JP3192111B2 - 無瞬断切替方式 - Google Patents

無瞬断切替方式

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JP3192111B2 JP27665597A JP27665597A JP3192111B2 JP 3192111 B2 JP3192111 B2 JP 3192111B2 JP 27665597 A JP27665597 A JP 27665597A JP 27665597 A JP27665597 A JP 27665597A JP 3192111 B2 JP3192111 B2 JP 3192111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冗長系を構成する
複数の双方向ディジタル伝送路における対向するディジ
タル伝送装置の伝送路切替方式に関する。
【0002】特に、現用伝送路及び予備伝送路間の距離
差により両伝送路を通過する信号に遅延差がある場合
に、データの欠落や重複を起こすことなく伝送路の切替
を行う無瞬断切替方式に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の無瞬断切替方式には、送信側装置
から受信側装置への2つの伝送路を設け、送信側装置に
おいて送信信号を両伝送路に分岐して同一信号を送信し
ておき、受信側装置において両伝送路から受信する信号
の一方を選択するような、冗長構成を持つ伝送路切替シ
ステムが利用されている。
【0004】図6は、このような従来形式の無瞬断切替
方式を示すブロック構成図である。同図において、送信
側装置から受信側装置への2つの伝送路は、送信側の信
号を分岐して同一信号を供給する伝送路終端部104、
105と受信側の同一信号を受信する伝送路終端部10
6、107との間に設けられている。
【0005】無瞬断切替手段としては、送信側は、両伝
送系へ同一信号を送信するための分岐部103の前段
に、マルチフレームパタン挿入部101及びマルチフレ
ーム生成部100を設け、マルチフレームパタン挿入部
101において送信信号の空きタイムスロットにマルチ
フレーム生成部100から発生するマルチフレームパタ
ンを挿入するように構成されている。また、受信側は、
両伝送路からの受信信号に対して遅延を与える遅延バッ
ファ110、111、マルチフレームの同期をとるマル
チフレーム同期回路108、109及び制御部112を
設け、マルチフレーム同期回路108、109はそれぞ
れの伝送系のマルチフレームの同期をとり、制御部11
2は、両系の受信信号のマルチフレームの位相を比較し
受信端での相対遅延差を判定し、該相対遅延差に基づい
て遅延バッファ110、111で与える遅延量を制御し
て遅延バッファ通過後の両系信号の位相を一致させてい
る。
【0006】これにより、両伝送路間の遅延差が解消で
きるので、受信側の選択部113で両系の信号を切り替
えた際にはデータの欠落や重複が生じることがなくな
り、無瞬断切替が実現される。
【0007】また、図6では無瞬断切替方式として、一
方向の伝送路の信号のみに着目した構成のみを示してい
るが、通常の双方向伝送路においては、反対方向の伝送
方向においても同様な構成が採用でき2つの双方向伝送
路構成の双方向通信における無瞬断切替が行われる。
【0008】更に、2つの双方向伝送路を有する無瞬断
切替方式であって、対向する送受信装置のうち一方の送
受信装置は伝送路の遅延時間を測定するための周期信号
を送信する機能を有し、他方の送受信装置は前記周期信
号に対するループバック機能を有する無瞬断切替方式が
特開平8−65282号公報に記載されている。
【0009】この無瞬断切替方式は、一方の送受信装置
において、双方向伝送路に周期信号を送信するととも
に、送信した周期信号と他方の送受信装置でループバッ
クされ受信された周期信号とを比較することにより、2
つの双方向伝送路内のループバック及び2つの双方向伝
送線路間に跨るループバックによる3つの遅延時間を測
定して、3つの遅延時間の測定結果を演算することによ
