JP4911366B2 - Ponシステム及び局側装置 - Google Patents

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Description

本発明は、局側装置を複数設けることにより冗長化を図ったPON(Passive Optical Network)システム及び局側装置に関するものである。
光加入者線局側装置(Optical Line Terminal:以下「局側装置OLT」という)と、複数の光加入者線終端装置(Optical Network Unit:以下「宅側装置ONU」という)との間を、光ファイバ通信ネットワークを介して、双方向通信する光通信システムがある。
この光通信システムにおいて、局側装置OLTと各宅側装置ONUとの間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶ(Single Star)構成を有する光ファイバ通信ネットワークが構築,実用化されている。このネットワークの構成では、システムや通信機器などの構成は簡単になるが、1つの宅側装置ONUが、一本の光ファイバを占有しており、局側装置OLTにこの光ファイバを直接配線接続しなければならない。よって、宅側装置ONUがN局あれば、局側装置OLTから直接配線接続される光ファイバがN本必要となり、光通信システムの低価格化を図るのが困難である。
一方、局側装置OLTから配線接続される1本の光ファイバを、複数の宅側装置ONUで共有する光通信システムとしてのPON(Passive Optical Network)システムが実用化されている。このPONシステムは、FTTH(Fiber To The Home)やFTTB(Fiber To The Building)などのFTTxに適用されている低価格の光加入者用アクセス方式の1つである。
このPONシステムでは、特に外部からの電源供給を必要とせずに受動的に入力された信号を分岐・多重する受動型光カプラ(以下、単に「光カプラ」ともいう)と局側装置OLTとが、伝搬モードを単一とするシングルモードファイバ(Single Mode Fiber)などの光ファイバを介して接続されている。
1つの光通信システムには、宅側装置ONUは通常、複数存在し、光カプラで分岐された光ファイバが、各宅側装置ONUの数に合わせて布設されている。
局側装置OLTとN局の宅側装置ONUとは、光ファイバ及び光カプラを介して接続された1対Nの伝送を基本としている。上り回線は時分割多重(TDM)方式、下り回線はブロードキャストを用いることで宅側端末と局との通信を行う。これにより、1つの局側装置OLTに対して、多くの宅側装置ONUを割り当てることができ、全体的な設備コストを抑えることができる。
ところで、PONシステムの中には、局側装置OLTを現用系・予備系で二重化し、いずれか故障した場合に直ちに他の系に切替えることができるものが提案されている(下記特許文献1)。
この二重化PONシステムは、光カプラと局側装置OLTとの間の光ファイバ伝送路を二重化し、局側装置OLTにおいて二重化された光ファイバ伝送路からのデータをそれぞれメモリに書き込み、書き込まれたデータの比較を行い、比較の結果正常であれば、現用系・予備系の切替を許容する。
特開2001-119345号公報
前記光ファイバ伝送路を二重化したPONシステムにおいては、局側装置OLTにおいて、一つの設備内若しくは局舎内に近接した設置した現用装置及び予備装置(信号処理装置、光送受信装置等)の間の接続により二重化を実現している。
しかし地震などの災害により局舎所在地の建物損壊、停電及び光路破断などのトラブルが生じた場合、二重化システムが丸ごと稼動停止してしまうため、復旧に時間がかかってしまう。このため、局側装置OLTを地理的に離れた場所に複数設けて、より完全な二重化を図ったPONシステムが望まれている。
そこで、本発明は、局側装置OLTを地理的に離れた場所に複数設けることにより冗長化を実現した光通信システム及びこの光通信システムに対応可能な局側装置を提供することを目的とする。
本発明の光通信システムは、光カプラに接続される第一の局側装置と、前記光カプラに接続され、前記第一の局側装置から地理的に離れた場所に設置される第二の局側装置と、前記光カプラを通過した前記第一の局側装置と前記第二の局側装置との間の信号を中継する機能を有する少なくとも1つの宅内装置と備えることを特徴とする。
