JP2007135119A - Olt切替え方法、光終端システム及びoltユニット - Google Patents

Olt切替え方法、光終端システム及びoltユニット Download PDF

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Abstract

【課題】
通信断無しで、現用OLTユニットから予備OLTユニットに切り替え、ユーザ装置での受信失敗を防ぐ。
【解決手段】
制御ユニット(10c)は、予備OLTユニット(10b)を切替え待機モードで動作させる。切替え待機モードでは、メモリ(30b)は、現用OLTユニット(10a)の未出力の下り信号を記憶する。制御ユニット(10c)からの切替え待機モードから通常モードへの移行の指示に従い、スイッチ(42b)は、一定期間、アイドルパターン発生装置(50a)からのアイドルパターンを駆動回路(44b)に供給する。これにより、ユーザのONU(22−1〜22−n)は、予備OLTユニット(10b)から出力される下り信号の受信に備える。切替え待機モードから通常モードへの移行の指示に従い、メモリ(30b)は、未出力の下り信号をCPU(38b)に読み出す。
【選択図】
図1

Description

本発明は、PON(Passive Optical Network)システムにおけるセンター局の光終端装置OLT(Optical Line terminal)を切り替える方法、光終端システム及びOLTユニットに関する。
GE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network)による光アクセス方式が普及しつつある。なお、Ethernet及びイーサネットは登録商標である。PONでは、センター局に配置される光終端装置OLT(Optical Line Terminal)に光ファイバ及び光カップラからなる光伝送路を介して複数のユーザ光終端装置ONU(Optical Network Unit)を接続する。GE−PONでは、1本の光ファイバで16あるいは32のONUを収容するのが一般的であるが、規格上、1本の光ファイバで収容可能なONU数に上限はなく、64あるいは128のONUを収容することも可能である。この場合、OLTが故障すると、64あるいは128のユーザへのサービスが断となる。
昨今、データ通信サービスだけでなく、電話サービスと放送サービスを同時に提供することが行われている。OLTが故障すると、これらのサービスも使用不能になる。今後、地上波テレビ放送のIP送信も検討されており、ますます、サービス断、特に、OLTの故障によるサービス断は避けなければならない。
通信機器の障害に備えて、冗長構成を採用することは周知である。例えば、PONでは、ITU−T G.983に冗長構成が規定されている。特許文献1には、PONの無瞬断冗長構成が記載されている。特許文献2には、IP信号(パケット信号)の波長分割多重装置における無瞬断切替え装置が記載されている。
特開平09−130834号公報 特開2004−96514号公報
PONでは、OLTは、各ONUの識別ID(LLID)及び割当帯域等の管理情報を記憶し、この管理情報に基づき各ONU及びそのサービスを管理している。OLTをリブートしたり、交換するときには、OLTは、通常、接続するONUを探索するディスカバリー手続きから開始することになり、本来のサービスを開始できるようになるまでには、非常に時間がかかる。
現用系と予備系が、切替えの途中及び前後でこの管理情報を共有すれば、少なくともディスカバリーの手続き又はその一部を省略できる。しかし、切替えに伴い、各ONUでは、リンク断及びクロック外れが発生し、下りデータフレームのロスも発生する。リンク断は、各ONUに新たにLLIDを付与する予備OLTによる手続きを必要とする。また、クロック外れは、予備OLTからのクロックに各ONUが同期する手続きを必要とする。何れも、時間がかかり、無瞬断といえるほどに早期に現用系を予備系に切り替えることができない。勿論、フレームロスで失ったデータは、送信元に再送信を依頼できなければ、回復できないし、再送信を依頼できても、そのための時間ロスは甘受しなければならない。
管理情報を共有する方法、リンク断、クロック外れ及びフレームロスを防ぐ方法は、特許文献1,2には開示されていない。
本発明は、これらの不都合を解消して、迅速に予備系に切り替え可能なOLT切替え方法、光終端システム及びOLTユニットを提示することを目的とする。
