JP2962277B2 - Tdma送信タイミング設定方式 - Google Patents

Tdma送信タイミング設定方式

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時分割多元接続(T
DMA)の子機と基地局との距離の測定に関し、特に、
自動的に送信タイミングを設定する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の距離測定技術として、例
えば特開昭59−183538号公報「同期方式」があ
る。子機から基地局へ測距信号を送信し、基地局がそれ
に対して返送信号を子機へ送信して、子機が送信電波と
受信電波の時間差から距離を計算する方法と、基地局が
子機から受信したタイムスロットを基準位置と比較し、
ずれ情報を子機へ通知する方式である。
【0003】その他に、特開昭62−67939号公報
「TDMAアクイジション方式」がある。子機から基地
局へアクイジション信号というバースト信号を送信し、
基地局がこれを受信して予測位置からのずれ情報を子機
に通知する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】基地局は受信した電波
に対して、タイムスロットの読取り時間窓があり、それ
に対して最適に合うように子機で送信タイミングを調整
する。
【0005】しかし、特開昭59−183538号公報
「同期方式」あるいは特開昭62−67939号公報
「TDMAアクイジション方式」による送信電波と受信
電波の時間差を測定する方式の第1の問題点は、子機で
の測定時間が不正確になることである。その理由は、基
地局での電波受信から送信までの処理遅延が測定時間に
含まれるためである。
【0006】また、第2の問題点は、基地局の装置が複
雑になることである。その理由は、基地局が基準タイム
スロットからのずれを測定するための手段とその測定結
果を情報として子機に通知する手段とが必要となるため
である。
【0007】本発明の目的は、子機と基地局との距離に
基づく最適送信タイミングを子機側で簡易に測定して、
送信タイミングを自動的に設定し、子機が通信できるま
での調整時間を短縮し、自動調整を簡略に行うTDMA
送信タイミング設定方式を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のTDMA送信タ
イミング設定方式は、移動体通信システムの時分割多元
接続方式における子機の送信タイミング設定方式におい
て、特定なパターンの試験信号を送信タイミングに従っ
子機から基地局へ送信する送信手段と、基地局から
り返された試験信号を受信し、受信フレームパルスを作
成し、受信フレームパルスに同期して送信タイミングパ
ルスを発生し、折り返された試験信号と特定なパターン
の試験信号とを照合し、送信タイミングパルスの送信タ
イミングを調整する制御信号を出力する照合手段と、予
め送信タイムスロットと受信タイムスロットとが1/2
フレーム離れる送信タイミングを基準としておき、制御
信号により、子機の送信タイミングを調整し、試験信号
が基地局の受信タイムスロ ットに合うように送信タイミ
ングを変更する変更手段を有することを特徴とする。
【0009】また、子機から基地局へ試験信号を送信す
送信手段は、特定なパターンの試験信号を発生する試
験パターン発生器と、試験信号を入力とし、変調を施
し、送信タイミングに従って送信する送信回路と、送信
回路の出力を入力としアンテナから基地局へ送信する送
受信共用器とを有する。
【0010】また、制御信号を出力する照合手段は、
受信共用器により基地局から折り返された試験信号を受
信し、復調する受信回路と、受信回路の出力により受信
フレームパルスを作成するフレーム同期回路と受信フ
レームパルスに同期して送信タイミングパルスを発生す
る送信タイミング発生回路と、受信回路の出力と試験パ
ターン発生器の出力とを照合し、照合結果により送信タ
イミングパルスの送信タイミングを調整する制御信号を
出力する照合回路と、を有する。
【0011】更に、送信タイミングを変更する変更手段
は、予め送信タイムスロットと受信タイムスロットとが
1/2フレーム離れる送信タイミングを基準としてお
き、子機と基地局間がごく接近している場合に、照合結
果の制御信号により、送信タイミングを調整し、子機と
基地局間の距離が長くなるに応じて、送信タイミングを
基準より早めに送信し、特定なパターンの試験信号が
地局の受信タイムスロットに合うように、制御して、子
