JP2000078153A - 仮想パス切替装置 - Google Patents

仮想パス切替装置

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JP2000078153A
JP2000078153A JP10246444A JP24644498A JP2000078153A JP 2000078153 A JP2000078153 A JP 2000078153A JP 10246444 A JP10246444 A JP 10246444A JP 24644498 A JP24644498 A JP 24644498A JP 2000078153 A JP2000078153 A JP 2000078153A
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virtual
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Kiyohisa Yamada
規容久 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM技術を用いた通信システムで、伝送路
単位で障害が発生した場合の複数のVPに対する切り替
え時間の短縮化を図るVP切替装置を提供する。 【解決手段】 切替ノード装置間のVP単位の切替にお
いて、同一の経路を介して冗長構成をとっている複数の
VPに対して特定のグループを定義するとともに、その
グループごとに切替制御用VPと切替制御用OAMを新
たに設定するようにした。そして、対向装置間でその切
替制御を切替用OAMセルによってグループ単位にVP
の切替を行うようにしたので、従来は各VP単位ごとに
必要であった切替制御を新たに定義したグループ単位で
行うことができ、VP切替に要する時間を短縮すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非同期転送モード
(Asynchronous Transfer Mode:以下、ATMと略
す。)伝送装置における仮想パス切替装置に係わり、詳
細には冗長構成を有するATM伝送装置における仮想パ
ス切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の伝送技術および伝送デバイスの製
造技術の進歩により通信帯域が大幅に増加している通信
システムで、通信情報をセルと呼ばれる固定長のパケッ
トに分割して必要なヘッダ情報を付加することで高速な
ハードウェアによる交換を実現するATM技術が注目さ
れている。このようなATM技術はマルチメディア時代
に不可欠な技術となり、社会生活の主要部分にまでその
技術の恩恵を受けるに至っている。特に広帯域の総合サ
ービスディジタル網(Integrated Services Digital Ne
twork:ISDN)では、ATM技術を交換システムに
適用しているが、冗長構成をとることで、システムの障
害発生時に切り替えを行ってシステムの信頼性の維持が
図られている。
【0003】ATM技術では、仮想チャネル(Virtual
Channel:以下、VCと略す。)と仮想パス(Virtual P
ath:以下、VPと略す。)と呼ばれる2種類の論理的
なコネクションによって定義された伝送路を介して情報
の転送が行われる。VCは、シグナリング手順により、
伝送経路途中の複数のノード間で通信に必要なルートと
通信帯域とを割り当てることによって設定されるコネク
ションである。VPは、各ノード間で予め半固定的に設
定されている論理的なコネクションである。このVP
は、複数のVCを収容する。このようなATM技術を用
いた通信システムにおける伝送路で発生する障害に対処
するために、通信システムを冗長構成とし、障害発生に
応じてVPを切り替えるVP切替装置を備えている。
【0004】図8は、このような従来提案されたVP切
替装置の概要を表わしたものである。このVP切替装置
は、複数のリンク101〜108間を接続するVP切替ノ
ード111〜114を備えている。VP切替ノード111
は、リンク101、102、103の間に配置され、リン
ク101をリンク102あるいはリンク103に接続でき
るようになっている。同様にVP切替ノード112は、
リンク103、104、106の間に、VP切替ノード1
3は、リンク102、104、105の間に、VP切替ノ
ード114は、リンク106、107、108の間に、それ
ぞれ配置されている。リンク101には、VP121、1
2が設定されている。リンク105にはVP123が、
リンク108にはVP124が、それぞれ設定されてい
る。VP切替ノード111からリンク103、VP切替ノ
ード112、リンク106を経由してVP切替ノード11
4に至るパスには現用VP131が、VP切替ノード11
1からリンク103、VP切替ノード112、リンク104
を経由してVP切替ノード113に至るパスには現用V
P132が、それぞれ設定されている。このVP切替装
置では、信頼性を向上させるために冗長構成となってお
り、現用VP131に対する予備VPとして、VP切替
ノード111からリンク102、VP切替ノード113
リンク107を経由してVP切替ノード114に至るパス
に予備VP141が設定されている。さらに現用VP1
2に対する予備VPとして、VP切替ノード111から
リンク102を経由してVP切替ノード113に至るパス
に予備VP142が設定されている。
【0005】リンク101のVP121は、VP切替ノー
ド111で現用VP131と接続されている。現用VP1
1は、VP切替ノード114でリンク108のVP124
と接続されている。またリンク101のVP122は、V
P切替ノード111で現用VP132と接続されている。
現用VP132は、VP切替ノード113でリンク105
のVP123と接続されている。
【0006】いま、VP切替ノード111、112間のリ
