JP2002281109A - 二重化方法、二重化方式及び光加入者終端装置 - Google Patents

二重化方法、二重化方式及び光加入者終端装置

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JP2002281109A
JP2002281109A JP2001079264A JP2001079264A JP2002281109A JP 2002281109 A JP2002281109 A JP 2002281109A JP 2001079264 A JP2001079264 A JP 2001079264A JP 2001079264 A JP2001079264 A JP 2001079264A JP 2002281109 A JP2002281109 A JP 2002281109A
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tdm frame
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Yutaka Nezu
豊 祢津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光加入者線終端部LTから光加入者装置NT
への下り信号にTDM、上り信号にTDMAを採用し、
完全一重構成の光加入者線を使用する二重化方式を提供
する。 【解決手段】 光加入者線終端部LTから複数の光加入
者装置NTまでの距離が各NT毎に異なるため、現用系
LTは各光加入者装置に対し距離に応じた上り信号の送
信タイミングを算出して下り信号によりNTに通知して
通信する。予備系LTは、現用系LTで算出した前記送
信タイミングの情報及び光加入者線の伝送時間とから予
備系LTから各NTまでの伝送時間を算出して現用系へ
の切換時に備え、現用系への切り換え時に前記伝送時間
に基づき各NTへの送信タイミングを通知して通信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、二重化方式に関
し、特に、バス型の光バースト信号多重伝送システムお
ける1:1の冗長構成をとる光加入者線終端部の二重化
方法、二重化方式及び光加入者終端装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の単一の光伝送路を使用し
た多重伝送システムのシステム構成を示す図である。単
一の光伝送路(光加入者線)により、光加入者線終端部
LTが複数の光加入者装置をバス型に収容して、TDM
方式及びTDMA方式等の時分割多重方式により光バー
スト信号の多重伝送を行う光バースト信号多重伝送シス
テムの構成を備える。
【0003】この光バースト信号多重伝送システムで
は、単一の光加入者線を使用して多重伝送を行うもので
あるから、光加入者線終端部LTにおいて障害が生じる
と、光バースト信号の伝送が不可能になり全システムに
おいて通信が不可能となるものであり、光加入者線にお
いて障害が生じた場合にもその下流の光加入者装置との
間の通信は不可能となる。
【0004】図6は、従来のバス型の光バースト信号多
重伝送システムおける二重化方式を示す図である。この
光バースト信号多重伝送システムでは、現用及び予備系
の「0」系及び「1」系の光加入者線終端部LT
(0)、LT(1)と、それぞれの光加入者線終端部L
T(0)、LT(1)に端部が接続された独立した2つ
の光加入者線と、前記2つの光加入者線の両方に結合さ
れた複数の光加入者装置とから構成された二重化方式で
なる。この二重化方式では、全ての機能が二重化されて
おり、光加入者線終端部及び光加入者線において障害が
発生しても通信の継続が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来の光バ
ースト信号多重伝送システムの二重化方式においては、
複数の光加入者装置NTの送受信回路及び二重化バス及
び光加入者線終端部LTの殆ど全てのシステム構成の二
重化構成であるから、この二重化方式では、2つの光バ
ースト信号多重伝送システムを組み合わせた二重化方式
であり、伝送路及び光加入者装置NTの回路が二重化す
る分だけシステム構成が増大し、高コスト化するという
問題がある。
【0006】特に、図6に示す2つの光バースト信号多
重伝送システムを併設するシステム構成を採用するもの
であるため、各光バースト信号多重伝送システムにおけ
る障害の監視方法及び障害時における他方の光バースト
