JPH09130834A - 双方向多重伝送システムの予備系切替装置 - Google Patents

双方向多重伝送システムの予備系切替装置

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JPH09130834A
JPH09130834A JP7279123A JP27912395A JPH09130834A JP H09130834 A JPH09130834 A JP H09130834A JP 7279123 A JP7279123 A JP 7279123A JP 27912395 A JP27912395 A JP 27912395A JP H09130834 A JPH09130834 A JP H09130834A
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JP
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transmission
signal
line
bidirectional
transmission line
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JP7279123A
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English (en)
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Masahiro Tsuboshima
正浩 坪島
Seiichi Ono
成一 小野
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成で無瞬断で予備系伝送線路
に切り替える装置を提供すること。 【解決手段】 0系および1系伝送路13A,13Bを
介して受信される上り信号の受信タイミングを測定する
距離測定部8と、この距離に基づき切り替え後の線路に
信号を送出する際の調整すべき送信位相量を算出する各
ポインタ計算部10と、この計算値に基づき送信位相量
の調整された上り信号を送出させるOH部30と、同計
算値に基づき送信位相量の調整された下り信号を送出さ
せる下りフォーマット変換メモリ5と、まず上り信号を
切替後の伝送路に伝送させ、次いで下り信号を切替後の
伝送路に伝送させる二重化制御部16とにより構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双方向多重伝送シス
テムの予備系切替装置に関し、特に光ファイバによる双
方向多重伝送システムの予備系切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ケーブルを伝送媒体にした光加入者伝
送システムの中で、光スターカプラを用いてセンタ側装
置と複数の加入者側装置とを接続し、一芯双方向時分割
多重伝送を行う装置において、光ケーブル工事移転時、
伝送装置更新時等に予備系に切り替える構成を有する装
置は知られている。
【0003】まず、従来の予備系切替機能を有しない双
方向多重伝送システムの一例について説明する。図4は
従来の予備系切替機能を有しない双方向多重伝送システ
ムの一例の構成図である。
【0004】従来の光加入者システムは、複数の光加入
者装置51からの複数の光ファイバケーブル52を光ス
ターカプラ53で結合し、この光スターカプラ53とセ
ンタ装置54間を1本の光ファイバケーブル55で接続
することにより、経済的にサービスを提供することがで
きる。
【0005】このシステムは、現在のメタリックワイヤ
によるサービスから、FTTH(Fiber To T
he Home)に代表される光ファイバケーブルによ
るサービスに移行していく上で重要なシステムといえ
る。
【0006】次に、通信方式について図5を参照しなが
ら説明する。図5は従来の双方向多重伝送システムの1
伝送路フレームの構成図である。
【0007】伝送レイヤの基本的な機能は、センタ側装
置54と加入者側装置51間の双方向多重伝送と複数の
加入者側装置51からの光信号をパッシブ多重すること
である。双方向多重伝送は一芯の光ファイバケーブルを
利用して時間領域で多重するTCM(Time Com
pression Multiplexing)を採用
している。
【0008】TCMでは、フレーム時間の約半分でセン
タ側装置54から加入者側装置51への下り信号(下り
データ)61を送出し、残りの半分で加入者側装置51