機の送信タイミングを変更する手段を有する
【0012】基地局から、割り当てタイムスロットを含
む通信用電波を送出し、子機はその通信用電波を受け、
特定なパターンの試験信号を予め決められた送信タイミ
ングに従って子機から基地局へ送信し、そのまま基地局
から折り返された試験信号を受信する。この折返し制御
の開始と終了の手順を両者であらかじめ決めておくもの
である。折返し状態になった後、子機から基地局へ送信
するタイムスロットに特定なパターンを設定し、送信回
路から基地局へ送信すると同時に照合器に入力し、基地
局から折返して受信する試験信号を受信回路で検出して
照合器に入力し、送信パターンと比較する。送信タイミ
ングが適正ならば、受信したパターンは基地局で折返し
ただけなので送信したパターンと一致するはずであり、
最適タイミングであることが判明する。仮にタイミング
がずれていると、基地局では誤って読取るので折返した
パターンは送信したパターンと一致しない。不一致ビッ
トの位置から補正すべき送信タイミングのビット時間が
容易に判明するので、その結果に基づき、子機の送信タ
イミングを調整する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の回
路構成を示すブロック図である。図1を参照すると、試
験パターン発生器1の出力を送信回路2へ入力し、送信
タイミング発生回路6によって送信回路2の出力を送受
信共用器3へ接続する。送受信共用器3からの受信出力
を受信回路4へ導き、その出力をフレ一ム同期回路5に
導き、その出力を送信タイミング発生回路6へ接続す
る。更に、照合器7に受信回路4の出力と試験パターン
発生器1の出力とを接続し、照合結果により送信タイミ
ング発生器回路6に接続する構成となっている。
【0014】次に本発明の動作を説明する。図1を参照
すると、試験信号発生器1で特定な試験パターン信号1
1を発生させ、送信回路2に入力し、変調を施した後、
送受信共用器3を経由してアンテナから基地局(図示せ
ず)へ送信する。基地局では、その試験パターンを読取
り、下り電波に乗せ替えて読取ったまま子機へ送信す
る。子機では送受信共用器3からの受信出力を受信回路
4で復調した後、フレーム同期回路5受信フレームパ
ルス14を作成する。このフレームパルス14で送信タ
イミング発生回路6を駆動して送信タイミング信号13
を発生させる。同時に受信パターン信号12を照合器7
へ入力して、送信パターン信号11と比較する。予め送
信タイムスロットと受信タイムスロットとが1/2フレ
ーム離れるのが最適な送信タイミングとして設定してお
く。子機と基地局間がごく接近している場合は、距離が
長くなるにつれ、子機から送信タイミングスロットをこ
の基準位置より早めに送信し、基地局において、試験信
号が、電波遅延により、ちょうど1/2フレーム隔たっ
たタイミングに合うように子機の送信タイミングを早め
に送信するように制御する。
【0015】次に図2を参照して動作を説明する。図2
は本発明の一実施例における子機の上り方向(送信方
向)の試験パターン信号と下り方向(受信方向)の受信
パターン信号のタイミングチャートを示す図である。上
り信号には、本子機に割当てられたタイムスロットに試
験パターン信号11として、例えば、11110000
の8ビットが挿入されている。一方、下り信号(1)は
基地局からの受信電波であり、本子機に割当てられた1
/2フレーム後のタイムスロットには、1111000
0という送信パターンと一致する試験パターン信号11
が挿入されている。これは、正常な送信タイミング信号
13の場合を示している。即ち、基地局は正常に試験パ
ターンを読取っていることを表している。他方、下り信
号(2)のタイムスロットには、X1111000(X
=特定しないビット)という8ビットが挿入されてい
る。送信パターンと異なっており、1と0との境目に着
目すると、試験パターンでは左側から数えて4ビット目
と5ビット目であるが、受信パターンでは5ビット目と
6ビット目に来ており、基地局で1ビット早めに読取っ
ていることが分る。すなわち、送信タイミング信号13
が1ビット分遅過ぎるためである。仮に、送信タイミン
グ信号13が早すぎる場合には、受信パターン信号12
において1と0との境目が試験パターン信号11より前
側に来ることとなる。このように、境目が前か後ろかで
基地局へ到着したときのタイムスロットが正常か否かが
判断でき、更に、何ビットずれているかで補正すべき送