り、双方向伝送路間の受信信号の遅延量の調整を行うよ
うにして一方の送受信装置の構成機器の削減を図り管理
の簡略化を可能にした双方向通信システムにおける無瞬
断切替方式である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の無瞬断切替方式
は、受信側選択部の前段で受信信号の位相を一致させる
ため、送信側では、2つの伝送系にマルチフレームパタ
ンを埋め込んだ同一信号を送信しておき、受信側では、
両系から受信するマルチフレームパタンの相対位相差を
比較し、相対的に位相が進んでいる信号に対して遅延を
与えることにより両系の位相を一致させる方式である。
【0011】この方式は、例えば、1+1冗長系のよう
に送信端で常時両系へ信号を分岐し、受信側では常時両
系の受信信号をモニタできるようなプロテクション方式
においては適しているものの、1:N冗長系構成のよう
に切替動作が行われていない定常状態において各現用チ
ャンネルの信号を予備伝送路に分岐送信することができ
ない方式の場合は、受信側で現用及び予備伝送路から受
信する信号の位相を比較することができず、位相調整の
制御を定常的に行うことができないという問題点を有し
ている。
【0012】また、前記双方向通信システムにおける無
瞬断切替方式においては、遅延量の測定のうち2つの双
方向伝送路に跨るループバックによる遅延量の測定を必
要とするところから、1:N冗長系構成のように定常状
態において複数の現用チャンネルの信号を予備伝送路に
分岐送信することができない方式の場合は、やはり切替
動作が行われていない定常状態において複数の現用チャ
ンネルの信号を予備伝送路に分岐送信することができな
いから、現用及び予備伝送路から受信する信号の位相を
比較することができず、位相調整の制御を定常的に行う
ことができないことに変わりがない。更に、この方式
は、遅延量の測定には3つのループバック制御及び測定
を行う必要があり周期信号の送受信制御及び演算処理等
が煩雑化し、現用系及び予備系の同期をとるなどの必要
性により装置構成も複雑化するという問題がある。
【0013】このような問題点を解決するために、両系
の伝送路に現用チャンネル信号が送信されているか否か
に拘わらず、無条件に送受信されているオーバーへッド
バイトを用いてマルチフレーム情報を送受信する方法が
考えられるが、この方法では両系伝送路の送信端におい
て、両インタフェース部で挿入するマルチフレームの同
期をとる必要があり、そのための仕組みが必要となる。
【0014】(発明の目的)本発明の目的は、1:N冗
長系構成のように、従来の無瞬断切替方式では適用する
ことができなかったプロテクション方式、即ち、切替動
作の発生していない定常状態においては送信側は予備伝
送路へ信号を分岐送信しないプロテクション方式に適用
可能な無瞬断切替方式を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の無瞬断切替方式
は、現用系及び予備系に独立にマルチフレームを生成し
送信する手段(図2の16、15)と、受信信号のマル
チフレームを監視し、受信したマルチフレームパタンを
同一インタフェースの送信側信号にループバックするこ
とにより、受信したマルチフレーム位相と同位相でマル
チフレームを送信する手段(図2の17、18、15)
と、ループバックされたマルチフレームパタンを監視
し、自装置が生成しているマルチフレームの位相と比較
し、比較結果として現用系及び予備系の往復の絶対遅延
量を求める手段(図2の19、20)とを有する。
【0016】さらに、現用系及び予備系の絶対遅延量を
比較して伝送路間の相対遅延量を求め(図1の13又は
14)、得られた相対遅延量に応じて受信信号に対する
遅延量を設定できる遅延バッファ(図1の5、6又は
7、8)を有する。
【0017】(作用)送信端で信号が予備系伝送路に分
岐しているか否かに拘わらず各伝送路の絶対遅延量を各
々独立に測定し、2つの絶対遅延量から両系伝送路間の
相対遅延量を所定の計算式により求め、現用及び予備伝
送路の切替にあたり各伝送路の受信側の遅延バッファに
