JP2001339411A - デジタル無線通信監視方式 - Google Patents

デジタル無線通信監視方式

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JP2001339411A JP2000160058A JP2000160058A JP2001339411A JP 2001339411 A JP2001339411 A JP 2001339411A JP 2000160058 A JP2000160058 A JP 2000160058A JP 2000160058 A JP2000160058 A JP 2000160058A JP 2001339411 A JP2001339411 A JP 2001339411A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 或る無線区間に発生した障害が他の無線装置
の監視制御に及ぼす影響を排除する。 【解決手段】 無線及び有線の一方を介して順次接続さ
れ、自身の状態を検出して保持する複数の無線装置1〜
6と、マスター装置1に接続され各無線装置の状態を監
視する集中監視制御装置7とを備え、マスター装置1は
スレーブ装置2〜6に対し順次ポーリングにより各スレ
ーブ装置の状態を監視情報として収集し、収集した監視
情報を集中監視制御装置へ送信する場合、各スレーブ装
置はマスター装置からの前記ポーリングに対し自身を経
由してマスター装置側へ監視情報を返送するスレーブ装
置との間の無線回線の障害を検出する手段を有し、無線
回線の障害を検出すると、監視情報を返送するスレーブ
装置からの信号を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル無線通信
ネットワークの状態を監視するデジタル無線通信監視方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のデジタル無線通信ネットワーク
には、複数の小規模ネットワークからなる支線系デジタ
ル無線通信ネットワークと呼ばれるネットワークがあ
り、現在こうした支線系デジタル無線通信ネットワーク
の状態監視が行われている。このような支線系デジタル
無線通信ネットワークの状態監視を行う場合、この無線
通信ネットワークを構成する複数の小規模ネットワーク
を個別に監視制御しようとすると、多くの保守要員が必
要になるとともに保守設備に要する費用も多くなり現実
的でないため、点在する小規模ネットワークを回線(幹
線系無線回線あるいは有線通信回線)で接続して1個所
から監視制御を行うことにより保守要員の削減と保守設
備の有効利用を図るようにしている。
【0003】しかし、上記のような方法は支線系デジタ
ル無線通信ネットワーク内に点在している複数の小規模
ネットワークを繋いでいることから通常のパケット信号
の送信を行おうとするとパケットの衝突が頻繁に発生し
監視制御を効率良く行うことができない。このため、或
る1つの小規模ネットワーク内に配置されているマスタ
ー無線装置が、他の複数の小規模ネットワーク内にそれ
ぞれ配置されている複数のスレーブ無線装置を個別にポ
ーリング制御して監視データを収集するとともに、収集
したこれらの監視データを集中監視制御装置設置局へ送
信するようにして、効率の良い監視制御を行うようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各無線
装置を集中監視する集中監視制御装置設置局から遠く離
れた無線装置間で伝送品質の劣化によりビット誤り等が
発生した場合、各無線装置が共通で使用している集中監
視制御装置設置局側への上り回線に前記ビット誤りに伴
う誤った信号が流れ込むという問題があり、この結果、
他の無線装置からの正常な監視情報に誤った信号が混入
してその正常な監視情報が壊され前記他の無線装置の監
視制御に悪影響を及ぼしていた。さらに、こうした回線
品質劣化が長時間続くと、最悪の場合全ての無線装置の
監視制御が不可能になるという問題もあった。また、或
る無線装置間の無線回線の障害により他の無線装置から
の正常な監視情報が壊された場合、これら各無線装置の
監視制御が行えなくなることから、保守者がそれぞれの
無線装置の設置場所に赴いてその無線装置に直接保守端
末を接続して監視する必要があった。
