JP2001203735A - 多対一冗長構成切替方法及び方式 - Google Patents
多対一冗長構成切替方法及び方式Info
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- JP2001203735A JP2001203735A JP2000009530A JP2000009530A JP2001203735A JP 2001203735 A JP2001203735 A JP 2001203735A JP 2000009530 A JP2000009530 A JP 2000009530A JP 2000009530 A JP2000009530 A JP 2000009530A JP 2001203735 A JP2001203735 A JP 2001203735A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パッシブダブルスター構成の光バースト信号多
重伝送システムの光加入者線終端部の多対一冗長構成の
切替方法及び方式を提供する。 【解決手段】それぞれスターカプラSC#1〜nを経て
複数の加入者側装置NTを収容する現用の光加入者線終
端部LT#1〜nと、前記各SCと接続された単一の予
備の光加入者線終端部LT#Rを設ける。各SCとLT
#R間の正常性を現用のLT#1〜nの距離測定による
NTからの距離測定フレームにより監視し、何れかの現
用の光加入者線終端部LT#mとSC間の障害の検出時
に当該SCと接続されたLT#R間が正常状態の場合に
LT#Rに切り替え、LT#mの距離測定で得られたポ
インタ値によりデータの送信を開始、継続する。
重伝送システムの光加入者線終端部の多対一冗長構成の
切替方法及び方式を提供する。 【解決手段】それぞれスターカプラSC#1〜nを経て
複数の加入者側装置NTを収容する現用の光加入者線終
端部LT#1〜nと、前記各SCと接続された単一の予
備の光加入者線終端部LT#Rを設ける。各SCとLT
#R間の正常性を現用のLT#1〜nの距離測定による
NTからの距離測定フレームにより監視し、何れかの現
用の光加入者線終端部LT#mとSC間の障害の検出時
に当該SCと接続されたLT#R間が正常状態の場合に
LT#Rに切り替え、LT#mの距離測定で得られたポ
インタ値によりデータの送信を開始、継続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光バースト信号多
重伝送システムにおいて、多対一の冗長構成をとる光加
入者線終端部(LT)の切替方法及び方式に関する。
重伝送システムにおいて、多対一の冗長構成をとる光加
入者線終端部(LT)の切替方法及び方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光バースト信号多重伝送システム
おける冗長構成の切替方式として二重化方式が知られて
いる。
おける冗長構成の切替方式として二重化方式が知られて
いる。
【0003】このような二重化方式としては、冗長構成
として光加入者線集線部が一対一の現用系と予備系とで
なり、障害時に光加入者集線部を現用系から予備系に切
り替える切替方式を採用している。従来の二重化方式で
は、現用系から予備系への強制的切替時にデータの送受
タイミングを整合させるために、予備系の加入者線終端
部への切替後に各加入者側装置までの距離を測定した後
に回線接続を行うように構成されている。つまり、この
二重化方式では、現用系から予備系への切替時に現用系
の全ての回線を停止させた後、予備系の光加入者線終端
部から各加入者側装置までの距離測定を行い、その後に
回線を接続するように構成されている。
として光加入者線集線部が一対一の現用系と予備系とで
なり、障害時に光加入者集線部を現用系から予備系に切
り替える切替方式を採用している。従来の二重化方式で
は、現用系から予備系への強制的切替時にデータの送受
タイミングを整合させるために、予備系の加入者線終端
部への切替後に各加入者側装置までの距離を測定した後
に回線接続を行うように構成されている。つまり、この
二重化方式では、現用系から予備系への切替時に現用系
の全ての回線を停止させた後、予備系の光加入者線終端
部から各加入者側装置までの距離測定を行い、その後に
回線を接続するように構成されている。
【0004】また、このような切替時間を無くする無瞬
断切替を可能とする二重化方式としては、特許第291
0669号に示されているものが知られている。この二
重化方式の基本的な考え方は、現用系の光加入者線終端
部と予備系の光加入者線終端部との何れにおいても常時
距離測定を行うとともに距離値及び位相情報の授受を行
い、切替時まで現用系を動作状態とするものである。よ
り具体的には、予備系の光加入者線終端部では現用系の
光加入者線集線部で使用している距離測定用の信号を受
信することにより相対的な距離情報を取得するととも
に、現用系の距離値及び位相情報との演算を行うことに
より、予備系受信・送信情報である自回線の真の距離値
及び位相値を算出して、現用系及び予備系の無瞬断切替
を可能とする構成としている。
断切替を可能とする二重化方式としては、特許第291
0669号に示されているものが知られている。この二
重化方式の基本的な考え方は、現用系の光加入者線終端
部と予備系の光加入者線終端部との何れにおいても常時
距離測定を行うとともに距離値及び位相情報の授受を行
い、切替時まで現用系を動作状態とするものである。よ
り具体的には、予備系の光加入者線終端部では現用系の
光加入者線集線部で使用している距離測定用の信号を受
信することにより相対的な距離情報を取得するととも
に、現用系の距離値及び位相情報との演算を行うことに
より、予備系受信・送信情報である自回線の真の距離値
及び位相値を算出して、現用系及び予備系の無瞬断切替
を可能とする構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光バー
スト信号多重伝送システムにおける切替方式は、何れも
二重化切替であり光加入者線集線部と同数の予備系の光
加入者線集線部を設ける必要があるため、光加入者線集
線部が増えるにしたがって装置構成の規模が増大すると
いう問題がある。
スト信号多重伝送システムにおける切替方式は、何れも
二重化切替であり光加入者線集線部と同数の予備系の光
加入者線集線部を設ける必要があるため、光加入者線集
線部が増えるにしたがって装置構成の規模が増大すると
いう問題がある。