信号多重伝送システムへの切り換え制御方法が複雑化
し、切り換え直後から迅速な通信の回復を実現すること
が困難であるという問題がある。
【0007】(目的)本発明の目的は、完全一重構成の
光加入者線を使用する光バースト信号多重伝送システム
の二重化方法、二重化方式及び光加入者線終端装置を提
供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、完全一重構成の光加
入者線を使用する光バースト信号多重伝送システムにお
いて、障害時に1:1冗長構成の光加入者線終端部の高
速な切り換えを可能とする二重化方法、二重化方式及び
光加入者線終端装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の二重化方法は、
光加入者線に接続された複数の光加入者装置に対する光
加入者線終端部からの下り信号をTDM方式、上り信号
をTDMA方式とし、前記光加入者装置から送信するT
DMA光バースト信号の送信タイミングは前記光加入者
線終端部から通知される光バースト信号多重伝送システ
ムにおける二重化方法であって、複数の光加入者装置が
接続された光加入者線の両端に1:1の冗長構成の光加
入者線終端部を備え、現用系の光加入者線終端部は、T
DMフレームの送信タイミング及び該TDMフレームに
対する光加入者装置からの応答タイミングにより光加入
者装置とのラウンド・トリップ時間を算出し、予備系の
光加入者線終端部は、TDMフレームの前記送信タイミ
ング、前記ラウンド・トリップ時間及び光加入者線から
のTDMフレームの受信タイミングに基づき、予備系の
光加入者線終端部と当該光加入者装置までの光バースト
信号の伝送時間を算出し、予備系から現用系への切り替
わり時に、前記光加入者装置に対して前記伝送時間に基
づいてTDMフレームによりTDMA光バースト信号の
送信タイミングを通知することを特徴とする。また、前
記光加入者線終端部は、予備系として光加入者線からの
TDMフレームを監視し異常検出時に、各光加入者線終
端部の現用系と予備系とを互いに切り換えることを特徴
とする。
【0010】本発明の二重化方式は、複数の光加入者装
置が接続された光加入者線の両端に1:1の冗長構成の
光加入者線終端部を備え、光加入者線終端部から複数の
光加入者装置に対する下り信号をTDM方式、上り信号
をTDMA方式とし、前記光加入者装置から送信するT
DMA光バースト信号の送信タイミングは前記光加入者
線終端部から通知される光バースト信号多重伝送システ
ムにおける二重化方式であって、前記1:1の冗長構成
の光加入者線終端部は、現用系時に動作する、TDMフ
レームの送信タイミング及び該TDMフレームに対する
光加入者装置からの応答タイミングにより光加入者装置
とのラウンド・トリップ時間を算出するラウンド・トリ
ップ時間算出部(例えば図3の1(0)、1(1)、3
(0)、3(1)、4(0)、4(1))と、予備系時
に動作する、光加入者線からのTDMフレームの受信タ
イミング、現用系の光加入者線終端部におけるTDMフ
レームの前記送信タイミング及び前記ラウンド・トリッ
プ時間に基づき、予備系の光加入者線終端部と当該光加
入者装置までの光バースト信号の伝送時間を算出し、予
備系から現用系への切り替わり時に、前記光加入者装置
に対して前記伝送時間に基づいてTDMフレームにより
TDMA光バースト信号の前記送信タイミングを通知す
る送信タイミング生成通知部(例えば図3の7(0)、
7(1)、8(0)、8(1)、9(0)、9(1))
とを有することを特徴とする二重化方式。
【0011】本発明の光加入者終端装置は、複数の光加
入者装置が接続された光加入者線の両端に設置され、複
数の光加入者装置に対する下り信号をTDM方式、上り
信号をTDMA方式とする光バースト信号多重伝送シス
テムの光加入者終端装置であって、現用系時に動作す
る、TDMフレームの送信タイミング及び該TDMフレ
ームに対する光加入者装置からの応答タイミングにより
光加入者装置とのラウンド・トリップ時間を算出するラ
ウンド・トリップ時間算出部(例えば図3の9(0)、
9(1))と、予備系時に動作する、光加入者線からの
TDMフレームの受信タイミング、現用系の光加入者終
端装置におけるTDMフレームの前記送信タイミング及
び前記ラウンド・トリップ時間に基づき、予備系の光加
入者終端装置と当該光加入者装置までの光バースト信号
の伝送時間を算出し、予備系から現用系への切り替わり
