JP2829166B2 - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2829166B2
JP2829166B2 JP3256435A JP25643591A JP2829166B2 JP 2829166 B2 JP2829166 B2 JP 2829166B2 JP 3256435 A JP3256435 A JP 3256435A JP 25643591 A JP25643591 A JP 25643591A JP 2829166 B2 JP2829166 B2 JP 2829166B2
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泰三 伊藤
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御局が複数の従属局
をポーリングするデータ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデ−タ伝送システムは、制御局に
よって制御局にマルチポイント接続された複数の従属局
をポーリングするように構成されており、通常、制御局
は、システムの中央制御局として稼働し、制御局が従属
局からデータを収集する。即ち、制御局は各従属局に順
次コマンドを送出してポーリングを行い、従属局はその
ポーリングに対するレスポンスとして制御局にデータを
送出し、制御局はそれを受け取る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
伝送システムでは、ある従属局が他の従属局にデータを
送るときに、データ伝送は次のような手順で行われる。
例えば第1の従属局が第2の従属局にデータを伝送しよ
うとする場合、第1の従属局は制御局からのコマンドに
対するレスポンスとして第2の従属局に送るべきデータ
を制御局に送出する。制御局は第1の従属局からデータ
を受け取ると、そのデータが第2の従属局宛のデータで
あることを判別し、第2の従属局へのコマンド送出の順
番がきた時点で、第1の従属局から受け取ったデータを
コマンドとして第2の従属局に伝送する。このように従
来のデータ伝送システムでは、従属局間のデータ伝送
は、あくまでも制御局による従属局のポーリング動作と
して行われるので、データ伝送に大きな遅れが生じる。
また、1回のデータ伝送に伝送路を2度使用するので、
伝送路の利用効率が悪いという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した従来のデータ伝送シス
テムの問題点を解決し、従属局間のデータ伝送を高速化
し、かつ伝送路の利用効率を向上できるデータ伝送シス
テムを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御局に複数
の従属局がマルチポイント接続され、制御局が各従属局
に順次コマンドを送出してポーリングを行い、従属局が
そのポーリングに対するレスポンスとして制御局にデー
タを送出し、制御局がそれを受け取るデータ伝送システ
ムにおいて、前記制御局に、従属局から送られてくる
スポンスがデータ伝送を要求するものであるか検出する
検出手段と当該検出手段が該データ伝送要求を検出し
たときに該従属局からのデータを他の従属局に折り返す
ための折り返し回路を形成するデータ折り返し手段と
当該データ折り返し手段によるデータ折り返しを開始し
てからの時間を計時するタイマとを設ける一方、前記複
数の従属局のうちの少なくとも1つに、データ伝送を要
求するレスポンスを前記制御局に送ると共に該レスポン
スを送ったあとに該制御局にデータを送るデータ送出手
段を設け、前記制御局が、ポーリング動作によって従属
局から送られてくるレスポンスがデータ伝送を要求する
ものであると検出されたとき、該従属局からのデータを
他の従属局に折り返すための折り返し回路を形成し、そ
の後、所定時間が計時されたとき、該従属局からのデー
タを他の従属局に折り返すための折り返し回路を解除
し、次のポーリング動作を行うデータ伝送システムによ
って達成される。
【0006】
【作用】制御局は、ポーリング動作によって従属局から
送られてくるレスポンスがデータ伝送を要求するもので
あると検出手段が検出したとき、データ折り返し手段が
該従属局からのデータを他の従属局に折り返すための折
り返し回路を形成し、その後、所定時間が計時されたと
き、データ折り返し手段が該従属局からのデータを他の
従属局に折り返すための折り返し回路を解除して次のポ