本発明に係るOLT切替え方法は、単一のOLTユニットが、光伝送路を介して複数のユーザ装置と接続し、当該ユーザ装置を管理するPONシステムにおいて、現用OLTユニットを予備OLTユニットに切り替える方法である。この方法では、現用OLTユニットと予備OLTユニットの両方に上位ネットワークからの下り信号を供給し、当該現用OLTユニットと当該予備OLTユニットから出力される上位ネットワーク向けの信号を当該上位ネットワークに供給する第1の接続を用意する。当該現用OLTユニットと当該予備OLTユニットの両方に当該PONシステムの光伝送路からの上り信号を供給し、当該現用OLTユニットと当該予備OLTユニットから出力される当該PONシステムのユーザ装置向けの信号を当該光伝送路に供給する第2の接続を用意する。当該予備OLTユニットを、下り信号と上り信号を傍受し、当該下り信号を所定量、メモリに記憶する切替え待機モードで動作させる。当該現用OLTユニットからの当該上り信号と下り信号の出力を停止する。当該予備OLTユニットから所定期間、アイドルパターンを当該光伝送路に出力させる。当該予備OLTユニットから当該メモリに記憶される下り信号を当該光伝送路に出力させる。当該予備OLTユニットが、当該ユーザ装置を管理する。
本発明に係る光終端システムは、現用機である第1のOLTユニットと、予備機である第2のOLTユニットと、当該第1のOLTユニットから当該第2のOLTユニットへの切替えを制御する制御ユニットであって、当該第1のOLTユニットから出力される下り信号の、制御フレームを除くフレームの第1のハッシュ値を計算するハッシュ計算回路を具備する制御ユニットとを具備する光終端システムである。当該第2のOLTユニットが、上位ネットッワークからの下り信号を一時記憶するメモリと、当該上位ネットワークからの下り信号から第2のハッシュ値を計算するハッシュ計算回路と、同じ下り信号の、当該第2のハッシュ値と当該メモリへの書込みアドレスとを記憶するハッシュテーブルと、当該メモリの書込みと読み出しを制御するメモリ制御回路であって、切替え待機モードでは、当該メモリからの読み出しを禁止した状態で、当該制御ユニットで計算される第1のハッシュ値に従い、当該メモリの読み出しアドレスを更新し、通常モードでは、当該メモリから記憶順に記憶信号を読み出させるメモリ制御回路と、電気信号を光信号に変換する電気/光変換器と、当該制御ユニットからの当該切替え待機モードから当該通常モードへの移行指示に従い、所定期間、当該電気/光変換器にアイドルパターン信号を印加し、その後、当該メモリからの下り信号を当該電気/光変換器に供給する切替え回路とを具備することを特徴とする。
本発明に係るOLTユニットは、上位ネットッワークからの下り信号を一時記憶するメモリと、当該上位ネットワークからの下り信号からハッシュ値を計算するハッシュ計算回路と、同じ下り信号の、当該ハッシュ値と当該メモリへの書込みアドレスとを記憶するハッシュテーブルと、当該メモリを書込みと読み出しを制御するメモリ制御回路であって、切替え待機モードでは、当該メモリからの読み出しを禁止した状態で、制御ユニットからのハッシュ値に従い、当該メモリの読み出しアドレスを更新し、通常モードでは、当該メモリから記憶順に記憶信号を読み出させるメモリ制御回路と、電気信号を光信号に変換する電気/光変換器と、当該制御ユニットからの当該切替え待機モードから当該通常モードへの移行指示に従い、所定期間、当該電気/光変換器にアイドルパターン信号を印加し、その後、当該メモリからの下り信号を当該電気/光変換器に供給する切替え回路とを具備することを特徴とする。
本発明よれば、通信を断することなしに、現用OLTユニットから予備OLTユニットに切り替えることができる。切替えに際して、アイドルパターンを送信するので、ユーザ装置は、予備機からの信号の受信に備えることができ、支障なく下り信号を受信できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。センター局に配置される本実施例の光終端システムは、現用光終端(OLT)ユニット10aと、予備OLTユニット10bと、制御ユニット10cからなる。現用OLTユニット10a及び予備OLTユニット10bの上流側は、スイッチ12、例えばレイヤ2又はレイヤ3のスイッチに接続する。スイッチ12は、更に、上位ネットワークに接続する。スイッチ12の送信(TX)ポートから出力される下り信号が、所定のフレーム単位、例えば、イーサネット(登録商標)フレーム単位で、現用OLTユニット10aと予備OLTユニット10bに供給される。スイッチ12とOLTユニット10a,10bとの間のインターフェースは、1000Base−T又は1000Base−SX等がある。
現用OLTユニット10aと予備OLTユニット10bは、同じ構成と機能からなる。在庫するOLTユニットを一種類で済ますことができ、また、OLT10a,10bの何れをも現用機にも予備機にもすることができるからである。現用OLTユニット10aの構成要素には、符号にaを付加し、予備OLTユニット10bの構成要素には符号にbを付加する。
各OLTユニット10a,10bは、現用機として動作しているときの通常モードと、予備機として切替えを待機しているときの切替え待機モードと、通常モードから停止に至る受動モードとを具備する。切替え待機モードでは、上り信号と下り信号を受信するのみで、その受信した信号を出力しない。本実施例では、現用OLTユニット10aが通常モードで動作し、予備OLTユニット10bが切替え待機モードで動作している。
