JP3685978B2 - 冗長光多分岐通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光通信システムに関し、特に冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光ネットワークとを介して接続された冗長光多分岐通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、親局側装置と複数の子局側装置とが光ファイバで接続された光多分岐通信システムがある。図30は、1つの親局側装置と複数の子局側装置とが光ファイバで接続された光多分岐通信システムの概要構成を示すブロック図である。図30に示したシステムは、ITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門:International Telecommunication Union-Telecommunication)勧告G.983.1に定義された光多分岐通信システムの構成を示している。図30において、1つの親局側装置201と複数の子局側装置202−1〜202−nとは、光スプリッタ203を介して接続される。
【0003】
ITU−T勧告G.983.1では、親局側装置201からの下り光信号は、光スプリッタ203によって各子局側装置202−1〜202−nに同報分配され、各子局側装置202−1〜202−nからの上り光信号は、光スプリッタ203によって多重化されて親局側装置201に送出される。この際、光スプリッタ203上で各子局側装置202−1〜202−nからの上り信号を多重化するためのアクセス制御、すなわち遅延制御が行われる。この遅延制御も、ITU−T勧告G.983.1に記載されている。
【0004】
図31は、従来の光多分岐通信システムの詳細構成を示すブロック図である。図31に示す光多分岐通信システム200は、電源立ち上げ時等にレンジングと呼ばれるシーケンスを実行する。このレンジングのシーケンスは、まず親局側装置201において、遅延量測定セル生成部204が特定の子局側装置202−1〜202−nに対して遅延量測定セルを生成する。生成された各遅延量測定セルは、OAM(保守運用管理:Operation Administration and Maintenance)セル挿入部205において下り主データの中にOAMセルとして多重され、光送受信器およびWDM(周波数多重化方式:Wavelength Division Multiplexing)カプラ等で構成される送受信部206において各子局側装置202−1〜202−nに送出される。
【0005】
各子局側装置202−1〜202−nでは、送受信部207内の図示しない光送受信器およびWDMカプラ等によって受信した光信号を電気信号に変換する。この変換された電気信号は、フレーム同期部208において定期的に挿入されたOAMセル内のフレーム同期ビットをもとにフレーム同期がとられ、各セルの区切りが認識される。OAMセル分離部209では、自子局側装置202−1宛てのデータセルとOAMセルとを識別し、分離する。遅延量設定部210は、分離されたOAMセルのうちの遅延量測定セルが入力されると、直ちにOAMセル挿入部212に通知し、応答としての遅延量測定セルを送受信部207、光スプリッタ203を介して親局側装置201に送出する。すなわち、遅延量測定セルを受信した場合、子局側装置202−1は、直ちに折り返して親局側装置201に送出する。
【0006】
一方、親局側装置201のOAMセル分離部213は、データセルとOAMセルとを分離する。遅延量測定部214は、OAMセル分離部213によって分離されたOAMセル内に遅延量測定セルがある場合、この遅延量測定セルの応答によってラウンドトリップ時間を測定する。このラウンドトリップ時間とは、親局側装置201から送出されたセルが光スプリッタ203を介し、子局側装置202−1で折り返して再び親局側装置201に受信されるまでの一往復の時間をいう。遅延量測定セル生成部204は、このラウンドトリップ時間をもとに親局側装置201と子局側装置202−1との間の遅延量を算出し、この遅延量の情報を含む遅延量通知セルを生成し、OAMセル挿入部205に送出する。OAMセル挿入部205は、この遅延量通知セルをOAMセル内に含め、送受信部206によって子局側装置202−1側に送出される。
【0007】
この遅延量通知セルを含むセルを受信した子局側装置202−1のOAMセル分離部209は、上述したようにOAMセルを分離し、遅延量設定部210は、このOAMセル内に遅延量通知セルが含まれる場合、この遅延量をバッファメモリ部211に対する読出時間の制御量として設定する。これによって、複数の子局側装置から親局側装置に対する送出タイミングが遅延時間を加味して各子局側装置に設定され、多重化が整然と行われ、上り方向の光伝送が正常に行われることになる。なお、状態制御部215,216は、正常な範囲内のラウンドトリップ時間内にセルが返送された場合に、運用状態と判断し、その後の上りセルに対して遅延量が測定され、遅延量補正部217によってセルの遅延量が微調され、正常な範囲内のラウンドトリップ時間内にセルが返送されない場合には、異常状態とみなす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ITU−T勧告G.983.1では、図32に示すように親局側装置を冗長構成した冗長光多分岐通信システムも定義されている。この冗長光多分岐通信システムは、図30に示した親局側装置201に代えて、現用系としての親局側装置201aと予備系としての親局側装置201bとが光スプリッタ203に接続された構成となっている。光スプリッタ203と親局側装置201a,201bとの間は、それぞれ光ファイバで接続されている。
【0009】
しかしながら、各子局側装置202−1〜202−nのうちの少なくとも一つがさらに現用系と予備系との装置を有し、2つの光スプリッタ203を介して親局側装置と各子局側装置とが2重化構成された冗長光多分岐通信システムを適切に切替制御できるものはなく、信頼性の高い冗長光多分岐通信を行うことができなかったという問題点があった。
【0010】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、親局側装置および少なくとも一つの子局側装置との間が2重化構成された場合であっても、信頼性の高い光通信を確実に行うことができる冗長光多分岐通信システムを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光ネットワークとを介して接続された冗長光多分岐通信システムにおいて、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量の制御を行う遅延制御手段と、前記遅延制御手段による遅延制御結果をもとに前記現用系および前記予備系の光ネットワークのうちの適切な光ネットワークに選択切替する制御を行う選択切替制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、遅延制御手段が、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量の制御を行い、選択切替制御手段が、前記遅延制御手段による遅延制御結果をもとに前記現用系および前記予備系の光ネットワークのうちの適切な光ネットワークに選択切替する制御を行うようにしている。