この構成の光通信システムであれば、第二の局側装置は、第一の局側装置と異なる長さの光ファイバを通して前記光カプラに接続されることになる。前記第一の局側装置は、前記第二の局側装置に信号を送りたい場合、前記宅側装置にこの信号を送れば、当該宅内装置は、この信号を中継して折り返す。折り返された信号は、光カプラを通して前記第二の局側装置に送信される。また、前記第二の局側装置は、前記第一の局側装置に信号を送りたい場合、前記宅側装置にこの信号を送れば、当該宅内装置は、この信号を中継して折り返す。折り返された信号は、光カプラを通して前記第一の局側装置に送信される。したがって、前記第一の局側装置と前記第二の局側装置との間で、随時通信を行うことが可能となり、相手の局側装置の状態を知ることができる。このため、前記第一の局側装置と前記第二の局側装置との間で、局側装置の切替をスムーズに行うことができる。
前記第一の局側装置は、前記第二の局側装置に向けて送信した信号が特定の1つの宅側装置を経由して前記第一の局側装置に戻ってくるまでの第一のループ時間を測定する第一の測定手段を有し、前記第二の局側装置は、前記第一の局側装置に向けて送信した信号が前記特定の1つの宅側装置を経由して前記第二の局側装置に戻ってくるまでの第二のループ時間を測定する第二の測定手段を有し、前記第一の局側装置又は前記第二の局側装置は、前記第一のループ時間と前記第二のループ時間との差分に基づいて、前記第一の局側装置・光カプラ間と、前記第二の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれを補正する補正手段を有することが好ましい。
この構成であれば、前記第一の局側装置・光カプラ間と、前記第二の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なっていても、その遅延時間のずれを補正することができるので、前記第一の局側装置と前記第二の局側装置との間で局側装置の切替を行うときに、一方の局側装置が持っている各宅側装置と局側装置との間の光伝送遅延時間の情報を、他方の局側装置が活用できる。
その結果、前記第一の局側装置の保有する当該局側装置と各宅側装置との間の第一の光伝送遅延時間と、前記第二の局側装置の保有する当該局側装置と各宅側装置との間の第二の光伝送遅延時間とは、前記第一の局側装置・光カプラ間と、前記第二の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれに応じた差異を吸収したものとなる。
また、前記第一の局側装置の保有する第一の内部時計16と前記第二の局側装置の保有する第二の内部時計16とは、前記第一の局側装置・光カプラ間と、前記第二の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれに応じて同期をとることが可能になる。
また、前記第一の局側装置、前記第二の局側装置のいずれか一方がPONシステムを運用する運用系の局側装置であり、前記第一の局側装置、前記第二の局側装置のいずれか他方が予備系の局側装置であり、前記運用系の局側装置は、前記予備系の局側装置に対して所定の信号を定期的に送信し、前記予備系の局側装置は、前記運用系の局側装置から前記所定の信号を受信したことに応じて当該所定の信号を前記運用系の局側装置に返信する構成とすれば、運用系の局側装置は、予備系の局側装置が正常に動作しているかどうかを判定することができる。
前記運用系の局側装置は、前記予備系の局側装置に対して、PONシステムを運用する局側装置への切り替え指示を行うこととすれば、前記予備系の局側装置は、前記運用系の局側装置から、PONシステムを運用する局側装置へ切り替え指示があった場合に、切り替えを行うことが可能である。
また、前記予備系の局側装置は、所定時間以上、前記運用系の局側装置からいずれか1つの宅側装置を経由して前記所定の信号が来ない場合、PONシステムを運用する局側装置へ切り替えを行うこととすれば、建物損壊、停電及び光路破断などのトラブルで前記第一の局側装置が故障した場合、前記第一の局側装置と前記第二の局側装置との間で局側装置の切替を自動的に行うことができる。
本発明のPONシステムにおける局側装置は、他の局側装置に対して、いずれか1つの宅側装置を経由して通信を行うための送信手段を有することを特徴とする。
この構成の局側装置であれば、地理的に離れた場所に設置される他の局側装置に信号を送りたい場合、前記宅側装置にこの信号を送れば、当該宅内装置は、この信号を中継して折り返す。折り返された信号は、光カプラを通して前記他の局側装置に送信される。したがって、この構成の局側装置を複数設置すれば、複数の局側装置の間で、随時通信を行うことが可能となり、相手の局側装置の状態を知ることができる。このため、建物損壊、停電及び光路破断などのトラブルが生じた場合、局側装置の切替をスムーズに行うことができる。
