JP2910669B2 - 二重化切替方式 - Google Patents

二重化切替方式

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JP2910669B2
JP2910669B2 JP8092566A JP9256696A JP2910669B2 JP 2910669 B2 JP2910669 B2 JP 2910669B2 JP 8092566 A JP8092566 A JP 8092566A JP 9256696 A JP9256696 A JP 9256696A JP 2910669 B2 JP2910669 B2 JP 2910669B2
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豊 祢津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局側終端装置の現
用系及び予備系の各光加入者線終端部が光加入者線及び
スターカプラによる分岐を経て複数の加入者側装置に接
続され、複数の加入者側装置と双方向伝送を行う光バー
スト信号多重伝送システムの二重化切替方式に関する。
【0002】
【従来の技術】局側終端装置が内部の光加入者線終端部
から光加入者線を介し、スターカプラによる分岐を経て
複数の加入者側装置を収容するシステムの例を図5に示
す。同図において、CTは局側終端装置、LT0,LT
1は光加入者線終端部、SCはスターカプラ(Star
Coupler)、NTは加入者側装置である。とこ
ろで、このようなシステムにおいては、局側終端装置C
Tから加入者側装置NTへの下り信号の伝送にはTDM
(Time Division Multiplexi
ng)方式を用いると共に、加入者側装置NTから局側
終端装置CTへの上り信号の伝送にはTDMA(Tim
e Division Multiple Acces
s)方式を用い、かつ一芯の光加入者線で光バースト信
号を双方向伝送を行う場合は、TCM(Time Co
mpression Multiplexing)方式
を用いている。
【0003】図6は、このような光バースト信号多重伝
送システムの要部の詳細な構成を示すブロック図であ
る。図6において、局側終端装置CT内の各光加入者線
終端部LTは、加入者側装置NTからの上りデータ信号
を処理する上りデータ信号処理部2、加入者側装置NT
からの上りデータ信号を受信する受信部3、加入者側装
置NTからの距離を測定する距離測定部4、測定された
距離の演算を行う計算処理部5、上り及び下りのデータ
信号の位相を制御するTDMA位相制御部7、加入者側
装置NTへ下りデータを送信する送信部8、加入者側装
置NTへ送信される下りデータ信号を処理する下りデー
タ信号処理部9からなる。
【0004】また、加入者側装置NTは、局側終端装置
CTへ上りデータ信号を送信する送信部20、上りデー
タ信号を処理する上りデータ信号処理部21、上り及び
下りの各データ信号の位相を制御するTDMA位相制御
部22、局側終端装置CTからの下りデータ信号を受信
する受信部23、下りデータ信号を処理する下りデータ
信号処理部24からなる。なお、1は制御部で局側終端
装置CTを制御するものである。ところで、スターカプ
ラSCから各加入者側装置NTまでの光加入者線路長は
各々異なるため、局側終端装置CTでは光加入者線終端
部LTに設けたTDMA位相制御部7等により各加入者
側装置NTの送信位相制御を行って各加入者側装置NT
からの上りバースト信号の衝突を回避している。
【0005】ここで、光加入者線終端部LT0を現用系
とし、光加入者線終端部LT1を予備系とするような、
冗長構成を有する局側終端装置CTで系の切り替えを行
う場合は、現用系光加入者線終端部LT0からスターカ
プラSCまでの距離と、予備系光加入者線終端部LT1
からスターカプラSCまでの距離とが異なることによ
り、下り信号どうし、あるいは下り信号と上り信号の間
で信号の衝突が生じる。このため、従来では、予備系光
加入者線終端部LT1の送信部8をコールド・スタンバ
イ状態にさせておく。そしてこのような状態において、