からセンタ側装置54への上り信号(上りバースト信
号)62を送出する。
【0009】パッシブ多重方式には各加入者側装置51
からの光信号の送出タイミングを調整して時間領域で多
重するTDMA(Time Division Mul
tiple Acess)を採用している。TDMAで
は夫々の加入者側装置51からの上りバースト光信号が
重ならないようにするために、通信の開始時にセンタ側
装置54と各加入者側装置51間の距離(伝送遅延時
間)を測定し、各加入者側装置51へ送出タイミングと
容量を個別に指示する。
【0010】各加入者側装置51は指示された送出タイ
ミングによりバースト光信号を送出し、光スターカプラ
53でパッシブ多重され、センタ側装置54受信点で各
加入者側装置51からの光信号が伝送路フレーム上では
後ろ詰めで順に並ぶ。後ろ詰めで並べるのは、センタ側
装置54と加入者側装置51間の伝送距離を固定的に制
限しなくてもよいからである。
【0011】下り信号は時分割されており、各加入者装
置51の信号を下りフレーム上のOH(Over He
ad)63で情報先頭位相と容量を指定する。
【0012】下りフレームのOH63の先頭にはユニー
クパターンが挿入されていて、これで加入者側装置が下
りフレームの先頭を認識し、バースト周期の同期保護を
とる。また、加入者側装置51はこのユニークパターン
の受信位相を基準に装置全体が動作し、センタ側装置5
4から送られてくる受信位相に対する上り送出タイミン
グ情報により、上りのバースト信号が出力される。
【0013】なお、上りバースト信号62の先頭には上
り共通信号(基準バースト)64が設けられている。
【0014】次に、このシステムにおける二重化構成例
について説明する。図6は従来の予備系切替機能を有す
る双方向多重伝送システムの一例の構成図である。な
お、前述したシステムと同様の構成部分については同一
番号を付し、その説明を省略する。
【0015】このシステムにおいてはセンタ側装置54
と光スターカプラ53間が二重化され、主光ファイバケ
ーブル55とともに予備系光ファイバケーブル56が並
列接続されている。
【0016】また、この二重化構成におけるセンタ側装
置54から両方の系55,56で光信号を送出すると光
スターカプラ53で光信号が衝突するので、通常運用時
にはセンタ側装置54は片系から光信号を送出する。ま
た、上り信号は両方の系で受信することができるが、そ
の後の系選択部で下りフレームを送出している系で受信
したデータを選択する。
【0017】このシステムにおいて二重化切り替えを行
う場合、容易な方法として、通信中の系で一旦通信を停
止して、切り替え先の系で再び通信接続手順を行うこと
が挙げられる。通信接続手順とは、まずセンタ側装置5
4から加入者側装置51に個体番号を下りフレーム上に
のせて、上り共通情報64を要求する。加入者側装置5
1では、下りフレームを監視していて自個体番号を検出
すると、下りフレームを受信終了直後に共通情報64を
送出する。
【0018】センタ側装置54からみると、この共通情
報64は加入者側装置51までの距離によって返送され
る位相が異なるので、これによって各加入者側装置まで
の距離を知ることができる。センタ側装置54は、この
距離と各加入者側装置51が使用する情報量から各ポイ
ンタを計算し、加入者側装置51に通知して通信を開始
する。
【0019】次に、もう一つの二重化切り替えを行う方
法について説明する。これは、上り/下り信号が別線の
二芯のファイバを使用して連続信号で通信する装置で二
重化構成を構築し、この二重化切り替えを無瞬断で行う
場合である。
【0020】この場合は、受信側の装置において二重化
されたファイバの経路差による受信データの位相差を吸
収するためのメモリをもつことで、無瞬断切り替えを可
能としている。
【0021】また、特開平5−252548号公報に、
交換機と光ファイバ主配線架に切り替え機能を配備する
ことで、信頼性を損なうことなく、局内伝送装置の予備
系の数を削減するようにした予備系切替方式が開示され
ている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の予備系
切替機能を有する双方向多重伝送システムでは、通信中
の系で一旦通信を停止して、切り替え先の系で再び通信
接続手順を行うとすると、当然ながら通信接続手順を行
うのに必要な時間だけ通信が途絶えることになる。
【0023】また、二重化されたファイバの長さが異な
る場合、まず加入者側装置の受信部で同期保護をとって
いたユニークパターンの受信位相がずれるため、一旦同