本発明の局側装置は、他の局側装置に向けて送信した信号が特定の1つの宅側装置を経由して当該局側装置に戻ってくるまでのループ時間を測定する測定手段を有することが好ましい。これにより、局側装置・光カプラ間の光ファイバの長さに応じて、ループ時間を測定することができる。
本発明の局側装置は、前記ループ時間と前記他の局側装置が測定したループ時間との差分に基づいて、当該局側装置・光カプラ間と、前記他の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれを補正する補正手段を有することが好ましい。この構成であれば、建物損壊、停電及び光路破断などのトラブルが生じた場合、複数の局側装置間で局側装置の切替を行うときに、一方の局側装置が持っている各宅側装置と局側装置との間の光伝送遅延時間の情報を他方の局側装置が活用できる。
以上のように本発明によれば、複数の局側装置を、距離を置いて分散して配置することで、既存のPONシステムに最低限のコスト増加で局側装置の二重化を行い、運用系と予備系とを任意に切り替えられるような冗長なシステムを実現することができる。したがって、広域の災害などにより局側装置が機能停止するリスクを減らすことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、2つの局側装置OLT1,2と複数の宅側装置ONU1〜N(Nは2以上の整数、例えばN=16〜32)とを、光ファイバで接続した光通信システムの構成例を示す概略図である。この光通信システムでは、局側装置OLT1,2のうち、局側装置OLT1を現用の局側装置とし、局側装置OLT2を予備の局側装置として運用している。なお、光ファイバの途中位置に光信号中継装置(図示せず)を設置することもある。
局側装置OLT1,2は、地理的に離れた場所にある各制御局局舎に備えられ、各宅側装置ONU1〜Nは加入者宅に備えられている。さらに、光通信システムは、局側装置OLT1,2に接続された幹線光ファイバ4a及び各宅側装置ONU1〜Nに接続された支線光ファイバ4b(以下、総称するときは「光ファイバ4」という)と、幹線光ファイバ4aと複数の支線光ファイバ4bとを接続するための光カプラ5とを備えている。前記局側装置OLT1,2に接続される各幹線光ファイバ4aの長さは、互いに異なっている。
宅側装置ONU1〜Nは、光ネットワークサービスを享受するための装置であり、宅内ネットワークを通してパーソナルコンピュータ(以下、単にPCという)などの端末装置に接続される。
光カプラ5は、外部からの電源供給を特に必要とせず、一方に接続された光ファイバ4aから入力される信号を受動的に分岐して、他方に接続された光ファイバ4bに出力することができ、これとは逆方向に、他方に接続された光ファイバ4bから入力される信号を受動的に分岐して、一方に接続された光ファイバ4aに出力することもできる。これにより、2つの局側装置OLT1,2に対して、多くの宅側装置ONU1〜Nを割り当てることができる。
このような機能を有する光カプラ5の構成例を図2に示す。この例では、光カプラ5は、2分岐を有する2対1の光カプラと、N分岐を有する1対Nの光カプラとをタンデムに接続して構成している。
宅側装置ONU1〜Nから見て、2つの局側装置OLT1,2を区別できないので、宅側装置ONU1〜Nは、1つの局側装置OLTが接続されているものとして振舞うことになる。
局側装置OLT1,2及び宅側装置ONU1〜Nを含むこの光通信システムは、例えば、ギガビットイーサネット(イーサネットは登録商標である)技術を取り込み、光ファイバを用いたGE−PONシステム(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)システムを構築している。このGE−PONシステムに従えば、局側装置OLT1,2と宅側装置ONU1〜Nとは、可変長なフレームを単位として、相互の通信を行う。このフレームは、サンプリング・データを含む同期ビット部と、データ部とを有している。
以下、宅側装置ONU1〜Nと局側装置OLT1,2との信号の、下り方向、上り方向の信号の送受信手順を概略説明する。
まず、インターネット網などの上位のネットワークから宅側装置ONU1〜Nへ向けて送られる下り方向の信号の流れを説明する。