光加入者線終端部LTの二重化切り替えを強制的に行う
場合は、まず現用系の全ての回線を停止させて現用系光
加入者線終端部LT0の送信部8をコールド・スタンバ
イにし、予備系光加入者線終端部LT1の距離測定部4
で予備系光加入者線終端部LT1から各加入者側装置N
Tまでの距離を測定した後、回線接続を行うようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
バースト信号多重伝送システムでは、冗長構成をとる光
加入者線終端部の二重化強制切り替えを行う場合、現用
系と予備系とで光加入者線終端部LTと加入者側装置N
Tとの間の距離が異なるため、予備系での距離測定が必
要となる。しかしこの場合、予備系光加入者線終端部L
T1の送信部がコールド・スタンバイ状態であるため、
現用系の全ての回線を停止させ、予備系光加入者線終端
部LT1から各加入者側装置NTまでの距離を測定した
後回線接続を行っている。このため、回線を無瞬断で切
り替えることができないという問題があった。従って本
発明は、冗長構成をとる光加入者線終端部の二重化強制
切り替えを行う場合、回線を無瞬断で切り替えることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、予備系の光加入者線終端部に、現用
系の光加入者線終端部から加入者側装置に送信された距
離測定用信号を受信し、加入者側装置から予備系及び現
用系の光加入者線終端部までの相対距離値を測定する測
定手段と、現用系の光加入者線終端部から加入者側装置
までの現用系距離値と相対距離値とから加入者側装置ま
での予備系距離値を算出する第1の算出手段と、現用系
の光加入者線終端部が加入者側装置の受信・送信位相制
御を行っている現用系受信・送信位相情報及び予備系距
離値に基づき加入者側装置の予備系受信・送信位相情報
を算出する第2の算出手段と、この第2の算出手段の算
出結果を現用系の光加入者線終端部へ通知する手段とを
設け、かつ現用系の光加入者線終端部に、現用系から予
備系への切替時に複数の加入者側装置の中から任意の加
入者側装置を選択して距離測定用信号を個別に送出する
送出手段と、予備系の光加入者線終端部から通知された
予備系受信・送信位相情報を定められた基準周期内で加
入者側装置へ通知する通知手段とを設け、予備系受信・
送信位相情報の各加入者側装置への通知の終了後、現用
系及び予備系の各光加入者線終端部は、上記基準周期内
で加入者側装置の受信・送信位相と系の切り替えを行う
ようにしたものである。従って、現用系と予備系の各光
加入者線終端部間で距離値及び位相情報の授受を行い、
予備系の光加入者線終端部は送信コールド・スタンバイ
のまま受信のみで相対距離測定を行い、かつこの値と現
用系距離値から自回線の真の距離値及び位相情報(予備
系受信・送信情報)を算出する一方、現用系の光加入者
線終端部は予備系の位相情報を各加入者側装置へ通知
し、同一タイミングで加入者側装置の受信・送信位相と
現用系及び予備系の各光加入者線終端部の送・受信の切
替を行う。この結果、冗長構成をとる光加入者線終端部
の二重化強制切り替えを行う場合、回線を無瞬断で切り
替えることができる。
【0008】また、第1の算出手段による予備系距離値
の算出,第2の算出手段による予備系受信・送信位相情
報の算出及び通知手段による予備系受信・送信位相情報
の通知の際に、現用系及び予備系の各光加入者線終端部
間で前記距離値及び受信・送信位相情報を相互に授受す
るようにしたものである。また、通知手段は予備系受信
・送信位相情報を加入者側装置へ通知して加入者側装置
の送信位相を変えるようにしたものである。また、現用
系の光加入者線終端部は、現用系の光加入者線終端部か
ら加入者側装置までの現用系距離値を測定し、距離測定
用信号の受信が検出されたときに第1の算出手段に通知
するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明を適用した光バースト信号
多重伝送システムの一実施例を示すブロック図であり、
特に局側終端装置CTと加入者側装置NTの要部を示す
