JP3480759B2 - Lan通信システム - Google Patents

Lan通信システム

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JP3480759B2
JP3480759B2 JP06033095A JP6033095A JP3480759B2 JP 3480759 B2 JP3480759 B2 JP 3480759B2 JP 06033095 A JP06033095 A JP 06033095A JP 6033095 A JP6033095 A JP 6033095A JP 3480759 B2 JP3480759 B2 JP 3480759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング状の伝送路を用い
たLAN通信システムに係わり、特に親局が出したデー
タが自局に戻ってくるのを防止する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のLAN通信システムは、例
えば図6に示すようになっていて、親局2が端末4から
出力されたデータをフレーム内の子局3宛のタイムスロ
ットに入れて光伝送路1上に送出する。子局3は光伝送
路1上のフレームデータを受信した後、前記タイムスロ
ット内のデータを取り出して、端末5に送ると共に、親
局2宛のデータを前記タイムスロットに入れて、光伝送
路1の下流に送出する。親局2は子局3から送出された
前記フレームデータを入力し、前記タイムスロット内の
自局宛てのデータを取り出して、これを端末4に送出す
る。
【0003】上記のような通信が行われている時に、光
伝送路1等に何らかの障害が発生して、親局2から光伝
送路1上に送出された前記フレームデータのヘッダ等が
壊れた場合、子局3はこのフレームデータを入力するが
その同期が取れないため、そのまま下流の光伝送路1上
に送出してしまう。親局2は光伝送路1上のデータは同
期が取れなくとも全て受信するようになっているため、
上記のようにして自局に戻ってきた自己送出のデータも
受信してしまう。
【0004】しかも、親局2は戻ってきた自己送出のデ
ータをX25のプロトコルを介して端末4に出力する
が、端末4のX25のプロトコルは自己が出したデータ
が戻ってきた場合は、この端末4と親局2間を所定時間
切断する制御を行うため、この間、端末4と親局2間が
不通になって、端末4の処理に悪影響を与えてしまうと
いう不具合があった。
【0005】ところで、上記したLAN通信システムは
2重系になっていて、運用管理装置6により現用系と待
機系とを切り換えるようになっているが、一方の系統の
工事などで、現用系と待機系を切り換えたような場合、
そのタイミングによっては既に光伝送路1上に親局2か
ら送信されたデータの子局3での同期が取れず、上記と
同様に、親局2が送出した自己データが光伝送路1を1
周して親局2に戻ってきてしまうという不具合があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のリ
ング状の伝送路を用いるLAN通信システムでは、2重
系の切り換えや障害の発生により、親局が出したデータ
の同期が子局で取れなかった場合、前記データがそのま
まリング状の伝送路を一周して親局に戻ってきてしま
う。これにより、親局では自己が出したデータを受信し
て、これを端末に戻してしまうため、自局に接続されて
いる端末との通信が一時的に不通になってしまうという
欠点があった。
【0007】そこで本発明は上記の欠点を除去し、親局
が一旦伝送路上に出した自己データを受信して端末に戻
すことを防止することができるLAN通信システムを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、親局
と子局をリング状の伝送路で接続して成るLAN通信シ
ステムにおいて、前記伝送路より受信したデータの同期
確立を検出する同期確立検出手段と、この同期確立検出
手段により前記同期確立を検出できなかった場合、前
記親局に接続されている端末に前記受信したデータを出
力することを阻止する第1の阻止手段と、前記伝送路へ
送信データを送信処理する送信処理部と、前記同期確立
検出手段により前記同期確立を検出できなかった場合
に、前記端末から出力される送信データを阻止して前記
送信処理部に入力しないようにする第2の阻止手段と、