時に、前記光加入者装置に対して前記伝送時間に基づい
てTDMフレームによりTDMA光バースト信号の前記
送信タイミングを通知する送信タイミング生成通知部
(例えば図3の7(0)、7(1)、8(0)、8
(1)、9(0)、9(1))とを有することを特徴と
する。
【0012】また、1:1の冗長構成の光加入者線終端
部を同一局舎内に設け、各光加入者線終端部を制御する
局終端部を設けることにより、前記局終端部より、予備
系の光加入者線終端部が受信断を検出し、現用系の光加
入者線終端部がTDMA光バースト信号の異常検出によ
り光加入者線の障害箇所を検出した場合に当該障害箇所
の下流の光加入者装置との通信のみを予備系の光加入者
線終端部を介して行うように制御することが可能であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(構成の説明)本発明の二重化方
法、二重化方式及び光加入者終端装置の一実施の形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態を構成する光
バースト信号多重伝送システムを示す図である。完全一
重(単一)の光加入者線と、前記単一の光加入者線の両
端部に接続されたそれぞれ現用系又は予備系として動作
する1:1の冗長構成の「0」系及び「1」系の光加入
者線終端部LT(0)及び光加入者線終端部LT(1)
(以下、それぞれ単に「LT(0)」及び「LT
(1)」ともいう)と、前記単一の光加入者線にそれぞ
れ接続された複数の光加入者装置NT#1、NT#2、
…NT#iと、から構成される。
【0015】複数の光加入者装置NT#1、NT#2、
…NT#iは、光加入者線終端部LT(0)又はLT
(1)により光加入者線を介してスプリッタ モジュー
ル(SM:Splitter Module)による分岐を経てバス型
で収容される構成をとり、多重伝送方式としては、LT
(0)(又はLT(1))から下り信号の多重方式はT
DM(Time Division Multiplexing)、LT(0)(又
はLT(1))への上りバースト信号の多重方式はTD
MA(Time Division Multiple Access)を採用する光
バースト信号多重伝送システムを構成する。
【0016】以上のように本実施の形態の二重化方式で
は、光加入者線終端部LT(0)、LT(1)の1:1
冗長構成の切り換えを行うための光加入者線の伝送路は
完全一重構成である。従って、このような光バースト信
号多重伝送システムにおいては、光加入者線終端部LT
(0)(又はLT(1))と複数の光加入者装置NT#
1、NT#2、…NT#iとの間で時分割通信を行うた
めには、それぞれにおける光バースト信号の送信タイミ
ングの制御が必要である。
【0017】特に、光加入者線終端部LT(0)(又は
LT(1))から複数の光加入者装置NT#1、NT#
2、…NT#iまでの距離が各NT毎に異なるため、各
光加入者装置から距離に応じた上りバースト信号を送信
するための送信タイミング(送信位相)の制御及び1:
1冗長構成の光加入者線終端部での前記送信タイミング
(送信位相)の制御の切替制御が重要である。
【0018】光加入者線終端部LT(0)、LT(1)
は、互いに二重化制御に関し情報の共有又は送受が可能
に構成される。例えば、光加入者線終端部LT(0)、
LT(1)は、同一局舎内等に設けることによりループ
伝送方式とすると好適であり、この場合、前記局舎内に
後述する局終端部を設け、局終端部が光加入者線終端部
LT(0)又はLT(1)から光加入者線を介して複数
の光加入者装置NT#1、NT#2、…NT#iを収容
し、二重化制御を可能とする構成とするか、又は、光加
入者線終端部LT(0)、LT(1)において互いに必
要な情報を送受できる構成とすることができる。
【0019】図2は、本実施の形態の光バースト信号多
重伝送システムにおける1:1冗長構成でなる二重化方
式及びその動作を示す図である。
【0020】本実施の形態の光加入者線終端部LTの
1:1冗長構成の切り換えのための障害監視区間は、例
えば、LT(0)からLT(1)までの幹線であり、例
えば、LT(0)が現用系として動作中に、LT(0)
が送信したTDMのフレーム(下りフレーム)を予備系
であるLT(1)において受信して監視し、受信信号の
断状態等を検出すると、これをトリガとしてLT(1)
が現用系として送信アクティブとなる。
【0021】これに先立ち、LT(1)は送信コールド
スタンバイ、受信アクティブの状態にあり、現用系のL