【0006】また、前述の従来例の前者の切替方式で
は、さらに予備系への切替後に距離測定を行うことから
切替時間が無視できないという難点があり、また、無瞬
断の切替を可能とする後者の切替方式では、現用系の運
用時にも予備系において距離測定の処理を常時並行して
実施するとともに現用系の距離計測情報との演算を行う
という一対一の冗長構成によりはじめて実現可能なもの
であり、処理及び制御が複雑であり、装置構成が複雑化
し、装置規模が一層の増大するという問題がある。
は、さらに予備系への切替後に距離測定を行うことから
切替時間が無視できないという難点があり、また、無瞬
断の切替を可能とする後者の切替方式では、現用系の運
用時にも予備系において距離測定の処理を常時並行して
実施するとともに現用系の距離計測情報との演算を行う
という一対一の冗長構成によりはじめて実現可能なもの
であり、処理及び制御が複雑であり、装置構成が複雑化
し、装置規模が一層の増大するという問題がある。
【0007】(発明の目的)本発明の目的は、光バース
ト信号多重伝送システムの光加入者線終端部の多対一冗
長構成の切替方法及び方式を提供することにある。
ト信号多重伝送システムの光加入者線終端部の多対一冗
長構成の切替方法及び方式を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、光バースト信号多重
伝送システムの光加入者線終端部の現用系から予備系へ
の切替構成を簡略化するとともに切替時間を最小限に抑
制できる多対一冗長構成の切替方法及び方式を提供する
ことにある。
伝送システムの光加入者線終端部の現用系から予備系へ
の切替構成を簡略化するとともに切替時間を最小限に抑
制できる多対一冗長構成の切替方法及び方式を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多対一冗長構成
切替方法は、複数の現用の光加入者線終端部が光加入者
線を介してそれぞれのスターカプラによる分岐を経て複
数の加入者側装置を収容するパッシブダブルスター構成
の光バースト信号多重伝送システムの多対一冗長構成切
替方法において、前記スターカプラと予備の光加入者線
により接続された単一の予備の光加入者線終端部を前記
複数の現用系の光加入者線終端部に対して設け、前記各
スターカプラと前記予備の光加入者線終端部間の正常性
を現用の光加入者線終端部の距離測定による加入者側装
置からの距離測定フレームにより監視するとともに、複
数の現用の光加入者線終端部により何れかの現用の光加
入者線終端部とスターカプラ間の何れかの障害の検出時
に当該スターカプラと接続された予備の光加入者線終端
部間が正常状態の場合に、前記現用の光加入者線終端部
を前記予備の光加入者線終端部に切り替え、前記現用の
光加入者線終端部の距離測定で得られたポインタ値によ
り当該スターカプラを介してデータの送信を開始すると
ともに、距離測定によりポインタ値のうち上りデータ送
信位相を修正して通信の確立、継続を行うことを特徴と
する。また、前記複数の現用の光加入者線終端部は、そ
れぞれ配下の複数の加入者側装置に対してポーリングに
より距離測定を行い、前記予備の光加入者線終端部は、
前記各ポーリング期間の距離測定フレームを受信するこ
とにより各スターカプラと前記予備の光加入者線終端部
間の正常性を検出することを特徴とする。
切替方法は、複数の現用の光加入者線終端部が光加入者
線を介してそれぞれのスターカプラによる分岐を経て複
数の加入者側装置を収容するパッシブダブルスター構成
の光バースト信号多重伝送システムの多対一冗長構成切
替方法において、前記スターカプラと予備の光加入者線
により接続された単一の予備の光加入者線終端部を前記
複数の現用系の光加入者線終端部に対して設け、前記各
スターカプラと前記予備の光加入者線終端部間の正常性
を現用の光加入者線終端部の距離測定による加入者側装
置からの距離測定フレームにより監視するとともに、複
数の現用の光加入者線終端部により何れかの現用の光加
入者線終端部とスターカプラ間の何れかの障害の検出時
に当該スターカプラと接続された予備の光加入者線終端
部間が正常状態の場合に、前記現用の光加入者線終端部
を前記予備の光加入者線終端部に切り替え、前記現用の
光加入者線終端部の距離測定で得られたポインタ値によ
り当該スターカプラを介してデータの送信を開始すると
ともに、距離測定によりポインタ値のうち上りデータ送
信位相を修正して通信の確立、継続を行うことを特徴と
する。また、前記複数の現用の光加入者線終端部は、そ
れぞれ配下の複数の加入者側装置に対してポーリングに
より距離測定を行い、前記予備の光加入者線終端部は、
前記各ポーリング期間の距離測定フレームを受信するこ
とにより各スターカプラと前記予備の光加入者線終端部
間の正常性を検出することを特徴とする。
【0010】本発明の多対一冗長構成切替方式は、パッ
シブダブルスター構成の光バースト信号多重伝送システ
ムの多対一冗長構成切替方式において、それぞれが光加
入者線により異なるスターカプラを介して複数の加入者
側装置を収容する複数の現用の光加入者線終端部と、前
記各スターカプラと予備の光加入者線により接続され各
スターカプラとの間の正常性を現用の光加入者線終端部
の距離測定による加入者側装置からの距離測定フレーム
により監視する単一の予備の光加入者線終端部と、複数
の現用の光加入者線終端部により何れかの現用の光加入
者線終端部とスターカプラ間の障害の検出時に当該スタ
ーカプラと予備の光加入者線終端部間が正常状態の場合
に、当該現用の光加入者線終端部を前記予備の光加入者
線終端部に切り替え、前記現用の光加入者線終端部の距
離測定で得られたポインタ値により当該スターカプラを
介してデータの送信を開始するとともに、距離測定によ
りポインタ値のうち上りデータ送信位相を修正して通信
の確立、継続を行う制御部とを有することを特徴とす
る。また、前記予備の光加入者線終端部は、各スターカ
プラとの光加入者線と接続する光スイッチ部を有し、複
数の現用の光加入者線終端部は、それぞれ配下の複数の
加入者側装置に対してポーリングにより距離測定を行
い、前記予備の光加入者終端部は、前記各ポーリング期
間の距離測定フレームを受信することにより各スターカ
プラと前記予備の光加入者線終端部間の正常性を検出す
ることを特徴とする。
シブダブルスター構成の光バースト信号多重伝送システ
ムの多対一冗長構成切替方式において、それぞれが光加
入者線により異なるスターカプラを介して複数の加入者