を前記親局に設けた構成を有している。
【0009】
【0010】請求項2の発明は、親局と子局をリング状
の伝送路で接続して成り、且つ前記リング状の伝送路及
この伝送路へ送信データを送信処理する送受信処理部
が現用系と待機系の2重系になっているLAN通信シス
テムにおいて、現用系と待機系の切り換え指令が出たこ
とを検出する検出手段と、この検出手段により前記切り
換え指令を検出すると、前記親局に接続されている端末
に前記受信したデータを出力することを阻止する第1の
阻止手段とを前記親局に具備した構成を有している。
【0011】請求項3の発明は、前記検出手段により前
記切り換え指令を検出すると、前記端末から出力される
送信データを阻止して前記送信処理部に入力しないよう
にする第2の阻止手段を前記親局に設けた構成を有して
いる。
【0012】請求項4の発明は、親局と子局をリング状
の伝送路で接続して成り、且つ前記リング状の伝送路
びこの伝送路へ送信データを送信処理する送受信処理部
が現用系と待機系の2重系になっているLAN通信シス
テムにおいて、前記伝送路より受信したデータの同期確
立を検出する同期確立検出手段と、現用系と待機系の切
り換え指令が出たことを検出する検出手段と、前記同期
確立検出手段により前記同期確立を検出できなかった場
または前記検出手段により前記切り換え指令を検出し
た場合に、前記親局に接続している端末に前記受信した
データを出力することを阻止する第1の阻止手段とを
記親局に具備した構成を有している。
【0013】請求項5の発明は、前記同期確立検出手段
により前記同期確立を検出できなかった場合或いは前記
検出手段により前記切り換え指令を検出した場合、前
記端末から出力される送信データを阻止して前記送信処
理部に入力しないようにする第2の阻止手段を前記親局
に設けた構成を有している。
【0014】請求項6の発明は、前記リング状の伝送路
は光伝送路である構成を有している。
【0015】
【作用】請求項1の発明のLAN通信システムにおいて
は、親局の同期確立検出手段は前記伝送路より受信した
データの同期確立を検出する。第1の阻止手段は前記同
期確立検出手段により前記同期確立を検出できなかった
場合、前記親局に接続されている端末に前記受信した
データを出力することを阻止する。前記親局の第2の阻
止手段は前記同期確立検出手段により前記同期確立を検
出できなかった場合に、前記端末から出力される送信デ
ータを阻止して送信処理部に入力しないようにする。
【0016】
【0017】請求項2の発明のLAN通信システムにお
いては、前記親局の検出手段は現用系と待機系の切り換
え指令が出たことを検出する。第1の阻止手段は前記検
出手段により前記切り換え指令を検出すると、前記親局
に接続されている端末に前記受信したデータを出力する
ことを阻止する。
【0018】請求項3の発明のLAN通信システムにお
いては、前記親局の第2の阻止手段は前記検出手段によ
り前記切り換え指令を検出すると、前記端末から出力さ
れる送信データを阻止して前記送信処理部に入力しない
ようにする。
【0019】請求項4の発明のLAN通信システムにお
いては、前記親局の同期確立検出手段は前記伝送路より
受信したデータの同期確立を検出する。検出手段は現用
系と待機系の切り換え指令が出たことを検出する。第1
の阻止手段は前記同期確立検出手段により前記同期確立
を検出できなかった場合または前記検出手段により前記
切り換え指令を検出すると、前記親局に接続している端
末に前記受信したデータを出力することを阻止する。
【0020】請求項5の発明のLAN通信システムにお
いては、前記親局の第2の阻止手段は前記同期確立検出
手段により前記同期確立を検出できなかった場合、或い
は前記検出手段により前記切り換え指令を検出した場合
、前記端末から出力される送信データを阻止して前記
送信処理部に入力しないようにする。
【0021】請求項6の発明のLAN通信システムにお
いては、前記リング状の光伝送路を用いてデータの伝送
を行う。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明のLAN通信システムの一実施例
を示したブロック図である。1は親局2と子局3を接続
するリング状の光伝送路、2はデータを子局3に送信す
ると共に子局3からのデータを受信する親局、3は親局
から送信されたデータを受信すると共に、親局にデータ
を送信する子局、4は親局2に接続されて親局2に対し