T(0)からのTDMの送信フレームの監視等を行うサ
ーチモードにある。サーチモードにおいては、LT
(1)はLT(0)の送信フレームの受信タイミングで
LT(0)からLT(1)までの間の光信号の伝送時間
(伝送路長)を測定し、続いてLT(0)側で行ったL
T(0)から各光加入者装置NT#1…NT#iまでの
伝送時間(距離)の測定値を基に、LT(1)から各N
T#1…NT#iまでの間の伝送時間(距離)を算出
し、更に各NT#1…NT#iの上りバースト信号の送
信タイミング(送信位相)を算出しておく。
【0022】この状態において光加入者線終端部LT
(1)は、予備系のLT(0)からの送信フレームの受
信信号が断状態となった場合に予備系から現用系に切り
替わり送信を開始する。
【0023】図3は、より具体的な光加入者線終端部L
T(0)、LT(1)の装置の一構成例を示す図であ
る。LT(0)(LT(1))は、所定のタイミング
(周期)でTDMフレームの下り信号(OH、NT#
1、…NT#i)を送信するTDM送信部1(0)(1
(1))と、送受信信号の光−電気間の変換を行う光/
電気変換器2(0)(2(1))と、送信したTDMフ
レームのTDM光バースト信号に対する各光加入者装置
からの応答である距離測定フレームを受信する距離測定
フレーム受信部4(0)(4(1))と、下り信号のT
DMフレームと距離測定フレームから各光加入者装置と
LT(0)(LT(1))間の光信号の往復時間を算出
するラウンド・トリップ時間算出部3(0)(3
(1))と、各光加入者装置からの上り信号の光バース
ト信号を受信するTDMA受信部5(0)(5(1))
と、対向する光加入者線終端部LT(1)(LT
(0))から送信されるTDMフレームを受信するTD
Mフレーム受信部6(0)(6(1))と、対向する光
加入者線終端部LT(1)(LT(0))から通知され
たTDMフレームの送信タイミング情報とTDMフレー
ム受信部6(0)(6(1))からのTDMフレームの
受信タイミング情報から、光加入者線の光信号の伝送時
間(伝送路長)を算出する伝送時間算出部7(0)(7
(1))と、算出した伝送時間(伝送路長)と光加入者
線終端部LT(1)(LT(0))で算出したラウンド
・トリップ時間とから光加入者線終端部LT(0)(L
T(1))における各光加入者装置NT#1…NT#i
の上りバースト信号の送信タイミング(送信位相)を算
出する送信タイミング算出部8(0)(8(1))と、
前記送信位相を記憶、保持する送信タイミング記憶部9
(0)(9(1))と、予備系としてサーチモードの動
作時にTDMフレームを監視し、信号の断状態を検出す
ると現用系と予備系とを切り換える制御を行う監視部1
0(0)(10(1))とから構成される。
【0024】(動作の説明)次に、本実施の形態の二重
化方式の動作を図1〜3を参照して詳細に説明する。図
3に示すシステム構成において、いま、光加入者線終端
部LT(0)が現用系、光加入者線終端部LT(1)が
予備系の状態にあるとして以下動作を説明する。
【0025】光加入者線終端部LT(0)においては、
TDM送信部1(0)が送信タイミング記憶部9(0)
から各光加入者装置に対して上り信号のTDMA光バー
スト信号の送信タイミングの情報を読み出し送信位相ポ
インタとしてオーバーヘッドOHに挿入してTDMフレ
ームの下り信号として光加入者線に送信する。一方、光
加入者装置では、TDM送信部1からの前記TDMフレ
ームを受信し、前記TDMフレームの最終信号から所定
時間(位相)後のタイミングで距離測定フレームを応答
として返送する。
【0026】光加入者線終端部LT(0)は、ラウンド
・トリップ時間算出部3において、TDM送信部1
(0)から取得したTDMフレーム下り信号の最終信号
から所定時間(位相)後のタイミング情報と、各光加入
者装置からの前記距離測定フレームの受信タイミング情
報とから、各光加入者装置までの前記ラウンド・トリッ
プ時間diを算出し、予備系の光加入者線終端部LT
(1)に通知する。
【0027】また、各光加入者装置では、TDMフレー
ムの受信後に、TDMフレームのオーバーヘッドHOか
ら抽出したそれぞれの送信位相ポインタに基づきTDM
A光バースト信号を送出し、光加入者線終端部LT
(0)は、各光加入者装置からのTDMA光バースト信
号を時間的に重複することなく所定の期待位相Uiで受
信する。
【0028】一方、予備系の光加入者線終端部LT
(1)においては、予備系としてTDM送信部1
(1)、距離測定フレーム受信部4(1)、ラウンド・