【0005】したがって、本発明は、或る無線装置間の
無線回線に発生した障害が他の無線装置の監視制御に及
ぼす悪影響を排除することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、無線及び有線の一方の回線を介して
順次接続され前記無線回線を介してデジタル無線通信を
行うとともに、自身の状態を検出して保持する複数の無
線装置と、予めマスター無線装置及びスレーブ無線装置
の一方として定められた複数の無線装置の中の前記マス
ター無線装置に接続されるとともに、各無線装置の状態
を集中監視する監視装置とからなり、マスター無線装置
は複数のスレーブ無線装置に対し順次ポーリングにより
各スレーブ無線装置の状態データを監視情報として収集
し、収集した監視情報を監視装置へ送信するデジタル無
線通信監視システムにおいて、スレーブ無線装置は、マ
スター無線装置からのポーリングに対し自身を経由して
マスター無線装置へ監視情報を返送するスレーブ無線装
置との間の無線回線の障害を検出する検出手段と、検出
手段により無線回線の障害が検出されると監視情報を返
送するスレーブ無線装置からの送信信号を遮断する信号
遮断手段とを設けるようにしたものである。また、マス
ター無線装置は、前記ポーリングに先立ち、各無線装置
間の接続状態を示すテーブルをスレーブ無線装置へ送信
し保持させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明を適用したデジタル無線
通信ネットワークの構成を示すブロック図である。この
デジタル無線通信ネットワーク内には複数の小規模ネッ
トワークが点在しているとともに、各小規模ネットワー
ク内には図1に示す無線装置1〜6が各個に配置され、
各無線装置1〜6は有線回線または無線回線を介して接
続されている。ここで、本デジタル無線通信監視システ
ムでは、集中監視制御装置7により無線装置1〜6を監
視制御する。この場合、無線装置1をマスター無線装置
とし、無線装置2〜6をスレーブ無線装置とする。そし
て、マスター無線装置1がスレーブ無線装置2〜6を各
個にポーリングして、各スレーブ無線装置2〜6により
検出され保持されている各スレーブ無線装置2〜6の状
態を監視情報として収集し、この収集した監視情報をマ
スター無線装置1自身の監視情報とともに集中監視制御
装置7へ送信することにより、集中監視制御装置7はこ
のデジタル無線通信ネットワークを構成する各小規模ネ
ットワークの状態を監視する。
【0008】各無線装置1〜6は、それぞれ無線送受信
回路11と、装置監視制御回路12と、ルーティング回
路13とを有している。各無線装置1〜6の無線送受信
回路11には主信号を他のネットワークへ伝送するため
の有線回線L1〜L6がそれぞれ設けられている。ここ
で、無線装置1のルーティング回路13は集中監視制御
装置7と有線接続され、かつ無線装置1の無線送受信回
路11と無線装置2の無線送受信回路11とが無線回線
を介して接続される。また、無線装置2のルーティング
回路13は無線装置3,4の各ルーティング回路13と
有線接続される。さらに、無線装置3,4の各無線送受
信回路11はそれぞれ無線装置5,6の各無線送受信回
路11と無線回線を介して接続される。
【0009】したがって、マスター無線装置1からスレ
ーブ無線装置2へのポーリング信号は、マスター無線装
置1の無線送受信回路11からスレーブ無線装置2の無
線送受信回路11へ無線回線を介して送信される。スレ
ーブ無線装置2の装置監視制御回路12は無線送受信回
路11を介してこのポーリング信号を受信すると自装置
の監視情報を無線送受信回路11を介して無線装置1の
無線送受信回路11へ返送し、無線装置1の装置制御回
路12はこの監視情報を受信するとルーティング回路1
3から集中監視制御装置7へ送信する。
【0010】同様に、マスター無線装置1からスレーブ
無線装置3へのポーリング信号は、無線装置1の無線送
受信回路11→無線装置2の無線送受信回路11→無線
装置2のルーティング回路13→無線装置3のルーティ
ング回路13の経路で送信され、これに対する監視情報
は、無線装置3のルーティング回路13→無線装置2の
ルーティング回路13→無線装置2の無線送受信回路1
1→無線装置1の無線送受信回路11→無線装置1のル
ーティング回路13の経路で集中監視制御装置7へ送信
される。