インターネット網から信号を受け取った局側装置OLT1又は局側装置OLT2において、中継されるべき論理リンクを特定するために、所定のブリッジ処理が行われる。このとき、局側装置OLT1又は局側装置OLT2は、フレーム信号に、論理リンク識別子を含む同期ビット部やGE−PONシステムヘッダなどの情報を付加し、光信号に変換して、幹線光ファイバ4aに送る。この下りの光信号は、特定の宅側装置ONU1〜Nを指定した送信信号と、宅側装置ONU1〜Nを指定しないとの組み合わせで構成されており、途絶えることのない光連続信号となっている。
幹線光ファイバ4aに送られた光信号は、光カプラ5で分岐され、各支線光ファイバ4bを介して、各宅側装置ONU1〜Nに送られる。このとき、当該論理リンクを含んでいる宅側装置ONU1〜Nのみが、所定の光信号を取り込むことができる。そして、当該フレーム信号を取り込んだ宅側装置ONUは、宅内ネットワークインタフェースを中継し、PCなどの端末装置にデータを送る。
次に、各宅側装置ONU1〜Nからインターネット網などの上位のネットワークへ向けて送られる上り方向の信号の流れを説明する。
各PCからのデータは、各宅側装置ONU1〜Nを介して、光バースト信号(バーストとは、高速でオンオフされるパルス信号の集まりをいう)に変換される。光バースト信号を構成するビットの伝送レートは、例えばGE−PONシステムの場合1.25Gbpsである。
これらの光バースト信号は各支線光ファイバ4bを介して送信される。光バースト信号は、各宅側装置ONU1〜Nからの光バースト信号を含んでいる。そして、光カプラ5を介して、幹線光ファイバ4a上をそれぞれの光バースト信号が、多重化されて送られる。
このとき、これらの光バースト信号は、互いに時間的に競合しないように時分割で送信されるよう、制御を受けている。この制御は、局側装置OLT1から各宅側装置ONU1〜Nへデータを送信するとき、各宅側装置ONU1〜Nに対して、上り光信号を送信してもよい期間スロットが割り当てられ、制御フレームとして通知されることで行われる。したがって、同一の光通信システムにおいて、各宅側装置ONU1〜Nから送られる上り光信号は時間的競合を回避することができる。
このようにして、宅側装置ONU1〜Nと局側装置OLT1との相互の通信が行われる。
ここで、局側装置OLT1,2間の通信経路について説明する。局側装置OLT1,2は、それぞれ他の局側装置2,1の存在を認識している。しかし光カプラ5の構成上、局側装置OLT1,2どうしで直接通信することができない。そのため、局側装置OLT1又は局側装置OLT2から、任意の1台の宅側装置ONUを指定していったん必要な情報を送り、その宅側装置ONUからその情報をそのまま局側装置OLT1,2に返信してもらうことで、局側装置OLT1,2同士の通信を実現している。
図3は、局側装置OLT1から局側装置OLT2への通信経路を示す図であり、図4は、局側装置OLT2から局側装置OLT1への通信経路を示す図である。これらの通信において、宅側装置ONUを一種の中継局として利用している。すなわち、宅側装置ONUが返信した返信情報は、運用系予備系それぞれの局側装置OLT1,2に同時に送られ、予備系局側装置OLT2は運用系局側装置OLT1からの情報を取捨選択し、運用系局側装置OLT1は予備系局側装置OLT2からの情報を取捨選択してそれぞれの処理を行う。
図5は、光通信システムの運用系の局側装置OLT1、予備系の局側装置OLT2、及び宅側装置ONUの各構成を示す機能ブロック図である。
局側装置OLT1,2は、PONシステムと上位基幹回線とのインタフェースである上位インタフェースから受信した各宅側装置ONU向けデータを合成するデータ合成部11と、データ合成部11で合成された各宅側装置ONUへの送信信号を送信する光送信器12と、光の波長で光の送信信号と受信信号を分ける光合分波器13と、各宅側装置ONUからの光バースト信号を受信し、データ取得部15へ受け渡す光受信器14と、光受信器14から受信した各宅側装置ONUのバーストデータを上位インタフェースへ受け渡すデータ取得部15とを備えている。
さらに局側装置OLT1,2は、PONシステムのマスタークロックである内部時計16と、各宅側装置ONUへのクロック同期のために時刻情報を送信データに加えるための時刻情報送出部17と、各宅側装置ONUの送信タイミングを指示する情報を送信データに加えるための時分割多重スケジューラ18とを備える。
局側装置OLT1又は局側装置OLT2は、全宅側装置ONUに放送形態でデータを送信すると共に、各宅側装置ONUの返信時刻をスケジュールし、各宅側装置ONUのバーストデータが時間的に重なり合わないよう送信時刻を指示する。