【0013】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記選択切替制御手段は、前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上における少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場合に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していない他の光ネットワークに選択切替する制御を行うことを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、前記選択切替制御手段が、前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上における少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場合に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していない他の光ネットワークに選択切替する制御を行うようにしている。
【0015】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記選択切替制御手段は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに、前記子局側装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネットワークを選択切替する制御を行うことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、前記選択切替制御手段は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに、前記子局側装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネットワークを選択切替する制御を行うようにしている。
【0017】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記親局側装置は、前記現用系または前記予備系の光ネットワークを介して入力された情報をそれぞれ一時格納する複数のバッファと、予め設定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置が送出した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶するテーブルと、前記テーブルの対応関係を参照して前記現用系および前記予備系の光ネットワークから入力される情報の送信元を識別し、該送信元に対応する前記バッファからの読み出しを制御する選択読出制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、テーブルには、予め設定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置が送出した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶しておき、前記親局側装置において、複数のバッファが前記現用系または前記予備系の光ネットワークを介して入力された情報をそれぞれ一時格納し、選択読出制御手段が、前記テーブルの対応関係を参照して前記現用系および前記予備系の光ネットワークから入力される情報の送信元を識別し、該送信元に対応する前記バッファからの読み出しを制御するようにしている。
【0019】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記複数の子局側装置は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、前記複数の子局側装置が、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定するようにしている。
【0021】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記親局側装置は、前記複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定した選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に通知し、前記複数の子局側装置は、前記親局側装置が通知した選択切替のネットワークをもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替のネットワークを決定することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、前記親局側装置が、前記複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定した選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に通知し、前記複数の子局側装置が、前記親局側装置が通知した選択切替のネットワークをもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替のネットワークを決定するようにしている。
【0023】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光ネットワークとを介して接続され、冗長構成の仮想パスを設定して前記親局側装置と前記複数の子局側装置との間を接続する冗長光多分岐通信システムにおいて、前記仮想パス単位の品質監視を行う品質監視手段と、前記品質監視手段が監視した仮想パス単位の品質監視結果をもとに適切な仮想パスに選択切替する制御を行う選択切替制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、品質監視手段が、前記仮想パス単位の品質監視を行い、選択切替制御手段が、前記品質監視手段が監視した仮想パス単位の品質監視結果をもとに適切な仮想パスに選択切替する制御を行うようにしている。
【0025】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量の制御を行う遅延制御手段をさらに備え、前記選択切替制御手段は、前記遅延制御手段の遅延制御結果が所定の遅延量内である場合に仮想パス毎の切替制御を行うことを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、遅延制御手段が、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量の制御を行い、前記選択切替制御手段が、前記遅延制御手段の遅延制御結果が所定の遅延量内である場合に仮想パス毎の切替制御を行うようにしている。
【0027】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク間の各遅延差を求め、該各遅延差をもとに光ネットワーク間の遅延差情報を算出する遅延差算出手段とをさらに備え、前記選択切替制御手段は、前記遅延差の小さい光ネットワークからの情報を遅延させることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、遅延差算出手段が、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク間の各遅延差を求め、該各遅延差をもとに光ネットワーク間の遅延差情報を算出し、前記選択切替制御手段が、前記遅延差の小さい光ネットワークからの情報を遅延させるようにしている。
【0029】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記選択切替制御手段は、外部切替トリガを用いて強制切替を行うことを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、前記選択切替制御手段が、外部切替トリガを用いて強制切替を行い、瞬断のない冗長切替を行うようにしている。