てデータを入出力する端末、5は子局3に接続されて子
局3に対してデータを入出力する端末、6は親局2に接
続され、光伝送路1、親局2及び子局3の動作状況など
の情報を収集して、画面に表示したり、或いは2重系の
現用系と待機系を切り換える制御を行う運用管理装置で
ある。
【0023】図2は上記した親局2の詳細構成例を示し
たブロック図である。光伝送路1には、光信号を送受信
して光−電気変換/電気−光変換をする光送受信部7が
接続されている。この光送受信部7は送受信制御部8に
よりその送受信動作が制御され、更に送受信制御部8に
はインタフェース部9を介して端末4が接続されてい
る。従って、送受信制御部8は光送受信部7により受信
したデータを端末4にインタフェース部9を介して出力
し、端末4からインタフェース部9を介して入力しデー
タを光送受信部7から光伝送路1に送出する等の制御を
行う。又、送受信制御部8には、ネットワークシステム
の網同期機能とフレーム発生機能を持つ親局機能部10
が設けられる。
【0024】上記した光伝送路1及び光送受信部7はそ
の時に運用されている現用系と故障時の予備である待機
系の2重構成となっており、現用系には添字aを待機系
に添字bを付している。
【0025】図3は上記した子局3の詳細構成例を示し
たブロック図である。子局3は光送受信部7、送受信制
御部8、インタフェース部9から成っていて、光伝送路
1及び光送受信部7はその時に運用されている現用系と
故障時の予備である待機系の2重構成となっており、現
用系には添字aを待機系に添字bを付している。子局3
の各機能部は親局のそれと同じであるが、親局機能部1
0は設けられていない。
【0026】次に本実施例の動作について説明する。図
1に示した親局2は接続している端末4からデータを受
け取ると、これをフレームデータ化して光伝送路1上に
送出する。又、親局2は光伝送路1上のデータを受信す
ると、その中から自局宛のデータを取り出し、この取り
出したデータを端末5に渡す。運用管理装置6は2重系
になっている光伝送路1のいずれを現用系として使用す
るかを親局2に指示する。
【0027】上記動作を図2を用いて更に詳しく説明す
る。親局の端末4から出力されたデータはインタフェー
ス部9を介して送受信制御部8に入力される。親局機能
部10はこのデータを網同期部と共にフレーム化するた
め、送受信制御部8はこのフレームデータを光送受信部
7aへ出力する。光送受信部7aは入力されたフレーム
データを光伝送路1a上に送出する。
【0028】又、光送受信部7aが光伝送路1aから受
信したフレームデータは送受信制御部8に送られ、ここ
で自局宛のデータが取り出されると、インタフェース部
9を介してこのデータを端末5に出力する。
【0029】運用管理装置6から現用系の切り替え指令
を送受信制御部8が受けると、送受信制御部8は現用の
光送受信部7aと光伝送路1aを待機系とすると共に、
待機系の光送受信部7bと光伝送路1bを現用系に切り
換える制御を行う。
【0030】次に子局3の詳細動作を図3を用いて説明
する。光送受信部7aにて受信した親局2からのフレー
ムデータを送受信制御部8が受け取ると、このデータが
自局宛のものであるかどうかを識別し、自局宛のもので
ない場合は、このフレームデータをそのまま光送受信部
7aに送って、下流の光伝送路1a上に送出する。
【0031】送受信制御部8は受信したフレームデータ
が自局宛のものであった場合、自局が使用するスロット
からデータを取り出してこれをインタフェース部9を介
して端末5に出力すると共に、端末5からインタフェー
ス部9を介して入力された親局宛のデータを前記スロッ
トに入れた後、このフレームデータを光送受信部7aか
ら下流に送信する。
【0032】図4は図2に示した親局の送受信制御部8
の詳細構成例を示したブロック図である。光送受信部7
により受信されたデータはループインタフェース11を
介してシリアルパラレル変換部12と同期検出部17に
入力される。シリアルパラレル変換部12は受信データ
をパラレル信号に変換して識別部18に入力する。識別
部18に入力されたデータが自局宛のものかどうかを判
定し、自局宛のものであれば、入力されたデータをドラ
イバ13からインタフェース部9に出力し、自局宛のも
のでない場合はセレクタ15を切り換えて、前記入力さ
れたデータをパラレルシリアル変換部14に戻す。
【0033】パラレルシリアル変換部14は入力された