側装置を収容する複数の現用の光加入者線終端部と、前
記各スターカプラと予備の光加入者線により接続され各
スターカプラとの間の正常性を現用の光加入者線終端部
の距離測定による加入者側装置からの距離測定フレーム
により監視する単一の予備の光加入者線終端部と、複数
の現用の光加入者線終端部により何れかの現用の光加入
者線終端部とスターカプラ間の障害の検出時に当該スタ
ーカプラと予備の光加入者線終端部間が正常状態の場合
に、当該現用の光加入者線終端部を前記予備の光加入者
線終端部に切り替え、前記現用の光加入者線終端部の距
離測定で得られたポインタ値により当該スターカプラを
介してデータの送信を開始するとともに、距離測定によ
りポインタ値のうち上りデータ送信位相を修正して通信
の確立、継続を行う制御部とを有することを特徴とす
る。また、前記予備の光加入者線終端部は、各スターカ
プラとの光加入者線と接続する光スイッチ部を有し、複
数の現用の光加入者線終端部は、それぞれ配下の複数の
加入者側装置に対してポーリングにより距離測定を行
い、前記予備の光加入者終端部は、前記各ポーリング期
間の距離測定フレームを受信することにより各スターカ
プラと前記予備の光加入者線終端部間の正常性を検出す
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の多対一冗長構成切替方法
及び方式の一実施の形態について図面により説明する。
及び方式の一実施の形態について図面により説明する。
【0012】図1は、本発明の適用対象とする光バース
ト信号多重伝送システムのシステム構成を示す図であ
る。局装置CT13が光加入者線終端部LT14から光
加入者線を介し、スターカプラ(Star Coupler:以下、
「SC」ともいう。)12による分岐を経て複数の加入
者装置NT(NT#1〜j)11を収容するパッシブダ
ブルスター構成をとり、下り信号の多重方式にTDM
(Time Division Multiplexing)を、また、上りバース
ト信号の多重方式にTDMA(Time Division Multiple
Access)をとる光バースト信号多重伝送システムの構
成を示している。
ト信号多重伝送システムのシステム構成を示す図であ
る。局装置CT13が光加入者線終端部LT14から光
加入者線を介し、スターカプラ(Star Coupler:以下、
「SC」ともいう。)12による分岐を経て複数の加入
者装置NT(NT#1〜j)11を収容するパッシブダ
ブルスター構成をとり、下り信号の多重方式にTDM
(Time Division Multiplexing)を、また、上りバース
ト信号の多重方式にTDMA(Time Division Multiple
Access)をとる光バースト信号多重伝送システムの構
成を示している。
【0013】このような光バースト信号多重伝送システ
ムにおいては、局装置CT13及び加入者装置NT11
におけるデータの送受信のためのポインタ値の情報が必
要である。ポインタ値の情報としては、帯域情報、上り
データ受信期待位相、下りデータ開始位相及び上りデー
タ送信位相が使用される。
ムにおいては、局装置CT13及び加入者装置NT11
におけるデータの送受信のためのポインタ値の情報が必
要である。ポインタ値の情報としては、帯域情報、上り
データ受信期待位相、下りデータ開始位相及び上りデー
タ送信位相が使用される。
【0014】帯域情報は、各NTに割当てる帯域であ
り、LT#mからその配下の各NTにも設定し、LT#
mおよびNTで使用される。上りデータ受信期待位相
は、LT#mの受信点での上りデータの配列における各
NTの上りデータの開始位相を示しており、各NTの帯
域情報により一意に決まるポインタである。LT#mで
は上り受信期待位相と帯域情報を使って上りデータを受
信する。下りデータ開始位相は、各NT受信点での自宛
データの開始位相を示し、各NTの帯域情報により一意
に決まるポインタであり、LT#mからその配下の各N
Tに設定する。下りデータは放送型であるため、各NT
では下りデータ開始位相と帯域情報を使って自宛データ
を抜き取る。上りデータ送信位相は、各NTの送信開始
位相を示すものである。NTまでの距離と当該NT以外
のNTの帯域情報によって決まる。各NTの上りデータ
の衝突を回避するためのものであり、LT#mは距離測
定結果と各NTの帯域情報をもとに送信位相を計算し、
配下の各NTに設定する。これにより、上り受信期待位
相に合うようにNTの送信位相を制御する。各NTで
は、上りデータ送信位相と帯域情報により上りデータを
送信する。
り、LT#mからその配下の各NTにも設定し、LT#
mおよびNTで使用される。上りデータ受信期待位相
は、LT#mの受信点での上りデータの配列における各
NTの上りデータの開始位相を示しており、各NTの帯
域情報により一意に決まるポインタである。LT#mで
は上り受信期待位相と帯域情報を使って上りデータを受
信する。下りデータ開始位相は、各NT受信点での自宛
データの開始位相を示し、各NTの帯域情報により一意
に決まるポインタであり、LT#mからその配下の各N
Tに設定する。下りデータは放送型であるため、各NT
では下りデータ開始位相と帯域情報を使って自宛データ
を抜き取る。上りデータ送信位相は、各NTの送信開始
位相を示すものである。NTまでの距離と当該NT以外
のNTの帯域情報によって決まる。各NTの上りデータ
の衝突を回避するためのものであり、LT#mは距離測
定結果と各NTの帯域情報をもとに送信位相を計算し、
配下の各NTに設定する。これにより、上り受信期待位
相に合うようにNTの送信位相を制御する。各NTで
は、上りデータ送信位相と帯域情報により上りデータを
送信する。
【0015】図1に示す光バースト信号多重伝送システ
ムの構成においては、光加入者線終端部LT14から各
加入者装置NT11までの距離は各加入者装置NT毎に
異なるため、距離に応じた上りバースト信号の送信位相
制御が必要である。
ムの構成においては、光加入者線終端部LT14から各
加入者装置NT11までの距離は各加入者装置NT毎に
異なるため、距離に応じた上りバースト信号の送信位相
制御が必要である。
【0016】図2は、図1に示す光バースト信号多重伝
送システムにおいて、光加入者線終端部LTに本発明を
適用し多対一冗長構成とした構成を示す図である。局装
置CT23の光加入者線終端部LT24をN個(Nは2
以上の整数)の現用の光加入者線終端部LT#1〜LT
#nと1個の予備の光加入者線終端部LT#Rとからな