ンク103で障害15が発生したものとする。その下流
に位置するVP切替ノード112は、リンク103の障害
を検出し、障害の生じたVPの本数の検出を行う。この
本数が予め定めた本数を超えない場合には、VPごとに
障害を通知する。すなわちVPごとに終端ノードに対し
て障害を通知し、1つのリンク中でも障害があるVPの
みを障害の発生していないVPに切り替える。一方、検
出した本数がこの予め定めた本数を超えた場合には、V
P切替ノード112から、さらに現用VP131の下流側
に位置するVP切替ノード114に対して、予めリンク
障害通知用に定めたコネクション上をATMセルとして
リンク障害通知信号161が出力される。障害が発生し
たリンクの1つである現用VP131の送信先であり、
このリンク障害通知信号161を受信したVP切替ノー
ド114は、現用VP131の送信元であるVP切替ノー
ド111と、VPの切替制御を行うためのVP切替制御
信号171の送受を行う。これにより、VP切替ノード
114からVP切替制御信号171を受信したVP切替ノ
ード111は、リンク101のVP121を現用VP131
の予備VPである予備VP141に接続を切り替える。
そして、このVP切替ノード111のVP切替を通知さ
れたVP切替ノード114は、リンク108のVP124
をリンク107の予備VP141に接続を切り替える。
【0007】また、現用VP132についても、VP切
替ノード112から、さらに現用VP132の下流側に位
置するVP切替ノード113に対して、予めリンク障害
通知用に定めたコネクション上をATMセルとしてリン
ク障害通知信号162が出力される。障害が発生したリ
ンクの1つである現用VP132の送信先であり、この
リンク障害通知信号162を受信したVP切替ノード1
3は、現用VP132の送信元であるVP切替ノード1
1と、予めVPの切替制御用に定めたコネクション上
をATMセルとしてVPの切替制御を行うためのVP切
替制御信号172の送受を行う。これにより、VP切替
ノード113からVP切替制御信号172を受信したVP
切替ノード111は、リンク101のVP122を現用V
P132の予備VPである予備VP142に接続を切り替
える。そして、このVP切替ノード111のVP切替を
通知されたVP切替ノード113は、リンク105のVP
123をリンク102の予備VP142に接続を切り替え
る。
【0008】このようなリンクに発生した障害に際し、
障害の生じたVPの本数が所定数を超えたときにはVP
の上流端および下流端に対して障害の発生を通知して予
備用VPに切り替えるようにすることで従来より高速な
VP切替を可能にしたVP切替装置に関する技術が、例
えば特開平10−65680号公報「ATMバーチャル
パス切替ノード」に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のAT
M技術を用いた通信システムにおけるVP切替装置で
は、VPの故障は伝送路としてのリンクの障害あるいは
装置の故障に起因し、これら故障は経路ごとに発生する
ものとして、伝送路単位の故障であっても該当する個々
のVP単位の故障として判定するようにしていた。図8
に示す従来のVP切替装置でも、障害の発生したVPの
本数に応じて最適なVP切替を行うようにしているが、
伝送路単位で障害が発生した場合でも個々のVP単位の
切替動作が繰り返し実行する必要がある。したがって、
切替時間が全体として非常に長くなってしまうという問
題がある。
【0010】そこで本発明の目的は、ATM技術を用い
た通信システムで、伝送路単位で障害が発生した場合の
複数のVPに対する切り替え時間の短縮化を図るVP切
替装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)現用および予備からなる冗長回線を有しそれ
ぞれ非同期転送モードの仮想パスで識別されるととも
に、同一経路の冗長回線ごとに別個の第1の仮想パスが
設定されている複数の伝送路と、(ロ)非同期転送モー
ドのセルを用いて伝送路に設定された複数の現用の仮想
パスを介して互いに通信する第1および第2のセル通信
手段と、(ハ)現用の伝送路に発生した故障を検出する
故障検出手段と、(ニ)この故障検出手段の検出結果に
基づいて第1の仮想パスを介して同一経路の冗長回線ご
とに切替要求を送出する切替要求手段と、(ホ)第1の
仮想パスを介してこの切替要求手段によって送出された
切替要求に対応して切替応答を送出する切替応答手段
と、(ヘ)この切替応答手段によって送出された切替応
答を受信したときに同一経路の冗長回線ごとに第1およ
び第2のセル通信手段の間を接続する現用の仮想パスを
これに対応する予備の仮想パスに切り替えるパス切替手
段とを仮想パス切替装置に具備させている。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、互いに
ATMセルで通信を行う対向装置である第1および第2
のセル通信手段を、現用および予備からなる冗長構成で
それぞれ非同期転送モードの仮想パスで識別するととも
に、同一経路の冗長回線ごとに別個の第1の仮想パスと
して設定されている複数の伝送路を介して接続してい
る。そして故障検出手段にこれら伝送路で発生した故障
を検出させ、伝送路の故障が検出されたときには切替要
求手段からこの第1の仮想パスに同一経路の冗長回線を
単位としたパスの切替要求を送出するようにしている。
このようにして第1の仮想パスに送出された切替要求に
対応して、この同一経路の冗長回線ごとのパスの切替準
備が完了次第、切替応答手段により切替応答を返答させ
るようにしている。そして、パス切替手段には、この切
替応答手段によって切替応答が返答されたときにはじめ
て同一経路の冗長回線を単位としてセル通信手段それぞ
れの間を接続する複数の現用の仮想パスをそれぞれ対応
する予備の仮想パスに切り替えさせるようにしている。