ものである。ここで、局側終端装置CTは、スターカプ
ラSCを介して複数の加入者側装置NTと光バースト信
号の双方向伝送を行っている。このような光バースト信
号多重伝送システムの局側終端装置CTは冗長構成を有
しており、現用系及び予備系の各光加入者線終端部が設
けられている。ここで光加入者線終端部の現用系から予
備系への強制切替を行う場合、現用系と予備系とで光加
入者線終端部と加入者側装置との間の距離が異なるた
め、予備系での距離測定が必要となる。しかし、この場
合、予備系光加入者線終端部の送信部がコールド・スタ
ンバイ状態であるため、まず現用系の全ての回線を停止
させ、予備系光加入者線終端部から各加入者側装置まで
の距離を測定した後、回線接続を行わなければならず、
回線を無瞬断で切り替えることができない。
【0010】このため、図1に示すシステムでは、図6
に示す従来システムの各光加入者線終端部LT0,LT
1に、予備系時に自回線の真距離を算出する第1の算出
回路5a,15aと,算出した真距離と現用系の受信・
送信位相情報とから予備系受信・送信位相情報を算出す
る第2の算出回路5b,15bを有する予備系計算処理
部5,15を各個に設け、かつ現用系時に運用中の全て
の加入者側装置NTの現用系距離測定値を算出する現用
系計算処理部6,16、及び同一タイミングで系の切り
替えを行う切替制御部10,11を各個に設け、回線を
無瞬断で切り替えできるようにする。
【0011】次に図1のブロック図及び図2〜図4に示
す各タイムチャートに基づいて本発明の要部動作を詳細
に説明する。ここでいま、LT0を現用系光加入者線終
端部、LT1を予備系の光加入者線終端部とし、光加入
者線終端部LTに接続可能な加入者側装置NTの数をn
とする。そして、さらに図2〜図4に示すように、1フ
レームの基準となるフレームパルスFP(例えば図2
(b),(c))と、n(加入者側装置の数)×p(整
数)×FP(フレームパルス)のタイミングのマルチフ
レームパルスMFP(例えば図2(a))とを、光加入
者線終端部の基準タイミングとして定める。ここで制御
部1が強制切替命令を発し、距離測定対象である加入者
側装置NTX が指示されると、現用系光加入者線終端部
LT0のTDMA位相制御部7は、距離測定用信号を下
りデータ信号処理部9に送出する。この場合、予備系光
加入者線終端部LT1の距離測定部13は、加入者側装
置NTX のポーリング周期に該当するフレームパルスF
Pの下り信号送信完了のタイミング(図2(e)の時点
のタイミング)で内部の距離測定カウンタをスタート
させ距離測定を開始する。
【0012】この距離測定用信号は、下りデータ信号処
理部9で下り信号フレームに多重され送信部8から加入
者側装置NTX に対し下りOAM(Operation
And Maintenance)信号により送信さ
れる。加入者側装置NTX では、受信部23で受信した
下り信号の中から下りデータ信号処理部24によって下
りOAM信号を抽出する。TDMA位相制御部22はこ
の下りOAM信号から分離された距離測定用信号を検出
すると、そのままこの距離測定用信号を上りデータ信号
処理部21に送出する。上りデータ信号処理部21で
は、距離測定用信号を上りOAM信号に多重し、下り信
号領域終了点(図2(f)の時点のタイミング)で送
信部20から距離測定用ガードタイム中に送信する。
【0013】一方、予備系光加入者線終端部LT1で
は、受信部14においてこの上りOAM信号が受信され
ると(図2(e)の時点のタイミング)、上り信号処
理部12はこのOAM信号から距離測定用信号を検出す
る。そしてこの検出時点で距離測定部13のカウンタを
ストップさせる。なお、この図2に示すタイムチャート
では、同図(d),(e)に示すように、予備系光加入
者線終端部LT1と加入者側装置NT間の距離が現用系
光加入者線終端部LT0と加入者側装置NT間の距離よ
り短くなっていることを想定している。予備系光加入者
線終端部LT1の距離測定部13では、カウンタがスト
ップした時点で予備系計算処理部15にカウンタによる
距離測定値(ラウンド・トリップ時間)を通知する。予
備系計算処理部15は距離測定値を入力すると、現用系
