整部77は、遅延差情報をもとに、0
系の上り遅延差が大きい場合には、1系のセルバッファ
25の情報を、遅延差情報に応じた量だけパケットを溜
める、すなわち遅延させて読み出すパケットの位相を揃
えるように制御する。
【0086】ここで、親局側装置では、外部切替トリガ
が外部から入力され、この外部切替トリガによって切り
替える場合、無瞬断で系切替を行うことができる。ま
た、通常の障害による切替の場合には、選択制御回路6
5から入力された信号によって切り替えられ、障害の検
出までの間は、瞬断が発生するものの、切替時間を最小
にすることができる。
【0087】一方、図28は、この発明の実施の形態6
である冗長光多分岐通信システムの子局側装置の構成を
示すブロック図である。図28において、子局制御部5
a,5bは、実施の形態1と同じ構成である。遅延量設
定部210は、子局側装置に設定される遅延量を0系お
よび1系の差分計算回路67に出力する。親局側装置に
おける差分計算回路66と同様に、差分計算回路67に
は、0系と1系の遅延量が入力され、差分計算回路67
は、0系と1系との遅延差情報を計算し、この遅延差情
報を選択回路63に出力する。
【0088】選択回路63は、図29に示す構成によっ
て実現される。図29において、差分計算回路67から
出力された遅延差情報は、読出位相調整部78に入力さ
れる。読出位相調整部78は、遅延差情報をもとに、遅
延量の少ない系のセルバッファ24,25に、この遅延
量分だけの情報を蓄えておくようにセルバッファ24,
25の読出制御を行い、セルバッファ24,25内のバ
ッファメモリ部の読出位相を合わせる。そして、系選択
制御信号が入力された場合、セレクタ27を制御して、
系の切り替えを行う。
【0089】上述した親局側装置からの外部切替トリガ
は、情報多重化回路44において多重化され、情報とし
て挿入され、子局側装置に送出される。切替信号受信部
18は、この外部切替トリガの情報を受信し、系選択制
御回路33に出力する。系選択制御回路33は、この信
号を受信して、選択回路63に系切替制御信号を出力す
る。これによって、子局側装置においても、選択回路6
3が、無瞬断の系切替を強制的に行うことができる。
【0090】この実施の形態6によれば、差分計算回路
66,67によって遅延差情報を計算し、この計算結果
をもとにセルの読出位相を揃えるようにしているので、
外部切替トリガを用いて系切替を行った場合、無瞬断で
系切替を行うことができ、また、通常の障害による切替
の場合であっても、選択制御回路65から入力された信
号によって切り替えることができ、障害の検出までの間
は、瞬断が発生するものの、切替時間を最小にすること
ができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、遅延制御手段が、前記現用系および前記予備系の光
ネットワーク上の各遅延量の制御を行い、選択切替制御
手段が、前記遅延制御手段による遅延制御結果をもとに
前記現用系および前記予備系の光ネットワークのうちの
適切な光ネットワークに選択切替する制御を行うように
しているので、冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数
の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光
ネットワークとを介して接続されたシステムであって
も、適切な光ネットワークに選択切替制御することがで
き、信頼性の高いシステムを構築することができるとい
う効果を奏する。
【0092】つぎの発明によれば、前記選択切替制御手
段が、前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上
における少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した
場合に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していな
い他の光ネットワークに選択切替する制御を行うように
しているので、迅速かつ信頼性の高い冗長切替を行うこ
とができるという効果を奏する。
【0093】つぎの発明によれば、前記選択切替制御手
段は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに、前記
子局側装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネッ
トワークを選択切替する制御を行うようにしているの
で、柔軟かつ信頼性の高い冗長切替を行うことができる
という効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、テーブルには、予め
設定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置が送
出した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶してお
き、前記親局側装置において、複数のバッファが前記現
用系または前記予備系の光ネットワークを介して入力さ
れた情報をそれぞれ一時格納し、選択読出制御手段が、
前記テーブルの対応関係を参照して前記現用系および前
記予備系の光ネットワークから入力される情報の送信元
を識別し、該送信元に対応する前記バッファからの読み
出しを制御するようにしているので、信頼性の高い冗長
切替を行うことができるという効果を奏する。
【0095】つぎの発明によれば、前記複数の子局側装
置が、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに前記選
択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定
するようにしているので、信頼性の高い冗長切替を柔軟
に行うことができるという効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、前記親局側装置が、
前記複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う
選択切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定
した選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に
通知し、前記複数の子局側装置が、前記親局側装置が通
知した選択切替のネットワークをもとに前記選択切替制
御手段が行う選択切替のネットワークを決定するように
しているので、信頼性の高い冗長切替を柔軟に行うこと
ができるという効果を奏する。
【0097】つぎの発明によれば、品質監視手段が、前
記仮想パス単位の品質監視を行い、選択切替制御手段
が、前記品質監視手段が監視した仮想パス単位の品質監
視結果をもとに適切な仮想パスに選択切替する制御を行