【0013】請求項2記載の発明では、(イ)現用およ
び予備からなる冗長回線を有しそれぞれ非同期転送モー
ドの仮想パスで識別されるとともに、同一経路の冗長回
線ごとに別個の第1の仮想パスが設定されている複数の
伝送路と、(ロ)非同期転送モードのセルを用いて伝送
路に設定された複数の現用の仮想パスを介して互いに通
信する複数のセル通信手段と、(ハ)これらセル通信手
段が互いに仮想パスを介して通信するセルをクロスコネ
クトするクロスコネクト手段と、(ニ)現用の伝送路に
発生した故障を検出する故障検出手段と、(ホ)この故
障検出手段の検出結果に基づいて第1の仮想パスを介し
て同一経路の冗長回線ごとに切替要求を送出する切替要
求手段と、(ヘ)第1の仮想パスを介してこの切替要求
手段によって送出された切替要求に対応して切替応答を
送出する切替応答手段と、(ト)この切替応答手段によ
って送出された切替応答を受信したときに同一経路の冗
長回線ごとにセル通信手段それぞれの間を接続する複数
の現用の仮想パスをそれぞれ対応する予備の仮想パスに
切り替えるパス切替手段とを仮想パス切替装置に具備さ
せている。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、クロス
コネクト手段によって複数のセル通信手段同士を互いに
ATMセルで通信を行う際に、現用および予備からなる
冗長構成でそれぞれ非同期転送モードの仮想パスで識別
されるとともに、同一経路の冗長回線ごとに別個の第1
の仮想パスとして設定されている複数の伝送路を介して
接続している。そして故障検出手段にこれら伝送路で発
生した故障を検出させ、伝送路の故障が検出されたとき
には切替要求手段からこの第1の仮想パスに同一経路の
冗長回線を単位としたパスの切替要求を送出するように
している。このようにして第1の仮想パスに送出された
切替要求に対応して、この同一経路の冗長回線ごとのパ
スの切替準備が完了次第、切替応答手段により切替応答
を返答させるようにしている。そして、パス切替手段に
は、この切替応答手段によって切替応答が返答されたと
きにはじめて同一経路の冗長回線を単位としてセル通信
手段それぞれの間を接続する複数の現用の仮想パスをそ
れぞれ対応する予備の仮想パスに切り替えさせるように
している。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の仮想パス切替装置で、故障検出手段はグ
ループパスごとに故障を検出することを特徴としてい
る。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、予め現
用および予備からなる冗長回線のうち同一経路の冗長回
線ごとに設定したグループパス単位で、伝送路の故障検
出を故障検出手段に行わせるようにしている。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載の仮想パス切替装置で、各セル通信手段のグル
ープパスの切替要求および切替応答の送受にグループパ
スごとに予め定められた仮想パスを用いることを特徴と
している。
【0018】すなわち請求項4記載の発明では、各セル
通信手段との間に設定されている同一経路の冗長回線ご
とに対応して予め設定された第1の仮想パスではなく、
同一毛色の冗長回線ごとにグルーピングされた複数の仮
想パスの中から代表となる仮想パスを用いて各セル通信
手段のグループパスの切替要求および切替応答の送受を
行わせるようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】
【0020】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例におけるVP切替
装置の構成の概要を表わしたものである。このVP切替
装置は、ATM網に設定されたVPに対してVP単位の
切替制御を行う第1〜第3の切替ノード装置201〜2
3と、各VPをクロスコネクトして中継する中間ノー
ド装置21とを備えている。第1の切替ノード装置20
1には、リンクインタフェース2211、2212を介して
図示しないノード装置からの入力リンクが、リンクイン
タフェース2311、2312を介して中間ノード装置21
への出力リンクが、それぞれ接続されている。同様に第
2の切替ノード装置202には、リンクインタフェース
2221を介して図示しないノード装置からの入力リンク
が、リンクインタフェース2321、2322を介して中間
ノード装置21への出力リンクが、それぞれ接続されて
いる。第3の切替ノード装置203には、リンクインタ
フェース2231、2232を介して中間ノード装置21か
らの入力リンクが、リンクインタフェース2331を介し
て図示しない他ノード装置への出力リンクが、それぞれ
接続されている。中間ノード装置21は、リンクインタ
フェース241〜244を介して第1および第2のノード
装置201、202からの入力リンクが、リンクインタフ
ェース251、252を介して第3のノード装置203
の出力リンクが、それぞれ接続されている。
【0022】本実施例におけるVP切替装置では、現用
回線および予備回線がそれぞれ同一の経路を介して冗長
構成をとっている。すなわち、図示しないノード装置か
らリンクインタフェース2211を経て第1の切替ノード
装置201、リンクインタフェース2311、241、中間
ノード装置21、リンクインタフェース251、2
31、第3のノード切替装置203を経由してリンクイ
ンタフェース2331に至る伝送経路に対して設定された
VP261を現用回線とする通信路に対して、第1の切
替ノード装置201と第3の切替ノード装置203との間
で中間ノード装置21を介して伝送路を2重化するため
に、第1の切替ノード装置201、リンクインタフェー
ス2312、242、中間ノード装置21、リンクインタ
フェース252、2232を経由して第3のノード切替装
置203に至る伝送経路に対してVP262が予備回線と