計算処理部6から運用中の全ての加入者側装置NTの現
用系距離測定値(現用系の光加入者終端部LT0から加
入者端末装置NTまでの測定距離値)を入手すると共
に、TDMA位相制御部7から運用中の全ての加入者側
装置NTの受信・送信位相情報を入手し、第1及び第2
の算出回路により後述する式(1)〜(6)に示すよう
な計算を行う。
【0014】ここで、図2(d),(e)に示すよう
に、現用系光加入者線終端部LT0から加入者側装置N
X までの現用系距離測定値をD00X 、予備系光加入者
線終端部LT1から加入者側装置NTX までの予備系距
離測定値をD11X 、現用系光加入者線終端部LT0→加
入者側装置NTX →予備系光加入者線終端部LT1の経
路による相対距離測定値(1/2測定値)をD01X とす
ると、D11X は、
【0015】
【数1】
【0016】となる。ここで、D00X とD11X との距離
差Δdは、
【0017】
【数2】
【0018】であるから、予備系光加入者線終端部LT
1から他の加入者側装置NTn までの真距離値は、
【0019】
【数3】
【0020】となる。ところで、各加入者側装置NTの
個別データ用位相情報は下りデータ受信位相PBと上り
データ送信位相PFからなり、また光加入者線終端部L
Tでは各加入者側装置NTからの上りバースト信号の受
信位相PRを有している。この場合、加入者側装置NT
X の図2(f)に示す下りデータ受信位相PB#xは、
【0021】
【数4】
【0022】として求められる。ここで、LB#nは図
2の(d)〜(f)にも示すように、加入者側装置NT
X の下り主情報長である。また、加入者側装置NTX
例えば図2(f)に示す上りデータ送信位相PF#x
は、
【0023】
【数5】
【0024】として求められる。ここで、式(5)中の
LF#nは、加入者側装置NTX の上り主情報長であ
る。また、Sxは、図3(d)にも示すように、光加入
者線終端部と加入者側装置NTX 間の距離値であり、S
max は光加入者線終端部LTから加入者側装置NTまで
の最遠端距離値である。このSX 及びSmax には、第1
の算出回路において式(1)で得られた真距離値が用い
られ、SX 及びSmax に含まれる現用系との距離差Δd
は相殺される。次に、図2(d)に示す、光加入者線終
端部における加入者側装置NTX からのデータ受信位相
PR#xは、
【0025】
【数6】
【0026】として求められる。なお、式(5)に示す
データ送信位相PF#xは、各加入者側装置NTの上り
主情報長を考慮し加入者側装置NTX の仮想距離を、図
3(f)に示す最遠端とした送信位相であるため、各加
入者側装置NTからの上りバースト信号の衝突を回避す
ることができる。
【0027】ここで加入者側装置NTで下り信号を受信
する場合は、下り信号自体の位相は変化するが、各加入
者側装置NTでの自装置宛のデータは下り信号の先頭を
基準とするため現用系で使用している受信位相PBをそ
のまま用いることができる。従って加入者端末装置NT
では、現用系と予備系の光加入者線終端部の距離差を意
識しない。従って、実際には予備系の送信位相のみを加
入者終端装置NTに通知すればよい。また光加入者線終
端部LTでの上り信号の受信はフレームがフレームパル
スFPにより構成されるため、現用系でも予備系でも同
一位相である。なお、各加入者側装置の送信位相PF
は、現用系でも予備系でも各光加入者線終端部での受信
位相PRを一定にするためには、主情報長は同一である
から、距離差に依存する。
【0028】ここで、例えば図4(f)に示す、切替前
の送信位相である現用系の送信位相PF#xに−Δdを
加算すると、系切替後には図4(e)に示すような送信
位相PF#x’が得られる。この場合、光加入者線終端
部LTの各加入者側装置NTからの上りデータ受信位相
PRは、光加入者線終端部LTでは上記条件から受信位
相に変化が生じないないため、図4(e)に示すように
現用系の位相情報をそのまま用いることができる。こう
して予備系計算処理部15において式(1)〜(6)に
基づく計算が終了すると、予備系計算処理部15は、予