【0031】
つぎの発明にかかる冗長光多分岐通信システムは、上記の発明において、前記複数の子局側装置のうちの一部の子局側装置は、非冗長構成であることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、前記複数の子局側装置のうちの一部の子局側装置を、非冗長構成としている。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる冗長光多分岐通信システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0034】
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1である冗長光多分岐通信システムの概要構成を示すブロック図である。図1において、親局側装置1と複数の子局側装置2−1〜2−nとは2つの光スプリッタ3−1,3−2を介してそれぞれ異なる光ファイバで接続される。光スプリッタ3−1,3−2と親局側装置1、および光スプリッタ3−1,3−2と各子局側装置2−1〜2−nは、それぞれ1本の光ファイバで接続される。親局側装置1と各子局側装置2−1〜2−nとの間は、光ファイバ内では、波長多重された上りと下りの光信号が伝送される。なお、光スプリッタ3−1,3−2と親局側装置1、および光スプリッタ3−1,3−2と各子局側装置2−1〜2−nは、それぞれ1本の光ファイバとしたが、それぞれ2本の光ファイバを用い、上りと下りの各光信号を異なる光ファイバ上を伝送させるようにしてもよい。
【0035】
親局側装置1は、0系親局側装置1a、1系親局側装置1b、選択回路15、および分岐回路16を有する。0系親局側装置1a,1系親局側装置1bは、それぞれ光スプリッタ3−1,3−2に接続され、図31に示した親局側装置201と同じ構成の親局制御部4a,4bを有する。選択回路15は、0系親局側装置1a,1bのいずれか一方を選択して出力する。分岐回路16は、入力された信号を0系親局側装置1aおよび1系親局側装置1bにそれぞれ出力する。
【0036】
各子局側装置2−1〜2−nは、それぞれ0系子局側装置2−1a〜2−na、1系親局側装置2−1b〜2−nb、選択回路21、および分岐回路22をそれぞれ有する。0系子局側装置2−1a〜2−naおよび1系子局側装置2−1b〜2−nbは、それぞれ光スプリッタ3−1,3−2に接続され、図31に示した子局側装置202−1〜202−nと同じ構成の子局制御部5a,5bをそれぞれ有する。選択回路21は、0系子局側装置2−1a〜2−naまたは1系子局側装置2−1b〜2−nbのいずれか一方を選択して出力する。分岐回路22は、入力された信号を0系子局側装置2−1a〜2−naおよび1系子局側装置2−1b〜2−nbにそれぞれ出力する。
【0037】
図2は、図1に示した親局側装置1の詳細構成を示すブロック図である。図2において、0系親局側装置1aおよび1系親局側装置1bがそれぞれ有する親局制御部4a,4bは、上述したように図31に示した親局側装置201と同じ構成であり、同一構成部分には同一符号を付している。0系親局側装置1aおよび1系親局側装置1bは、それぞれ品質監視部10、品質情報受信部11、系選択制御回路12、切替情報送信部13、および情報多重化回路14を有する。
【0038】
品質監視部10は、OAMセル挿入部205から入力される子局毎の信号を監視する。品質情報受信部11は、子局毎に設けられた下り品質監視情報を受信する。系選択制御回路12は、状態制御部216、品質監視部10、品質情報受信部11、および他の系選択制御回路12からの情報をもとに、二重化された0系あるいは1系のいずれかの系の選択を指示する系選択信号を生成する。切替情報送信部13は、子局毎に設けられ、系選択信号を各子局側装置2−1〜2−nに通知する。情報多重化回路14は、切替情報送信部13が出力する系選択信号と、分岐回路16から入力される下り主信号とを多重化し、OAMセル分離部213に出力する。
【0039】
図3は、図1に示した子局側装置2−1の詳細構成を示すブロック図である。その他の子局側装置2−2〜2−nの構成は、子局側装置2−1と同じである。図3において、0系子局側装置2−1aおよび1系子局側装置2−1bがそれぞれ有する子局制御部5a,5bは、上述したように図31に示した子局側装置202−1〜202−nと同じ構成であり、同一構成部分には同一符号を付している。0系子局側装置2−1aおよび1系子局側装置2−1bは、それぞれ品質監視部17、切替信号受信部18、系選択制御回路19、および情報挿入部20を有する。
【0040】
品質監視部17は、入力された信号内のパリティ符号あるいはCRCなどによって下り品質を監視する。切替信号受信部18は、入力された信号内の切替信号を受信する。系選択制御回路19は、状態制御部215、品質監視部17、切替信号受信部18からの情報をもとに、二重化された0系あるいは1系のいずれかの系の選択を指示する系選択信号を生成する。情報挿入部20は、品質監視部17が出力する情報を生成し、バッファメモリ部211に出力し、親局側装置1側に通知する。
【0041】
ここで、図4に示すフローを参照して、親局側装置1と子局側装置2−1〜2−nとの間の遅延制御および障害処理について説明する。まず、親局側装置1は、光ファイバ接続時および電源投入時に、子局側装置2−1〜2−nのうちの1つに対して遅延量測定セルを送出する(S1)。子局側装置2−1〜2−nのうちの1つは、この遅延量測定セルを直ちに親局側装置1に返送する(S2)。親局側装置1の遅延量測定部214は、親局側装置1から子局側装置2−1〜2−nのうちの1つを経由して再び親局側装置1に戻るまでのラウンドトリップ時間を測定し、このラウンドトリップ時間から遅延量を測定し、遅延量の情報を遅延量通知セルとして子局側装置2−1〜2−nのうちの1つに対して送信する(S3)。この遅延量通知セルを受信した子局側装置2−1〜2−nのうちの1つの遅延量設定部210は、セルの遅延量を再設定する。ここで、状態制御部216は、正常な範囲にセルが返送された場合、運用状態と判断し、その後、遅延量測定部214は、セルの遅延量を測定し、遅延量補正部217は、この測定結果をもとに遅延量を微調する。一方、状態制御部216は、セルの遅延量が所定の補正範囲を超えた場合に、異常状態とみなすとともに、送受信部206において正しい信号が受信できなくなった場合も、異常状態とみなす。この処理を順次子局側装置2−1〜2−nの番号を変えて行う。
【0042】
1つの子局との回路において状態制御部216が異常状態とみなす、すなわち現在選択している0系の障害を検出すると、親局側装置1は、1系への切替通知を子局側装置2−1〜2−nのうちの1つに通知する(S21)。さらに、親局側装置1は、遅延測定を開始し、遅延量測定セルを子局側装置2−1〜2−nのうちの1つに送出し、ラウンドトリップ時間を測定する(S22,S23)。そして、親局側装置1は、この遅延量測定結果を遅延量通知セルとして子局側装置2−1〜2−nのうちの1つに通知し(S24)、子局側装置2−1〜2−nのうちの1つは、この通知をもとに遅延量を再設定する。
【0043】
ところで、品質監視部10は、子局毎に埋め込まれた識別情報およびパリティ符号などの監視情報をもとに品質監視を行い、各子局からの情報転送の正常性を確認する。また、品質監視部17は、パケットに埋め込まれた識別情報およびパリティなどの監視情報をもとに品質監視を行い、下り回線の正常性の検査を行う。この検査結果は、情報挿入部20に出力され、情報挿入部20は、上りの監視セルとして親局側装置1に出力する。品質情報受信部11は、この監視セルを受信し、系選択制御回路12に送出する。系選択制御回路12は、監視セル内の品質情報をもとに選択系を決定する。
【0044】