トリップ時間算出部3(1)等の送信機能部は送信コー
ルドスタンバイの状態であり、TDMA受信部5
(1)、TDMフレーム受信部6(1)、伝送時間算出
部7(1)、送信タイミング算出部8(1)、監視部1
0(1)等の受信機能部は受信アクティブの状態であ
り、TDMフレームの受信の検出待ち受け状態のサーチ
モードの状態にある。
【0029】予備系の光加入者線終端部LT(1)のサ
ーチモードにおいては、TDMフレーム受信部6(1)
がTDMフレームを受信すると、伝送時間算出部7
(1)においてTDM送信部1(0)の送信タイミング
情報と前記TDMフレームの受信タイミング情報とによ
り、光加入者線終端部間の光加入者線の光信号の伝送時
間(伝送路長)を算出し、送信タイミング算出部8
(1)において前記伝送時間(伝送路長)と、現用系の
ラウンド・トリップ時間算出部3(1)からのラウンド
・トリップ時間diとに基づいて、予備系の光加入者線
終端部LT(1)が現用系になった場合に各光加入者装
置が送信するべきTDMA光バースト信号の送信タイミ
ング(送信位相)Ciを算出して、送信タイミング記憶
部9(1)に記憶、保存して待機する。
【0030】そして、監視部10(1)がTDMフレー
ムの断状態等の異常状態を検出すると、監視部10
(1)から出力される現用系と予備系とを切り換える制
御信号により、光加入者線終端部LT(0)、LT
(1)の動作状態を逆転する。図2に示す動作はLT
(0)とLT(1)とを入れ替えた動作として切り替わ
る。
【0031】次に、以上の光加入者線終端部の動作にお
いて、LT(0)〜LT(1)間の光加入者線の伝送時
間(伝送路長)、ラウンド・トリップ時間、各光加入者
装置NT#1…NT#iの送信タイミングの情報の算出
方法について説明する。
【0032】LT(0)〜LT(1)間の伝送時間(伝
送路長)Lについては、現用系のLT(0)から送信し
たTDMフレームの送信タイミング(例えば、光バース
ト信号の立ち上がり)と予備系の前記TDMフレームの
受信タイミング(例えば、光バースト信号の立ち上が
り)に基づいて、予備系のLT(1)において算出され
る。予備系LT(1)におけるTDMフレームの送信タ
イミング情報の取得は現用系から取得する代わりに、実
際には現用系及び予備系のTDM動作を同期させること
により予備系自体で生成することが可能である。つま
り、LT(0)とLT(1)の処理を同期させることに
よりLT(0)の送信タイミングは既知となり、LT
(1)のサーチモードにおいてLT(0)の送信フレー
ムを検出したタイミングによりLT(0)〜LT(1)
間の伝送時間(伝送路長)Lが算出できる。
【0033】予備系のLT(1)から各光加入者装置N
T#1…NT#iまでのラウンド・トリップ時間(距
離)di’は、現用系のLT(0)から各NT#1…N
T#iまでのラウンド・トリップ時間(距離)diと前
記伝送路の伝送時間(伝送路長)Lを使用して次式によ
り算出される。
【0034】di’=2L−di 予備系のLT(1)が現用系への切り替わり時に、各N
T#1…NT#iがTDMA光バースト信号(上りバー
スト信号)を送信するための送信タイミング(送信位
相)Ci’は、現用系の光加入者線終端部LT(0)が
各NT#1…NT#iから受信する上り光バースト信号
の配列の期待位相(タイミング)Uiから、各NT#1
…NT#iまでの伝送時間(距離)di’/2を差し引
いたものとして次式で算出される。 Ci’=Ui−di’/2 以上の各種情報の算出(計測)は、現用系及び予備系に
おいて常時行うことも、現用系及び予備系の動作の切り
換え毎に所定時間又は所定の計測精度が得られるまで実
行されるように構成することができる。
【0035】(他の実施の形態)以上の実施の形態にお
いては、光加入者線終端部LT間の各種情報を相互に共
有、送受する構成により説明したが、より好適な実施の
形態として各光加入者線終端部を同一局舎内に配置し、
局終端部により共通に制御するループ伝送方式の構成と
することが可能である。
【0036】図5は、局終端部を備える本発明の他の実
施の形態を示す図である。同一局舎内に2つの光加入者
線終端部LT(0)、LT(1)に加えて、前記光加入
者線終端部を介する光加入者装置との相互の通信情報を
送受する局終端送受信部22と、2つの光加入者線終端
部を制御する光加入者終端制御部21とからなる局終端
部(CT)20を備える。
【0037】局終端送受信部22は、TDMフレームに
より各光加入者装置に伝送する通信情報を現用系の光加