備系の各位相情報をTDMA位相制御部7,17に通知
する。この場合、予備系光加入者線終端部LT1では、
予備系の送信位相PF及び受信位相PBは、TDMA位
相制御部17から下りデータ信号処理部18に通知され
て下りOAM信号に多重され送信部19へ送られ、また
受信位相PRは受信部14から通知される。
【0029】なおこのとき、予備系光加入者線終端部L
T1の送信部19はコールド・スタンバイ状態にある。
従って、予備系の送信位相PF及び受信位相PBは、現
用系光加入者線終端部LT0のTDMA位相制御部7か
ら下りデータ信号処理部9に通知され、下り信号の下り
OAM信号に多重された後、送信部8から各加入者側装
置NTに送信される。各加入者側装置NTでは自装置宛
の位相情報を検出すると、現用系光加入者線終端部LT
0に対し受信・送信位相獲得信号を返送する。現用系光
加入者線終端部LT0では、上り信号処理部2で分離さ
れた全ての加入者側装置NTからの位相獲得信号をTD
MA位相制御部7で検出する。すると、TDMA位相制
御部7は、切替制御部10に切替許可信号を通知する。
切替制御部10はこの切替指示信号を切替制御部11へ
通知する。
【0030】その後、切替制御部10はMFP周期の第
1フレーム(FP周期)において、下りデータの送信を
完了した時点で送信部8をディスイネーブルとする。こ
の場合、各加入者側装置NTでは、下り信号フレームの
下りOAM信号内の個別OAM(図2(f))によって
予め通知されている位相情報を、下りOAM信号の共通
OAMの受信タイミングで新たなデータ受信位相及びデ
ータ送信位相として切り替える。一方、予備系光加入者
線終端部LTでは、切替制御部11がマルチフレームパ
ルスMFP周期の第1フレームの受信側から切り替えを
行い、次のフレームパルスFPから送信部19をイネー
ブルにする。ここで、予備系光加入者線終端部LT1の
受信側から切り替えを実行するのは、切替タイミングで
の上りデータと下りデータとの衝突を回避するためであ
る。このような一連の手順により、光加入者線終端部の
無瞬断二重化強制切り替えが行われる。
【0031】このように現用系と予備系の各光加入者線
終端部間で距離値及び位相情報の授受を行い、予備系光
加入者線終端部LT1は送信コールド・スタンバイのま
ま受信のみで相対距離測定を行い、かつこの値と現用系
回線の距離値から自回線の真の距離値及び位相情報を算
出する一方、現用系光加入者線終端部LT0は予備系の
位相情報を各加入者側装置NTへ通知し、同一タイミン
グで加入者側装置の受信・送信位相の切替と現用系及び
予備系の各光加入者線終端部の送・受信の切替を行うよ
うにしたものである。従って切り替え前に現用系光加入
者線終端部LT0で回線の停止を行わずに、予備系光加
入者線終端部LT1を立ち上げてから切り替えが実施さ
れるため、従来、回線停止を伴っていた二重化強制切り
替えを無瞬断で実現でき、この結果システムの運用性を
向上できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
用系と予備系の各光加入者線終端部間で距離値及び位相
情報の授受を行い、予備系の光加入者線終端部は送信コ
ールド・スタンバイのまま受信のみで相対距離測定を行
い、かつこの値と現用系距離値から自回線の真の距離値
及び位相情報を算出する一方、現用系の光加入者線終端
部は予備系の位相情報を各加入者側装置へ通知し、同一
タイミングで加入者側装置の受信・送信位相の切替と現
用系及び予備系の各光加入者線終端部の送・受信の切替
を行うようにしたので、冗長構成をとる光加入者線終端
部の二重化強制切り替えを行う場合、回線を無瞬断で切
り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した光バースト信号多重伝送シ
ステムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例システムの要部動作を示すタイム
チャートである。
【図3】 実施例システムの要部動作を示すタイムチャ
ートである。
【図4】 実施例システムの要部動作を示すタイムチャ