与えるべき遅延量を予め設定する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施の形態
の無瞬断切替方式が適用される伝送路冗長構成を示し、
図2は、図1における伝送路終端部5、6、7、8の構
成のブロック図を示す。
【0019】まず、図1に示す本実施の形態の伝送路冗
長系、切替の基本的構成及び動作について説明する。
【0020】伝送路冗長系の構成は、それぞれ上下双方
向の現用伝送路及び予備伝送路と、それぞれの終端に接
続された伝送路終端部5、7及び6、8と、前記伝送路
終端部5、7及び6、8に接続される現用チャンネル及
びエクストラトラフィックチャンネルと、各チャンネル
の受信信号線に接続された遅延バッファ9、11、1
0、12と、各チャネルの送信線に接続された送信端ス
イッチ1、3と、各チャネルの受信線に接続された受信
端スイッチ2、4とを有する。
【0021】ここで、送信端スイッチ1、3は、送信信
号として、現用伝送路へ送信する現用チャンネル信号と
予備伝送路に送信するエクストラトラフィック信号とを
選択的に予備伝送路を介して送信することができるよう
に切替可能に構成され、また、受信端スイッチ2、4
は、受信信号として現用伝送路から受信する現用チャン
ネル信号と予備伝送路から受信する現用チャンネル信号
又はエクストラトラフィック信号を選択的に予備伝送路
を介して受信することができように切替可能に構成され
ている。
【0022】定常状態においては、現用伝送路には双方
向より現用チャンネル信号が送信され、同様に予備伝送
路には双方向よりエクストラトラフィックチャンネル信
号が送信されるように、送信端スイッチ1、3及び受信
端スイッチ2、4の接点は図1の位置に設定されてい
る。
【0023】現用伝送路に障害が発生した場合やオぺレ
ータからの切替制御コマンドを受信した場合は、まず、
障害やコマンドで指定された伝送方向の送信端スイッチ
1又は3は現用チャンネル信号を選択し、予備伝送路に
も現用チャンネル信号を送信する。即ち、現用伝送路、
予備伝送路の両方に同一信号が分岐送信される状態とす
る。次に、対応する受信端スイッチ4又は2は予備伝送
路からの現用チャンネル信号を受信するように切り替え
ることにより伝送路切替動作が完了する。
【0024】次に、本実施の形態の無瞬断切替方式に関
するより詳細な構成及び動作を説明する。
【0025】本実施の形態の無瞬断切替方式では、図1
に示すように、受信方向の各チャンネルと伝送路終端部
5、6、7、8との間に遅延バッファ9、10、11、
12を有し、前記遅延バッファは伝送路終端部からの信
号を入力とする遅延制御部13、14により制御される
構成を有している。
【0026】図2は、伝送路終端部5、6、7、8の構
成を示すブロック図である。同図において、伝送路終端
部は、伝送路からの受信信号に対してマルチフレーム同
期を確立しマルチフレームパタンを抽出するマルチフレ
ーム同期部17と、マルチフレームを生成するマルチフ
レーム生成部16と、送信信号にマルチフレームパタン
を挿入するマルチフレームパタン挿入部15と、マルチ
フレーム同期部17と、マルチフレーム生成部16又は
マルチフレーム同期部17の出力を選択する選択部18
と、マルチフレーム生成部16とマルチフレーム同期部
17の出力するマルチフレーム位相を比較し伝送路の往
復の絶対遅延量を計算する遅延測定部19と、遅延バッ
ファ9、10、11、12の遅延量を設定する遅延制御
部13、14を前記絶対遅延量により制御する制御部2
0とにより構成される。
【0027】図2において、マルチフレーム生成部16
は、自装置のIDが挿入されたマルチフレームパタンを
生成して選択部18及び遅延測定部19に出力する。ま
た、マルチフレーム生成部16は、制御部20からのル
ープバック指示信号を受信した場合に、生成するマルチ
フレーム内のループバック情報をONにする。
【0028】マルチフレーム同期部17は、受信信号に
対してマルチフレーム同期をとり、マルチフレーム同期
パタンを抽出して選択部18及び遅延測定部19に出力
する。