OLTユニット10a,10bの下流側は、2:1の光カップラ14を介して光ファイバ16に接続する。光カップラ14は、OLTユニット10a,10bからの下り信号光を光ファイバ16に出力し、光ファイバ16から入力する上り信号光を2分割し、一方の分割上り信号光をOLTユニット10aに、他方の分割上り信号光をOLTユニット10bに供給する光素子である。
光ファイバ16以下は、PONシステムの光伝送路と各ユーザのONU22−1〜22−nからなる。即ち、光ファイバ16の他端は1:nの光カップラ18に接続する。光カップラ18は、光ファイバ16からの下り信号光をn分割、各分割信号光を光ファイバ20−1〜20−nに出力する。各光ファイバ20−1〜20−nの他端は、各ユーザの光終端装置(ONU)22−1〜22−nに接続する。
光カップラ12、光ファイバ16及び光カップラ18からなる部分は、広義には、2:Nの光カップラを構成する。従って、この部分を2:Nの単一の光カップラに変更してもよいことはいうまでもない。また、一本の光ファイバの光軸に沿って複数の1:2の光カップラを配置することより、各ユーザを収容するようにしてもよい。
各ONU22−1〜22−nは、上り信号光を光ファイバ20−1〜20−nに出力する。上り光信号は、現用OLTユニット(例えば、10a)に宛てた管理信号と、上位ネットワークに接続する機器に宛てたデータ信号を搬送する。OLTユニット10aに宛てた信号は、論理リンク確立のための制御信号及び応答信号などを含む。光カップラ18は、各光ファイバ20−1〜20−nからの上り光信号を光ファイバ16に出力する。光カップラ14は光ファイバ16からの上り光信号を2分割し、一方をOLTユニット10aのWDM(波長分割多重)光カップラ56aに供給し、他方をOLTユニット10bのWDM光カップラ56bに供給する。
OLT10aの基本動作と構成を説明する。スイッチ12からの下り信号フレームは、バッファとしてのメモリ30aとハッシュ計算回路32aに入力する。メモリ30aは、メモリ制御回路34aの制御下に、順次、スイッチ12からの下り信号フレームを記憶する。
通常モードでは、メモリ制御回路34aは、メモリ30aの記憶域を循環的に利用するリングバッファとしてメモリ30aを動作させ、記憶データを順次、CPU36aに出力する。ハッシュ計算回路32a及びハッシュテーブル36aは、通常モードでは使用されない。
他方、切替え待機モードでは、メモリ制御回路34aは、メモリ30aの記憶域に循環的に、スイッチ12からの下り信号フレームを書き込んでいくだけであり、記憶データを読み出さない。但し、メモリ30aの読み出しアドレスは、CPU38aからの指示に従い、逐次、更新される。メモリ30aの読み出されなかった下り信号上に、新しい下り信号が上書きされる。CPU38aからの読み出し許可に従い、メモリ制御回路34aは、その時点の読み出しアドレス以降の記憶信号をメモリ30aからCPU38aに読み出す。
ハッシュ計算回路32aは、フレーム単位でスイッチ12からの下り信号フレームのハッシュ値を計算する。ハッシュテーブル36aは、ハッシュ計算回路32aで計算されたハッシュ値と、そのフレームのメモリ30aの書込みアドレスとを対応付けて、記憶する。ハッシュテーブル36aは勿論、メモリ30aにその時点で記憶されている下り信号についてのみ、ハッシュ値と書込みアドレスの対応を記憶すればよい。
メモリ30aから読み出された下り信号は、CPU38aに入力する。この下り信号は、配下のONU22−1〜22−nに宛てた信号と、上位ネットワークからOLTユニット10aに宛てた制御信号、応答信号及び承認信号などの、OLTユニット10aと上位ネットワークとのネゴシエーションに関わる信号とを含む。CPU38aは、メモリ30aからの下り信号の内、OLTユニット10aに宛てた信号(制御信号、応答信号及び承認信号などを含む)を取り込み、それ以外の、配下のONU22−1〜22−nに宛てた信号を下りバッファ40aに出力する。CPU38aはまた、ONU22−1〜22−nに対する制御信号(論理リンクの登録や帯域割当てに使用されるGateフレーム等)を下りバッファ40aに出力する。下りバッファ40a内で、下り信号はレートを調節され、優先度順に出力順を制御される。CPU38aはまた、上位ネットワークからONU22−1〜22−nに宛てた下り信号の種別等を盗み見(スヌープ)する。
クロック発生装置48aは、下り信号の伝送レートに応じた周波数、例えば、1.25GHzの発振器を内蔵し、当該周波数のクロックを発生する。アイドルパターン発生装置50aは、クロック発生回路48aからのクロックに従い、IEEE802.3に規定されている、規格上/I2/と呼ばれているアイドルパターン(”0011111010 0110110101”)を繰り返し発生する。下りバッファ40aは、クロック発生装置48aの出力クロックに従い、記憶データをスイッチ42aに読み出す。スイッチ42aは、通常は、バッファ40の出力に接続しているが、切替え待機モードから通常モードへの移行の際に、所定期間だけ、アイドルパターン発生装置50aの出力に接続する。