して設定されている。
【0023】またVP261と第1の切替ノード装置2
1と第3の切替ノード装置203との間で中間ノード装
置21を介する伝送路を同一経路とする現用回線として
のVP271が、図示しないノード装置からリンクイン
タフェース2212を経て第1の切替ノード装置201
リンクインタフェース2311、241、中間ノード装置
21、リンクインタフェース251、2231、第3のノ
ード切替装置203を経由してリンクインタフェース2
31に至る伝送経路に対して設定されている。また、こ
のVP271の予備回線としてのVP272も、VP26
2と第1の切替ノード装置201と第3の切替ノード装置
203との間で中間ノード装置21を介する伝送路部分
を同一経路の伝送路に対して設定されている。
【0024】さらに図示しないノード装置からリンクイ
ンタフェース2221を経て第1の切替ノード装置2
1、リンクインタフェース2321、243、中間ノード
装置21、リンクインタフェース251、2231、第3
のノード切替装置203を経由してリンクインタフェー
ス2331に至る伝送経路に対して設定されたVP281
を現用回線とする通信路に対して、第1の切替ノード装
置201と第3の切替ノード装置203との間で中間ノー
ド装置21を介して伝送路を2重化するために、第1の
切替ノード装置201、リンクインタフェース2322
244、中間ノード装置21、リンクインタフェース2
2、2232を経由して第3のノード切替装置203に至
る伝送経路に対してVP282が予備回線として設定さ
れている。
【0025】さらにまたVP281と第1の切替ノード
装置201と第3の切替ノード装置203との間で中間ノ
ード装置21を介する伝送路を同一経路とする現用回線
としてのVP291が、図示しないノード装置からリン
クインタフェース2221を経て第1の切替ノード装置2
1、リンクインタフェース2321、243、中間ノード
装置21、リンクインタフェース251、2231、第3
のノード切替装置203を経由してリンクインタフェー
ス2331に至る伝送経路に対して設定されている。ま
た、このVP291の予備回線としてのVP292も、V
P282と第1の切替ノード装置201と第3の切替ノー
ド装置203との間で中間ノード装置21を介する伝送
路部分を同一経路の伝送路に対して設定されている。
【0026】このように同一経路に冗長構成をとる本実
施例におけるVP切替装置は、現用回線VP261、2
1が第1の切替ノード装置201と第3の切替ノード装
置203との間で中間ノード装置21を介した同一の伝
送経路に設定されており、さらにこれらの予備回線VP
262、272同士も同一の伝送経路に設定されている。
そこで、VP261、271を第1のグループの現用回線
VP301として、VP262、272を第1のグループ
の予備回線VP302として、それぞれ新たにグルーピ
ングを行う。さらにこれらグルーピングして設定したV
P301、302とそれぞれ同一経路に切替制御用のVP
311、312を新たに設定する。切替制御用VP3
1、312には、それぞれ第1グループのVP単位でV
P切り替えを行う際に、そのVPの送信元および送信先
の切替ノード装置間で送受される切替制御用の情報がセ
ルとして転送されるようになっている。同様に現用回線
VP281、291が第2の切替ノード装置202と第3
の切替ノード装置203との間で中間ノード装置21を
介した同一の伝送経路に設定されており、さらにこれら
の予備回線VP282、292同士も伝送経路に設定され
ている。そこで、VP28 1、291を第2のグループの
現用回線VP321として、VP282、292を第2の
グループの予備回線VP322として、それぞれ新たに
グルーピングを行う。そしてこれらグルーピングして設
定したVP321、322とそれぞれ同一の経路に切替制
御用のVP331、332を新たに設定する。切替制御用
VP331、332には、それぞれ第2グループのVP単
位でVP切り替えを行う際に、そのVPの送信元および
送信先の切替ノード装置間で送受される切替制御用の情
報がセルとして転送されるようになっている。
【0027】すなわち本実施例におけるVP切替装置で
は、現用回線および予備回線がそれぞれ同一の経路を介
して冗長構成をとっている複数のVPに対してグルーピ
ングを行い、これら各グループごとに切替ノード装置間
で切替制御用のVPを新たに定義することを特徴として
いる。これにより、伝送路上に発生した障害によってグ
ループ内の全てのVPに影響がある場合には、上述した
ようにグループ単位に定義された切替制御用のパスを介
して、切替制御用の保守運用管理(Operation,Administ
ration and Maintenance:以下、OAMと略す。)セル
の送受によって、グループ単位にVPの切替制御を行
う。これにより、従来は各VPごとにそれぞれパスの切
り替えを行うために相手側と切り替え要求およびその応
答の送受を行うことで、非常に煩雑かつ、切替制御のた
めのオーバーヘッドを無駄に費やしていたことを省略す
ることができるようになる。つまり、グループ単位で定
義した切替制御用のOAMセルのやりとりを行うだけ
で、そのグループにグルーピングされているすべてのV
Pの切替制御を行うことを可能としている。
【0028】以下では、このような切替制御を可能とす
る本実施例におけるVP切替装置の構成の要部について
説明する。第1〜第3の切替ノード装置201〜203
同一構成であるとし、以下では第1の切替ノード装置2
1について説明する。
【0029】図2は本実施例におけるVP切替装置の第
1の切替ノード装置201の構成要部の概要を表わした
ものである。説明の便宜上、図1における複数のリンク
インタフェース2211、2212、2311、2312は、リ
ンクインタフェース401とし、第1の切替ノード装置
201はこのリンクインタフェース401を介して外部の