期外れとなり、再び同期が確立するまでの間、データに
瞬断が発生するという問題があった。
【0024】また、加入者側装置が再び同期確立して
も、以前とは異なる位相で受信しているため、加入者側
装置での基準点がずれることにより、上りバースト信号
の位相が伝送路フレームの周期を越えて次のセンタ側装
置からの下りフレームに衝突する可能性もあった。
【0025】一方、従来の二芯ファイバを使用し受信側
での位相吸収メモリをもたせる場合は、まず下り方向は
片系でしか送信していないので、そのまま加入者装置で
は適用できない。次に考えられる方法として、切り替え
先のセンタ側装置が送信開始した場合に加入者側装置が
受信するであろう位相を予めセンタ側装置から加入者側
装置に通知しておき、切り替え先のセンタ側装置が通信
開始するフレームと同時に加入者側装置が同期保護をと
っていたユニークワードの受信位相を変更する方法も考
えられるが、切り替え手順が複雑になるという問題があ
る。
【0026】また、特開平5−252548号公報の予
備系切替方式においては、無瞬断で予備系に切り替える
技術は開示されていない。
【0027】そこで本発明の目的は、比較的簡単な構成
で無瞬断で予備系伝送線路に切り替えることができ、ま
た主線路と予備系線路の長さが異なる場合でも上り信号
と下り信号が衝突するのを防止することができる双方向
多重伝送システムの予備系切替装置を提供することにあ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、複数の加入者装置からの伝送線路を信号結
合器で結合し、この信号結合器とセンタ装置間を主双方
向伝送線路および予備系双方向伝送線路の2本の線路で
並列接続し、所定の場合に線路を前記主双方向伝送線路
から前記予備系双方向伝送線路に切り替えるようにした
双方向多重伝送ステムの予備系切替装置であって、前記
予備系双方向伝送線路に切り替えた場合の伝送線路の長
さの差を、前記センタ装置側からの下り信号の送信位相
調整により吸収させる手段を含むことを特徴とする。
【0029】また、前記主双方向伝送線路より前記各加
入者装置に送信される下り情報に対し前記各加入者装置
より返送される上り情報を前記主双方向伝送線路および
前記予備系双方向伝送線路を介して同時受信する同時受
信手段と、この同時受信手段で受信された2つの受信タ
イミングに基づき前記予備系双方向伝送線路の前記主双
方向伝送線路に対する線路長差を算出する線路長差算出
手段と、この線路長差算出手段で算出された線路長差に
基づき前記予備系双方向伝送線路を介しての前記上り情
報の送信タイミングを制御する上り送信制御手段と、こ
の上り送信制御手段で送信タイミングが制御された前記
上り情報を前記予備系双方向伝送線路を介して前記セン
タ装置に入力させる第1の切替手段と、この第1の切替
手段で線路切り替えを行った後に、前記下り情報を前記
予備系双方向伝送線路を介して送信させる第2の切替手
段とを含むことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明によれば、センタ装置から
送信される下り信号に対する上り信号が加入者装置から
返送されるタイミングを切替装置で調べ、そのタイミン
グを主線路および予備系線路の各々について調べること
により、予備系線路と主線路との長さの差が求められ
る。
【0031】次に、センタ装置から送信される下り信号
に、この長さの差に相当する時間だけ上り信号の送信タ
イミングをずらすための情報を含ませて加入者装置に送
信する。
【0032】次に、切替装置は、上り信号の受信線路を
予備系線路に切り替えて加入者装置からの送信タイミン
グがずらされた上り信号を受信する。
【0033】その後、切替装置は、下り信号の送信線路
を予備系線路に切り替えて下り信号を送信する。
【0034】以下、本発明の実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1は本発明に係る双方向多重
伝送システムの予備系切替装置の構成図である。
【0035】本発明に係る双方向多重伝送システムの予
備系切替装置は、0系センタ側装置1と、1系センタ側
装置2と、受信側系切替部11と、二重化制御部16と
からなる。
【0036】また、0系センタ側装置1は、下り信号を
電気信号から光信号に変換する電気/光変換部3と、下
り信号の送信開始および停止を制御する下り信号送信開
始/停止制御部4と、連続信号から伝送路フレーム周期
の下りバースト信号にフォーマット変換する下りフォー