一方、宅側装置ONUは、光の波長で光の送信信号と受信信号を分ける光合分波器31と、局側装置OLT1又は局側装置OLT2からデータを受信し、その中から自分宛のデータを分別して、PONシステムと家庭内ネットワークとのインタフェースである上位インタフェースに引き渡し、また局側装置OLTから指定された送信時刻に関する情報を取得する光受信器32と、上位インタフェースから受けたデータを送信スケジューラに従い光バースト送信する光送信器33と、局側装置OLTから指定された時刻に送信を行うようスケジューリングする送信スケジューラ34とを備えている。また、宅側装置ONUは、局側装置OLTから送られてきた時刻情報を抽出する時刻情報抽出部35と、時刻情報抽出部で抽出した時刻情報を基準にして更新される内部時計36とを備えている。
この構成により、宅側装置ONUは、局側装置OLTとクロック同期し、局側装置OLTの指示するタイミングで光バースト信号を送信する。
ここで、運用系の局側装置OLT1、予備系の局側装置OLT2に設けられた、本発明の機能を実現するための付加モジュールについて説明する。
局側装置OLT1は、予備系指示部21と予備系比較部22とを備える。予備系指示部21は、後述する4種類の情報(a)〜(d)を生成し、所定時間おきに、その情報(a)〜(d)のヘッダに、局側装置OLT2への折り返しを希望する通信である旨の情報を書き込み、中継機能を有する1台の宅側装置ONUに向けて送信する。また、予備系の局側装置OLT2が送信している間データを送信しないよう光送信器12を制御する。
また予備系比較部22は、光受信器14から受信した予備系の局側装置OLT2からの情報(a)〜(d)を抽出し、これらが予備系指示部21で生成し送信したデータと一致するかどうかを判定する。一致するならば予備系の局側装置OLT2は正常稼動しており、一致しないか若しくは情報を抽出できなかった場合は、局側装置OLT2は異常と判断する。
このような予備系指示部21と予備系比較部22の機能により、運用系の局側装置OLT1は、予備系の局側装置OLT2に必要な情報を伝え、同時に予備系の局側装置OLT2が返信してきた情報を比較確認することにより、予備系が正常に機能しているかどうかを判定することができる。
ここで4種類の情報(a)〜(d)とは、(a)接続されている宅側装置ONUのMACアドレス、PONシステムアドレスなどのリンク情報、(b)各宅側装置ONUと運用系の局側装置OLT1間の光伝送遅延時間の情報(以下「時間情報」という)、(c)予備系の局側装置OLT2が通信して良い次の時間、そして(d)予備系切替の指示の可否、の各情報をいう。なお前記時間情報には、運用系の局側装置OLT1から中継機能を有する宅側装置ONU(ONUiと表記する)を経由して局側装置OLT1に戻ってきた時間を測定した結果であるループ時間情報が含まれるものとする。
一方、予備系の局側装置OLT2は、情報複写部23と予備系設定部24と内部時計補正部25とを備える。
情報複写部23は、運用系の局側装置OLT1から受信したリンク情報、時間情報、及び予備系の局側装置OLT2が次に送信してよい時間に関する情報を複写し、光送信器12の出力データに加える。これにより、予備系の局側装置OLT2は、情報複写部23により受信した各種情報を返して正常稼動状態にあることを運用系の局側装置OLT1に伝えることができる。
予備系設定部24は、光受信器14の受信データから運用系の局側装置OLT1の前述の情報(a),(b)を抽出するとともに、前述の情報(c)を抽出し光送信器12の送信タイミングの設定を行う。また、運用系の局側装置OLT1から前記情報(d)により予備系への切替が指示された場合は、当該予備系の局側装置OLT2を、正常稼動している運用系の局側装置OLTとして起動させる。
なお、運用系の局側装置OLT1は、予備系へ切替の指示(d)を行うために、自己診断機能を持っていることが好ましい。ここで言う自己診断機能とは以下のようなものである。
(A)宅側装置ONUからの受信機能が劣化しているかどうかを診断する。例えば、宅側装置ONUからのバースト受信データからヘッダが読み取れない場合を劣化と診断する。
(B)光通信器出力の劣化を診断する。例えば光送信器12からの出力を99:1カプラなどで分岐して監視用フォトダイオードに繋いでおき、そこで受信した光パワーが一定値以下に下がった場合を劣化と診断する。
これらの(A)又は(B)に該当する場合、運用系の局側装置OLT1は、予備系へ切替指示を行う。
予備系の局側装置OLT2の内部時計補正部25は、予備系の局側装置OLT2から宅側装置ONUiを経由して当該局側装置OLT2に戻ってきたループ時間を測定し、このループ時間と、前述した運用系の局側装置OLT1から宅側装置ONUiを経由して局側装置OLT1に戻ってきたループ時間の情報とに基づいて、時間情報の補正、及び内部時計16を運用系の局側装置OLT1の内部時計16に一致させるための補正を行う。