うようにしているので、柔軟な冗長構成を可能にすると
ともに、信頼性の高いシステムを構築することができる
という効果を奏する。
【0098】つぎの発明によれば、遅延制御手段が、前
記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延
量の制御を行い、前記選択切替制御手段が、前記遅延制
御手段の遅延制御結果が所定の遅延量内である場合に仮
想パス毎の切替制御を行うようにしているので、一層信
頼性の高いシステムを柔軟に構築することができるとい
う効果を奏する。
【0099】つぎの発明によれば、遅延差算出手段が、
前記現用系および前記予備系の光ネットワーク間の各遅
延差を求め、該各遅延差をもとに光ネットワーク間の遅
延差情報を算出し、前記選択切替制御手段が、前記遅延
差の小さい光ネットワークからの情報を遅延させるよう
にしているので、一層信頼性の高い冗長切替を実現する
ことができるという効果を奏する。
【0100】つぎの発明によれば、前記選択切替制御手
段が、外部切替トリガを用いて強制切替を行い、瞬断の
ない冗長切替を行うようにしているので、瞬断のない冗
長切替を確実に行うことができるという効果を奏する。
【0101】つぎの発明によれば、前記複数の子局側装
置のうちの一部の子局側装置を、非冗長構成としている
ので、柔軟なシステムを構築することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である冗長光多分岐
通信システムの概要構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した冗長光多分岐通信システムの親
局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示した冗長光多分岐通信システムの子
局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示した冗長光多分岐通信システムにお
ける遅延制御処理手順を示すシーケンス図である。
【図5】 この発明の実施の形態1である冗長光多分岐
通信システムにおける系選択規則を示す図である。
【図6】 系選択切替前の状態の一例を示す図である。
【図7】 系選択切替後の状態の一例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1である冗長光多分岐
通信システムにおける系選択切替処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図10】 選択回路の他の一例を示すブロック図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態2である冗長光多分
岐通信システムによる系選択規則を示す図である。
【図12】 系選択切替後の状態の一例を示す図であ
る。
【図13】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態3である冗長光多分
岐通信システムの概要構成を示すブロック図である。
【図15】 系選択切替後の状態の一例を示す図であ
る。
【図16】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態4である冗長光多分
岐通信システムにおいて設定される仮想パスの設定の一
例を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態4である冗長光多分
岐通信システムの親局側装置の詳細構成を示すブロック
図である。
【図19】 この発明の実施の形態4である冗長光多分
岐通信システムの子局側装置の詳細構成を示すブロック
図である。
【図20】 この発明の実施の形態4である冗長光多分
岐通信システムにおける系選択切替処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図21】 系選択切替後の状態の一例を示す図であ
る。
【図22】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態5である冗長光多分
岐通信システムの親局側装置の詳細構成を示すブロック
図である。
【図24】 この発明の実施の形態5である冗長光多分
岐通信システムの子局側装置の詳細構成を示すブロック
図である。
【図25】 この発明の実施の形態5である冗長光多分
岐通信システムにおける系選択切替処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図26】 この発明の実施の形態6である冗長光多分
岐通信システムの親局側装置の詳細構成を示すブロック
図である。
【図27】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図28】 この発明の実施の形態6である冗長光多分
岐通信システムの子局側装置の詳細構成を示すブロック
図である。
【図29】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図30】 従来の光多分岐通信システムの概要構成を
示すブロック図である。
【図31】 図30に示した光多分岐通信システムの親
局側装置と子局側装置との詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図32】 従来の冗長光多分岐通信システムの概要構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 親局側装置、1a 0系親局側装置、1b 1系親
局側装置、2−1〜2−n 子局側装置、2−1a〜2
−na 0系子局側装置、2−1b〜2−nb1系子局
側装置、3−1,3−2 光スプリッタ、10,17
品質監視部、11 品質情報受信部、12,19 系選
択制御回路、13 切替情報送信部、14,44 情報
多重化回路、15,21,61 選択回路、16,2
2,62分岐回路、18 切替信号受信部、20 情報
挿入部、24,25 セルバッファ、26,77,78
読出位相調整部、23,27 セレクタ、28 セル
判別読出制御部、29 セル種別情報テーブル、30,
40 VP単位品質監視部、31 VPOAMセル挿入
部、32 VP単位切替制御信号受信部、41VP単位
品質情報受信部、33,42 VP単位系切替制御回
路、43 VP単位切替制御信号送信部、50 セル種
別情報/系固定情報テーブル、51 VP情報テーブ
ル、52 VPI&読出制御部、65 選択制御回路、