ノード装置とのインタフェースを行うものとする。
【0030】第1の切替ノード装置201のリンクイン
タフェース401を介して入力されたATMセルに付加
されたヘッダ情報には、転送経路に応じて一意に決定さ
れる仮想パス識別子(Virtual Path Identifier:以
下、VPIと略す。)および仮想チャネル識別子(Virt
ual Channel Identifier:以下、VCIと略す。)が記
述されている。VPIは、VPを識別するための情報で
あり、VCIはVCを識別するための情報である。入力
されたATMセルをどの経路に中継するかを示す転送経
路情報はルーティングテーブル411に予め登録されて
おり、ATM転送処理部421はリンクインタフェース
401を介して入力されたATMセルに付加されている
ヘッダ情報を抽出した後、ルーティングテーブル411
を参照して転送すべき経路にこのATMセルの中継を行
う。
【0031】さらに第1の切替ノード装置201は、接
続されているリンクの故障発生を検出する故障検出部4
1と、この故障検出部431の故障検出結果に応じて上
述したグループごとのVP切替制御用のOAMセルの送
受制御を行うOAM制御部441とを備えている。故障
検出部431は接続されるリンクごとに故障の発生を検
出してもよいが、上述したように新たにグルーピングし
て設定したグループのVPごとに故障の発生を検出して
もよい。グループごとに故障を検出するほうが、監視す
べき項目数を減らすことができ、より詳細な障害監視も
可能となる。故障検出部431によってリンクあるいは
VP単位で故障の発生を検出されると、OAM制御部4
1はグループテーブル451を参照してその故障が発生
した伝送路がどのグループパスに属しているかを判別す
る。このグループパスは、上述したように現用回線およ
び予備回線がそれぞれ同一の経路を介して冗長構成をと
っている複数のVPに対してそれぞれグルーピングが行
われたことによって、新たに定義されたグループのVP
である。このようにして判別されたグループのVPに対
してOAM制御部441によってVP切替制御で行うよ
うに指示されたときには、VP切替部461がルーティ
ングテーブル411を参照してリンクインタフェース4
1を介して入力されたATMセルが転送されるVPを
切り替えるようになっている。
【0032】図3は、ルーティングテーブル411のテ
ーブル構成の概要を模式的に表わしたものである。ルー
ティングテーブル411は、VP切替部461の切替指示
に応じて現用系あるいは予備系のいずれかを参照できる
ようになっているとともに、これら現用系および予備系
に共通した共通テーブルを有している。図3(a)は現
用系テーブルの構成の概要を、同図(b)は予備系テー
ブルの構成の概要を、同図(c)は共通テーブルの構成
の概要をそれぞれ表わしている。
【0033】現用系テーブル47aは、VP切替部461
によって現用系回線への切り替えが指示されているとき
に参照するテーブルであり、リンクインタフェース40
1を介して入力されたATMセルのヘッダ情報に記入さ
れている各VPI情報48a1に対応して、第1の切替ノ
ード装置201のどの出力リンクインタフェースから出
力すべきかを各インタフェースを識別する出力リンクイ
ンタフェースID48 a2が登録されている。また、予備
系テーブル47bは、VP切替部461によって予備系
回線への切り替えが指示されているときに参照するテー
ブルであり、リンクインタフェース401を介して入力
されたATMセルのヘッダ情報に記入されている各VP
I情報48b1に対応して、第1の切替ノード装置201
のどの出力リンクインタフェースから出力すべきかを各
インタフェースを識別する出力リンクインタフェースI
D48b2が登録されている。さらに共通テーブル47c
は、VP切替部461の現用系回線あるいは予備系回線
への切替指示にかかわらず共通のVPIに対するルーテ
ィング情報が登録されており、リンクインタフェース4
1を介して入力されたATMセルのヘッダ情報に記入
されている各VPI情報48c1に対応して、第1の切替
ノード装置201のどの出力リンクインタフェースから
出力すべきかを各インタフェースを識別する出力リンク
インタフェースID48c2が登録されている。このよう
な共通テーブル47cに登録されるのは、上述したよう
なグループパスには属さないその他のVPに対する転送
経路情報と、切替制御用OAMセルの転送経路情報であ
る。
【0034】このようにVP切替部461の切替指示に
応じて冗長構成を有するパスについては選択されている
系のテーブルと、それ以外の共通テーブルとを参照して
ルーティング情報にしたがったATM転送を行うように
なっている。すなわち、VP切替部461によって現用
系が選択されているときには、第1の切替ノード装置2
1のリンクインタフェース401を介して入力されたA
TMセルは、このセルのヘッダ情報に記述されたVPI
情報48a1を参照して、図1におけるVP26 1のVP
IであるVPIA0に対応して登録されている出力リンク
インタフェースID番号が“1”の出力リンクから転送
される。
【0035】したがって、このルーティングテーブル4
1には、VP261、271に対応するVPI情報と1
対1に対応して、中間ノード装置21に転送するリンク
インタフェース2311に対応した出力リンクの識別番号
が記憶されている。また、上述した現用回線および予備
回線がそれぞれ同一の経路を介して冗長構成をとってい
る複数のVPに対してグルーピングしたVPごとに新た
に定義された切替制御用VPも図1におけるVP3
1、312のVPIであるVPIC0、VPIC1が共通テ
ーブル47cに登録されている。
【0036】図4はグループテーブル451のテーブル
構成の概要を表わしたものである。グループテーブル4
1は、故障検出部431によってリンクごとに検出され
たVPが上述した現用回線および予備回線がそれぞれ同