入者線終端部LTに送出するとともに、TDMA光バー
スト信号により各光加入者装置から伝送された通信情報
を当該光加入者線終端部LTから受信する。
【0038】光加入者終端制御部21は、現用系及び予
備系の各光加入者線終端部LT間の前述の各種の情報
(光加入者線の伝送時間(伝送路長)、ラウンド・トリ
ップ時間、各光加入者装置での送信タイミング等)を管
理し、各光加入者線終端部LT間の制御を行うことによ
り、予備系の光加入者線終端部LTの監視部10
(0)、10(1)が光バースト信号の断状態を検出し
た場合に現用系と予備系との切り換え制御を行う。
【0039】本実施の形態では、完全一重の光加入者線
の伝送路構成にも拘わらず、現用系の光加入者線終端部
から光加入者線の伝送路途中の切断等、光バースト信号
の伝達が下流側で断障害を生起する場合に対しても当該
下流の障害箇所より下流の光加入者装置との通信を直ち
に回復する制御が可能となる利点をも有する。
【0040】例えば、前記光加入者終端制御部21は、
各光加入者線終端部における各光加入者装置からのTD
MA光バースト信号の受信状況をも監視し、予備系にお
ける光バースト信号の断状態が発生した場合、現用系の
光加入者線終端部からのTDMA光バースト信号の受信
状態により、障害箇所を評定し、当該障害箇所より下流
の光加入者装置に対する通信について、予備系の光加入
者線終端部LTをアクティブ化し、予備系動作中に算出
した当該下流の光加入者装置の送信タイミング(送信位
相)の情報をオーバーベッドにより通知して当該アクテ
ィブ化した光加入者線終端部LTを介して、通信を継続
することを可能とするように制御を行うことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、光バースト信号多重伝
送システムのバス型の光加入者線が完全一重構成である
から、送受信回路等、全ての二重化を含めたバスおよび
光加入者線終端部LTの二重化と比較すれば明らかなよ
うに、光加入者線終端部LT〜各光加入者装置NT間の
伝送路敷設を1/2にすることが可能であるばかりでな
く、各光加入者装置NTの送受信回路等、全ての装置構
成を1/2とすることが可能である。
【0042】また、本発明によれば、TDMA光バース
ト信号の送信タイミング(送信位相)の情報を予備系の
光加入者線終端部LTにおいて、現用系で計測した伝送
時間(距離)情報に基づいて算出して待機する構成を備
えることにより、障害検出時に現用系と予備系との切り
換え後、直ちに通信を開始することが可能であり、通信
の瞬断をも防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二重化方式の一実施の形態を示す図
である。
【図2】 本実施の形態の二重化方式及びその動作を示
す図である。
【図3】 本実施の形態の光加入者線終端部の具体的構
成を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図5】 従来の一重化方式のシステム構成を示す図で
ある。
【図6】 従来の二重化方式のシステムを示す図であ
る。
【符号の説明】
1(0)、1(1) TDM送信部 2(0)、2(1) 光/電気変換部 3(0)、3(1) ラウンド・トリップ算出部 4(0)、4(1) 距離測定フレーム受信部 5(0)、5(1) TDMA受信部 6(0)、6(1) TDMフレーム受信部 7(0)、7(1) 伝送(路)時間算出部 8(0)、8(1) 送信タイミング算出部 9(0)、9(1) 送信タイミング記憶部 10(0)、10(1) 監視部 20 局終端部 21 光加入者終端制御部 22 局終端送受信部(CT)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光加入者線に接続された複数の光加入者
    装置に対する光加入者線終端部からの下り信号をTDM
    方式、上り信号をTDMA方式とし、前記光加入者装置
    から送信するTDMA光バースト信号の送信タイミング
    は前記光加入者線終端部から通知される光バースト信号
    多重伝送システムにおける二重化方法であって、 複数の光加入者装置が接続された光加入者線の両端に
    1:1の冗長構成の光加入者線終端部を備え、現用系の
    光加入者線終端部は、TDMフレームの送信タイミング
    及び該TDMフレームに対する光加入者装置からの応答
    タイミングにより光加入者装置とのラウンド・トリップ