66,67差分計算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 29/14 H04L 13/00 311 (72)発明者 別所 雄三 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA05 DA09 DA12 EA06 EA33 5K014 AA01 CA03 CA06 FA01 5K033 AA06 CA17 CB03 DA01 DA15 DB20 EA03 EA04 EA06 EB06 5K035 AA03 BB02 DD01 DD02 EE04 EE10 JJ01 LL12 LL14 LL18 5K042 AA08 CA10 DA15 EA01 FA15 FA21 GA01 JA01 NA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数
    の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光
    ネットワークとを介して接続された冗長光多分岐通信シ
    ステムにおいて、 前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅
    延量の制御を行う遅延制御手段と、 前記遅延制御手段による遅延制御結果をもとに前記現用
    系および前記予備系の光ネットワークのうちの適切な光
    ネットワークに選択切替する制御を行う選択切替制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする冗長光多分岐通信システム。
  2. 【請求項2】 前記選択切替制御手段は、 前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上におけ
    る少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場合
    に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していない他
    の光ネットワークに選択切替する制御を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の冗長光多分岐通信システム。
  3. 【請求項3】 前記選択切替制御手段は、 前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに、前記子局側
    装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネットワー
    クを選択切替する制御を行うことを特徴とする請求項1
    に記載の冗長光多分岐通信システム。
  4. 【請求項4】 前記親局側装置は、 前記現用系または前記予備系の光ネットワークを介して
    入力された情報をそれぞれ一時格納する複数のバッファ
    と、 予め設定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置
    が送出した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶する
    テーブルと、 前記テーブルの対応関係を参照して前記現用系および前
    記予備系の光ネットワークから入力される情報の送信元
    を識別し、該送信元に対応する前記バッファからの読み
    出しを制御する選択読出制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項3に記載の冗長光多分
    岐通信システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の子局側装置は、 前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに前記選択切替
    制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定するこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の冗長光多分岐
    通信システム。
  6. 【請求項6】 前記親局側装置は、 前記複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う
    選択切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定
    した選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に
    通知し、 前記複数の子局側装置は、 前記親局側装置が通知した選択切替のネットワークをも
    とに前記選択切替制御手段が行う選択切替のネットワー
    クを決定することを特徴とする請求項3または4に記載
    の冗長光多分岐通信システム。
  7. 【請求項7】 冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数
    の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光
    ネットワークとを介して接続され、冗長構成の仮想パス
    を設定して前記親局側装置と前記複数の子局側装置との
    間を接続する冗長光多分岐通信システムにおいて、 前記仮想パス単位の品質監視を行う品質監視手段と、 前記品質監視手段が監視した仮想パス単位の品質監視結
    果をもとに適切な仮想パスに選択切替する制御を行う選
    択切替制御手段と、 を備えたことを特徴とする冗長光多分岐通信システム。
  8. 【請求項8】 前記現用系および前記予備系の光ネット
    ワーク上の各遅延量の制御を行う遅延制御手段をさらに
    備え、 前記選択切替制御手段は、前記遅延制御手段の遅延制御
    結果が所定の遅延量内である場合に仮想パス毎の切替制
    御を行うことを特徴とする請求項7に記載の冗長光多分
    岐通信システム。
  9. 【請求項9】 前記現用系および前記予備系の光ネット
    ワーク間の各遅延差を求め、該各遅延差をもとに光ネッ
    トワーク間の遅延差情報を算出する遅延差算出手段とさ
    らに備え、 前記選択切替制御手段は、前記遅延差の小さい光ネット
    ワークからの情報を遅延させることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一つに記載の冗長光多分岐通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記選択切替制御手段は、外部切替ト
    リガを用いて強制切替を行うことを特徴とする請求項9
    に記載の冗長光多分岐通信システム。
  11. 【請求項11】 前記複数の子局側装置のうちの一部の
    子局側装置は、非冗長構成であることを特徴とする請求
    項1または請求項3〜10のいずれか一つに記載の冗長
    光多分岐通信システム。
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