JP2001111560A - 二重化切替機能を有した通信装置 - Google Patents

二重化切替機能を有した通信装置

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JP2001111560A
JP2001111560A JP28433899A JP28433899A JP2001111560A JP 2001111560 A JP2001111560 A JP 2001111560A JP 28433899 A JP28433899 A JP 28433899A JP 28433899 A JP28433899 A JP 28433899A JP 2001111560 A JP2001111560 A JP 2001111560A
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浩 原田
Shotaro Yamashita
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Takayuki Koyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重化された伝送路に対する不要な切替動作を
防止する。 【解決手段】本発明は、コピーされたデータを複数の伝
送路から受信可能であり、複数の伝送路のうち現用の伝
送路の障害を検出した場合に予備の伝送路からデータを
受信する二重化機能を有した通信装置に関する。この二
重化機能を有した通信装置では、監視手段18a、18
bが複数の伝送路毎に警報データの受信を監視し、警報
受信時間差監視手段19が監視手段18a、18bによ
る監視結果に基づいて複数の伝送路毎の警報データの受
信時間差が所定期間内に入るか否かを判定し、切替制御
手段20が警報受信時間差監視手段19によって複数の
伝送路毎の警報データの受信時間差が所定期間内に入ら
ないと判定された場合に現用の伝送路から予備の伝送路
に切り替える旨を命令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピーされたデー
タを二重化されたネットワークから受信する二重化機能
を有した通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における情報化社会の発達により、
ユーザが利用する通信の種類も多様化している。
【0003】この通信の例としては、専用線、フレーム
リレー方式(FR)による通信、非同期転送モード(A
TM)による通信、時分割多重化方式(TDM)による
通信、インターネットにおける通信、電話等がある。
【0004】ユーザが上記のような各種の通信サービス
の併用を望む場合、この各種通信サービスを統合し、ま
とめて取扱い可能とすることにより、管理の容易化、接
続の簡素化等が可能となる。この通信サービスの統合を
実現するための通信装置の一つとして多重化装置があ
る。
【0005】この多重化装置と接続されるネットワーク
の中には、信頼性向上のために二重化されているネット
ワークもある。
【0006】さらに、多重化装置は、ATM通信を実現
するATM通信装置として機能する場合がある。
【0007】図2は、従来の多重化装置の接続状態の例
を示すブロック図である。
【0008】サービス提供網1は、通信事業者が所有す
るネットワークであり、このネットワークから通信事業
者のサービスを取り出して提供するためのノード装置1
a、1bが備えられている。
【0009】アクセス網2は、ユーザ3とサービス提供
網1との間を接続するためのネットワークであり、信頼
性向上のために二重化されているとする。また、このア
クセス網2においては、二重化されている現用の伝送路
(現用系)2aと予備の伝送路(予備系)2bとの両端
部分に回線終端装置4が備えられている。
【0010】アクセス網5も、上記アクセス網2と同様
であり、ユーザ6とサービス提供網1との間を接続する
ために現用系5aと予備系5bとを備えたネットワーク
である。
【0011】なお、例としてサービス提供網1及びアク
セス網2、5はATM(非同期転送モード)用のネット
ワークとする。
【0012】一方のユーザ3の端末装置3aとアクセス
網2との間は多重化装置7aにより接続されており、さ
らにアクセス網2とサービス提供網1との間も多重化装
置7bにより接続されている。なお、多重化装置7aに
はユーザ3が利用する他の通信サービス用の端末装置が
備えられていてもよい。
【0013】なお、サービスの種別毎に、ノード装置が
接続される場合やサービス提供網が二重化されている場
合がある。
【0014】他方のユーザ6の端末装置3bとアクセス
網5との間も多重化装置7cにより接続されており、さ
らにアクセス網5とサービス提供網1との間も多重化装
置7dにより接続されている。この場合も、多重化装置
7cにユーザ6の利用する他の端末装置が備えられてい