る多対一構成とし、各光加入者線終端部LT#1〜LT
#nから光加入者線を介し、それぞれのスターカプラS
C#1〜SC#nによる分岐を経て各光加入者線終端部
LT#1〜LT#n配下の複数の加入者装置NT21を
収容するとともに、各スターカプラ22と予備の光加入
者線終端部LT#Rとを接続するパッシブダブルスター
構成をとる。また、局装置CT23は、複数のノード装
置(図示していない)と接続されるインターフェースN
ODE−IF#1〜NODE−IF#i及び各インター
フェースNODE−IF#1〜NODE−IF#iと各
光加入者線終端部LT#1〜LT#nとの間に時間空間
スイッチTSW25を設け、光加入者線終端部LT#1
〜LT#n、複数のNODE−IF#1〜NODE−I
F#i及び時間空間スイッチTSW25を制御する局装
置制御部26を設けた構成でなる。
送システムにおいて、光加入者線終端部LTに本発明を
適用し多対一冗長構成とした構成を示す図である。局装
置CT23の光加入者線終端部LT24をN個(Nは2
以上の整数)の現用の光加入者線終端部LT#1〜LT
#nと1個の予備の光加入者線終端部LT#Rとからな
る多対一構成とし、各光加入者線終端部LT#1〜LT
#nから光加入者線を介し、それぞれのスターカプラS
C#1〜SC#nによる分岐を経て各光加入者線終端部
LT#1〜LT#n配下の複数の加入者装置NT21を
収容するとともに、各スターカプラ22と予備の光加入
者線終端部LT#Rとを接続するパッシブダブルスター
構成をとる。また、局装置CT23は、複数のノード装
置(図示していない)と接続されるインターフェースN
ODE−IF#1〜NODE−IF#i及び各インター
フェースNODE−IF#1〜NODE−IF#iと各
光加入者線終端部LT#1〜LT#nとの間に時間空間
スイッチTSW25を設け、光加入者線終端部LT#1
〜LT#n、複数のNODE−IF#1〜NODE−I
F#i及び時間空間スイッチTSW25を制御する局装
置制御部26を設けた構成でなる。
【0017】図2に示す光加入者線終端部LTの多対一
冗長構成により切替を行って障害を監視する障害監視区
間は、スターカプラSC〜光加入者線終端部LTの間で
ある。現用/予備の切替トリガは、LT#1〜LT#n
配下の全加入者装置NTとの通信断(SC#1〜LT#
1、…、SC#n〜LT#nの間の伝送路断)および光
加入者線終端部LT#1〜LT#nのいずれかの光加入
者線終端部T#m(m=1、2、…、n)の故障に基い
て発生する。
冗長構成により切替を行って障害を監視する障害監視区
間は、スターカプラSC〜光加入者線終端部LTの間で
ある。現用/予備の切替トリガは、LT#1〜LT#n
配下の全加入者装置NTとの通信断(SC#1〜LT#
1、…、SC#n〜LT#nの間の伝送路断)および光
加入者線終端部LT#1〜LT#nのいずれかの光加入
者線終端部T#m(m=1、2、…、n)の故障に基い
て発生する。
【0018】局装置制御部26はいずれかの光加入者線
終端部LT#mにより、SC#m〜LT#m間伝送路監
視およびLT#m自体の状態の検出により伝送路の異常
又はLT#mの故障が検出された場合に、予備系として
の切替先の光加入者線終端部LT#RおよびSC#m〜
LT#R間の正常性を確認し、予備系の光加入者線終端
部として正常である場合、LT#mの各加入者装置NT
の上り/下りデータの送受信位相制御用の情報であるポ
インタ値をLT#Rへ設定し、LT#mのクロスコネク
ト情報から算出したLT#Rのクロスコネクト情報を時
間空間スイッチTSW25へ設定する制御を行った後
に、現用系のSC〜LT#m間の接続から予備系のSC
〜LT#R間の接続へと切替を実行する。
終端部LT#mにより、SC#m〜LT#m間伝送路監
視およびLT#m自体の状態の検出により伝送路の異常
又はLT#mの故障が検出された場合に、予備系として
の切替先の光加入者線終端部LT#RおよびSC#m〜
LT#R間の正常性を確認し、予備系の光加入者線終端
部として正常である場合、LT#mの各加入者装置NT
の上り/下りデータの送受信位相制御用の情報であるポ
インタ値をLT#Rへ設定し、LT#mのクロスコネク
ト情報から算出したLT#Rのクロスコネクト情報を時
間空間スイッチTSW25へ設定する制御を行った後
に、現用系のSC〜LT#m間の接続から予備系のSC
〜LT#R間の接続へと切替を実行する。
【0019】図3は、予備の光加入者線終端部LT#R
の構成を示す図である。予備の光加入者線終端部LT#
Rは、LT#1〜LT#nに対応するn個の入出力ポー
ト#1〜#n、光SW部32、O/E変換部33、信号
処理部34、自己監視部35、運用状態表示部36、断
検出状態等を表示する接続状態表示部37及び予備加入
者終端制御部38から構成される。
の構成を示す図である。予備の光加入者線終端部LT#
Rは、LT#1〜LT#nに対応するn個の入出力ポー
ト#1〜#n、光SW部32、O/E変換部33、信号
処理部34、自己監視部35、運用状態表示部36、断
検出状態等を表示する接続状態表示部37及び予備加入
者終端制御部38から構成される。
【0020】同図において、光SW部32は、複数の入
出力ポート#1〜#nとO/E変換部33とを順次接続
するために周期的な切替え及び現用系が障害状態のとき
当該光加入者線の入出力ポートとを固定接続するように
切換えを行う切替スイッチ機能を有し、O/E変換部3
3は光信号と電気信号との変換機能を有する。また、信
号処理部34は、現用系が障害状態のときの当該光加入
者線とスターカプラSCとの固定接続状態におけるLT
#1〜LT#nの予備系の機能に加え、各SC#1〜n
とLT#Rの間の正常性をLT#m配下のNTからの距
離測定フレームにより監視し、正常、異常情報を予備加
入者終端制御部38に報告する機能、監視結果を接続状
態表示部37に通知して接続状態の表示を行う表示情報
の送出機能等を有する。また、運用状態表示部36、接
続状態表示部37は各種の表示を行う機能を有する。自
己監視部45は、O/E変換部33を介して光SW部3
2の入出力ポートとの間で、監視信号の自己折返し動作
によりLT#R内の送受信信号系の接続状態等の監視機
能を有する。
出力ポート#1〜#nとO/E変換部33とを順次接続
するために周期的な切替え及び現用系が障害状態のとき
当該光加入者線の入出力ポートとを固定接続するように
切換えを行う切替スイッチ機能を有し、O/E変換部3
3は光信号と電気信号との変換機能を有する。また、信
号処理部34は、現用系が障害状態のときの当該光加入