以上の構成により、予備系の局側装置OLT2は、運用系の局側装置OLT1の持つ宅側装置ONUiとのリンク情報と時間情報とを取得し、その時間情報に対して、予備系の局側装置OLT2の光カプラ5からの距離などの予備系特有の状態に合わせた補正を行うことができる。この補正方法については、後に図6〜図8を用いて詳しく説明する。
次に、宅側装置ONUiの中継機能を実現する付加モジュールについて説明する。宅側装置ONUiは、付加モジュールとして、OLT情報複写部37を備えている。このOLT情報複写部37は、運用系の局側装置OLT1若しくは予備系の局側装置OLT2から受信した前述(a)〜(d)の4つの情報を抽出する機能を有する。すなわち、局側装置OLT1又は局側装置OLT2への折り返しを希望する通信であることを読み取れば、これらの情報をメモリに複写し、送信先を局側装置OLT2宛に書き換えて、そのまま宅側装置ONUiのバースト送信データに加える。すなわち、OLT情報複写部37は、運用系の局側装置OLT1と予備系の局側装置OLT2との情報の仲立ちをするため、必要な情報を抽出してそのままPONシステムへ返信する中継局としての機能を実現するものである。
以上の光通信システムにおける運用系の局側装置OLT1と予備系の局側装置OLT2との間の通信手順を説明する。
運用系の局側装置OLT1から 前述した4種類の情報(a)〜(d)を送信する。これらの情報(a)〜(d)は、いったん宅側装置ONUiに受信され、それぞれの局側装置OLT1,2に返信される(図3参照)。予備系の局側装置OLT2は情報(a)〜(d)を受信して処理する。さらに運用系の局側装置OLT1は、情報(a)〜(d)が宅側装置ONUiを経由して局側装置OLT1に戻ってきた時間であるループ時間を測定する。
予備系の局側装置OLT2は情報(a)〜(d)を取得し、情報複写部23に複写するとともに、情報(c)に基づいて予備系設定部24に送信時間帯の設定を施す。すなわち情報(c)に示す時間帯に、予備系設定部24に設定された設定情報を返すための通信を行うよう自身のスケジューリングを行う。
送信時間帯になれば、予備系の局側装置OLT2から、情報複写部23に複写された情報(a)〜(d)をそのまま送信する。予備系の局側装置OLT2からの情報はいったん宅側装置ONUiに受信され、それぞれの局側装置OLT1,2に返信される(図4参照)。運用系の局側装置OLT1は情報(a)〜(d)を受信して情報の比較を行う。これにより、局側装置OLT1は前述した自己診断を行うことができる。
予備系の局側装置OLT2は、これらの情報はもはや不要であるが、受信した際に媒体となる宅側装置ONUiとのループ時間を測定する。そしてこのループ時間と、運用系の局側装置OLT1から宅側装置ONUiを経由して局側装置OLT1に戻ってきた時間を測定した結果である前記ループ時間情報とを比較することにより、差分(後述する通信遅延時間Aに相当する)を算出し、運用系の局側装置OLT1から得た情報(b)の全宅側装置ONUに関する時間情報にこの差分を反映させる。これは運用系の局側装置OLT1・光カプラ5間と、予備系の局側装置OLT2・光カプラ5間のそれぞれの光ファイバの長さが異なる場合生じる、遅延時間のずれを補正するためである。
さらに局側装置OLT2はこの差分を用いて、内部時計補正部25により、内部時計16が運用系の局側装置OLT1の内部時計16に一致するように補正する。
この差分を求める方法を、図6〜図8を用いて詳しく説明する。
図6は、局側装置OLT1から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT1で受信される場合の、信号伝送タイミング図である。局側装置OLT1と宅側装置ONUiとの間の片道伝送時間をBとし、宅側装置ONUiで中継に要する時間をT0とする。局側装置OLT1から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT1で受信されるまでの時間T1は2B+T0に等しい。さらに、光カプラ5で分岐され局側装置OLT2で受信されるまでの時間は、T1から余分にAだけ増加する。この通信遅延時間A(前述した差分に相当)は、光カプラ5から局側装置OLT2までの光ファイバの距離と、光カプラ5から局側装置OLT2までの光ファイバの距離の差を光が伝送する時間となる。