てもよい。
【0015】図3は、従来の多重化装置における二重化
されたネットワークへの送信動作及び二重化されたネッ
トワークからの受信動作の例を示すブロック図である。
ここでは、図2におけるサービス提供網1から端末装置
3bまでのセルの送受信について説明するが、この逆方
向の送受信も同様である。また、端末装置3aとサービ
ス提供網1との間での送受信も同様である。
【0016】サービス提供網1からのセル8a〜8c
は、多重化装置7dの外部インタフェース回路9aで受
信され、ブリッジ回路10によりセルコピーされ、外部
インタフェース回路9b、9cによりそれぞれ現用系5
a及び予備系5b双方の仮想パス(VP)11に対して
送信される。また、現用系5a及び予備系5bには、他
の仮想パス12が存在してもよい。
【0017】なお、セルとは、固定長(53バイト)の
情報転送単位であり、5バイトのセルヘッダと48バイ
トの情報フィールドから構成されるものとする。
【0018】また、この送受信されるセル8a〜8cに
は、データセル8a、8cの他に運用保守用のOAMセ
ル(Operation Administration and Maintenanceセル)
8bも含まれる。
【0019】現用系5a及び予備系5b双方の仮想パス
11により伝送されるセル8a〜8cは、それぞれ多重
化装置7cの外部インタフェース回路9d、9eにより
受信される。この多重化装置7cでは、受信されたセル
のうち、セレクタ13により選択されている系(ここで
は現用系5a)の仮想パス11からのセル8a〜8cが
外部インタフェース回路9fにより端末装置3bに対し
て送信される。
【0020】二重化されたATM網の現用系と予備系の
制御方式としては、ITU-T勧告I.630にて網のATMレイ
ヤ保護切替のアーキテクチャとメカニズムが勧告されて
いる。
【0021】また、ITU-T勧告I.630AnnexBでは、現用
系、予備系の回線を並列運転(1+1)する形態で単方
向毎に(Unidirectional)障害から保護する切替操作に
おいて、自動保護スイッチ用プロトコル(APC)を用
いずに、網に接続された受信側の装置からのローカル要
求でのみセレクタ(セル選択機能)を制御できる方法が
勧告されている。
【0022】したがって、アクセス網のエンドエンド装
置でのセレクト動作は、互いに独立したものとなる。な
お、ローカル要求には、プライオリティの高い順に、動
作回路クリア、保護動作のロック、強制切替、受信信号
障害検出、受信信号劣化、マニュアル切替要求、リスト
ア待ち、要求なし、があり、プライオリティにしたがっ
て要求が実行される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
多重化装置は、二重化されているネットワークにセルを
送信する場合には、ブリッジ回路によりセルをコピー
し、現用系の仮想パス及び予備系の仮想パスの双方に送
信する。
【0024】一方、二重化されているネットワークから
セルを受信する場合には、セレクタにより選択された系
の仮想パスからセルを受信し、障害発生を示すOAM警
報セルを受信した場合に該当する予備系の仮想パスに切
り替える。
【0025】しかしながら、このような二重化制御にお
いては、障害発生を示すOAM警報セルが多重化装置に
よりコピーされつつ送信され続けるため、自己の切替管
理している仮想パスが正常であっても障害発生を示すO
AM警報セル受信により切替が実行される場合がある。
この状況を以下で説明する。
【0026】図4は、従来の多重化装置を適用したネッ
トワークにおいて障害が発生した場合のセル伝達状態を
示すブロック図であり、図2、3と同一の部分について
は同一の符号を付している。なお、この図4では端末装
置3aから端末装置3bへのデータ伝送について説明す
るが、逆の場合も同様である。
【0027】第1の例として、アクセス網5における現
用系5aの仮想パスに障害Cが発生したとする。この場
合、現用系5aにおける受信側の回線終端装置4によっ
て警報が検出され、この警報を示す信号であるVP−A
IS(VPアラームインジケーションシグナル)がOA
M警報セルに含められ、多重化装置7cに送信され、こ
の多重化装置7cで保護切替動作が実行される。この場
合の保護切替動作は、通信品質の向上に貢献する。
【0028】これに対し、第2の例として、アクセス網
2における現用系2aの仮想パスに障害Aが発生する。
この場合、現用系2aにおける受信側の回線終端装置4
によって警報が検出され、この警報を示すVP−AIS
がOAM警報セルに含められ、多重化装置7bに送信さ
れる。
【0029】多重化装置7bにおいては、受信されたV
P−AISを含むOAM警報セルがサービス提供網1に
対して送信される。また、多重化装置7bにおいては、
受信されたOAM警報セルのVP−AISに基づいて、
現用系2aの仮想パスが異常であるとしてその後の受信