一の経路を介して冗長構成をとっている複数のVPに対
して行われたグルーピングの際の、どのグループに属し
ているかを示す対応表である。すなわち、これら各グル
ープパス491に、どの個別パス492が属しているかの
一覧が登録されており、例えば図1におけるVP261
の故障が検出されたとするとこのVP261が第1のグ
ループとして定義されたグループパスに属していること
を認識することができるようになる。たとえば、上述し
た第1のグループのVPには、識別子がVPIA0である
VP26 1および識別子がVPIB0であるVP271が属
していることを示す。同様にして、第2のグループのV
Pには、識別子がVPID0であるVP281および識別
子がVPIE0であるVP291が属していることを示
す。
【0037】これにより、例えば第1のグループに属す
る全リンクが使用不能になったときなど第1のグループ
として定義されたVPを切り替える必要が生じたとき、
OAM制御部441は第1のグループとして定義された
グループパスの切替制御用VP311を介して切替制御
用OAMセルの送受を相手先ノード装置と行うことにな
る。これにより、第1のグループに属している各VPご
とに1つずつVP切替制御を相手先と個別に行う場合に
比べて、グループパスを代表して1つのOAMセルのや
り取りを行うだけでよいので切替制御時のオーバーヘッ
ドを大幅に短縮することが可能となる。
【0038】上述したような制御を可能とする第1の切
替ノード装置201は、図示しない中央処理装置(Centr
al Processing Unit:CPU)を有しており、磁気ディ
スクなどの外部記憶装置あるいはこれとは別に設けられ
た読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)な
どの所定の記憶装置に格納されたプログラムに基づいて
各種制御を実行できるようになっている。
【0039】図5はこのような所定の記録装置に格納さ
れている上述したグループごとのVP切替を行う第1の
切替ノード装置201の制御の概要を表わしたものであ
る。まず第1の切替ノード装置201は、故障検出部4
1に、切替ノード装置201に接続されるリンクの故障
を検出させる(ステップS50)。これは、例えば切替
ノード装置に接続される伝送路が光ファイバによって構
成されている場合には、その信号光の断状態を検出する
ことによってリンクの故障を検出することができる。ス
テップS50で故障が検出されないとき(ステップS5
0:N)には、中間ノード装置21からの故障通知があ
るか否かの検出を行う(ステップS51)。この故障通
知は、所定の信号線経由でもよいし、新たに定義した故
障通知用のATMセルによる通知でもよい。また、本実
施例における中間ノード装置21が検出した故障は、予
め決められた切替ノード装置に通知するように決められ
ており、ここでは第1の切替ノード装置201に通知す
るようにしているものとする。さらに中間ノード装置2
1は、グループ定義されているVPに対して切替制御用
VPを介して該当グループの故障を通知するようになっ
ている。
【0040】ステップS51で中間ノード装置21から
故障通知を受信したとき(ステップS51:Y)、ある
いはステップS50で接続されるリンクの故障が検出さ
れたとき(ステップS50:Y)には、グループテーブ
ル451を参照してその検出されたリンクがどのグルー
プに属しているかを判別し、そして上述したグループ内
のすべてのVPに伝送路切替が必要な場合にはこのグル
ープで予め定めた切替制御用のVPを介して、このVP
の送信先に対してVPの切替制御用のOAMセルの送出
を行う(ステップS52)。このようなOAMセルは、
予めVPごとに送信先および送信元の切替ノード装置単
位に定義しておく。そして、そのOAMセルには、切り
替えるべきVPの識別情報と、切替要求、切替応答とい
った切替制御のための情報を付加させるようにする。ス
テップS52で切替制御用の所定のOAMセルを送出し
た第1の切替ノード装置201は、そのVPの送信先ノ
ードに対応する切替ノード装置からの切替準備が完了し
たことを示す切替応答が、同様に定義されたOAMセル
を用いて通知されるのを待つ(リターン、ステップS5
0:N、ステップS51:N、ステップS53)。ステ
ップS53で、切り替えるべきVPの送信先の切替ノー
ド装置から切替応答のOAMセルが受信されたとき(ス
テップS53:Y)には、VP切替部461に対して使
用回線を切り替えるように指示し、これ以降切り替える
べきVPのセルが入力されたときにはルーティングテー
ブル411の現用系あるいは予備系のいずれかの切り替
えられたテーブルを参照して、ATM転送させる。この
ように参照すべきテーブルが変更されることになるた
め、グルーピングしたVP単位に定義した切替制御用O
AMセルのやりとりだけでVP単位でのVPの切替制御
を行う(ステップS54)ことができる。ステップS5
3で切替応答のOAMセルが受信されないとき(ステッ
プS53:N)には、まだ切替準備が完了していない
か、通常のATM転送を行うときに限定されるので、通
常通りのATM転送処理を行い(ステップS55)、再
び故障検出によるVP切替制御に備える(リターン)。
【0041】次に中間ノード装置21について説明す
る。
【0042】図6は本実施例におけるVP切替装置の中
間ノード装置21の構成要部の概要を表わしたものであ
る。この中間ノード装置21も接続されるリンクの故障
を検出することができるようになっており、故障検出部
60と、予め定めた通知先にその検出した故障を通知す
る故障通知部61とを備えている。故障検出部60は、
例えばノード装置に接続される伝送路が光ファイバによ
って構成されている場合には、その光信号の断状態を検
出することによってリンクの故障を検出することができ
る。さらに故障検出部60は接続されるリンクごとに故
障の発生を検出してもよいが、上述したように新たにグ