【0011】さらに、マスター無線装置1からスレーブ
無線装置5へのポーリング信号は、無線装置1の無線送
受信回路11→無線装置2の無線送受信回路11→無線
装置2のルーティング回路13→無線装置3のルーティ
ング回路13→無線装置3の無線送受信回路11→無線
装置5の無線送受信回路11の経路で送信され、これに
対する監視情報は、無線装置5の無線送受信回路11→
無線装置3の無線送受信回路11→無線装置3のルーテ
ィング回路13→無線装置2のルーティング回路13→
無線装置2の無線送受信回路11→無線装置1の無線送
受信回路11→無線装置1のルーティング回路13の経
路で集中監視制御装置7へ送信される。なお、マスター
無線装置1とスレーブ無線装置4間の伝送経路は、マス
ター無線装置1とスレーブ無線装置3間の伝送経路と同
様であり、マスター無線装置1とスレーブ無線装置6間
の伝送経路は、マスター無線装置1とスレーブ無線装置
5間の伝送経路と同様である。
【0012】ところで、各無線装置1〜6の無線送受信
回路11は、デジタル通信データ信号及び監視制御デー
タ信号を多重化して無線周波数に変換し送信すると共
に、受信無線信号からデジタル通信データ信号及び監視
制御データ信号を分離する機能を有している。また、各
無線装置1〜6の装置監視制御回路12は自装置内の無
線送受信回路11により検出されて送られてくる自装置
の各種のアラーム発動情報、アラーム解除情報を監視情
報としてルーティング回路13へ送信し蓄積保持させる
とともに、ルーティング回路13を介してマスター無線
装置1からのポーリングに基づく自装置宛の制御データ
信号を受信すると、自身に接続される無線送受信回路1
1を制御し、蓄積保持されている自装置の監視情報をこ
の無線送受信回路11を介して(または、この無線送受
信回路11及びルーティング回路13を経由して)マス
ター無線装置1側へ送出する機能を有する。ここで、各
種のアラームとしては、デジタル通信データ信号入力
断、デジタル通信データ信号出力断、無線送信出力断、
無線受信信号断、自装置の無線送受信回路11内の復調
器のフレーム同期外れ、自装置の無線送受信回路11内
の変調器の出力断、ビット誤り警報などがある。
【0013】各スレーブ無線装置2〜6のルーティング
回路13は、自装置内の無線送受信回路11との接続点
である無線回線接続ポート、他の無線装置のルーティン
グ回路13との接続点である分岐回線接続ポート、自装
置内の装置監視制御回路12との接続点である無線装置
接続ポートの3個のポートを有している。さらに、マス
ター無線装置1のルーティング回路13の場合は、以上
のポートの他に集中監視制御装置7との接続点である集
中監視制御装置接続ポートを有し、各無線装置1〜6の
ルーティング回路13はそれぞれのポート間の監視情報
及び制御情報の行き先を制御するルーター機能を有す
る。
【0014】図2は前述したルーティング回路13の詳
細な構成を示すブロック図である。ルーティング回路1
3は、切替回路21,テーブル蓄積回路22,データ蓄
積回路23,警報制御回路24及び前述の4個のポート
25〜28を有している。次に、ルーティング回路13
の機能についてさらに詳細に説明する。システムが立ち
上げされた時に無線装置が予めマスター無線装置として
設定されている場合(即ち、集中監視制御装置接続ポー
ト26に集中監視制御装置7が接続されている無線装置
の場合)は、このマスター無線装置1のルーティング回
路13は、分岐回線接続ポート25または無線回線接続
ポート28の先に接続されているスレーブ無線装置を網
羅したネットワーク構成テーブルを作成して自身のテー
ブル蓄積回路22に蓄積する。
【0015】このネットワーク構成テーブルは、マスタ
ー無線装置1のスレーブ無線装置2とが無線送受信回路
11を介して接続され、スレーブ無線装置2とこれより
下位のスレーブ無線装置3,4とがルーティング回路1
3を介して接続され、スレーブ無線装置3とこれより下
位のスレーブ無線装置5とが無線送受信回路11を介し
て接続され、さらにスレーブ無線装置4とこれより下位
のスレーブ無線装置6とが無線送受信回路11を介して
接続されるといった、図1に示すような各無線装置1〜
6の接続構成を示すテーブルである。また、マスター無
線装置1のルーティング回路13は、このネットワーク
構成テーブルの他に、ポーリングによりデータの送受信