スイッチ42aにより選択された下りバッファ40aの出力信号又はクロック発生装置50aからのクロックが、駆動回路44aに印加される。駆動回路44aは、スイッチ42aからの信号に従い電気/光変換器としてのレーザダイオード46aを駆動する。
レーザダイオード46aの出力光は、光スイッチ52aを介して光分波器54aに入力する。通常モードでは、CPU38aは、スイッチ52aを閉成状態に制御している。切替え待機モードでは、間違って下り信号光を出力してしまうのを防ぐために、CPU38aは、駆動回路44aを停止させ、且つ/または、スイッチ52aを開放状態に制御する。
光分波器54aは、PONの光伝送路に出力される下り信号光をモニタするために設けられており、光スイッチ52aからの下り信号の99%をWDM光カップラ56に供給し、残りを制御ユニット10cに供給する。WDM光カップラ56aは、光分波器54aからの下り信号光を光カップラ14に供給する。この下り信号光は、光カップラ14、光ファイバ16、光カップラ18及び光ファイバ20−1〜20−nからなるPONの光伝送路を介して各ONU22−1〜22−nに入射する。
各ONU22−1〜22−nは、上り信号光を光ファイバ20−1〜20−nに出力する。上り光信号は、現用OLTユニット(例えば、10a)に宛てた信号と、上位ネットワークに接続する機器に宛てた信号を搬送する。OLTユニット10aに宛てた信号は、論理リンク確立のための制御信号及び応答信号などを含む。光カップラ18は、各光ファイバ20−1〜20−nからの上り光信号を光ファイバ16に出力する。光カップラ14は光ファイバ16からの上り光信号を2分割し、一方をOLTユニット10aのWDM光カップラ56aに供給し、他方をOLTユニット10bのWDM光カップラ56bに供給する。
WDM光カップラ56aは、光カップラ14からの上り信号光をフォトダイオード等の光/電気変換器58aに供給する。光/電気変換器58aは、WDM光カップラ56aからの上り信号光を電気信号である上り信号に変換する。この上り信号は、バッファ60aを介してCPU38aに供給される。CPU38aは、上り信号の内、OLTユニット10a宛ての信号(LLID登録要求及び帯域要求など)を取り込み、上位ネットワーク宛ての上り信号を盗み見(スヌープ)する。通常モードでは、CPU38aは、バッファ60aからの信号のうち、上位ネットワーク宛ての上り信号をスイッチ12に供給するが、切替え待機モードでは、スイッチ12に供給せずにFIFOバッファに蓄えた後、破棄する。
CPU38aは、各ONU22−1〜22−nについてIGMPスヌーピング(Snooping)テーブル及びMACアドレステーブルを格納する記憶装置を具備する。切替え待機モードでは、現用機になったときに備えて、CPU38aは、ONU22−1〜22−nから現用OLTユニットへの上り信号の傍受結果によりIGMPスヌーピング(Snooping)テーブル及びMACアドレステーブルを逐次、更新する。GE−PONでは、現用OLTユニットと同じアルゴリズムで動作する予備OLTユニットは、現用OLTユニットからONU22−1〜22−nへのメッセージを傍受しなくても、ONU22−1〜22−nから現用OLTユニットへの上り信号、特にREPORTフレームなどの管理信号を傍受するだけで、現用OLTユニットによるONU22−1〜22−nの管理内容を把握できる。
制御ユニット10cの構成と基本動作を説明する。光分波器54aの分波光は、光分波器72で2分割され、一方の分割光がパワーモニタ70aに入力し、他方の分割光が、OLTユニット10aからONU22−1〜22−nに向けて出力される下り信号のモニタのために、光/電気変換器74に入力する。光/電気変換器74は入力する下り信号光を電気信号に変換する。フレーム化回路76は、光/電気変換器74から出力される下り信号を所定のフレーム、例えば、イーサネット(登録商標)フレームにまとめる。フレーム化回路76から出力される下り信号のフレームはGateフレームを含むので、Gateフレーム削除回路78が、フレーム化回路76で生成されるフレームからGateフレームを削除する。ハッシュ計算回路80は、Gateフレーム削除回路78から出力される各フレームのハッシュ値を算出する。
また、予備OLTユニット10bの光分波器54bからの分波光は、パワーモニタ70bに入力する。パワーモニタ70a,70bは、モニタ結果のパワー値を制御回路82に供給する。制御回路82は、パワーモニタ70a,70bのモニタ結果により、OLTユニット10,a10bの下り信号光出力の状態を監視する。
制御回路82はまた、ハッシュ計算回路80により計算されたハッシュ値を予備OLTユニット(ここでは、OLTユニット10b)のCPU38bに供給する。