者線とスターカプラSCとの固定接続状態におけるLT
#1〜LT#nの予備系の機能に加え、各SC#1〜n
とLT#Rの間の正常性をLT#m配下のNTからの距
離測定フレームにより監視し、正常、異常情報を予備加
入者終端制御部38に報告する機能、監視結果を接続状
態表示部37に通知して接続状態の表示を行う表示情報
の送出機能等を有する。また、運用状態表示部36、接
続状態表示部37は各種の表示を行う機能を有する。自
己監視部45は、O/E変換部33を介して光SW部3
2の入出力ポートとの間で、監視信号の自己折返し動作
によりLT#R内の送受信信号系の接続状態等の監視機
能を有する。
【0021】また、予備加入者終端制御部38は、信号
処理部34からの各SC#1〜nとLT#Rとの間の正
常性の情報を受信し、局装置制御部26からの問い合わ
せ時に応答する機能、局装置制御部26からのLT#1
〜LT#nの各加入者装置NTの上り/下りデータの送
受信位相制御用の情報であるポインタ値を受信し、予備
系への切り替え動作時に信号処理部34に設定し、各N
Tとの送受信位相の制御を行う機能、各部の制御及び各
種情報の表示制御の機能等を有する。
処理部34からの各SC#1〜nとLT#Rとの間の正
常性の情報を受信し、局装置制御部26からの問い合わ
せ時に応答する機能、局装置制御部26からのLT#1
〜LT#nの各加入者装置NTの上り/下りデータの送
受信位相制御用の情報であるポインタ値を受信し、予備
系への切り替え動作時に信号処理部34に設定し、各N
Tとの送受信位相の制御を行う機能、各部の制御及び各
種情報の表示制御の機能等を有する。
【0022】なお、図2におけるLT#mおよびLT#
RとTSW25間の切替は、TSW情報の設定変更によ
り行うのではなく、上りデータについてはTSW側での
2対1選択器である2−1SEL(セレクタ)により、
下りデータについてはLT#R側の多対一選択器である
N−1SELにより実現するように構成することが可能
である。
RとTSW25間の切替は、TSW情報の設定変更によ
り行うのではなく、上りデータについてはTSW側での
2対1選択器である2−1SEL(セレクタ)により、
下りデータについてはLT#R側の多対一選択器である
N−1SELにより実現するように構成することが可能
である。
【0023】(動作の説明)図1、図2および図3を参
照して、本実施の形態の光加入者線終端部の多対一冗長
切替を実現する動作について説明する。
照して、本実施の形態の光加入者線終端部の多対一冗長
切替を実現する動作について説明する。
【0024】図2に示すように光加入者線終端部LTを
多対一冗長構成とするシステム構成において、各SC〜
LT#Rの正常性を常時監視する。光加入者線終端部L
T#1〜LT#nのうち何れかの光加入者線終端部LT
#mにおいて切替トリガが発生した場合、当該LT#m
に接続されているスターカプラSC#mと予備系の光加
入者線終端部LT#Rとの間が正常と判断される場合に
切替を実行する。LT#Rの送信側は下りデータの衝突
を回避するため常にコールド・スタンバイ状態とし、S
C#m〜LT#R間の正常性の確認はLT#Rの受信機
能によって実現する。
多対一冗長構成とするシステム構成において、各SC〜
LT#Rの正常性を常時監視する。光加入者線終端部L
T#1〜LT#nのうち何れかの光加入者線終端部LT
#mにおいて切替トリガが発生した場合、当該LT#m
に接続されているスターカプラSC#mと予備系の光加
入者線終端部LT#Rとの間が正常と判断される場合に
切替を実行する。LT#Rの送信側は下りデータの衝突
を回避するため常にコールド・スタンバイ状態とし、S
C#m〜LT#R間の正常性の確認はLT#Rの受信機
能によって実現する。
【0025】ここで、LT#1〜n配下の各NTからの
上りデータ自体を受信して正常性を監視するためには、
LT#RにおいてLT#1〜n配下の各NTの帯域情報
および上りデータ受信期待位相のポインタがあれば可能
であるが、一般的にSC#m〜LT#m間伝送路長と各
SC〜LT#R間伝送路長は異なるため、その場にはポ
インタ値があっても上りデータを受信することができな
いという問題があり、また、全SC〜LT#mの正常性
を確認するためには全LT#1〜nのポインタ値をLT
#Rにおいて保持/使用する必要がある。そこで、本実
施の形態では、ポインタ値が与えられなくても受信可能
な距離測定フレームに着目し、各SC〜LT#Rの正常
性の常時監視を以下述べる方法により距離測定フレーム
を受信することで行う。
上りデータ自体を受信して正常性を監視するためには、
LT#RにおいてLT#1〜n配下の各NTの帯域情報
および上りデータ受信期待位相のポインタがあれば可能
であるが、一般的にSC#m〜LT#m間伝送路長と各
SC〜LT#R間伝送路長は異なるため、その場にはポ
インタ値があっても上りデータを受信することができな
いという問題があり、また、全SC〜LT#mの正常性
を確認するためには全LT#1〜nのポインタ値をLT
#Rにおいて保持/使用する必要がある。そこで、本実
施の形態では、ポインタ値が与えられなくても受信可能
な距離測定フレームに着目し、各SC〜LT#Rの正常
性の常時監視を以下述べる方法により距離測定フレーム
を受信することで行う。
【0026】図1における光バースト信号多重伝送にお
いては、光加入者線終端部LT〜NT間の距離に応じた
光加入者線終端部LTから加入者装置NTへのポインタ
指示による上りデータの送信位相制御が必要であり、そ
れに先立ち光加入者線終端部LTが各加入者装置NTに
対して距離測定フレームの送受信により距離測定が実施
される。
いては、光加入者線終端部LT〜NT間の距離に応じた
光加入者線終端部LTから加入者装置NTへのポインタ
指示による上りデータの送信位相制御が必要であり、そ
れに先立ち光加入者線終端部LTが各加入者装置NTに
対して距離測定フレームの送受信により距離測定が実施
される。
【0027】局装置CT23における距離測定は光加入
者線終端部LTから各加入者装置NTへのポーリングに
より実行される。光加入者線終端部LTから下りフレー
ムが加入者装置NTへ送信されると、各加入者装置NT
は下りフレームの受信完了点で距離測定フレームを光加
入者線終端部LTに対して送信し、光加入者線終端部L
Tはその時間差を計測することにより距離測定を行う。
このような距離測定は定常位相変動に対応するため周期
的に実行される。
者線終端部LTから各加入者装置NTへのポーリングに