を予備系2bの仮想パスで行うようにセレクタの切替が
行われる。
【0030】多重化装置7dでは、多重化装置7bから
サービス提供網1を介して受信されたセルがコピーさ
れ、VP−AISを含むOAM警報セルも同様にコピー
される。コピーされたセルは、この多重化装置7dから
アクセス網5の現用系5aの仮想パス及び予備系5bの
仮想パスの双方に送信される。
【0031】多重化装置7dから現用系5aの仮想パス
及び予備系5bの仮想パスの双方に送信されたセルは、
この現用系5aの仮想パス及び予備系5bの仮想パスの
双方から多重化装置7cに受信され、VP−AISを含
むOAM警報セルも同様に現用系5aの仮想パス及び予
備系5bの仮想パスの双方から受信される。
【0032】多重化装置7cでは受信されたVP−AI
Sに基づいて、現用系5aの仮想パスに障害が発生して
いないにもかかわらず、セレクタによる保護切替動作が
実行される。この場合の保護切替動作は、障害のないに
もかかわらず系を切り替えるので無意味である。
【0033】このような、無意味な保護切替動作は受信
するデータ伝送の時間差の発生、瞬断の原因となる。
【0034】サービス提供網1において障害Bが発生し
た場合にも、上記の障害Aが発生した場合と同様に、現
用系5aの仮想パス及び予備系5bの仮想パスの双方が
正常であるにもかかわらず、多重化装置7cで必要のな
い保護切替動作が実行される。
【0035】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、自己と接続関係にあり、切替制御の対象と
なっている二重化されたネットワークにおける障害のみ
に起因して伝送路を切り替える二重化機能を有した通信
装置を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、警報セ
ルを複数の伝送路から受信した場合の時間差が所定期間
内に入る場合には利用する伝送路の切替を行わわず、所
定期間内に入らない場合に利用する伝送路の切替を行う
点にある。
【0037】第1の発明は、コピーされたデータを複数
の伝送路から受信可能であり、複数の伝送路のうち現用
の伝送路の障害を検出した場合に予備の伝送路からデー
タを受信する二重化機能を有した通信装置に関する。
【0038】この第1の発明の二重化機能を有した通信
装置では、監視手段が伝送路の障害の発生した場合に転
送される警報データの受信を複数の伝送路毎に監視し、
警報受信時間差監視手段が監視手段による監視結果に基
づいて複数の伝送路のそれぞれの警報データの受信時間
差が所定期間内に入るか否かを判定し、切替制御手段が
警報受信時間差監視手段によって複数の伝送路毎の警報
データの受信時間差が所定期間内に入っていないと判定
された場合に現用の伝送路から予備の伝送路に切り替え
る旨を命令する。
【0039】なお、データとしては、例えばセルがあ
り、複数の伝送路は物理的な通信路であってもよく、論
理的な通信路であってもよい。
【0040】これにより、自己の切替対象である複数の
伝送路ではない他の伝送路で発生した障害により、自己
の切替対象の伝送路を切り替えることを防止することが
できる。したがって、必要のない切替によって発生する
データ伝送の時間差の発生、瞬断を削減することがで
き、データ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0041】第2の発明は、コピーされたセルを複数の
伝送路にそれぞれ設けられた論理コネクションから受信
可能であり、複数の伝送路のうち現用の伝送路における
論理コネクションの障害を検出した場合に予備の伝送路
における論理コネクションからセルを受信する二重化機
能を有した通信装置に関する。
【0042】この第2の発明の二重化機能を有した通信
装置では、監視手段が複数の伝送路における論理コネク
ション毎に警報セルの受信を監視し、警報受信時間差監
視手段が監視手段による監視結果に基づいて複数の伝送
路における論理コネクションのそれぞれの警報セルの受
信時間差が所定期間内に入るか否かを判定し、切替制御
手段が警報受信時間差監視手段によって複数の伝送路に
おける論理コネクション毎の警報セルの受信時間差が所
定期間内に入っていないと判定された場合に現用の伝送
路における論理コネクションから予備の伝送路における
論理コネクションに切り替える旨を命令する。
【0043】なお、論理コネクションの例としては仮想
チャネル、仮想パス等がある。
【0044】この第2の発明の二重化機能を有した通信
装置においては、第1の発明と同様の作用により同様の
効果を得ることができるが、論理コネクション毎に障害
に影響されない伝送を確保することができる点が異な
る。
【0045】第3の発明では、第2の発明の二重化機能
を有した通信装置に、複数の伝送路における複数の論理
コネクションのうち、いずれの論理コネクションを通過
したセルを受信しているかを管理する切替状態管理手段
を付加している。