    時間を算出し、予備系の光加入者線終端部は、TDMフ
    レームの前記送信タイミング、前記ラウンド・トリップ
    時間及び光加入者線からのTDMフレームの受信タイミ
    ングに基づき、予備系の光加入者線終端部と当該光加入
    者装置までの光バースト信号の伝送時間を算出し、予備
    系から現用系への切り替わり時に、前記光加入者装置に
    対して前記伝送時間に基づいてTDMフレームによりT
    DMA光バースト信号の送信タイミングを通知すること
    を特徴とする二重化方法。
  2. 【請求項2】 前記光加入者線終端部は、予備系として
    光加入者線からのTDMフレームを監視し、異常検出時
    に各光加入者線終端部の現用系と予備系とを互いに切り
    換えることを特徴とする請求項1記載の二重化方法。
  3. 【請求項3】 予備系の前記光加入者線終端部は、送信
    部がコールドスタンバイ状態であり、受信部はアクティ
    ブ状態で下り光バースト信号のTDMフレームの受信待
    ちのサーチモードで動作することを特徴とする請求項2
    又は3記載の二重化方法。
  4. 【請求項4】 複数の光加入者装置が接続された光加入
    者線の両端に1:1の冗長構成の光加入者線終端部を備
    え、光加入者線終端部から複数の光加入者装置に対する
    下り信号をTDM方式、上り信号をTDMA方式とし、
    前記光加入者装置から送信するTDMA光バースト信号
    の送信タイミングは前記光加入者線終端部から通知され
    る光バースト信号多重伝送システムにおける二重化方式
    であって、 前記1:1の冗長構成の光加入者線終端部は、現用系時
    に動作する、TDMフレームの送信タイミング及び該T
    DMフレームに対する光加入者装置からの応答タイミン
    グにより光加入者装置とのラウンド・トリップ時間を算
    出するラウンド・トリップ時間算出部と、予備系時に動
    作する、光加入者線からのTDMフレームの受信タイミ
    ング、現用系の光加入者線終端部におけるTDMフレー
    ムの前記送信タイミング及び前記ラウンド・トリップ時
    間に基づき、予備系の光加入者線終端部と当該光加入者
    装置までの光バースト信号の伝送時間を算出し、予備系
    から現用系への切り替わり時に、前記光加入者装置に対
    して前記伝送時間に基づいてTDMフレームによりTD
    MA光バースト信号の前記送信タイミングを通知する送
    信タイミング生成通知部とを有することを特徴とする二
    重化方式。
  5. 【請求項5】 前記光加入者線終端部は、光加入者線か
    らのTDMフレームの異常状態を監視し、異常検出時に
    光加入者線終端部の現用系及び予備系の切換制御を行う
    監視部を備えることを特徴とする請求項4記載の二重化
    方式。
  6. 【請求項6】 複数の光加入者装置が接続された光加入
    者線の両端に設置され、複数の光加入者装置に対する下
    り信号をTDM方式、上り信号をTDMA方式とする光
    バースト信号多重伝送システムの光加入者終端装置であ
    って、 現用系時に動作する、TDMフレームの送信タイミング
    及び該TDMフレームに対する光加入者装置からの応答
    タイミングにより光加入者装置とのラウンド・トリップ
    時間を算出するラウンド・トリップ時間算出部と、予備
    系時に動作する、光加入者線からのTDMフレームの受
    信タイミング、現用系の光加入者終端装置におけるTD
    Mフレームの前記送信タイミング及び前記ラウンド・ト
    リップ時間に基づき、予備系の光加入者終端装置と当該
    光加入者装置までの光バースト信号の伝送時間を算出
    し、予備系から現用系への切り替わり時に、前記光加入
    者装置に対して前記伝送時間に基づいてTDMフレーム
    によりTDMA光バースト信号の前記送信タイミングを
    通知する送信タイミング生成通知部とを有することを特
    徴とする光加入者終端装置。
  7. 【請求項7】 光加入者線からのTDMフレームの異常
    状態を監視し、異常検出時に光加入者終端装置の現用系
    及び予備系の切換制御を行う監視部を備えることを特徴
    とする請求項6記載の光加入者終端装置。
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