データをシリアル化して、ループインタフェース11に
出力する。ループインタフェース11は入力されたデー
タを光送受信部7に送って、下流の光伝送路1上に送出
する。
【0034】一方、同期検出部17は入力されたデータ
から同期検出を行い、同期が確立すると同期確率信号5
0をインタフェース部9に送る。又、この時、CPU2
0は運用管理装置6から現用系の切り換え指令が出ない
限り、同期検出部17からポートイネーブル信号60を
インタフェース部9に送る。
【0035】又、インタフェース部9から送られてきた
データはレシーバ16により受信した後、セレクタ15
を通ってパラレルシリアル変換部14に送られ、ここで
シリアル化されてからループインタフェース11に出力
され、ここから光送受信部7に送られて光伝送路1の下
流に送出される。尚、送信時、CPU20はセレクタ1
5をレシーバ16からの入力データを選択するように切
り換えている。
【0036】更に、CPU20は運用管理装置6から現
用系の切り換え指令を受けると、信号発生部19を制御
して系統切り換え信号を発生させ、これをパラレルシリ
アル変換部14を通してループインタフェース11に出
力する。これにより、ループインタフェース11は入力
された現用系の切り替え指令を現用の光送受信部7に送
って、光伝送路に送出した後、データを送受信する光送
受信部7を現用から待機系に切り換える。
【0037】次に図2に示したインタフェース部9の詳
細動作について図5を参照して説明する。オア回路32
には図4に示した同期検出部17から出力される同期確
立信号50とポートイネーブル信号60が入力されてい
る。同期確立信号50がイネーブル(例えばハイレベ
ル)の時、この同期確立信号50はオア回路32を通っ
てドライバ23に入力されると共に、更にオア回路30
を通ってレシーバ21に入力される。
【0038】この同期確立信号50がイネーブルの時ド
ライバ23は比較器26から出力される送信要求フラグ
70を図4に示したレシーバ16に送出できるように動
作している。又、レシーバ21も、前記同期確立信号5
0がイネーブルであれば、図4に示したドライバ13か
ら出力される受信データをパラレルシリアル変換部22
に送って、シリアル信号とし、これを端末4に送ること
ができるように動作している。
【0039】ここで、図4の同期検出部17が障害発生
等により受信したデータの同期が取れないことを検出す
ると、同期確立信号50をディセーブル(ローレベル)
にする。このディセーブル信号はパルス信号で、これが
オア回路32を通ってドライバ23に入力されると共
に、更にオア回路30を通ってレシーバ21に入力され
ると共にワンショットマルチ31を動作させて、このワ
ンショットマルチ31の出力側を1秒間ローレベルにす
る。
【0040】ドライバ23は同期確立信号50がディセ
ーブルになっている間その動作を停止し、この間、比較
器26から送信要求フラグ70が入力されても、これを
図4のレシーバ16に出力することはない。
【0041】又、レシーバ21は前記同期確立信号50
にディセーブルになるとその動作を停止して、図4のド
ライバ13から出力される受信データをパラレルシリア
ル変換部22に出力しないようにして、端末4に受信デ
ータが入力されないようにする。このレシーバ21の不
動作はワンショットマルチ31の出力がハイレベルに復
帰するまでの3秒間続き、端末4への受信データの出力
を3秒間停止する。
【0042】更に、図4のCPU20が運用管理装置6
から現用系の切り換え指令を受けると、同期検出部17
から出力されているポートイネーブル信号60を短時間
ディセーブル(ローレベル)にする。このポートイネー
ブル信号60がディセーブルになった時も、同期確立信
号50がディセーブルになった時と同様の動作が生じ
て、ドライバ23が一時的にその動作を停止して送信要
求フラグ70の出力を阻止すると共に、レシーバ21が
3秒間その動作を停止して、受信データが端末4へ出力
されないようにする。
【0043】ところで、図5に示したインタフェース部
は端末4から出力されるデータをシリアルパラレル変換
部25によりパラレルデータにした後、ドライバ24を
通して図4のレシーバ16に出力する。この時、比較器
26は端末4から受けとったデータの送信タイミングを
指定する送信要求フラグをドライバ23を介して図4の
レシーバ16に出力する。図4のレシーバ16はこの送