系選択制御回路12は、図5に示す選択規則に従って選択系を選択する。図5に示す選択規則では、0系あるいは1系のいずれか一方の系の全ての子局側装置が運用状態になっている場合には、その運用状態になっている系を選択し、双方の系でいずれか一つ以上の子局側装置が異常状態あるいは双方の系がともに一つ以上の子局側装置が異常状態になっている場合には前系を保持するようにしている。
【0045】
たとえば、図6に示すように番号「1」〜「3」をもつ3つの子局側装置2−1〜2−3が登録され、0系および1系ともに全て運用され、各子局側装置2−1〜2−3が全て0系を選択しているとする。ここで、図7に示すように、番号「1」をもつ子局側装置2−1が異常状態であると検出されると、番号「1」〜「3」の全ての選択系が1系に設定される。すなわち、系選択制御回路12は、全ての子局側装置2−1〜2−nの選択系を0系か1系かのいずれかに選択決定する。
【0046】
ここで、図8に示すフローチャートを参照して、系選択制御回路12の系選択制御手順について説明する。系選択制御回路12は、まず予備系が実装されているかを判断する(ステップS101)。予備系が実装されている場合(ステップS101,YES)には、予備系が異常であるか否かを判断する(ステップS102)。予備系が異常でない場合(ステップS102,NO)には、さらに現用系が異常であるか否かを判断する(ステップS103)。現用系が異常である場合(ステップS103,YES)には、現用系と予備系とを入れ替え(ステップS104)、たとえば、0系と1系とを入れ替え、本処理を終了する。一方、予備系が実装されていない場合(ステップS101,NO)、予備系が異常である場合(ステップS102,YES)、あるいは現用系が異常でない場合(ステップS103,NO)には、前系を選択し(ステップS105)、本処理を終了する。
【0047】
系選択制御回路12が出力する系選択信号は、選択回路15に出力され、上り光信号の選択が行われる。すなわち、選択回路15は、系選択信号が指示する選択系をもとに、0系親局側装置1aまたは1系親局側装置1bのいずれかから出力された信号を選択する。
【0048】
一方、系選択制御回路12は、系選択信号を切替情報送信部13に出力し、切替情報送信部13は、切替信号として情報多重化回路14に出力する。情報多重化回路14は、この切替信号を時分割多重化し、各子局側装置2−1〜2−nに対して同報転送する。子局側装置2−1〜2−nは、切替信号受信部18において、切替信号を受信し、系選択制御回路19に出力する。系選択制御回路19は、切替信号をもとに系選択信号を生成し、選択回路21に出力し、下り信号の選択が行われる。すなわち、選択回路21は、系選択信号が指示する選択系をもとに、0系子局側装置2−1aまたは1系子局側装置2−1bのいずれかから出力された信号を選択する。
【0049】
なお、切替信号の転送経路は、通常0系および1系の双方の系に対して同じ信号が伝送され、予備系となっている系によって受信された切替信号が選択されるようにしている。これによって、切替信号自体の転送系が異常となって、信号が転送されない場合、切替が生じないが、このことは、予備系が異常状態になっている場合に切替が発生しない図5に示した選択規則と同じ状態遷移を実現できることになる。
【0050】
図9は、選択回路15の詳細構成の一例を示すブロック図である。図9において、選択回路15は、2入力1出力のセレクタ23によって実現される。たとえば、選択回路セレクタ23には、0系親局側装置1aと1系親局側装置1bとが入力され、系選択信号によっていずれか一方の信号が選択出力される。なお、選択回路21も同じ構成によって実現することができる。
【0051】
また、図10は、選択回路15の詳細構成の他の一例を示すブロック図である。図10において、選択回路15は、2入力1出力のセレクタ27を設け、0系親局側装置1aおよび1系親局側装置1bと、セレクタ27との間に、FIFO回路などで実現されるセルバッファ24,25をそれぞれ介在させるようにしている。また、カウンタ回路などで実現される読出位相調整部26を設け、セルバッファ24,25から読み出される各系のパケットの先頭位相を揃えるようにしている。なお、セレクタ27には、系選択信号が入力され、0系あるいは1系のいずれか一方の信号が選択出力される。また、選択回路21も同じ構成によって実現することができる。
【0052】
この実施の形態1によれば、0系と1系との系切替を迅速に行うことができ、しかも正常な予備系が存在する場合にのみ、この予備系に切り替えるようにしているので、確実な系切替が実現される。
【0053】
実施の形態2.
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、親局側装置1と子局側装置2−1〜2−nとのリンクのいずれか1つが異常となった場合、全ての子局側装置2−1〜2−nに対応するリンクが予備系に切り替わるようにしていたが、この実施の形態2では、子局側装置2−1〜2−n単位で切り替えるようにしている。
【0054】
この実施の形態2のシステム構成は、図1〜図3に示した実施の形態1の冗長光多分岐通信システムと同じであるが、系選択制御回路12による制御動作が異なる。すなわち、この実施の形態2による系選択は、図11に示した選択規則に従って選択系の系選択を行い、各子局側装置2−1〜2−nが運用状態が異常状態かによって各子局側装置2−1〜2−n毎に系選択を行う。
【0055】
たとえば、図12に示すように番号「1」〜「3」の3つの子局側装置2−1〜2−3に対して、全て初期状態として0系を現用系として選択し、番号「1」の子局側装置2−1の0系が異常状態となり、その他の全ての子局側装置が運用状態であった場合、番号「1」の子局側装置2−1のみを0系から1系に切り替え、1系を現用系に切り替えるようにし、その他の子局側装置2−2,2−3は、そのまま0系を現用系として維持するようにしている。
【0056】
この場合における選択回路15の構成は、図13に示す構成によって実現することができる。なお、送受信されるパケットには、子局側装置毎に識別できる識別番号が割り当てられており、この識別番号と、この識別番号に対応する情報、すなわち使用している現用系の情報とを対応させてセル種別情報テーブル29に予め設定しておくものとする。セル判別読出制御部28には、セル種別情報テーブル29から、子局側装置2−1〜2−n毎に、0系か1系かのいずれの系が現用系として用いられているかを示す系切替情報が出力され、セル判別読出制御部28は、この系切替情報をもとに読み出すべきセルバッファ24,25のいずれかを選択する。すなわち、セル判別読出制御部28は、セル種別毎に読み出すべきセルバッファを変化させて制御するようにしている。なお、セレクタ27には、系選択信号が入力される。
【0057】
一方、切替情報送信部13は、系選択制御回路12による系選択信号に対応し、各子局側装置2−1〜2−n毎に切替制御信号を生成し、情報多重化回路14を介して子局側装置2−1〜2−nに伝送される。各子局側装置2−1〜2−nでは、切替信号受信部18において、各子局側装置2−1〜2−nに対応した切替制御信号を受信し、切替制御信号を系選択制御回路19に出力する。その後、実施の形態1と同様に選択回路による出力切替が制御される。
【0058】
この実施の形態2によれば、各子局側装置2−1〜2−nの状態に対応して各子局側装置2−1〜2−n毎に系切替制御がなされるため、たとえば光スプリッタ3−1,3−2と各子局側装置2−1〜2−nとの間における光ファイバに障害が発生した場合であっても、正常な動作を行っている他の子局側装置において現在運用している系をそのままにして、異常のある系だけを切り替えることができるので、正常な通信を行っている他の子局側装置に系切替を強制せず、系切替に伴う瞬断の発生を防止することができる。
【0059】
実施の形態3.