通常モードでの現用OLTユニット10aの動作を説明する。スイッチ42aは、常時、下りバッファ40aの出力に接続し、スイッチ52aは、常時、閉成している。スイッチ12からの下り信号フレームは、メモリ30aでバッファされて、CPU38aに入力する。CPU38aは、メモリ30aからの下り信号の内、現用OLTユニット10aに宛てた信号(制御信号、応答信号及び承認信号などを含む)を取り込み、それ以外の、配下のONU22−1〜22−nに宛てた信号を下りバッファ40aに出力する。CPU38aはまた、ONU22−1〜22−nに対する制御信号を下りバッファ40aに出力する。
クロック発生装置48aは、下り信号の伝送レートに応じた周波数のクロックを発生する。下りバッファ40aは、クロック発生装置48aの出力クロックに従い、記憶データをスイッチ42aに読み出す。下りバッファ40aからの下り信号は、駆動回路44aに印加され、駆動回路44aは、下り信号に従いレーザダイオード46aを駆動する。
レーザダイオード46aの出力光は、光スイッチ52aを介して光分波器54aに入力する。光分波器54aは、光スイッチ52aからの下り信号パワーの99%をWDM光カップラ56に供給し、残りを制御ユニット10cの光分波器72に供給する。WDM光カップラ56aは、光分波器54aからの下り信号光を光カップラ14に供給する。この下り信号光は、光カップラ14、光ファイバ16、光カップラ18及び光ファイバ20−1〜20−nからなるPONの光伝送路を介して各ONU22−1〜22−nに入射する。
WDM光カップラ56aは、光カップラ14からの上り信号光をフォトダイオード等の光/電気変換器58aに供給する。光/電気変換器58aは、WDM光カップラ56aからの上り信号光を電気信号である上り信号に変換する。この上り信号は、バッファ60aを介してCPU38aに供給される。CPU38aは、上り信号の内、現用OLTユニット10a宛ての信号を取り込み、上位ネットワーク宛ての上り信号を盗み見(スヌープ)する。CPU38aは、バッファ60aからの信号のうち、上位ネットワーク宛ての上り信号をスイッチ12に供給する。
このとき、制御ユニット10cでは、光分波器54aからの分割光は、光分波器72で2分割され、一方の分割光がパワーモニタ70aに入力し、他方の分割光が光/電気変換器74に入力する。光/電気変換器74は光分波器72からの下り信号光を電気信号に変換する。フレーム化回路76は、光/電気変換器74から出力される下り信号を所定のフレームにまとめる。Gateフレーム削除回路78が、フレーム化回路76で生成されるフレームからGateフレームを削除する。ハッシュ計算回路80は、Gateフレーム削除回路78から出力される各フレームのハッシュ値を算出する。制御回路82は、ハッシュ計算回路80により計算されたハッシュ値を予備OLTユニット10bのCPU38bに供給する。
切替え待機モードでの予備OLTユニット10bの動作を説明する。切替え待機モードでは、CPU38bは、スイッチ52bを開放し、スイッチ42bをバッファ40bの出力側に接続している。但し、バッファ40bは、実質的に出力停止状態にある。
メモリ30bは、メモリ制御回路34bの制御下に、順次、スイッチ12からの下り信号フレームを循環的に記憶する。メモリ制御回路34bは、メモリ30bからの記憶データの読み出しを停止している。ハッシュ計算回路32bは、フレーム単位で下り信号フレームのハッシュ値を計算する。ハッシュテーブル36bは、下り信号フレームのハッシュ値と書込みアドレスとを対応付けて、記憶する。
CPU38bは、制御回路82からのハッシュ値と同じ値のハッシュ値をハッシュテーブル36bから検索し、同じハッシュ値のフレームを記憶するアドレスをハッシュテーブル36bから読み出す。CPU38bは、メモリ30bの読み出しアドレスを、メモリ30b上で同じハッシュ値を持つフレームの次のフレームのアドレスを示すように、メモリ制御回路34bに指示する。これにより、OLTユニット10aから出力された下り信号フレームは、予備OLTユニット10bのメモリ30bから削除される。
WDM光カップラ56bは、光カップラ14からの上り信号光をフォトダイオード等の光/電気変換器58bに供給する。光/電気変換器58bは、WDM光カップラ56bからの上り信号光を電気信号である上り信号に変換する。この上り信号は、バッファ60bを介してCPU38bに供給される。CPU38bは、上り信号の内、OLTユニット10a宛ての信号を取り込み、上位ネットワーク宛ての上り信号を盗み見(スヌープ)しつつ、破棄する。即ち、CPU38bは、上位ネットワークへの上り信号をスイッチ12に供給しない。盗み見の結果により、CPU38bは、各ONU22−1〜22−nについて、IGMPスヌーピング(Snooping)テーブル及びMACアドレステーブルを更新する。
切替え待機モードの予備OLTユニット10bでは、現用OLT10aユニットから未出力の下り信号が、メモリ30bに保存される。