【0046】これにより、現在利用されている論理コネ
クションが容易に把握できるため、障害の発生した論理
コネクションを早期に復旧させることができ、また復旧
作業を容易化することができる。したがって、メンテナ
ンスが容易となる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0048】ここでは、ATM通信装置としての機能を
含み、二重化された伝送路の双方から所定の時間内に、
障害発生を示すOAM警報セルを受信した場合には切り
替えを行わない多重化装置について説明する。
【0049】図1は、本実施の形態に係る多重化装置を
例示すブロック図であり、図3と同一の部分については
同一の符号を付して説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ詳しく説明する。
【0050】ここでは、本実施の形態に係る多重化装置
14の2台が現用系15a及び予備系15bとで二重化
されているネットワークにより接続されており、この多
重化装置14間では、セル8a〜8cが現用系15aの
仮想パス16(VP16)及び予備系15bの仮想パス16(V
P16)により伝送される。なお、現用系15a及び予備系
15bには、他の少なくとも一つの仮想パス17(VP17
…)が設定されていてもよい。
【0051】この多重化装置14では、受信側として動
作する場合には、外部インタフェース回路9d〜9f、
OAMセル監視回路18a、18b、警報受信タイミン
グ監視回路19、切替制御回路20、現用予備選択回路
21、手動切替/切戻回路22、パス切替状態管理部2
3が主に動作する。
【0052】OAMセル監視回路18aは、現用系15
aの仮想パス16、17毎に、外部インタフェース回路
9dを介して受信されるセルを監視する。そして、VP
−AISがあれば、VP−AISを警報受信時間差監視
回路19に通知する。
【0053】OAMセル監視回路18bは、予備系15
bの仮想パス16、17毎に、OAM警報セルのVP−
AISを警報受信時間差監視回路19に通知する。
【0054】警報受信タイミング監視回路19は、OA
Mセル監視回路18a、18bのうち一方のOAMセル
監視回路からVP−AISを受けると、このVP−AI
Sを受け付けた時点から所定の期間T内に他方のOAM
セル監視回路から同じVP−AISを受け付けるか否か
を、仮想パス16、17毎に監視する。
【0055】そして、警報受信タイミング監視回路19
は、所定期間T内に双方のOAMセル監視回路18a、
18bから同じ仮想パス上のVP−AISを受け付けた
場合には、受信されたOAM警報セルはセルコピーされ
ているとし、自己の切替対象の仮想パス16、17は正
常と判断する。
【0056】一方、所定期間T内に双方のOAMセル監
視回路18a、18bから同じVP−AISを受け付け
ない場合には、受信されたOAM警報セルは自己の切替
対象である仮想パスの異常を示すため、このOAM警報
セルを受信した仮想パスを異常と判断し、その旨を切替
制御回路20に通知する。
【0057】なお、所定の期間Tとしては0秒から10
秒程度の間隔が利用可能である。通常は0秒となるが1
0秒であると世界中をカバー可能であり、この所定の期
間Tはネットワークの状況に応じて自由に設定、変更可
能となっている。
【0058】切替制御回路20は、警報受信タイミング
監視回路19から異常な仮想パスの通知を受け付ける
と、パス切替状態管理部23の内容に基づいてこの異常
な仮想パスが現用系15a又は予備系15bのいずれの
系のものかを認識する。そして、この現在使用している
系と異なる他の系の仮想パスに切り替える旨の命令を現
用予備選択回路21に通知する。
【0059】また、この切替制御回路20は、手動切替
/切戻回路22で指定された系の仮想パスへの切り替え
命令を現用予備選択回路21に通知する機能を持つ。さ
らに切り替え命令の通知により各仮想パスはどの系のも
のが利用されているかをパス切替状態管理部23に登録
する機能を持つ。
【0060】現用予備選択回路21は、切替制御回路2
0からの切り替え命令に基づいて、各仮想パス16、1
7毎に、現用系15aのものを利用するか予備系15b
のものを利用するかを選択し、選択された系の仮想パス
16、17からのセルを外部インタフェース回路9fを
介して送信する。すなわち、この現用予備選択回路21
は、仮想パス16、17毎に利用する系を指定してセル
を受信し、この受信したセルを外部インタフェース回路
9fを介して送信する。
【0061】なお、この多重化装置14は、送信側とし
て動作する場合は、先で述べた図3の多重化装置7dと
同様の動作を行う。すなわち、送信側として動作する場
合には、自己が受信したセルをセルコピーし、現用系1
5aの仮想パス及び予備系15bの仮想パスの双方に送
信する。
【0062】上記のような構成を持つ多重化装置14の
動作について以下に説明する。