より実行される。光加入者線終端部LTから下りフレー
ムが加入者装置NTへ送信されると、各加入者装置NT
は下りフレームの受信完了点で距離測定フレームを光加
入者線終端部LTに対して送信し、光加入者線終端部L
Tはその時間差を計測することにより距離測定を行う。
このような距離測定は定常位相変動に対応するため周期
的に実行される。
【0028】予備の光加入者線終端部LT#Rでは、各
ポーリング期間における前記距離測定フレームを受信す
ることにより、各SC#1〜nとLT#Rの間の正常性
を常時監視するように構成する。
ポーリング期間における前記距離測定フレームを受信す
ることにより、各SC#1〜nとLT#Rの間の正常性
を常時監視するように構成する。
【0029】次に、図3に示す予備の光加入者線終端部
LT#Rの構成を参照して、スターカプラSC〜光加入
者線終端部LT#R間の正常性監視の動作について説明
する。
LT#Rの構成を参照して、スターカプラSC〜光加入
者線終端部LT#R間の正常性監視の動作について説明
する。
【0030】光SW部32は、各SC#1〜nとLT#
Rの間の正常性を監視するために、順次入出力ポート#
1〜nを周期的に切替える動作を繰り返す。光SW部3
2による入出力ポート#1〜nの切替のスイッチング・
タイム、つまり各入出力ポートとの接続期間は、光加入
者線終端部において配下の全NTに対しポーリングによ
る距離測定を行う周期又はそれ以上に設定する。
Rの間の正常性を監視するために、順次入出力ポート#
1〜nを周期的に切替える動作を繰り返す。光SW部3
2による入出力ポート#1〜nの切替のスイッチング・
タイム、つまり各入出力ポートとの接続期間は、光加入
者線終端部において配下の全NTに対しポーリングによ
る距離測定を行う周期又はそれ以上に設定する。
【0031】信号処理部34は、O/E変換部33を介
して各光加入者線終端部(LT#m)配下のNTからの
距離測定フレームを受信し、前記周期内に光加入者線終
端部毎に配下の1つの加入者装置NTからでも距離測定
フレームを受信した場合にSC#m〜LT#R間を正常
と判定して予備加入者終端制御部38に報告する。SC
#m〜LT#R間の正常状態から異常状態の判定への遷
移には所定の保護時間を設けることにより誤判定から保
護する機能を有するように構成することができる。な
お、信号処理部34は監視結果を接続状態表示部37に
通知し接続状態を表示する処理を行う。自己監視部45
は光SW部32との間でNTが1台も接続されていない
状態を含めて自己正常性の確認を行うため、自己折返し
により接続監視機能をチェックする。
して各光加入者線終端部(LT#m)配下のNTからの
距離測定フレームを受信し、前記周期内に光加入者線終
端部毎に配下の1つの加入者装置NTからでも距離測定
フレームを受信した場合にSC#m〜LT#R間を正常
と判定して予備加入者終端制御部38に報告する。SC
#m〜LT#R間の正常状態から異常状態の判定への遷
移には所定の保護時間を設けることにより誤判定から保
護する機能を有するように構成することができる。な
お、信号処理部34は監視結果を接続状態表示部37に
通知し接続状態を表示する処理を行う。自己監視部45
は光SW部32との間でNTが1台も接続されていない
状態を含めて自己正常性の確認を行うため、自己折返し
により接続監視機能をチェックする。
【0032】次に、光加入者線終端部LT#1〜nの何
れかの光加入者線終端部LT#mから光加入者線終端部
LT#Rへの切替の動作について説明する。
れかの光加入者線終端部LT#mから光加入者線終端部
LT#Rへの切替の動作について説明する。
【0033】いま、光加入者線終端部LT#mにおいて
障害が発生した場合、局装置CT23の局装置制御部2
6はLT#Rの予備加入者終端制御部38に対してSC
#m〜LT#R間での接続状態の正常性等の問い合わせ
を実行し、正常状態にあることを確認した後に、LT#
Rの予備加入者終端制御部38に対して、LT#mのポ
インタ値及びTSW25のクロスコネクト情報を設定
し、LT#RおよびTSW25に対する切替指示を送出
する。
障害が発生した場合、局装置CT23の局装置制御部2
6はLT#Rの予備加入者終端制御部38に対してSC
#m〜LT#R間での接続状態の正常性等の問い合わせ
を実行し、正常状態にあることを確認した後に、LT#
Rの予備加入者終端制御部38に対して、LT#mのポ
インタ値及びTSW25のクロスコネクト情報を設定
し、LT#RおよびTSW25に対する切替指示を送出
する。
【0034】LT#Rの予備加入者終端制御部38は、
光SW部32に対してSC#m〜LT#Rの経路固定
(固定接続)を指示し、信号処理部34に対してはLT
#mのポインタ値を設定し、TSW25に対しクロスコ
ネクト情報を設定し、信号処理部34およびO/E変換
部33に対して下りデータの送信指示を与える。
光SW部32に対してSC#m〜LT#Rの経路固定
(固定接続)を指示し、信号処理部34に対してはLT
#mのポインタ値を設定し、TSW25に対しクロスコ
ネクト情報を設定し、信号処理部34およびO/E変換
部33に対して下りデータの送信指示を与える。
【0035】信号処理部34は、O/E変換部33およ
び光SW部32を介してLT#mのポインタ情報に基づ
く下りデータの送信を開始し、距離測定によりポインタ
値のうち上りデータ送信位相を順次修正を行って通信を
確立する。これは、LT#m側は各NTの距離測定によ
り送信位相を決定しNTへ通知(設定)して、NTに受
信期待位相に合うように送信を行わせる必要があり、N
T側の送信位相はLT#m〜各NT間の距離に依存する
からである。
び光SW部32を介してLT#mのポインタ情報に基づ
く下りデータの送信を開始し、距離測定によりポインタ
値のうち上りデータ送信位相を順次修正を行って通信を
確立する。これは、LT#m側は各NTの距離測定によ
り送信位相を決定しNTへ通知(設定)して、NTに受
信期待位相に合うように送信を行わせる必要があり、N
T側の送信位相はLT#m〜各NT間の距離に依存する
からである。
【0036】また、LT#Rの予備加入者終端制御部3
8は運用状態表示部36に対して運用表示指示を行うと
共に接続状態表示部37に対してSC#m〜LT#R間
の接続状態のみを表示する指示を与えて切替を完了す
る。
8は運用状態表示部36に対して運用表示指示を行うと
共に接続状態表示部37に対してSC#m〜LT#R間
の接続状態のみを表示する指示を与えて切替を完了す
る。