このように、OLTユニット10aを現用機とし、OLTユニット10bを予備機として場合、現用OLTユニット10aは、通常モードで動作し、具体的には、上述のように、上位ネットワークからONU22−1〜22−nへの下り信号とONU22−1〜22−nから上位ネットワークへの上り信号を中継し、ONU22−1〜22−nの論理リンクの登録及び送信帯域の付与等を管理している。また、予備OLTユニット10bは、切替え待機モードで、下り信号と上り信号を傍受している。制御ユニット10cの制御装置82は、回路74〜80により、OLTユニット10aから光カップラ14に出力される下り信号のモニタを実行している。
現用OLTユニット10aから予備OLTユニット10bへの切替え手順と動作を説明する。ユーザの遠隔からの指示、図示しない操作装置による指示、又は、下り信号光を出力できないような現用OLT10aユニットの障害の検知に従い、制御ユニット10cの制御装置82は、以下の手順で、現用OLT10aから予備OLTユニット10bに切り替える。
予備OLTユニット10bは、切替え待機モードでは、上述のように動作して、スイッチ12からONU22−1〜22−nへの下り信号の内の最近の一定データ量分を常時、メモリ30bに記憶し、且つ、ONU22−1〜22−nから現用OLTユニット10a及び上位ネットワークへの上り信号を傍受して、ONU22−1〜22−nの動作内容、及び現用OLTユニット10aによるONU22−1〜22−nの管理内容を傍受している。スイッチ42bはバッファ40bの出力に接続し、スイッチ52bは開放されている。勿論、クロック発生装置48b及びアイドルパターン発生装置50bは動作しており、クロック発生装置48bは、所定周波数のクロックを発生している。
回路74〜80は、上述したように、現用OLTユニット10aのレーザダイオード46aから出力される下り信号光の内で、Gateフレーム以外のフレームについて、ハッシュ値を計算する。制御装置82は、計算されたハッシュ値を予備OLTユニット10bのCPU38bに供給する。予備OLTユニット10bのCPU38bは、制御装置82からのハッシュ値を、ハッシュテーブル36bに記憶される複数のハッシュ値と比較し、一致するハッシュ値に対応するアドレスの次のアドレスを読み出しアドレスとして指し示すように、メモリ制御回路34bを制御する。勿論、このとき、読み出しアドレスを変更するだけであり、メモリ30bからの読み出しは不能(Disable)になっている。このようにして、現用OLTユニット10aから下り信号が出力される度に、メモリ30bの読み出しアドレスが、未出力の下り信号を指し示すように更新される。
制御ユニット10cは、予備OLTユニット10bのメモリ30bにおける下り信号のバッファリングが正常に動作していることと、予備OLTユニット10bが上り信号を傍受できていることを確認し、その後、現用OLTユニット10aに受動モードへの移行を指示し、予備OLTユニット10bには通常モードへの移行を指示する。
受動モードでは、OLTユニット10aは、下り信号光をそのフレーム単位で出力完了した時点で、下り信号光の出力を停止し、スイッチ52aを開放する。また、現用OLTユニット10aは、ONU22−1〜22−nへの新たな帯域の割当てを停止する。帯域割当ての停止により、各ONU22−1〜22−nは、上り信号を出力できなくなる。受動モードは、管理情報を記憶するだけで、実質的に機能を停止した状態であり、予備機への切替え完了を待機するモードである。勿論、現用OLTユニット10aの下り信号光出力系が故障している場合、又は、現用OLTユニット10a全体が故障した場合、実際上、OLTユニット10aは、ONU22−1〜22−nに制御信号を送信できないし、下り信号光を出力できない。
通常モードへの移行の指示に従い、予備OLTユニット10bのCPU38bは、上り信号の上位ネットワークへの中継に備えて、スイッチ12への出力ポートを開放する。
CPU38bはまた、レーザダイオード46bからの光信号出力に備えて、スイッチ52bを閉成し、スイッチ42bをアイドルパターン発生装置50bの側に所定期間、例えば2μs程度、接続する。これにより、所定期間、アイドルパターン信号光が各ONU22−1〜22−nに供給される。アイドルパターン信号光をデータ信号光の前に各ONMU22−1〜22−nに送信することで、各ONU22−1〜22−nは、以後に受信する下り信号の同期検出に備えることができる。
スイッチ42bを下りバッファ40bの出力側に戻した後、CPU38bは、読み出しアドレスの示す記憶位置以降の、メモリ30bに記憶されている下り信号を読み出し、下りバッファ40bに供給する。即ち、メモリ30bをバッファとして動作させる。これにより、予備OLTユニット10bは、上位ネットワークから各ONU22−1〜22−nの下り信号を中継する役目を果たす。
例えば、a,b,c,d,e,f,・・・という下りフレームが続いていて、OLTユニット10aが下りフレームa,b,cの下り信号光を光カップラ14に出力している場合に、OLTユニット10bは、下りフレームcに続く、下りフレームd,e,f,・・・の下り信号光を光カップラ14に出力する。