【0029】また、ループバック情報がONとなったマ
ルチフレームパタンを受信した場合は、当該マルチフレ
ームパタンを折り返しマルチフレームパタン挿入部15
から信号と多重して伝送するように選択部18を制御す
る。
【0030】選択部18は、通常はマルチフレーム生成
部16で生成されたマルチフレームパタンを選択してマ
ルチフレームパタン挿入部15に出力し、また、ループ
バック情報がONとなったマルチフレームパタンを受信
した場合は、当該マルチフレームパタンをマルチフレー
ムパタン挿入部15に出力する。
【0031】遅延測定部19は、マルチフレーム生成部
16で生成しているマルチフレームの位相とマルチフレ
ーム同期部17で受信しているマルチフレーム位相とを
比較して、その位相差αを算出する。
【0032】制御部20は、例えば、継続的又は定期的
にあるいは伝送路の障害状態又はオぺレータからの切替
制御コマンドの受信時に、マルチフレーム生成部16へ
のマルチフレームのループバック情報の挿入の指示及び
遅延測定部19での算出した位相差αの遅延制御部1
3、14への出力を行う。
【0033】次に、図3及び図4を加えて、図1及び図
2の各部の動作を説明する。
【0034】本実施の形態において使用するマルチフレ
ームは、図3に示すようなnマルチフレームとし、フレ
ーム内のオーバーへッドバイトの空きタイムスロットを
用いてマルチフレームパタンを多重することによりnマ
ルチフレームを送受信する。マルチフレームパタンは、
ループバック指示を行うループバック制御ビットLP、
装置ID及びマルチフレーム同期パタン等により構成さ
れる。
【0035】各双方向伝送路の伝送路終端部は、何れも
図2に示す構成を有し、通常状態においては、選択部1
8はマルチフレーム生成部16で生成されたマルチフレ
ームパタンを選択し、これがマルチフレームパタン挿入
部15において信号と多重され伝送路へ送信されてい
る。
【0036】制御部20がマルチフレーム生成部16に
対しマルチフレームへのループバック情報の挿入を指示
するループバック指示信号を出力すると、マルチフレー
ム生成部16は、生成するマルチフレーム内のループバ
ック情報をONにする。こうすることにより、対向装置
へループバック制御情報がONとなったマルチフレーム
パタンを送信する。
【0037】一方、対向装置はループバック情報がON
となったマルチフレームパタンを受信すると、選択部1
8はマルチフレーム同期部17から受信したマルチフレ
ームパタンを選択し、マルチフレームパタン挿入部15
では、伝送路から受信したマルチフレームパタンを折り
返して伝送する。
【0038】対向装置から、送信したマルチフレームパ
タンが折り返され、マルチフレーム同期部17が、マル
チフレームパタンを受信し該マルチフレームパタンを抽
出して遅延測定部19に出力することになる。遅延測定
部19は、マルチフレーム生成部16で生成しているマ
ルチフレームの位相とマルチフレーム同期部17で受信
しているマルチフレーム位相を比較することにより、そ
の位相差αを算出する。
【0039】図4は、送信信号と受信信号との関係を示
す図である。同図に示すように伝送路に送信したマルチ
フレームと対向装置で折り返してきたマルチフレームの
位相が伝送路の遅延時間により位相差αとして検出する
ことができ、この位相差αは伝送路の往復の距離に相当
する。
【0040】以上の位相差αの算出は他の双方向伝送路
においても行われ、各双方向伝送路の2つの伝送路終端
部5、6又は7、8の制御部から出力される前記位相差
αは遅延制御部13又は14に出力される。
【0041】遅延制御部13、14は、両系の伝送路終
端部5、6又は7、8からの位相差αをそれぞれ取得
し、片方向分の位相差α/2どうしの差に基づき片方向
分の伝送路の遅延差を計算する。そして、位相がより進
んでいる伝送路の信号に対して、遅延差分の遅延を遅延
バッファ9、10又は11、12に加えるように制御す
る。
【0042】これにより、両系の遅延バッファ9、10
又は11、12から出力され受信端スイッチ3、4への
入力点で、両系の信号の位相を一致させることができ
る。