信要求フラグ70に基づいたタイミングで受け取ったデ
ータをセレクタ15を介してパラレルシリアル変換部1
4に出力する。
【0044】ここで、CPU29は上記した送信要求フ
ラグ70の出力タイミングを決める値を入出力ポート2
8に書き込んでおく。尚、この値は前記端末4から受け
とったデータの宛先に対応したフレームデータのスロッ
ト数に対応している。カウンタ27は図2の光送受信部
7により受信したフレームデータのスロット数をカウン
トする。比較器26はこのカウンタ27のカウント値が
入出力ポート28に書かれている値と一致した時に、前
記した送信要求フラグ70をドライバ23に出力する。
これにより、端末4から出力されたデータが宛先に対応
したスロットに入れられて、送信されることになる。
【0045】本実施例によれば、親局2の送受信制御部
8は、光送受信部7で受信したデータの同期が取れなか
った場合、インタフェース部9を制御して受信したデー
タを端末4に出力しないようにするため、前記受信した
データが障害発生により光伝送路1を1周してきた自己
が出したデータであった場合も、これを端末4に出力す
ることを防止することができる。
【0046】又、運用管理装置6が現用系の切り換え指
令を出した場合も、送受信制御部8はインタフェース部
9を制御して受信したデータを端末4に出力しないよう
にするため、自己が出したデータを受信して、これを端
末4に出力してしまうことを防止できる。
【0047】このため、本例ではX、25のプロトコル
により、端末4とインタフェース部9間が1時的に不通
にすることがなく、システムを運用することができる。
【0048】更に、本例では、受信データの同期が取れ
なかった場合、或いは運用管理装置6が現用系の切り換
え指令を出した場合に、送受信制御部8は端末7から出
力されたデータをインタフェース部9で一時的に阻止し
て、光送受信部8から光伝送路1上に送信しないように
しているため、障害発生時や現用系の切り換えなどのシ
ステムが不安定な時、親局2からデータを光伝送路1上
に送信しないようにして、不具合の発生を防止すること
ができる。
【0049】尚、親局2にて受信データの同期が取れな
い時か、或いは運用管理装置6からの現用系の切り換え
指令が出た時のいずれか一方の場合についてのみ、受信
データを端末4に出力しないことと、端末4から入力さ
れたデータを送信しないようにする構成とすることもで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1の発明によれ
ば、障害発生時等により受信データの同期が取れない不
安定時に、受信したデータを端末に出力することを防止
できると共に、端末からの送信データを伝送路上に送出
することを防止することができる。
【0051】
【0052】請求項2の発明によれば、現用系の切り換
え時に、データを受信してこれを端末に出力することを
防止することができる。
【0053】請求項3の発明によれば、現用系の切り換
えを行う不安定時、端末からの送信データを伝送路上に
送出することを防止することができる。
【0054】請求項4の発明によれば、受信データの同
期が取れない時や現用系の切り替えを行った時、データ
を受信してこれを端末に出力することを防止することが
できる。
【0055】請求項5の発明によれば、障害発生時又は
現用系の切り換え時等の不安定時、端末からの送信デー
タを伝送路上に送出することを防止することができる。
【0056】請求項6の発明によれば、伝送路を大容量
化でき、且つこの伝送路への電磁気的な雑音の侵入を無
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLAN通信システムの一実施例を示し
たブロック図。
【図2】図1に示した親局の詳細構成例を示したブロッ
ク図。
【図3】図1に示した子局の詳細構成例を示したブロッ
ク図。
【図4】図2に示した送受信制御部の詳細構成例を示し
たブロック図。
【図5】図2に示したインタフェース部の詳細構成例を
示したブロック図。
【図6】従来のLAN通信システムの一例を示したブロ
ック図。
【符号の説明】
1a、1b…光伝送路 2…親局 3…子局 4、5…端末 6…運用管理装置 7a、7b…光
送受信部 8…送受信制御部 9…インタフェ
ース部 10…親局機能部 11…ループイ
ンタフェース 12、25…シリアルパラレル変換部 13、23、2