ーリング動作を行い、従属局は、信号送出手段がデータ
伝送を要求するレスポンスを制御局に送ると共に該レス
ポンスを送ったあとに該制御局にデータを送る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のデータ伝送シ
ステムの実施例を説明する。
【0008】図1は、本発明によるデータ伝送システム
の一実施例の構成を示す。
【0009】図1のデータ伝送システムを形成する制御
局10は、複数の従属局(後述)の1つから送られてくる
所定の折り返し要求信号を検出する検出手段である検出
部11と、検出部11に接続されており検出部11が折り返し
要求信号を検出したときに1つの従属局からのデータを
他の従属局に折り返す折り返し手段であるスイッチ12
と、タイムアップをもってスイッチ12を開放してデータ
伝送路(後述)の折り返しを解除してデータ伝送を終了
するように時間設定するタイマ13と、下りデ−タ伝送路
(後述)及び同期信号線(後述)を介して送られる所定
の信号を発生する信号発生部14とを有している。
【0010】また、図1のデータ伝送システムを形成す
る従属局15は、データを受信するデータ受信部16
と、データ受信部16に接続されており折り返し要求信
号を制御局10に送ると共に、折り返し要求信号を制御
局10に送ったあとに制御局10にデータを送るデータ
送出手段であるデータ送出部17とを有する。同様に、
従属局18は、データ受信部19とデータ送出部20と
を有し、従属局21は、データ受信部22とデータ送
23とを有している。従属局15,18,21のそれ
ぞれは、上り伝送路24、下り伝送路25並びに同期信
号線26を介して制御局10にマルチポイントに接続さ
れている。なお、データ送出部17,20,23のそれ
ぞれは、折り返し要求信号を出力する折り返し要求信号
送出部とデータを出力するデータ送出部とを別々に設け
て構成してもよい。
【0011】制御局10には上りデータ伝送路24からのデ
ータを下りデータ伝送路25に折り返すためのスイッチ12
が設けられている。データ伝送のための同期信号は信号
発生部14によって発生され、制御局10から同期信号線26
を介して各従属局15,18,21のそれぞれに供給され
る。
【0012】図2は、従属局15から従属局21にデータ
を伝送する場合のコマンド及びデータなどの流れを示
す。
【0013】図3のフロ−チャ−トは、従属局15から従
属局21にデータを伝送する場合の制御局10の動作を示
す。
【0014】以下、図2及び図3を参照して従属局15か
ら従属局21にデータを伝送する場合のデータ伝送システ
ムの各構成部分の動作を説明する。
【0015】まず、制御局10は通常のポーリング動作と
して、従属局15へのコマンドAを下りデータ伝送路25に
送る(ステップS1)。下りデータ伝送路25を介してコ
マンドAを受け取った従属局15は、他の従属局に伝送す
べきデータがない場合には通常のレスポンスをデ−タ送
出部17により上りデータ伝送路24を介して制御局10に送
り返すが、この場合には従属局21にデータを伝送するた
め、従属局15はデ−タ送出部17により上りデータ伝送路
24を介して従属局21へのデータ伝送を要求するレスポン
スBを制御局10に送る。
【0016】制御局10は、コマンドAに対するレスポン
スBを従属局15から受け取ると、それが従属局21へのデ
ータ伝送を要求するものか、または通常のレスポンスで
あるか検出部11により検出して判定を行う(ステップS
2)。本実施例では判定結果は従属局21へのデータ伝送
を要求することになるので、制御局10はスイッチ12を閉
じて、上り伝送路24からのデータを下り伝送路25に折り
返す回路を形成する(ステップS3)。そして、データ
の折り返しを開始したことを示すコマンドCを下り伝送
路25を介して従属局15に送る(ステップS4)。
【0017】従属局15は,下り伝送路25を介して送られ
てきたコマンドCを受信すると、従属局21へのデータD
を上り伝送路24に送り、データDは上り伝送路24、スイ
ッチ12、下り伝送路25の経路で従属局21に送られる。
【0018】制御局10は、従属局15がデータDの伝送を
行っている間にタイマ13を起動し(ステップS5)、上
記タイマ13の設定された時間が満了したか否かを判定し
(ステップS6)、上記ステップS5でタイマ13の設定
時間が満了したときはスイッチ12を開放して折り返し回
路を解消して(ステップS7)、制御局10は次のポーリ
ング動作に入る(ステップS1)。
【0019】
【発明の効果】本発明のデータ伝送システムは、制御局