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1,2における各子局側装置2−1〜2−nは、全て2重化されていたが、この実施の形態3では、各子局側装置2−1〜2−n内の子局側装置が0系あるいは1系のいずれか一方のみを用いて通信を行う形態である。
【0060】
図14は、この発明の実施の形態3である冗長光多分岐通信システムの構成を示すブロック図である。図14では、3つの子局側装置2−1〜2−3を有している。子局側装置2−1,2−2は、実施の形態1,2と同様に2重化された構成を有し、それぞれ光スプリッタ3−1,3−2に接続されているが、子局側装置2−3は、2重化構成ではなく、0系の光スプリッタ3−1のみに接続されている。その他の構成は、実施の形態1,2と同じである。
【0061】
この場合、系選択制御回路12は、たとえば、図15に示す選択規則に従って選択系の系選択を行う。図15では、初期状態として0系が選択されており、番号「1」の子局側装置2−1の0系に異常が発生すると、実施の形態1と同様にして、他の全ての子局側装置2−3を1系に系切替する制御を行おうとするが、子局側装置2−3は、2重化構成でなく、0系のみを用いているため、1系は無視された状態となっている。すなわち、子局側装置2−3は、常に選択系として0系となるように固定化されている。
【0062】
この場合における選択回路15は、図16に示す構成によって実現できる。図16に示す選択回路15の構成は、図13に示した選択回路15の構成と同じであるが、セル種別情報テーブル29に代えてセル種別情報/系固定情報テーブル50が設けられている。このセル種別情報/系固定情報テーブル50には、予め子局側装置2−3が0系に固定されている旨の情報が設定されている。セル判別読出制御部28は、セル種別情報/系固定情報テーブル50に設定された内容に基づき、子局側装置2−3から伝送されるパケットを0系に固定して読み出す制御を行う。
【0063】
この実施の形態3によれば、全ての子局側装置が2重化構成でなく、単独の子局側装置が混在する場合であっても、2重化された子局側装置の適切な系切替が可能であり、柔軟なシステムを構築することができる。
【0064】
実施の形態4.
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。上述した実施の形態1〜3では、各子局側装置毎の遅延制御状態および各子局側装置からの伝送される信号の品質監視などを行って系切替を行うようにしていたが、この実施の形態4では、各子局側装置と親局側装置との間で設定される仮想パス(VP:Virtual Path)を複数本設定しておき、各VP毎に品質を監視し、VP切替を行うようにしている。
【0065】
図17は、2つの子局側装置(子局「1」,「2」)と親局側装置(親局)との間におけるVP設定の一例を示す図である。図17において、黒丸は、VPの発生点および終端点を示している。たとえば、仮想パス識別子(VPI)「1」に対しては、0系と1系との双方に設定され(図17の101,102)、VPI「2」に対しては0系のみが設定されている(図17の103)。このVPI「1」,「2」は、子局「1」と親局との間に設定されたVPIである。VPI「1」に対しては、0系と1系とが2重に設定されているため、パス切替制御が可能となる。
【0066】
図18は、この発明の実施の形態4である冗長光多分岐通信システムにおける親局側装置の構成を示すブロック図である。また、図19は、この発明の実施の形態4である冗長光多分岐通信システムにおける子局側装置の構成を示す図である。図18および図19において、親局制御部4a,4bおよび子局制御部2−1a,2−1bは、図2および図3に示した構成と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0067】
図18において、VP単位品質監視部40は、各VP毎に各子局側装置2−1〜2−nから伝送される上り光信号に対して、パリティチェックあるいはCRCチェックなどによってVP毎の信号品質監視を行い、品質の悪いVPがチェックされる。一方、親局側装置1から子局側装置2−1〜2−nへの下り光信号は、VP単位品質監視部30によって品質監視が行われ、品質監視結果は、VPOAMセル挿入部31において上りの情報通知用セルに変換され、親局側装置1に伝送される。
【0068】
子局側装置2−1〜2−nにおいて検出された下り光信号のうちの品質の悪いVPの品質情報(VP単位品質情報)は、VP単位品質情報受信部41によって受信される。VP単位系選択制御回路42は、VP単位品質監視部40が監視した上り光信号の品質監視結果と、VP単位品質情報受信部41が受信した下り光信号の品質監視結果とをもとに、適切なVPの系を選択する処理を行う。
【0069】
図20は、VP単位系選択制御回路42によるVP選択処理手順を示すフローチャートである。図20において、まず、VP単位系選択制御回路42は、予備VPが設定されているか否かを判断する(ステップS201)。予備VPが設定されているということは、たとえばVPI「1」のようにVPのパスが2重に設定されていることである。予備VPが設定されている場合(ステップS201,YES)には、さらに予備VPが異常であるか異なかを判断する(ステップS202)。予備VPが異常でない場合(ステップS202,NO)には、さらに現用VPが異常か異なかを判断する(ステップS203)。