が行われるマスター無線装置1と相手先スレーブ無線装
置との対応関係が各無線装置固有の装置番号として全て
網羅されたポーリングテーブルを作成して自身のテーブ
ル蓄積回路22に蓄積する。
【0016】一方、システムが立ち上げされたときに無
線装置が予めスレーブ無線装置として設定されている場
合(即ち、集中監視制御装置接続ポート26に集中監視
制御装置7が接続されていない無線装置の場合)は、こ
れらスレーブ無線装置2〜6のルーティング回路13
は、マスター無線装置1から送られてくるネットワーク
構成テーブル及びポーリングテーブルを自身のテーブル
蓄積回路22に蓄積する。そして、蓄積したネットワー
ク構成テーブルの内容に基づきマスター無線装置1が分
岐回線接続ポート25の先に位置することを検出した場
合(即ち、スレーブ無線装置の場合)は、テーブル蓄積
回路22は切替回路21へマスター検出信号を出力す
る。
【0017】なお、ルーティング回路13内のデータ蓄
積回路23は、この無線装置自身の各種のアラーム発動
情報、アラーム解除情報を監視情報信号として蓄積保持
する。さらに、ルーティング回路13内の警報制御回路
24は、データ蓄積回路23に蓄積された監視情報信号
の中から、自身の無線送受信回路11内の復調器による
ビット誤りを検出しビット誤り警報として切替回路21
へ出力する。
【0018】次にルーティング回路13内の切替回路2
1の詳細な機能について説明する。システム立ち上げ時
に本無線装置が予めマスター無線装置として予め設定さ
れている場合は、切替回路21は以下のような第1及び
第2の機能を有する。即ち、マスター無線装置1の切替
回路21の第1の機能として、分岐回線接続ポート25
または無線回線接続ポート28の先に接続されるスレー
ブ無線装置に対し、テーブル蓄積回路22に蓄積されて
いるポーリングテーブルを用いて順次ポーリングを行
い、集中監視制御装置7を介する図示しない保守端末か
らの特定の無線装置への制御信号及び監視情報送信要求
信号を該当特定無線装置に送信するとともに、この制御
信号及び監視情報送信要求信号に対するスレーブ無線装
置側からの制御応答信号及び監視情報を収集し、送信要
求を行った集中監視制御装置接続ポート26に接続され
る集中監視制御装置7へ送信するルーターの機能を有す
る。また、マスター無線装置1の切替回路21の第2の
機能として、スレーブ無線装置に対し、テーブル蓄積回
路22に蓄積されたポーリングテーブル及びネットワー
ク構成テーブルを定期的に送信する機能を有する。
【0019】一方、システム立ち上げ時に本無線装置が
予めスレーブ無線装置として設定されている場合は、こ
れらのスレーブ無線装置2〜6の切替回路21は、次の
ような第1〜第3の機能を有する。即ち、スレーブ無線
装置の切替回路21の第1の機能として、分岐回線接続
ポート25または無線回線接続ポート28を介するマス
ター無線装置1側からの特定スレーブ無線装置へのポー
リングに基づく制御信号と監視情報送信要求信号を、テ
ーブル蓄積回路22に蓄積されたネットワーク構成テー
ブルに基づき目的方向へ送出するとともに、前記制御信
号と監視情報送信要求信号に対する他のスレーブ無線装
置からの制御応答信号と監視情報をテーブル蓄積回路2
2に蓄積されたネットワーク構成テーブルに基づき目的
方向へ送出するルーターの機能を有する。
【0020】また、スレーブ無線装置の切替回路21の
第2の機能として、定期的にマスター無線装置1から送
信されるポーリングテーブル及びネットワーク構成テー
ブルを受信しテーブル蓄積回路22に蓄積する機能を有
する。また、スレーブ無線装置の切替回路21の第3の
機能として、テーブル蓄積回路22からマスター検出信
号が出力され、かつ警報制御回路24からビット誤り警
報が出力された場合は、無線回線接続ポート28を介す
る他のスレーブ無線装置からの誤った制御応答信号と監
視情報とが分岐回線接続ポート25経由で集中監視制御
装置7側へ送信されないように無線回線を切断する等の
機能を有する。
【0021】次に、以上のように構成されたデジタル無
線通信ネットワーク内の各無線装置1〜6及び集中監視
制御装置7の動作を図3のシーケンス図に基づき説明す
る。各無線装置1〜6及び集中監視制御装置7からなる
システムの稼動が開始されると、マスター無線装置1
は、システム立ち上げ時にルーティング回路13内のテ