に複数の従属局がマルチポイント接続され、制御局が各
従属局に順次コマンドを送出してポーリングを行い、従
属局がそのポーリングに対するレスポンスとして制御局
にデータを送出し、制御局がそれを受け取るデータ伝送
システムにおいて、前記制御局に、従属局から送られて
くるレスポンスがデータ伝送を要求するものであるか
出する検出手段と当該検出手段が該データ伝送要求
検出したときに該従属局からのデータを他の従属局に折
り返すための折り返し回路を形成するデータ折り返し手
段と、当該データ折り返し手段によるデータ折り返しを
開始してからの時間を計時するタイマとを設ける一方、
前記複数の従属局のうちの少なくとも1つに、データ伝
送を要求するレスポンスを前記制御局に送ると共に該レ
スポンスを送ったあとに該制御局にデータを送るデータ
送出手段を設け、前記制御局が、ポーリング動作によっ
て従属局から送られてくるレスポンスがデータ伝送を要
求するものであると検出されたとき、該従属局からのデ
ータを他の従属局に折り返すための折り返し回路を形成
し、その後、所定時間が計時されたとき、該従属局から
のデータを他の従属局に折り返すための折り返し回路を
解除し、次のポーリング動作を行うので、従属局は他の
従属局のポーリング動作のタイミングに影響を受けるこ
となく、制御局の折り返し手段を通じて直接データを送
受信でき、それに伴って、従属局間で高速にデータ伝送
を行うことができる。また、1回のデータ伝送で1度だ
け伝送路を使用するので伝送路の利用効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ伝送システムの一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ伝送システムで送受信されるコマ
ンド、データなどの流れを示す信号流れ図である。
【図3】図1のデータ伝送システムを構成する制御局の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 制御局 11 検出部 12 スイッチ 13 タイマ 14 信号発生部 15,18,21 従属局 16,19,22 デ−タ主受信部 17,20,23 デ−タ送出部 24 上りデータ伝送路 25 下りデータ伝送路 26 同期信号線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御局に複数の従属局がマルチポイント
    接続され、制御局が各従属局に順次コマンドを送出して
    ポーリングを行い、従属局がそのポーリングに対するレ
    スポンスとして制御局にデータを送出し、制御局がそれ
    を受け取るデータ伝送システムにおいて、 前記制御局に、従 属局から送られてくるレスポンスがデ
    ータ伝送を要求するものであるか検出する検出手段と
    当該検出手段が該データ伝送要求を検出したときに該従
    属局からのデータを他の従属局に折り返すための折り返
    し回路を形成するデータ折り返し手段と、当該データ折
    り返し手段によるデータ折り返しを開始してからの時間
    を計時するタイマとを設ける一方、 前記複数の従属局のうちの少なくとも1つに、データ伝
    送を要求するレスポンスを前記制御局に送ると共に該レ
    スポンスを送ったあとに該制御局にデータを送るデータ
    送出手段を設け、 前記制御局は、ポーリング動作によって従属局から送ら
    れてくるレスポンスがデータ伝送を要求するものである
    と検出されたとき、該従属局からのデータを他の従属局
    に折り返すための折り返し回路を形成し、その後、所定
    時間が計時されたとき、該従属局からのデータを他の従
    属局に折り返すための折り返し回路を解除し、次のポー
    リング動作を行う ことを特徴とするデータ伝送システ
    ム。
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JPH05102974A JPH05102974A (ja) 1993-04-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609245A (ja) * 1983-06-28 1985-01-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 内線転送方式
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