JP2680442B2 - 通信ネットワークの位相同期方式 - Google Patents

通信ネットワークの位相同期方式

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JP2680442B2
JP2680442B2 JP1243059A JP24305989A JP2680442B2 JP 2680442 B2 JP2680442 B2 JP 2680442B2 JP 1243059 A JP1243059 A JP 1243059A JP 24305989 A JP24305989 A JP 24305989A JP 2680442 B2 JP2680442 B2 JP 2680442B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 LAN、ISDN等のような主局と複数の従局とを結ぶ通信
ネットワークにおける位相同期方式に関し、 従局が送出する遅延測定用パターンの競合を避ける位
相同期方式を提供することを目的とし、 主局側から遅延測定用パターンを送出する従局を順次
指定し、その指定を受けた従局のみがパターンを送出す
るか、又は主局が、該パターンと基準位相との位相差検
出してこの位相差信号により従局の位相遅延制御を行う
ように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は通信ネットワークの位相同期方式に関し、特
にLAN(Local Area Network)、ISDN(Integrated Serv
ice Digital Network)等のような主局と複数の従局と
を結ぶ通信ネットワークにおける位相同期方式に関する
ものである。
主局と複数の従局が接続される通信ネットワークで
は、従局がそれぞれ異なる位置に設置されるため、主局
−従局間距離が異なり、その距離差によって、各従局の
一巡遅延(ラウンド・トリップ・ディレイ)が異なって
くる。
従って、主局では各従局からのデータ位相を主局の受
信タイミングに同期させる必要がある。
〔従来の技術〕
伝送遅延を補償し、位相を同期させる方式の一例とし
ては、通信の前段階において、従局内に可変遅延手段を
持たせこの遅延手段を調整することによって位相同期さ
せる方式が特開昭59−54347号公報等において既に提案
されており、その構成例が第5図に、そのタイムチャー
トが第6図に示されている。尚、第6図中のFはフレー
ム先頭ビットを示している。
第5図に示すように、複数の従局S1〜Snの各々がパタ
ーン発生器1を備え、このパターン発生器1で発生され
た所定の遅延測定用ランダムパターンMを位相遅延部2
で可変遅延して主局10に送る。
主局10では受信したパターンMを固定タイミングで読
み取って検出し、検出データmとしてその従局へループ
バックさせる。
従局では受信したデータmを位相差検出部3でパター
ン発生器1からのパターンMと比較し、M≠mであれば
位相シフト幅に従って送信位相を徐々に遅らして行き、
Mとmが等しくなった時点でシフトを止めフレーム位相
を固定するように位相差検出部3が位相遅延部2を制御
する。
以上のように、各従局は送信フレーム位相を可変遅延
させ従局内遅延時間Tdiを調整するので全従局に対し一
巡遅延時間(往復伝搬時間2Tpi+従局内遅延時間Tdi)
が一定となり、主局受信端での位相が同期する。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来方式では、複数の従局が同時に遅延測
定用パターンMを送出すると衝突が起こり正しい遅延測
定が不可能となるという問題がある。
即ち、第6図に示すように、主局10に最も遠い従局Sn
を基準とすると、従局内遅延時間Tdnがゼロで往復伝搬
時間2Tpnのみが存在し、主局10に最も近い従局S1は往復
伝播時間Tp1は略ゼロであり、局内遅延時間Td1のみが存
在することから、主局10でパターンMを受けるべきタイ
ムスロットが従局SnとS1とで重なってしまうことが分か
る。
従って、本発明は従局が送出する遅延測定用パターン
の競合を避ける位相同期方式を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
第1図は本発明の原理説明図である。本発明において
は、同図(a)に示すデータフォーマット上において、
同図(ア)に示す下り線データに従局指定Pのための領
域と検出データm(又はq)のための領域とを設置し、
同図(イ)に示す上り線データには遅延測定用パターン
Mのための領域を設ける。
また、同図(b)に示すように、主局10内にはパター
ンMを送出する従局を順次指定するための信号Pを発生
するための従局指定用テーブル5を設け、各従局S1〜Sn
内には指定信号Pを受けるまでパターンMの送出を禁止
する送出禁止部4を設置している。
従って、主局10は従局指定用テーブル5に従って特定
の従局を指定するための信号Pを下り線へ出力し、従局
は主局10に指定信号Pが自局宛である時のみパターンM
を上り線へ送出する。
そして、従来例と同様に主局10でパターンMを固定タ
イミングで検出しその従局へループバックした検出デー
タmがパターンMに一致するまで位相差検出部3が位相
遅延部2での遅延を行わせる。
また、本発明では、同図(b)に点線で示すように位
相差検出部3を用いずに、パターンMと主局10での基準
位相との位相差信号qを検出データとして遅延検出部6
で検出し、この位相差信号qにより位相差検出部3を経
由せずに位相遅延部2を直接制御することもできる。
このようにして本発明では主局が指定した従局のみが
遅延測定用パターンを送出できるので、遅延測定用パタ
ーンの競合を回避することができる。
〔実施例〕
本発明の第1の実施例における構成が第2図に、そし
て、そのタイムチャートが第3図に示されている。この
実施例では、主局10が、にテーブル5とパターン折返部
11と多重化部MUXとで構成され、従局S1がパターン発生
器1と位相遅延部2と位相差検出部3と送出禁止部4と
分離部DMUXとで構成されている。また、送出禁止部4は
指定信号Pの検出部41と、この検出部41の出力と位相遅