【0063】例えば先の図4における多重化装置7cの
代わりに本実施の形態に係る多重化装置14を配置した
場合を考える。
【0064】障害Aがアクセス網2の現用系2aの仮想
パスで発生すると、サービス提供網1とアクセス網5の
間に配置された多重化装置7dによりVP−AISを含
むOAM警報セルがセルコピーされ、現用系5a及び予
備系5b双方の仮想パスで伝送される。
【0065】すると、本実施の形態に係る多重化装置1
4では、自己の切替対象である現用系5a及び予備系5
bの双方の仮想パスからOAM警報セルが受信されるこ
とになる。
【0066】このように、障害Aが発生した場合には、
セルコピーされたOAM警報セルが受信されれるため、
現用系5aの仮想パスによるVP−AISの受信時間と
予備系5bの仮想パスによるVP−AISの受信時間と
の差tが所定の期間T内となり、この多重化装置14で
は仮想パスの切り替えが実行されない。
【0067】サービス提供網1で障害Bが発生した場合
も障害Aが発生した場合と同様である。
【0068】これに対し、アクセス網5の現用系5aの
仮想パスで障害Cが発生すると、この現用系5aの仮想
パスからのみVP−AISが多重化装置14に受信され
る。
【0069】したがって、障害Cが発生した場合には、
本実施の形態に係る多重化装置14では、このVP−A
ISを伝送した仮想パスの切り替えが実行される。
【0070】以上説明したように、本実施の形態に係る
多重化装置14が受信側として動作する場合には、現用
系15a及び予備系15bの双方から同じVP−AIS
が所定期間T内に受信されるか否かが判定され、所定期
間T内に双方の系から同じVP−AISが受信された場
合には切り替えが抑制される。
【0071】これにより、障害の発生していないネット
ワークに対して切り替えがなされるという誤動作を防止
することができ、データ伝送の時間差の発生、瞬断を防
止することができる。
【0072】また、本実施の形態に係る多重化装置14
においては、仮想パス単位で警報を監視し、仮想パス単
位で保護切り替えを可能としている。
【0073】したがって、物理的なネットワークの構成
に関係なく、論理的な単位で切り替えを実行することが
でき、一つの警報発生により全体が瞬断することを防止
することができる。
【0074】なお、本実施の形態に係る多重化装置14
は、セルの受信のみではなく送信も可能であるたため、
例えば先の図4における多重化装置7a〜7dを全てこ
の多重化装置14に置き換えれば、端末装置3aから端
末装置3bの方向のみではなく、この逆方向の送受信に
も同様の効果を得ることができる。
【0075】また、本実施の形態に係る多重化装置14
は、先の図4と同様の接続関係であるがアクセス網と複
数のサービス提供網とを接続する場合や、複数のアクセ
ス網とサービス提供網とを接続する場合にも同様に適用
可能である。
【0076】また、先の図4のサービス提供網1が二重
化されている場合において、ノード装置1a、1bにも
本実施の形態に係る多重化装置14と同様の切り替え判
断を行わせることで、上記と同様の効果を得ることがで
きる。
【0077】また、本実施の形態においては、仮想パス
毎に切り替えを管理する場合を例として説明している
が、これに限定されるものではなく、仮想チャネル(V
C)単位で管理するとしてもよい。この場合には切替ト
リガとしてVP−AISの代わりにVC−AISが利用
される。
【0078】また、本実施の形態においては、切り替え
対象のネットワークが二重化されている場合について説
明しているが、これに限定されるものではなく、それ以
上に多重化されている場合にも同様に適用可能である。
【0079】また、多重化機能を持たない回線終端装置
に、本発明の二重化機能を持たせることも可能である。
【0080】
【発明の効果】以上詳記したように本発明においては、
複数の伝送路から同一の警報データを所定の期間内に受
信した場合には、伝送路の切り替えを行わず、同一の警
報データを所定の期間内に受信しない場合には、伝送路
の切り替えを命令する。
【0081】したがって、切り替えの必要ない伝送路に
対して切り替えが行われることを防止することができ
る。
【0082】ゆえに、伝送路切り替えにより発生するデ
ータ伝送の時間差の発生、瞬断を削減することができ、
データ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0083】また、本発明においては、各伝送路におけ
る論理コネクション毎に、切り替えを管理してもよい。
すると、物理的なネットワークの構成に関係なく、論理
的な単位で切り替えを実行することができ、一つの警報
発生により全体が瞬断することを防止することができ
る。
【0084】また、本発明においては、どの論理コネク
ションが利用されているかを管理することにより、障害
の発生した論理コネクションを早期に復旧させることが
でき、また復旧作業を容易化することができる。したが