ーブル蓄積回路22内に設定されているネットワーク構
成テーブルとポーリングテーブルを読み出して監視制御
データ信号として無線送受信回路11に送り、デジタル
通信データ信号と多重させてスレーブ無線装置2へ送信
する(ステップS1)。
【0022】スレーブ無線装置2ではこの無線信号を受
信すると、受信した無線信号を無線送受信回路11によ
り監視制御データ信号とデジタル通信データ信号とに分
離し、監視制御データ信号をルーティング回路13へ送
る。ルーティング回路13ではマスター無線装置1から
無線回線接続ポート28経由で送られてきた監視制御デ
ータ(即ち、ネットワーク構成テーブルとポーリングテ
ーブル)をテーブル蓄積回路22に蓄積すると共に、分
岐回線接続ポート25経由(即ち、ルーティング回路1
3経由)でこれに接続される他のスレーブ無線装置(図
1では無線装置3,4)のルーティング回路13へ送信
する(ステップS2)。
【0023】スレーブ無線装置3では、分岐回線接続ポ
ート25経由で送られてきたネットワーク構成テーブル
とポーリングテーブルをテーブル蓄積回路22に蓄積す
ると共に、無線回線接続ポート28を介して無線送受信
回路11へ送り、無線送受信回路11はこのネットワー
ク構成テーブルとポーリングテーブルを監視制御データ
信号としてデジタル通信データ信号と多重しスレーブ無
線装置5へ送信する(ステップS2)。スレーブ無線装
置5では、無線回線接続ポート28経由で送られてきた
ネットワーク構成テーブルとポーリングテーブルをテー
ブル蓄積回路22に蓄積する。
【0024】一方、スレーブ無線装置4では、分岐回線
接続ポート25経由で送られてきたスレーブ無線装置2
からのネットワーク構成テーブルとポーリングテーブル
をテーブル蓄積回路22に蓄積すると共に、無線回線接
続ポート28を介して無線送受信回路11へ送り、無線
送受信回路11からそのネットワーク構成テーブルとポ
ーリングテーブルを監視制御データ信号としてデジタル
通信データ信号と多重しスレーブ無線装置6へ送信する
(ステップS2)。スレーブ無線装置6では、無線回線
接続ポート28経由で送られてきたネットワーク構成テ
ーブルとポーリングテーブルをテーブル蓄積回路22に
蓄積する。
【0025】その後、ネットワークの規模に応じた一定
時間(数秒から数十秒程度)が経過すると、マスター無
線装置1はスレーブ無線装置に対しこのスレーブ無線装
置固有の装置番号を指定してポーリングを始める(ステ
ップS3)。即ち、マスター無線装置1はポーリングテ
ーブルを用いて配下のスレーブ無線装置2〜6に対しテ
ーブル受信応答要求を順番に送信し(ステップS3,S
5)、スレーブ無線装置2〜6の応答を待つ。スレーブ
無線装置2〜6では、マスター無線装置1からのテーブ
ル受信応答要求を検出すると、自身にテーブルが蓄積さ
れている場合はテーブル受信応答をマスター無線装置1
側へ送信する。
【0026】マスター無線装置1は、配下の全てのスレ
ーブ無線装置2〜6からのテーブル受信応答を確認(ス
テップS4,S6,S7)すると、次に配下のスレーブ
無線装置2〜6に対して、ポーリングによる状態変化応
答要求を各無線装置2〜6固有の装置番号とともに順番
に送信し(ステップS9,S11)、スレーブ無線装置
2〜6の応答を待つ。スレーブ無線装置2〜6では、マ
スター無線装置1から送信される状態変化応答要求が自
身宛の要求か否かを自身に蓄積されているポーリングテ
ーブル及び予め自身に登録されている固有の装置番号に
基づき判断し、自身宛の状態変化応答要求の場合は応答
信号を返送する。ここで、状態変化のないスレーブ無線
装置では、ルーティング回路13において状態変化無し
応答信号を作成しマスター無線装置1へ送信する(ステ
ップS10)。
【0027】一方、ステップS8での障害検出により状
態変化のあったスレーブ無線装置では、状態変化に応じ
た応答信号を監視情報としてマスター無線装置1へ送信
する(ステップS12)。状態変化が発生したスレーブ
無線装置からの監視情報を受信したマスター無線装置1
はこの監視情報を集中監視制御装置7へ送信する。な
お、マスター無線装置1は、自装置で障害を検出した場
合は集中監視制御装置7へ自装置の監視情報を送信す
る。このようにして、集中監視制御装置7では全ての無
線装置1〜6の監視情報が受信され無線装置1〜6の監
視を行うことができる。
【0028】図4はスレーブ無線装置4とスレーブ無線