【0037】LT#mの障害が復旧した場合のLT#R
からLT#mへの切り戻しは、LT#mからLT#Rへ
の切替と同等の手順を取ることにより可能である。
からLT#mへの切り戻しは、LT#mからLT#Rへ
の切替と同等の手順を取ることにより可能である。
【0038】以上説明した実施の形態においては、現用
系から予備系への切替時に予備の光加入者線集線部は現
用の光加入者線集線部で計測した距離情報及び位相情報
のポインタ値を設定してデータ送信を開始し、距離測定
によりポインタ値の修正を行って通信を確立するように
した例を示したが、各スターカプラSCと現用系の光加
入者線集線部LT#m間伝送路長と各スターカプラSC
〜予備系の光加入者線集線部LT#R間伝送路長との差
分を予備系の光加入者線集線部LT#Rにおいて予め計
測できる場合には、計測された前記差分を加味したポイ
ンタ値により送信を開始するように構成することができ
る。
系から予備系への切替時に予備の光加入者線集線部は現
用の光加入者線集線部で計測した距離情報及び位相情報
のポインタ値を設定してデータ送信を開始し、距離測定
によりポインタ値の修正を行って通信を確立するように
した例を示したが、各スターカプラSCと現用系の光加
入者線集線部LT#m間伝送路長と各スターカプラSC
〜予備系の光加入者線集線部LT#R間伝送路長との差
分を予備系の光加入者線集線部LT#Rにおいて予め計
測できる場合には、計測された前記差分を加味したポイ
ンタ値により送信を開始するように構成することができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明における多対一冗長構成の切替に
おいては、複数のスターカプラと予備の光加入者線によ
り接続された単一の予備の光加入者線終端部を前記複数
の現用系の光加入者線終端部に対して設けた構成を備え
ることから、単一の予備の光加入者線終端部により複数
の光加入者線終端部の支障移転が可能である。このため
従来の一対一冗長構成に比べて現用の光加入者線終端部
が増えても全体の光加入者線終端部の個数を削減するこ
とが可能であり、装置規模を最小限にすることが可能で
ある。
おいては、複数のスターカプラと予備の光加入者線によ
り接続された単一の予備の光加入者線終端部を前記複数
の現用系の光加入者線終端部に対して設けた構成を備え
ることから、単一の予備の光加入者線終端部により複数
の光加入者線終端部の支障移転が可能である。このため
従来の一対一冗長構成に比べて現用の光加入者線終端部
が増えても全体の光加入者線終端部の個数を削減するこ
とが可能であり、装置規模を最小限にすることが可能で
ある。
【0040】また、本発明では、予備の光加入者線及び
光加入者線終端部の監視には、現用の光加入者線終端部
からのポーリングによる距離測定に対する各加入者装置
からの距離測定フレームを受信して正常性を検出するよ
うに構成しているので、ポーリング期間に1つの加入者
装置からの距離測定フレームでも受信されれば当該スタ
ーカプラと予備の光加入者線終端部間が正常と判断する
ことが可能であり、正常性の監視の簡略化が実現でき、
また、予備系の光加入者線終端部が通信する加入者装置
のポインタ値として現用系の光加入者線終端部で測定し
たポインタ値を利用することから制御及び構成の簡略化
が実現できる。
光加入者線終端部の監視には、現用の光加入者線終端部
からのポーリングによる距離測定に対する各加入者装置
からの距離測定フレームを受信して正常性を検出するよ
うに構成しているので、ポーリング期間に1つの加入者
装置からの距離測定フレームでも受信されれば当該スタ
ーカプラと予備の光加入者線終端部間が正常と判断する
ことが可能であり、正常性の監視の簡略化が実現でき、
また、予備系の光加入者線終端部が通信する加入者装置
のポインタ値として現用系の光加入者線終端部で測定し
たポインタ値を利用することから制御及び構成の簡略化
が実現できる。
【0041】さらに本発明によれば、予備の光加入者線
終端部では、現用/予備の切替時に現用の光加入者線終
端部において測定されたポインタ値を使用しデータの送
信を開始するように構成しているので、送信開始までの
遅延を最小限に抑えることが可能である。特に、スター
カプラと予備系の光加入者線終端部間の伝送路長がほぼ
一致するような現用の光加入者線終端部からの切替又は
予め伝送路長の差分が既知の光加入者線終端部からの切
換動作の場合には、切替後直ちに通信の確立を実現する
ことが可能である。
終端部では、現用/予備の切替時に現用の光加入者線終
端部において測定されたポインタ値を使用しデータの送
信を開始するように構成しているので、送信開始までの
遅延を最小限に抑えることが可能である。特に、スター
カプラと予備系の光加入者線終端部間の伝送路長がほぼ
一致するような現用の光加入者線終端部からの切替又は
予め伝送路長の差分が既知の光加入者線終端部からの切
換動作の場合には、切替後直ちに通信の確立を実現する
ことが可能である。
【図1】本発明の適用対象とする光バースト信号多重伝
送システムのシステム構成を示す図である。
送システムのシステム構成を示す図である。
【図2】本発明を適用した光バースト信号多重伝送シス
テムの一実施の形態を示す図である。
テムの一実施の形態を示す図である。
【図3】本実施の形態の予備の光加入者終端部(LT)
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
11 加入者装置 12 スターカプラ 13 局装置 14 光加入者線終端部 21 加入者装置 22 スターカプラ 23 局装置 24 光加入者終端部 25 時間空間スイッチ 26 局装置制御部 27 インターフェース部 32 光スイッチ部 33 O/E変換部 34 信号処理部 35 自己監視部 36 運用状態表示部 37 接続状態表示部 38 予備加入者線終端制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 1/22 H04B 9/00 N Fターム(参考) 5K002 AA05 BA04 BA06 DA12 EA06 EA07 EA33 FA01 GA03 5K014 AA02 CA04 CA06 FA01 5K028 AA06 AA14 BB08 CC05 DD05 EE05 LL02 QQ01 TT05 5K033 AA04 AA06 CA01 CA11 CB01 DA01 DA15 DB02 DB17 DB22 EA04 EA06 EB06
Claims (4)