各ONU22−1〜22−nは、OLTユニット10aからの下りフレームa,b,cを受信し、2μ秒だけ、OLTユニット10bからのクロックを受信し、その後に、OLTユニット10bからの下りフレームd,e,f,・・・を受信する。現用OLTユニット10aから予備OLTユニット10bへの切替えの間に、予備OLTユニット10bからの下り信号に同期するクロックを予めONU22−1〜22−nに送信するので、各ONU22−1〜22−nは、予備OLTユニット10bからの下り信号光を支障なく受信できる。
勿論、ONU22−1〜22−nが、下りフレームを重複して受信しても良い場合には、切替え待機モードでのメモリ30bの読出しアドレス管理で、現用OLTユニット10aから出力済みの下り信号を重複して記憶するようにしてもよい。この場合、現用OLTユニット10aの下り信号光の出力停止のタイミングが厳密でなくても良くなる。例えば、フレームdが重複してメモリ30bに記憶される場合、現用OLTユニット10aは、下りフレームdの信号光を出力途中で、出力を停止しても良い。
予備OLTユニット10bは、切替え待機モードで、上り信号を傍受していることで取得した情報を使って、ONU22−1〜22−nの論理リンクの登録及び送信帯域の付与等の、ONU22−1〜22−nの管理を引き継ぐ。
予備OLTユニット10bは、管理を正しく引き継げたことを確認すると、以後、通常モードで動作し、通常モードへの移行完了を制御ユニット10cの制御装置80に通知する。制御装置80は、OLTユニット10bからの通常モードへの移行完了の通知に従い、OLTユニット10aに受動モードから完全停止への移行、又はシャットダウンを指示する。
このようにして、本実施例では、上位ネットワークとONU22−1〜22−n間の通信を実質的に阻害することなしに、OLTを交換できる。予備OLTユニット10bがONU22−1〜22−nの管理を引き継ぐので、OLTの交換に通常伴う回線断が生じない。
OLTユニット10aからOLTユニット10bへの切替えと同様に、OLTユニット10bからOLTユニット10aへの切替えを行いたい場合には、要素72乃至80と同じ機能の要素を分波器54bの分波光に対しても設けておく。
OLTユニット10a,10bは、クロック発生装置48a,48bを共用しても、又は、クロック発生装置48a,48bとアイドルパターン発生装置50a,50bを共用してもよい。例えば、制御ユニット10cにクロック発生装置48a,48bに対応するクロック発生装置と、アイドルパターン発生装置50a,50bに対応するアイドルパターン発生装置を設け、このクロック発生装置の発生するクロックをバッファ40a,40bに供給し、アイドルパターン発生装置の発生するアイドルパターンをスイッチ42a,42bに供給する。
上記実施例を、複数台の現用機と1台の予備機を並列に配置し、任意の現用機を予備機に切り替える構成に拡張できることは明らかである。例えば、L2スイッチ又はL3スイッチと、現用機及び予備機との間に、切り替え対象の現用機に予備機を並列化できるセレクタを配置し、現用機及び予備機と光カップラ14に相当する光カップラとの間に、切り替え対象の現用機に予備機を並列化できるセレクタ光セレクタを配置すればよい。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。
符号の説明
10a,10b:光終端ユニット(OLTユニット)
10c:制御ユニット
12:L2スイッチ
14:光カップラ
16:光ファイバ
18:光カップラ
20−1〜20−n:光ファイバ
22−1〜22−n:光終端装置(ONU)
30a,30b:メモリ
32a,32b:ハッシュ計算回路
34a,34b:メモリ制御回路
36a,36b:ハッシュテーブル
38a,38b:CPU
40a,40b:下りバッファ
42a,42b:スイッチ
44a,44b:駆動回路
46a,46b:レーザダイオード(電気/光変換器)
48a,48b:クロック発生装置
50a,50b:アイドルパターン発生装置
52a,52b:光スイッチ
54a,54b:光分波器
56a,56b:WDM光カップラ
58a,58b:光/電気変換器
60a,60b:上りバッファ
70a,70b:パワーモニタ
72:光分波器
74:光/電気変換器
76:フレーム化回路
78:Gateフレーム削除回路
80:ハッシュ計算回路
82:制御回路

Claims (7)

  1. 単一のOLTユニットが、光伝送路を介して複数のユーザ装置と接続し、当該ユーザ装置を管理するPONシステムにおいて、現用OLTユニット(10a)を予備OLTユニット(10b)に切り替える方法であって、
    当該現用OLTユニット(10a)と当該予備OLTユニット(10b)の両方に上位ネットワークからの下り信号を供給し、当該現用OLTユニット(10a)と当該予備OLTユニット(10b)から出力される上位ネットワーク向けの信号を当該上位ネットワークに供給する第1の接続を用意し、