マット変換メモリ5と、このメモリ5の読み出し位相を
任意に設定することにより下りフレームの送信位相を変
更するメモリ読み出し制御部6と、上り信号を光信号か
ら電気信号に変換する光/電気変換部7と、通信手順に
必要な距離測定を行う距離測定部8と、0系センタ側装
置1で受信した上り信号をバースト信号から連続信号に
フォーマット変換する上りフォーマット変換メモリ9
と、センタ側装置1,2の各系間の距離差から切り替え
先のセンタ装置1が送信すべき位相と加入者側装置(不
図示)が送信すべき上りバースト信号を出力する位相を
計算する各ポインタ計算部10と、この各ポインタ計算
部10で計算されたポインタから、各加入者側装置に対
し、少なくとも上り信号の送信タイミングを制御する情
報を下り信号のOH(Over Head)に含ませる
OH部30と、光信号を分岐させる光分岐部12とから
なる。
【0037】一方、1系センタ側装置2も0系センタ側
装置1と同様の構成を有するため、同様の構成部分に同
一番号を付し、その説明を省略する。
【0038】また、0系センタ側装置1の光分岐部12
に接続されている伝送路は伝送路光ファイバ13Aを、
1系センタ側装置2の光分岐部12に接続されている伝
送路は伝送路光ファイバ13Bを、メモリ5に入力され
る信号は下り信号14を、受信側系切替部11より出力
される信号は上り信号15を、二重化制御部16より下
り信号送信開始/停止制御部4に出力される信号は下り
信号送信開始/停止制御信号17を、同じく二重化制御
部16より0系センタ側装置1および1系センタ側装置
2に出力されている信号は制御信号31を、各ポインタ
計算部10よりメモリ読み出し制御部6に出力される信
号はメモリ読み出し位相信号18を、距離測定部8より
各ポインタ計算部10に出力される信号は距離測定値1
9を、二重化制御部16に入力される信号は保守監視部
(不図示)からの切り替え要求信号20を夫々示す。
【0039】また、本発明で使用する信号の通信方式は
従来例と同様の形式(図5参照)を用いる。
【0040】この予備系切替装置において、送信部(不
図示)からの下り信号14は下りフォーマット変換メモ
リ5に入力され、メモリ読み出し制御部6からのタイミ
ング信号により伝送路フレームフォーマットに変換して
読み出される。下り信号送信/停止制御部4では二重化
制御部16からの下り信号送信開始/停止制御信号17
によって、下りデータを通過または停止を行う。
【0041】また、各加入者装置からの上り信号は、光
分岐部12を経由して入力された光信号が、光/電気変
換部7で電気信号に変換され、距離測定部8と上りフォ
ーマット変換メモリ9に入力される。距離測定部8で
は、下りフレームを送出したタイミングに対する上り共
通情報の返送位相を監視して、各加入者側装置までの距
離測定値19を測定する。上りフォーマット変換メモリ
9では各加入者側装置からの上りバーストデータを元の
連続信号に変換する。
【0042】その後、受信側系切替部11で二重化制御
部16からの切り替え信号により受信伝送路を切り替え
て上り信号15を受信部(不図示)に出力する。
【0043】二重化制御部16では、切り替え要求信号
20に基づいて下り信号送信/停止制御信号17と、受
信側系切替部11に対して切り替え信号を生成する。
【0044】距離測定値19は各ポインタ計算部10に
入力され、各加入者側装置までの距離、必要なデータ容
量等から各ポインタ、下りフォーマット変換のメモリ読
み出し位相信号18等を算出する。
【0045】メモリ読み出し制御部6では、算出された
メモリ読み出し位相信号18から必要な読み出し位相タ
イミング信号を生成する。
【0046】次に、動作について説明する。0系の伝送
路13Aの方が1系の伝送路13Bより長い場合につい
て図2を参照しながら説明する。図2は1系の伝送路か
ら0系の伝送路へ切り替える場合の予備系切替装置の動
作を示すタイミングチャートである。
【0047】初期状態においては、1系の伝送路13B
を介してセンタ装置と加入者装置とがデータの送受信を
行っている(同図(A)参照)。すなわち、1系の下り
信号送信開始/停止制御部4により1系の下り信号が送
信開始となっており、これに対し0系の下り信号送信開
始/停止制御部4により0系の下り信号は送信停止とな
っている。
【0048】また、受信側系切替部11は1系の伝送路
13Bからの上り信号を受信部に送出すべく1系側に切
り替えられている。
【0049】しかし、加入者装置からの上り信号は0系
および1系の両光分岐部12を介して受信側系切替部1