- 【請求項1】複数の現用の光加入者線終端部が光加入者
線を介してそれぞれのスターカプラによる分岐を経て複
数の加入者側装置を収容するパッシブダブルスター構成
の光バースト信号多重伝送システムの多対一冗長構成切
替方法において、前記スターカプラと予備の光加入者線
により接続された単一の予備の光加入者線終端部を前記
複数の現用系の光加入者線終端部に対して設け、前記各
スターカプラと前記予備の光加入者線終端部間の正常性
を現用の光加入者線終端部の距離測定による加入者側装
置からの距離測定フレームにより監視するとともに、複
数の現用の光加入者線終端部により何れかの現用の光加
入者線終端部とスターカプラ間の何れかの障害の検出時
に当該スターカプラと接続された予備の光加入者線終端
部間が正常状態の場合に、前記現用の光加入者線終端部
を前記予備の光加入者線終端部に切り替え、前記現用の
光加入者線終端部の距離測定で得られたポインタ値によ
り当該スターカプラを介してデータの送信を開始すると
ともに、距離測定によりポインタ値のうち上りデータ送
信位相を修正して通信の確立、継続を行うことを特徴と
する多対一冗長構成切替方法。 - 【請求項2】複数の現用の光加入者線終端部は、それぞ
れ配下の複数の加入者側装置に対してポーリングにより
距離測定を行い、前記予備の光加入者線終端部は、前記
各ポーリング期間の距離測定フレームを受信することに
より各スターカプラと前記予備の光加入者線終端部間の
正常性を検出することを特徴とする請求項1記載の多対
一冗長構成切替方法。 - 【請求項3】パッシブダブルスター構成の光バースト信
号多重伝送システムの多対一冗長構成切替方式におい
て、 それぞれが光加入者線により異なるスターカプラを介し
て複数の加入者側装置を収容する複数の現用の光加入者
線終端部と、前記各スターカプラと予備の光加入者線に
より接続され各スターカプラとの間の正常性を現用の光
加入者線終端部の距離測定による加入者側装置からの距
離測定フレームにより監視する単一の予備の光加入者線
終端部と、複数の現用の光加入者線終端部により何れか
の現用の光加入者線終端部とスターカプラ間の障害の検
出時に当該スターカプラと予備の光加入者線終端部間が
正常状態の場合に、当該現用の光加入者線終端部を前記
予備の光加入者線終端部に切り替え、前記現用の光加入
者線終端部の距離測定で得られたポインタ値により当該
スターカプラを介してデータの送信を開始するととも
に、距離測定によりポインタ値のうち上りデータ送信位
相を修正して通信の確立、継続を行う制御部とを有する
ことを特徴とする多対一冗長構成切替方式。 - 【請求項4】前記予備の光加入者線終端部は、各スター
カプラとの光加入者線と接続する光スイッチ部を有し、
複数の現用の光加入者線終端部は、それぞれ配下の複数
の加入者側装置に対してポーリングにより距離測定を行
い、前記予備の光加入者終端部は、前記各ポーリング期
間の距離測定フレームを受信することにより各スターカ
プラと前記予備の光加入者線終端部間の正常性を検出す
ることを特徴とする請求項3記載の多対一冗長構成切替
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000009530A JP2001203735A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 多対一冗長構成切替方法及び方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000009530A JP2001203735A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 多対一冗長構成切替方法及び方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001203735A true JP2001203735A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18537670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000009530A Pending JP2001203735A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 多対一冗長構成切替方法及び方式 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2001203735A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006324796A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Nec Corp | 光スイッチ装置及びそれを用いた光アクセスネットワーク方法 |
JP2008131088A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | 光通信システム |
JP2008160583A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Mitsubishi Electric Corp | 冗長化光アクセス装置 |
US7865077B2 (en) * | 2006-05-31 | 2011-01-04 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Optical communition system with N + 1 redundancy |
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-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000009530A patent/JP2001203735A/ja active Pending
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JP4728697B2 (ja) * | 2005-05-17 | 2011-07-20 | 日本電気株式会社 | 光スイッチ装置及びそれを用いた光アクセスネットワーク方法と光アクセスネットワークシステム |
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