4…ドライバ 14、22…パラレルシリアル変換部 15…セレクタ 16、21…レシーバ 17…同期検出
部 18…識別部 19…信号発生
部 20、29…CPU 26…比較器 27…カウンタ 28…入出力ポ
ート 30、32…オア回路 31…ワンショ
ットマルチ
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 義治 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東芝通信システムエンジニアリング株式 会社内 (56)参考文献 特開 平5−83271(JP,A) 特開 平5−102991(JP,A) 特開 平3−139040(JP,A) 特開 昭56−79548(JP,A) 特開 昭59−4295(JP,A) 特開 昭63−313956(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/423 H04L 12/437

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と子局をリング状の伝送路で接続し
    て成るLAN通信システムにおいて、 前記伝送路より受信したデータの同期確立を検出する同
    期確立検出手段と、 この同期確立検出手段により前記同期確立を検出できな
    かった場合、前記親局に接続されている端末に前記受
    信したデータを出力することを阻止する第1の阻止手段
    と、前記伝送路へ送信データを送信処理する送信処理部と、 前記同期確立検出手段により前記同期確立を検出できな
    かった場合に、前記端末から出力される送信データを阻
    止して前記送信処理部に入力しないようにする第2の阻
    止手段と、 を前記親局に設けたことを特徴とするLAN通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 親局と子局をリング状の伝送路で接続し
    て成り、且つ前記リング状の伝送路及びこの伝送路へ送
    信データを送信処理する送受信処理部が現用系と待機系
    の2重系になっているLAN通信システムにおいて、 現用系と待機系の切り換え指令が出たことを検出する検
    出手段と、 この検出手段により前記切り換え指令を検出すると、前
    記親局に接続されている端末に前記受信したデータを出
    力することを阻止する第1の阻止手段とを 前記親局に具備したことを特徴とする LAN通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記検出手段により前記切り換え指令を
    検出すると、前記端末から出力される送信データを阻止
    して前記送信処理部に入力しないようにする第2の阻止
    手段を前記親局に設けたことを特徴とする請求項2記載
    LAN通信システム。
  4. 【請求項4】 親局と子局をリング状の伝送路で接続し
    て成り、且つ前記リング状の伝送路及びこの伝送路へ送
    信データを送信処理する送受信処理部が現用系と待機系
    の2重系になっているLAN通信システムにおいて、 前記伝送路より受信したデータの同期確立を検出する同
    期確立検出手段と、 現用系と待機系の切り換え指令が出たことを検出する検
    出手段と、 前記同期確立検出手段により前記同期確立を検出できな
    かった場合または前記 検出手段により前記切り換え指令
    を検出した場合に、前記親局に接続している端末に前記
    受信したデータを出力することを阻止する第1の阻止手
    段と を前記親局に具備したことを特徴とする LAN通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記同期確立検出手段により前記同期確
    立を検出できなかった場合或いは前記検出手段により前
    記切り換え指令を検出した場合に、前記端末から出力さ
    れる送信データを阻止して前記送信処理部に入力しない
    ようにする第2の阻止手段を前記親局に設けたことを特
    徴とする請求項4記載のLAN通信システム。
  6. 【請求項6】 前記リング状の伝送路は光伝送路である
    ことを特徴とする請求項1乃至5記載のLAN通信シス
    テム。
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