延部2の出力とを入力するANDゲート42とで構成されて
いる。
以下、この実施例の動作を第3図を参照して説明す
る。
まず、主局10では、テーブル5に記憶された順に従局
の指定信号Pを多重化部MUXに与える。第3図の例では
最遠の従局Snの指定信号Pnが多重化部MUXから出力され
る。
従局S1〜Snでは、受信信号を分離部DMUXで分離した
後、送出禁止部4の指定信号検出部41で指定信号Pnの検
出が行われるが、最遠の従局Snだけが自局の指定番号と
一致するので検出部41の出力は論理“1"となり、ANDゲ
ート42をイネーブルにする。従って、ANDゲート42から
は遅延測定用パターンMが送出されることとなる。
主局10ではパターンMをパターン折返部11において固
定サンプリングで読み取り検出データmとして多重化部
MUXを介して従局Snへループバックされる。尚、主局−
従局間の最大の遅延時間は通常、第3図に示すようにフ
レーム先頭ビットFから次のフレーム先頭ビットF(図
示せず)間の1フレーム内に収まるものである。
従局Snでは、分離部DMUXで検出データmを分離して位
相差検出部3に送り、パターン発生器1からのパターン
Mと比較する。この比較の結果、Mとmを比較し等しけ
れば従局Snは正しい位相でフレーム送出を行っているこ
とが分かり位相遅延部2の遅延動作を停止させ、Mとm
が等しくなければ位相が合っていないものとして位相遅
延部2の位相シフト幅に従って送信位相を徐々に遅らし
て行き、Mとmが等しくなった時点でシフトを止めフレ
ーム位相を固定し、主局受信端での位相の同期を取る。
尚、この動作は従来例と同様である。
第3図には、指定従局が最近の従局S1の場合も右側に
示されているが、上記の従局Snと全く同様にして位相同
期が行われる。
第4図は、本発明の第2の実施例における構成を示し
たもので、この従来例では、従局がパターン発生器1と
位相遅延部2と送出禁止部4と分離部DMUXとで構成さ
れ、主局10がテーブル5と遅延検出部6と多重化MUXと
で構成されている。尚、遅延検出部6は主局10に備わっ
た基準位相に対してどれだけの位相差が有るかを検出す
るもので、既に特開昭62−232231号公報に開示されてい
る。
このような実施例においては、第2図の実施例と同様
に主局10がテーブル5より読み出した従局順に従局を指
定し、指定された従局のみ指定信号Pの内容が自局の番
号と一致するので遅延測定用パターンMを送出する。
主局10ではこのパターンMと本来受け取るべき基準位
相との位相差を遅延検出部6で検出し、その内容を検出
データqとして送出する。即ち、上述の如く、主局−従
局往復伝搬時間2Tpi+従局内遅延時間Tdiは一定となる
ように制御されるので、主局10の位相は常に一定の基準
値になっていれば、この基準位相からのズレにより各従
局側で位相調整をすることができることになる。
従って、従局では分離部DMUXで分離された検出データ
qの内容に基づいて第2図のような位相差検出部3を用
いずに位相遅延部2を直接制御して送信位相を調整し、
結果的に主局受信端での位相の同期を取る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る通信ネットワークの位相
同期方式によれば、主局側から遅延測定用パターンを送
出する従局を順次指定し、その指定を受けた従局のみが
パターンを送出するか、又は主局が、該パターンと基準
位相との位相差検出してこの位相差信号により従局の位
相遅延制御を行うように構成したので、主局における遅
延測定用のパターンの競合受信を避けることができ、正
しい遅延測定が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る通信ネットワークの位相同期方
式の原理説明図、 第2図は、本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図、 第3図は、本発明の第1の実施例の動作タイムチャート
図、 第4図は、本発明の第2の実施例を示すブロック図、 第5図は、従来例の構成を示すブロック図、 第6図は、従来例の動作タイムチャート図、である。 第1図において、 10…主局、S1〜Sn…従局、1…パターン発生器、2…位
相遅延部、3…位相差検出部、4…送出禁止部、5…テ
ーブル、6…遅延検出部。 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 一雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−281624(JP,A) 特開 昭61−145995(JP,A) 特開 昭59−54347(JP,A) 特開 昭62−232231(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の従局(S1〜Sn)の各々がパターン発
    生器(1)で発生された所定の遅延測定用パターン
    (M)を位相遅延部(2)で遅延させて主局(10)に送
    り、該主局(10)で該パターン(M)を固定タイミング
    で検出し該従局へループバックした検出データ(m)が
    該パターン(M)に一致するまで位相差検出部(3)が
    該位相遅延部(2)での遅延を行わせる通信ネットワー
    クの位相同期方式において、 該主局(10)が該パターン(M)を送出する従局を順次
    指定するための信号(P)を発生するテーブル(5)を
    備え、各従局が該指定信号(P)を受けるまで該パター
    ン(M)の送出を禁止する送出禁止部(4)を備えたこ
    とを特徴とした通信ネットワークの位相同期方式。
  2. 【請求項2】該主局(10)が、該パターン(M)と基準
    位相との位相差信号(q)を遅延検出部(6)で検出
    し、該位相差信号(q)により該位相差検出部(3)を
    経由せずに該位相遅延部(2)を制御することを特徴と
    した請求項1記載の通信ネットワークの位相同期方式。
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