装置6間の無線回線に障害が発生した場合の各無線装置
間の監視制御データ信号の流れを示すシーケンス図であ
る。このシーケンス図をもとに回線障害時の各無線装置
の動作を説明する。マスター無線装置1はスレーブ無線
装置側へ前述したようにネットワーク構成テーブルとポ
ーリングテーブルを送信し、各スレーブ無線装置2〜6
からそのテーブル受信応答を確認すると、配下のスレー
ブ無線装置2〜6に対し状態変化応答要求を順番に送信
する(ステップS21,S23)。これに対し、各スレ
ーブ無線装置2〜6は状態変化が無い場合は状態変化な
し応答信号をマスター無線装置1へ返送する(ステップ
S22,S24)。
【0029】ここで、スレーブ無線装置4において、自
身のルーティング回路13のテーブル蓄積回路22に蓄
積されているネットワーク構成テーブルの内容からマス
ター無線装置1が分岐回線接続ポート25の先に位置す
ることが検出されてマスター検出信号が切替回路21へ
送出され、更にスレーブ無線装置6側からの無線信号を
復調する自身の無線送受信回路11内の復調器のビット
誤りが検出されて警報制御回路24からビット誤り警報
が出力された場合は(ステップS25)、スレーブ無線
装置4は、無線回線接続ポート28から伝送されてくる
スレーブ無線装置6からの誤った制御応答信号と監視情
報が分岐回線接続ポート25側(即ち、スレーブ無線装
置2側)へ出力しないようにこれらの信号を切断する
(ステップS26)。これにより、他のスレーブ無線装
置2〜5からマスター無線装置1経由で集中監視制御装
置7へ送出される正常な制御応答信号及び監視情報に対
して、スレーブ無線装置6が与える誤った制御応答信号
と監視情報による悪影響を未然に回避するがことでき
る。
【0030】即ち、一定のポーリング周期で各スレーブ
無線装置2〜6から送られてくる制御応答信号及び監視
情報は、マスター無線装置1を含む各無線装置の無線送
受信回路11及びルーティング回路13を経由して集中
監視制御装置7に到達するが、このとき、例えば無線装
置4の装置監視制御回路12により無線装置6との間の
無線回線の障害が検出された場合は、ルーティング回路
13は通常一定のポーリング周期で無線装置6から送ら
れてくる制御応答信号及び監視情報が正しく受信できて
いないと判断し、無線送受信回路11から送られてくる
監視制御データ信号ラインの切断等を行うことにより、
無線装置6側からの誤ったデータ信号を無線装置2へ送
らないようにしたものである。これにより、以降、マス
ター無線装置1から各スレーブ無線装置2〜6へのポー
リング(ステップS27,S29,S31,S33,S
35)に対し、各スレーブ無線装置2〜5から返送され
る応答信号(ステップS28,S30,S32,S3
4)は、無線装置6からの誤った応答信号により影響さ
れずに的確な応答信号として集中監視制御装置7側へ送
られ、この結果、集中監視制御装置7では、各無線装置
の状態を的確に監視することができる。
【0031】このように、本実施の形態では、ポーリン
グによりマスター無線装置1から複数のスレーブ無線装
置2〜6の監視制御を行うものであって、マスター無線
装置1と無線回線により接続される複数のスレーブ無線
装置の中で、無線区間の障害を検出したスレーブ無線装
置が、集中監視制御装置7を基点として自装置より下位
のスレーブ無線装置からマスター無線装置1経由で集中
監視制御装置7へ送信される監視制御信号を意図的に切
断することにより、集中監視制御装置7は、障害を検出
したスレーブ無線装置より上位のスレーブ無線装置の的
確な監視制御を行うことができる。即ち、特定無線伝送
区間の伝送品質の劣化が他の無線装置の監視制御に影響
を及ぼさないことから、共通の監視制御回線で効率的な
監視制御が可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
線及び有線の一方の回線を介して順次接続され前記無線
回線を介してデジタル無線通信を行うとともに、自身の
状態を検出して保持する複数の無線装置と、予めマスタ
ー無線装置及びスレーブ無線装置の一方として定められ
た複数の無線装置の中の前記マスター無線装置に接続さ
れるとともに、各無線装置の状態を集中監視する監視装
置とからなり、マスター無線装置は複数のスレーブ無線
装置に対し順次ポーリングにより各スレーブ無線装置の