って、メンテナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る多重化装置を例示す
るブロック図。
【図2】従来の多重化装置の接続状態の例を示すブロッ
ク図。
【図3】従来の多重化装置における二重化されたネット
ワークへの送信動作及び二重化されたネットワークから
の受信動作の例を示すブロック図。
【図4】従来の多重化装置を適用したネットワークにお
いて障害が発生した場合のセル伝達状況を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…サービス提供網 2、5…アクセス網 2a、5a、15a…現用系 2b、5b、15b…予備系 3、6…ユーザ 3a、3b…端末装置 4…回線終端装置 7a〜7d、14…多重化装置 8a〜8c…セル 9a〜9f…外部インタフェース回路 10…ブリッジ回路 11、12、16、17…仮想パス 13…セレクタ 18a、18b…OAMセル監視回路 19…警報受信時間差監視回路 20…切替制御回路 21…現用予備選択回路 22…手動切替/切戻回路 23…パス切替状態管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 正太郎 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 小山 隆之 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA01 CA06 FA01 5K030 GA12 HA10 HB11 HC01 JA01 MA04 MB12 MB20 MD02 5K035 AA03 BB04 CC08 DD01 JJ03 LL18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピーされたデータを複数の伝送路から
    受信可能であり、前記複数の伝送路のうち現用の伝送路
    の障害を検出した場合に予備の伝送路からデータを受信
    する二重化機能を有した通信装置において、 前記複数の伝送路毎に、伝送路の障害が発生した場合に
    転送される警報データの受信を監視する監視手段(18a,1
    8b)と、 前記監視手段(18a,18b)による監視結果に基づいて、前
    記複数の伝送路のそれぞれの警報データの受信時間差が
    所定期間内に入るか否かを判定する警報受信時間差監視
    手段(19)と、 前記警報受信時間差監視手段(19)によって前記複数の伝
    送路毎の警報データの受信時間差が所定期間内に入って
    いないと判定された場合に、現用の伝送路から予備の伝
    送路に切り替える旨を命令する切替制御手段(20)とを具
    備したことを特徴とする二重化切替機能を有した通信装
    置。
  2. 【請求項2】 コピーされたセルを複数の伝送路(15a,1
    5b)にそれぞれ設けられた論理コネクション(VP16)から
    受信可能であり、前記複数の伝送路(15a,15b)のうち現
    用の伝送路(15a)における論理コネクション(VP16)の障
    害を検出した場合に予備の伝送路(15b)における論理コ
    ネクション(VP16)からセルを受信する二重化切替機能を
    有した通信装置において、 前記複数の伝送路(15a,15b)における論理コネクション
    (16)毎に、警報セルの受信を監視する監視手段(18a,18
    b)と、 前記監視手段(18a,18b)による監視結果に基づいて、前
    記複数の伝送路(15a,15b)における論理コネクション(VP
    16)のそれぞれの警報セルの受信時間差が所定期間内に
    入るか否かを判定する警報受信時間差監視手段(19)と、 前記警報受信時間差監視手段(19)によって前記複数の伝
    送路(15a,15b)における論理コネクション(16)毎の警報
    セルの受信時間差が所定期間内に入っていないと判定さ
    れた場合に、現用の伝送路(15a)における論理コネクシ
    ョン(16)から予備の伝送路(15a)における論理コネクシ
    ョン(16)に切り替える旨を命令する切替制御手段(20)と
    を具備したことを特徴とする二重化機能を有した通信装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の二重化機能を有した通信
    装置において、 前記複数の伝送路(15a,15b)における複数の論理コネク
    ション(VP16)のうち、いずれの論理コネクション(VP16)
    を通過したセルを受信しているかを管理する切替状態管
    理手段(23)を付加したことを特徴とする二重化機能を有
    した通信装置。
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