【0070】
現用VPが異常である場合(ステップS203,YES)には、現用VPと予備VPとを入れ替え(ステップS204)、本処理を終了する。一方、予備VPが設定されていない場合(ステップS201,NO)、予備VPが異常である場合(ステップS202,YES)、および現用VPが異常でない場合(ステップS203,NO)には、現用VPと予備VPとをそのままの状態とし(ステップS205)、すなわちVP切替を行わずに本処理を終了する。
【0071】
この処理によって、2重に設定されたVPのうち、いずれのVPが現用VPであるかを決定することができる。決定されたVP切替制御の内容は、VP単位切替制御信号送信部43がVP単位切替制御信号を生成し、情報多重化回路44を介して、各VP毎に子局側装置2−1〜2−n側に送られる。
【0072】
図21は、図17に示したVP設定に対応する具体的な切替制御の内容を示す図である。図21において、VPI「4」は、1系のVPのみしか設定されていないため、選択系としては、1系に固定選択される。また、VPI「1」では、0系のVPが異常となっているため、選択系としては、正常な1系のVPが選択されている。
【0073】
ここで、図22を参照して、選択回路15の詳細構成について説明する。図22において、VP情報テーブル51には、予め各VPI番号に対するVPが0系、1系のいずれに設定されているかの情報が設定されている。各VPの切替情報がVP単位系選択制御回路42からVPIモニタ&読出制御部52に入力されると、VPIモニタ&読出制御部52は、各VPに対応するいずれのセルバッファ24,25から読み出すかを制御し、セレクタ27を介して対応するVPのセルを読み出す。
【0074】
一方、子局側装置2−1〜2−nでは、VP単位切替信号受信部32において各VP毎に読み出すVPの系番号を受信し、VP単位系選択制御回路33を介して選択回路21を制御する。選択回路21の構成は、図22に示した選択回路15の構成と同じである。
【0075】
この実施の形態4によれば、VP単位で系切替を行うことができるので、柔軟なシステムを構築することができるとともに、2重化されていない子局側装置が混在する場合でも、2重化されている子局側装置のみの系切替が可能であり、柔軟なシステムを構築することができる。
【0076】
実施の形態5.
つぎに、この発明の実施の形態5について説明する。上述した実施の形態4では、2重化されたVP毎に系切替を行うようにしていたが、この実施の形態5では、遅延制御の結果をも含めて系切替を行うようにしている。
【0077】
図23は、この発明の実施の形態5である冗長光多分岐通信システムの親局側装置の構成を示すブロック図である。また、図24は、この発明の実施の形態6である冗長光多分岐通信システムの子局側装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態5による親局側装置1では、状態制御部216による遅延制御結果がVP単位系選択制御回路42に入力される。また、子局側装置2−1〜2−nでは、状態制御部215による遅延制御結果がVP単位系選択制御回路33に入力される。このため、VP単位系選択制御回路33,42の制御内容が、実施の形態4に示したVP単位系選択制御回路33,42と異なる。その他の構成は、実施の形態4と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0078】
図25は、図23,24に示したVP単位系選択制御回路33,42の制御処理手順を示すフローチャートである。図25において、まず、VP単位系選択制御回路42は、予備系が実装されているか否かを判断する(ステップS301)。予備系が実装されている場合(ステップS301,YES)には、さらに遅延制御結果をもとに、予備系が異常であるか否かを判断する(ステップS302)。予備系が異常でない場合(ステップS302,NO)には、さらに現用系が異常であるか否かを判断する(ステップS303)。
【0079】
現用系が異常である場合(ステップS303,YES)には、現用系に接続されているVPを全て予備VPに設定し、予備系に接続されているVPを全て現用VPに設定する(ステップS304)。その後、現用系と予備系とを入れ替え(ステップS305)、本処理を終了する。すなわち、子局側装置単位の系切替を行う。
【0080】
一方、予備系が実装されていない場合(ステップS301,NO)および予備系が異常である場合(ステップS302,YES)には、前系を選択し(ステップS306)、本処理を終了する。
【0081】
また、現用系が異常でない場合(ステップS303,NO)には、接続子「1」を介して図20の処理、すなわちVP単位の系切替を行う。すなわち、遅延制御による状態監視が、現用系および予備系のいずれも正常な場合には、VP切替を行い、現用系が異常であって、予備系が正常な場合には、子局側装置毎の切替を行うようにしている。
【0082】
この実施の形態5によれば、VPの設定数が多くなり、光ファイバに障害が発生した場合に、一斉に、設定された多くのVP切替が発生し、切替制御に多大の時間がかかる場合が考えられるが、子局側装置毎の切替とVP切替とを行うようにしているので、VP切替制御の集中がなくなり、光ファイバの切断などが発生しても、切替時間を迅速に行うことができる。
【0083】
実施の形態6.