1の入力側まで常時入力し得るよう構成されている。し
たがって、0系および1系の距離測定部8により0系お
よび1系伝送路13A,13Bの長さの測定は常時可能
である。そこで、この0系および1系の距離測定部8で
常時0系および1系伝送路13A,13Bの長さの測定
が行われている。
【0050】すなわち、1系でデータの送受信を行って
いる間でも0系より受信される上り信号の受信タイミン
グ、とくに上り共通情報64Aの受信タイミングを測定
することができる(同図(A)参照)。
【0051】そこで、0系の各ポインタ計算部10は0
系および1系の距離測定部8で測定された距離に基づき
0系伝送路13Aと1系伝送路13Bの長さの差を算出
し、さらにこの差に基づき、0系伝送路を介して加入者
装置から送信させる上り信号の送信を早めるべき時間を
算出し、その時間データをOH部30に格納する。この
0H部30はこの時間データを次に送信する下りデータ
61のOH63に含ませて加入者装置に送信する。
【0052】この下りデータ61を受信した加入者装置
は、OH63に含まれる時間データに従い上り信号の送
信タイミングを所定時間だけ早める。そして、二重化制
御部16を介して受信側系切替部11により上り信号の
受信経路が0系側に切り替えられた後、加入者装置から
送信タイミングを所定時間だけ早められた上り信号が受
信部に送出される(同図(B)参照)。
【0053】次に、このままではその上り信号と次に送
信する下り信号とが衝突する可能性があるため、0系の
メモリ読み出し制御部6は0系の各ポインタ計算部10
で計算された送信を早める時間に従い、0系の下りフォ
ーマット変換メモリ5に格納されている下り信号の送信
タイミングを所定時間だけ早める。そして、次に二重化
制御部16から0系の下り信号送信/停止制御部4に対
し、下り信号送信の指令が出されるのを待って、下り信
号が所定時間だけ早められて0系伝送路13Aを介して
加入者側装置に送信される(同図(C)参照)。また、
二重化制御部16からはこの切り替え指令とほぼ時に1
系の下り信号送信/停止制御部4に対し、送信停止が指
令される。
【0054】以上により、上り信号および下り信号の1
系伝送路13Bから0系伝送路13Aへの切り替えが終
了する。
【0055】次に、0系の伝送路13Aから1系の伝送
路13Bに切り替える場合について図3を参照しながら
説明する。図3は0系の伝送路から1系の伝送路へ切り
替える場合の予備系切替装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【0056】この場合、上り信号の送信タイミングを所
定時間だけ遅らせ(同図(F)参照)、次に下り信号の
送信タイミングを同じ時間だけ遅らせる(同図(G)参
照)という動作となり、当然ながら前述した動作とは逆
の動作となる。
【0057】その結果、上り信号および下り信号とも1
系の伝送路13Bに切り替わる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、予備系双方向伝送線路
に切り替えた場合の伝送線路の長さの差を、センタ装置
側からの下り信号の送信位相調整により吸収させる手段
を設けたため、加入者側装置での二重化切り替えのため
の機能は不要となる。すなわち、二芯ファイバを使用す
る場合のように、受信側の装置において二重化されたフ
ァイバの経路差による受信データの位相差を吸収するた
めのメモリを設ける必要をなくすことができる。したが
って、比較的簡単な構成で予備系切替装置を実現するこ
とができる。
【0059】また、線路長差算出手段で算出された線路
差に基づき、予備系伝送路の長さに合わせて上り信号の
送信タイミングをずらせ、その調整後の送信タイミング
で予備系伝送路を介して上り信号を送信させ、次に下り
信号を予備系伝送路を介して送信させるよう構成したた
め、二重化された伝送線路の長さが異なる場合でも無瞬
断で予備系伝送線路に切り替えることができ、また上り
信号と下り信号が衝突するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る双方向多重伝送システムの予備系
切替装置の構成図である。
【図2】1系の伝送路から0系の伝送路へ切り替える場
合の予備系切替装置の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】0系の伝送路から1系の伝送路へ切り替える場
合の予備系切替装置の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図4】従来の予備系切替機能を有しない双方向多重伝