図7は、局側装置OLT2から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT2で受信される場合の、信号伝送タイミング図である。局側装置OLT2と宅側装置ONUiとの間の伝送時間をCとする。局側装置OLT1から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT1で受信されるまでの時間T2は2C+T0に等しい。
図8は、いままで説明した時間A,B,Cの相互の関係を説明するための図である。図からわかるように、A+B=Cの関係がある。
局側装置OLT1が測定できる時間は、局側装置OLT1から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT1で受信されるまでの時間T1であり、局側装置OLT2が測定できる時間は、局側装置OLT2から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT2で受信されるまでの時間T2である。
そこで、通信遅延時間Aを時間T1,T2の関数として求める。前述したようにT1=2B+T0,T2=2C+T0の関係があるので、これらの関係を利用すると、
A=C−B=(T2−T0)/2−(T1−T0)/2=(T2−T1)/2
となる。この式により、時間T1,T2を測定することにより、通信遅延時間Aを求めることができる。
そこで、運用系の局側装置OLT1から遅延時間T1の情報を予備系の局側装置OLT2に送り、予備系の局側装置OLT2から運用系の局側装置OLT1に遅延時間T2の情報を送ることにより、局側装置OLT1,OLT2において、通信遅延時間Aを知ることができる。したがって、予備系の局側装置OLT2の内部時計補正部25は、内部時計16を運用系の局側装置OLT1に一致させるための補正を行うことができる。
このように内部時計16を一致させた上で、システムの運用を行っているときに、運用系の局側装置OLT1から予備系の局側装置OLT2への切替手順を、フローチャート(図9)を用いて説明する。
まず、予備系の局側装置OLT2は、タイマー設定(ステップS1)を行う。運用系の局側装置OLT1からの前述の情報(d)で、予備系へ切替の指示があった場合(ステップS2)、運用系の局側装置OLT1から予備系の局側装置OLT2への切り替えを行う。また所定時間以上、運用系の局側装置OLT1から宅側装置ONUを経由して予備系の局側装置OLT2に対するリンク情報、時間情報及び次の送信可能時刻の情報が来ない場合(ステップS3,S4)、何らかの事情により現用の局側装置OLT1が運用不能になったものとみなして、運用系の局側装置OLT1から予備系の局側装置OLT2への切り替えを行う。これらの切替えにより、他の制御局側局舎に設置されている予備の局側装置OLT2が運用されるようになる(ステップS5)。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
2つの局側装置OLT1,2と複数の宅側装置ONU1〜Nとを、光ファイバで接続した光通信システムの構成例を示す概略図である。 2つの局側装置OLT1,2に対して、多くの宅側装置ONU1〜Nを割り当てることができる光カプラ5の構成例を示す図である。 局側装置OLT1から局側装置OLT2への通信経路を示す図である。 局側装置OLT2から局側装置OLT1への通信経路を示す図である。 光通信システムの運用系の局側装置OLT1、予備系の局側装置OLT2、及び宅側装置ONUの各構成を示す機能ブロック図である。 局側装置OLT1から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT1で受信される場合の、信号伝送タイミング図である。 局側装置OLT2から、宅側装置ONUiに向けて送出された信号が、宅側装置ONUiで中継され、局側装置OLT2で受信される場合の、信号伝送タイミング図である。 時間A,B,Cの相互の関係を説明するための図である。 運用系の局側装置OLT1から予備系の局側装置OLT2への切替手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
4a,4b 光ファイバ
5 光カプラ
11 データ合成部
12,33 光送信器
13,31 光合分波器
15 データ取得部
14,32 光受信器
15 データ取得部
16,36 内部時計
17 時刻情報送出部
18 時分割多重スケジューラ
21 予備系指示部
22 予備系比較部
23 情報複写部
24 予備系設定部
25 内部時計補正部
34 送信スケジューラ