【0043】図1に示す受信端スイッチ2又は4の切り
替えは両系の信号の位相が一致した状態において実行さ
れる。
【0044】
【実施例】次に、本発明の実施例について図5を参照し
て説明する。
【0045】本実施例の現用予備伝送路とチャンネル構
成、伝送路終端部5、6、7、8内の各ブロック及び遅
延制御部13、14の動作は、図1及び図2に示した構
成及び動作と同様であるが、本実施例は、ITU−T勧
告G.707に規定された、POH(パスオーバーへッ
ド)が付加された高次群パス信号を伝送信号とする伝送
方式において、無瞬断で切替を実行するための冗長系構
成に関する。
【0046】また、冗長系構成は、前記実施の形態にお
ける1:N(簡単のため、N=1の例を示す)冗長系で
あり、通常は、予備伝送路にはエクストラトラフィック
の高次群パスを伝送しており、切替を実行した状態での
み現用チャンネルの高次群バスが予備伝送路に分岐送信
されるものとする。
【0047】現用伝送路及び予備伝送路の伝送路終端部
5、6、7、8では、送信する高次群パスに対してはS
OH(セクションオーバーへッド)を付加して伝送路へ
送信し、伝送路から受信するSDHフレームに対しては
SOHを終端し遅延バッファ9、10、11、12へ渡
される。
【0048】マルチフレームの構成は、例えば64マル
チフレームとしセクションオーバーへッドの未定義バイ
トをマルチフレームパタン送信用に割り当てる。64マ
ルチフレームとした場合、時間換算で125μ秒×64
=8ミリ秒であり、8ミリ秒分の遅延差を吸収可能なマ
ルチフレーム構成となる。
【0049】図5は、本実施例に適用する64マルチフ
レームパタンを示す図である。1フレーム当たり1バイ
トのオーバーへッドバイトを使用するため、全部で64
バイト構成である。この内、1バイトをループバック情
報挿入用エリア、2バイトを装置ID挿入用エリア、2
バイトをマルチフレーム同期パタンとして、ASCII
キャラクタコードのCR/LF(キャリッジリターン/
ラインフィード)を適用したものである。
【0050】以上の実施の形態等においては、冗長系の
構成として1:1冗長構成の例を用いて説明したが、本
発明は一般に1:N冗長構成において適用し得る切替方
式であることは上述のとおりである。また、1:N冗長
構成において適用する場合は、定常時において現用系と
予備系とで算出される遅延時間に基づき、1+N本の伝
送路のうち最も距離の長い伝送路の遅延バッファに一定
量の遅延を設定し、前記遅延バッファでの遅延を含む当
該伝送路の総合遅延時間を基準として、他のN本の伝送
路に与える遅延量を制御することにより、受信端スイッ
チの前段で各現用系と予備系の信号の位相を一致させ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、冗長構成を有する双方
向伝送システムにおいて、予め両系の遅延差のみをそれ
ぞれ独立に測定し、受信端の遅延バッファで与える遅延
量を調整することにより、受信端スイッチの前段で両系
の信号の位相を一致させることができるから、双方向伝
送路の運用中の切替を無瞬断で実行することが可能であ
る。
【0052】また、予備伝送路に送信信号が分岐されて
いるか否かに関わらず、両系独立に伝送路による伝搬遅
延の絶対量を測定することができるため、1:N冗長系
等、切替の発生していない定常状態において送信端で送
信信号が分岐されていないようなプロテクション方式に
対して、受信端で与えるべき遅延量を決定することが可
能となる。
【0053】さらに、本発明は両系の遅延時間を独立に
測定する方式であって送信端で生成するマルチフレーム
について両系の同期をとる必要がないから、無瞬断で切
替を行うための装置構成が比較的簡易に実現することが
できる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体図である。
【図2】図1における伝送路終端部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施の形態で使用するマルチフレーム