ートである。
【図5】 従来システムの構成を示す図である。
【図6】 従来システムの詳細な構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1…制御部、3,14、23…受信部、4,13…距離
測定部、5.15…予備系計算処理部、6,16…現用
系計算処理部、7,17,22…TDMA位相制御部、
8,19,20…送信部、10,11…切替制御部、C
T…局側終端装置、LT0…現用系光加入者線終端部、
LT1…予備系光加入者線終端部、NT…加入者側装
置、SC…スターカプラ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局側終端装置の現用系及び予備系の各光
    加入者線終端部が光加入者線を介しスターカプラによる
    分岐を経て複数の加入者側装置を収容するパッシブダブ
    ルスター構成をとり、光加入者線終端部から加入者側装
    置への下り信号にTDM方式を採用し、加入者側装置か
    ら光加入者線終端部への上りバースト信号にTDMA方
    式を採用し、一芯の光加入者線でTCM方式により双方
    向伝送を行う光バースト信号多重伝送システムにおい
    て、 予備系の光加入者線終端部に、現用系の光加入者線終端
    部から加入者側装置に送信された距離測定用信号を受信
    し、加入者側装置から予備系及び現用系の光加入者線終
    端部までの相対距離値を測定する測定手段と、現用系の
    光加入者線終端部から前記加入者側装置までの現用系距
    離値と相対距離値とから加入者側装置までの予備系距離
    値を算出する第1の算出手段と、現用系の光加入者線終
    端部が加入者側装置の受信・送信位相制御を行っている
    現用系受信・送信位相情報及び予備系距離値に基づき加
    入者側装置の予備系受信・送信位相情報を算出する第2
    の算出手段と、この第2の算出手段の算出結果を現用系
    の光加入者線終端部へ通知する通知手段とを設け、かつ
    現用系の光加入者線終端部に、現用系から予備系への切
    替時に複数の加入者側装置の中から任意の加入者側装置
    を選択して距離測定用信号を個別に送出する送出手段
    と、予備系の光加入者線終端部から通知された予備系受
    信・送信位相情報を定められた基準周期内で加入者側装
    置へ通知する通知手段とを設け、予備系受信・送信位相
    情報の各加入者側装置への通知の終了後、現用系及び予
    備系の各光加入者線終端部は、前記基準周期内で加入者
    側装置の受信・送信位相と系の切り替えを行うことを特
    徴とする二重化切替方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第1の算出手段による予備系距離値の算出,第2の算出
    手段による予備系受信・送信位相情報の算出及び通知手
    段による予備系受信・送信位相情報の通知の際に、現用
    系及び予備系の各光加入者線終端部間で前記距離値及び
    受信・送信位相情報を相互に授受することを特徴とする
    二重化切替方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記通知手段は前記予備系受信・送信位相情報を加入者
    側装置へ通知して加入者側装置の送信位相を変えること
    を特徴とする二重化切替方式。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 現用系の光加入者線終端部は、現用系の光加入者線終端
    部から加入者側装置までの現用系距離値を測定し、距離
    測定用信号の受信が検出されたときに前記第1の算出手
    段に通知することを特徴とする二重化切替方式。
JP8092566A 1995-04-14 1996-04-15 二重化切替方式 Expired - Lifetime JP2910669B2 (ja)

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