ルーピングして設定したグループVPごとに故障の発生
を検出してもよい。グループごとに故障を検出するほう
が、監視すべき項目数を減らすことができ、より詳細な
障害監視も可能となる。また故障通知部61は、所定の
故障通知用のセルを用いていも良いし、専用の故障通知
信号線で通知するようにしてもよい。またグループ定義
されているVPに対しては切替制御用のVPを介して該
当グループの故障を通知する。
【0043】さらに中間ノード装置21は、入力された
セルを、クロスコネクトテーブル62の登録情報に基づ
いて所定の出力インタフェースから出力するクロスコネ
クト機能を有するクロスコネクト部63を備えている。
【0044】図7は図6におけるクロスコネクトテーブ
ル62のテーブル構成の概要を表わしたものである。ク
ロスコネクトテーブル62の登録情報は、ネットワーク
管理者によって予め決められたVPおよびこれらVPを
グルーピングしたVP、切替制御用に新たに定義したV
Pに応じた転送経路情報が登録されている。すなわち、
中間ノード装置21のリンクインタフェースを介して入
力されたATMセルに付加されたヘッダ情報の“VPI
/VCI”情報64と1対1に対応して、中間ノード装
置21から送出される出力リンクを識別する出力リンク
インタフェースID65が記憶されている。したがっ
て、中間ノード装置21のリンクインタフェースを介し
て入力されたATMセルは、このセルのヘッダ情報に記
述された“VPI/VCI”情報64を参照して、出力
リンクインタフェースID65に対応したリンクインタ
フェースの出力リンクから転送される。
【0045】例えば“VPI/VCI”情報が“VPI
A0/VCI0”で識別されるVP261のATMセルは、
ID0で識別される出力インタフェースより出力され
る。また切替制御用VP311に対応する“VPI/V
CI”情報が“VPIC0/VCIX”で識別される切替
制御用VPのATMセルは、IDXで識別される出力イ
ンタフェースより出力される。
【0046】図1に戻って説明を続ける。
【0047】ここで第1の切替ノード装置201のリン
クインタフェース2311と中間ノード装置21のリンク
インタフェース241との間の伝送路上に何らかの原因
で障害が発生したものとする。すると、この障害を伝送
路の光信号断状態として検出した第1の切替ノード装置
201は、現用回線および予備回線がそれぞれ同一の経
路を介して冗長構成をとっている複数のVPに対してグ
ルーピングして新たに定義したVP301をルーティン
グテーブルからから検索し、VP301の切替制御回線
として予め設定されているVP311を介して、VP3
1の送信先である第3の切替ノード装置203に対して
VP301ごとのVP切替をOAMセルを用いて要求す
る。第3の切替ノード装置203は、VP301を介して
第1の切替ノード装置201からのVP切替要求を含む
OAMセルを受信すると、VP301にグルーピングさ
れたVPの転送処理が中断できるのを待って、VP切替
準備を完了させる。第3の切替ノード装置203は、V
P切替準備が完了すると、第1の切替ノード装置201
のVP切替要求に対するVP切替応答を切替制御用VP
311を介して返答する。第1の切替ノード装置20
1は、このVP切替応答を受信してはじめてVP301
とその伝送経路を予備回線であるVP302に変更す
る。同時に第3の切替ノード装置203も、これまでV
P301を介して入力された転送セルをVP302に切り
替える。ここでは第1のグループのVPについて説明し
たが、第2のグループにおいても同様にグループ単位の
VP切替を行う。
【0048】このように本実施例におけるVP切替装置
は、切替ノード装置間のVP単位の切替において、同一
の経路を介して冗長構成をとっている複数のVPに対し
て特定のグループを定義するとともに、そのグループご
とに切替制御用VPと切替制御用OAMを新たに設定す
るようにした。そして、対向装置間でその切替制御を切
替用OAMセルによってグループ単位にVPの切替を行
うようにしたので、従来は各VPごとに必要であった切
替制御を新たに定義したグループ単位で行うことがで
き、VP切替に要する時間を短縮することができる。
【0049】変形例
【0050】本実施例では新たに定義した各グループに
対して切替制御用VPをも新たに定義して、この切替制
御用VPを介して切替制御用OAMセルの送受を行うよ
うにしていた。しかし、本変形例におけるVP切替装置
では、各グループごとにグルーピングされたVPの中か
ら代表となるVPを定義し、切替制御用OAMセルにグ
ループ単位あるいはVP単位の切替を行うか否かを識別
する情報を付加することで、経路単位の故障時には代表
のVPのみを使用して切替制御を行うようにすることも
できる。
【0051】したがって、新たに定義するVPの種類を
減らすことができるので、各テーブル構成の簡素化と、
本来ネットワーク管理者によって行われていたVP定義
に伴う数々の作業を削減し、低コスト化を図ることがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、同一の経路を介して冗長構成をとっている複
数のVPに対して特定のグループVPを定義することに
よって、同一グループ内のVPに関しては一括でVP切
替を行うことができるようになり、切替制御に要してい
た時間を短縮し故障による回線断の時間を短縮化するこ
とができるようになる。さらに、新たに定義したグルー
プVP単位に切替制御用の専用のパスを設けることで、
切替制御の簡素化と不要な信号線を削除することができ
る。
【0053】また請求項2記載の発明によれば、複数の
セル通信手段間の通信をクロスコネクトする通信網に対
しても適用することができるので、より多くの冗長構成
をとることが可能となり、伝送路の故障に対する信頼性
を向上させることができる一方で、より複雑な通信網に
おける回線断からの復帰時間をさらに短縮化することが