状態データを監視情報として収集し、収集した監視情報
を監視装置へ送信するデジタル無線通信監視システムに
おいて、スレーブ無線装置は、マスター無線装置からの
ポーリングに対し自身を経由してマスター無線装置へ監
視情報を返送するスレーブ無線装置との間の無線回線の
障害を検出すると、監視情報を返送するスレーブ無線装
置からの送信信号を遮断するようにしたので、或る無線
装置間の無線回線に発生した障害が他の無線装置の監視
制御に及ぼす悪影響を排除することができ、この結果、
集中監視制御装置は、或る無線区間に障害が発生した場
合でも他の各無線装置の状態を的確に監視できる。ま
た、マスター無線装置は、ポーリングに先立ち、各無線
装置間の接続状態を示すテーブルをスレーブ無線装置へ
送信し保持させるようにしたので、各スレーブ無線装置
は、マスター無線装置側からのスレーブ無線装置宛のポ
ーリング信号に含まれる制御信号及び監視情報送信要求
を目的とするスレーブ無線装置へ的確に送出できるとと
もに、この制御信号及び監視情報送信要求に対しスレー
ブ無線装置からマスター無線装置宛へ返送される制御応
答信号及び監視情報をマスター無線装置へ的確に送出で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したデジタル無線通信ネットワ
ークの各部の構成を示すブロック図である。
【図2】 デジタル無線通信ネットワークを構成する無
線装置内のルーティング回路のブロック図である。
【図3】 デジタル通信ネットワーク内の各無線装置の
要部動作と各無線装置の状態を監視する集中監視制御装
置の動作を示すシーケンス図である。
【図4】 前記各無線装置の動作と集中監視制御装置の
動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1〜6…無線装置、7…集中監視装置、11…無線送受
信回路、12…装置監視制御回路、13…ルーティング
回路、21…切替回路、22…テーブル蓄積回路、23
…データ蓄積回路、24…警報制御回路、25…分岐回
線接続ポート、26…集中監視制御装置接続ポート、2
7…無線装置接続ポート、28…無線回線接続ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA05 AA06 BA08 CA01 DA01 DA17 DB12 DB20 EA02 EA04 EA07 5K035 AA03 BB03 CC10 DD01 EE01 JJ01 LL03 5K042 AA01 DA32 EA09 FA15 JA01 LA15 NA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線及び有線の一方の回線を介して順次
    接続され前記無線回線を介してデジタル無線通信を行う
    とともに、自身の状態を検出して保持する複数の無線装
    置と、予めマスター無線装置及びスレーブ無線装置の一
    方として定められた前記複数の無線装置の中の前記マス
    ター無線装置に接続されるとともに、各無線装置の状態
    を集中監視する監視装置とからなり、前記マスター無線
    装置は複数のスレーブ無線装置に対し順次ポーリングに
    より各スレーブ無線装置の状態データを監視情報として
    収集し、収集した監視情報を前記監視装置へ送信するデ
    ジタル無線通信監視システムにおいて、 前記スレーブ無線装置は、 前記マスター無線装置からの前記ポーリングに対し自身
    を経由してこのマスター無線装置側へ監視情報を返送す
    るスレーブ無線装置との間の無線回線の障害を検出する
    検出手段と、 前記検出手段により無線回線の障害が検出されると、前
    記監視情報の返送を行うスレーブ無線装置から前記マス
    ター無線装置側への信号を遮断する信号遮断手段とを有
    することを特徴とするデジタル無線通信監視方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記マスター無線装置は、 前記ポーリングに先立ち、各無線装置間の接続状態を示
    すテーブルをスレーブ無線装置へ送信し保持させること
    を特徴とするデジタル無線通信監視方式。
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