    当該現用OLTユニットと当該予備OLTユニットの両方に当該PONシステムの光伝送路からの上り信号を供給し、当該現用OLTユニットと当該予備OLTユニットから出力される当該PONシステムのユーザ装置向けの信号を当該光伝送路に供給する第2の接続(14)を用意し、
    当該予備OLTユニットを、下り信号と上り信号を傍受し、当該下り信号を所定量、メモリに記憶する切替え待機モードで動作させ、
    当該現用OLTユニットからの当該上り信号と下り信号の出力を停止し、
    当該予備OLTユニットから所定期間、アイドルパターンを当該光伝送路に出力させ、
    当該予備OLTユニットから当該メモリに記憶される下り信号を当該光伝送路に出力させ、
    当該予備OLTユニットが、当該ユーザ装置を管理する
    ことを特徴とするOLT切替え方法。
  2. 当該現用OLTユニットから出力される下り信号の内の所定の信号から第1のハッシュ値を計算し、
    当該切替え待機モードで、当該予備OLTユニットに当該上位ネットワークから入力する当該下り信号から第2のハッシュ値を計算し、
    同じ下り信号の、当該第2のハッシュ値と当該メモリへの書込みアドレスとをハッシュテーブルに記憶し、
    当該第1のハッシュ値と当該第2のハッシュ値の比較により、当該メモリの読み出しアドレスを変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のOLT切替え方法。
  3. 現用機である第1のOLTユニット(10a)と、
    予備機である第2のOLTユニット(10b)と、
    当該第1のOLTユニットから当該第2のOLTユニットへの切替えを制御する制御ユニット(10c)であって、当該第1のOLTユニットから出力される下り信号の、制御フレームを除くフレームの第1のハッシュ値を計算するハッシュ計算回路(80)を具備する制御ユニット
    とを具備する光終端システムであって、
    当該第2のOLTユニット(10b)が、
    上位ネットッワークからの下り信号を一時記憶するメモリ(30b)と、
    当該上位ネットワークからの下り信号から第2のハッシュ値を計算するハッシュ計算回路(32b)と、
    同じ下り信号の、当該第2のハッシュ値と当該メモリへの書込みアドレスとを記憶するハッシュテーブル(36b)と、
    当該メモリを書込みと読み出しを制御するメモリ制御回路であって、切替え待機モードでは、当該メモリからの読み出しを禁止した状態で、当該制御ユニットで計算される第1のハッシュ値に従い、当該メモリの読み出しアドレスを更新し、通常モードでは、当該メモリから記憶順に記憶信号を読み出させるメモリ制御回路(34b)と、
    電気信号を光信号に変換する電気/光変換器(46b)と、
    当該制御ユニットからの当該切替え待機モードから当該通常モードへの移行指示に従い、所定期間、当該電気/光変換器にアイドルパターン信号を印加し、その後、当該メモリからの下り信号を当該電気/光変換器に供給する切替え回路(42b,38b)
    とを具備することを特徴とする光終端システム。
  4. 当該第2のOLTユニットが、当該アイドルパターンを発生するアイドルパターン発生装置(50b)を具備することを特徴とする請求項3に記載の光終端システム。
  5. 当該制御ユニットが、当該アイドルパターンを発生するアイドルパターン発生装置を具備することを特徴とする請求項3に記載の光終端システム。
  6. 上位ネットッワークからの下り信号を一時記憶するメモリ(30b)と、
    当該上位ネットワークからの下り信号からハッシュ値を計算するハッシュ計算回路(32b)と、
    同じ下り信号の、当該ハッシュ値と当該メモリへの書込みアドレスとを記憶するハッシュテーブル(36b)と、
    当該メモリの書込みと読み出しを制御するメモリ制御回路であって、切替え待機モードでは、当該メモリからの読み出しを禁止した状態で、制御ユニットからのハッシュ値に従い、当該メモリの読み出しアドレスを更新し、通常モードでは、当該メモリから記憶順に記憶信号を読み出させるメモリ制御回路(34b)と、
    電気信号を光信号に変換する電気/光変換器(46b)と、
    当該制御ユニットからの当該切替え待機モードから当該通常モードへの移行指示に従い、所定期間、当該電気/光変換器にアイドルパターン信号を印加し、その後、当該メモリからの下り信号を当該電気/光変換器に供給する切替え回路(42b,38b)
    とを具備することを特徴とするOLTユニット。
  7. 更に、当該アイドルパターンを発生するアイドルパターン発生装置(50b)を具備することを特徴とする請求項6に記載のOLTユニット。
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