35 時刻情報抽出部
37 OLT情報複写部
OLT1,2 局側装置
ONU1〜i〜N 宅側装置

Claims (10)

  1. 局側装置と複数の宅側装置とを光カプラを介在させて光ファイバで結び、光通信を行うPON(Passive Optical Network)システムにおいて、
    光ファイバを通して前記光カプラに接続される第一の局側装置と、
    前記第一の局側装置から地理的に離れた場所に設置される第二の局側装置と、
    前記光カプラを通過した前記第一の局側装置と前記第二の局側装置との間の信号を中継する機能を有する少なくとも1つの宅内装置と備えることを特徴とするPONシステム。
  2. 前記第一の局側装置は、前記第二の局側装置に向けて送信した信号が前記宅側装置を経由して前記第一の局側装置に戻ってくるまでの第一のループ時間を測定する第一の測定手段を有し、
    前記第二の局側装置は、前記第一の局側装置に向けて送信した信号が前記宅側装置を経由して前記第二の局側装置に戻ってくるまでの第二のループ時間を測定する第二の測定手段を有し、
    前記第一の局側装置又は前記第二の局側装置は、前記第一のループ時間と前記第二のループ時間との差分に基づいて、前記第一の局側装置・光カプラ間と、前記第二の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれを補正する補正手段を有する請求項1記載のPONシステム。
  3. 前記第一の局側装置は、当該局側装置と各宅側装置との間の第一の光伝送遅延時間の情報を保有し、
    前記第二の局側装置は、当該局側装置と各宅側装置との間の第二の光伝送遅延時間の情報を保有し、
    前記第一の光伝送遅延時間と前記第二の光伝送遅延時間とは、前記第一の局側装置・光カプラ間と、前記第二の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれに応じた差異を有する請求項2記載のPONシステム。
  4. 前記第一の局側装置は第一の内部時計16を有し、前記第二の局側装置は第二の内部時計16を有し、
    前記第一の内部時計16と前記第二の内部時計16とは、前記第一の局側装置・光カプラ間と、前記第二の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれに応じた同期がとられている請求項2又は請求項3記載のPONシステム。
  5. 前記第一の局側装置、前記第二の局側装置のいずれか一方がPONシステムを運用する運用系の局側装置であり、前記第一の局側装置、前記第二の局側装置のいずれか他方が予備系の局側装置であり、
    前記運用系の局側装置は、前記予備系の局側装置に対して所定の信号を定期的に送信し、
    前記予備系の局側装置は、前記運用系の局側装置から前記所定の信号を受信したことに応じて当該所定の信号を前記運用系の局側装置に返信する請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のPONシステム。
  6. 前記運用系の局側装置は、前記予備系の局側装置に対して、PONシステムを運用する局側装置への切り替え指示を行うことができる請求項5記載のPONシステム。
  7. 前記予備系の局側装置は、所定時間以上、前記運用系の局側装置からいずれか1つの宅側装置を経由して前記所定の信号が来ない場合、PONシステムを運用する局側装置へ切り替えを行う請求項5又は請求項6記載のPONシステム。
  8. 複数の局側装置と複数の宅側装置とを光カプラを介在させて光ファイバで結び、光通信を行うPON(Passive Optical Network)システムに接続される局側装置であって、
    他の局側装置に対して、光カプラ及びいずれか1つの宅側装置を経由して通信を行うための送信手段を有することを特徴とするPONシステムにおける局側装置。
  9. 前記他の局側装置に向けて送信した信号が前記1つの宅側装置を経由して当該局側装置に戻ってくるまでのループ時間を測定する測定手段を有する、請求項8記載のPONシステムにおける局側装置。
  10. 前記ループ時間と前記他の局側装置が測定したループ時間との差分に基づいて、当該局側装置・光カプラ間と、前記他の局側装置・光カプラ間のそれぞれの光ファイバの長さが異なることによって生じる遅延時間のずれを補正する補正手段を有する請求項8又は請求項9記載のPONシステムにおける局側装置。
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