送システムの一例の構成図である。
【図5】従来の双方向多重伝送システムの1伝送路フレ
ームの構成図である。
【図6】従来の予備系切替機能を有する双方向多重伝送
システムの一例の構成図である。
【符号の説明】
1 0系センタ側装置 2 1系センタ側装置 4 下り信号送信開始/停止制御部 5 下りフォーマット変換メモリ 6 メモリ読み出し制御部 8 距離測定部 10 各ポインタ計算部 11 受信側系切替部 16 二重化制御部 30 OH部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加入者装置からの伝送線路を信号
    結合器で結合し、この信号結合器とセンタ装置間を主双
    方向伝送線路および予備系双方向伝送線路の2本の線路
    で並列接続し、所定の場合に線路を前記主双方向伝送線
    路から前記予備系双方向伝送線路に切り替えるようにし
    た双方向多重伝送ステムの予備系切替装置であって、 前記予備系双方向伝送線路に切り替えた場合の伝送線路
    の長さの差を、前記センタ装置側からの下り信号の送信
    位相調整により吸収させる手段を含むことを特徴とする
    双方向多重伝送ステムの予備系切替装置。
  2. 【請求項2】 複数の加入者装置からの伝送線路を信号
    結合器で結合し、この信号結合器とセンタ装置間を主双
    方向伝送線路および予備系双方向伝送線路の2本の線路
    で並列接続し、所定の場合に線路を前記主双方向伝送線
    路から前記予備系双方向伝送線路に切り替えるようにし
    た双方向多重伝送ステムの予備系切替装置であって、 前記主双方向伝送線路より前記各加入者装置に送信され
    る下り信号に対し前記各加入者装置より返送される上り
    信号を前記主双方向伝送線路および前記予備系双方向伝
    送線路を介して同時受信する同時受信手段と、この同時
    受信手段で受信された信号の2つの受信タイミングに基
    づき前記予備系双方向伝送線路の前記主双方向伝送線路
    に対する線路長差を算出する線路長差算出手段と、この
    線路長差算出手段で算出された線路長差に基づき前記予
    備系双方向伝送線路を介しての前記上り信号の送信タイ
    ミングを制御する上り送信制御手段と、この上り送信制
    御手段で送信タイミングが制御された前記上り信号を前
    記予備系双方向伝送線路を介して前記センタ装置に入力
    させる第1の切替手段と、この第1の切替手段で線路切
    り替えを行った後に、前記下り信号を前記予備系双方向
    伝送線路を介して送信させる第2の切替手段とを含むこ
    とを特徴とする双方向多重伝送ステムの予備系切替装
    置。
  3. 【請求項3】 前記上り送信制御手段は前記線路長差算
    出手段で前記予備系双方向伝送線路の方が前記主双方向
    伝送線路より長いと算出された場合、その長くなった分
    だけ前記上り信号の送信タイミングを早める手段である
    ことを特徴とする請求項2記載の双方向多重伝送システ
    ムの予備系切替装置。
  4. 【請求項4】 前記線路長差算出手段で算出された線路
    長差に基づき前記予備系双方向伝送線路を介して送信さ
    れる下り信号の送信タイミングを制御する下り送信制御
    手段をさらに有することを特徴とする請求項2または3
    記載の双方向多重伝送システムの予備系切替装置。
  5. 【請求項5】 前記下り送信制御手段は前記線路長差算
    出手段で前記予備系双方向伝送線路の方が前記主双方向
    伝送線路より長いと算出された場合、その長くなった分
    だけ前記下り信号の送信タイミングを早める手段である
    ことを特徴とする請求項4記載の双方向多重伝送システ
    ムの予備系切替装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135119A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Kddi Corp Olt切替え方法、光終端システム及びoltユニット
JP2007325160A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Mitsubishi Electric Corp 通信システムおよび局内装置

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