信タイミングが判明する。子機は、その照合結果に基づ
き、照合器7が送信タイミング制御信号15を発生し、
送信タイミング信号13を調整する。この調整は簡単で
あり、ずれのビット数と等しいビット時間だけずれを打
消す方向へシフトすればよい。本例では1ビット遅すぎ
ているため、1ビット分、早くするだけでよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、子機と基地局との距離
に基づく最適送信タイミングを子機側で簡易に測定し
て、子機の送信タイミングを自動的に設定し、子機が通
信できるまでの調整時間を短縮し、自動調整を簡略に行
うTDMA送信タイミング設定方式が提供される効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の一実施例における送信方向の試験パタ
ーン信号と受信方向の受信パターン信号のタイミングチ
ャートを示す図である。
【符号の説明】
1 試験パターン発生器 2 送信回路 3 送受信共用器 4 受信回路 5 フレーム同期回路 6 送信タイミング発生回路 7 照合器 11 試験パターン信号 12 受信パターン信号 13 送信タイミング信号 14 受信フレームパルス 15 送信タイミング制御信号

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体通信システムの時分割多元接続方
    式における子機の送信タイミング設定方式において、特定なパターンの試験信号を送信タイミングに従って
    記子機から基地局へ送信する送信手段と、 前記基地局から折り返された試験信号を受信し、受信フ
    レームパルスを作成し、前記受信フレームパルスに同期
    して送信タイミングパルスを発生し、前記折り返された
    試験信号と前記特定なパターンの試験信号とを照合し、
    送信タイミングパルスの送信タイミングを調整する制御
    信号を出力する照合手段と、 予め送信タイムスロットと受信タイムスロットとが1/
    2フレーム離れる送信タイミングを基準としておき、前
    記制御信号により、子機の送信タイミングを調整し、試
    験信号が基地局の受信タイムスロットに合うように子機
    の送信タイミングを変更する変更手段を 有することを特
    徴とするTDMA送信タイミング設定方式。
  2. 【請求項2】 前記子機から基地局へ試験信号を送信す
    送信手段が、 特定なパターンの試験信号を発生する試験パターン発生
    器と、 前記試験信号を入力とし、変調を施し、送信タイミング
    に従って送信する送信回路と、 前記送信回路の出力を入力としアンテナから基地局へ送
    信する送受信共用器とを有する請求項1記載のTDMA
    送信タイミング設定方式。
  3. 【請求項3】 前記制御信号を出力する照合手段が、 前記送受信共用器により基地局から折り返された試験信
    号を受信し、復調する受信回路と、 前記受信回路の出力により受信フレームパルスを作成
    るフレーム同期回路と前記受信フレームパルスに同期して送信タイミングパル
    スを発生する送信タイミング発生回路と、 前記受信回路の出力と前記試験パターン発生器の出力と
    照合し、照合結果により送信タイミングパルスの送信
    タイミングを調整する制御信号を出力する照合回路と、 を有する請求項1記載のTDMA送信タイミング設定方
    式。
  4. 【請求項4】 前記送信タイミングを変更する変更手段
    が、 予め送信タイムスロットと受信タイムスロットとが1/
    2フレーム離れる送信タイミングを基準としておき、
    機と基地局間がごく接近している場合に、前記照合結果
    の制御信号により、送信タイミングを調整し、子機と基
    地局間の距離が長くなるに応じて、送信タイミングを前
    記基準より早めに送信し、前記特定なパターンの試験信
    号が基地局の受信タイムスロットに合うように、制御し
    て、子機の送信タイミングを変更する手段を有する請求
    項1記載のTDMA送信タイミング設定方式。
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JP5892849B2 (ja) * 2012-05-10 2016-03-23 日本放送協会 送受信システム、送受信方法及び電子装置
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