つぎに、この発明の実施の形態6について説明する。上述した実施の形態1〜5では、いずれも切替時における瞬断が発生するが、この実施の形態6では、切替時における遅延量の差を計算し、この遅延量情報を用いて切替時の瞬断が発生しないようにしている。
【0084】
図26は、この発明の実施の形態6である冗長光多分岐通信システムの親局側装置の構成を示すブロック図である。図26において、親局制御部4a,4bは、実施の形態1と同じ構成である。遅延量測定部214は、往復の遅延量を測定し、測定結果を2つの差分計算回路66に出力する。また、差分計算回路66には、他の系の測定結果も入力される。すなわち、差分計算回路66には、0系と1系との測定結果が入力され、差分計算回路66は、0系と1系との遅延量の差を計算する。この遅延量の差を用いて、上り方向における0系と1系との遅延差情報を求まることができる。差分計算回路66は、この遅延差情報を選択回路61に出力する。
【0085】
選択回路61は、図27に示す構成によって実現される。図27において、差分計算回路66から出力された遅延差情報は、読出位相調整部77に入力される。読出位相調整部77は、遅延差情報をもとに、0系の上り遅延差が大きい場合には、1系のセルバッファ25の情報を、遅延差情報に応じた量だけパケットを溜める、すなわち遅延させて読み出すパケットの位相を揃えるように制御する。
【0086】
ここで、親局側装置では、外部切替トリガが外部から入力され、この外部切替トリガによって切り替える場合、無瞬断で系切替を行うことができる。また、通常の障害による切替の場合には、選択制御回路65から入力された信号によって切り替えられ、障害の検出までの間は、瞬断が発生するものの、切替時間を最小にすることができる。
【0087】
一方、図28は、この発明の実施の形態6である冗長光多分岐通信システムの子局側装置の構成を示すブロック図である。図28において、子局制御部5a,5bは、実施の形態1と同じ構成である。遅延量設定部210は、子局側装置に設定される遅延量を0系および1系の差分計算回路67に出力する。親局側装置における差分計算回路66と同様に、差分計算回路67には、0系と1系の遅延量が入力され、差分計算回路67は、0系と1系との遅延差情報を計算し、この遅延差情報を選択回路63に出力する。
【0088】
選択回路63は、図29に示す構成によって実現される。図29において、差分計算回路67から出力された遅延差情報は、読出位相調整部78に入力される。読出位相調整部78は、遅延差情報をもとに、遅延量の少ない系のセルバッファ24,25に、この遅延量分だけの情報を蓄えておくようにセルバッファ24,25の読出制御を行い、セルバッファ24,25内のバッファメモリ部の読出位相を合わせる。そして、系選択制御信号が入力された場合、セレクタ27を制御して、系の切り替えを行う。
【0089】
上述した親局側装置からの外部切替トリガは、情報多重化回路44において多重化され、情報として挿入され、子局側装置に送出される。切替信号受信部18は、この外部切替トリガの情報を受信し、系選択制御回路33に出力する。系選択制御回路33は、この信号を受信して、選択回路63に系切替制御信号を出力する。これによって、子局側装置においても、選択回路63が、無瞬断の系切替を強制的に行うことができる。
【0090】
この実施の形態6によれば、差分計算回路66,67によって遅延差情報を計算し、この計算結果をもとにセルの読出位相を揃えるようにしているので、外部切替トリガを用いて系切替を行った場合、無瞬断で系切替を行うことができ、また、通常の障害による切替の場合であっても、選択制御回路65から入力された信号によって切り替えることができ、障害の検出までの間は、瞬断が発生するものの、切替時間を最小にすることができる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、遅延制御手段が、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量の制御を行い、選択切替制御手段が、前記遅延制御手段による遅延制御結果をもとに前記現用系および前記予備系の光ネットワークのうちの適切な光ネットワークに選択切替する制御を行うようにしているので、冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光ネットワークとを介して接続されたシステムであっても、適切な光ネットワークに選択切替制御することができ、信頼性の高いシステムを構築することができるという効果を奏する。
【0092】
つぎの発明によれば、前記選択切替制御手段が、前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上における少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場合に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していない他の光ネットワークに選択切替する制御を行うようにしているので、迅速かつ信頼性の高い冗長切替を行うことができるという効果を奏する。
【0093】
つぎの発明によれば、前記選択切替制御手段は、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに、前記子局側装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネットワークを選択切替する制御を行うようにしているので、柔軟かつ信頼性の高い冗長切替を行うことができるという効果を奏する。
【0094】
つぎの発明によれば、テーブルには、予め設定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置が送出した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶しておき、前記親局側装置において、複数のバッファが前記現用系または前記予備系の光ネットワークを介して入力された情報をそれぞれ一時格納し、選択読出制御手段が、前記テーブルの対応関係を参照して前記現用系および前記予備系の光ネットワークから入力される情報の送信元を識別し、該送信元に対応する前記バッファからの読み出しを制御するようにしているので、信頼性の高い冗長切替を行うことができるという効果を奏する。
【0095】
つぎの発明によれば、前記複数の子局側装置が、前記遅延制御手段の遅延制御結果をもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定するようにしているので、信頼性の高い冗長切替を柔軟に行うことができるという効果を奏する。
【0096】
つぎの発明によれば、前記親局側装置が、前記複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定した選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に通知し、前記複数の子局側装置が、前記親局側装置が通知した選択切替のネットワークをもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替のネットワークを決定するようにしているので、信頼性の高い冗長切替を柔軟に行うことができるという効果を奏する。
【0097】
つぎの発明によれば、品質監視手段が、前記仮想パス単位の品質監視を行い、選択切替制御手段が、前記品質監視手段が監視した仮想パス単位の品質監視結果をもとに適切な仮想パスに選択切替する制御を行うようにしているので、柔軟な冗長構成を可能にするとともに、信頼性の高いシステムを構築することができるという効果を奏する。
【0098】
つぎの発明によれば、遅延制御手段が、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量の制御を行い、前記選択切替制御手段が、前記遅延制御手段の遅延制御結果が所定の遅延量内である場合に仮想パス毎の切替制御を行うようにしているので、一層信頼性の高いシステムを柔軟に構築することができるという効果を奏する。
【0099】
つぎの発明によれば、遅延差算出手段が、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク間の各遅延差を求め、該各遅延差をもとに光ネットワーク間の遅延差情報を算出し、前記選択切替制御手段が、前記遅延差の小さい光ネットワークからの情報を遅延させるようにしているので、一層信頼性の高い冗長切替を実現することができるという効果を奏する。
【0100】
つぎの発明によれば、前記選択切替制御手段が、外部切替トリガを用いて強制切替を行い、瞬断のない冗長切替を行うようにしているので、瞬断のない冗長切替を確実に行うことができるという効果を奏する。
【0101】