できるという効果がある。さらに、新たに定義したグル
ープVP単位に切替制御用の専用のパスを設けること
で、切替制御の簡素化と不要な信号線を削除することが
できる。
【0054】さらにまた請求項3記載の発明によれば、
新たに定義したグループVP単位で伝送路の故障を検出
するようにしたので、監視項目数を削減し、監視処理の
負担を軽減することができるので、さらにきめこまかい
伝送路の監視を行うこともできるようになる。
【0055】さらに請求項4記載の発明によれば、各セ
ル通信手段との間に設定されている同一経路の冗長回線
ごとに対応して予め設定された第1の仮想パスではな
く、同一毛色の冗長回線ごとにグルーピングされた複数
の仮想パスの中から代表となる仮想パスを用いて各セル
通信手段のグループパスの切替要求および切替応答の送
受を行わせるようにしたので、切替制御用に専用にパス
を設定する必要がなくなる。これにより管理すべきパス
数を減らすことができ、低コストで設計上および管理上
の工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるVP切替装置の構成
の概要を示す構成図である。
【図2】本実施例における第1の切替ノード装置の要部
構成の概要を示すブロック図である。
【図3】本実施例におけるルーティングテーブルのテー
ブル構成の概要を示すテーブル構成図である。
【図4】本実施例における対応テーブルのテーブル構成
の概要を示す構成図である。
【図5】本実施例における第1の切替ノード装置の制御
の概要を示す流れ図である。
【図6】本実施例における中間ノード装置の要部構成の
概要を示す構成図である。
【図7】本実施例におけるクロスコネクトテーブルのテ
ーブル構成の概要を示すテーブル構成図である。
【図8】従来提案されたVP切替装置の動作を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
201〜203 第1〜第3の切替ノード装置 21 中間ノード装置 2211、2212、2221、2231、2232、2311、2
12、2321、2322、2331、241〜244、2
1、252 リンクインタフェース 261、262、271、272、281、282、291
292 VP 301 第1のグループの現用回線VP 302 第1のグループの予備回線VP 311 第1のグループの現用回線の切替制御回線VP 312 第1のグループの予備回線の切替制御回線VP 321 第2のグループの現用回線VP 322 第2のグループの予備回線VP 331 第2のグループの現用回線の切替制御回線VP 332 第2のグループの予備回線の切替制御回線VP

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用および予備からなる冗長回線を有し
    それぞれ非同期転送モードの仮想パスで識別されるとと
    もに、同一経路の冗長回線ごとに別個の第1の仮想パス
    が設定されている複数の伝送路と、 非同期転送モードのセルを用いて伝送路に設定された複
    数の現用の仮想パスを介して互いに通信する第1および
    第2のセル通信手段と、 現用の伝送路に発生した故障を検出する故障検出手段
    と、 この故障検出手段の検出結果に基づいて前記第1の仮想
    パスを介して前記同一経路の冗長回線ごとに切替要求を
    送出する切替要求手段と、 前記第1の仮想パスを介してこの切替要求手段によって
    送出された切替要求に対応して切替応答を送出する切替
    応答手段と、 この切替応答手段によって送出された前記切替応答を受
    信したときに前記同一経路の冗長回線ごとに前記第1お
    よび第2のセル通信手段の間を接続する現用の仮想パス
    をこれに対応する予備の仮想パスに切り替えるパス切替
    手段とを具備することを特徴とする仮想パス切替装置。
  2. 【請求項2】 現用および予備からなる冗長回線を有し
    それぞれ非同期転送モードの仮想パスで識別されるとと
    もに、同一経路の冗長回線ごとに別個の第1の仮想パス
    が設定されている複数の伝送路と、 非同期転送モードのセルを用いて伝送路に設定された複
    数の現用の仮想パスを介して互いに通信する複数のセル
    通信手段と、 これらセル通信手段が互いに前記仮想パスを介して通信
    する前記セルをクロスコネクトするクロスコネクト手段
    と、 前記現用の伝送路に発生した故障を検出する故障検出手
    段と、 この故障検出手段の検出結果に基づいて前記第1の仮想
    パスを介して前記同一経路の冗長回線ごとに切替要求を
    送出する切替要求手段と、 前記第1の仮想パスを介してこの切替要求手段によって
    送出された切替要求に対応して切替応答を送出する切替
    応答手段と、 この切替応答手段によって送出された前記切替応答を受
    信したときに前記同一経路の冗長回線ごとに前記セル通
    信手段それぞれの間を接続する複数の現用の仮想パスを
    それぞれ対応する予備の仮想パスに切り替えるパス切替
    手段とを具備することを特徴とする仮想パス切替装置。
  3. 【請求項3】 前記故障検出手段は前記グループパスご
    とに故障を検出することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の仮想パス切替装置。
  4. 【請求項4】 前記セル通信手段それぞれのグループパ
    スの切替要求および切替応答の送受に前記同一経路の冗
    長回線ごとに予め定められた仮想パスを用いることを特
    徴とする請求項1〜請求項3記載の仮想パス切替装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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