構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の動作を補足するタイムチ
ャートを示す図である。
【図5】本発明の実施例におけるマルチフレームフォー
マットを示す図である。
【図6】従来の無瞬断切替方式を示す構成図である。
【符号の説明】
1、 2 送信端スイッチ 3、 4 受信端スイッチ 5、 6、 7、 8 伝送路終端部 9、10、11、12 遅延バッファ 13、14 遅延制御部 15 マルチフレームパタン挿入部 16 マルチフレーム生成部 17 マルチフレーム同期部 18 選択部 19 遅延測定部 20 制御部 100 マルチフレームパタン生成部 101 マルチフレームパタン挿入部 103 分岐部 104、105、106、107 伝送路終端部 108、109 マルチフレーム同期回路 110、111 遅延バッファ 112 制御部 113 選択部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長構成を有する双方向伝送路における
    無瞬断切替方式において、各対向局は、マルチフレーム
    パタンの挿入手段と、受信信号のマルチフレームパタン
    のループバック手段と、送信信号へ挿入したマルチフレ
    ームパタンと受信信号にループバックされたマルチフレ
    ームパタンにより前記各双方向伝送路の往復の絶対遅延
    量を測定する遅延測定手段と、測定した前記絶対遅延量
    から伝送路間の相対遅延量を算出する手段と、前記相対
    遅延量に基づいて受信信号に与える遅延量を調整する手
    段とを有し、現用予備切替用セレクタの前段で位相を一
    致させることを特徴とする無瞬断切替方式。
  2. 【請求項2】 前記冗長構成を有する双方向伝送路は複
    数の現用系の双方向伝送路と1つの予備系の双方向伝送
    路とからなることを特徴とする請求項1記載の無瞬断切
    替方式。
  3. 【請求項3】 冗長構成を有する双方向伝送路における
    無瞬断切替方式において、送信元装置番号、ループバッ
    ク指示情報及びマルチフレーム同期パタンから構成され
    るマルチフレームを生成し送信する手段と、受信したマ
    ルチフレームを監視し、対向装置からループバック指示
    情報を検出した場合に受信信号と同位相で同一の双方向
    伝送路により同一パタンを送信側にループバックする手
    段と、マルチフレームを生成して送信中に当該マルチフ
    レームとループバックされたマルチフレームとの位相を
    比較し、伝送路の往復の絶対遅延量を求め、各伝送路の
    絶対遅延量から伝送路間の相対遅延量を算出する手段
    と、得られた相対遅延量に応じて受信信号に対する遅延
    量を設定する遅延バッファとを有し、受信信号の現用予
    備切替用セレクタの前段で位相を一致させることを特徴
    とする無瞬断切替方式
  4. 【請求項4】 冗長構成を有する双方向伝送路における
    無瞬断切替方式における伝送路終端部であって、送信元
    装置番号、ループバック指示情報及びマルチフレーム同
    期パタンから構成されるマルチフレームを生成し送信す
    る手段と、受信したマルチフレームを監視し、対向装置
    からループバック指示情報を検出した場合に受信信号と
    同位相で同一の双方向伝送路により同一パタンを送信側
    にループバックする手段と、マルチフレームを生成して
    送信中に当該マルチフレームと ループバックされたマル
    チフレームとの位相を比較し、伝送路の往復の絶対遅延
    量を求め、各伝送路の絶対遅延量から伝送路間の相対遅
    延量を算出する手段と、得られた相対遅延量に応じて受
    信信号に対する遅延量を設定する遅延バッファとを有
    し、受信信号の現用予備切替用セレクタの前段で位相を
    一致させることを特徴とする無瞬断切替方式における伝
    送路終端部。
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