つぎの発明によれば、前記複数の子局側装置のうちの一部の子局側装置を、非冗長構成としているので、柔軟なシステムを構築することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である冗長光多分岐通信システムの概要構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した冗長光多分岐通信システムの親局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示した冗長光多分岐通信システムの子局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示した冗長光多分岐通信システムにおける遅延制御処理手順を示すシーケンス図である。
【図5】 この発明の実施の形態1である冗長光多分岐通信システムにおける系選択規則を示す図である。
【図6】 系選択切替前の状態の一例を示す図である。
【図7】 系選択切替後の状態の一例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1である冗長光多分岐通信システムにおける系選択切替処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図10】 選択回路の他の一例を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態2である冗長光多分岐通信システムによる系選択規則を示す図である。
【図12】 系選択切替後の状態の一例を示す図である。
【図13】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態3である冗長光多分岐通信システムの概要構成を示すブロック図である。
【図15】 系選択切替後の状態の一例を示す図である。
【図16】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態4である冗長光多分岐通信システムにおいて設定される仮想パスの設定の一例を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態4である冗長光多分岐通信システムの親局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態4である冗長光多分岐通信システムの子局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図20】 この発明の実施の形態4である冗長光多分岐通信システムにおける系選択切替処理手順を示すフローチャートである。
【図21】 系選択切替後の状態の一例を示す図である。
【図22】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態5である冗長光多分岐通信システムの親局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図24】 この発明の実施の形態5である冗長光多分岐通信システムの子局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図25】 この発明の実施の形態5である冗長光多分岐通信システムにおける系選択切替処理手順を示すフローチャートである。
【図26】 この発明の実施の形態6である冗長光多分岐通信システムの親局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図27】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図28】 この発明の実施の形態6である冗長光多分岐通信システムの子局側装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図29】 選択回路の一例を示すブロック図である。
【図30】 従来の光多分岐通信システムの概要構成を示すブロック図である。
【図31】 図30に示した光多分岐通信システムの親局側装置と子局側装置との詳細構成を示すブロック図である。
【図32】 従来の冗長光多分岐通信システムの概要構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 親局側装置、1a 0系親局側装置、1b 1系親局側装置、2−1〜2−n 子局側装置、2−1a〜2−na 0系子局側装置、2−1b〜2−nb1系子局側装置、3−1,3−2 光スプリッタ、10,17 品質監視部、11 品質情報受信部、12,19 系選択制御回路、13 切替情報送信部、14,44 情報多重化回路、15,21,61 選択回路、16,22,62分岐回路、18 切替信号受信部、20 情報挿入部、24,25 セルバッファ、26,77,78 読出位相調整部、23,27 セレクタ、28 セル判別読出制御部、29 セル種別情報テーブル、30,40 VP単位品質監視部、31 VPOAMセル挿入部、32 VP単位切替制御信号受信部、41 VP単位品質情報受信部、33,42 VP単位系切替制御回路、43 VP単位切替制御信号送信部、50 セル種別情報/系固定情報テーブル、51 VP情報テーブル、52 VPI&読出制御部、65 選択制御回路、66,67 差分計算回路。

Claims (8)

  1. 冗長構成の親局側装置と冗長構成の複数の子局側装置とが現用系の光ネットワークと予備系の光ネットワークとを介して接続された冗長光多分岐通信システムにおいて、
    前記現用系および前記予備系の光ネットワーク上の各遅延量の測定を行う遅延量測定手段と、
    前記遅延量測定手段による遅延量測定結果に基づいて、前記現用系および前記予備系の光ネットワーク間の各遅延差に応じて前記子局側装置毎にパケットの位相を揃えるように制御する位相調整手段と、
    前記遅延量測定手段による遅延量測定結果に基づいて、前記子局側装置単位で前記現用系または前記予備系の光ネットワークを選択切替する制御を行う選択切替制御手段と、
    を備えたことを特徴とする冗長光多分岐通信システム。
  2. 前記選択切替制御手段は、
    前記現用系または前記予備系の光ネットワーク上における少なくとも1つの子局側装置に障害が発生した場合に、前記複数の子局側装置を該障害が発生していない他の光ネットワークに選択切替する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の冗長光多分岐通信システム。
  3. 前記親局側装置は、
    前記現用系または前記予備系の光ネットワークを介して入力された情報をそれぞれ一時格納する複数のバッファと、
    予め設定された子局側装置の第1識別情報と子局側装置が送出した情報の第2識別情報とを対応付けて記憶するテーブルと、
    前記テーブルの対応関係を参照して前記現用系および前記予備系の光ネットワークから入力される情報の送信元を識別し、該送信元に対応する前記バッファからの読み出しを制御する選択読出制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の冗長光多分岐通信システム。
  4. 前記複数の子局側装置は、
    前記遅延量測定手段の遅延量測定結果をもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の冗長光多分岐通信システム。
  5. 前記親局側装置は、
    前記複数の子局側装置毎に前記選択切替制御手段が行う選択切替の光ネットワークを予め決定しておき、該決定した選択切替のネットワークを前記複数の子局側装置に通知し、
    前記複数の子局側装置は、
    前記親局側装置が通知した選択切替のネットワークをもとに前記選択切替制御手段が行う選択切替のネットワークを決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の冗長光多分岐通信システム。
  6. さらに冗長構成の仮想パスを設定し、
    前記仮想パス単位の品質監視を行う品質監視手段を備え、
    前記選択切替制御手段は、前記品質監視手段が監視した仮想パス単位の品質監視結果をもとに適切な仮想パスに選択切替する制御を行うとともに、前記遅延量測定手段の遅延量測定結果が所定の遅延量内である場合に仮想パス毎の切替制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の冗長光多分岐通信システム。
  7. 前記選択切替制御手段は、外部切替トリガを用いて強制切替を行うことを特徴とする請求項1〜6に記載の冗長光多分岐通信システム。
  8. 前記複数の子局側装置のうちの一部の子局側装置は、非冗長構成であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の冗長光多分岐通信システム。
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